JP2022107878A - トンネルの裏込め材注入方法及び装置、裏込め材 - Google Patents

トンネルの裏込め材注入方法及び装置、裏込め材 Download PDF

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【課題】裏込め部に高強度の裏込め材を確実かつ効率的に注入可能な裏込め材注入装置を提供する。【解決手段】裏込め材注入装置10は、骨材、水、及びミセル剤を混合してジェル状骨材体を作成するミキサー16と、セメント、水、あるいはセメント、水及びミセル剤を混合してセメントジェルを作成するミキサー24と、ジェル状骨材体をトンネル4の切羽付近まで圧送する骨材ジェル圧送ポンプ12と、セメントジェルをトンネル4の切羽付近まで圧送するセメントジェル圧送ポンプ21と、ジェル状骨材体とセメントジェルを混合して裏込め材7aを作成するミキサータンク40と、混合された裏込め材7aをトンネル4の裏込め部7に注入する裏込め注入管8と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、トンネルを築造するとき、トンネルの裏込め部(以下、テールボイドともいう。)に裏込め材を注入するトンネルの裏込め材注入方法及び装置、裏込め材に関する。
一般に、トンネルを築造するとき、覆工体(セグメント)と地盤との間に形成される裏込め部に裏込め材が注入される。この裏込め材の注入方法としては、一液性と二液性がある。一液性は、一例としてセメント、ベントナイト、骨材、及び水を混合したものがあり、これらに適宜混和剤が加えられることもある。この一液性は、現在では主に山岳トンネルの裏込め部に使用されている。
また、トンネル発進基地で裏込め材が作成され、この裏込め材がポンプ等の圧送手段でトンネル内の配管を通して圧送され、トンネル内の切刃付近で裏込め部に充填される。
二液性は、主にシールドトンネル工事で採用されている。例えば、トンネル発進基地でA液とB液を作成する。A液としては、例えばセメント、骨材と粘土、ベントナイトと水の混合体であり、B液としては、水ガラス溶液等の凝結剤である。
A液とB液は、トンネル発進基地からそれぞれ別の配管を通して圧送され、シールド掘進機の後端付近で混合されて裏込め部に注入充填される。A液にB液の凝結剤を混合することにより、A液の裏込め材のゲル化と凝結を早めて裏込め部おいて地下水に希釈されにくいようにしている。
近年では、長距離シールドトンネル工事においては、発進基地やトンネル坑内でA液とB液の凝結剤とが別々の配管で圧送される。A液は、砂や粘土等の骨材とセメント等の固化材が含まれる混合体(モルタル)である。
シールド掘進機が掘進すると同時に、A液にB液をシールド掘進機の直後方で混合して圧入ポンプでシールド筒後方より裏込め部へ充填される。この裏込め部の付近では、B液としての凝結剤をA液に添加して混合し、これを裏込め部に充填して早期に凝結(ゲル化)させるようにしている。
特開2016-166447号公報
しかしながら、シールド掘進機の掘進に支障が生じて掘進動作が停止すると、裏込め部に裏込め材を注入することができなくなる。このため、トンネル坑内の配管に充填されたA液のセメント等の固化材が固化する。その結果、上記配管内からA液のモルタルを除去してトンネル坑内で掃除することになる。あるいは、上記配管を解体して地上の発進基地に搬送して固化した裏込め材を除去する作業が必要になる。あるいは、上記配管を交換することにもなり、その交換作業時間と経費が嵩むことになる。
これまで、シールドトンネル工事では、良好な施工性を図るため、裏込め材の流動性が重要視されている。我国では、シールドトンネル工事が軟弱地盤において多く採用されてきた。このため、強度が高い裏込め材の必要性が少なかった。
シールドトンネル周辺の地盤は、軟弱地盤であることが多かったため、A液の骨材としてセメント、粘土、ベントナイトが主体となっていた。
近年、シールドトンネル工事では、第三紀層や岩盤の硬質地盤を通過するケースが増加している。
したがって、現在では、高強度の裏込め材としてモルタル等を注入する効率的で安全性が高く施工の容易な注入方法が求められている。周辺地盤の強度に相当する裏込め材がトンネル周辺に充填されることにより、地盤と覆工体(セグメント)の一体化が図れ、地盤のばねを利用した合理的な覆工体の設計が可能になり、覆工体の厚さを薄くすることができる。あるいは覆工体内部の鉄筋を削減することができる等の利点がある。
ところで、特許文献1に記載された技術は、モルタル(A液)と硬化促進剤(水ガラス)を別個に作成している。上記A液には、砂とセメントが配合されている。この技術では、モルタルが配管内を圧送されることにより、長期的な掘進動作が停止すると、配管内でモルタルの硬化により固結が発生するため、継続して裏込め注入ができなくなり、骨材である砂の再利用も不可能である。そして、上述したように固化した配管内を掃除するために時間とコストが大幅にかかるという問題がある。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、裏込め部に高強度の裏込め材を確実かつ効率的に注入可能なトンネルの裏込め材注入方法及び装置、裏込め材を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に記載の発明は、トンネルの発進基地又は前記トンネルの坑内において、骨材、水、及び増粘剤を混合してジェル状骨材体を作成する第1の混合工程と、前記トンネルの発進基地又は前記トンネルの坑内において、セメント、水、あるいはセメント、水及び増粘剤を混合してセメントジェルを作成する第2の混合工程と、前記第1の混合工程によって混合された前記ジェル状骨材体を、第1の配管を通して前記トンネルの切羽付近まで圧送する第1の圧送工程と、前記第2の混合工程によって混合された前記セメントジェルを、第2の配管を通して前記トンネルの切羽付近まで圧送する第2の圧送工程と、前記トンネルの切羽付近まで圧送された前記ジェル状骨材体と前記セメントジェルを混合して裏込め材を作成する第3の混合工程と、前記第3の混合工程によって混合された前記裏込め材を前記トンネルの裏込め部に注入する注入工程と、を有する。
また、本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記第1の混合工程において、前記骨材、前記水、及び前記増粘剤に、消泡剤を添加して前記ジェル状骨材体を作成する。
また、本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加え、前記裏込め材の注入直前に前記裏込め材に凝結剤を混入して前記裏込め部に注入する。
また、本発明の請求項4に記載の発明は、トンネルの発進基地又は前記トンネルの坑内において、骨材、水、及び増粘剤を混合してジェル状骨材体を作成する第1の混合手段と、前記トンネルの発進基地又は前記トンネルの坑内において、セメント、水、あるいはセメント、水及び増粘剤を混合してセメントジェルを作成する第2の混合手段と、前記第1の混合手段によって混合された前記ジェル状骨材体を、第1の配管を通して前記トンネルの切羽付近まで圧送する第1の圧送手段と、前記第2の混合手段によって混合された前記セメントジェルを、第2の配管を通して前記トンネルの切羽付近まで圧送する第2の圧送手段と、前記トンネルの切羽付近に設置され、前記第1の圧送手段によって圧送された前記ジェル状骨材体と前記第2の圧送手段によって圧送された前記セメントジェルを混合して裏込め材を作成する第3の混合手段と、前記第3の混合手段によって混合された前記裏込め材を前記トンネルの裏込め部に注入する注入手段と、を備える。
また、本発明の請求項5に記載の発明は、請求項1又は4に記載の前記裏込め材の成分は、少なくとも前記セメント、前記骨材、前記水、及び前記増粘剤を含む。
また、本発明の請求項6に記載の発明は、請求項3に記載の前記裏込め材の成分は、少なくとも前記セメント、前記骨材、前記水、前記増粘剤、及び前記凝結剤を含む。
また、本発明の請求項7に記載の発明は、請求項1又は4に記載の前記裏込め材は、前記水と前記セメントとの比が50%以下である。
また、本発明の請求項8に記載の発明は、請求項1又は4に記載の前記裏込め材は、前記水と前記セメントとの比が50%であって、1m当たりの重量が前記水440kg、前記セメント880kg、前記骨材528kgであり、前記ジェル状骨材体における前記水と前記骨材との比は42~21%で、前記セメントジェルにおける前記水と前記セメントとの比が38~25%であり、前記水と前記ミセル剤との比が1.50~3.0%である。
また、本発明の請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の前記増粘剤は、ミセル剤であって、該ミセル剤は、下記一般式(1)で表される化合物を2種以上含有するミセル剤であって、前記2種以上の化合物は、一般式(1)中のXが異なっており、前記2種以上の化合物のうち、少なくとも1つは一般式(1)中のXのR1a又はR1bがアルケニル基の化合物であって、更にアニオン性化合物との組合せからなる裏込め材。
Figure 2022107878000002
〔式中、XはR1a又はR1b-〔CONH-CHCHCH〕n-で表される基である。R1aは、炭素数14以上22以下のアルキル基又は炭素数14以上22以下のアルケニル基である。nは1以上3以下の整数である。RおよびRは、それぞれ独立に、炭素数1以上4以下のアルキル基又は-(CO)pHで表される基である。pは、平均付加モル数であり、RおよびRの合計で0以上5以下の数である。〕。
また、本発明の請求項10に記載の発明は、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の前記セメントジェルは、前記セメントとセメント分散剤との比が0.2~0.7%である。
本発明の請求項1乃至請求項10に記載の発明によれば、骨材、水、及び増粘剤を混合してジェル状骨材体を作成し、セメント、水、あるいはセメント、水及び増粘剤を混合してセメントジェルを作成し、これらジェル状骨材体とセメントジェルを別々にトンネルの切羽付近まで圧送し、これらジェル状骨材体とセメントジェルを混合して裏込め材を作成して裏込め部に注入することにより、裏込め部に高強度の裏込め材を確実かつ効率的に注入することが可能となる。
また、本発明の請求項1乃至請求項10に記載の発明によれば、ジェル状骨材体にセメントが含まれていないため、長期的に全く固化しなくなり、取扱いが容易である。これにより、ジェル状骨材体を圧送するための配管内の掃除が容易になるとともに、ジェル状骨材体内の砂を再利用することができる。
本発明の一実施形態に係るトンネルの裏込め材注入装置の構成を示す系統図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[一実施形態]
図1は、本発明の一実施形態に係るトンネルの裏込め材注入装置の構成を示す系統図である。
図1に示すように、シールド掘進機1は、主に、スキンプレート2、カッタヘッド3、図示しない推進用ジャッキ及びセグメント組立装置を備える。シールド掘進機1は、前方の地盤5を掘削する。一方、そのシールド掘進機1の後方では、上記セグメント組立装置を用いてセグメント6をリング状に組み立て、組み立てたセグメント6と地盤5の掘削孔5aとの間に形成される裏込め部(テールボイド)7に裏込め材7aを裏込め材注入管8の吐出口8aから注入してトンネル4を築造するトンネル施工が実施される。
<裏込め材注入装置の構成説明>
裏込め材注入装置10は、主にジェル状骨材体を作成する骨材ジェル製造設備11と、骨材ジェル製造設備11によって製造されたジェル状骨材体をトンネル坑内4aの切羽付近まで圧送する第1の圧送手段としての骨材ジェル圧送ポンプ12と、セメントジェルを作成するセメントジェル製造設備20と、このセメントジェル製造設備20によって製造されたセメントジェルをトンネル坑内4aの切羽付近まで圧送する第2の圧送手段としてのセメントジェル圧送ポンプ21と、凝結剤を作成する凝結剤製造設備30と、この凝結剤製造設備30によって作成された凝結剤を裏込め材注入管8まで圧送する凝結剤圧送ポンプ31と、トンネル坑内4aの切羽付近に設置され、骨材ジェル圧送ポンプ12によって圧送されたジェル状骨材体とセメントジェル圧送ポンプ21によって圧送されたセメントジェルを混合する第3の混合手段としてのミキサータンク40とを備える。
これら骨材ジェル製造設備11、骨材ジェル圧送ポンプ12、セメントジェル製造設備20、セメントジェル圧送ポンプ21、凝結剤製造設備30、及び凝結剤圧送ポンプ31は、地上の発進基地9に設置されている。
骨材ジェル製造設備11は、砂等の骨材を収容する骨材槽13と、水を収容する水槽14と、ミセル剤を収容するミセル剤槽15と、計量器13a,14a,15aと、第1の混合手段としてのミキサー16とを有している。上記骨材とは、主として砂、高炉スラグ、フライアッシュ、ミクロサンド、石灰石微粉末、石粉、シラス微粉末等であって、あるいはこれらの混合体をいう。上記砂としては、川砂、海砂、陸砂、珪砂、砕砂等が挙げられる。計量器13a,14a,15aは、それぞれ骨材、水、ミセル剤を計量する。ミキサー16は、計量器13a,14a,15aによって計量された骨材、水、ミセル剤を撹拌混合することでジェル状骨材体が作成される。
本実施形態では、砂等に一定の割合でミセル剤と水を混合する。本実施形態では、これをジェル状骨材体という。このジェル状骨材体は、骨材ジェル圧送ポンプ12の圧送に適した不分離状態を長時間維持し、適度な流動性と粘性を有している。上記骨材ジェル圧送ポンプ12は、ジェル状骨材体配管17を介してミキサータンク40に接続されている。ジェル状骨材体配管17は、地上の発進基地9から地盤5に掘削した発進立坑18を経てトンネル坑内4aのミキサータンク40まで延びている。このミキサータンク40は、撹拌装置40aを備えている。
セメントジェル製造設備20は、セメントを収容するセメント槽22と、水を収容する水槽23と、計量器22a,23aと、第2の混合手段としてのミキサー24とを有している。計量器22a,23aは、それぞれセメント、水を計量する。ミキサー24には、計量器22a,23aによって計量されたセメント、水と、例えば一定量の遅延剤が添加混合されてセメントジェル(セメントミルク)が作成される。上記セメントジェル圧送ポンプ21は、セメントジェル配管25を介してミキサータンク40に接続されている。セメントジェル配管25もジェル状骨材体配管17と同様に、地上の発進基地9から発進立坑18を経てトンネル坑内4aのミキサータンク40まで延びている。
凝結剤製造設備30は、凝結剤を収容する凝結剤槽32と、凝結剤の量を計る流量計を含む計量器32aとを有している。上記凝結剤としては、例えば所定の濃度の水ガラス液が用いられる。凝結剤圧送ポンプ31は、凝結剤配管33を経て撹拌混合機能を有する混合部41に接続されている。この混合部41は、トンネル坑内4aの切羽付近に設置されている。混合部41は、裏込め材注入管8に配設されている。凝結剤配管33は、地上の発進基地9から発進立坑18を経てトンネル坑内4aの混合部41まで延びている。混合部41は、裏込め材注入管8に向けて供給される裏込め材7aに凝結剤を添加混合する。
トンネル坑内4aのミキサータンク40は、注入配管42を介して裏込め材注入管8に接続されている。この裏込め材注入管8は、スキンプレート2に装着され、その先端部に裏込め部7に向けて後方に開口された吐出口8aを有している。注入配管42には、注入ポンプ43が配設されている。これら裏込め材注入管8、吐出口8a、注入配管42、及び注入ポンプ43は、本実施形態の注入手段を構成する。
<裏込め材注入装置の作用説明>
次に、本実施形態の裏込め注入装置10の作用を説明する。
地上の発進基地9では、骨材槽13の骨材である砂と、水槽14の水と、ミセル剤槽15のミセル剤とがそれぞれ計量器13a,14a,15aにより計量されてミキサー16に移送される。このミキサー16は、砂と、水と、ミセル剤とが撹拌混合されてジェル状骨材体が作成される(第1の混合工程)。このジェル状骨材体は、上述したように骨材ジェル圧送ポンプ12の圧送に適した不分離状態を長時間維持し、適度な流動性と粘性を有している。
このため、ジェル状骨材体は、コンクリートポンプ等に類した骨材ジェル圧送ポンプ12で容易に圧送することが可能である。本実施形態のようにトンネル4の長さが非常に長い場合には、中継ポンプを使用することができる。ジェル状骨材体は、骨材ジェル圧送ポンプ12を駆動させると、ジェル状骨材体配管17を経由してシールド掘進機1付近、すなわち切羽付近のミキサータンク40まで圧送されて貯留される(第1の圧送工程)。このミキサータンク40では、撹拌装置40aによって撹拌することで、長時間の流動性や不分離性を確保することができる。
また、地上の発進基地9では、セメント槽22から計量器22aで計量されたセメントと、水槽23から計量器23aで同じく計量された水とともに、例えば一定量の遅延剤がミキサー24に添加混合されて、セメントジェルが作成される(第2の混合工程)。このセメントジェルは、セメントジェル圧送ポンプ21によりセメントジェル配管25を経由してシールド掘進機1付近のミキサータンク40に圧送される(第2の圧送工程)。第3の混合工程では、このミキサータンク40に設けられた撹拌装置40aによって撹拌することで、上記ジェル状骨材体と混錬されて、裏込め材が作成される。この裏込め材7aは、注入ポンプ43を駆動することにより注入配管42を経由して撹拌混合機能を有する混合部41に圧送された後、裏込め材注入管8を経由して吐出口8aから裏込め部7に注入される(注入工程)。
ここで、ミキサータンク40は、例えば大口径トンネルで、大量に裏込め材7aを注入する場合やトンネル4の掘進延長が長距離となる場合、複数設置する場合もある。この場合、注入ポンプ43も同様に複数設置される。
さらに、地上の発進基地9では、凝結剤槽32において凝結剤である例えば所定の濃度の水ガラス液を計量器32aにより計量して凝結剤圧送ポンプ31によりシールド掘進機1付近の混合部41に圧送することで、上述のようにして作成された裏込め材7aに添加混合される。ここで、凝結剤である水ガラスを含む溶液の注入量は、裏込め材7aの2.5~4.5%であることが望ましい。なお、本実施形態では、凝結剤に水ガラス系を用いたが、これに限らずアルミニウム塩系、又は水酸化アルミニウム系の凝結剤を用いてもよい。そして、本実施形態では、図示はしていないが混合部41を組み立てられたセグメントの裏込め注入孔に取り付け、直接裏込め部7に充填する場合もある。
混合部41では、裏込め材に水ガラス液等の凝結剤が添加混合され、裏込め注入管8の吐出口8aから裏込め部7であるテールボイドへ吐出され、裏込め部7に充填される。なお、混合部41は、裏込め注入管8に配設する場合もある。
また、本実施形態では、セメントジェル(ジェル状セメント)に代えて、上記ジェル状骨材体とセメントジェルを別系統でトンネル坑内4aの切羽付近まで圧送し、この切羽付近で上記ジェル状骨材体とセメントジェルをミキサータンク40あるいはラインミキサー等で混合して裏込め材7aを作成するようにしてもよい。この裏込め材7aは、上記と同様に注入ポンプ43を駆動することで、注入配管42、裏込め材注入管8を経由して裏込め部7に充填される。上記セメントジェルとは、ミセル剤等の増粘剤を混合してジェル状を呈するものをいう。
なお、増粘剤には、ミセル剤の他に、例えばメチルセルロース(MC)が用いられる。メチルセルロース以外のセメントコンクリート向け増粘剤には、例えば酵素より作られるバイオポリマー系の増粘剤や、アクリル系の合成品であるポリアクリルアミド系増粘剤が用いられる。
さらに、セメントジェルは、地上の発進基地9等において、セメントと、水と、セメント分散剤(マイティ(商品名:花王株式会社製)等)とを混合して、それぞれ別系統の配管で、シールド掘進機1の後方まで圧送する。セメントジェルは、圧送距離や可使時間等に応じて他の分散剤や遅延剤等の添加剤を加えるとより好適である。なお、分散剤の使用量は、セメントの0.2~0.7%程度が良好である。
ここで、砂ジェルの製造やセメントジェルの製造は、例えば地上の発進基地9の用地に砂置き場が設けられていない等の条件によっては、トンネル坑内4a、発進基地9のみならず、近隣のコンクリートプラント設備を転用して製造してもよい。このコンクリートプラント設備は、精度の良好な管理設備や熟練の管理技術者が常設・常置しているので、精度が確保されたセメントジェルやジェル状骨材体が製造可能であり、ここから発進基地9までコンクリート運搬車(生コン車)を利用して運搬すると好適である。
<本実施形態で用いられる各材料の説明>
次に、本実施形態で用いられる各材料について説明する。
ジェル状骨材体は、流動性を有し、かつ粘性を有し、砂等を包含して容易に分離しない性質を有し、骨材ジェル圧送ポンプ12によるポンプ圧送が容易な状態を長時間維持している。ジェル状骨材体は、ヨーグルト、煮凝り、すりおろしたとろろ芋のような状態を呈する。ジェル状骨材体は、セメント等の硬化材が含まれていないので、ジェル状骨材体配管17内で固結現象を起こすことがなくなる。
ジェル状骨材体において、骨材として用いられる砂には、シルト(沈泥)以下の土粒子がわずかに含まれていることが実情としてあるものの、上記ミセル剤はシルト以下の土粒子の影響による性能低下がほとんどないという特徴があるので、ミセル剤を用いることで常に安定した状態のジェル状骨材体を作成することができる。
本実施形態に用いられる増粘剤としてのミセル剤とは、下記一般式(1)で表される化合物を2種以上含有するミセル剤であって、前記2種以上の化合物は、一般式(1)中のXが異なっており、前記2種以上の化合物のうち、少なくとも1つは一般式(1)中のXのR1a又はR1bがアルケニル基の化合物であって、更にアニオン性化合物との組合せからなる。
Figure 2022107878000003
〔式中、XはR1a又はR1b-〔CONH-CHCHCH〕n-で表される基である。R1aは、炭素数14以上22以下のアルキル基又は炭素数14以上22以下のアルケニル基である。nは1以上3以下の整数である。RおよびRは、それぞれ独立に、炭素数1以上4以下のアルキル基又は-(CO)pHで表される基である。pは、平均付加モル数であり、RおよびRの合計で0以上5以下の数である。〕
上記ミセル剤においては、砂等に少量含まれる粘土分が酸性あるいはアルカリ性であっても、これに影響されることがなく、長時間の砂ジェルの流動性の低下を抑えることができる。それに加えて、砂ジェルをセメント水と混合した後のアルカリ領域でも、流動性を保持することができ、シールド掘進中の裏込め材7aの流動性を一定時間保持することもできる。
上記ミセル剤は、弱酸性、アルカリ性の両領域で有効であり、低濃度で長期保持能力を有する。さらに、上記ミセル剤は、凝結剤液に混合しても凝結剤の特性を損なうことがなく、流動性を付与することができるため、このミセル体の利用領域を広げることが可能である。高炉セメントは混合セメントの一種であり、ポルトランドセメントに高炉スラグ微粉末を所定量混合されて製造される。この高炉スラグ微粉末は、本実施形態における骨材体として利用される。
<各実施例の説明>
以下、具体的な各実施例を表1及び表2に基づいて説明する。
Figure 2022107878000004
Figure 2022107878000005
表1は、本実施形態における好適な裏込め材の配合例として3つのケースを示している。表2において、比較例とはミセル剤を使用しない事例である。表1において、W/Cは水とセメントとの比であり、W/Sは水と骨材との比である。
比較例では、明らかに骨材である細砂と水は直ちに分離してしまい、流動性や粘性の欠けたジェル状を呈さない性状であって、圧送ポンプ等で圧送することができない状態であった。
このように表1に示すように、水とセメントとの比が50%であって、1m当たりの重量が水440kg、セメント880kg、骨材528kgであり、ジェル状骨材体における水と骨材との比は42~21%で、セメントジェルにおける水とセメントとの比が38~25%であり、また表2に示すように水とミセル剤との比が1.50~3.0%であることが望ましい。
表2において、実施例1から実施例4のそれぞれの配合は、表1の配合ケースを用いている。また、表2において、W×%は対水質量%であり、C×%は対セメント質量%である。実施例1から実施例4は、いずれもミセル剤が配合されている。実施例2はいずれも、ジェル状骨材体及びセメント水は分離せず、十分な流動性と粘性を有するので、それぞれ骨材ジェル圧送ポンプ12、セメントジェル圧送ポンプ21でジェル状骨材体及びセメント水を圧送することが可能であった。
これらの実施例は、砂ジェルの配合に、ミセル剤を添加しているが、ミセル剤に加えて、ミセル剤の2~3%の消泡剤を加えることも有効である。このような消泡剤としては、シリコーン系消泡剤が好ましく、消泡剤を加えることで、砂ジェルに含まれる気泡を消泡し、硬化体の圧縮強度を向上させる効果がある。
上記マイティは分散剤であって、セメントジェルの流動性を保持するとともに、硬化を遅延させる効果がある。このセメントジェルは、セメントとセメント分散剤との比が0.2~0.3%であることが望ましい。
セメントジェルの流動性と非分離性を高めるとともに、硬化を遅延させるために、セメント分散剤に加えて、ミセル剤や、遅延剤を添加することも有効である。
表2の実施例1~実施例4において、28日圧縮強度(σ28)は、いずれも24N/mm以上が確保されており、強度の高い地盤における裏込め材として適用可能であることが示された。上記ジェル状骨材体は、3日間程度の不分離性能が確認され、実施工でもシールド掘進トラブル等により、3日程度の掘進停止においても十分使用可能であることが確認された。また、上記ジェル状骨材体は、4日以降でも撹拌することにより流動性や不分離性の回復結果が得られたことで、4日以降でも使用可能であることが示唆された。セメントジェルについては、6時間~12時間程度の可使時間を得ることができる。
また、本実施形態では、地上の発進基地9でジェル状骨材体を作成し、これをシールド掘進機1の後方の切羽付近まで骨材ジェル圧送ホンプ12等を用いて、ジェル状骨材体配管17等で長距離輸送するため、砂の沈降を小さく大きな流動性を有する、配管抵抗の小さい状態が必要であり、粘性が大きいと長距離の管圧送に不利であるので粘性は大きい必要はない。
また、ここに示した配合例のみに限定されるものではない。トンネル建設条件、使用するセメントや骨材等の種類により配合は適宜変更することができる。
なお、本実施形態では、ジェル状骨材体及びセメントジェルを地上の発進基地9にて作成した例について説明したが、これに限らず発進立坑18あるいはトンネル坑内4aで作成するようにしてもよい。
<本実施形態の効果>
このように本実施形態は、地上の発進基地9において骨材と、水と、ミセル剤とを混合したジェル状骨材体を作成する一方、セメントジェルを作成し、それぞれ別個に骨材ジェル圧送ポンプ12、セメントジェル圧送ポンプ21でミキサータンク40まで圧送し、このミキサータンク40で混合して裏込め材7aを作成し、注入ホンプ43で注入機の近辺のミキサータンク40まで輸送し、注入配管42を経て裏込め注入管8の吐出口8aから裏込め部7に注入することにより、裏込め部7に高強度の裏込め材7aを確実かつ効率的に注入することが可能となる。
したがって、本実施形態のジェル状骨材体は、セメントが含まれていないことから、長期的にも全く固化しないので、取扱いが容易である。これにより、ジェル状骨材体を圧送するためのジェル状骨材体配管17内の掃除が容易になるとともに、ジェル状骨材体内の砂等を再利用することができる。
さらに、本実施形態では、ミキサータンク40内に撹拌装置40aを有するので、固化時間を遅らせることが可能である。この場合、特許文献1では、タンクに撹拌装置を有していないため、本実施形態と比べると、固化が早いので取扱いが難しい。なお、固化した材料は、裏込め材に再利用することができない。
因みに、砂等の骨材は、いずれも水と混ぜると直ちに沈殿分離するので、圧送ポンプで圧送するのが困難である。
<他の実施形態>
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。
なお、本実施形態の裏込め材は、シールド掘進機1に設けられた裏込め注入管8から裏込め部7へ注入するのみならず、セグメント6に設けられた裏込め注入孔から注入してもよいことは勿論である。
本実施例の裏込め材のセメントは、ポルトランドセメントや高炉セメント等のセメントや、それ以外のセメントを使用することができる。
1 シールド掘進機
2 スキンプレート
3 カッタヘッド
4 トンネル
4a トンネル坑内
5 地盤
6 セグメント
7 裏込め部(テールボイド)
7a 裏込め材
8 裏込め材注入管(注入手段)
8a 吐出口(注入手段)
9 発進基地
10 裏込め材注入装置
11 骨材ジェル製造設備
12 骨材ジェル圧送ポンプ(第1の圧送手段)
13 骨材槽
13a 計量器
14 水槽
14a 計量器
15 ミセル剤槽
15a 計量器
16 ミキサー(第1の混合手段)
17 ジェル状骨材体配管(第1の配管)
18 発進立坑
20 セメントジェル製造設備
21 セメントジェル圧送ポンプ(第2の圧送手段)
22 セメント槽
23 水槽
24 ミキサー(第2の混合手段)
25 セメントジェル配管(第2の配管)
30 凝結剤製造設備
31 凝結剤圧送ポンプ
32 凝結剤槽
32a 計量器
33 凝結剤配管
40 ミキサータンク(第3の混合手段)
40a 撹拌装置
41 混合部
42 注入配管(注入手段)
43 注入ポンプ(注入手段)
また、本発明の請求項8に記載の発明は、請求項1又は4に記載の前記裏込め材は、前記水と前記セメントとの比が50%であって、1m当たりの重量が前記水440kg、前記セメント880kg、前記骨材528kgであり、前記ジェル状骨材体における前記水と前記骨材との比は42~21%で、前記セメントジェルにおける前記水と前記セメントとの比が38~25%であり、前記水と前記増粘剤との比が1.50~3.0%である。

Claims (10)

  1. トンネルの発進基地又は前記トンネルの坑内において、骨材、水、及び増粘剤を混合してジェル状骨材体を作成する第1の混合工程と、
    前記トンネルの発進基地又は前記トンネルの坑内において、セメント、水、あるいはセメント、水及び増粘剤を混合してセメントジェルを作成する第2の混合工程と、
    前記第1の混合工程によって混合された前記ジェル状骨材体を、第1の配管を通して前記トンネルの切羽付近まで圧送する第1の圧送工程と、
    前記第2の混合工程によって混合された前記セメントジェルを、第2の配管を通して前記トンネルの切羽付近まで圧送する第2の圧送工程と、
    前記トンネルの切羽付近まで圧送された前記ジェル状骨材体と前記セメントジェルを混合して裏込め材を作成する第3の混合工程と、
    前記第3の混合工程によって混合された前記裏込め材を前記トンネルの裏込め部に注入する注入工程と、
    を有するトンネルの裏込め材注入方法。
  2. 前記第1の混合工程において、前記骨材、前記水、及び前記増粘剤に、消泡剤を添加して前記ジェル状骨材体を作成する請求項1に記載のトンネルの裏込め材注入方法。
  3. 前記裏込め材の注入直前に前記裏込め材に凝結剤を混入して前記裏込め部に注入する請求項1又は2に記載のトンネルの裏込め材注入方法。
  4. トンネルの発進基地又は前記トンネルの坑内において、骨材、水、及び増粘剤を混合してジェル状骨材体を作成する第1の混合手段と、
    前記トンネルの発進基地又は前記トンネルの坑内において、セメント、水、あるいはセメント、水及び増粘剤を混合してセメントジェルを作成する第2の混合手段と、
    前記第1の混合手段によって混合された前記ジェル状骨材体を、第1の配管を通して前記トンネルの切羽付近まで圧送する第1の圧送手段と、
    前記第2の混合手段によって混合された前記セメントジェルを、第2の配管を通して前記トンネルの切羽付近まで圧送する第2の圧送手段と、
    前記トンネルの切羽付近に設置され、前記第1の圧送手段によって圧送された前記ジェル状骨材体と前記第2の圧送手段によって圧送された前記セメントジェルを混合して裏込め材を作成する第3の混合手段と、
    前記第3の混合手段によって混合された前記裏込め材を前記トンネルの裏込め部に注入する注入手段と、
    を備えるトンネルの裏込め材注入装置。
  5. 請求項1又は4に記載の前記裏込め材の成分は、少なくとも前記セメント、前記骨材、前記水、及び前記増粘剤を含む裏込め材。
  6. 請求項3に記載の前記裏込め材の成分は、少なくとも前記セメント、前記骨材、前記水、前記増粘剤、及び前記凝結剤を含む裏込め材。
  7. 請求項1又は4に記載の前記裏込め材は、前記水と前記セメントとの比が50%以下である裏込め材。
  8. 請求項1又は4に記載の前記裏込め材は、前記水と前記セメントとの比が50%であって、1m当たりの重量が前記水440kg、前記セメント880kg、前記骨材528kgであり、前記ジェル状骨材体における前記水と前記骨材との比は42~21%で、前記セメントジェルにおける前記水と前記セメントとの比が38~25%であり、前記水と前記ミセル剤との比が1.50~3.0%である裏込め材。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の前記増粘剤は、ミセル剤であって、該ミセル剤は、下記一般式(1)で表される化合物を2種以上含有するミセル剤であって、前記2種以上の化合物は、一般式(1)中のXが異なっており、前記2種以上の化合物のうち、少なくとも1つは一般式(1)中のXのR1a又はR1bがアルケニル基の化合物であって、更にアニオン性化合物との組合せからなる裏込め材。
    Figure 2022107878000006
    〔式中、XはR1a又はR1b-〔CONH-CHCHCH〕n-で表される基である。R1aは、炭素数14以上22以下のアルキル基又は炭素数14以上22以下のアルケニル基である。nは1以上3以下の整数である。RおよびRは、それぞれ独立に、炭素数1以上4以下のアルキル基又は-(CO)pHで表される基である。pは、平均付加モル数であり、RおよびRの合計で0以上5以下の数である。〕
  10. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の前記セメントジェルは、前記セメントとセメント分散剤との比が0.2~0.7%である裏込め材。
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