JP2022138546A - スイッチ - Google Patents

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Kohei Sugiyama
一志 前田
Kazushi Maeda
陽平 塚中
Yohei Tsukanaka
泰基 小山
Taiki Koyama
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Abstract

【課題】押込操作過程における操作負荷のピークを軽減するスイッチを提供する。【解決手段】スイッチは、揺動軸60から延伸する可動片61,62が揺動軸60を中心として揺動可能な可動部材6と、押込操作を受けて移動しながら可動片61,62を押圧する押圧部材4とを備え、可動片61,62は、押圧部材4からの押圧を受けて揺動する。押圧部材4は、押込操作による移動に伴い、可動片61,62に当接した状態で可動片61,62の延伸方向に沿って摺動する第1当接部41aと、押込操作による移動に伴い、可動片61,62に対して第1当接部41aと異なる位置に当接する第2当接部4cとを備える。押圧部材4は、当接した状態の第1当接部41aにて可動片61,62を移動方向と略直交する下方へ押圧する。また、押圧部材4は、第2当接部4cにて可動片62を移動方向と略平行な方向へ押圧する。【選択図】図6

Description

本発明は、押込操作を受けて機能するスイッチに関する。
電動工具の動作を制御するスイッチとして、押込操作を受けて回路を開閉するトリガスイッチが普及している。例えば、特許文献1には、シーソー状に回動する可動接片を備えたトリガスイッチが開示されている。
図10は、従来のトリガスイッチの内部を示す概略図である。図10は、特許文献1に開示されているタイプの従来のトリガスイッチを示している。図10に示す従来のトリガスイッチPA1は、シーソー状に回動する可動接片PA2と、押込操作を受けて移動しながら可動接片PA2を押圧するオシボPA3とを備えている。図10のトリガスイッチPA1では、トリガが押込操作を受けると、オシボPA3が、可動接片PA2の摺動面を押圧しながら、押圧方向と直交する方向へ摺動し、可動接片PA2をシーソー状に回動させる。
特開2015-099645号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているタイプの従来のトリガスイッチは、トリガの押込操作による移動方向と直交する方向へ可動接片PA2を押圧しながら、押込操作に応じて可動接片PA2上を摺動するため操作負荷が大きくなるという問題がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、操作負荷を軽減することが可能なスイッチの提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本願記載のスイッチは、揺動軸から延伸する可動片が前記揺動軸を中心として揺動可能な可動部材と、押込操作を受けて移動しながら前記可動片を押圧する押圧部材とを備え、前記可動片は、前記押圧部材からの押圧を受けて揺動するスイッチであって、前記押圧部材は、押込操作による移動に伴い、前記可動片に当接した状態で前記可動片の延伸方向に沿って摺動する第1当接部と、押込操作による移動に伴い、前記可動片に対して前記第1当接部と異なる位置に当接する第2当接部とを備え、前記押圧部材は、当接した状態の前記第1当接部及び前記第2当接部により前記可動片を押圧することを特徴とする。
また、前記スイッチにおいて、前記第1当接部を、前記押圧部材の移動方向に対して略直交する方向へ付勢する付勢部材を備え、前記第1当接部は、前記付勢部材に付勢されて、前記押圧部材の移動方向に対して略直交する方向へ前記可動片を押圧し、前記第2当接部は、前記押圧部材の移動方向に対して略平行な方向へ前記可動片を押圧することを特徴とする。
また、前記スイッチにおいて、押込操作による前記押圧部材の移動過程で、前記第1当接部が前記可動片に当接している区間は、前記第2当接部が前記可動片に当接している区間より長いことを特徴とする。
また、前記スイッチにおいて、固定接点を備え、前記可動部材は、前記可動片の前記揺動軸から延伸する先端近傍に可動接点を有し、前記可動片が揺動することにより、前記可動接点が前記固定接点に対して接離することを特徴とする。
本発明に斯かるスイッチは、押込操作を受けて移動しながら可動片を押圧する押圧部材を備え、可動片が、押圧部材からの押圧を受けて揺動するスイッチに適用される。本発明に係るスイッチは、押圧部材が、押込操作による移動に伴い、可動片に当接した状態で可動片の延伸方向に沿って摺動する第1当接部と、押圧による移動に伴い、可動片に対して第1当接部と異なる位置に当接する第2当接部とにより、可動片を押圧する。これにより、本発明に係るスイッチは、操作負荷を軽減することが可能である等、優れた効果を奏する。
本願記載のトリガスイッチの外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載のトリガスイッチの要部の一例を示す概略側面図である。 本願記載のトリガスイッチの要部の一例を示す概略分解図である。 本願記載のトリガスイッチが備える押圧部材及び押圧部材の周辺の部材の断面の一例を示す概略側断面図である。 本願記載のトリガスイッチが備える可動部材の一例を示す概略斜視図である。 本願記載のトリガスイッチの一部を拡大して示す概略側面図である。 本願記載のトリガスイッチの一部を拡大して示す概略側面図である。 本願記載のトリガスイッチの一部を拡大して示す概略側面図である。 トリガスイッチに関する力学的関係を示すグラフである。 トリガスイッチに関する力学的関係を示すグラフである。 従来のトリガスイッチの内部を示す概略図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
<適用例>
本願記載のスイッチは、モータ等の駆動部を備える電動ドリル、電動ノコギリ、電動ドライバ、電動レンチ、電動グラインダ等の電動工具をはじめとする様々な電動装置に組み込まれるトリガスイッチに適用可能である。以下の実施形態では、図面を参照しながら、電動工具に組み込まれるトリガスイッチTSを例示して、本願記載のスイッチを説明する。
<実施形態>
<構成例>
図1は、本願記載のトリガスイッチTSの外観の一例を示す概略斜視図である。図1は、電動工具等の様々な電動装置に組込可能なトリガスイッチTSの外観を示している。トリガスイッチTSは、電動装置の操作者が操作するスイッチであり、操作者がトリガスイッチTSのトリガ1を押し込む押込操作をすることにより、電動装置に内蔵された電動モータ等の駆動部が駆動する。トリガスイッチTSは、電動装置に組み込まれる略直方体状の筐体2と、操作者が押込可能なトリガ1とを備えている。筐体2は、2つの半体を組み合わせて形成されている。
トリガスイッチTSの内部構成について説明する。図2は、本願記載のトリガスイッチTSの要部の一例を示す概略側面図である。図3は、本願記載のトリガスイッチTSの要部の一例を示す概略分解図である。図2及び図3は、トリガスイッチTSの内部構成を視認するためトリガスイッチTSのトリガ1と筐体2の図2に向かって手前側の半体とを取り外して示している。なお、以降の説明において、トリガスイッチTSの方向については、図2に向かって左側を左、右側を右、上側を上、そして下側を下として表現するが、説明の便宜上の方向であり、トリガスイッチTSの使用の際の方向を限定するものではない。
トリガスイッチTSは、軸部材3と、押圧部材4と、復帰部材5と、可動部材6と、第1端子部材7と、第2端子部材8とを備えている。筐体2の左側の側面には、略円状の貫通孔20が開設されており、軸部材3は、貫通孔20を通って筐体2の内外を貫通している。押圧部材4、復帰部材5、可動部材6、第1端子部材7及び第2端子部材8は、筐体2内に収容されている。
軸部材3は、トリガ1が受けた押込操作を押圧部材4に伝達する部材である。軸部材3は、長手方向が左右方向となるように略水平に配置された略棒状のプランジャである。軸部材3において、筐体2の貫通孔20を貫通する部分の径方向の断面は、貫通孔20の内径より若干小さい外径の略円状をなしている。軸部材3の左端側には、図1に例示したトリガ1が取り付けられ、右端側には押圧部材4が取り付けられている。操作者がトリガ1に対して押込操作を行った場合、押込操作を受けて右方向へ移動するトリガ1と共に軸部材3は右方向へ移動する。
図4は、本願記載のトリガスイッチTSが備える押圧部材4及び押圧部材4の周辺の部材の断面の一例を示す概略側断面図である。図2乃至図4を用いて押圧部材4について説明する。押圧部材4は、軸部材3と共に移動して可動部材6を押圧する部材である。押圧部材4の外形は、それぞれ直方体状をなす上体4a及び下体4bを上下に連結させた形状をなしており、上体4aに対して下体4b側が右側にずれている。押圧部材4は、軸部材3の右端に、上体4aの左側面が取り付けられており、操作者の押込操作を受けて、トリガ1及び軸部材3と共に右方向へ移動する。押圧部材4は、押込操作を受けて移動しながら、下方に配置された可動部材6を押圧する。押圧部材4の上体4aの右側面側には、圧縮コイルバネ等の復帰バネを用いた復帰部材5が配置されており、押圧部材4を左方向へ付勢している。操作者が押込操作を解除すると、復帰部材5に押圧されて、トリガ1、軸部材3及び押圧部材4は、左方向へ移動する。
押圧部材4の内部には、下端の面から上方へ延びる略円柱状に穿設された開口部40が形成されている。開口部40の下端は、押圧部材4の下端で開放されており、開口部40の上端は、押圧部材4内部の内天面となっている。開口部40の内側には、可動部材6を押圧する当接部材41と、当接部材41を下方へ付勢する付勢部材42とが収容されている。当接部材41は、上部が略円柱状で下部が略円錐状をなすプッシャであり、開口部40の側壁に案内されて上下に移動可能に収容されている。円錐の頂点に相当する当接部材41の下端は、第1当接部41aとして可動部材6に当接する。付勢部材42は、圧縮コイルバネ等の付勢力を有する部材にて形成されている。付勢部材42の上端は、開口部40の上端となる内天面に接し、付勢部材42の下端は、当接部材41の上端に接して、当接部材41を下方へ付勢している。付勢部材42は、第1当接部41aを備える当接部材41を、押圧部材4の移動方向である左右方向に対して略直交する方向である下方向へ付勢する。当接部材41の第1当接部41aは、付勢部材42に付勢されて、押圧部材4の移動方向である左右方向に対して略直交する方向である下方向へ、可動部材6を押圧する。
押圧部材4の下体4bの右下の角となる辺は、可動部材6に対して第1当接部41aと異なる位置に当接する第2当接部4cとなっている。押圧部材4が右側へ移動することにより、第2当接部4cは、移動方向と略平行な右側へ可動部材6を押圧する。
復帰部材5は、右方向へ移動した押圧部材4を元の位置に復帰させる部材である。復帰部材5は、圧縮コイルバネ等の復帰バネを用いた部材であり、押圧部材4の右方に配置されている。復帰部材5の右端は、筐体2の内壁に接しており、左端で押圧部材4を左方向へ付勢する。
図5は、本願記載のトリガスイッチTSが備える可動部材6の一例を示す概略斜視図である。図2乃至図5を用いて可動部材6について説明する。可動部材6は、押圧部材4からの押圧を受けて揺動し、第1端子部材7及び第2端子部材8の間を電気的に接離する部材である。可動部材6は、揺動軸60と、揺動軸60から右方向へ延伸する第1可動片61と、揺動軸60から左方向へ延伸する第2可動片62とを備えている。可動部材6は、導電性の金属板を屈曲して形成されている。
揺動軸60は、金属板を円弧状に屈曲して形成されており、第1端子部材7に嵌め込まれて揺動可能に支持されている。揺動軸60から右方向へ延伸する第1可動片61と、左方向へ延伸する第2可動片62とは、上側で鈍角を形成している。第1可動片61及び第2可動片62の上面には、押圧部材4の第1当接部41aが当接した状態で摺動する摺動板63が貼り付けられている。摺動板63は、第1当接部41a及び第2当接部4cの上面に貼り付けられ、揺動軸60の部分では、第1当接部41aの上面の付け根部分と、第2当接部4cの上面の付け根部分とを渡すように取り付けられている。第1可動片61の先端近傍には、下面に可動接点610が取り付けられている。
可動部材6は、トリガ1が押込操作を受けた場合、押圧部材4の第1当接部41a及び第2当接部4cに押圧されて、揺動軸60を揺動中心として、右回り(時計回り)に揺動する。可動部材6が、右回り(時計回り)に揺動した場合、第1可動片61が下がり、可動接点610が、第2端子部材8に取り付けられた固定接点80に当接し、第1端子部材7及び第2端子部材8の間が導通する。
第1端子部材7は、トリガスイッチTSを外部の回路と電気的に接続する端子となる部材である。第1端子部材7は、下部が外部の回路に接続される第1外部端子70となっており、第1外部端子70から上方へ第1内部端子片71が延伸している。第1内部端子片71は、上方へ延び、途中で略直角に屈曲して右方向へ水平に延びている。第1内部端子片71の水平部分には、上面で可動部材6の揺動軸60を受けるべく凹状に屈曲した受け部72が形成されている。第1端子部材7は、受け部72により、可動部材6を揺動可能に支持している。
第2端子部材8は、トリガスイッチTSを外部の回路と電気的に接続する端子となる部材である。第2端子部材8は、下部が外部の回路に接続される第2外部端子81となっており、第2外部端子81から上方へ第2内部端子片82が延伸している。第2内部端子片82は、上方へ延び、途中で略直角に屈曲して右方向へ水平に延びている。第2内部端子片82の水平部分の先端近傍には、上面に固定接点80が取り付けられている。固定接点80は、揺動する可動部材6の可動接点610と接離する。
<動作例>
以上のように構成された本願記載のトリガスイッチTSの動作について説明する。図6は、本願記載のトリガスイッチTSの一部を拡大して示す概略側面図である。図6は、トリガスイッチTSのトリガ1及び筐体2の手前側の半体を外し、押圧部材4及び可動部材6の周辺を拡大して示している。図6は、トリガ1の押込操作を受けていない基準位置の状態を示している。基準位置において、可動部材6は、第2可動片62の延伸方向が略水平方向となり、第1可動片61の延伸方向が略右斜め上となっている。押圧部材4の第1当接部41aは、可動部材6の第2可動片62の上面の摺動板63に当接し、第2可動片62を下方へ押圧している。押圧部材4の第2当接部4cは、可動部材6の第1可動片61の上面の摺動板63に当接している。可動部材6の第1可動片61に取り付けられた可動接点610は、第2端子部材8に取り付けられた固定接点80と離隔しており、第1端子部材7及び第2端子部材8の間の回路は開いている。
図7は、本願記載のトリガスイッチTSの一部を拡大して示す概略側面図である。図7は、図6に示す状態から、操作者による押込操作が行われ、トリガ1及び軸部材3と共に、押圧部材4が右方向へ移動した状態を示している。押込操作による押圧部材4の移動に伴い、第1当接部41aは、揺動軸60を越えて第1可動片61上の摺動板63に接し、第1可動片61を下方へ押圧する。可動部材6は、第1当接部41aからの下方への押圧により、右回りで揺動する方向に付勢される。押圧部材4の移動に伴い、第2当接部4cは、第1可動片61を右方へ押圧する。可動部材6は、第2当接部4cからの右方への押圧により、右回りで揺動する方向に付勢される。第1当接部41aによる押圧は、押圧部材4の移動方向と略直交する方向への付勢部材42による付勢力による押圧である。第2当接部4cによる押圧は、押込操作による押圧部材4の移動方向と略平行な方向への押圧であり、押込操作による可動部材6を右回りに揺動させる力が、第1当接部41aと比べて第1可動片61に伝わりやすい。押圧部材4から第1当接部41a及び第2当接部4cにて押圧された可動部材6は、右回りの揺動を開始する。
図8は、本願記載のトリガスイッチTSの一部を拡大して示す概略側面図である。図8は、図7に示す状態から、更に、押込操作が行われ、トリガ1及び軸部材3と共に、押圧部材4が右方向へ移動した状態を示している。図8は、可動部材6が揺動範囲の限界まで揺動した状態であり、第1可動片61の延伸方向が略水平方向となり、第2可動片62の延伸方向が略左斜め上となっている。押込操作による押圧部材4の移動に伴い、第1当接部41aは、第1可動片61に当接した状態で、第1可動片61の延伸方向に沿って摺動し、第1可動片61を下方へ押圧する。可動部材6が所定角度以上に揺動すると、第2当接部4cは、第1可動片61から離隔する。可動部材6の第1可動片61に取り付けられた可動接点610は、第2端子部材8に取り付けられた固定接点80に当接しており、第1端子部材7及び第2端子部材8の間の回路は閉じている。
図8に示す状態から、操作者が押込操作を解除すると、復帰部材5に付勢されて押圧部材4は、左方向へ移動し、図6に示す基準位置に復帰する。
<力学的効果>
図9A及び図9Bは、トリガスイッチTSに関する力学的関係を示すグラフである。図9Aは、第1当接部41a及び第2当接部4cにより可動部材6を押圧する本願記載のトリガスイッチTSに関する力学的関係を示している。図9Bは、オシボPA3(第1当接部41aに相当)のみにより可動接片PA2(可動部材6に相当)を押圧する図10に例示した従来のタイプのトリガスイッチPA1に関する力学的関係を比較のために示している。図9A及び図9Bにおいて、横軸は、トリガ1のストローク(押込量)の長さを示しており、縦軸は、操作に要する荷重を示している。実線は、トリガ1を押し込む場合のストローク及び荷重の関係を示しており、点線は、トリガ1を戻す場合のストローク及び荷重の関係を示している。
押込操作の過程において、押込操作の開始からストロークが所定長に達するまでは、第1当接部41aに加えて第2当接部4cでも可動部材6を押圧するため、第1当接部41aのみで押圧する場合と比べて荷重が大きくなる。しかしながら、第2当接部4cは、押込操作による力が第1可動片61に伝わりやすいため、押込操作の途中に発生する荷重のピーク部分では、荷重の最大値を抑制している。言い換えれば、押込操作による押圧部材4の移動過程において、第1当接部41aは、第1可動片61又は第2可動片62に常時当接しており、第2当接部4cは、押込操作の開始からストロークが所定長に達するまで第1可動片61に当接している。即ち、押込操作による前記押圧部材の移動過程で、第1当接部41aが第1可動片61又は第2可動片62に当接している区間は、第2当接部4cが第1可動片61に当接している区間より長い。第1当接部41aは、常時、可動部材6を下方向へ押圧しているが、可動部材6を揺動させる力として加わりにくい区間では、第1当接部41aに加えて、第2当接部4cが、可動部材6を右方向へ押圧するので、可動部材6を小さい力で揺動させることができる。
以上のように本願記載のトリガスイッチTSは、押込操作による押圧部材4の移動に伴い、可動片(第1可動片61、第2可動片62)に当接した状態で可動片(第1可動片61、第2可動片62)の延伸方向に沿って摺動する第1当接部41aと、可動片(第1可動片61)に対して第1当接部41aと異なる位置に当接する第2当接部4cとにより、可動片(第1可動片61、第2可動片62)を押圧する。これにより、本願記載のトリガスイッチTSは、押込操作過程における操作負荷のピークを軽減することが可能である等、優れた効果を奏する。特に、第2当接部4cを、押圧部材4の移動方向に対して略平行な方向へ可動片(第1可動片61)を押圧するように設計したトリガスイッチTSの場合、第2当接部4cによる押圧が、押込操作による押圧部材4の移動方向と略平行な方向への押圧となり、押込操作による可動部材6を右回りに揺動させる力が、第1当接部41aと比べて可動片(第1可動片61)に伝わりやすくなる。従って、本願記載のトリガスイッチTSは、押込操作過程における操作負荷のピークを、より軽減することが可能である等、優れた効果を奏する。
本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、他の様々な形態で実施することが可能である。そのため、上述した実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の技術範囲は、請求の範囲によって説明するものであって、明細書本文には何ら拘束されない。更に、請求の範囲の均等範囲に属する変形及び変更は、全て本発明の範囲内のものである。
例えば、前記実施形態では、電動工具に組み込まれるトリガスイッチTSに適用する形態を示したが、本発明はこれに限らず、シーソー状の可動部材6を有する様々なスイッチに適用することが可能である。
また、例えば、前記実施形態では、第1可動片61及び第2可動片62を有する可動部材6を用いた形態を例示したが、本発明はこれに限らず、揺動軸60から一方へのみ可動片が延伸する可動部材6を用いる等、様々な形態に適用することが可能である。
TS トリガスイッチ(スイッチ)
1 トリガ
2 筐体
3 軸部材
4 押圧部材
4c 第2当接部
41 当接部材
41a 第1当接部
42 付勢部材
5 復帰部材
6 可動部材
60 揺動軸
61 第1可動片
610 可動接点
62 第2可動片
63 摺動板
7 第1端子部材
8 第2端子部材
80 固定接点

Claims (4)

  1. 揺動軸から延伸する可動片が前記揺動軸を中心として揺動可能な可動部材と、押込操作を受けて移動しながら前記可動片を押圧する押圧部材とを備え、前記可動片は、前記押圧部材からの押圧を受けて揺動するスイッチであって、
    前記押圧部材は、
    押込操作による移動に伴い、前記可動片に当接した状態で前記可動片の延伸方向に沿って摺動する第1当接部と、
    押込操作による移動に伴い、前記可動片に対して前記第1当接部と異なる位置に当接する第2当接部と
    を備え、
    前記押圧部材は、当接した状態の前記第1当接部及び前記第2当接部により前記可動片を押圧する
    ことを特徴とするスイッチ。
  2. 請求項1に記載のスイッチであって、
    前記第1当接部を、前記押圧部材の移動方向に対して略直交する方向へ付勢する付勢部材を備え、
    前記第1当接部は、前記付勢部材に付勢されて、前記押圧部材の移動方向に対して略直交する方向へ前記可動片を押圧し、
    前記第2当接部は、前記押圧部材の移動方向に対して略平行な方向へ前記可動片を押圧する
    ことを特徴とするスイッチ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のスイッチであって、
    押込操作による前記押圧部材の移動過程で、前記第1当接部が前記可動片に当接している区間は、前記第2当接部が前記可動片に当接している区間より長い
    ことを特徴とするスイッチ。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のスイッチであって、
    固定接点を備え、
    前記可動部材は、
    前記可動片の前記揺動軸から延伸する先端近傍に可動接点を有し、
    前記可動片が揺動することにより、前記可動接点が前記固定接点に対して接離する
    ことを特徴とするスイッチ。
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