JP2022120342A - 横葺き屋根又は横葺き外壁の施工法 - Google Patents

横葺き屋根又は横葺き外壁の施工法 Download PDF

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Abstract

【課題】横葺き屋根又は横葺き外壁の葺き方を、水下側から水上側へ、水上側から水下側へと双方向に施工できる横葺き屋根又は横葺き外壁の施工法を提供する。【解決手段】本発明の施工法は、水上側、水下側の少なくとも一方側に延在すると共に傾斜勾配を有する下地に沿わせる接地片11,51と、該接地片11,51から立ち上がると共に水下側へ延在する係合片12,52と、を備える保持部材1,5を用いる施工法であって、水下側に延在する接地片11を有する基準の第1保持部材1が下地2に固定された後、水上側へ向かって施工する際には、基準の第1保持部材1の係合片12に、横葺き外装材3の水下側成形部32を係合させる工程と、水上側に延在する接地片51を有する第2保持部材5を固定する工程と、を行い、水下側へ向かって施工する際には、基準の第1保持部材1の係合片12に、横葺き外装材3の水上側成形部33を係合させる工程と、新たな第1保持部材1を、横葺き外装材3の水下側成形部32に係合させつつ固定する工程と、を行うことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、横葺き屋根又は横葺き外壁の葺き方を、水下側から水上側へ、水上側から水下側へと双方向に施工できる横葺き屋根又は横葺き外壁の施工法に関する。
従来、横葺き屋根は、軒先(水下)側から棟(水上)側へ向かって屋根材を葺き上げるのが一般的であった。これは、防水状の観点から、横葺き屋根に限らず、スレートでも瓦でも同じである。
その後、本出願人によって、それまでの概念を覆す、棟(水上)側から軒先(水下)側へ向かって屋根を葺き下ろす施工法が開発された。この施工法は、特許文献1に示すように下地への固定部と、棟(水上)がわの接続部分への差込部とを備える保持部材を横葺き屋根材と共に敷設することで、棟(水上)側から軒先(水下)側へ向かって屋根を葺き下ろすことができる。
特開2003-301566号公報
しかしながら、前述の横葺き屋根の施工法は、軒先(水下)側から棟(水上)側へ、或いは棟(水上)側から軒先(水下)側へと、一方向にのみ屋根材を葺くことはできるが、屋根の途中から葺き方向を変えることができなかった。また、前記特許文献1に記載の施工法は、二重葺きに限定される施工法であり、任意の下地に対して取り付けられるものではなった。
そこで、本発明は、成形(製造)が極めて容易であって、横葺き屋根又は横葺き外壁の葺き方を、水下側から水上側へ、水上側から水下側へと双方向に施工できる横葺き屋根又は横葺き外壁の施工法を提案することを目的とする。
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、水上側、水下側の少なくとも一方側に延在すると共に傾斜勾配を有する下地に沿わせる接地片と、該接地片から立ち上がると共に水下側へ延在する係合片と、を備える保持部材を用いる横葺き屋根又は横葺き外壁の施工法であって、水下側に延在する接地片を有する基準の第1保持部材が下地に固定された後、基準の第1保持部材の水上側に隣り合う横葺き外装材を配設する際には、前記基準の第1保持部材の前記係合片に、横葺き外装材の水下側成形部を係合させる工程と、水上側に延在する接地片を有する第2保持部材を、前記横葺き外装材の水上側成形部に係合させつつ固定する工程と、を行い、基準の第1保持部材の水下側に隣り合う横葺き外装材を配設する際には、前記基準の第1保持部材の前記係合片に、横葺き外装材の水上側成形部を係合させる工程と、新たな第1保持部材を、前記横葺き外装材の水下側成形部に係合させつつ固定する工程と、を行うことを特徴とする横葺き屋根又は横葺き外壁の施工法に関するものである。
なお、前記「基準」とは、それ以降の説明のために付与したものであって、必ずしも後述する図示実施例のように最も先に取り付ける保持部材に限定されるものではなく、屋根又は壁の勾配に応じて施工のし易い葺き方向を選択するために任意の保持部材を指す。
また、本発明は、前記施工法において、水上側、水下側の両方に延在する接地片を備える保持部材が、前記第1保持部材と前記第2保持部材を兼ねることを特徴とする横葺き屋根又は横葺き外壁の施工法をも提案する。
さらに、本発明は、前記施工法において、前記保持部材の前記係合片には、その先端に水下側へ延在する係合部が形成されていることを特徴とする横葺き屋根又は横葺き外壁の施工法をも提案する。
また、本発明は、前記施工法において、前記保持部材の前記係合片には、その先端に折返し状に内側へ延在する抜け止め部が形成されていることを特徴とする横葺き屋根又は横葺き外壁の施工法をも提案する。
本発明の横葺き屋根又は横葺き外壁の施工法は、従来、一方向にのみ施工が可能であった横葺き屋根又は横葺き外壁の葺き方を、水下側から水上側へ、水上側から水下側へと双方向に施工できる工法を可能とするものである。
この施工法には、水下側に延在する接地片を有する第1保持部材と、水上側に延在する接地片を有する第2保持部材とを用いるが、何れも極めて簡易な形状であるため、成形(製造)が極めて容易である。
そのため、屋根又は外壁の勾配に応じて施工のし易い葺き方向を選択することができ、施工効率と安全性の向上が確保される。
さらに、屋根面又は外壁面の部分補修を簡易にすることができ、例えば従来の一方向にのみの施工では、当該横葺き外装材以外の部分、即ち必要以上の横葺き外装材を一度撤去する必要があったが、破損や亀裂等を生じた当該横葺き外装材を含む近隣の横葺き外装材のみを交換すればよいため、補修及びメンテナンスに関する工事が格段に向上する。
また、水上側、水下側の両方に延在する接地片を備える保持部材が、前記第1保持部材と前記第2保持部材を兼ねる場合、用いる保持部材が一種類となるため、部材管理が容易となる。
さらに、前記係合片に、その先端に水下側へ延在する係合部が形成されている場合、この係合部が、横葺き外装材の水下側成形部の水下端を係合させることができ、流れ方向へのずれ動きを防止できることで、より安定に横葺き外装材を配設できる。
また、前記係合片に、その先端に折返し状に内側へ延在する抜け止め部が形成されている場合、この抜け止め部が、横葺き外装材の水上側成形部を安定に係合させることができ、より安定に横葺き外装材を配設できる。
(a)本発明の実施例1の施工法において基準の第1保持部材を下地上に固定した状態を示す側面図、(b)基準の第1保持部材に対し、水上側に横葺き外装材及び第2保持部材を取り付け、更に水上側に横葺き外装材及び第2保持部材を取り付ける状態を示す側面図、(c)基準の第1保持部材に対し、水下側に横葺き外装材及び第1保持部材を取り付ける状態を示す側面図、(d)施工された横葺き屋根を示す側面図、(e)用いた第1保持部材を拡大して示す側面図、(f)用いた第2保持部材を拡大して示す側面図である。 (a)本発明の実施例2の施工法に用いる第1保持部材と第2保持部材を兼ねる保持部材(以下、兼保持部材という)の使用状態における側面図、(b)係合片側から見た正面図、(c)上方から見た平面図、(d)係合片側から見た背面図、(e)左側面図、(f)右側面図である。 (a)本発明の実施例2の施工法において兼保持部材を用いて水下側から水上側へ向かって横葺き外装材を施工する状態を示す側面図、(b)水上側から水下側へ向かって施工する状態を示す側面図である。 (a)本発明の実施例2の施工法において基準の兼保持部材を下地上に固定した状態を示す側面図、(b)基準の兼保持部材に対し、水上側に横葺き外装材及び新たな兼保持部材を取り付ける状態を示す側面図、(c)基準の兼保持部材に対し、水下側に横葺き外装材及び新たな兼保持部材を取り付ける状態を示す側面図、(d)取り付けた横葺き外装材の更に外側にそれぞれ横葺き外装材及び新たな兼保持部材を取り付ける状態を示す側面図である。 (a)本発明の横葺き屋根又は横葺き外壁の施工法に用いる横葺き外装材の一例を示す底面図を除く六面図、(b)用いるバックアップ材の一例を示す底面図を除く六面図である。
本発明の横葺き屋根又は横葺き外壁の施工法は、水上側、水下側の少なくとも一方側に延在すると共に傾斜勾配を有する下地に沿わせる接地片と、該接地片から立ち上がると共に水下側へ延在する係合片と、を備える保持部材を用いる横葺き屋根又は横葺き外壁の施工法であって、水下側に延在する接地片を有する基準の第1保持部材が下地に固定された後、基準の第1保持部材の水上側に隣り合う横葺き外装材を配設する際には、前記基準の第1保持部材の前記係合片に、横葺き外装材の水下側成形部を係合させる工程と、水上側に延在する接地片を有する第2保持部材を、前記横葺き外装材の水上側成形部に係合させつつ固定する工程と、を行い、基準の第1保持部材の水下側に隣り合う横葺き外装材を配設する際には、前記基準の第1保持部材の前記係合片に、横葺き外装材の水上側成形部を係合させる工程と、新たな第1保持部材を、前記横葺き外装材の水下側成形部に係合させつつ固定する工程と、を行うことを特徴とする。
前述のように、「基準」とは、説明のために付与したものであって、屋根又は外壁の勾配に応じて施工のし易い葺き方向を選択するために任意の保持部材を指す。
前述のように本発明の施工法には、水上側、水下側の少なくとも一方側に延在すると共に傾斜勾配を有する下地に沿わせる接地片と、該接地片から立ち上がると共に水下側へ延在する係合片と、を備える保持部材を用いる。
この保持部材としては、水下側に延在する接地片を有する第1保持部材と、水上側に延在する接地片を有する第2保持部材とを用いるものであり、原則的には後述する図示実施例(実施例1)のように二種類の別部材であるが、実施例2のように両者を兼ねる一種類の部材(兼保持部材)であってもよい。
これらの保持部材は、適宜長さのピース材でもよいし、傾斜勾配に直交する方向に連続する定尺材でもよい。
なお、平坦状の下地に接地片を沿わせる際には、後述する実施例1に示すように第1保持部材は略コ字状に、第2保持部材は略Z字状に成形され、後述する実施例2に示すように兼保持部材は略ユ字状に成形される。
前記接地片は、下地上に沿わせる部位であって、平坦状の下地に沿わせる際には横片状となる。
この接地片が、表面側へ立ち上がる係合片の立上り基端の少なくとも水下側に形成されているのが第1保持部材であり、水上側に形成されているのが第2保持部材であり、水下側にも水上側にもそれぞれ形成されているのが兼保持部材である。
そして、この接地片には、下地への固定部が形成されている。
この固定部としては、下地に固定されるものであれば特に限定されるものではなく、例えばビス等の固着具を打ち込むための孔でも、立上げ片等の固着爪を挿入させるスリットでも、係止爪を係止させる平面視凹状の端縁でもよい。また、ドリルビス等を想定すれば、孔に限らず、溝等の位置を特定できる印でもよい。
なお、立上り基端の水上側と水下側では、同一の固定部を設けてもよいし、異なる固定部としてもよい。
前記係合片は、横葺き屋根又は横葺き外壁を形成する横葺き外装材を係合させる部位であって、前記接地片から立ち上がると共に水下側へ延在する構成であり、具体的には該係合片の水下側へ向く(延在する)部分に、横葺き外装材の水下側成形部と水上側成形部との接続部位を係合させることができる。
また、この係合片は、前述のように水下側へ向く(延在する)部分を備えるので、横葺き外装材の水下側成形部と水上側成形部との接続部位を係合させることができるが、後述する図示実施例に示すようにその先端に水下側へ延在する係合部が形成されていることが望ましい。この係合部は、横葺き外装材の水下側成形部の水下端を係合させることができ、流れ方向へのずれ動きを防止できることで、より安定に横葺き外装材を配設できる。
さらに、この係合片は、後述する図示実施例に示すようにその先端に折返し状に内側へ延在する抜け止め部が形成されていることが望ましい。この抜け止め部は、横葺き外装材の水上側成形部を安定に係合させることができ、より安定に横葺き外装材を配設できる。
また、本発明の施工法に適用される下地は、傾斜勾配を有するものであれば、特に限定するものではなく、どのような下地にも適用することができる。例えば前記特許文献1の横葺き外装構造のように下地として既設の横葺き外装構造が施工されている必要もないし、下地表面は、平坦状でも段状でもよく、後述する図示実施例のように水流れ方向に配設した支持部材上でもよい。なお、図示実施例のように断面ハット状の支持部材を流れ方向に連続するように配設する場合には、この支持部材の上面に位置決め用の孔や凹部を形成してもよいし、切り起こし片を形成して係止爪を形成するようにしてもよい。
さらに、本発明の施工法に適用される横葺き外装材は、特に限定するものではなく、隣り合う横葺き外装材が相互に係合される様式のどのような横葺き外装材をも用いることができ、傾斜勾配を有する屋根面の施工にも外壁面の施工にも適用できる。また、この横葺き外装材については、その面板部も水上側成形部も水下側成形部も何等限定するものではなく、後述する図示実施例のように面板部の裏面側にバックアップ材を配する構成でもよい。
本発明の施工法では、傾斜勾配を有する下地に水下側に延在する接地片を有する基準の第1保持部材(以下、基準の第1保持部材という)が固定された後、その水上側にも水下側にも双方向に横葺き外装材を配設することができる。
基準の第1保持部材の水上側に隣り合う横葺き外装材を配設する際には、基準の第1保持部材の係合片に、横葺き外装材の水下側成形部と係合させる工程と、水上側に延在する接地片を有する第2保持部材を、前記横葺き外装材の水上側成形部に係合させつつ固定する工程と、を行う。
基準の保持部材の水下側に隣り合う横葺き外装材を配設する際には、基準の第1保持部材の係合片に、横葺き外装材の水上側成形部を係合させる工程と、新たな第1保持部材を、前記横葺き外装材の水下側成形部に係合させつつ固定する工程と、を行う。
なお、横葺き外装材を係合させる工程においては、水上側成形部が下になるように傾けた状態で取り付けるようにすることが望ましい。
このように本発明の施工法は、傾斜勾配を有する下地に、水下側に延在する接地片を有する基準の第1保持部材が固定された後、該基準の第1保持部材の水上側へも水下側へも双方向に横葺き外装材を施工できるために、屋根又は外壁の勾配に応じて施工のし易い葺き方向を選択することができ、施工効率と安全性の向上が確保される。さらには、屋根面又は外壁面の部分補修を簡易にすることができ、例えば従来の一方向にのみの施工では、当該横葺き外装材以外の部分、即ち必要以上の横葺き外装材を一度撤去する必要があったが、破損や亀裂等を生じた当該横葺き外装材を含む近隣の横葺き外装材のみを交換すればよいため、補修及びメンテナンスに関する工事が格段に向上する。
また、本発明の施工法に用いる保持部材(第1保持部材、第2保持部材、及び兼保持部材)は、それぞれ極めて簡易な形状であるため、成形(製造)が極めて容易であって、しかも接地片を下地に応じて選択できるため、様々な下地に適応することができる。
また、基準の保持部材を固定した後にそこから双方向に葺けることで、任意の位置より適宜に屋根又は外壁の施工を行うことができる。そのため、屋根又は外壁の工事以外の各種の施工、例えば内装工事、或いは住宅周りの足場の設置や解体等の影響を受けることなく、容易に施工することができ、各種の施工を含んだ全体的な施工性をも向上することができる。
図1(a)~(d)に示す本発明の実施例1の施工法では、図1(e)に拡大して示す第1保持部材1と、図1(f)に拡大して示す第2保持部材5とを用いて横葺き屋根を施工するものである。
この実施例1における第1保持部材1は、図1(e)に示すように水下側に延在する接地片11と、該接地片11から立ち上がると共に水下側へ延在する係合片12と、を備える構成である。また、この実施例1における第2保持部材5は、図1(f)に示すように水上側に延在する接地片51と、該接地片51から立ち上がると共に水下側へ延在する係合片52と、を備える構成である。したがって、これらの第1保持部材1及び第2保持部材5は、接地片11,51が延在する方向が異なる以外は、係合片12,52を有する点で共通する。但し、前記第1保持部材1の接地片11の水上端には水上側へ延在する差込部11cが設けられている。
また、第1保持部材1の接地片11も第2保持部材の接地片51も、丸く加工された先端(側端)に向かって厚みが薄くなるように形成されている点で共通し、それぞれ円孔である固定部10,50を備えている点でも共通する。なお、この固定部10,50には固着具1b,5bが打ち込まれて下地(支持部材)2に固定される。
図1(a)は、図中にハッチングを施した基準の第1保持部材1を、傾斜勾配を有する下地2に固定した状態を示し、図1(b)は、前記基準の第1保持部材1から水上側へ向かって横葺き外装材3、バックアップ材4、及び第2保持部材5を施工し、更にその水上側に、それぞれ新たな横葺き外装材3、バックアップ材4、及び第2保持部材5を施工する状態を示している。
前記第1保持部材1や前記第2保持部材5を固定する下地(支持部材)2は、流れ方向に連続するように配設された断面ハット状の支持部材であって、より具体的にはこの支持部材2の上面が、第1保持部材1や第2保持部材5の接地片11、51を沿わせる下地面(取付面)を形成している。なお、この上面には図示しない位置決め用の孔や凹部を形成してもよい。
用いた横葺き外装材3については図5(a)に示すように、用いたバックアップ材4については図5(b)に示すように、それぞれ特殊ではなく、広く一般的に提供されているものである。
図5(a)に示される横葺き外装材3は、隣り合う横葺き外装材3,3同士が相互に係合される様式であって、その面板部31も、その水上側成形部33も、その水下側成形部32も、極めて一般的である。なお、同図における中央に平面図が示され、その上方が水下側から見た正面図、その下方が水上側から見た正面図、その左方が左側面図、その右方が右側面図である。
図5(b)に示されるバックアップ材4は、水上側から水下側に向かって厚くなるように成形されている。なお、同図における中央に平面図が示され、その上方が水下側から見た正面図、その下方が水上側から見た正面図、その左方が左側面図、その右方が右側面図である。
前記図1(a)は、ハッチングを施した基準の第1保持部材1を、支持部材の上面である下地2に固定した状態であって、接地片11を沿わせて固定部10に固着具1bを打ち込んで行われている。
続く図1(b)は、図中に大矢印で示すように基準の第1保持部材1から水上側へ向かって横葺き外装材3等を施工する状態が示され、まず基準の第1保持部材1の水上側に、横葺き外装材3、バックアップ材4、及び第2保持部材5が施工された後、更に水上側に向かって横葺き外装材3、バックアップ材4、及び第2保持部材5が施工されようとしている。
より詳しくは、基準の第1保持部材1の係合片12に、横葺き外装材3の水下側成形部32を係合させる工程と、第2保持部材5を、横葺き外装材3の水上側成形部33に係合させつつ固定する工程と、を行った後、更にその水上側に向かってそれぞれの工程を繰り返すものである。
更に詳しくは、横葺き外装材3の敷設に際して面板部31の裏面側にバックアップ材4を沿わせて配設している。また、基準の第1保持部材1の係合片12に、横葺き外装材3の水下側成形部32を係合させる工程や、第2保持部材5を、横葺き外装材3の水上側成形部33に係合させる工程については、やや水下側の上方からそれぞれ容易に係合させることができる。
続いて図1(c)は、図中に大矢印で示すように基準の第1保持部材1から水下側へ向かって横葺き外装材3等を施工する状態が示され、まず基準の第1保持部材1の水下側に、横葺き外装材3、バックアップ材4、及び新たな第1保持部材1が施工されようとしている。
より詳しくは、基準の第1保持部材1の係合片12に、横葺き外装材3の水上側成形部33を係合させる工程と、新たな第1保持部材1を、前記横葺き外装材3の水下側成形部32に係合させつつ固定する工程と、を行うとするものである。
更に詳しくは、基準の第1保持部材1の係合片12に、横葺き外装材3の水上側成形部33を係合させる工程では、図示するように水下側成形部32が上に水上側成形部33が下になるように傾けた状態で臨ませて取り付けるようにする。その際、面板部31の裏面側にバックアップ材4を沿わせるように配設する。また、新たな第1保持部材1を配設するには、水下側成形部32に係合片12を浅く係合させると共に差込部11cがバックアップ材4の裏面側に差し込まれるように取り付ける。
そして、図1(d)に示す施工状態の横葺き屋根が得られるが、流れ方向に隣接する横葺き外装材3,3同士が係合されて一連の屋根面が形成されると共に、複数のバックアップ材4が、屋根面の裏面側に、第1保持部材1又は第2保持部材5を介して隙間なく隣接される断熱層が形成されている。
このように本発明の施工法は、従来、一方向にのみ施工が可能であった横葺き屋根又は横葺き外壁の葺き方を、水下側から水上側へ、水上側から水下側へと双方向に施工できる工法を可能とする。
図3及び図4に示す本発明の実施例2の施工法では、図2に示す第1保持部材と第2保持部材とを兼ねる兼保持部材6を用いて横葺き屋根を施工するものである。
この実施例2における兼保持部材6は、図2(a)に示すように横片状の接地片61と、該接地片61から立ち上がると共に水下側(図面左側)へ延在する係合片62と、を備える構成であって、係合片62の立上り基端の水下側の接地片61(61a)にも、水上側の接地片61(61b)にも、下地への固定部(60a,60b)がそれぞれ形成されている。
この兼保持部材6は、図2(b)~(f)に底面図を除く六面図を示しているが、前記固定部60a,60bとしては、この接地片61を貫通する円孔が設けられている。また、前記係合片62の先端には、水下側へ延在する係合部621、折返し状に内側(接地片61側)へ延在する抜け止め部622が枝分かれ状に形成されている。
なお、図2(b)、(d)は、係合片62側から見た正面図、背面図であって、図2や図3における使用状態(施工状態)においては、係合片62側、即ち水下側から見た正面図、背面図に相当する。そのため、使用状態における正面図である前記図2(a)は、左側面図である図2(e)と同一である。
また、接地片61のうち、係合片62の立上り基端の水下側に図面に符号61aを付すと共に、立上り基端の水上側に図面に符号61bを付して区別したので、係合片62の立上り基端の水下側の接地片61aに水下側の固定部60aが形成され、係合片62の立上り基端の水上側の接地片61bに水上側の固定部60bが形成されている。
なお、水下側の接地片61aも水上側の接地片61bも、丸く加工された先端(側端)に向かって厚みが薄くなるように形成されている。
そして、この兼保持部材6は、図3及び図4に示すように、一方向にのみ施工が可能であった横葺き屋根又は横葺き外壁の葺き方を、水下側から水上側へ、及び水上側から水下側へと双方向に施工できる工法を可能とするものである。
図3(a)は、図中にハッチングを施した兼保持部材6から、水上側へ向かって横葺き外装材3及びバックアップ材4を施工する状態を示すものであり、図3(b)は、ハッチングを施した兼保持部材6から、水下側へ向かって横葺き外装材3及びバックアップ材4を施工する状態を示している。
なお、この兼保持部材6を固定する下地(支持部材)2、用いた横葺き外装材3、用いたバックアップ材4については、それぞれ前記実施例1と同様である。
前記図3(a)の状態について詳細に説明すると、ハッチングを施した兼保持部材6から水下側には、既に横葺き外装材3及びバックアップ材4が敷設されている状態から、水上側に向かって横葺き外装材3及びバックアップ材4を施工しようとする状態が示されている。そのため、ハッチングを施した兼保持部材6の係合片62には、その下段側の横葺き外装材3の水上側成形部33が既に係合されている。なお、係合片62には、前述のように折返し状に内側(接地片61側)へ延在する抜け止め部622が設けられているので、水上側成形部33と深く係合されている。
この状態で、まず、ハッチングを施した兼保持部材6の水上側の固定部60bに固着具6bを固定した後、当該兼保持部材6の係合片62に、新たな横葺き外装材3の水下側成形部32を係合させるが、その際、面板部31の裏面側にバックアップ材4を沿わせるように配設する。
次に、前記図3(b)の状態について詳細に説明すると、ハッチングを施した兼保持部材6から水上側には、既に横葺き外装材3及びバックアップ材4が敷設されている状態から、水下側に向かって横葺き外装材3及びバックアップ材4を施工しようとする状態が示されている。そのため、ハッチングを施した兼保持部材6の係合片62には、その上段側の横葺き外装材3の水下側成形部32が既に係合されている。なお、係合片62には、前述のように水下側へ延在する係合部621が設けられているので、水下側成形部32の端縁が当接するように係合されている。
この状態で、まず、ハッチングを施した兼保持部材6の水下側の固定部60aに固着具6bを固定した後、当該兼保持部材6の係合片62に、新たな横葺き外装材3の水上側成形部33を係合させるが、図示するように水下側成形部32が上に水上側成形部33が下になるように傾けた状態で臨ませて取り付けるようにする。その際、面板部31の裏面側にバックアップ材4を沿わせるように配設する。
図4は、ハッチングを施した兼保持部材6を、支持部材である下地2に固定した図4(a)の状態からスタートし、前記兼保持部材6の水上側に横葺き外装材3及びバックアップ材4を取り付ける図4(b)の状態、前記兼保持部材6の水下側に横葺き外装材3及びバックアップ材4を取り付ける図4(c)の状態を経て、図4(d)には更にその外側にそれぞれ横葺き外装材3及びバックアップ材4を順次取り付けている。
前記図4(a)は、前述のように支持部材である下地2にハッチングを施した兼保持部材6を固定した状態を示しており、水下側の固定部60aにも水上側の固定部60bにもそれぞれ固着具6bを打ち込んで固定する。そのため、このハッチングを施した兼保持部材6は、下地2に強固に且つ一体的に取り付けられている。
前記図4(b)は、前述のようにハッチングを施した兼保持部材6の水上側に横葺き外装材3及びバックアップ材4を取り付ける状態を示しているから、その点では前記図3(a)の状態と同様である。
この図4(b)では、具体的な横葺き外装材3及びバックアップ材4の取付態様の一例を示し、ハッチングを施した兼保持部材6の係合片62に対し、水下側成形部32が下になるように傾斜させた状態の横葺き外装材3を臨ませる。
この傾斜状態の横葺き外装材3の水上側成形部33には、新たな兼保持部材6の係合片62を係合させると共に、面板部31の裏面側にバックアップ材4を沿わせている。
その際、新たな兼保持部材6を配設するには、水上側成形部33に係合片62を浅く係合させると共に水下側の接地片61aがバックアップ材4の裏面側に差し込まれるように取り付けた。そして、新たな兼保持部材6の水下側の接地片61aが、バックアップ材4の保持に寄与するため、バックアップ材4は横葺き外装材3と共に取り付けられ、水上側の接地片61bには、固着具6bが取り付けられている。
前記図4(c)は、前述のようにハッチングを施した兼保持部材6の水下側に横葺き外装材3及びバックアップ材4を取り付ける状態を示しているから、その点では前記図3(b)の状態と同様である。
この図4(c)では、具体的な横葺き外装材3及びバックアップ材4の取付態様の一例を示し、ハッチングを施した兼保持部材6の係合片62に対し、水上側成形部33が下になるように傾斜させた状態の横葺き外装材3を臨ませる。
この傾斜状態の横葺き外装材3の面板部31の裏面側には、水下側からバックアップ材4を臨ませる。その後、図示しないが兼保持部材6の係合片62に水上側成形部33を回動させて係合させる際に、バックアップ材4を深く水上側へスライドさせると共に新たな兼保持部材6の水上側の接地片61bを、バックアップ材4の裏面側に位置するように取り付ける。
その際、新たな兼保持部材6の配設と、バックアップ材4の配設とは、同時に行われるものであって、新たな兼保持部材6の係合片62を浅く水下側成形部32に係合させた状態でバックアップ材4のスライドを進行させ、新たな兼保持部材6の水上側の接地片61bが、バックアップ材4の裏面側に差し込まれるように取り付ける。なお、新たな兼保持部材6の水下側の接地片61aには、固着具6bが取り付けられている。
前記図4(d)は、前述のように更にその外側、即ち水上側、水下側に、それぞれ横葺き外装材3及びバックアップ材4を取り付けているものであり、それぞれの取付操作については、前述の図4(b)及び図4(c)における取付操作と全く同様である。
この実施例2に用いる兼保持部材6は、第1保持部材及び第2保持部材を兼ねるものであるから、用いる部材が一種類であって、部材作成及び部材管理が容易となる。
また、当該実施例2における兼保持部材6の係合片62は、その先端に水下側へ延在する係合部621が形成されているので、この係合部621が、横葺き外装材3の水下側成形部32の水下端を係合させることができ、流れ方向へのずれ動きを防止できることで、より安定に横葺き外装材3を配設できる。
また、当該実施例2における兼保持部材6の係合片62は、その先端に折返し状に内側へ延在する抜け止め部622が形成されているので、この抜け止め部622が、横葺き外装材3の水上側成形部33を安定に係合させることができ、より安定に横葺き外装材3を配設できる。
さらに、前記兼保持部材6を用いた横葺き屋根の施工法は、傾斜勾配を有する下地2に接地片61を沿わせた兼保持部材6の水上側へも水下側へも双方向に横葺き外装材3を施工できる。
そのため、屋根の勾配に応じて施工のし易い葺き方向を選択することができ、施工効率と安全性の向上が確保される。また、屋根面の部分補修を簡易にすることができ、破損や亀裂等を生じた当該横葺き外装材を含む近隣の横葺き外装材のみを交換すればよいため、補修及びメンテナンスに関する工事が格段に向上する。
1 第1保持部材
11 接地片
12 係合片
122 抜け止め部
10 固定部
1b 固着具
2 下地(支持部材)
3 横葺き外装材
31 面板部
32 水下側成形部
33 水上側成形部
4 バックアップ材
5 第2保持部材
51 接地片
52 係合片
522 抜け止め部
50 固定部
5b 固着具
6 兼保持部材
61 接地片
61a 水下側の接地片
61b 水上側の接地片
62 係合片
621 係合部
622 抜け止め部
60a 水下側の固定部
60b 水上側の固定部
6b 固着具

Claims (4)

  1. 水上側、水下側の少なくとも一方側に延在すると共に傾斜勾配を有する下地に沿わせる接地片と、該接地片から立ち上がると共に水下側へ延在する係合片と、を備える保持部材を用いる横葺き屋根又は横葺き外壁の施工法であって、
    水下側に延在する接地片を有する基準の第1保持部材が下地に固定された後、
    基準の第1保持部材の水上側に隣り合う横葺き外装材を配設する際には、
    前記基準の第1保持部材の前記係合片に、横葺き外装材の水下側成形部を係合させる工程と、水上側に延在する接地片を有する第2保持部材を、前記横葺き外装材の水上側成形部に係合させつつ固定する工程と、を行い、
    基準の第1保持部材の水下側に隣り合う横葺き外装材を配設する際には、
    前記基準の第1保持部材の前記係合片に、横葺き外装材の水上側成形部を係合させる工程と、新たな第1保持部材を、前記横葺き外装材の水下側成形部に係合させつつ固定する工程と、を行うことを特徴とする横葺き屋根又は横葺き外壁の施工法。
  2. 水上側、水下側の両方に延在する接地片を備える保持部材が、前記第1保持部材と前記第2保持部材を兼ねることを特徴とする請求項1に記載の横葺き屋根又は横葺き外壁の施工法。
  3. 前記保持部材の前記係合片には、その先端に水下側へ延在する係合部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の横葺き屋根又は横葺き外壁の施工法。
  4. 前記保持部材の前記係合片には、その先端に折返し状に内側へ延在する抜け止め部が形成されていることを特徴とする請求項1~3の何れか一項に記載の横葺き屋根又は横葺き外壁の施工法。
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