JP2022043750A - 車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ビードによって衝撃エネルギーを積極的に吸収し且つ軽量化する。【解決手段】実施形態の車体後部構造1は、440MPa以上の引張強さを持つ鋼板により形成されたリアフロアパネル2,3を備え、リアフロアパネル2,3は、全面にわたり所定方向に延びるビード13,23を有し、ビード13,23が延びる方向、及びビード13,23の種類は、衝突時のピーク荷重と平均荷重との差を縮めるように設定されている。【選択図】図1

Description

本発明は、車体構造に関する。
従来、自動車などの車両において、その車体パネルの一部にビード(形状)を賦形して車体パネルの剛性を高めたり、変形を吸収したりする構造が知られている。
例えば、特許文献1には、ホイールハウスの側面がフロアパネルに接合される箇所に、車両前後方向に延びるビードを設けた構造が開示されている。
例えば、特許文献2には、リアフロアパネルの車両左右方向中央に、車両前後方向に延びるビードを設けた構造が開示されている。
例えば、特許文献3には、タイヤハウスに対応する補強板部に、車幅方向外側端縁から車幅方向と交差する方向に延びるビードを設けた構造が開示されている。
特開2017-185958号公報 特開2017-121931号公報 特開2013-136314号公報
しかしながら、特許文献1から3では、ビードによって衝撃エネルギーを積極的に吸収することで軽量化することは想定していない。
そこで本発明は、ビードによって衝撃エネルギーを積極的に吸収し且つ軽量化することができる車体構造を提供することを目的とする。
(1)本発明の一態様に係る車体構造(例えば、実施形態における車体後部構造1)は、440MPa以上の引張強さを持つ鋼板により形成されたパネル(例えば、実施形態におけるリアアッパーパネル2)を備え、前記パネルは、全面にわたって所定方向(例えば、実施形態における荷重入力方向V1)に延びるビード(例えば、実施形態における縦ビード13)を有し、前記ビードが延びる方向、及び前記ビードの種類は、衝突時のピーク荷重(例えば、実施形態におけるピーク荷重Lp)と平均荷重(例えば、実施形態における平均荷重La)との差を縮めるように設定されている。
(2)本発明の一態様において、前記パネルは、複数の稜線(例えば、実施形態における稜線313,314)により形成された凹凸面(例えば、実施形態における凹凸面315)を有し、前記ビードは、前記稜線に跨って前記凹凸面に設けられてもよい。
(3)本発明の一態様において、前記パネルは、衝突時の荷重入力方向(例えば、実施形態における荷重入力方向V1)に延び、前記荷重入力方向と直交する方向(例えば、実施形態における入力直交方向V2)に並ぶ複数の縦ビード(例えば、実施形態における縦ビード406)と、前記荷重入力方向と直交する方向に延び、前記荷重入力方向に並ぶ複数の横ビード(例えば、実施形態における横ビード407)と、を含んでもよい。
(4)本発明の一態様において、前記パネルは、リアフロアパネル(例えば、実施形態におけるリアロアパネル203)であり、前記リアフロアパネルは、衝突時の荷重入力方向と直交する方向に延び、前記荷重入力方向に並ぶ複数の横ビード(例えば、実施形態における横ビード224)を有し、前記リアフロアパネルの後部(例えば、実施形態における第二ロアパネル222)は、前記リアフロアパネルの前部(例えば、実施形態における第一ロアパネル221)よりも高い強度を有してもよい。
(5)本発明の一態様において、前記パネルは、リアフロアパネル(例えば、実施形態におけるリアフロアパネル502)であり、前記リアフロアパネルは、衝突時の荷重入力方向に延び、前記荷重入力方向と直交する方向に並ぶ複数の縦ビード(例えば、実施形態における縦ビード503)を有し、前記複数の縦ビードのそれぞれは、前記縦ビードが延びる方向にわたって波型を有してもよい。
(6)本発明の一態様において、前記パネルは、リアフロアパネル(例えば、実施形態におけるリアアッパーパネル202)であり、前記リアフロアパネルは、衝突時の荷重入力方向と直交する方向に延び、前記荷重入力方向に並ぶ複数の横ビード(例えば、実施形態における横ビード214)と、前記荷重入力方向に延びるとともに前記荷重入力方向と直交する方向に並び、互いに隣り合う前記複数の横ビードを連結する複数の縦ビード(例えば、実施形態における縦ビード213)と、を有してもよい。
(7)本発明の一態様において、前記パネルは、衝突時の荷重入力方向と同じ側または前記荷重入力方向とは反対側に向けて弧状に湾曲し、前記荷重入力方向に並ぶ複数の弧状ビード(例えば、実施形態における弧状ビード603)を有してもよい。
(8)本発明の一態様において、前記パネルは、衝突時の荷重入力方向と同じ側または前記荷重入力方向とは反対側に向けて開放するU字状をなし、前記荷重入力方向に並ぶ複数のU字ビード(例えば、実施形態におけるU字ビード703)を有してもよい。
(9)本発明の一態様において、前記パネルは、衝突時の荷重入力方向と直交する方向に延びるとともに前記荷重入力方向に並び、前記荷重入力方向と同じ側または前記荷重入力方向とは反対側に向けて開放するV字状のV字領域(例えば、実施形態におけるV字領域805)を有する複数の横ビード(例えば、実施形態における横ビード803)と、前記荷重入力方向に延びるとともに前記荷重入力方向と直交する方向に並び、前記V字領域に食い込んだ複数の縦ビード(例えば、実施形態における縦ビード804)と、を有してもよい。
(10)本発明の一態様において、前記パネルは、衝突時の荷重入力方向に対して斜めに交差する方向に延びるとともに前記荷重入力方向に並び、前記荷重入力方向と同じ側または前記荷重入力方向とは反対側に向けて開放するV字状のV字領域(例えば、実施形態におけるV字領域905)を有する複数の傾斜ビード(例えば、実施形態における傾斜ビード903)と、前記荷重入力方向に延びるとともに前記荷重入力方向と直交する方向に並び、前記V字領域に食い込んだ複数の縦ビード(例えば、実施形態における縦ビード904)と、を有してもよい。
(11)本発明の一態様において、前記パネルは、車両上下方向に一対設けられ、衝突時の荷重入力方向に延び、一対の前記パネルを連結する支持部材(例えば、実施形態における支持部材4)を更に備えてもよい。
(12)本発明の一態様において、前記パネルは、ホットスタンプ成形品であり、前記パネルにおいて衝突時の荷重が入力される側の部分(例えば、実施形態におけるリアアッパーパネルの後部402B)は、非硬化とされていてもよい。
(13)本発明の一態様において、前記パネルは、リアフロアパネル(例えば、実施形態におけるリアアッパーパネル2)であり、前記リアフロアパネルの後端縁(例えば、実施形態における後端縁11a)に対して車幅方向に連続して連結するリアバンパービーム(例えば、実施形態におけるリアバンパービーム5)を更に備えてもよい。
上記(1)の態様によれば、440MPa以上の引張強さを持つ鋼板により形成されたパネルを備え、パネルは、全面にわたって所定方向に延びるビードを有し、ビードが延びる方向、及びビードの種類は、衝突時のピーク荷重と平均荷重との差を縮めるように設定されていることで、以下の効果を奏する。
衝突時のピーク荷重と平均荷重との差を縮めることにより、パネルの発生荷重をコントロールするとともに、パネルにおける衝撃エネルギーの吸収効率を高めることができる。加えて、重い閉断面の骨格フレームに頼る必要がないため、軽量化することができる。したがって、ビードによって衝撃エネルギーを積極的に吸収し且つ軽量化することができる。
上記(2)の態様によれば、パネルは、複数の稜線により形成された凹凸面を有し、ビードは、稜線に跨って凹凸面に設けられていることで、以下の効果を奏する。
稜線は荷重方向に剛性を高め、稜線に跨って凹凸面に設けられるビードは容易に潰れ変形してピーク荷重と平均荷重との差をより一層縮めることができる。加えて、パネルとして凹凸面を有する既存の車体パネルを活用することができるため、部品を追加しなくて済む。したがって、車体構造を軽量化しつつ衝突性能を向上することができる。
上記(3)の態様によれば、パネルは、衝突時の荷重入力方向に延び、荷重入力方向と直交する方向に並ぶ複数の縦ビードと、荷重入力方向と直交する方向に延び、荷重入力方向に並ぶ複数の横ビードと、を含むことで、以下の効果を奏する。
パネルが複数の縦ビードのみを有する場合または複数の横ビードのみを有する場合と比較して、衝突時のピーク荷重を低減し、ピーク荷重と平均荷重との差をより一層縮めることができる。したがって、ビードによって衝撃エネルギーを更に積極的に吸収することができる。
上記(4)の態様によれば、パネルは、リアフロアパネルであり、リアフロアパネルは、衝突時の荷重入力方向と直交する方向に延び、荷重入力方向に並ぶ複数の横ビードを有し、リアフロアパネルの後部は、リアフロアパネルの前部よりも高い強度を有することで、以下の効果を奏する。
横ビードは縦ビードと比較して衝突時のピーク荷重を低減しやすく衝撃吸収しやすいが、目的とする高速衝突のエネルギー吸収よりも低い荷重、軽衝突で車体が損傷する可能性がある。これに対し本態様によれば、リアフロアパネルの後部の強度を前部よりも高めることで、軽衝突での車体損傷を抑制することができる。
上記(5)の態様によれば、パネルは、リアフロアパネルであり、リアフロアパネルは、衝突時の荷重入力方向に延び、荷重入力方向と直交する方向に並ぶ複数の縦ビードを有し、複数の縦ビードのそれぞれは、縦ビードが延びる方向にわたって波型を有することで、以下の効果を奏する。
波型を有する縦ビードの凹部の深さを大きくすることで、衝突時のピーク荷重を容易に低減することができる。その他、凹部のピッチ、波形状の傾斜角度を変えることで、衝突時のピーク荷重を変化させることができ、かつ、部位ごとに発生荷重を変化させることができるため、パネル全体の崩壊箇所をコントロールすることができる。
上記(6)の態様によれば、パネルは、リアフロアパネルであり、リアフロアパネルは、衝突時の荷重入力方向と直交する方向に延び、荷重入力方向に並ぶ複数の横ビードと、荷重入力方向に延びるとともに荷重入力方向と直交する方向に並び、互いに隣り合う複数の横ビードを連結する複数の縦ビードと、を有することで、以下の効果を奏する。
衝突時のピーク荷重を高めやすい縦ビードと、ピーク荷重を低減しやすい横ビードとを組み合わせることで、衝突時のピーク荷重を容易に低減することができる。その他、各ビードのピッチ、傾斜角度を変えることで、衝突時のピーク荷重を変化させることができる。
上記(7)の態様によれば、パネルは、衝突時の荷重入力方向と同じ側または荷重入力方向とは反対側に向けて弧状に湾曲し、荷重入力方向に並ぶ複数の弧状ビードを有することで、以下の効果を奏する。
パネルが複数の横ビードのみを有する場合と比較して、衝突時のピーク荷重を高めることができるとともに、パネル全体の変形形態をコントロールすることができる。
上記(8)の態様によれば、パネルは、衝突時の荷重入力方向と同じ側または荷重入力方向とは反対側に向けて開放するU字状をなし、荷重入力方向に並ぶ複数のU字ビードを有することで、以下の効果を奏する。
パネルが複数の縦ビードのみを有する場合と比較して、衝突時のピーク荷重を低減することができる。
上記(9)の態様によれば、パネルは、衝突時の荷重入力方向と直交する方向に延びるとともに荷重入力方向に並び、荷重入力方向と同じ側または荷重入力方向とは反対側に向けて開放するV字状のV字領域を有する複数の横ビードと、荷重入力方向に延びるとともに荷重入力方向と直交する方向に並び、V字領域に食い込んだ複数の縦ビードと、を有することで、以下の効果を奏する。
パネルが複数の縦ビードと複数の横ビードとを単純に組み合わせた構造を有する場合と比較して、衝突時のピーク荷重を高めることができる。
上記(10)の態様によれば、パネルは、衝突時の荷重入力方向に対して斜めに交差する方向に延びるとともに荷重入力方向に並び、荷重入力方向と同じ側または荷重入力方向とは反対側に向けて開放するV字状のV字領域を有する複数の傾斜ビードと、荷重入力方向に延びるとともに荷重入力方向と直交する方向に並び、V字領域に食い込んだ複数の縦ビードと、を有することで、以下の効果を奏する。
パネルが複数の縦ビードのみを有する場合と比較して、衝突時のピーク荷重を低減することができる。
上記(11)の態様によれば、パネルは、車両上下方向に一対設けられ、衝突時の荷重入力方向に延び、一対のパネルを連結する支持部材を更に備えることで、以下の効果を奏する。
2重パネル構造を有するため、フレームが無くても十分に衝突荷重に耐えることができる。加えて、フレームが無い分、軽量化することができる。加えて、支持部材によりパネルが小面積に区分されるため、剪断変形を最大化することができる。
上記(12)の態様によれば、パネルは、ホットスタンプ成形品であり、パネルにおいて衝突時の荷重が入力される側の部分は、非硬化とされていることで、以下の効果を奏する。
ホットスタンプ成形品は加熱プレス成形であるため、ビードを所望の形状に容易に形成することができる。加えて、パネルにおいて非硬化の部分(軟らかくしたい部分)は加熱を止めるか、ゆっくり冷却することで、衝突時のピーク荷重を容易に低減することができる。
上記(13)の態様によれば、パネルは、リアフロアパネルであり、リアフロアパネルの後端縁に対して車幅方向に連続して連結するリアバンパービームを更に備えることで、以下の効果を奏する。
リアバンパービームは車幅方向に連続して支持されるため、局部的な曲げではなく、圧壊(潰れが連続的に生じるモード)により衝撃エネルギーを吸収する。したがって、リアバンパービームを軽量化することができる。
第一実施形態に係る車体後部構造の分解斜視図。 衝突時の荷重と変位との関係を示す図。 第二実施形態に係る車体後部構造の分解斜視図。 第二実施形態に係るリアフロアパネルの斜視図。 第三実施形態に係る車体後部構造の斜視図。 第四実施形態に係る車体後部構造の斜視図。 第五実施形態に係るリアフロアパネルの斜視図。 第五実施形態に係る縦ビードの側面図。 第五実施形態の変形例に係る縦ビードの側面図。 第六実施形態に係るリアフロアパネルの斜視図。 第七実施形態に係るリアフロアパネルの斜視図。 第八実施形態に係るリアフロアパネルの斜視図。 第九実施形態に係るリアフロアパネルの斜視図。 第九実施形態の変形例に係るリアフロアパネルの斜視図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。実施形態においては、自動車(車両)の後部(車体後部構造)を挙げて説明する。以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UPが示されている。
<車体後部構造>
図1に示すように、車体後部構造1は、リアアッパーパネル2(リアフロアパネル)と、リアロアパネル3(リアフロアパネル)と、左右一対の支持部材4と、リアバンパービーム5と、リアアッパーガセット6と、リアロアガセット7と、を備える。車体後部構造1は、上下一対のリアフロアパネル2,3(リアアッパーパネル2及びリアロアパネル3)を備える二重フロア構造を有する。車体後部構造1は、高張力鋼板(例えば、440MPa以上の引張強さを持つ鋼板)により形成された部材を複数組み合わせたものである。
<リアアッパーパネル>
リアアッパーパネル2は、車体後部の床部として機能する。例えば、リアアッパーパネル2は、1400MPa以上1600MPa以下の引張強さを持つ鋼板により形成されている。例えば、リアアッパーパネル2の板厚は、0.5mm以上0.8mm以下の板厚に設定されている。
リアアッパーパネル2は、略水平に設けられたアッパーパネル本体10と、アッパーパネル本体10の外周に沿って上方に起立する上側周壁11と、を備える。リアアッパーパネル2の後部は、リアアッパーパネル2の前部よりも車幅方向(左右方向)外側に膨らんでいる。リアアッパーパネル2の上側周壁11の後部は、車両後方に向けて湾曲する弧状の後端縁11aを有する。
リアアッパーパネル2は、車幅方向に延びる膨出部12と、前後方向に延びる複数の縦ビード13と、を有する。
膨出部12は、リアアッパーパネル2の前端部に設けられている。膨出部12は、車幅方向から見て上方に膨らんでいる。膨出部12が延びる方向と直交する断面視で、膨出部12は、下方に開放する台形状の断面形状を有する。
複数の縦ビード13は、アッパーパネル本体10上の前後方向にわたって延びている。複数の縦ビード13は、車幅方向に並んでいる。複数の縦ビード13の車幅方向の間隔(隣り合う2つの縦ビード13の間隔)は、それぞれ一様の大きさとされている。縦ビード13は、前後方向から見て上方に膨らんでいる。縦ビード13が延びる方向と直交する断面視で、縦ビード13は、下方に開放する台形状の断面形状を有する。
<リアロアパネル>
リアロアパネル3は、リアアッパーパネル2の下方に配置されている。リアロアパネル3は、上下方向に開口する開口部20を有する。開口部20は、リアロアパネル3の中央に設けられている。リアロアパネル3は、リアロアパネル3の前部を構成する第一ロアパネル21と、リアロアパネル3の後部を構成する第二ロアパネル22と、を備える。
第一ロアパネル21は、略水平に設けられた第一ロアパネル本体30と、第一ロアパネル本体30の後端部を除く外周に沿って上方に起立する下側前周壁31と、を備える。第一ロアパネル本体30は、開口部20を構成する前側凹部32を有する。例えば、第一ロアパネル21は、1400MPa以上1600MPa以下の引張強さを持つ鋼板により形成されている。例えば、第一ロアパネル21の板厚は、0.5mm以上0.8mm以下の板厚に設定されている。例えば、第一ロアパネル21及びリアアッパーパネル2は、互いに同じ強度及び板厚を持つ鋼板により形成されている。
第二ロアパネル22は、第一ロアパネル21よりも高い強度を有する。第二ロアパネル22は、略水平に設けられた第二ロアパネル本体40と、第二ロアパネル本体40の前端部を除く外周に沿って下方に起立する下側後周壁41と、を備える。第二ロアパネル本体40は、開口部20を構成する後側凹部42を有する。例えば、第二ロアパネル22は、1400MPa以上1600MPa以下の引張強さを持つ鋼板により形成されている。例えば、第二ロアパネル22の板厚は、1.8mm以上2.2mm以下の板厚に設定されている。第二ロアパネル22は、第一ロアパネル21よりも板厚を大きくすることで強度が高められている。
第二ロアパネル22の前端部(後側凹部42を除く部分)は、第一ロアパネル21の後端部(前側凹部32を除く部分)に対して下方から連結されている。第二ロアパネル22の下側後周壁41の後部は、車両後方に向けて湾曲する弧状の後端縁41aを有する。第二ロアパネル22の後端縁41aは、上下方向から見てリアアッパーパネル2の後端縁11aと重なるように形成されている。
リアロアパネル3は、前後方向に延びる複数の縦ビード23を有する。複数の縦ビード23は、リアパネル上の開口部20を除く部分を前後方向にわたって延びている。複数の縦ビード23は、第一ロアパネル21上の前側凹部32を除く部分と第二ロアパネル22上の後側凹部42を除く部分とに跨って前後方向に連続して延びている。複数の縦ビード23は、車幅方向に並んでいる。複数の縦ビード23の車幅方向の間隔(隣り合う2つの縦ビード23の間隔)は、それぞれ一様の大きさとされている。縦ビード13は、前後方向から見て上方に膨らんでいる。縦ビード23が延びる方向と直交する断面視で、縦ビード23は、下方に開放する台形状の断面形状を有する。
<支持部材>
支持部材4は、リアアッパーパネル2とリアロアパネル3との間に配置されている。支持部材4は、リアロアパネル3の開口部20を挟んで車幅方向に一対設けられている。支持部材4は、リアアッパーパネル2とリアロアパネル3とを連結している。支持部材4は、前後方向に延びるとともに車幅方向に厚みを有する板状をなしている。
例えば、支持部材4は、900MPa以上1060MPa以下の引張強さを持つ鋼板により形成されている。例えば、支持部材4の板厚は、1.8mm以上2.2mm以下の板厚に設定されている。例えば、一対の支持部材4は、互いに同じ強度及び板厚を持つ鋼板により形成されている。
<リアバンパービーム>
リアバンパービーム5は、上下方向から見て車幅方向に延びるとともに後方に向けて緩やかに湾曲する弧状をなしている。リアバンパービーム5が延びる方向と直交する断面視で、リアバンパービーム5は、前方に開放するハット状(U字状)の断面形状を有する。例えば、リアバンパービーム5は、900MPa以上1060MPa以下の引張強さを持つ鋼板により形成されている。例えば、リアバンパービーム5の板厚は、1.6mm以上2.0mm以下の板厚に設定されている。
リアバンパービーム5は、リアアッパーパネル2及びリアロアパネル3のそれぞれに連結されている。リアバンパービーム5は、リアアッパーパネル2の後端縁11aに沿うように湾曲する上端縁5aと、リアロアパネル3の後端縁41aに沿うように湾曲する下端縁5bと、を備える。リアバンパービーム5の上端縁5aは、リアアッパーパネル2の後端縁11aに対して車幅方向に連続して連結されている。リアバンパービーム5の下端縁5bは、リアロアパネル3の後端縁41aに対して車幅方向に連続して連結されている。
<リアアッパーガセット>
リアアッパーガセット6は、車幅方向に延びるとともにリアアッパーパネル2の後端縁11aに沿うように緩やかに湾曲する弧状をなしている。リアアッパーガセット6は、リアアッパーパネル2の後端部に対して車幅方向に連続して連結されている。例えば、リアアッパーガセット6は、900MPa以上1060MPa以下の引張強さを持つ鋼板により形成されている。例えば、リアアッパーガセット6の板厚は、1.8mm以上2.2mm以下の板厚に設定されている。
<リアロアガセット>
リアロアガセット7は、車幅方向に延びるとともにリアロアパネル3の後端縁41aに沿うように緩やかに湾曲する弧状をなしている。リアロアガセット7は、リアロアパネル3の後端部に対して車幅方向に連続して連結されている。例えば、リアロアガセット7は、900MPa以上1060MPa以下の引張強さを持つ鋼板により形成されている。例えば、リアロアガセット7の板厚は、1.8mm以上2.2mm以下の板厚に設定されている。例えば、リアアッパーガセット6及びリアロアガセット7は、互いに同じ強度及び板厚を持つ鋼板により形成されている。
<衝突時の荷重と変位との関係>
図2中において、縦軸は衝突時の荷重、横軸は衝突時の変位、実線のグラフC1は実施形態、破線のグラフC2は比較例をそれぞれ示す。例えば、比較例は、リアフロアパネルではなくフレームにより積極的に衝撃エネルギーを吸収する構造に相当する。
図2に示すように、実施形態のピーク荷重Lpは、比較例のピーク荷重Lpよりも小さい。実施形態の平均荷重La(一点鎖線)は、比較例の平均荷重La(二点鎖線)よりも大きい。
上述の通り、本実施形態の車体後部構造1は、440Mpa以上の引張強さを持つ鋼板により形成された一対のリアフロアパネル2,3を備える。リアフロアパネル2,3は、全面にわたって所定方向に延びるビード13,23を有する。本実施形態において、ビード13,23が延びる方向、及びビード13,23の種類は、衝突時のピーク荷重Lpと平均荷重Laとの差を縮めるように設定されている。
ここで、車体後部構造1に対して車両後方から衝撃荷重が入力されると仮定する。図1中符号V1は、衝突時の荷重入力方向を示す、荷重入力方向V1は、前後方向に沿う後側から前側に向かう方向に相当する。荷重入力方向V1と直交する方向V2(以下「入力直交方向V2」ともいう。)は、車幅方向に相当する。
このように荷重入力方向V1及び入力直交方向V2を設定した場合、リアアッパーパネル2は、荷重入力方向V1に延び且つ入力直交方向V2に並ぶ複数の縦ビード13を有する。リアロアパネル3は、荷重入力方向V1に延び且つ入力直交方向V2に並ぶ複数の縦ビード23を有する。
本実施形態では、衝突時のピーク荷重Lpと平均荷重Laとの差を縮めるように、リアアッパーパネル2の強度(例えば、1400MPa以上1600MPa以下の引張強さ)、リアロアパネル3の強度(例えば、1400MPa以上1600MPa以下の引張強さ)、リアアッパーパネル2の板厚(例えば、0.5mm以上0.8mm以下の板厚)、リアロアパネル3の板厚(例えば、第一ロアパネル21の板厚は0.5mm以上0.8mm以下の板厚、第二ロアパネル22の板厚は1.8mm以上2.2mm以下の板厚)、リアアッパーパネル2には複数の縦ビード13、リアロアパネル3には複数の縦ビード23、をそれぞれ設定している。
<作用効果>
以上説明したように、上記実施形態の車体後部構造1は、440MPa以上の引張強さを持つ鋼板により形成されたリアフロアパネル2,3を備える。リアフロアパネル2,3は、全面にわたって所定方向に延びるビード13,23を有する。ビード13,23が延びる方向、及びビード13,23の種類は、衝突時のピーク荷重Lpと平均荷重Laとの差を縮めるように設定されている。以上の構成によって、以下の効果を奏する。
衝突時のピーク荷重Lpと平均荷重Laとの差を縮めることにより、リアフロアパネル2,3の発生荷重をコントロールするとともに、リアフロアパネル2,3における衝撃エネルギーの吸収効率を高めることができる。加えて、重い閉断面の骨格フレームに頼る必要がないため、軽量化することができる。したがって、ビード13,23によって衝撃エネルギーを積極的に吸収し且つ軽量化することができる。
上記実施形態では、リアフロアパネル2,3は、車両上下方向に一対設けられている。車体後部構造1は、衝突時の荷重入力方向V1に延び、一対のリアフロアパネル2,3を連結する支持部材4を備える。以上の構成によって、以下の効果を奏する。
2重パネル構造を有するため、フレームが無くても十分に衝突荷重に耐えることができる。加えて、フレームが無い分、軽量化することができる。加えて、支持部材4によりリアフロアパネル2,3が小面積に区分されるため、剪断変形を最大化することができる。
上記実施形態では、車体後部構造1は、リアフロアパネル2,3の後端縁11a,41aに対して車幅方向に連続して連結するリアバンパービーム5を備えることで、以下の効果を奏する。
リアバンパービーム5は車幅方向に連続して支持されるため、局部的な曲げではなく、圧壊(潰れが連続的に生じるモード)により衝撃エネルギーを吸収する。したがって、リアバンパービーム5を軽量化することができる。
<第二実施形態>
第一実施形態では、リアフロアパネル上に縦ビードが配置されている例を挙げて説明したが、これに限らない。図3に示すように、第二実施形態は、車体後部構造201のリアフロアパネル上のビードの態様が上述した第一実施形態と相違している。なお、以下の説明においては、上述した第一実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図3に示すように、リアアッパーパネル202は、入力直交方向V2に延び且つ荷重入力方向V1に並ぶ複数の横ビード214と、荷重入力方向V1に延びるとともに入力直交方向V2に並び且つ互いに隣り合う複数の横ビード214を連結する複数の縦ビード213と、を有する。複数の横ビード214及び複数の縦ビード213は、リアアッパーパネル202上に格子状に設けられている。例えば、縦ビード213のピッチ(隣り合う2つの縦ビード213の中心間距離)は、90mm以上110mm以下の大きさに設定されている。図4に示すように、縦ビード213の最大高さは、横ビード214の最大高さよりも小さく設定されている。横ビード214が延びる方向と直交する断面視で、横ビード214は、下方に開放する台形状の断面形状を有する。
図3に示すように、リアロアパネル203は、入力直交方向V2に延び且つ荷重入力方向V1に並ぶ複数の横ビード224を有する。リアロアパネル203の後部(第二ロアパネル222)は、リアロアパネル203の前部(第一ロアパネル221)よりも板厚を大きくすることで強度が高められている。
リアロアパネル203上において、複数の横ビード224のそれぞれは、横ビード224が延びる方向に並ぶ複数の凹部224aを有する。複数の凹部224aの車幅方向の間隔(隣り合う2つの凹部224aの間隔)は、それぞれ一様の大きさとされている。
第二実施形態によれば、リアアッパーパネル202は、衝突時の入力直交方向V2に延び、荷重入力方向V1に並ぶ複数の横ビード214と、荷重入力方向V1に延びるとともに入力直交方向V2に並び、互いに隣り合う複数の横ビード214を連結する複数の縦ビード213と、を有することで、以下の効果を奏する。
衝突時のピーク荷重Lpを高めやすい縦ビード213と、ピーク荷重Lpを低減しやすい横ビード214とを組み合わせることで、衝突時のピーク荷重Lpを容易に低減することができる。その他、各ビード213,214のピッチ、傾斜角度を変えることで、衝突時のピーク荷重Lpを変化させることができる。
第二実施形態では、リアロアパネル203は、衝突時の入力直交方向V2に延び、荷重入力方向V1に並ぶ複数の横ビード224を有する。リアロアパネル203の後部は、リアロアパネル203の前部よりも高い強度を有する。以上の構成によって、以下の効果を奏する。
横ビードは縦ビードと比較して衝突時のピーク荷重Lpを低減しやすく衝撃吸収しやすいが、目的とする高速衝突のエネルギー吸収よりも低い荷重、軽衝突で車体が損傷する可能性がある。これに対し本実施形態によれば、リアロアパネル203の後部の強度を前部よりも高めることで、軽衝突での車体損傷を抑制することができる。
<第三実施形態>
第一実施形態では、車体後部構造が上下一対のリアフロアパネルを備える二重フロア構造を有する例を挙げて説明したが、これに限らない。第三実施形態は、車体後部構造のリアフロアパネルの態様が上述した第一実施形態と相違している。なお、以下の説明においては、上述した第一実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、車体後部構造301は、単一のリアフロアパネル302を備える。リアフロアパネル302は、略水平に設けられたフロアパネル本体310と、フロアパネル本体310の車幅方向外端部から上方に膨らむ左右一対のタイヤハウス311と、フロアパネル本体310の中央から下方に凹むタイヤパン312と、を備える。図5中において、符号313はフロアパネル本体310とタイヤハウス311との境界に形成された稜線、符号314はフロアパネル本体310とタイヤパン312との境界に形成された稜線をそれぞれ示す。
リアフロアパネル302は、複数の稜線313,314により形成された凹凸面315を有する。凹凸面315は、フロアパネル本体310の上面と、フロアパネル本体310の上面に稜線313を介して連なる一対のタイヤハウス311の一面と、フロアパネル本体310の上面に稜線314を介して連なるタイヤパン312の一面と、により形成されている。
リアフロアパネル302は、入力直交方向V2に延びる複数の横ビード316を有する。複数の横ビード316は、荷重入力方向V1に並んでいる。横ビード316は、稜線313,314に跨って凹凸面315に設けられている。
第三実施形態によれば、リアフロアパネル302は、複数の稜線313,314により形成された凹凸面315を有する。横ビード316は、稜線313,314に跨って凹凸面315に設けられている。以上の構成によって、以下の効果を奏する。
稜線313,314は荷重方向に剛性を高め、稜線313,314に跨って凹凸面315に設けられる横ビード316は容易に潰れ変形してピーク荷重Lpと平均荷重Laとの差をより一層縮めることができる。加えて、リアフロアパネル302として凹凸面315を有する既存の車体パネルを活用することができるため、部品を追加しなくて済む。したがって、車体後部構造301を軽量化しつつ衝突性能を向上することができる。
<第四実施形態>
第一実施形態では、リアフロアパネル上に縦ビードが配置されている例を挙げて説明したが、これに限らない。第四実施形態は、車体後部構造のリアアッパーパネルの態様が上述した第一実施形態と相違している。なお、以下の説明においては、上述した第一実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図6に示すように、車体後部構造401は、リアアッパーパネル402(リアフロアパネル)と、リアロアパネル403(リアフロアパネル)と、左右一対の支持部材404と、リアガセット405と、を備える。
リアアッパーパネル402は、荷重入力方向V1に延び且つ入力直交方向V2に並ぶ複数の縦ビード406と、入力直交方向V2に延び且つ荷重入力方向V1に並ぶ複数の横ビード407と、を有する。複数の縦ビード406は、複数の横ビード407の後端部(最後端の横ビード407)に隣接して配置されている。
複数の縦ビード406は、リアアッパーパネル402の後部402B上の前後方向にわたって延び且つ車幅方向に並んでいる。複数の縦ビード406は、それぞれ一様の長さで延びている。複数の縦ビード406の車幅方向の間隔(隣り合う2つの縦ビード406の間隔)は、それぞれ一様の大きさとされている。
複数の横ビード407は、リアアッパーパネル402の前部402A上の車幅方向にわたって延び且つ前後方向に並んでいる。複数の横ビード407は、それぞれ一様の長さで延びている。複数の横ビード407の前後方向の間隔(隣り合う2つの横ビード407の間隔)は、それぞれ一様の大きさとされている。
リアアッパーパネル402は、ホットスタンプ(熱間プレス)により形成された、いわゆるホットスタンプ成形品である。リアアッパーパネル402において衝突時の荷重が入力される側の部分(リアアッパーパネル402の後部402B)は、非硬化とされている。リアアッパーパネル402の後部402Bは、リアアッパーパネル402の前部402Aよりも軟らかく形成されている。
例えば、リアアッパーパネル402の後部402Bは、加熱を止めるか、ゆっくり冷却することで、リアアッパーパネル402の前部402Aよりも軟らかくすることができる。例えば、リアアッパーパネル402の前部402Aは、急冷して硬化することで、リアアッパーパネル402の後部402Bよりも硬くすることができる。
第四実施形態によれば、リアアッパーパネル402は、衝突時の荷重入力方向V1に延び、入力直交方向V2に並ぶ複数の縦ビード406と、入力直交方向V2に延び、荷重入力方向V1に並ぶ複数の横ビード407と、を含むことで、以下の効果を奏する。
リアアッパーパネル402が複数の縦ビード406のみを有する場合または複数の横ビード407のみを有する場合と比較して、衝突時のピーク荷重Lpを低減し、ピーク荷重Lpと平均荷重Laとの差をより一層縮めることができる。したがって、ビード406,407によって衝撃エネルギーを更に積極的に吸収することができる。
第四実施形態によれば、リアアッパーパネル402は、ホットスタンプ成形品である。リアアッパーパネル402において衝突時の荷重が入力される側の部分は、非硬化とされている。以上の構成によって、以下の効果を奏する。
ホットスタンプ成形品は加熱プレス成形であるため、ビード406,407を所望の形状に容易に形成することができる。加えて、リアアッパーパネル402において非硬化の部分(軟らかくしたい部分)は加熱を止めるか、ゆっくり冷却することで、衝突時のピーク荷重Lpを容易に低減することができる。
<第五実施形態>
第一実施形態では、リアフロアパネル上の縦ビードが単純な直線形状を有する例を挙げて説明したが、これに限らない。第五実施形態は、リアフロアパネル上の縦ビードの態様が上述した第一実施形態と相違している。なお、以下の説明においては、上述した第一実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、リアフロアパネル502は、衝突時の荷重入力方向V1に延び且つ入力直交方向V2に並ぶ複数の縦ビード503を有する。複数の縦ビード503のそれぞれは、縦ビード503が延びる方向にわたって波型を有する。複数の縦ビード503のそれぞれは、縦ビード503が延びる方向に並ぶ複数の凹部503aを有する。複数の凹部503aの前後方向の間隔(凹部503aのピッチ、隣り合う2つの凹部503aの中心間の距離)は、それぞれ一様の大きさとされている。
図8に示すように、凹部503aは、下方に向けて湾曲する弧状を有する。凹部503aの勾配(波形状の傾斜角度)は、各凹部503aにおいて一様の大きさとされている。例えば、縦ビード503の最大高さは、18mm以上22mm以下の大きさに設定されている。例えば、凹部503aの最大深さは、8mm以上12mm以下の大きさに設定されている。
第五実施形態によれば、リアフロアパネル502は、衝突時の荷重入力方向V1に延び、入力直交方向V2に並ぶ複数の縦ビード503を有する。複数の縦ビード503のそれぞれは、縦ビード503が延びる方向にわたって波型を有する。以上の構成によって、以下の効果を奏する。
波型を有する縦ビード503の凹部503aの深さを大きくすることで、衝突時のピーク荷重Lpを容易に低減することができる。その他、凹部503aのピッチ、波形状の傾斜角度を変えることで、衝突時のピーク荷重Lpを変化させることができ、かつ、部位ごとに発生荷重を変化させることができるため、パネル全体の崩壊箇所をコントロールすることができる。
第五実施形態では、縦ビード503が下方に向けて湾曲する弧状の凹部503aを有する例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、図9に示すように、縦ビード513の凹部513aは、下方に向けて窪む台形状(逆台形状)を有してもよい。例えば、凹部の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
<第六実施形態>
第一実施形態では、リアフロアパネル上の縦ビードが単純な直線状を有する例を挙げて説明したが、これに限らない。第六実施形態は、リアフロアパネル上のビードの態様が上述した第一実施形態と相違している。なお、以下の説明においては、上述した第一実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図10に示すように、リアフロアパネル602は、荷重入力方向V1とは反対側に向けて弧状に湾曲し且つ荷重入力方向V1に並ぶ複数の弧状ビード603を有する。複数の弧状ビード603は、それぞれ一様の曲率半径を有する。複数の弧状ビード603のピッチ(隣り合う2つの弧状ビード603の中心間距離)は、それぞれ一様の大きさとされている。
第六実施形態によれば、リアフロアパネル602は、衝突時の荷重入力方向V1とは反対側に向けて弧状に湾曲し、荷重入力方向V1に並ぶ複数の弧状ビード603を有することで、以下の効果を奏する。
リアフロアパネルが複数の横ビードのみを有する場合と比較して、衝突時のピーク荷重Lpを高めることができるとともに、パネル全体の変形形態をコントロールすることができる。
第六実施形態では、弧状ビード603が荷重入力方向V1とは反対側に向けて弧状に湾曲している例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、弧状ビード603は、荷重入力方向V1と同じ側に向けて弧状に湾曲してもよい。例えば、弧状ビード603の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
<第七実施形態>
第一実施形態では、リアフロアパネル上の縦ビードが単純な直線状を有する例を挙げて説明したが、これに限らない。第七実施形態は、リアフロアパネル上のビードの態様が上述した第一実施形態と相違している。なお、以下の説明においては、上述した第一実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図11に示すように、リアフロアパネル702は、荷重入力方向V1と同じ側に向けて開放するU字状をなし且つ荷重入力方向V1に並ぶ複数のU字ビード703を有する。複数のU字ビード703のピッチ(隣り合う2つのU字ビード703の中心間距離)は、それぞれ一様の大きさとされている。
第七実施形態によれば、リアフロアパネル702は、衝突時の荷重入力方向V1と同じ側に向けて開放するU字状をなし、荷重入力方向V1に並ぶ複数のU字ビード703を有することで、以下の効果を奏する。
リアフロアパネルが複数の縦ビードのみを有する場合と比較して、衝突時のピーク荷重Lpを低減することができる。
第七実施形態では、U字ビード703が荷重入力方向V1と同じ側に向けて開放するU字状をなしている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、U字ビード703は、荷重入力方向V1とは反対側に向けて開放するU字状をなしてもよい。例えば、U字ビード703の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
<第八実施形態>
第四実施形態では、リアフロアパネル上の複数の縦ビード及び複数の横ビードが単純に隣接して配置されている例を挙げて説明したが、これに限らない。第八実施形態は、リアフロアパネル上の複数の縦ビード及び複数の横ビードの配置の態様が上述した第四実施形態と相違している。なお、以下の説明においては、上述した第一実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図12に示すように、リアフロアパネル802は、入力直交方向V2に延び且つ荷重入力方向V1に並ぶ複数の横ビード803と、荷重入力方向V1に延び且つ入力直交方向V2に並びる複数の縦ビード804と、を有する。複数の横ビード803には、荷重入力方向V1とは反対側に向けて開放するV字状のV字領域805が形成されている。複数の縦ビード804は、V字領域805に食い込んでいる。複数の縦ビード804は、V字領域805に対応するように荷重入力方向V1と同じ側に向けてV字状をなしている。
第八実施形態によれば、リアフロアパネル802は、衝突時の入力直交方向V2に延びるとともに荷重入力方向V1に並び、荷重入力方向V1とは反対側に向けて開放するV字状のV字領域805を有する複数の横ビード803と、荷重入力方向V1に延びるとともに入力直交方向V2に並び、V字領域805に食い込んだ複数の縦ビード804と、を有することで、以下の効果を奏する。
リアフロアパネルが複数の縦ビードと複数の横ビードとを単純に組み合わせた構造を有する場合と比較して、衝突時のピーク荷重Lpを高めることができる。
第八実施形態では、複数の横ビード803が荷重入力方向V1とは反対側に向けて開放するV字状のV字領域805を有する例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、複数の横ビード803は、荷重入力方向V1と同じ側に向けて開放するV字状のV字領域805を有してもよい。この場合、複数の縦ビード804は、V字領域805に対応するように荷重入力方向V1とは反対側に向けてV字状をなしてもよい。例えば、V字領域805の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
<第九実施形態>
第一実施形態では、リアフロアパネル上の複数の縦ビードが単純な直線状を有する例を挙げて説明したが、これに限らない。第九実施形態は、リアフロアパネル上の複数のビードの態様が上述した第一実施形態と相違している。なお、以下の説明においては、上述した第一実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図13に示すように、リアフロアパネル902は、荷重入力方向V1に対して斜めに交差する方向に延び且つ荷重入力方向V1に並ぶ複数の傾斜ビード903と、荷重入力方向V1に延び且つ入力直交方向V2に並ぶ複数の縦ビード904と、を有する。複数の傾斜ビード903は、荷重入力方向V1とは反対側に向けて開放するV字状のV字領域905を有する。複数の縦ビード904は、V字領域905に食い込んでいる。複数の縦ビード904は、V字領域905に対応するように荷重入力方向V1と同じ側に向けてV字状をなしている。
第九実施形態によれば、リアフロアパネル902は、衝突時の荷重入力方向V1に対して斜めに交差する方向に延びるとともに荷重入力方向V1に並び、荷重入力方向V1とは反対側に向けて開放するV字状のV字領域905を有する複数の傾斜ビード903と、荷重入力方向V1に延びるとともに入力直交方向V2に並び、V字領域905に食い込んだ複数の縦ビード904と、を有することで、以下の効果を奏する。
リアフロアパネルが複数の縦ビードのみを有する場合と比較して、衝突時のピーク荷重Lpを低減することができる。
第九実施形態では、複数の傾斜ビード903が荷重入力方向V1とは反対側に向けて開放するV字状のV字領域905を有する例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、図14に示すように、複数の傾斜ビード913は、荷重入力方向V1と同じ側に向けて開放するV字状のV字領域915を有してもよい。この場合、複数の縦ビード914は、V字領域915に対応するように荷重入力方向V1とは反対側に向けてV字状をなしてもよい。例えば、V字領域の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
<変形例>
例えば、リアフロアパネルは、上記の縦ビード、横ビード、円弧ビード、U字ビード及び傾斜ビードの少なくとも二つを有する複数のビードを備えていてもよい。これにより、リアフロアパネルへのビードの入れ方(ビードの種類、ビードの配置の態様)によって衝突時の折れモードを変えることができる。
上記実施形態では、車体構造は、車両後部に配置された車体後部構造である例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、車体構造は、車両前部に配置された車体前部構造であってもよい。
上記実施形態では、パネルは、車両後部の床部として機能するリアフロアパネルである例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、パネルは、車両前部の床部として機能するフロントフロアパネルであってもよい。例えば、パネルの態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらに限定されることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能であり、上述した変形例を適宜組み合わせることも可能である。
1,201,301,401…車体後部構造(車体構造)
2,202,402…リアアッパーパネル(リアフロアパネル、パネル)
3,203,403…リアロアパネル(リアフロアパネル、パネル)
4,404…支持部材
5…リアバンパービーム
11a…後端縁
13,23,213,223,406,503,513,804,904,914…縦ビード(ビード)
22,222…第二ロアパネル(リアフロアパネルの後部)
41a…後端縁
214,224,316,407,803…横ビード(ビード)
302,502,602,702,802,902…リアフロアパネル(パネル)
313,314…稜線
315…凹凸面
402B…リアアッパーパネルの後部(パネルにおいて衝突時の荷重が入力される側の部分)
603…弧状ビード(ビード)
703…U字ビード(ビード)
805,905,915…V字領域
903,913…傾斜ビード
Lp…ピーク荷重
La…平均荷重
V1…荷重入力方向
V2…入力直交方向(荷重入力方向と直交する方向)

Claims (13)

  1. 440MPa以上の引張強さを持つ鋼板により形成されたパネルを備え、
    前記パネルは、全面にわたり所定方向に延びるビードを有し、
    前記ビードが延びる方向、及び前記ビードの種類は、衝突時のピーク荷重と平均荷重との差を縮めるように設定されていることを特徴とする車体構造。
  2. 前記パネルは、複数の稜線により形成された凹凸面を有し、
    前記ビードは、前記稜線に跨って前記凹凸面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車体構造。
  3. 前記パネルは、
    衝突時の荷重入力方向に延び、前記荷重入力方向と直交する方向に並ぶ複数の縦ビードと、
    前記荷重入力方向と直交する方向に延び、前記荷重入力方向に並ぶ複数の横ビードと、を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の車体構造。
  4. 前記パネルは、リアフロアパネルであり、
    前記リアフロアパネルは、衝突時の荷重入力方向と直交する方向に延び、前記荷重入力方向に並ぶ複数の横ビードを有し、
    前記リアフロアパネルの後部は、前記リアフロアパネルの前部よりも高い強度を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の車体構造。
  5. 前記パネルは、リアフロアパネルであり、
    前記リアフロアパネルは、衝突時の荷重入力方向に延び、前記荷重入力方向と直交する方向に並ぶ複数の縦ビードを有し、
    前記複数の縦ビードのそれぞれは、前記縦ビードが延びる方向にわたって波型を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の車体構造。
  6. 前記パネルは、リアフロアパネルであり、
    前記リアフロアパネルは、
    衝突時の荷重入力方向と直交する方向に延び、前記荷重入力方向に並ぶ複数の横ビードと、
    前記荷重入力方向に延びるとともに前記荷重入力方向と直交する方向に並び、互いに隣り合う前記複数の横ビードを連結する複数の縦ビードと、を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の車体構造。
  7. 前記パネルは、衝突時の荷重入力方向と同じ側または前記荷重入力方向とは反対側に向けて弧状に湾曲し、前記荷重入力方向に並ぶ複数の弧状ビードを有することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の車体構造。
  8. 前記パネルは、衝突時の荷重入力方向と同じ側または前記荷重入力方向とは反対側に向けて開放するU字状をなし、前記荷重入力方向に並ぶ複数のU字ビードを有することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の車体構造。
  9. 前記パネルは、
    衝突時の荷重入力方向と直交する方向に延びるとともに前記荷重入力方向に並び、前記荷重入力方向と同じ側または前記荷重入力方向とは反対側に向けて開放するV字状のV字領域を有する複数の横ビードと、
    前記荷重入力方向に延びるとともに前記荷重入力方向と直交する方向に並び、前記V字領域に食い込んだ複数の縦ビードと、を有することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の車体構造。
  10. 前記パネルは、
    衝突時の荷重入力方向に対して斜めに交差する方向に延びるとともに前記荷重入力方向に並び、前記荷重入力方向と同じ側または前記荷重入力方向とは反対側に向けて開放するV字状のV字領域を有する複数の傾斜ビードと、
    前記荷重入力方向に延びるとともに前記荷重入力方向と直交する方向に並び、前記V字領域に食い込んだ複数の縦ビードと、を有することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の車体構造。
  11. 前記パネルは、車両上下方向に一対設けられ、
    衝突時の荷重入力方向に延び、一対の前記パネルを連結する支持部材を更に備えることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の車体構造。
  12. 前記パネルは、ホットスタンプ成形品であり、
    前記パネルにおいて衝突時の荷重が入力される側の部分は、非硬化とされていることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の車体構造。
  13. 前記パネルは、リアフロアパネルであり、
    前記リアフロアパネルの後端縁に対して車幅方向に連続して連結するリアバンパービームを更に備えることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の車体構造。
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