JP2022125501A - 機械式駐車設備 - Google Patents
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Abstract
【課題】 パレット下端から車路面までの高さが異なるパレットの車路面を同一高さに支持する構成がコンパクトな機械式駐車設備を提供する。【解決手段】 パレットの被支持部に対する車路面の高さが相対的に低い第1パレット及びパレットの被支持部に対する車路面の高さが相対的に高い第2パレットと、乗入階で車両を搭載したパレットを昇降させる搬器とを備え、乗入階は、搬器が第2パレットを載置して乗入階に下降したときには昇降路から退避した退避位置にあり、搬器が第1パレットを載置して乗入階に下降したときには昇降路に進出する進出位置となって第1パレットの車路面を乗入床と同一レベルに支持する可動式パレット受を備える。可動式パレット受は、水平方向に回動して昇降路に進出又は退避する。【選択図】 図3
Description
本発明は、パレット下端から車路面までの高さが異なるパレットを混在して利用できる機械式駐車設備に関する。
従来、入庫時及び出庫時ともに車両の前進運転が可能なように、乗入階において入出庫する乗入床や搬器にパレット旋回装置(180度旋回式等)が備えられた機械式駐車設備がある。
一方、この種の機械式駐車設備においても、車いす使用者が利用できるように障害物(凹凸物)を取り除いたバリアフリー化が求められている。例えば、エレベータ式駐車装置におけるバリアフリー化の要件に、車両を搭載するパレットの上面(車路面)全体を平坦にすることと、この上面が平坦なパレットが乗入階に配置されたときに、周囲のデッキや乗入床との段差を小さくして車いすの走行が行えるようにすること、が求められている。
そこで、本出願人は、この種の先行技術として、通常のパレットと車路面が平坦になったパレットとを混在して格納できるようにした機械式駐車設備を出願した(例えば、特許文献1参照)。この機械式駐車設備では、通常のパレットを乗入階で支持するときには、固定側の柱から昇降路に揺動アームを出し、揺動アームの上端に設けられた支持部材でパレットを支持するようにしている。
しかし、上記特許文献1に係る発明では、固定側の柱から昇降路に進出させる揺動アームの進出量を大きくすることが難しく、パレットの支持位置が限られる場合がある。例えば、パレットの支持位置をより内側(パレット中心方向)に変更するためには、揺動アームなどの構成が大きくなり、適用が難しい場合がある。
そこで、本発明は、被支持部から車路面までの高さが異なるパレットの車路面を同一高さに支持する構成をコンパクトに形成できる機械式駐車設備を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、パレットの被支持部に対する車路面の高さが相対的に低い第1パレット及びパレットの被支持部に対する車路面の高さが相対的に高い第2パレットと、車両を前記第1パレット又は前記第2パレットとの間で入出庫させる乗入階と、前記第1パレット及び前記第2パレットを格納部との間で昇降させる搬器と、を備えた機械式駐車設備であって、前記乗入階は、第2パレットを乗入階に配置するときには車路面が乗入床と同一レベルになる位置まで第2パレットが下降することを妨げない位置に退避し、第1パレットを乗入階に配置するときには進出位置となって前記第1パレットの車路面を乗入床と同一レベルに支持する可動式パレット受を備えており、前記可動式パレット受は、少なくとも前記昇降路の四隅部分に備えられ、水平方向に回動することで前記進出位置に進出又は前記進出位置から退避するように構成されている。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「四隅」は、平面視が矩形状のパレットを適切に支持できる範囲を含む。
この構成により、車路面の高さが相対的に低い第1パレットを乗入階で支持するときには、可動式パレット受を昇降路に進出させた進出位置として第1パレットを支持して車路面を乗入床と同一レベルに支持することができる。車路面の高さが相対的に高い第2パレットを乗入階で支持するときには、例えば、可動式パレット受は昇降路から退避した退避位置の状態で、第2パレットを載置した搬器を所定の位置で停止させて車路面を乗入床と同一レベルに支持することができる。このように、車路面の高さが相対的に低い第1パレットは進出位置にある可動式パレット受で支持し、車路面の高さが相対的に高い第2パレットは、その車路面が乗入床と同一レベルになる位置まで下降することを妨げない位置まで可動式パレット受を退避させることで、パレットの被支持部から車路面までの高さが異なるパレットの車路面を乗入階の乗入床に合わせることができる。なお、乗入階における第2パレットの支持方法には、第2パレットを載置した状態の搬器を停止(後述する図7参照)させること以外に、前記可動式パレット受とは別のパレット受により支持(後述する図8参照)することなどが考えられる。
また、前記可動式パレット受は、前記パレットの車路面を下方から支持するように構成されていてもよい。
このように構成すれば、可動式パレット受でパレットの車路面を下方から支持するため、車両のタイヤに近い部分を適切に支持することができる。
また、前記可動式パレット受は、前記昇降路の前部では前記第1パレットを直接支持する支持部が該昇降路の長手方向中央部から長手方向前方に向けて回動して進出するように構成され、前記昇降路の後部では前記支持部が該昇降路の長手方向中央部から長手方向後方に向けて回動して進出するように構成されていてもよい。
このように構成すれば、可動式パレット受によってパレットの前端部と後端部における四隅を支持し、かつ、昇降路から退避した状態で可動式パレット受をパレットの長手方向両端の内側に収めることができる。
また、前記可動式パレット受は、鉛直方向に設けられた支持軸と、前記支持軸の回りで回動する支持部材と、前記支持部材を前記支持軸の回りで回動させる駆動機と、を備え、前記第1パレットの前記乗入階への配置時に、前記駆動機を同時に駆動して前記支持部材を回動させて前記昇降路に進出させる制御部を備えていてもよい。
このように構成すれば、各可動式パレット受における支持部材を、駆動機を同期して駆動することで昇降路へ進出させるので、パレットの昇降動作に対応して支持部材で適切に支持することができる。
また、前記駆動機は、前記支持部材を回動させる駆動軸が下向きに配置され、前記駆動軸よりも上部は気密構造のカバー部材で覆われていてもよい。
このように構成すれば、ピット内に駆動機が配置された構成であっても、水没時に駆動機は気密構造のカバー部材内の空気によって水没しないようにできる。
本発明によれば、入出庫の車両の向きと搬器で昇降路を昇降させる車両の向きとが同一の機械式駐車設備において、パレット下端から車路面までの高さが異なるパレットの車路面を同一高さに支持する構成をコンパクトに形成することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態では、機械式駐車設備として下部乗入れ式の180度旋回式のエレベータ式駐車設備1を例に説明する。なお、この明細書及び特許請求の範囲の書類中における前後左右方向の概念は、図2に示す前後左右方向の概念と一致するものとする。
(エレベータ式駐車設備)
図1は、一実施形態に係るエレベータ式駐車設備1を示す正面視の断面図である。図2は、図1に示すII-II矢視の拡大平面図である。図2では、搬器11と第1パレット40を実線で示し、乗入階30における可動式パレット受60の配置と動作の概略を示している。
図1は、一実施形態に係るエレベータ式駐車設備1を示す正面視の断面図である。図2は、図1に示すII-II矢視の拡大平面図である。図2では、搬器11と第1パレット40を実線で示し、乗入階30における可動式パレット受60の配置と動作の概略を示している。
図1に示すように、エレベータ式駐車設備1は鉄骨構造体で形成された駐車塔2を有している。駐車塔2は、外形を形成するように鉛直方向に設けられた主柱5と、主柱5の間を連結するように水平方向に設けられた上部梁3及びその他の水平梁4(図2)とによって枠状に形成されている。駐車塔2には、主柱5の内側に棚柱6が設けられており、この棚柱6に駐車棚(格納部)7が設けられている。駐車塔2には、エレベータ式駐車設備1の制御装置80が設けられている。制御装置80は一例である。
駐車塔2の幅方向中央部には、搬器11を昇降させる昇降路10が設けられ、昇降路10の左方と右方に複数段の駐車棚7が設けられている。駐車棚7には、車両Vを搭載する第1パレット40と第2パレット50とが格納されている。
第1パレット40は、標準的な形態のパレットであって、幅方向の両側部長手方向が上方へ折れ曲がった側部立上がり部41を有し、その内側に車両Vのタイヤが通行する凹状の車路面42が形成され、その内側に中央隆起部43が形成されている。第1パレット40は、車路面42の下方が被支持部となる。この第1パレット40の下部には、幅方向に延びる載置横材44が設けられており、載置横材44が搬器11に支持される。
また、第2パレット50は、上記第1パレット40の凹状の車路面42と同様に形成された凹状部52の全長に亘って、側部立上がり部51及び中央隆起部53と同一高さの車路デッキ56が設けられている。第2パレット50は、凹状部52の下方が被支持部となる。これにより、第2パレット50は、上面全体が平面状に形成されている。第2パレット50は、車路デッキ56の上面が車路面55となる。第2パレット50は、第1パレット40と同様の断面形状にすることで剛性を持たせ、車路デッキ56で上面が平坦なバリアフリーパレットとしている。第2パレット50の下部にも、幅方向に延びる載置横材54が設けられており、載置横材54が搬器11に支持される。
上記搬器11は、乗入階30に設けられた昇降駆動装置13によって昇降させられる。搬器11の下部には動滑車12が設けられ、この動滑車12に掛けられた索状体15(「索状体」は、「ワイヤロープ」等をいう)の一方が駐車塔2の固定部8に固定されている。索状体15の他方は、昇降駆動装置13のトラクションシーブ14に巻き掛けられた後、動滑車掛けでカウンタウェイト16を吊持するようになっている。カウンタウェイト16によって、搬器11の巻上げに要する力を軽減している。従って、トラクションシーブ14で索状体15を巻上げ・巻下げ駆動することで、搬器11を動滑車方式で昇降させることができる。搬器11には、横行駆動装置18が設けられており、この横行駆動装置18によってパレット40(50)が搬器11と各駐車棚7との間で移載させられる。
また、駐車塔2の乗入階30は、地表面9と同じレベルに設けられている。この乗入階30には、車両Vを入出庫させるパレット40,50の車路面42,55と連なる乗入床32が設けられている。乗入階30には、昇降路10と連なるようにピット31が下方に向けて設けられている。ピット31内には、搬器11に載置されているパレット40(50)を持上げて旋回させる旋回駆動装置19が設けられている。旋回駆動装置19により、パレット40(50)が乗入階30において持上げられ、180°旋回させられる。横行駆動装置18及び旋回駆動装置19は、公知の手段を採用できる。
なお、後述する図3に示すように、乗入階30には、車両Vの左右のはみ出しを検知する車幅センサP1が設けられていて、この車幅センサP1に検知されずにパレット40に搭載可能な車両Vの最大幅をW、パレット40に搭載可能な車両の最小幅をTとする。すなわち、パレット40に搭載され本駐車設備に格納可能な車両Vは、車幅T~Wのものである。
そして、図2に示すように、乗入階30には、上記第1パレット40の車路面42を乗入床32の上面と同一レベルに支持する可動式パレット受60が設けられている。可動式パレット受60は、乗入階30における昇降路10の四隅部分に備えられている。可動式パレット受60は、搬器11が第2パレット50を載置して乗入階30に下降したときには昇降路10から退避した退避位置Rである。そして、可動式パレット受60は、搬器11が第1パレット40を載置して乗入階30に下降したときには、昇降路10に進出する進出位置Fとなって第1パレット40の車路面42を乗入床32の面と同一レベルに支持するようになっている。なお、入出庫時の車両Vの向きと、昇降時の車両Vの向きとが異なる例えば90度乗入れ方式の駐車設備においても、本件発明の構成は適用可能である。この場合、乗入階30において旋回後に車路面42と乗入床32が一致する位置にパレット40(50)を降下させるのは旋回装置19であり、旋回装置19が第1パレット40を降下させるときは可動パレット受60が進出してパレットを支持し(図6)、第2パレット50を降下させるときは可動パレット受60を退避させたうえで第2パレット50の車路面55が乗入床32と同一レベルになる位置で第2パレット50を載置した旋回装置19の昇降を停止させてもよい(図7)。
可動式パレット受60は、支持部材61(支持部)が水平方向に回動して昇降路10に進出又は昇降路10から退避するようになっている。支持部材61は、昇降路10の前部では、昇降路10の長手方向中央部から長手方向前方に向けて回動して進出するように構成されている。支持部材61は、昇降路10の後部では、昇降路10の長手方向中央部から長手方向後方に向けて回動して進出するように構成されている。可動式パレット受60は、支持部材61を水平方向に回動させる構成とすることで、昇降路10への進出量を大きくしつつ、コンパクトな構成にしている。また、支持部材61は、広い空間を確保できる昇降路10の前後方向の中央部分に退避させ、退避状態でパレット40(50)の長手方向両端の内側に収まるように構成されている。
また、エレベータ式駐車設備1には、第1パレット40の乗入階30への配置時に、可動式パレット受60の駆動機62(図3)を同時に駆動して、支持部材61を回動させて昇降路10に進出させる制御部63が備えられている。この実施形態の制御部63は、エレベータ式駐車設備1の制御装置80に含まれている。
制御部63は、プロセッサ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ及びI/Oインターフェース等を有する。制御部63による可動式パレット受60の駆動機62を同期させた駆動は、不揮発性メモリに保存されたプログラムに基づいてプロセッサが揮発性メモリを用いて演算処理することで実現される。制御部63は、搬器11によって第1パレット40が昇降させられていることと、搬器11が乗入階30の定位置Pまで降下したことに基づいて、可動式パレット受60の駆動機62を同期して駆動し、支持部材61を昇降路10に進出させる。
(可動式パレット受)
図3は、図2に示すIII-III矢視の拡大図である。図4は、図3に示す可動式パレット受60の正面図である。図5は、図4に示す可動式パレット受60の平面図である。
図3は、図2に示すIII-III矢視の拡大図である。図4は、図3に示す可動式パレット受60の正面図である。図5は、図4に示す可動式パレット受60の平面図である。
図3に示すように、可動式パレット受60は、ピット31に設けられた架台64の上部に備えられている。架台64は、上面に可動式パレット受60を固定できる構成であればよい。可動式パレット受60をピット31に設けた架台64に固定する構成とすることで、可動式パレット受60をエレベータ式駐車設備1における構成(例えば、乗入階30における構造物)と別に設計することができ、設計に自由度を持たせている。
可動式パレット受60は、支持部材61(支持部)によって第1パレット40の車路面42を下方から支持するように構成されている。可動式パレット受60の支持部材61で第1パレット40の車路面42を下方から支持する範囲(左右片側における範囲)としては、上記した最大幅Wの左右端部から内側に向かって距離C=(W-T)/2±50mmとすることができる。これにより、車両Vのタイヤの直下やタイヤに近い部分を可動式パレット受60で支持することが可能となる。
また、この実施形態の可動式パレット受60は、駆動機62が下向きに配置され、その駆動軸65よりも上部が気密構造のカバー部材66で覆われている。カバー部材66は、駆動機62の全体が水没した場合でも、駆動機62の周囲は内部の空気で水没しないような構造となっている、カバー部材66は、公知の構成を用いることができる。
図4,5に示すように、可動式パレット受60は、架台64に固定する水平部材67と、この水平部材67から鉛直方向に設けられた鉛直部材68とを有している。水平部材67と鉛直部材68とは、一体的に固定されている。水平部材67には、駆動機62が設けられている。駆動機62は、駆動軸65が下向きに取り付けられている。駆動軸65に設けられた駆動スプロケット72は、水平部材67の開口部分67aに設けられている。
鉛直部材68の上下位置には、水平方向に突出する支持ブラケット69が設けられている。支持ブラケット69には、鉛直方向に設けられた支持軸70が支持されている。支持軸70は、支持ブラケット69に設けられた軸受71によって支持されている。支持軸70には、支持軸70と一体的に回動する支持部材61が設けられている。支持軸70の下端には、従動スプロケット73が設けられ、従動スプロケット73と駆動スプロケット72の間には、アイドルスプロケット74が設けられている。駆動スプロケット72とアイドルスプロケット74及び従動スプロケット73には、駆動チェーン75が掛けられている。アイドルスプロケット74により、鉛直部材68の前後位置を駆動チェーン75が通るようになっている。支持ブラケット69にはストッパ76が設けられており、支持部材61が昇降路10に進出した位置で当接するようになっている。支持部材61は、約90°の回動角でストッパ76に当接する。支持部材61は、ストッパ76に当接した位置が進出位置Fとなる。また、支持部材61の進出側の上部には、受け部材77が固定されている。受け部材77は、例えば、樹脂、ゴムなどを用いることができる。
可動式パレット受60は、駆動機62を回動させることにより、支持軸70の回りで支持部材61を回動させることができる。第1パレット40の乗入階30への配置時には、制御部63が駆動機62を同時に駆動して全ての支持部材61を回動させて昇降路10に進出させる。
この実施形態では、駆動機62によって支持部材61を回動させる方法をチェーン駆動方式としているが、リンク部材を用いたリンク駆動方式などを用いることもでき、支持部材61を回動させる構成はこの実施形態以外を採用することもできる。
また、この実施形態では、可動式パレット受60を、架台64に固定する水平部材67から上部をユニット化している。可動式パレット受60をユニット化することで、搬送時、組立時における作業性の向上を図ることができる。
(可動式パレット受の動作)
図6は、乗入階30で第1パレット40を支持した状態の正面図である。図7は、乗入階30で第2パレット50を支持した状態の正面図である。これらの図の搬器11には、パレット40(50)の下面の幅方向に設けられた載置横材44(54)を下方から支持して横行させる横行用ローラ21と、載置横材44(54)を前後方向から案内するサイドローラ22を図示している。
図6は、乗入階30で第1パレット40を支持した状態の正面図である。図7は、乗入階30で第2パレット50を支持した状態の正面図である。これらの図の搬器11には、パレット40(50)の下面の幅方向に設けられた載置横材44(54)を下方から支持して横行させる横行用ローラ21と、載置横材44(54)を前後方向から案内するサイドローラ22を図示している。
図6に示すように、搬器11によって第1パレット40を乗入階30に向けて下降させた場合、搬器11が乗入床32から所定高さ上方の位置に達すると可動式パレット受60の駆動機62(図3)が駆動され、支持部材61が支持軸70を中心に回動させられる。これにより、支持部材61が昇降路10に向けて進出させられて進出位置F(図6)で停止する。
その後、搬器11はさらに下降させられて、第1パレット40の四隅部分における車路面42の下方(被支持部)が支持部材61(支持部)によって支持される。搬器11は、第1パレット40が支持部材61に支持された後も、乗入床32から下方の定位置Pまで下降して停止させられる。これにより、第1パレット40は可動式パレット受60の支持部材61によって支持された状態で、第1パレット40の車路面42を乗入床32と同一レベルに支持した状態とすることができる。
一方、図7に示すように、搬器11によって第2パレット50を乗入階30に向けて下降させた場合には、可動式パレット受60の駆動機62は駆動されることなく、搬器11は定位置Pまで下降させられる。搬器11を定位置Pまで下降させた状態で、搬器11に載置された第2パレット50の車路面55を乗入床32と同一レベルに支持した状態とすることができる。
このように、車路面42の高さが相対的に低い第1パレット40(標準パレット)は、搬器11に載置して乗入階30に運ばれて、乗入階30で進退自在な可動式パレット受60の支持部材61で支持される。そして、搬器11は、これより低い定位置Pまで下降して停止する。また、車路面55の高さが相対的に高い第2パレット50(バリアフリーパレット)は、搬器11に載置して乗入階30に運ばれた状態のまま定位置Pに停止する。すなわち、第1パレット40及び第2パレット50を乗入階30まで運んだ搬器11は、いずれの場合でも定位置Pで停止するが、第1パレット40及び第2パレット50は、それぞれの車路面42,55が乗入床32の上面と同一レベルになった状態で支持することができる。
しかも、第1パレット40を支持する可動式パレット受60を、支持部材61が水平方向に回動させる構成とすることで、乗入階30における小さなスペースで昇降路10への進出量を大きくすることができ、可動式パレット受60をコンパクトに形成することができる。なお、パレット40、50や搬器11の昇降に干渉しない位置であれば、可動式パレット受60の退避位置で可動式パレット受60の一部が昇降路内にあってもよい。この場合、例えば、可動式パレット受60は、退避位置において第2パレット50を支持するように構成してもよい。このとき、第1パレット40を支持する時とは被支持部、支持部の少なくとも一方を異ならせ、第2パレット50を支持した時の車路面55を乗入床32の上面と同一レベルになるように構成することができる。
(その他の変形例)
機械式駐車設備は、上記した実施形態におけるエレベータ式駐車設備1に限定されない。例えば、乗入階30よりも下方に駐車棚7がある中間乗入れ式などの機械式駐車設備においても適用でき、乗入階30の位置は上記した実施形態に限定されるものではない。
また、図8に示すように、相対的に被支持部から車路面55までの高さが高い第2パレット50を乗入階30で支持する構成は、第1パレット40を支持する可動式パレット受60とは異なる可動式または固定式のパレット受80で第2パレット50を支持するようにしてもよい。
機械式駐車設備は、上記した実施形態におけるエレベータ式駐車設備1に限定されない。例えば、乗入階30よりも下方に駐車棚7がある中間乗入れ式などの機械式駐車設備においても適用でき、乗入階30の位置は上記した実施形態に限定されるものではない。
また、図8に示すように、相対的に被支持部から車路面55までの高さが高い第2パレット50を乗入階30で支持する構成は、第1パレット40を支持する可動式パレット受60とは異なる可動式または固定式のパレット受80で第2パレット50を支持するようにしてもよい。
また、搬器11を昇降させる昇降駆動装置13の配置も一例であり、昇降駆動装置13が上部梁3の上方に配置された上部駆動方式であってもよく、昇降駆動装置13の配置も上記した実施形態に限定されるものではない。
さらに、上記した実施形態は一例を示しており、本発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。
(総括)
以上のように、上記エレベータ式駐車設備(機械式駐車設備)1によれば、第1パレット40を乗入階30で所定の高さに支持する可動式パレット受60をコンパクトな構成にできるので、乗入階30における設計の自由度を向上させることが可能となる。例えば、搬器11を昇降させる昇降駆動装置13を乗入階30に配置した構成であっても、可動式パレット受60を容易に備えさせることが可能となる。
以上のように、上記エレベータ式駐車設備(機械式駐車設備)1によれば、第1パレット40を乗入階30で所定の高さに支持する可動式パレット受60をコンパクトな構成にできるので、乗入階30における設計の自由度を向上させることが可能となる。例えば、搬器11を昇降させる昇降駆動装置13を乗入階30に配置した構成であっても、可動式パレット受60を容易に備えさせることが可能となる。
よって、パレット下端から車路面42,55までの高さが異なるパレット40,50を混在して利用するための構成がコンパクトなエレベータ式駐車設備(機械式駐車設備)1を構成することが可能となる。
1 エレベータ式駐車設備(機械式駐車設備)
7 駐車棚(格納部)
10 昇降路
11 搬器
13 昇降駆動装置
14 トラクションシーブ
15 索状体
30 乗入階
31 ピット
32 乗入床
40 第1パレット
42 車路面
50 第2パレット
55 車路面
60 可動式パレット受
61 支持部材(支持部)
62 駆動機
63 制御部
66 カバー部材
80 制御装置
F 進出位置
R 退避位置
P 定位置
V 車両
7 駐車棚(格納部)
10 昇降路
11 搬器
13 昇降駆動装置
14 トラクションシーブ
15 索状体
30 乗入階
31 ピット
32 乗入床
40 第1パレット
42 車路面
50 第2パレット
55 車路面
60 可動式パレット受
61 支持部材(支持部)
62 駆動機
63 制御部
66 カバー部材
80 制御装置
F 進出位置
R 退避位置
P 定位置
V 車両
Claims (5)
- パレットの被支持部に対する車路面の高さが相対的に低い第1パレット及びパレットの被支持部に対する車路面の高さが相対的に高い第2パレットと、車両を前記第1パレット又は前記第2パレットとの間で入出庫させる乗入階と、前記第1パレット及び前記第2パレットを格納部との間で昇降させる搬器と、を備えた機械式駐車設備であって、
前記乗入階は、前記第2パレットを前記乗入階に配置するときには車路面が乗入床と同一レベルになる位置まで第2パレットが下降することを妨げない位置に退避し、前記第1パレットを前記乗入階に配置するときには進出位置となって前記第1パレットの車路面を前記乗入床と前記同一レベルに支持する可動式パレット受を備えており、
前記可動式パレット受は、少なくとも前記昇降路の四隅部分に備えられ、水平方向に回動することで前記進出位置に進出又は前記進出位置から退避するように構成されている、
ことを特徴とする機械式駐車設備。 - 前記可動式パレット受は、前記第1パレットの車路面を下方から支持するように構成されている、
請求項1に記載の機械式駐車設備。 - 前記可動式パレット受は、前記昇降路の前部では前記第1パレットを直接支持する支持部が該昇降路の長手方向中央部から長手方向前方に向けて回動して進出するように構成され、前記昇降路の後部では前記支持部が該昇降路の前記長手方向中央部から長手方向後方に向けて回動して進出するように構成されている、
請求項1又は2に記載の機械式駐車設備。 - 前記可動式パレット受は、鉛直方向に設けられた支持軸と、前記支持軸の回りで回動する支持部材と、前記支持部材を前記支持軸の回りで回動させる駆動機と、を備え、
前記第1パレットの前記乗入階への配置時に、前記駆動機を同時に駆動して前記支持部材を回動させて前記昇降路に進出させる制御部を備えている、
請求項1~3のいずれか1項に記載の機械式駐車設備。 - 前記駆動機は、前記支持部材を回動させる駆動軸が下向きに配置され、前記駆動軸よりも上部は気密構造のカバー部材で覆われている、
請求項4に記載の機械式駐車設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021023113A JP2022125501A (ja) | 2021-02-17 | 2021-02-17 | 機械式駐車設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021023113A JP2022125501A (ja) | 2021-02-17 | 2021-02-17 | 機械式駐車設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022125501A true JP2022125501A (ja) | 2022-08-29 |
Family
ID=83058466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021023113A Pending JP2022125501A (ja) | 2021-02-17 | 2021-02-17 | 機械式駐車設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022125501A (ja) |
-
2021
- 2021-02-17 JP JP2021023113A patent/JP2022125501A/ja active Pending
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
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A977 | Report on retrieval |
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