JP2022049374A - レバー式コネクタ - Google Patents

レバー式コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2022049374A
JP2022049374A JP2020155553A JP2020155553A JP2022049374A JP 2022049374 A JP2022049374 A JP 2022049374A JP 2020155553 A JP2020155553 A JP 2020155553A JP 2020155553 A JP2020155553 A JP 2020155553A JP 2022049374 A JP2022049374 A JP 2022049374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
slider
mating
type connector
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020155553A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7462523B2 (ja
Inventor
悠哉 奥山
Yuya Okuyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority to JP2020155553A priority Critical patent/JP7462523B2/ja
Priority to US18/020,836 priority patent/US20230307871A1/en
Priority to CN202180056231.2A priority patent/CN116250153A/zh
Priority to EP21868963.6A priority patent/EP4216376A4/en
Priority to PCT/JP2021/022302 priority patent/WO2022059276A1/ja
Priority to TW110122383A priority patent/TWI802915B/zh
Publication of JP2022049374A publication Critical patent/JP2022049374A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7462523B2 publication Critical patent/JP7462523B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/62977Pivoting levers actuating linearly camming means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/62905Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances comprising a camming member
    • H01R13/62927Comprising supplementary or additional locking means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/62905Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances comprising a camming member
    • H01R13/62922Pair of camming plates

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

【課題】相手方コネクタとの嵌合時にレバー位置を確認する作業を不要とし、使い勝手のよいレバー式コネクタを提供する。【解決手段】相手方コネクタのボスが入り込むカム溝を有するスライダと、スライダを動作させるレバーを備えるレバー式コネクタにおいて、スライダ50U,50Lをインナハウジング30とアウタハウジング40の間の空間に位置させ、スライダ50U,50Lとインナハウジング30の一方に突起34を形成し、他方に凹部54を形成する。相手方コネクタとの分離状態ではスライダ50U,50Lはばね片57により押され、突起34が凹部54に入り込んだロック状態となってスライド動作が阻止されると共にレバー60の操作が阻止され、相手方コネクタとの嵌合が開始されると、スライダ50U,50Lは相手方コネクタによって前端の傾斜面51が押されることによりインナハウジング30から離れる方向に変位してロック状態が解除される。【選択図】図7

Description

この発明は相手方コネクタとの嵌合及び分離における操作力を低減することができるレバー式コネクタに関する。
図15A,Bはレバー式コネクタの従来例として特許文献1に記載されているレバー式コネクタ10を示したものであり、図15Aはレバー11が分離位置にある時の状態を示し、図15Bはレバー11が嵌合位置にある時の状態を示す。
図15A,B中、12はアウタハウジングを示し、13はフロントカバーを示す。また、14はスライダを示し、15はワイヤカバーを示す。アウタハウジング12内にはコンタクトを保持したインナハウジング等(隠れて見えない)が収容されており、フロントカバー13はインナハウジングの前端に装着されている。
レバー11はアウタハウジング12に取り付けられ、アウタハウジング12に対し、図15Aに示す矢印a向き及び図15Bに示す矢印b向きの双方向に回動するようになっている。
図15Cはレバー式コネクタ10が相手コネクタ20に嵌合される際の嵌合途中の状態を示したものである。レバー11に設けられたスライダ移動用突起11aはスライダ14の凹部14dに嵌入されており、レバー11の回動によりスライダ移動用突起11aはスライダ14を矢印c向きに押し、これによりスライダ14はレバー11と連動し、アウタハウジング12に設けられているスライダ収容溝12a内でスライド動作するものとなっている。
スライダ14には相手コネクタ20の嵌合部21に設けられているカムピン21a~21cが入り込むカム溝14a~14cが図15Cに示したように形成されており、図15Aに示す分離位置から図15Bに示す嵌合位置までレバー11を回動してスライダ14をスライド動作させると、カム溝14a~14cとカムピン21a~21cの作用により、レバー式コネクタ10と相手コネクタ20は互いに引き寄せられ、嵌合完了状態に至る。
アウタハウジング12の後端に取り付けられているワイヤカバー15には規制突起15a及びロック部材15bが設けられており、レバー11は規制突起15aによって分離位置から矢印a向きの回動が規制され、ロック部材15bによって嵌合位置から矢印b向きへの回動が阻止されるものとなっている。
特開2010-199025号公報
上述したレバー式コネクタ10では規制突起15aによる規制力よりも大きな力をレバー11に加えればレバー11は回動するものとなっており、よって相手コネクタ20との嵌合時以外であってもそのような力がレバー11に加わればレバー11は回動し、レバー11と連動してスライダ14がスライド動作してしまうといったことが起こり得る。
スライダ14がこのようにスライド動作してしまうと、相手コネクタ20のカムピン21a~21cに対するカム溝14a~14cの位置がずれ、相手コネクタ20との嵌合ができない状態となってしまう。従って、相手コネクタ20との嵌合時にはレバー11が図15Aに示した分離位置に、つまり規制突起15aにより回動規制された位置に位置しているか確認する必要があり、位置がずれている場合にはレバー11を引き起こして図15Aに示した位置に位置させるといった操作が必要となり、このような作業を必要とする分、図15に示した従来のレバー式コネクタ10は使い勝手が悪いものとなっていた。
この発明の目的はこのような状況に鑑み、相手方コネクタとの嵌合時以外にレバーに力が加わってもレバーが動かないようにし、よって相手方コネクタとの嵌合時にレバーの位置を確認するといった作業を不要とし、その分、使い勝手を向上させたレバー式コネクタを提供することにある。
請求項1の発明によれば、相手方コネクタに設けられている従動ボスが入り込むカム溝が形成されたスライダと、スライダをスライド動作させるレバーを具備し、レバーの操作により相手方コネクタとの嵌合及び分離が行われるレバー式コネクタにおいて、スライダはコンタクトを保持するインナハウジングと、インナハウジングを収容するアウタハウジングとの間の空間に位置し、スライダは相手方コネクタとの嵌合方向前端に傾斜面を備え、スライダとインナハウジングの互いの対向面の一方には突起が形成され、他方には凹部が形成され、相手方コネクタとの分離状態ではスライダはばねにより押され、前記突起が前記凹部に入り込んだロック状態となってスライド動作が阻止されると共にレバーの操作が阻止され、相手方コネクタとの嵌合が開始されると、スライダは相手方コネクタのハウジングによって前記傾斜面が押されることにより前記ばねのばね力に抗してインナハウジングから離れる方向に変位してロック状態が解除された状態となる。
請求項2の発明では請求項1の発明において、前記ばねはスライダに一体形成されてアウタハウジングの内面によって押される凸部を有するばね片とされ、相手方コネクタとの嵌合完了状態では前記凸部が入り込んでばね片を弾性復帰させる窓がアウタハウジングに形成されているものとされる。
請求項3の発明では請求項1の発明において、前記ばねはアウタハウジングに一体形成されてスライダを押す凸部を有するばね片とされ、相手方コネクタとの嵌合完了状態では前記凸部が入り込んでばね片を弾性復帰させる凹みがスライダに形成されているものとされる。
請求項4の発明では請求項1から3のいずれかの発明において、スライダはインナハウジングとアウタハウジングとの間の上下の空間にそれぞれ位置しているものとされる。
請求項5の発明では請求項1の発明において、スライダはインナハウジングとアウタハウジングとの間の上下の空間にそれぞれ位置し、レバーはそれら2つのスライダに一端がそれぞれ位置する2つのアーム部と、2つのアーム部の各他端を連結する連結部とよりなるコ字形状をなし、2つのアーム部がそれぞれ前記ばねとして機能するものとされる。
請求項6の発明では請求項1から5のいずれかの発明において、スライダのスライド動作は、スライダにラックが形成され、レバーにラックと噛み合うギヤが形成されて、レバーの操作によりギヤが回転することによって行われるものとされる。
この発明によれば、相手方コネクタとの分離状態ではレバーに力が加わってもレバーが所定の位置から動くことはなく、よって相手方コネクタとの嵌合時にレバーが所定の位置に位置しているか確認するといった従来必要としていた作業は不要となり、その分、使い勝手のよいレバー式コネクタを得ることができる。
この発明によるレバー式コネクタの実施例1を示す斜視図。 図1に示したレバー式コネクタの分解斜視図。 Aは図2における一方のスライダの上方から見た拡大斜視図、Bは図2における一方のスライダの下方から見た拡大斜視図。 Aは図2におけるインナハウジングの上方から見た拡大斜視図、Bは図2におけるインナハウジングの下方から見た拡大斜視図。 図1に示したレバー式コネクタと相手方コネクタとの嵌合過程を説明するための図。 図1に示したレバー式コネクタと相手方コネクタとの嵌合過程を説明するための図。 図1に示したレバー式コネクタと相手方コネクタとの嵌合過程を説明するための図。 図1に示したレバー式コネクタと相手方コネクタとの嵌合過程を説明するための図。 この発明によるレバー式コネクタの実施例2を示す斜視図。 図9に示したレバー式コネクタの分解斜視図。 図9に示したレバー式コネクタと相手方コネクタとの嵌合過程を説明するための図。 図9に示したレバー式コネクタと相手方コネクタとの嵌合過程を説明するための図。 この発明によるレバー式コネクタの実施例3を説明するための図。 この発明によるレバー式コネクタの実施例3を説明するための図。 Aは従来のレバー式コネクタにおいてレバーが分離位置にある時の平面図、BはAからレバーが回動して嵌合位置にある時の平面図、CはAに示したレバー式コネクタと相手コネクタとの嵌合途中の状態を説明するための図。
この発明の実施形態を図面を参照して実施例により説明する。
図1はこの発明によるレバー式コネクタの実施例1の外観を示したものであり、図2は図1に示したレバー式コネクタ100を一部を除き、分解して示したものである。
レバー式コネクタ100はこの例ではインナハウジング30とアウタハウジング40と2つのスライダ50U、50Lとレバー60とハーネスカバー70とシールストッパ80とシールリング91とリテーナ92とグロメットと多数(この例では75本)のソケットコンタクトとによって構成されている。なお、図2ではシールリング91、リテーナ92及びシールストッパ80はインナハウジング30に取り付けられた状態として示しており、グロメット及びソケットコンタクトの図示は省略している。
図3及び4はそれぞれスライダ50U及びインナハウジング30の詳細を示したものであり、まず、スライダ50Uの形状について説明する。
スライダ50Uは図3に示したように略矩形板状をなし、下面50aには一方の長辺に沿って面取り状に傾斜面51が形成されている。下面50aにはさらにカム溝52が3つ、スライダ50Uの長辺方向に配列されて形成されており、各カム溝52は傾斜面51が形成されている長辺に後述する相手方コネクタの従動ボスが入り込んでくる開口を有している。
下面50aにおける他方の長辺には下面50aより突出する突出部53が長辺に沿って形成されており、この突出部53の延伸方向の3箇所には凹部54がそれぞれ切り欠かれて形成されている。また、下面50aにおける突出部53の内側には突出部53に沿って延伸する溝55が形成されている。
一方、スライダ50Uの上面50bには突出部53が形成されている長辺側に長辺のほぼ半部に位置してラック56が形成されている。ラック56の歯は長辺に沿って配列され、歯先は長辺に位置している。なお、ラック56は上面50bを掘り込んだ態様で形成されている。
さらに、上面50bにはばね片57が2つ形成されている。ばね片57は上面50bに沿う片持ち梁をなし、その先端には上面50bより突出する凸部57aが形成されている。なお、スライダ50Uには窓58が2つ、スライダ50Uの厚さ方向に貫通して形成されており、2つのばね片57はこの窓58内にそれぞれ位置するようにスライダ50Uに一体形成されている。
以上、スライダ50Uの形状について説明したが、もう1つのスライダ50Lはスライダ50Uの形状と鏡像をなす形状を有するものであり、スライダ50Uと対応する部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
インナハウジング30は図4に示したように略直方体状の外形を有し、内部にはソケットコンタクトが挿入保持される挿入穴31が前後方向に貫通して多数配列形成されている。インナハウジング30の上面30aには挿入穴31の貫通方向(前後方向)と直交する左右方向に、上面30aの一端から他端に渡って延伸する細長い突部32が突出形成されており、この突部32より後端側において上面30aには溝33が突部32に沿って延伸形成されている。溝33の底面には三角形状をなして突出する突起34が溝33の延伸方向に配列されて4つ形成されている。なお、溝33より後端側の上面30aにはレバー60を取り付け支持する支持軸35が突出形成されている。
上述した突部32、溝33、突起34及び支持軸35はインナハウジング30の下面30bにもそれぞれ上面30aにおける位置と対応して同様に形成されている。
アウタハウジング40は図2に示したように収容空間41を有する箱状をなす。アウタハウジング40の左右の側面42,43の上部及び下部にはそれぞれ収容空間41と連通する開口44が設けられている。また、アウタハウジング40の上板部45及び底板部46には小さな窓47がそれぞれ2つ設けられている。
レバー60は図2に示したように2つのアーム部61とそれらを連結する連結部62とよりなるコ字形状をなす。各アーム部61の一端(先端)には円板部63が設けられており、円板部63の中心には軸穴64が形成されている。2つのアーム部61の互いに対向する円板部63の互いの内側面には軸穴64を中心とするギヤ65が形成されている。2つのアーム部61の各他端を連結している連結部62には突起66が形成されている。
以上、要部の構成について説明したが、レバー式コネクタ100の組立ては図2に示したようにシールリング91、リテーナ92及びシールストッパ80を取り付けたインナハウジング30をアウタハウジング40の収容空間41に収容し、ハーネスカバー70、レバー60、スライダ50U,50Lを取り付けることによって行われる。図示しないワイヤハーネスの電線はグロメットに通されて図示を省略しているソケットコンタクトに接続され、ソケットコンタクトはインナハウジング30の挿入穴31にそれぞれ挿入されてインナハウジング30とリテーナ92によって保持される。
ハーネスカバー70はアウタハウジング40に取り付けられ、レバー60は一対の軸穴64にインナハウジング30の一対の支持軸35が通されて支持軸35回りに回転可能にインナハウジング30に取り付けられる。スライダ50U,50Lはアウタハウジング40の側面42側の開口44からアウタハウジング40とインナハウジング30との間の上下の空間にそれぞれ挿入されて組み込まれ、各スライダ50U,50Lのラック56はレバー60のギヤ65とそれぞれ噛み合わされる。
次に、上述したレバー式コネクタ100と相手方コネクタとの嵌合動作について図5~8を参照して説明する。
図5の(1),(2)及び図6の(3),(4)はレバー式コネクタ100と相手方コネクタ200との嵌合の過程(1)~(4)を順に示したものであり、図5及び6に示した各過程(1)~(4)においてAはレバー式コネクタ100と相手方コネクタ200との嵌合状態の平面図を示し、Bはその要部拡大縦断面を示す。図7A,Bはそれぞれ図5(1)Bに示したE-E線及び図5(2)Bに示したF-F線における断面を示す。また、図8はレバー式コネクタ100と相手方コネクタ200との嵌合状態におけるスライダ50Uのラック56が位置する位置での横断面を示し、図8A,B、Dは過程(2),(3),(4)に対応し、図8Cは過程(3)と(4)の間の状態に対応する。
・過程(1):嵌合初期
相手方コネクタ200へのレバー式コネクタ100の嵌合を開始する。相手方コネクタ200は多数のピンコンタクト210がハウジング220に配列保持された構成となっており、基板(図示せず)に実装されている。
嵌合開始により、相手方コネクタ200のハウジング220の嵌合部221はレバー式コネクタ100の、インナハウジング30の前端側に装着されているシールストッパ80とアウタハウジング40との間の隙間に挿入されてくる。
この状態ではレバー式コネクタ100の、インナハウジング30とアウタハウジング40との間の上下の空間にそれぞれ位置するスライダ50U,50Lは、それらが有するばね片57の凸部57aがアウタハウジング40の上板部45及び底板部46の内面によってそれぞれ押され、即ちスライダ50U,50Lはばね片57によって押されて図7Aに示したように凹部54にインナハウジング30の突起34が入り込んだロック状態が維持されている。なお、ソケットコンタクト及びワイヤハーネスの図示は省略しているが、図5(1)B中、93はワイヤハーネスの電線が通されるグロメットを示す。
・過程(2):嵌合途中
嵌合が進むと、相手方コネクタ200のハウジング220の嵌合部221の先端がスライダ50U,50Lの嵌合方向前端に位置する傾斜面51に突き当たり、嵌合部221によって傾斜面51が押されることによりスライダ50U,50Lはそれぞればね片57のばね力に抗してインナハウジング30から離れる方向に変位する。これにより、凹部54に入り込んでいた突起34は図7Bに示したように凹部54から離脱した状態となり、スライダ50U,50Lのロック状態が解除される。スライダ50U,50Lは相手方コネクタ200のハウジング220の嵌合部221の上下面221a,221bにそれぞれ乗り上げた状態となる。
・過程(3):嵌合途中
さらに、嵌合が進むと、相手方コネクタ200のハウジング220の嵌合部221の上面221a及び下面221bにそれぞれ3つ、突出形成されている従動ボス222が図8Bに示したようにスライダ50U,50Lの対応するカム溝52に入り込む。レバー60は支持軸35回りの矢印d方向に操作が可能となる。
・過程(3)~(4):嵌合途中
レバー60を操作することにより、回転するギヤ65とラック56が噛み合い、スライダ50U,50Lが図8Cに示したように矢印e方向にスライド動作する。このスライダ50U,50Lのスライド動作によりレバー式コネクタ100は相手方コネクタ200に引き寄せられ、さらに嵌合が進む。
・過程(4):嵌合完了
レバー60を図6(4)Aに示した位置まで回転操作することにより、相手方コネクタ200へのレバー式コネクタ100の嵌合が完了する。相手方コネクタ200の従動ボス222は図8Dに示したようにスライダ50U,50Lのカム溝52の内端に位置する。
相手方コネクタ200とレバー式コネクタ100との分離、即ち相手方コネクタ200からのレバー式コネクタ100の離脱はレバー60を操作し、図6(4)Aに示した位置から図5(1)Aに示した位置まで戻すことによって行われる。
以上、この発明によるレバー式コネクタの実施例1の構成及び動作について説明したが、このレバー式コネクタ100によれば以下の作用、効果を得ることができる。
1)相手方コネクタ200との分離状態では上述した過程(1)における状態と同様、スライダ50U、50Lはばね片57により押されて凹部54にインナハウジング30の突起34が入り込んだロック状態となってスライド動作が阻止され、これによりスライダ50U,50Lとカム機構によって結合されているレバー60もロックされて操作が阻止される。
この状態でレバー60に、レバー60を操作するような力が加わったとしても、その力の方向はスライダ50U,50Lを押すばね片57のばね力の方向と垂直な方向のため、スライダ50U,50Lのロック状態を解除することはできず、よってレバー60は動かない。
従って、このレバー式コネクタ100によれば、相手方コネクタ200との嵌合に際し、レバー60の位置を確認するといった作業は不要となる。
2)相手方コネクタ200との嵌合が完了した状態では各ばね片57の凸部57aは図6(4)Aに示したようにアウタハウジング40に設けられている窓47にそれぞれ入り込んで位置し、これによりばね片57は弾性復帰して変形が緩和されるため、へたりを防止することができる。
3)スライダ50U,50Lは一方の長辺に沿って設けられている突出部53の側面がインナハウジング30に設けられている突部32の側面に沿う構成となっているため、突部32により案内されて良好にスライド移動するものとなっている。
4)相手方コネクタ200との嵌合が完了した状態ではレバー60に設けられている突起66はハーネスカバー70に突出形成されている突部71に引っ掛かる構成となっているため、レバー60が簡単に動くことはなく、安定してその位置が保持される。
5)相手方コネクタ200との分離状態ではレバー60は上述したようにロックされて矢印d方向の操作が阻止されるものとなっているが、ハーネスカバー70には図2に示したように互いに外向きに突出した段部72が形成されており、これにより相手方コネクタ200との分離状態で例えば矢印d方向と反対方向の力がレバー60に加わったとしても段部72によってレバー60の動きは規制される。
次に、この発明によるレバー式コネクタの実施例2の構成について説明する。
図9は実施例2のレバー式コネクタ100’の外観を示したものであり、図10はレバー式コネクタ100’を一部を除き、分解して示したものである。また、図11の(1),(2)及び図12の(3),(4)はレバー式コネクタ100’と相手方コネクタ200との嵌合の過程(1)~(4)を実施例1における過程(1)~(4)と同様に示したものである。これら図9~12において実施例1と対応する部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
この例ではスライダをロック状態とすべく、スライダを押すばね片はスライダではなく、アウタハウジング40’に一体形成されている。ばね片48は両持ち梁状をなし、アウタハウジング40’の上板部45及び底板部46にそれぞれ2つ形成されている。各ばね片48の幅方向両側には細長いスリット49が存在し、即ち一対のスリット49間にばね片48が構成されている。各ばね片48の収容空間41に向く内側面の長手方向中央には凸部48aが突出形成されている。
一方、スライダ50U’の上面50bには凹み59が形成され、スライダ50L’にも同様に凹み59が形成されている。
この例ではスライダ50U’,50L’はアウタハウジング40’に一体形成されたばね片48の凸部48aによって押されて実施例1と同様、ロック状態となるものとなっている。相手方コネクタ200との嵌合の過程(1)~(4)における動作はインナハウジング30に向けてスライダ50U’,50L’を押すばねがアウタハウジング40’に一体形成されたばね片48である以外、実施例1と同じである。
なお、相手方コネクタ200との嵌合が完了した状態では各ばね片48の凸部48aはスライダ50U’,50L’にそれぞれ設けられている凹み59にそれぞれ入り込んで位置し、これによりばね片48は弾性復帰して変形が緩和がされるため、実施例1の場合と同様、へたりを防止されるものとなっている。
実施例1ではスライダ50U,50Lにばね片57を一体形成し、実施例2ではアウタハウジング40’にばね片48を一体形成し、これらばね片のばね力によりスライダをインナハウジングに向けて押してロックするものとなっていたが、このようなばね片をあえて設けない構成とすることもできる。
実施例3はこのようにばね片を設けない構成とするものであり、図13及び14を参照してその構成、動作を説明する。
レバー式コネクタのレバー60は前述した通り、図13に示したように2つのアーム部61とそれらを連結する連結部62とよりなるコ字形状をなす。この例ではこれら2つのアーム部61をスライダ50U”,50L”を押してロック状態とするばねとして機能させる。
図13は相手方コネクタとの分離状態におけるレバー60とスライダ50U”,50L”の状態を示したものであり、図14は相手方コネクタと嵌合されてスライダ50U”,50L”のロック状態が解除された際のレバー60とスライダ50U”,50L”の状態を示したものである。
2つのアーム部61の各一端(先端)に設けられている円板部63及びギヤ65によってスライダ50U”,50L”は図13に示したように互いに近づく方向に押さえ込まれるため、スライダ50U”,50L”をロック状態とすることができる。一方、相手方コネクタとの嵌合状態では2つのアーム部61のばね力に抗してスライダ50U”,50L”は図14に示したように互いに離れる方向に変位する。この際、2つのアーム部61は矢印f方向に開くように動作する。
このようにレバー60をスライダを押すばねとして機能させてもよい。
以上、この発明によるレバー式コネクタの実施例について説明したが、スライダをロック状態とするための突起と、突起が入り込む凹部は、実施例とは逆にスライダに突起を設け、インナハウジングに凹部を設けるようにしてもよい。
10 レバー式コネクタ 11 レバー
11a スライダ移動用突起 12 アウタハウジング
12a スライダ収容溝 13 フロントカバー
14 スライダ 14a~14c カム溝
14d 凹部 15 ワイヤカバー
15a 規制突起 15b ロック部材
20 相手コネクタ 21 嵌合部
21a~21c カムピン 30 インナハウジング
30a 上面 30b 下面
31 挿入穴 32 突部
33 溝 34 突起
35 支持軸 40,40’ アウタハウジング
41 収容空間 42,43 側面
44 開口 45 上板部
46 底板部 47 窓
48 ばね片 48a 凸部
49 スリット 50U,50U’,50U” スライダ
50L,50L’,50L” スライダ 50a 下面
50b 上面 51 傾斜面
52 カム溝 53 突出部
54 凹部 55 溝
56 ラック 57 ばね片
57a 凸部 58 窓
59 凹み 60 レバー
61 アーム部 62 連結部
63 円板部 64 軸穴
65 ギヤ 66 突起
70 ハーネスカバー 71 突部
72 段部 80 シールストッパ
91 シールリング 92 リテーナ
93 グロメット 100,100’ レバー式コネクタ
200 相手方コネクタ 210 ピンコンタクト
220 ハウジング 221 嵌合部
221a 上面 221b 下面
222 従動ボス

Claims (6)

  1. 相手方コネクタに設けられている従動ボスが入り込むカム溝が形成されたスライダと、前記スライダをスライド動作させるレバーを具備し、前記レバーの操作により前記相手方コネクタとの嵌合及び分離が行われるレバー式コネクタであって、
    前記スライダはコンタクトを保持するインナハウジングと、前記インナハウジングを収容するアウタハウジングとの間の空間に位置し、
    前記スライダは前記相手方コネクタとの嵌合方向前端に傾斜面を備え、
    前記スライダと前記インナハウジングの互いの対向面の一方には突起が形成され、他方には凹部が形成されており、
    前記相手方コネクタとの分離状態では、前記スライダはばねにより押され、前記突起が前記凹部に入り込んだロック状態となってスライド動作が阻止されると共に前記レバーの操作が阻止され、
    前記相手方コネクタとの嵌合が開始されると、前記スライダは前記相手方コネクタのハウジングによって前記傾斜面が押されることにより前記ばねのばね力に抗して前記インナハウジングから離れる方向に変位して前記ロック状態が解除された状態となることを特徴とするレバー式コネクタ。
  2. 請求項1に記載のレバー式コネクタにおいて、
    前記ばねは前記スライダに一体形成されて前記アウタハウジングの内面によって押される凸部を有するばね片とされ、
    前記相手方コネクタとの嵌合完了状態では前記凸部が入り込んで前記ばね片を弾性復帰させる窓が前記アウタハウジングに形成されていることを特徴とするレバー式コネクタ。
  3. 請求項1に記載のレバー式コネクタにおいて、
    前記ばねは前記アウタハウジングに一体形成されて前記スライダを押す凸部を有するばね片とされ、
    前記相手方コネクタとの嵌合完了状態では前記凸部が入り込んで前記ばね片を弾性復帰させる凹みが前記スライダに形成されていることを特徴とするレバー式コネクタ。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のレバー式コネクタにおいて、
    前記スライダは前記インナハウジングと前記アウタハウジングとの間の上下の空間にそれぞれ位置していることを特徴とするレバー式コネクタ。
  5. 請求項1に記載のレバー式コネクタにおいて、
    前記スライダは前記インナハウジングと前記アウタハウジングとの間の上下の空間にそれぞれ位置し、
    前記レバーはそれら2つの前記スライダに一端がそれぞれ位置する2つのアーム部と、前記2つのアーム部の各他端を連結する連結部とよりなるコ字形状をなし、
    前記2つのアーム部がそれぞれ前記ばねとして機能することを特徴とするレバー式コネクタ。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のレバー式コネクタにおいて、
    前記スライダのスライド動作は、前記スライダにラックが形成され、前記レバーに前記ラックと噛み合うギヤが形成されて、前記レバーの操作により前記ギヤが回転することによって行われることを特徴とするレバー式コネクタ。
JP2020155553A 2020-09-16 2020-09-16 レバー式コネクタ Active JP7462523B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020155553A JP7462523B2 (ja) 2020-09-16 2020-09-16 レバー式コネクタ
US18/020,836 US20230307871A1 (en) 2020-09-16 2021-06-11 Lever-type connector
CN202180056231.2A CN116250153A (zh) 2020-09-16 2021-06-11 杆式连接器
EP21868963.6A EP4216376A4 (en) 2020-09-16 2021-06-11 LEVER CONNECTOR
PCT/JP2021/022302 WO2022059276A1 (ja) 2020-09-16 2021-06-11 レバー式コネクタ
TW110122383A TWI802915B (zh) 2020-09-16 2021-06-18 操作桿式連接器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020155553A JP7462523B2 (ja) 2020-09-16 2020-09-16 レバー式コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022049374A true JP2022049374A (ja) 2022-03-29
JP7462523B2 JP7462523B2 (ja) 2024-04-05

Family

ID=80776790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020155553A Active JP7462523B2 (ja) 2020-09-16 2020-09-16 レバー式コネクタ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20230307871A1 (ja)
EP (1) EP4216376A4 (ja)
JP (1) JP7462523B2 (ja)
CN (1) CN116250153A (ja)
TW (1) TWI802915B (ja)
WO (1) WO2022059276A1 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10360249A1 (de) 2003-12-20 2005-07-21 Robert Bosch Gmbh Elektrowerkzeugmaschine
JP4523987B1 (ja) 2009-02-27 2010-08-11 タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 スライドカム付きコネクタ
JP5988279B2 (ja) 2012-05-21 2016-09-07 住電機器システム株式会社 コネクタ
JP6619285B2 (ja) 2016-04-08 2019-12-11 日本航空電子工業株式会社 コネクタ組立体
JP2017228442A (ja) * 2016-06-23 2017-12-28 日本圧着端子製造株式会社 コネクタ
BR112019005462A2 (pt) * 2016-09-29 2019-06-04 Honda Motor Co Ltd conjunto de conector
CN111193122A (zh) * 2020-02-26 2020-05-22 苏州远野汽车技术有限公司 一种旋转扣合式连接器

Also Published As

Publication number Publication date
WO2022059276A1 (ja) 2022-03-24
JP7462523B2 (ja) 2024-04-05
CN116250153A (zh) 2023-06-09
US20230307871A1 (en) 2023-09-28
TWI802915B (zh) 2023-05-21
EP4216376A4 (en) 2024-03-13
TW202213880A (zh) 2022-04-01
EP4216376A1 (en) 2023-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107799959B (zh) 杠杆式连接器
JP2008153102A (ja) レバー式コネクタ
JP4247920B2 (ja) レバーコネクタ
JP4200169B2 (ja) コネクタ
JP2012038498A (ja) レバー式コネクタ
JP4475178B2 (ja) レバー式コネクタ
JP2022049374A (ja) レバー式コネクタ
JP4289258B2 (ja) 速結端子装置
JP6861582B2 (ja) コネクタ
JPH11168284A (ja) 電子機器の筐体連結機構
JP4430469B2 (ja) ラッチ装置
JP2004319140A (ja) コネクタ
JP5123801B2 (ja) コネクタ
JP4571457B2 (ja) 扉付きコンセント装置
JP4157823B2 (ja) コネクタ
JP4442502B2 (ja) レバー式コネクタ
JP2003132996A (ja) コネクタ
JP4548198B2 (ja) レバー式コネクタ
JP7280819B2 (ja) コネクタ
JP4966090B2 (ja) ランプソケット及び照明器具
WO2024004672A1 (ja) コネクタ
JP2006024457A (ja) コネクタ
JP4407565B2 (ja) レバー式コネクタ
JP4548197B2 (ja) レバー式コネクタ
JP4457955B2 (ja) レバー式コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230606

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240319

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7462523

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150