JP2022039015A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】刈取装置から脱穀装置に搬送される穀稈の穀稈量に応じてエンジンの出力回転速度の増減速を行い省エネ性能を向上させたコンバインを提供する。【解決手段】脱穀装置4が駆動を開始した場合には、エンジン(E)の出力回転速度を定格出力回転にし、刈取装置から脱穀装置4に搬送されてくる穀稈が所定の第1穀稈量よりも少ない場合には、エンジン(E)の出力回転速度を定格回転速度よりも遅い第1回転速度に減速し、エンジン(E)の出力回転速度が所定の第1回転速度の場合において、刈取装置から脱穀装置4に搬送されてくる穀稈が所定の第2穀稈量よりも多い場合には、エンジン(E)の出力回転速度を定格回転速度に増速する。【選択図】図5

Description

本発明は、脱穀装置に搬送される穀稈量に応じてエンジンの出力回転速度を増減速するコンバインに関するものである。
従来のコンバインにおいて、操縦者の操作作業の負担を軽減するために、走行装置の走行速度を増減速する変速レバーによってエンジンの出力回転数の増減速も行う技術が知られている。(特許文献1参照)
特開2000-161090号公報
しかし、特許文献1の技術では、走行装置の走行速度に応じてエンジンの出力回転速度が増減速されるので、脱穀装置に搬送される穀稈量が少ない場合にも、脱穀装置にエンジンの過度の出力回転速度が伝動されるのでエネルギを無駄に浪費するという問題があった。
そこで、本発明の課題は、刈取装置から脱穀装置に搬送される穀稈の穀稈量に応じてエンジンの出力回転速度の増減速を行い省エネ性能を向上させたコンバインを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、 エンジン(E)が搭載された機体フレーム(1)の下側に圃場を走行する走行装置(2)を設け、該機体フレーム(1)の前側に穀稈を刈取る刈取装置(3)を設け、該刈取装置(3)の後方左側に穀稈の脱穀を行う脱穀装置(4)を設け、該脱穀装置(4)の右側に脱穀された穀粒を貯留するグレンタンク(7)を設け、該グレンタンク(7)の後側に穀粒を外部に排出する排出オーガ(8)を設けたコンバインにおいて、
前記脱穀装置(4)が駆動を開始した場合には、前記エンジン(E)の出力回転速度を定格出力回転にし、前記刈取装置(3)から脱穀装置(4)に搬送されてくる穀稈が所定の第1穀稈量よりも少ない場合には、前記エンジン(E)の出力回転速度を定格回転速度よりも遅い第1回転速度に減速し、前記エンジン(E)の出力回転速度が所定の第1回転速度の場合において、前記刈取装置(3)から脱穀装置(4)に搬送されてくる穀稈が所定の第2穀稈量よりも多い場合には、前記エンジン(E)の出力回転速度を定格回転速度に増速することを特徴とするコンバインである。
請求項2記載の発明は、前記走行装置(2)の走行速度が所定の第1走行速度よりも遅い状態が所定の時間継続した場合には、前記刈取装置(3)から脱穀装置(4)に搬送されてくる穀稈が所定の第1穀稈量よりも少ないと判断する構成とした請求項1記載のコンバインである。
請求項3記載の発明は、前記走行装置(2)の走行速度が所定の第2走行速度よりも速い状態になった場合には、前記刈取装置(3)から脱穀装置(4)に搬送されてくる穀稈が所定の第2穀稈量よりも多いと判断する構成とした請求項1又は2記載のコンバインである。
請求項4記載の発明は、前記刈取装置(3)の駆動が停止し、前記排出オーガ(8)の揚穀部(8A)が回転移動、又は、前記排出オーガ(8)の横排出部(8B)が上下方向に昇降移動している場合には、前記エンジン(E)の出力回転速度を第1回転速度よりも遅い第2回転速度に減速する請求項1~3のいずれか1項に記載のコンバインである。
請求項5記載の発明は、前記排出オーガ(8)に内装された搬送螺旋が駆動を介した場合には、前記エンジン(E)の出力回転速度を定格出力回転数にする請求項1~4のいずれか1項に記載のコンバインである。
請求項1記載の発明によれば、脱穀装置(4)が駆動を開始した場合には、エンジン(E)の出力回転速度を定格出力回転にし、刈取装置(3)から脱穀装置(4)に搬送されてくる穀稈が所定の第1穀稈量よりも少ない場合には、エンジン(E)の出力回転速度を定格回転速度よりも遅い第1回転速度に減速し、エンジン(E)の出力回転速度が所定の第1回転速度の場合において、刈取装置(3)から脱穀装置(4)に搬送されてくる穀稈が所定の第2穀稈量よりも多い場合には、エンジン(E)の出力回転速度を定格回転速度に増速するので、刈取装置(3)から脱穀装置(4)に搬送されてくる穀稈が少ない場合には、脱穀装置(4)の負荷が下がり、エンジン(E)の過度の出力回転速度は必要でないことからエンジン(E)の出力回転速度を遅くして省エネを図ることができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、走行装置(2)の走行速度が所定の第1走行速度よりも遅い状態が所定の時間継続した場合には、刈取装置(3)から脱穀装置(4)に搬送されてくる穀稈が所定の第1穀稈量よりも少ないと判断する構成としたので、刈取装置(3)から脱穀装置(4)に搬送されてくる穀稈の穀稈量を定量化して第1穀稈量と比較することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明による効果に加えて、走行装置(2)の走行速度が所定の第2走行速度よりも速い状態になった場合には、刈取装置(3)から脱穀装置(4)に搬送されてくる穀稈が所定の第2穀稈量よりも多いと判断する構成としたので、刈取装置(3)から脱穀装置(4)に搬送されてくる穀稈の穀稈量を定量化して第2穀稈量と比較することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1~3のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、刈取装置(3)の駆動が停止し、排出オーガ(8)の揚穀部(8A)が回転移動、又は、排出オーガ(8)の横排出部(8B)が上下方向に昇降移動している場合には、エンジン(E)の出力回転速度を第1回転速度よりも遅い第2回転速度に減速するので、脱穀装置(4)の駆動が停止して、排出オーガ(8)の排出口を搬送トラックの荷台上に移動中には、エンジン(E)の過度の出力回転速度は必要でないことからエンジン(E)の出力回転速度を遅くして省エネをより図ることができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1~4のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、排出オーガ(8)に内装された搬送螺旋が駆動を介した場合には、エンジン(E)の出力回転速度を定格出力回転数にするので、排出オーガ(8)の搬送螺旋が高速で回動して、グレンタンク(7)で貯留された穀粒を搬送用トラックの荷台に迅速に排出することができる。
コンバインの右側面図である。 コンバインの平面図である。 エンジンの出力回転の伝動図である。 コントローラとエンジンコントローラの接続図である。 エンジンの出力回転速度の増減速方法の説明図である。 第1実施形態の唐箕調整ダイヤル等の配置の説明図である。 第2実施形態の唐箕調整ダイヤル等の配置の説明図である。 第1実施形態のアクセルスイッチ等の配置の説明図である。 第2実施形態のアクセルスイッチ等の配置の説明図である。 第3実施形態のアクセルスイッチ等の配置の説明図である。
図1,2に示すように、コンバインは、機体フレーム1の下側に土壌面を走行する左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の前側に圃場の穀稈を刈取る刈取装置3が設けられ、刈取装置3の後方左側に刈取られた穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置4が設けられ、刈取装置3の後方右側に操縦者が搭乗する操縦部5が設けられている。
操縦部5の下側にはエンジンEを搭載するエンジンルーム6が設けられ、操縦部5の後側には脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク7が設けられ、グレンタンク7の後側に穀粒を外部に排出する上下方向に延在する揚穀部8Aと前後方向に延在する横排出部8Bからなる排出オーガ8が設けられている。
操縦部5の操縦席5Aの前側には、フロントパネル10が設けられ、左側にはサイドパネル20が設けられている。
フロントパネル10の中央部には、走行装置2の走行速度等を表示するモニタ11が設けられ、モニタ11の右側には、刈取装置3の昇降等を操作する操作レバー12が設けられている。また、モニタ11の下方左側には、トラックの荷台の上方に排出オーガ8を移動させる操作ボックス(図示省略)を接続する操作ポート13が設けられている。これにより、操作ポート13に操作ボックスを接続して、排出オーガ8を視認しながら操作して、排出オーガ8の排出口をトラックの荷台の上方に容易に移動させることができる。
サイドパネル20の前部には、エンジンEの下流側に設けられた走行用の油圧式無段変速機52を介して走行装置2の状態を前進状態、停止状態、又は後進状態に切換える主変速レバー21が設けられている。
主変速レバー21を中立姿勢にすると走行装置2は停止し、主変速レバー21を中立姿勢から前方に傾斜させた前進姿勢にすると走行装置2は前進し、主変速レバー21を中立姿勢から後方に傾斜させた後進姿勢にすると走行装置2は後進する。
前進姿勢において主変速レバー21をより前方に傾斜させると、走行装置2の前進速度は増速し、中立姿勢方向、すなわち後方に傾斜させると走行装置2の前進速度は減速する。また、後進姿勢において主変速レバー21を後方に傾斜させると走行装置2の後進速度は増速し、中立姿勢方向、すなわち前方に傾斜させると走行装置2の後進速度は減速する。これにより、主変速レバー21を操作して、走行装置2の状態を容易に変更でき、また、走行装置2の速度を容易に増減速することができる。
主変速レバー21の後方には、油圧式無段変速機52の下流側に設けられた走行用のトランスミッション53を介して走行装置2の駆動速度をギヤチェンジによって有段変速する副変速レバー22が設けられている。
副変速レバー22を前方に傾斜させると走行装置2の速度は一段増速し、副変速レバー22を後方に傾斜させると走行装置2の速度は一段減速する。これにより、圃場の穀稈の倒伏状態に応じて走行装置2の速度を容易に増減速でき、また、多くの穀稈が倒伏している場合には、刈取装置3の刈取速度を維持して走行装置2の走行速度を減速して倒伏した穀稈の刈取りロスを抑制することができる。
副変速レバー22の左側には、油圧式無段変速機52の下流側に設けられた刈取クラッチ54とエンジンEの下流側に設けられた脱穀クラッチ51の接続と接続解除を行う刈脱レバー23が設けられている。
刈脱レバー23を前方に傾斜させると刈取クラッチ54と脱穀クラッチ51が接続されて刈取装置3と脱穀装置4が駆動し、刈脱レバー23を中立姿勢にすると刈取クラッチ54の接続が解除されて刈取装置3は停止し、さらに刈脱レバー23を後方に傾斜させると脱穀クラッチ51の接続が解除されて脱穀装置4も停止する。これにより、脱穀装置4に多量の穀稈が搬入されてエンジンEに大きな負荷がかかっている場合には、例えば、刈脱レバー23を中立姿勢にして刈取装置3の駆動を停止してエンジンEに加わっている負荷を低減することができる。
主変速レバーの21の右側には、エンジンEの下流側に設けられた排出クラッチ55の接続と接続解除を行う排出レバー24が設けられている。
排出レバー24を前方に傾斜させると排出クラッチ55が接続されて排出オーガ8が駆動し、排出レバー24を後方に傾斜させると排出クラッチ55の接続が解除されて排出オーガ8が停止する。
<エンジンの出力回転の伝動図>
次に、エンジンEの出力回転の伝動について説明する。図3に示すように、エンジンEの出力回転は、第1経路A上に設けられた脱穀クラッチ51と脱穀用の油圧式無段変速機50を介して脱穀装置4に伝動され、脱穀装置4の扱胴、揺動選別棚等を駆動する。なお、脱穀クラッチ51の接続と接続解除の切換えは、刈脱レバー23によって操作され、油圧式無段変速機50内での増減速と回転方向の変更は、脱穀ダイヤル60によって操作される。
これにより、脱穀装置4の扱胴の回転数を走行装置2の走行速度や刈取装置3の引起速度とは独立して設定することができ、穀粒に含有された水分量に応じて扱胴の回転数を調整して脱穀選別作業を効率良く行うことができる。
エンジンEの出力回転は、第2経路B上に設けられた走行用の油圧式無段変速機52に伝動される。油圧式無段変速機52の入力軸に伝動されたエンジンEの出力回転速度は、油圧式無段変速機52内で増減速、あるいは回転方向が変更され第1出力軸と第2出力軸から出力される。なお、油圧式無段変速機52内での増減速と回転方向の変更は、主変速レバー21によって操作される。
油圧式無段変速機52の第1出力軸の出力回転は、トランスミッション53に伝動される。トランスミッション53の入力軸に伝動された第1出力軸の出力回転速度は、トランスミッション53内のギヤ伝動機構で増減速され出力軸から出力される。なお、トランスミッション53内での増減速は、副変速レバー22によって操作される。
トランスミッション53の出力軸の出力回転は、走行装置2に伝動され、走行装置2のクローラを回動する。
油圧式無段変速機52の第2出力軸の出力回転は、刈取クラッチ54を介して刈取装置3に伝動され、刈取装置3の引起装置、切断装置等を駆動する。なお、刈取クラッチ54の接続と接続解除の切換えは、刈脱レバー23によって操作される。
これにより、主変速レバー21を操作して走行装置2の走行速度を増減速させると刈取装置3の引起速度も同時に増減速するので、圃場の穀稈の倒伏状態に応じて主変速レバー21を操作して走行装置2の走行速度を増減速させることにより穀稈を効率良く刈取ることができる。
エンジンEの出力回転は、第3経路C上に設けられた排出クラッチ55を介して排出オーガ8に伝動され、排出オーガ8の搬送螺旋を回動させる。なお、排出クラッチ55の接続と接続解除の切換えは、排出レバー24によって操作される。
エンジンEの前部にはヒューズボックスが設けられ、機体フレーム1における脱穀装置4の前側部にはバッテリが設けられ、バッテリは開閉自在な保護カバーで覆われている。これにより、ヒューズの交換、バッテリの点検等を容易に行うことができる。
<本機コントローラとエンジンコントローラ>
次に、本機コントローラ30とエンジンコントローラ40について説明する。図4に示すように、本機コントローラ30には、タイマ30Aが内装され、本機コントローラ30は、通信回線31を介してエンジンコントローラ40に接続されている。
本機コントローラ30には、主変速レバー21の傾斜角度を計測する角度センサ32と、副変速レバー22の傾斜角度を計測する角度センサ33と、刈脱レバー23の傾斜角度を計測する角度センサ34と、排出レバー24の傾斜角度を計測する角度センサ35と、走行装置2の走行速度を計測する速度センサ36と、操作ポート13に操作ボックスが接続されて操作ボックスによって排出オーガ8が移動中であることを検出する接続センサ37と、エンジンEの出力回転速度の増減速の操作方法を切換える切換スイッチ38が所定のインターフェース回路を介して接続されている。なお、切換スイッチ38が入力され場合には、アクセルダイヤル41を操作してエンジンコントローラ40を介してエンジンEの出力回転速度の増減速を行うことができる。
エンジンコントローラ40には、エンジンEの出力回転速度の増減速を行うアクセルダイヤル41と、エンジンEの出力軸の出力回転速度を計測する回転速度センサ42と、エンジンEのシリンダ内に軽油を噴射するスロットルバルブ43と、エンジンEのシリンダ内の圧力を計測する圧力センサ44が所定のインターフェース回路を介して接続されている。
本実施形態で使用しているエンジンEの定格出力回転速度は2600rpmであり最大出力回転速度は2800rpmである。アクセルダイヤル41を操作してエンジンEの出力回転速度を2000~2800rpmに増減速することができる。
<エンジンの出力回転速度の増減速方法>
次に、エンジンEの出力回転速度を増減速する方法について説明する。図5に示すように、ステップS1において、本機コントローラ30は、排出オーガ8が駆動されているか否か判断する。具体的には、角度センサ35によって排出レバー24が操作されて排出クラッチ55が接続されているか否か判断する。
排出オーガ8の搬送螺旋が回動していると判断した場合にはステップS2に進む。一方、排出オーガ8の搬送螺旋が回動していないと判断した場合にはステップS3に進む。
ステップS2において、本機コントローラ30は、エンジンコントローラ40を介してエンジンEの出力回転速度を定格回転速度である2600rpmに所定時間維持し、ステップS1に戻る。これにより、排出オーガ8の搬送螺旋が高速で回動して、グレンタンク7で貯留された穀粒を搬送用トラックの荷台に迅速に排出することができる。
ステップS3において、本機コントローラ30は、脱穀装置4が駆動しているか否か判断する。具体的には、角度センサ34によって刈脱レバー23が操作されて脱穀クラッチ51が接続されているか否かを判断する。
脱穀装置4が駆動していると判断した場合にはステップS4に進む。一方、脱穀装置4が駆動していないと判断した場合にはステップS8に進む。
また、ステップS3において、本機コントローラ30は、刈取装置3と脱穀装置4が駆動しているか否か判断することもできる。具体的には、角度センサ34によって刈脱レバー23が操作されて刈取クラッチ54と脱穀クラッチ51が接続されているか否かを判断する。刈取装置3と脱穀装置4が駆動していると判断した場合にはステップS4に進み、刈取装置3と脱穀装置4が駆動していないと判断した場合にはステップS8に進む。
ステップS4において、本機コントローラ30は、エンジンコントローラ40を介してエンジンEの出力回転速度を定格回転速度である2600rpmに所定時間維持し、ステップS5に進む。これにより、刈取装置3から搬送されてくる多量の穀稈を脱穀装置4で効率良く脱穀選別処理することができる。
ステップS5において、本機コントローラ30は、刈取装置3から脱穀装置4に搬送されてくる穀稈が所定の穀稈量(請求項の「第1穀稈量」)よりも少ないか否か判断する。具体的には、速度センサ36によって走行装置2の走行速度が予め設定された第1設定速度よりも遅い低速状態で、且つ、タイマ30Aによって走行装置2の低速状態が予め設定された設定時間よりも長く継続しているか否か判断する。なお、本実施形態の場合には設定速度を0.1m/sに、設定時間を5secに設定している。
走行装置2の走行速度が第1設定速度(請求項の「第1走行速度」)よりも遅く、且つ、その状態が設定時間よりも長く継続して、刈取装置3から脱穀装置4に搬送されてくる穀稈が所定の穀稈量よりも少ないと判断した場合には、ステップS6に進む。一方、走行装置2の走行速度が第1設定速度よりも速い場合、走行装置2の走行速度が第1設定速度よりも遅くが、その状態が設定時間よりも短い時間である場合には、刈取装置3から脱穀装置4に搬送されてくる穀稈が所定の穀稈量よりも少なくないと判断した場合には、ステップS4に戻る。
ステップS6において、本機コントローラ30は、エンジンコントローラ40を介してエンジンEの出力回転速度を定格回転速度よりも遅い2400rpm(請求項の「第1回転速度」)に所定時間維持し、ステップS7に進む。これにより、刈取装置3から脱穀装置4に搬送されてくる穀稈の穀稈量が少ない場合には、脱穀装置4の負荷が下がり、エンジンEの過度の出力回転速度は必要でないことからエンジンEの出力回転速度を遅くして省エネを図ることができる。
ステップS7において、本機コントローラ30は、刈取装置3から脱穀装置4に搬送されてくる穀稈が所定の穀稈量(請求項の「第2穀稈量」)よりも多いか否か判断する。具体的には、速度センサ36によって走行装置2の走行速度が予め設定された第2設定速度よりも速いか否か判断する。なお、本実施形態の場合には設定速度を0.2m/sに設定している。
走行装置2の走行速度が第2設定速度(請求項の「第2走行速度」)よりも速く、刈取装置3から脱穀装置4に搬送されてくる穀稈が所定の穀稈量よりも多い判断した場合には、ステップS4に戻る。一方、走行装置2の走行速度が第2設定速度よりも遅く、刈取装置3から脱穀装置4に搬送されてくる穀稈が所定の穀稈量よりも少ないと判断した場合には、ステップS1に戻る。
ステップS8において、本機コントローラ30は、排出オーガ8の排出口を搬送トラックの荷台上に移動中であるか否か判断する。具体的には、接続センサ37によって操作ボックスが操作ポート13に接続されて操作ボックスによって排出オーガ8を移動させているか否か判断する。
排出オーガ8を移動中であると判断した場合には、ステップS9に進み、一方、排出オーガ8を移動中でないと判断した場合には、ステップS1に戻る。
ステップS9において、本機コントローラ30は、エンジンコントローラ40を介してエンジンEの出力回転速度を定格回転速度よりも遅い2000rpm(請求項の「第2回転速度」)に所定時間維持し、ステップS1に戻る。これにより、脱穀装置4の駆動が停止して、排出オーガ8の排出口を搬送トラックの荷台上に移動中には、エンジンEの過度の出力回転速度は必要でないことからエンジンEの出力回転速度を遅くして省エネをより図ることができる。
<脱穀ダイヤル等の配置形態>
次に、脱穀装置4の扱胴の回転速度の増減速を行う脱穀ダイヤル60と、脱穀装置4で脱穀する穀稈の穂先長さを調整する扱ぎ深さダイヤル61と、脱穀装置4の揺動選別装置に向けて選別風を送風する唐箕の回転速度の増減速を行う唐箕ダイヤル62の配置形態について説明する。
図6に示すように、脱穀ダイヤル60と、扱ぎ深さダイヤル61と、唐箕ダイヤル62は、フロントパネル10におけるモニタ11の左方に配置されている。より具体的には、脱穀ダイヤル60の左側に扱ぎ深さダイヤル61が配置され、脱穀ダイヤル60の前側に唐箕ダイヤル62が配置されている。これにより、フロントパネル10の左部に脱穀装置4に係わるダイヤルをまとめて配置したので、容易に視認でき、また、脱穀装置4の駆動状態を容易に調整することができる。
図7には、脱穀ダイヤル60と、扱ぎ深さダイヤル61と、唐箕ダイヤル62の他の配置形態が図示されている。図7に示すように、サイドパネル20における主変速レバー21の左方に配置されている。より具体的には、脱穀ダイヤル60の後側に扱ぎ深さダイヤル61が配置され、脱穀ダイヤル60の前側に唐箕ダイヤル62が配置されている。これにより、サイドパネル20の左前部に脱穀装置4に係わるダイヤルをまとめて配置したので、容易に視認でき、また、脱穀装置4の駆動状態を容易に調整することができる。
<アクセルダイヤル等の配置形態>
次に、エンジンEの出力回転速度の増減速の操作方法を切換える切換スイッチ38と、エンジンEの出力回転速度の増減速を行うアクセルダイヤル41の配置形態について説明する。
図8に示すように、切換スイッチ38と、アクセルダイヤル41は、サイドパネル20における主変速レバー21の前方に配置されている。より具体的には、切換スイッチ38の右側にアクセルダイヤル41が設けられている。これにより、サイドパネル20の前部にエンジンEの出力回転速度を調整するダイヤルをまとめて配置したので、容易に視認でき、また、エンジンEの出力回転速度を容易に増減速することができる。
図9には、切換スイッチ38と、アクセルダイヤル41の他の配置形態が図示されている。図9に示すように、切換スイッチ38と、アクセルダイヤル41は、サイドパネル20における主変速レバー21と副変速レバー22の間に配置されている。より具体的には、切換スイッチ38の右側にアクセルダイヤル41が設けられている。これにより、サイドパネル20の前後方向の中間部にエンジンEの出力回転速度を調整するダイヤルをまとめて配置したので、エンジンEの出力回転速度を容易に増減速することができる。
図10には、切換スイッチ38と、アクセルダイヤル41のさらに他の配置形態が図示されている。図10に示すように、切換スイッチ38と、アクセルダイヤル41は、フロントパネル10におけるモニタ11と操作レバー12の間に配置されている。より具体的には、切換スイッチ38の左側にアクセルダイヤル41が設けられている。これにより、フロントパネル10の右部にエンジンEの出力回転速度を調整するダイヤルをまとめて配置したので、易に視認でき、また、エンジンEの出力回転速度を容易に増減速することができる。
1 機体フレーム
2 走行装置
3 刈取装置
4 脱穀装置
7 グレンタンク
8 排出オーガ
8A 揚穀部
8B 横排出部
E エンジン
本発明は、脱穀装置に搬送される穀稈量に応じてエンジンの出力回転速度を増減速するコンバインに関するものである。
従来のコンバインにおいて、操縦者の操作作業の負担を軽減するために、走行装置の走行速度を増減速する変速レバーによってエンジンの出力回転数の増減速も行う技術が知られている。(特許文献1参照)
特開2000-161090号公報
しかし、特許文献1の技術では、走行装置の走行速度に応じてエンジンの出力回転速度が増減速されるので、脱穀装置に搬送される穀稈量が少ない場合にも、脱穀装置にエンジンの過度の出力回転速度が伝動されるのでエネルギを無駄に浪費するという問題があった。
そこで、本発明の課題は、刈取装置から脱穀装置に搬送される穀稈の穀稈量に応じてエンジンの出力回転速度の増減速を行い省エネ性能を向上させたコンバインを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、エンジン(E)が搭載された機体フレーム(1)の下側に圃場を走行する走行装置(2)を設け、該機体フレーム(1)の前側に穀稈を刈取る刈取装置(3)を設け、該刈取装置(3)の後方左側に穀稈の脱穀を行う脱穀装置(4)を設け、該脱穀装置(4)の右側に脱穀された穀粒を貯留するグレンタンク(7)を設け、該グレンタンク(7)の後側に穀粒を外部に排出する排出オーガ(8)を設けたコンバインにおいて、
前記エンジン(E)の出力回転を伝動する第1経路(A)に脱穀用の油圧式無段変速機(50)を介して脱穀装置(4)を設け、第2経路(B)に走行用の油圧式無段変速機(52)を介して走行装置(2)と刈取装置(3)を設け、第3経路(C)に排出オーガ(8)を設け、前記脱穀装置(4)が駆動を開始した場合には、前記エンジン(E)の出力回転速度を定格出力回転にし、前記刈取装置(3)から脱穀装置(4)に搬送されてくる穀稈が所定の第1穀稈量よりも少ない場合には、前記エンジン(E)の出力回転速度を定格回転速度よりも8%遅い第1回転速度に減速し、前記エンジン(E)の出力回転速度が所定の第1回転速度の場合において、前記刈取装置(3)から脱穀装置(4)に搬送されてくる穀稈が所定の第2穀稈量よりも多い場合には、前記エンジン(E)の出力回転速度を定格回転速度に増速し、前記刈取装置(3)の駆動が停止し、前記排出オーガ(8)が移動している場合には、前記エンジン(E)の出力回転速度を第1回転速度よりも遅く、且つ、前記定格回転速度より23%遅い第2回転速度に減速し、前記走行装置(2)の走行速度が所定の第1走行速度よりも遅い状態が5秒以上の時間継続した場合には、前記刈取装置(3)から脱穀装置(4)に搬送されてくる穀稈が所定の第1穀稈量よりも少ないと判断し、前記走行装置(2)の走行速度が所定の第1走行速度よりも遅い状態が5秒よりも短い場合には、前記刈取装置(3)から脱穀装置(4)に搬送されてくる穀稈が所定の第1穀稈量よりも多いと判断し、前記排出オーガ(8)に内装された搬送螺旋が駆動した場合には、前記エンジン(E)の出力回転速度を定格出力回転数にすることを特徴とするコンバインである。
請求項記載の発明は、前記走行装置(2)の走行速度が所定の第2走行速度よりも速い状態になった場合には、前記刈取装置(3)から脱穀装置(4)に搬送されてくる穀稈が所定の第2穀稈量よりも多いと判断する構成とした請求項記載のコンバインである。
請求項1記載の発明によれば、エンジン(E)の出力回転を伝動する第1経路(A)に脱穀用の油圧式無段変速機(50)を介して脱穀装置(4)を設け、第2経路(B)に走行用の油圧式無段変速機(52)を介して走行装置(2)と刈取装置(3)を設け、第3経路(C)に排出オーガ(8)を設け、前記脱穀装置(4)が駆動を開始した場合には、前記エンジン(E)の出力回転速度を定格出力回転にし、前記刈取装置(3)から脱穀装置(4)に搬送されてくる穀稈が所定の第1穀稈量よりも少ない場合には、前記エンジン(E)の出力回転速度を定格回転速度よりも8%遅い第1回転速度に減速し、前記エンジン(E)の出力回転速度が所定の第1回転速度の場合において、前記刈取装置(3)から脱穀装置(4)に搬送されてくる穀稈が所定の第2穀稈量よりも多い場合には、前記エンジン(E)の出力回転速度を定格回転速度に増速し、前記刈取装置(3)の駆動が停止し、前記排出オーガ(8)が移動している場合には、前記エンジン(E)の出力回転速度を第1回転速度よりも遅く、且つ、前記定格回転速度より23%遅い第2回転速度に減速し、前記走行装置(2)の走行速度が所定の第1走行速度よりも遅い状態が5秒以上の時間継続した場合には、前記刈取装置(3)から脱穀装置(4)に搬送されてくる穀稈が所定の第1穀稈量よりも少ないと判断し、前記走行装置(2)の走行速度が所定の第1走行速度よりも遅い状態が5秒よりも短い場合には、前記刈取装置(3)から脱穀装置(4)に搬送されてくる穀稈が所定の第1穀稈量よりも多いと判断し、前記排出オーガ(8)に内装された搬送螺旋が駆動した場合には、前記エンジン(E)の出力回転速度を定格出力回転数にするので、刈取装置(3)から脱穀装置(4)に搬送されてくる穀稈が少ない場合には、脱穀装置(4)の負荷が下がり、エンジン(E)の過度の出力回転速度は必要でないことからエンジン(E)の出力回転速度を遅くして省エネを図ることができる。また、脱穀装置(4)の扱胴の回転数を走行装置(2)の走行速度や刈取装置(3)の引起速度とは独立して設定することができ、穀粒に含有された水分量に応じて扱胴の回転数を調整して脱穀選別作業を効率良く行うことができる。
取装置(3)から脱穀装置(4)に搬送されてくる穀稈の穀稈量を定量化して第1穀稈量と比較することができる。
また、脱穀装置(4)の駆動が停止して、排出オーガ(8)の排出口を搬送トラックの荷台上に移動中には、エンジン(E)の過度の出力回転速度は必要でないことからエンジン(E)の出力回転速度を遅くして省エネをより図ることができる。
さらに、排出オーガ(8)の搬送螺旋が高速で回動して、グレンタンク(7)で貯留された穀粒を搬送用トラックの荷台に迅速に排出することができる。
請求項記載の発明によれば、請求項記載の発明による効果に加えて、走行装置(2)の走行速度が所定の第2走行速度よりも速い状態になった場合には、刈取装置(3)から脱穀装置(4)に搬送されてくる穀稈が所定の第2穀稈量よりも多いと判断する構成としたので、刈取装置(3)から脱穀装置(4)に搬送されてくる穀稈の穀稈量を定量化して第2穀稈量と比較することができる。
コンバインの右側面図である。 コンバインの平面図である。 エンジンの出力回転の伝動図である。 コントローラとエンジンコントローラの接続図である。 エンジンの出力回転速度の増減速方法の説明図である。 第1実施形態の唐箕調整ダイヤル等の配置の説明図である。 第2実施形態の唐箕調整ダイヤル等の配置の説明図である。 第1実施形態のアクセルスイッチ等の配置の説明図である。 第2実施形態のアクセルスイッチ等の配置の説明図である。 第3実施形態のアクセルスイッチ等の配置の説明図である。
図1,2に示すように、コンバインは、機体フレーム1の下側に土壌面を走行する左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の前側に圃場の穀稈を刈取る刈取装置3が設けられ、刈取装置3の後方左側に刈取られた穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置4が設けられ、刈取装置3の後方右側に操縦者が搭乗する操縦部5が設けられている。
操縦部5の下側にはエンジンEを搭載するエンジンルーム6が設けられ、操縦部5の後側には脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク7が設けられ、グレンタンク7の後側に穀粒を外部に排出する上下方向に延在する揚穀部8Aと前後方向に延在する横排出部8Bからなる排出オーガ8が設けられている。
操縦部5の操縦席5Aの前側には、フロントパネル10が設けられ、左側にはサイドパネル20が設けられている。
フロントパネル10の中央部には、走行装置2の走行速度等を表示するモニタ11が設けられ、モニタ11の右側には、刈取装置3の昇降等を操作する操作レバー12が設けられている。また、モニタ11の下方左側には、トラックの荷台の上方に排出オーガ8を移動させる操作ボックス(図示省略)を接続する操作ポート13が設けられている。これにより、操作ポート13に操作ボックスを接続して、排出オーガ8を視認しながら操作して、排出オーガ8の排出口をトラックの荷台の上方に容易に移動させることができる。
サイドパネル20の前部には、エンジンEの下流側に設けられた走行用の油圧式無段変速機52を介して走行装置2の状態を前進状態、停止状態、又は後進状態に切換える主変速レバー21が設けられている。
主変速レバー21を中立姿勢にすると走行装置2は停止し、主変速レバー21を中立姿勢から前方に傾斜させた前進姿勢にすると走行装置2は前進し、主変速レバー21を中立姿勢から後方に傾斜させた後進姿勢にすると走行装置2は後進する。
前進姿勢において主変速レバー21をより前方に傾斜させると、走行装置2の前進速度は増速し、中立姿勢方向、すなわち後方に傾斜させると走行装置2の前進速度は減速する。また、後進姿勢において主変速レバー21を後方に傾斜させると走行装置2の後進速度は増速し、中立姿勢方向、すなわち前方に傾斜させると走行装置2の後進速度は減速する。これにより、主変速レバー21を操作して、走行装置2の状態を容易に変更でき、また、走行装置2の速度を容易に増減速することができる。
主変速レバー21の後方には、油圧式無段変速機52の下流側に設けられた走行用のトランスミッション53を介して走行装置2の駆動速度をギヤチェンジによって有段変速する副変速レバー22が設けられている。
副変速レバー22を前方に傾斜させると走行装置2の速度は一段増速し、副変速レバー22を後方に傾斜させると走行装置2の速度は一段減速する。これにより、圃場の穀稈の倒伏状態に応じて走行装置2の速度を容易に増減速でき、また、多くの穀稈が倒伏している場合には、刈取装置3の刈取速度を維持して走行装置2の走行速度を減速して倒伏した穀稈の刈取りロスを抑制することができる。
副変速レバー22の左側には、油圧式無段変速機52の下流側に設けられた刈取クラッチ54とエンジンEの下流側に設けられた脱穀クラッチ51の接続と接続解除を行う刈脱レバー23が設けられている。
刈脱レバー23を前方に傾斜させると刈取クラッチ54と脱穀クラッチ51が接続されて刈取装置3と脱穀装置4が駆動し、刈脱レバー23を中立姿勢にすると刈取クラッチ54の接続が解除されて刈取装置3は停止し、さらに刈脱レバー23を後方に傾斜させると脱穀クラッチ51の接続が解除されて脱穀装置4も停止する。これにより、脱穀装置4に多量の穀稈が搬入されてエンジンEに大きな負荷がかかっている場合には、例えば、刈脱レバー23を中立姿勢にして刈取装置3の駆動を停止してエンジンEに加わっている負荷を低減することができる。
主変速レバーの21の右側には、エンジンEの下流側に設けられた排出クラッチ55の接続と接続解除を行う排出レバー24が設けられている。
排出レバー24を前方に傾斜させると排出クラッチ55が接続されて排出オーガ8が駆動し、排出レバー24を後方に傾斜させると排出クラッチ55の接続が解除されて排出オーガ8が停止する。
<エンジンの出力回転の伝動図>
次に、エンジンEの出力回転の伝動について説明する。図3に示すように、エンジンEの出力回転は、第1経路A上に設けられた脱穀クラッチ51と脱穀用の油圧式無段変速機50を介して脱穀装置4に伝動され、脱穀装置4の扱胴、揺動選別棚等を駆動する。なお、脱穀クラッチ51の接続と接続解除の切換えは、刈脱レバー23によって操作され、油圧式無段変速機50内での増減速と回転方向の変更は、脱穀ダイヤル60によって操作される。
これにより、脱穀装置4の扱胴の回転数を走行装置2の走行速度や刈取装置3の引起速度とは独立して設定することができ、穀粒に含有された水分量に応じて扱胴の回転数を調整して脱穀選別作業を効率良く行うことができる。
エンジンEの出力回転は、第2経路B上に設けられた走行用の油圧式無段変速機52に伝動される。油圧式無段変速機52の入力軸に伝動されたエンジンEの出力回転速度は、油圧式無段変速機52内で増減速、あるいは回転方向が変更され第1出力軸と第2出力軸から出力される。なお、油圧式無段変速機52内での増減速と回転方向の変更は、主変速レバー21によって操作される。
油圧式無段変速機52の第1出力軸の出力回転は、トランスミッション53に伝動される。トランスミッション53の入力軸に伝動された第1出力軸の出力回転速度は、トランスミッション53内のギヤ伝動機構で増減速され出力軸から出力される。なお、トランスミッション53内での増減速は、副変速レバー22によって操作される。
トランスミッション53の出力軸の出力回転は、走行装置2に伝動され、走行装置2のクローラを回動する。
油圧式無段変速機52の第2出力軸の出力回転は、刈取クラッチ54を介して刈取装置3に伝動され、刈取装置3の引起装置、切断装置等を駆動する。なお、刈取クラッチ54の接続と接続解除の切換えは、刈脱レバー23によって操作される。
これにより、主変速レバー21を操作して走行装置2の走行速度を増減速させると刈取装置3の引起速度も同時に増減速するので、圃場の穀稈の倒伏状態に応じて主変速レバー21を操作して走行装置2の走行速度を増減速させることにより穀稈を効率良く刈取ることができる。
エンジンEの出力回転は、第3経路C上に設けられた排出クラッチ55を介して排出オーガ8に伝動され、排出オーガ8の搬送螺旋を回動させる。なお、排出クラッチ55の接続と接続解除の切換えは、排出レバー24によって操作される。
エンジンEの前部にはヒューズボックスが設けられ、機体フレーム1における脱穀装置4の前側部にはバッテリが設けられ、バッテリは開閉自在な保護カバーで覆われている。これにより、ヒューズの交換、バッテリの点検等を容易に行うことができる。
<本機コントローラとエンジンコントローラ>
次に、本機コントローラ30とエンジンコントローラ40について説明する。図4に示すように、本機コントローラ30には、タイマ30Aが内装され、本機コントローラ30は、通信回線31を介してエンジンコントローラ40に接続されている。
本機コントローラ30には、主変速レバー21の傾斜角度を計測する角度センサ32と、副変速レバー22の傾斜角度を計測する角度センサ33と、刈脱レバー23の傾斜角度を計測する角度センサ34と、排出レバー24の傾斜角度を計測する角度センサ35と、走行装置2の走行速度を計測する速度センサ36と、操作ポート13に操作ボックスが接続されて操作ボックスによって排出オーガ8が移動中であることを検出する接続センサ37と、エンジンEの出力回転速度の増減速の操作方法を切換える切換スイッチ38が所定のインターフェース回路を介して接続されている。なお、切換スイッチ38が入力され場合には、アクセルダイヤル41を操作してエンジンコントローラ40を介してエンジンEの出力回転速度の増減速を行うことができる。
エンジンコントローラ40には、エンジンEの出力回転速度の増減速を行うアクセルダイヤル41と、エンジンEの出力軸の出力回転速度を計測する回転速度センサ42と、エンジンEのシリンダ内に軽油を噴射するスロットルバルブ43と、エンジンEのシリンダ内の圧力を計測する圧力センサ44が所定のインターフェース回路を介して接続されている。
本実施形態で使用しているエンジンEの定格出力回転速度は2600rpmであり最大出力回転速度は2800rpmである。アクセルダイヤル41を操作してエンジンEの出力回転速度を2000~2800rpmに増減速することができる。
<エンジンの出力回転速度の増減速方法>
次に、エンジンEの出力回転速度を増減速する方法について説明する。図5に示すように、ステップS1において、本機コントローラ30は、排出オーガ8が駆動されているか否か判断する。具体的には、角度センサ35によって排出レバー24が操作されて排出クラッチ55が接続されているか否か判断する。
排出オーガ8の搬送螺旋が回動していると判断した場合にはステップS2に進む。一方、排出オーガ8の搬送螺旋が回動していないと判断した場合にはステップS3に進む。
ステップS2において、本機コントローラ30は、エンジンコントローラ40を介してエンジンEの出力回転速度を定格回転速度である2600rpmに所定時間維持し、ステップS1に戻る。これにより、排出オーガ8の搬送螺旋が高速で回動して、グレンタンク7で貯留された穀粒を搬送用トラックの荷台に迅速に排出することができる。
ステップS3において、本機コントローラ30は、脱穀装置4が駆動しているか否か判断する。具体的には、角度センサ34によって刈脱レバー23が操作されて脱穀クラッチ51が接続されているか否かを判断する。
脱穀装置4が駆動していると判断した場合にはステップS4に進む。一方、脱穀装置4が駆動していないと判断した場合にはステップS8に進む。
また、ステップS3において、本機コントローラ30は、刈取装置3と脱穀装置4が駆動しているか否か判断することもできる。具体的には、角度センサ34によって刈脱レバー23が操作されて刈取クラッチ54と脱穀クラッチ51が接続されているか否かを判断する。刈取装置3と脱穀装置4が駆動していると判断した場合にはステップS4に進み、刈取装置3と脱穀装置4が駆動していないと判断した場合にはステップS8に進む。
ステップS4において、本機コントローラ30は、エンジンコントローラ40を介してエンジンEの出力回転速度を定格回転速度である2600rpmに所定時間維持し、ステップS5に進む。これにより、刈取装置3から搬送されてくる多量の穀稈を脱穀装置4で効率良く脱穀選別処理することができる。
ステップS5において、本機コントローラ30は、刈取装置3から脱穀装置4に搬送されてくる穀稈が所定の穀稈量(請求項の「第1穀稈量」)よりも少ないか否か判断する。具体的には、速度センサ36によって走行装置2の走行速度が予め設定された第1設定速度よりも遅い低速状態で、且つ、タイマ30Aによって走行装置2の低速状態が予め設定された設定時間よりも長く継続しているか否か判断する。なお、本実施形態の場合には設定速度を0.1m/sに、設定時間を5secに設定している。
走行装置2の走行速度が第1設定速度(請求項の「第1走行速度」)よりも遅く、且つ、その状態が設定時間よりも長く継続して、刈取装置3から脱穀装置4に搬送されてくる穀稈が所定の穀稈量よりも少ないと判断した場合には、ステップS6に進む。一方、走行装置2の走行速度が第1設定速度よりも速い場合、走行装置2の走行速度が第1設定速度よりも遅くが、その状態が設定時間よりも短い時間である場合には、刈取装置3から脱穀装置4に搬送されてくる穀稈が所定の穀稈量よりも少なくないと判断した場合には、ステップS4に戻る。
ステップS6において、本機コントローラ30は、エンジンコントローラ40を介してエンジンEの出力回転速度を定格回転速度よりも遅い2400rpm(請求項の「第1回転速度」)に所定時間維持し、ステップS7に進む。これにより、刈取装置3から脱穀装置4に搬送されてくる穀稈の穀稈量が少ない場合には、脱穀装置4の負荷が下がり、エンジンEの過度の出力回転速度は必要でないことからエンジンEの出力回転速度を遅くして省エネを図ることができる。
ステップS7において、本機コントローラ30は、刈取装置3から脱穀装置4に搬送されてくる穀稈が所定の穀稈量(請求項の「第2穀稈量」)よりも多いか否か判断する。具体的には、速度センサ36によって走行装置2の走行速度が予め設定された第2設定速度よりも速いか否か判断する。なお、本実施形態の場合には設定速度を0.2m/sに設定している。
走行装置2の走行速度が第2設定速度(請求項の「第2走行速度」)よりも速く、刈取装置3から脱穀装置4に搬送されてくる穀稈が所定の穀稈量よりも多い判断した場合には、ステップS4に戻る。一方、走行装置2の走行速度が第2設定速度よりも遅く、刈取装置3から脱穀装置4に搬送されてくる穀稈が所定の穀稈量よりも少ないと判断した場合には、ステップS1に戻る。
ステップS8において、本機コントローラ30は、排出オーガ8の排出口を搬送トラックの荷台上に移動中であるか否か判断する。具体的には、接続センサ37によって操作ボックスが操作ポート13に接続されて操作ボックスによって排出オーガ8を移動させているか否か判断する。
排出オーガ8を移動中であると判断した場合には、ステップS9に進み、一方、排出オーガ8を移動中でないと判断した場合には、ステップS1に戻る。
ステップS9において、本機コントローラ30は、エンジンコントローラ40を介してエンジンEの出力回転速度を定格回転速度よりも遅い2000rpm(請求項の「第2回転速度」)に所定時間維持し、ステップS1に戻る。これにより、脱穀装置4の駆動が停止して、排出オーガ8の排出口を搬送トラックの荷台上に移動中には、エンジンEの過度の出力回転速度は必要でないことからエンジンEの出力回転速度を遅くして省エネをより図ることができる。
<脱穀ダイヤル等の配置形態>
次に、脱穀装置4の扱胴の回転速度の増減速を行う脱穀ダイヤル60と、脱穀装置4で脱穀する穀稈の穂先長さを調整する扱ぎ深さダイヤル61と、脱穀装置4の揺動選別装置に向けて選別風を送風する唐箕の回転速度の増減速を行う唐箕ダイヤル62の配置形態について説明する。
図6に示すように、脱穀ダイヤル60と、扱ぎ深さダイヤル61と、唐箕ダイヤル62は、フロントパネル10におけるモニタ11の左方に配置されている。より具体的には、脱穀ダイヤル60の左側に扱ぎ深さダイヤル61が配置され、脱穀ダイヤル60の前側に唐箕ダイヤル62が配置されている。これにより、フロントパネル10の左部に脱穀装置4に係わるダイヤルをまとめて配置したので、容易に視認でき、また、脱穀装置4の駆動状態を容易に調整することができる。
図7には、脱穀ダイヤル60と、扱ぎ深さダイヤル61と、唐箕ダイヤル62の他の配置形態が図示されている。図7に示すように、サイドパネル20における主変速レバー21の左方に配置されている。より具体的には、脱穀ダイヤル60の後側に扱ぎ深さダイヤル61が配置され、脱穀ダイヤル60の前側に唐箕ダイヤル62が配置されている。これにより、サイドパネル20の左前部に脱穀装置4に係わるダイヤルをまとめて配置したので、容易に視認でき、また、脱穀装置4の駆動状態を容易に調整することができる。
<アクセルダイヤル等の配置形態>
次に、エンジンEの出力回転速度の増減速の操作方法を切換える切換スイッチ38と、エンジンEの出力回転速度の増減速を行うアクセルダイヤル41の配置形態について説明する。
図8に示すように、切換スイッチ38と、アクセルダイヤル41は、サイドパネル20における主変速レバー21の前方に配置されている。より具体的には、切換スイッチ38の右側にアクセルダイヤル41が設けられている。これにより、サイドパネル20の前部にエンジンEの出力回転速度を調整するダイヤルをまとめて配置したので、容易に視認でき、また、エンジンEの出力回転速度を容易に増減速することができる。
図9には、切換スイッチ38と、アクセルダイヤル41の他の配置形態が図示されている。図9に示すように、切換スイッチ38と、アクセルダイヤル41は、サイドパネル20における主変速レバー21と副変速レバー22の間に配置されている。より具体的には、切換スイッチ38の右側にアクセルダイヤル41が設けられている。これにより、サイドパネル20の前後方向の中間部にエンジンEの出力回転速度を調整するダイヤルをまとめて配置したので、エンジンEの出力回転速度を容易に増減速することができる。
図10には、切換スイッチ38と、アクセルダイヤル41のさらに他の配置形態が図示されている。図10に示すように、切換スイッチ38と、アクセルダイヤル41は、フロントパネル10におけるモニタ11と操作レバー12の間に配置されている。より具体的には、切換スイッチ38の左側にアクセルダイヤル41が設けられている。これにより、フロントパネル10の右部にエンジンEの出力回転速度を調整するダイヤルをまとめて配置したので、易に視認でき、また、エンジンEの出力回転速度を容易に増減速することができる。
1 機体フレーム
2 走行装置
3 刈取装置
4 脱穀装置
7 グレンタンク
8 排出オーガ
8A 揚穀部
8B 横排出部
A 第1経路
B 第2経路
C 第3経路
E エンジン

Claims (5)

  1. エンジン(E)が搭載された機体フレーム(1)の下側に圃場を走行する走行装置(2)を設け、該機体フレーム(1)の前側に穀稈を刈取る刈取装置(3)を設け、該刈取装置(3)の後方左側に穀稈の脱穀を行う脱穀装置(4)を設け、該脱穀装置(4)の右側に脱穀された穀粒を貯留するグレンタンク(7)を設け、該グレンタンク(7)の後側に穀粒を外部に排出する排出オーガ(8)を設けたコンバインにおいて、
    前記脱穀装置(4)が駆動を開始した場合には、前記エンジン(E)の出力回転速度を定格出力回転にし、
    前記刈取装置(3)から脱穀装置(4)に搬送されてくる穀稈が所定の第1穀稈量よりも少ない場合には、前記エンジン(E)の出力回転速度を定格回転速度よりも遅い第1回転速度に減速し、
    前記エンジン(E)の出力回転速度が所定の第1回転速度の場合において、前記刈取装置(3)から脱穀装置(4)に搬送されてくる穀稈が所定の第2穀稈量よりも多い場合には、前記エンジン(E)の出力回転速度を定格回転速度に増速することを特徴とするコンバイン。
  2. 前記走行装置(2)の走行速度が所定の第1走行速度よりも遅い状態が所定の時間継続した場合には、前記刈取装置(3)から脱穀装置(4)に搬送されてくる穀稈が所定の第1穀稈量よりも少ないと判断する構成とした請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記走行装置(2)の走行速度が所定の第2走行速度よりも速い状態になった場合には、前記刈取装置(3)から脱穀装置(4)に搬送されてくる穀稈が所定の第2穀稈量よりも多いと判断する構成とした請求項1又は2記載のコンバイン。
  4. 前記刈取装置(3)の駆動が停止し、前記排出オーガ(8)の揚穀部(8A)が回転移動、又は、前記排出オーガ(8)の横排出部(8B)が上下方向に昇降移動している場合には、前記エンジン(E)の出力回転速度を第1回転速度よりも遅い第2回転速度に減速する請求項1~3のいずれか1項に記載のコンバイン。
  5. 前記排出オーガ(8)に内装された搬送螺旋が駆動を介した場合には、前記エンジン(E)の出力回転速度を定格出力回転数にする請求項1~4のいずれか1項に記載のコンバイン。
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