JP2022124069A - 凝固シェル厚みの推定方法及び溶融金属の連続鋳造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
溶融金属の連続鋳造時に鋳型内に生成する凝固シェルの部分のうち浸漬ノズルからの吐出流が衝突する部分Pの厚みTを推定する方法であって、
連続鋳造前に、前記部分Pにおける局所熱流束Qと、前記部分Pにおける前記凝固シェルの厚みTと、の関係を確認すること、
連続鋳造時に、前記部分Pにおける局所熱流束Qを、前記鋳型に設置された温度センサーによって求めること、
及び、
連続鋳造時に、前記関係と、前記温度センサーによって求められた前記局所熱流束Qと、に基づいて、前記部分Pにおける前記凝固シェルの厚みTを推定すること、
を含む、凝固シェル厚みの推定方法
を開示する。
浸漬ノズルから鋳型内へと溶融金属を吐出して、前記鋳型内で凝固シェルを生成させながら、前記溶融金属を連続的に鋳造する方法であって、
連続鋳造前に、前記鋳型内に生成する前記凝固シェルの部分のうち前記浸漬ノズルからの吐出流が衝突する部分Pにおける局所熱流束Qと、前記部分Pにおける前記凝固シェルの厚みTと、の関係を確認すること、
連続鋳造時に、前記部分Pにおける局所熱流束Qを、前記鋳型に設置された温度センサーによって求めること、
連続鋳造時に、前記関係と、前記温度センサーによって求められた前記局所熱流束Qと、に基づいて、前記部分Pにおける前記凝固シェルの厚みTの推定値を求めること、
及び、
連続鋳造時に、前記厚みTの前記推定値に基づいて、ブレークアウトに至る可能性の判定を行うこと、
を含む、溶融金属の連続鋳造方法
を開示する。
連続鋳造時に、前記厚みTの前記推定値が0となった場合に、ブレークアウトに至る可能性があるものと判定すること、
を含んでいてもよい。
浸漬ノズルから鋳型内へと溶融金属を吐出して、前記鋳型内で凝固シェルを生成させながら、前記溶融金属を連続的に鋳造する方法であって、
連続鋳造前に、前記鋳型内に生成する前記凝固シェルの部分のうち前記浸漬ノズルからの吐出流が衝突する部分Pにおける局所熱流束Qと、前記部分Pにおける前記凝固シェルの厚みTと、の関係を確認すること、
連続鋳造前又は連続鋳造時に、前記関係に基づいて、前記厚みTが所定の範囲内となる前記局所熱流速Qの上限値Qlimitを特定すること、
連続鋳造時に、前記部分Pにおける局所熱流束Qを、前記鋳型に設置された温度センサーによって求めること、
及び、
連続鋳造時に、前記上限値Qlimitと、前記温度センサーによって求められた前記局所熱流束Qと、を比較して、ブレークアウトに至る可能性の判定を行うこと、
を含む、溶融金属の連続鋳造方法
を開示する。
連続鋳造時の鋳造速度Vcを考慮して前記上限値Qlimitを特定すること、
を含んでいてもよい。
連続鋳造前又は連続鋳造時に、前記関係に基づいて、前記厚みTが0となるような前記上限値Qlimitを特定すること、
を含んでいてもよい。
前記溶融金属が1.0質量%以上のCを含む高炭素鋼である場合において、前記上限値Qlimitを下記式(1)に基づいて決定すること、
を含んでいてもよい。
Qlimit=1.28×Vc+1.49 ・・・ (1)
ここで、Qlimitは局所熱流束(MW/m2)であり、Vcは鋳造速度(m/min)である。
本開示の凝固シェル厚みの推定方法は、溶融金属の連続鋳造時に鋳型内に生成する凝固シェルの部分のうち浸漬ノズルからの吐出流が衝突する部分Pの厚みTを推定する方法である。図1に示されるように、本開示の凝固シェル厚みの推定方法は、連続鋳造前に、前記部分Pにおける局所熱流束Qと、前記部分Pにおける前記凝固シェルの厚みTと、の関係を確認すること(S1)、連続鋳造時に、前記部分Pにおける局所熱流束Qを、前記鋳型に設置された温度センサーによって求めること(S2)、及び、連続鋳造時に、前記関係と、前記温度センサーによって求められた前記局所熱流束Qと、に基づいて、前記部分Pにおける前記凝固シェルの厚みTを推定すること(S3)、を含む。
S1においては、連続鋳造前に、前記部分Pにおける局所熱流束Qと、前記部分Pにおける前記凝固シェルの厚みTと、の関係を確認する。
S2においては、連続鋳造時に、前記部分Pにおける局所熱流束Qを、鋳型に設置された温度センサーによって求める。
S3においては、連続鋳造時に、S1にて確認された関係と、S2にて温度センサーによって求められた局所熱流束Qと、に基づいて、前記部分Pにおける凝固シェルの厚みTを推定する。
上述の通り、浸漬ノズルからの吐出流が衝突する部分Pにおいては、他の部分と比較して凝固シェルの厚みTが薄くなり、他の部分と比較して局所熱流束Qが上昇する。また、浸漬ノズルからの吐出流は常に一定の流速が維持されるというわけではなく、当該部分Pにおける凝固シェルの厚みTも経時的に変化し、局所熱流束Qも経時的に変化する。当該部分Pにおける凝固シェルの厚みTが薄くなり過ぎると、ブレークアウトの原因となり易いことから、当該部分Pにおける凝固シェルの厚みTを精度よく推定して、当該厚みTが薄くなり過ぎないように制御する必要がある。ここで、上述したように、本発明者は、当該部分Pにおいて、局所熱流束Qと凝固シェルの厚みTとの間に明確な相関関係があることを見出した。当該関係を利用して、当該部分Pにおける局所熱流束Qや凝固シェル厚みTを監視することで、ブレークアウトを防止し易くなる。
図2に溶融金属の連続鋳造方法の流れの一例を示す。本開示の連続鋳造方法は、浸漬ノズルから鋳型内へと溶融金属を吐出して、前記鋳型内で凝固シェルを生成させながら、前記溶融金属を連続的に鋳造する方法である。図2に示されるように、第1形態に係る連続鋳造方法は、連続鋳造前に、前記鋳型内に生成する前記凝固シェルの部分のうち前記浸漬ノズルからの吐出流が衝突する部分Pにおける局所熱流束Qと、前記部分Pにおける前記凝固シェルの厚みTと、の関係を確認すること(S11)、連続鋳造時に、前記部分Pにおける局所熱流束Qを、前記鋳型に設置された温度センサーによって求めること(S12)、連続鋳造時に、前記関係と、前記温度センサーによって求められた前記局所熱流束Qと、に基づいて、前記部分Pにおける前記凝固シェルの厚みTの推定値を求めること(S13)、及び、連続鋳造時に、前記厚みTの前記推定値に基づいて、ブレークアウトに至る可能性の判定を行うこと(S14)、を含む。
S11~S13は上記のS1~S3と同様とすればよい。
S14においては、連続鋳造時に、S13にて求められた厚みTの推定値に基づいて、ブレークアウトに至る可能性の判定を行う。
尚、本開示の連続鋳造方法においては、S14においてブレークアウトに至る可能性があるものと判定された場合に、鋳造速度を低速化したり、鋳型の冷却量(抜熱量)を増加させること等によって凝固シェルの成長を促すことで、ブレークアウトの発生を防止することができる。すなわち、本開示の方法は、上記のブレークアウトの判定に基づいて鋳造速度を制御すること、を含んでいてもよいし、上記のブレークアウトの判定に基づいて鋳型の冷却量を制御すること、を含んでいてもよい。
第1形態においては、部分Pにおける凝固シェルの厚みTの推定値に基づいてブレークアウトを予知する形態について説明したが、本開示の連続鋳造方法はこの形態に限定されるものではない。図3に溶融金属の連続鋳造方法の流れの他の例を示す。本開示の連続鋳造方法は、浸漬ノズルから鋳型内へと溶融金属を吐出して、前記鋳型内で凝固シェルを生成させながら、前記溶融金属を連続的に鋳造する方法である。図3に示されるように、第2形態に係る連続鋳造方法は、連続鋳造前に、前記鋳型内に生成する前記凝固シェルの部分のうち前記浸漬ノズルからの吐出流が衝突する部分Pにおける局所熱流束Qと、前記部分Pにおける前記凝固シェルの厚みTと、の関係を確認すること(S21)、連続鋳造前又は連続鋳造時に、前記関係に基づいて、前記厚みTが所定の範囲内となる前記局所熱流速Qの上限値Qlimitを特定すること(S22)、連続鋳造時に、前記部分Pにおける局所熱流束Qを、前記鋳型に設置された温度センサーによって求めること(S23)、及び、連続鋳造時に、前記上限値Qlimitと、前記温度センサーによって求められた前記局所熱流束Qと、を比較して、ブレークアウトに至る可能性の判定を行うこと(S24)、を含む。
S21は上記のS1と同様とすればよい。
S22においては、連続鋳造前又は連続鋳造時に、S21において確認された関係に基づいて、凝固シェルの厚みTが所定の範囲内となる局所熱流速Qの上限値Qlimitを特定する。
Qlimit=1.28×Vc+1.49 ・・・ (1)
ここで、Qlimitは局所熱流束(MW/m2)であり、Vcは鋳造速度(m/min)である。
S23は上記のS2と同様とすればよい。
S24においては、連続鋳造時に、S22において特定した上限値Qlimitと、S23において温度センサーによって求められた局所熱流束Qと、を比較して、ブレークアウトに至る可能性の判定を行う。
尚、第2形態に係る連続鋳造方法においても、第1形態に係る連続鋳造方法と同様に、S24においてブレークアウトに至る可能性があるものと判定された場合に、鋳造速度を低速化したり、鋳型の冷却量(抜熱量)を増加させること等によって凝固シェルの成長を促すことで、ブレークアウトの発生を防止することができる。すなわち、本開示の方法は、上記のブレークアウトの判定に基づいて鋳造速度を制御すること、を含んでいてもよいし、上記のブレークアウトの判定に基づいて鋳型の冷却量を制御すること、を含んでいてもよい。
本開示の技術において、連続鋳造対象である溶融金属の種類に特に制限はない。溶融金属は溶鋼であってもよいし、溶鋼以外の溶融金属であってもよい。
下記条件にて連続鋳造試験を実施した。鋳造対象は下記表1に示す組成を有する溶鋼(軌条鋼)である。各試験において、鋳造速度はいずれも1m/minであり、鋳型のサイズは幅600mm×厚み100mmであり、浸漬ノズルの位置は鋳型幅方向及び厚み方向の中央であり、浸漬ノズルの吐出口角度は上向き10°である。また、短辺中央部に設置した温度センサー(FBG(Fiber Bragg Grating:ファイバ・ブラッグ・グレーティング)センサー:光ファイバー利用温度センサー)によって、鋳造方向に47mm間隔で鋳型銅板の温度の測定が可能である。
強い吐出流が鋳型短辺側に衝突することで、溶鋼からの熱伝達係数が上昇し、その個所の熱流束が周囲に比べ上昇すると考え、局所熱流束をメニスカスからの距離で整理した。横軸にメニスカスからの距離、縦軸に局所熱流束をとったものを以下、局所熱流束プロフィールと呼ぶ。局所熱流束の算出は、溶鋼からの距離の異なる2本のFEBセンサーの測定温度の差をセンサー間距離で除し、銅板の熱伝導率を乗じることで行った(下記式I)。銅板熱伝達率にはメーカー公表値である352MW/m・Kを使用した。
以上の通り、温度センサー(FBGセンサー)を内蔵した鋳型を用いて鋳造試験を実施し、その際得られた測温データから、鋳型短辺の局所熱流束プロフィールを算出することで、凝固シェルの再溶解が見られた時刻に吐出流衝突位置の熱流束が上昇していることがわかった。吐出流衝突位置における局所熱流束Qと凝固シェル厚みTとの間には明確な相関関係があり、当該関係から、吐出流衝突位置における凝固シェル厚みを精度よく推定することができるといえる。局所熱流束Qと凝固シェル厚みTとの関係は、例えば、1次式によって整理することができる。また、当該凝固シェルの厚みTの推定値が所定の範囲から外れて薄くなった場合にブレークアウトに至る可能性があるものと判定することで、ブレークアウトの発生を精度よく予知することができるといえる。或いは、当該凝固シェル厚みTの推定値が所定の範囲内となる局所熱流束Qの上限値Qlimitを求め、局所熱流束の実測値Qと当該上限値Qlimitとを比較して、例えば、当該実測値Qが当該上限値Qlimitを超えた場合にブレークアウトに至る可能性があるものと判定することで、ブレークアウトの発生を精度よく予知することができるといえる。尚、鋳造速度Vcによって局所熱流束Qの上限値Qlimitが変化し得ることから、例えば、鋳造速度Vcと上限値Qlimitとの関係を整理したうえで、Vcに応じてQlimitを特定することが好ましいといえる。VcとQlimitとの関係は、例えば、1次式によって整理することができる。
Claims (7)
- 溶融金属の連続鋳造時に鋳型内に生成する凝固シェルの部分のうち浸漬ノズルからの吐出流が衝突する部分Pの厚みTを推定する方法であって、
連続鋳造前に、前記部分Pにおける局所熱流束Qと、前記部分Pにおける前記凝固シェルの厚みTと、の関係を確認すること、
連続鋳造時に、前記部分Pにおける局所熱流束Qを、前記鋳型に設置された温度センサーによって求めること、
及び、
連続鋳造時に、前記関係と、前記温度センサーによって求められた前記局所熱流束Qと、に基づいて、前記部分Pにおける前記凝固シェルの厚みTを推定すること、
を含む、凝固シェル厚みの推定方法。 - 浸漬ノズルから鋳型内へと溶融金属を吐出して、前記鋳型内で凝固シェルを生成させながら、前記溶融金属を連続的に鋳造する方法であって、
連続鋳造前に、前記鋳型内に生成する前記凝固シェルの部分のうち前記浸漬ノズルからの吐出流が衝突する部分Pにおける局所熱流束Qと、前記部分Pにおける前記凝固シェルの厚みTと、の関係を確認すること、
連続鋳造時に、前記部分Pにおける局所熱流束Qを、前記鋳型に設置された温度センサーによって求めること、
連続鋳造時に、前記関係と、前記温度センサーによって求められた前記局所熱流束Qと、に基づいて、前記部分Pにおける前記凝固シェルの厚みTの推定値を求めること、
及び、
連続鋳造時に、前記厚みTの前記推定値に基づいて、ブレークアウトに至る可能性の判定を行うこと、
を含む、溶融金属の連続鋳造方法。 - 連続鋳造時に、前記厚みTの前記推定値が0となった場合に、ブレークアウトに至る可能性があるものと判定すること、
を含む、請求項2に記載の溶融金属の連続鋳造方法。 - 浸漬ノズルから鋳型内へと溶融金属を吐出して、前記鋳型内で凝固シェルを生成させながら、前記溶融金属を連続的に鋳造する方法であって、
連続鋳造前に、前記鋳型内に生成する前記凝固シェルの部分のうち前記浸漬ノズルからの吐出流が衝突する部分Pにおける局所熱流束Qと、前記部分Pにおける前記凝固シェルの厚みTと、の関係を確認すること、
連続鋳造前又は連続鋳造時に、前記関係に基づいて、前記厚みTが所定の範囲内となる前記局所熱流速Qの上限値Qlimitを特定すること、
連続鋳造時に、前記部分Pにおける局所熱流束Qを、前記鋳型に設置された温度センサーによって求めること、
及び、
連続鋳造時に、前記上限値Qlimitと、前記温度センサーによって求められた前記局所熱流束Qと、を比較して、ブレークアウトに至る可能性の判定を行うこと、
を含む、溶融金属の連続鋳造方法。 - 連続鋳造時の鋳造速度Vcを考慮して前記上限値Qlimitを特定すること、
を含む、請求項4に記載の連続鋳造方法。 - 連続鋳造前又は連続鋳造時に、前記関係に基づいて、前記厚みTが0となるような前記上限値Qlimitを特定すること、
を含む、請求項4又は5に記載の連続鋳造方法。 - 前記溶融金属が1.0質量%以上のCを含む高炭素鋼である場合において、前記上限値Qlimitを下記式(1)に基づいて決定すること、
を含む、請求項4~6のいずれか1項に記載の連続鋳造方法。
Qlimit=1.28×Vc+1.49 ・・・ (1)
ここで、Qlimitは局所熱流束(MW/m2)であり、Vcは鋳造速度(m/min)である。
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