JP2022037419A - カントリーエレベータの集塵設備 - Google Patents

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昭彦 中本
Akihiko Nakamoto
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Satake Engineering Co Ltd
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【課題】湿式及び乾式集塵装置並みの集塵効果を有する一方、イニシャルコスト及びランニングコスト共に安価なカントリーエレベータの集塵設備を提供すること。【課題を解決するための手段】同一敷地内に複数のサイロを並設したサイロ列と機械棟を有するカントリーエレベータにおいて、前記サイロ列と前記機械棟とを略鉤状に接続して配置し、前記敷地内にこれらサイロ列及び機械棟がそれぞれ対向するように略鉤状の壁を設け、前記サイロ列及び機械棟と前記鉤状の壁とで囲まれる集塵スペースを形成し、前記機械棟内の機器に一端を連結した各排風ダクトの他端を前記集塵スペースにそれぞれ臨ませることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、カントリーエレベータ(穀物共同乾燥調製施設)に係り、特に、カントリーエレベータにおける集塵設備に関する。
従来、荷受工程、粗選・計量工程、乾燥工程、精選・計量工程、サイロ貯蔵工程、籾摺・計量工程及び出荷工程を備えてなるカントリーエレベータにおいては、これらの各工程から大量に発生する藁屑や草木片等の夾雑物、籾殻、粉塵類を集積して回収するため、湿式集塵装置を設けた施設(特許文献1等)、乾式集塵装置を設けた施設(特許文献2等)又はサイクロン式集塵装置を設けた施設(特許文献3等)が周知である。
ところで、前記各集塵装置にはこれらの集塵装置本体に加えて、集塵ファンや長尺の集塵ダクトが必要であり、更には基礎工事、設置工事等の工事費を要し、非常にコスト高となっている。また、稼働中は、発生する夾雑物、汚泥、粉塵をそれぞれの集積場へ定期的に搬出する必要があり、特に、湿式集塵装置における排水処理は深刻な問題となっている。
前記湿式及び乾式集塵装置の10μm以下の微粉塵除去率は40%と言われている。これに対し、前記サイクロン式は比較的安価であるが、10μ以下の粉塵除去率は3%である。
特開平11-169635号公報 特開2016-153108号公報 特開2016-182573号公報
本発明は、上記背景にかんがみ、湿式及び乾式集塵装置並みの集塵効果を有する一方、イニシャルコスト及びランニングコスト共に安価なカントリーエレベータの集塵設備を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、同一敷地内に複数のサイロを並設したサイロ列及び機械棟を有するカントリーエレベータにおいて、前記サイロ列と前記機械棟とを略鉤(かぎ)状に接続して配置する一方、前記敷地内にこれらサイロ列及び機械棟とそれぞれ対向するように略鉤状の集塵壁を設け、前記サイロ列及び機械棟と前記集塵壁とで囲まれる集塵スペースを形成し、前記機械棟内の機器に一端を連結した各排風ダクトの他端を前記集塵スペースにそれぞれ臨ませることを特徴とする。
前記各排風ダクトから前記集塵スペースに排出された排気は風速0.1m/秒以下で粉塵と分離されて大気へ放出されることが好ましい。
前記集塵壁は、前記機械棟の最も高い壁面と前記サイロ列のサイロ壁面との間に掛け渡して設けることができる。
なお、ここで、鉤状とは、壁が90度に折れる状態に限らず、これより大きい角度や小さい角度でもよく、更に角にアールを施す場合も含まれる。
本発明によれば、機械棟内の各機器から排出される排風を、サイロ列、機械棟及び鉤状の壁で囲まれる集塵スペース内に直接排出するので長尺状の排風ダクトが不要であり、排風ファンの動力及び騒音が低減できる。また、前記集塵スペースは広大であり、カントリーエレベータの稼働中に定期的に塵埃等を搬出する必要がない。
本発明によれば、集塵スペースにおいて粉塵を分離させるときの風速を0.1m/秒以下とすることにより、10μm以下の微粉塵を含めてほとんどの粉塵を前記集塵スペース内に沈降させることができる。
本発明の実施形態を表すカントリーエレベータの全体斜視図。 図1におけるカントリーエレベータの平面図。
以下、本発明のカントリーエレベータの集塵設備の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態を表すカントリーエレベータの全体斜視図であり、図2は、図1において機械棟の屋根部を省略した平面図である。
同一の敷地内に、屋根付きの機械室建屋としての機械棟2と複数のサイロ3aを並設したサイロ列3とを設置してカントリーエレベータ1を構成する。前記機械棟2と前記サイロ列3とは平面視において鉤状に接続して配置される。
すなわち、2列縦隊状に6基のサイロ301が並設され、これら6基のサイロ301は全体を外壁302によって覆われ、一体としてサイロ列3に形成される。前記サイロ4基で囲まれる空間を間隙サイロ303となす一方、前記サイロ列3には各サイロ301に穀物を振り分け投入するための横送りコンベア(図示せず)を上載する。前記横送りコンベアの搬送始端側に穀物を供給するためのサイロ用昇降機(図示せず)を前記サイロ列3の一端側、すなわち、前記横送りコンベアの搬送始端側に立設し、前記サイロ用昇降機の吐出部と前記横送りコンベアの供給部とは図外のシュート等によって連絡される。
前記サイロ列3の天板には前記横送りコンベアを風雨から守るためのサイロ上屋304を載置するとともに、前記サイロ用昇降機を覆うための昇降機用建屋4を前記サイロ上屋304と一体に設ける。前記昇降機用建屋4は前記サイロ列3と前記機械棟2との間に立設される。前記昇降機用建屋4により、前記機械棟2とサイロ列3とが連続状に接続される。
前記機械棟2には、荷受・粗選工程、乾燥工程、精選工程、サイロ貯蔵工程、籾摺・調製工程、計量・出荷工程及び各種搬送工程を実施するための機器が機能的に配置される。
前記荷受・粗選工程として、前記機械棟2内の一側寄り、すなわち、前記サイロ用昇降機側には荷受・粗選部5を設ける。前記荷受・粗選部5には荷受用計量機や各種粗選機が配置され、また、前記荷受・粗選部5に近接して荷受室501を設け、該荷受室501には地下に埋設した荷受ホッパ502を設ける。さらに、前記荷受・粗選部5の近傍には操作・事務室503を付設する。
前記乾燥工程として、複数の穀物乾燥機601を並設して乾燥部6となす。本実施態様では6基の穀物乾燥機601を該機械棟2の一側壁に沿って設ける。前記各穀物乾燥機601は自己循環式の乾燥機であり、上部に穀物貯留タンクを、下部に乾燥室を設け、これらの間を連絡する昇降機を立設し、前記乾燥室に熱風を送風するためのバーナと、前記乾燥室を通過した熱風を排出するための排風ファン及び排風ダクト602をそれぞれ設ける。前記各排風ダクト602の排風口は該機械棟2から、後述する集塵スペース10へ臨ませてある。
前記精選工程として、光学式の選別機である色彩選別機701等を配置して精選部7を設ける。前記精選部7では前記色彩選別機701によって被害粒、着色粒、異物等を選別除去した後、籾米で売渡されることになる。
前記精選部7で精選・売渡し処理された穀物(籾米)は、前記サイロ用昇降機及び前記横送りコンベア等に搬送されて前記各サイロ301に振り分け投入され、一たん、サイロ貯蔵される。
前記籾摺・調製工程として、籾摺機801と各種調製機とで構成される籾摺・調製部8を設ける。前記籾摺機801の籾殻ダクト802の排風口は、前記穀物乾燥機601の排風ダクト602の排風口と同様に該機械棟2外部の前記集塵スペース10へ臨ませてある。
前記計量・出荷工程として、計量機や包装機等を配置して計量・出荷部9を設ける。精米の出荷要請に応じて、前記サイロ301内の籾米を前記籾摺・調製部8において籾摺・調製した玄米を、該計量・出荷部9においてフレキシブルコンテナ等に計量・袋詰めして出荷する。
なお、前記荷受・粗選部5、前記精選部7及び前記計量・出荷部9で発生する粉塵を前記集塵スペース10に排風するための排風ダクト(図示せず)がそれぞれ設けられ、前記各排風ダクトの排風口は前記集塵スペース10に臨ませる。
次に、前記集塵スペース10について説明する。
上述したように、前記機械棟2と前記サイロ列3とは鉤状に接続されており、これら機械棟2とサイロ列3と同一敷地内において、前記機械棟2と対向する第1集塵壁111と、前記サイロ列3に対向する第2集塵壁112とを鉤状に接続して屋根なしの集塵壁11を立設する。前記集塵壁11は鋼板製やコンクリート壁とすることができ、高さは前記機械棟2の高さと略一致させるとよい。前記第1集塵壁111又は第2集塵壁112にはシャッタ等で開閉可能な出入口113を設けることにより、該集塵スペース10に集積される夾雑物、籾殻、粉塵類を外部へ搬出する。
該カントリーエレベータ1の荷受時期には前記籾摺・調製部8は稼働せず、荷受・粗選工程、乾燥工程及び精選工程から発生する粉塵が、前記穀物乾燥機601の排風ダクト602等から排気とともに前記集塵スペース10内に放出され、排気の風速が0.1m/秒のほとんど無風前記集塵スペース10内に沈降して集積される。一方、出荷時期には前記籾摺・調製部8の稼働が中心であり、特に、籾摺機801から発生する籾殻を含んだ排風が大気中に排出され、清浄空気と塵埃等が分離され、塵埃等は前記集塵スペース10内に集積される。その際、粉塵の中でも比較的大きな藁屑や籾殻は、排風ダクトから排出されたら早い段階で沈降して前記集塵スペース10に集積される。
いずれにしても、前記集塵スペース10において排気中から粉塵が分離される際の風速が最終的に毎秒0.1m以下の微風又は無風状態にすることにより、10μm以下の微粉塵の約40%を前記集塵スペース10内に沈降させることが可能となり、従来の集塵装置と同等の集塵効果を得ることができる。
前記集塵スペース10内に集積された塵埃や夾雑物は、荷受期間が終了した時点で搬出される。
本発明のカントリーエレベータの集塵設備は比較的広い敷地が必要なため、すべての施設で実施可能ではないが、条件が整えば安価で従来並みの集塵効果が得られ、極めて利用価値が高い。
1 カントリーエレベータ
2 機械棟
3 サイロ列
301 サイロ
302 外壁
303 間隙サイロ
304 サイロ上屋
4 昇降機用建屋
5 荷受・粗選部
501 荷受室
502 荷受ホッパ
503 操作・事務室
6 乾燥部
601 穀物乾燥機
602 排風ダクト
7 精選部
701 色彩選別機
8 籾摺・調製部
801 籾摺機
802 籾殻ダクト
9 計量・出荷部
10 集塵スペース
11 集塵壁
111 第1集塵壁
112 第2集塵壁
113 出入口

Claims (3)

  1. 同一敷地内に複数のサイロを並設したサイロ列と機械棟を有するカントリーエレベータであって、前記サイロ列と前記機械棟とを略鉤(かぎ)状に接続して配置する一方、前記敷地内にこれらサイロ列及び機械棟とそれぞれ対向するように略鉤状の集塵壁を設け、前記サイロ列及び機械棟と前記集塵壁とで囲まれる集塵スペースを形成し、前記機械棟内の機器に一端を連結した各排風ダクトの他端を前記集塵スペースにそれぞれ臨ませることを特徴とするカントリーエレベータにおける集塵設備。
  2. 前記各排風ダクトから前記集塵スペースに排出された排気は風速0.1m/秒以下で粉塵と分離されて大気へ放出してなる請求項1のカントリーエレベータにおける集塵設備。
  3. 前記集塵壁は、前記機械棟の最も高い壁面と前記サイロ列のサイロ壁面との間に掛け渡してなる請求項1又は2のカントリーエレベータにおける集塵設備。
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