JP2022032932A - ファーサイドエアバッグ装置 - Google Patents
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Abstract
Description
上記の構成によるように、幅方向における下膨張部の膨張厚みが下側ほど小さいと、同下膨張部はコンソールボックスと乗員との間に入り込みやすい。
以下、車両用のファーサイドエアバッグ装置に具体化した第1実施形態について、図1~図17を参照して説明する。
図3は、車両用シート13におけるシートバック16であって、車両用シート14側の側部21の内部構造を示している。シートバック16の内部には、その骨格部分をなすシートフレームが配置されている。
図3及び図13に示すように、ガス発生器31は、インフレータ32と、そのインフレータ32を覆うリテーナ33とを備えている。ここでは、インフレータ32として、パイロタイプと呼ばれるタイプが採用されている。インフレータ32は円柱状をなしており、その内部には、膨張用ガスを発生する図示しないガス発生剤が収容されている。インフレータ32は、その上端部にガス噴出部32aを有している。また、インフレータ32の下端部には、同インフレータ32への作動信号の入力配線となる図示しないケーブルが接続されている。
エアバッグ41の外殻部分はバッグ本体42によって構成されている。
<バッグ本体42>
図5及び図7は、バッグ本体42が膨張用ガスを充填させることなく平面状に展開させられた形態(以下「非膨張展開形態」という)のエアバッグモジュールABMを示している。また、図13は、エアバッグモジュールABMの内部構造を示している。
図5及び図7に示すように、上膨張部51は、乗員P1に近い側の表上布部52と、乗員P1から遠い側の裏上布部53とを備えている。上膨張部51は、表上布部52と裏上布部53を、下側の周縁部とは異なる周縁部において結合させることにより形成されている。この結合は、上周縁縫合部62によってなされている。
裏上布部53における突部53aの周縁部、すなわち、裏上布部53の下側の周縁部は、裏下布部45の突部45aの周縁部、すなわち、裏下布部45の上側の周縁部に対し結合されている。この結合は、中間周縁縫合部63によってなされている。
上記縫製に関し、第1実施形態では、2つの線種によって縫製部分が表現されている。1つ目の線種は、一定長さの太線を断続的に並べて表現した線である。この線種は、縫糸を側方から見た状態を示している(例えば、図5における上周縁縫合部62参照)。2番目の線種は、点を一定間隔おきに並べて表現した線である。この線種は、縫製部分を通る面における縫糸の断面を示している(例えば、図13における上周縁縫合部62参照)。これらの点は、後述する表縫合部74、裏縫合部75、共通縫合部76及び縫合部86についても同様である。
小布片56では、同小布片56が大布片55に結合された状態で、経糸64及び緯糸65の一方が、上記折り線57に平行であり、他方が折り線57に対し直交している。第1実施形態では、経糸64が折り線57に平行であり、緯糸65が折り線57に対し直交している。
<膨張厚み規制部71>
図2に示すように、エアバッグ41は、上膨張部51内において、首部PNの側方となる箇所に膨張厚み規制部71を備えている。膨張厚み規制部71は、上膨張部51の上記箇所における左右方向の膨張厚みを、次の条件を満たすように規制するためのものである。その条件とは、首部PNの側方となる箇所における左右方向の膨張厚みを、同箇所に対し上下方向に隣接する箇所における左右方向の膨張厚みよりも小さくすることである。
図6、図13及び図15に示すように、エアバッグ41は、下膨張部43内の後部にインナチューブ81を備えている。インナチューブ81は、ガス発生器31の少なくともガス噴出部32aを取り囲んでいる。インナチューブ81は、ガス噴出部32aから噴出された膨張用ガスを下方へ向かうように整流する機能を有している。
上述したように、バッグ本体42における下膨張部43及び上膨張部51は、互いに繋がって一体となった、1つの容量の大きな膨張部とみなすことができる。そのため、バッグ本体42の内圧は、同バッグ本体42の膨張の初期に、膨張用ガスが専ら下膨張部に供給される場合(特許文献1がこれに該当する)の同下膨張部の内圧よりも低くなる。上記内圧に耐え得る布部として、特許文献1に記載されエアバッグにおける布部よりも、繊度の低い糸からなる布部を用いることができる。繊度の低い糸からなる布部は、繊度の高い糸からなる布部よりも薄く柔らかい。従って、バッグ本体42は折り畳みやすく、折り畳み性に優れる。また、折り畳まれて収納用形態にされたときのバッグ本体42の大きさが小さくなる。バッグ本体42が収納用形態にされたエアバッグモジュールABMを車両用シート13に搭載するのに必要なスペースが小さくなる。小さな収納部25に対してもエアバッグモジュールABMを収納することができ、収納性が向上する。
側壁部12側へ移動しようとする乗員P1の腕部PA、胸部PT及び腹部PBによって下膨張部43が押される。この押圧によって、下膨張部43が固定部68を支点として、隣の車両用シート14側へ倒れようとする。
・特許文献1に記載されたバッグ本体では、下膨張部と上膨張部とが独立していて、両膨張部を、連通孔を介して連通するように結合している。この結合構造を採ると、バッグ本体を形成するために、最低でも3枚の布片が必要となる。連通孔を有する表下布部と、連通孔を有する表上布部とが用いられ、互いの連通孔が合致するように、表下布部と表上布部とが重ねられる。このことから、表下布部と表上布部とは別々の布片によって構成される。表下布部と表上布部とを、連通孔の周りで結合させるために、表上布部と裏上布部とは別々の布片によって構成される。このようにして、3枚の布片が用いられる。
次に、車両用のファーサイドエアバッグ装置の第2実施形態について、図18~図28を参照して、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
図19~図21に示すように、ガス発生器31は、インフレータ32及びリテーナ101を備えている。インフレータ32は、第1実施形態で用いられたものと同様の構成を有している。第1実施形態では、特に説明しなかったが、インフレータ32は、膨張用ガスを生成する長尺状(例えば、円柱状)の本体部32bを備えている。本体部32bの上端部には、膨張用ガスを噴出するガス噴出部32aが設けられている。本体部32bの下端部には、インフレータ32への作動信号の入力配線となるケーブル(図示略)が接続されている。
締結突起104は、基部102において、次の条件を満たす箇所に配置されている。
第2実施形態では、締結突起104は、さらに、次の条件を満たす箇所に配置されている。
第2実施形態では、締結突起104が2つ用いられている。各締結突起104は、軸部105及び頭部106を備えている。締結突起104毎の軸部105は、左右方向に延びており(図18、図21参照)、外周に雄ねじを有している。締結突起104毎の軸部105は、基部102に挿通されている。締結突起104毎の頭部106は、軸部105のうち車両用シート14(側壁部12)に近い側の端部に固定されている。締結突起104毎の頭部106は、基部102の車両用シート14(側壁部12)に近い側の面に接触した状態で、同基部102に対し、溶接等の固定手段によって固定されている。締結突起104毎の頭部106は、インフレータ32の本体部32bに対し、左右方向にオーバラップしている。
図22~図24に示すように、エアバッグ41は、バッグ本体42に加え、外テザー110を備えている。外テザー110は、帯状の布片によって構成されている。外テザー110は、バッグ本体42と同様の素材によって形成されている。
ここで、エアバッグ41が膨張厚み規制部71を備えている点については、第1実施形態と同様である。ただし、第2実施形態では、図22に示すように、裏縫合部75による裏布部73の裏上布部53に対する結合箇所は、表縫合部74による表布部72の表上布部52に対する結合箇所よりも高い箇所に位置している。
次に、上記のように構成された第2実施形態の作用について説明する。また、作用に伴い生ずる効果についても併せて説明する。
ところで、収納用形態にされて収納部25に収容されたエアバッグ41のバッグ本体42は、ガス発生器31から供給される膨張用ガスにより展開及び膨張を開始する。この展開及び膨張の過程で、結束テープ121(図27参照)が破断される。
・第1実施形態において、ガス発生器31がエアバッグ41の外部に配置されてもよい。この場合、ガス発生器31のガス噴出部32aとバッグ本体42の下膨張部43とをチューブによって連結し、ガス噴出部32aから噴出された膨張用ガスを、チューブを介して下膨張部43に供給してもよい。
・第2実施形態における締結突起104は、インフレータ32の軸線L1から後方に代えて前方へずれた箇所に配置されてもよい。
<バッグ本体42について>
・第1及び第2実施形態において、バッグ本体42の固定部68は、サイドフレーム部22に代えて、車両用シート13の側部21を構成する部材のうち、同サイドフレーム部22と同程度に高い剛性を有する部材に固定されてもよい。
・第1実施形態において、膨張厚み規制部71が省略されてもよいし、上膨張部51内の複数箇所に設けられてもよい。また、膨張厚み規制部71は下膨張部43に設けられてもよい。
<第2実施形態の外テザー110について>
・外テザー110の端部110bは、2本の締結突起104のうち、上側に位置する締結突起104に代え、又は加え、下側に位置する締結突起104に係止されてもよい。
・上記端部110bは、車両用シート13の側部21に対する固定部68の固定部分であることを条件に、同側部21を構成する部材のうち、サイドフレーム部22と同程度に高い剛性を有する部材に係止されてもよい。
・第2実施形態では、第1実施形態と異なる構成として、以下の(1)~(4)の構成が採用された。
(2)膨張厚み規制部71のバッグ本体42に対する結合箇所の変更
(3)下膨張部43の折り態様(内折り部118の形成)
(4)リテーナ101の形状変更
上記(1)~(4)の構成は、単独で採用されてもよい。また、2つ又は3つの構成が組み合わされて採用されてもよい。
・制御装置92は、側壁部11,12に対し、側方又は斜め前側方からの衝撃が加わることを予測した場合に、ガス発生器31に作動信号を出力する仕様に変更されてもよい。
・上記ファーサイドエアバッグ装置は、車両以外の乗物、例えば航空機、船舶等に装備されて、隣り合う乗物用シートの間でエアバッグを展開及び膨張させることで、衝撃の加わる側壁部から遠い側の乗物用シートに着座している乗員を衝撃から保護するファーサイドエアバッグ装置にも適用可能である。
11…側壁部
12…側壁部(特定側壁部)
13,14…車両用シート(乗物用シート)
16…シートバック
18…コンソールボックス
18t…上面
21…側部
31…ガス発生器
32…インフレータ
32a…ガス噴出部
32b…本体部
41…エアバッグ
42…バッグ本体
43…下膨張部
44…表下布部
45…裏下布部
46…接触部
51…上膨張部
52…表上布部
53…裏上布部
55…大布片
56…小布片
61…下周縁縫合部
62…上周縁縫合部
63…中間周縁縫合部
64…経糸
65…緯糸
66…境界部
68…固定部
71…膨張厚み規制部
81…インナチューブ
87…ガス流出口
101…リテーナ
102…基部
103…保持部
104…締結突起
105…軸部
106…頭部
110…外テザー
115…下部
116…一般部
117…折り線
118…内折り部
119…締結具
L1…軸線
P1,P2…乗員
PN…首部
PT…胸部
Claims (14)
- 複数の乗物用シートが同乗物用シートの幅方向に並ベられた状態で配置され、かつ同幅方向における両側の部分が一対の側壁部により構成された乗物に適用され、両側壁部のうちの一方を特定側壁部とし、前記特定側壁部に対し、前記乗物の外方から衝撃が加わったことが検出された場合、又は衝撃が加わることが予測された場合に、隣り合う前記乗物用シートの間で、膨張用ガスによりエアバッグを展開及び膨張させるファーサイドエアバッグ装置であり、
前記エアバッグの外殻部分を構成するバッグ本体は、前記乗物用シートに着座した乗員の首部よりも下側の部位のうち、少なくとも胸部の側方で展開及び膨張する下膨張部と、前記乗員の前記胸部よりも上側の部位の側方で、上側ほど前記乗員に近づくように傾斜した状態で展開及び膨張する上膨張部とを備え、
前記下膨張部は、前記乗員に近い側の表下布部と、前記乗員から遠い側の裏下布部とを、上側の周縁部とは異なる周縁部において結合させることにより形成され、
前記上膨張部は、前記乗員に近い側の表上布部と、前記乗員から遠い側の裏上布部とを、下側の周縁部とは異なる周縁部において結合させることにより形成され、
前記表下布部、前記裏下布部及び前記表上布部は、大布片により一体に形成され、前記裏上布部は、前記大布片よりも小さな小布片により形成され、かつ自身の下側の周縁部において前記裏下布部の上側の周縁部に結合されているファーサイドエアバッグ装置。 - 前記乗物用シートは、前記乗員を後ろ側から支えるシートバックを備え、
前記バッグ本体は固定部を備えており、
前記バッグ本体は、前記特定側壁部から遠い側の前記乗物用シートのうち、同特定側壁部に近い側の側部に対し、前記固定部において固定され、
前記下膨張部は、展開及び膨張した状態で、前記特定側壁部に近い側の前記乗物用シートの前記シートバックに接触する接触部を備えている請求項1に記載のファーサイドエアバッグ装置。 - 前記下膨張部は、前記幅方向における膨張厚みが同下膨張部の他の箇所よりも大きな箇所を有しており、
前記膨張厚みの大きな箇所は前記接触部を有している請求項2に記載のファーサイドエアバッグ装置。 - 前記乗物用シートの前記側部に対する前記固定部の固定部分と、前記裏上布部及び前記裏下布部の結合部分との間には外テザーが架け渡されており、
前記外テザーは、前記バッグ本体の展開及び膨張に伴い緊張状態となることで、前記バッグ本体の前方への展開及び膨張を規制する請求項2又は3に記載のファーサイドエアバッグ装置。 - 前記上膨張部は、同上膨張部のうち前記首部の側方となる箇所の前記幅方向における膨張厚みを規制する膨張厚み規制部を備え、
前記膨張厚み規制部は、前記膨張厚みの規制により、前記首部の側方となる箇所における前記膨張厚みを、同箇所に対し上下方向に隣接する箇所の前記幅方向における膨張厚みよりも小さくする請求項1~4のいずれか1項に記載のファーサイドエアバッグ装置。 - 前記膨張厚み規制部は、前記上膨張部の内部に配置されて、前記表上布部及び前記裏上布部の間に架け渡されている請求項5に記載のファーサイドエアバッグ装置。
- 前記膨張厚み規制部の前記裏上布部に対する結合箇所は、前記膨張厚み規制部の前記表上布部に対する結合箇所よりも高い箇所に位置する請求項6に記載のファーサイドエアバッグ装置。
- 前記大布片及び前記小布片のそれぞれは、経糸及び緯糸を備える織布により構成されており、
前記表下布部及び前記裏下布部において、上側の周縁部とは異なる周縁部同士は、下周縁縫合部により結合され、
前記表上布部及び前記裏上布部において、下側の周縁部とは異なる周縁部同士は、上周縁縫合部により結合され、
前記裏上布部の下側の周縁部と前記裏下布部の上側の周縁部とは、中間周縁縫合部により結合され、
前記表下布部、前記裏下布部、前記表上布部及び前記裏上布部の境界部では、前記上周縁縫合部、前記下周縁縫合部及び前記中間周縁縫合部が互いに交差しており、
前記境界部では、前記上周縁縫合部、前記下周縁縫合部及び前記中間周縁縫合部が、前記大布片における前記経糸及び前記緯糸の両者に対し交差し、かつ前記小布片における前記経糸及び前記緯糸の両者に対し交差している請求項1~7のいずれか1項に記載のファーサイドエアバッグ装置。 - 隣り合う前記乗物用シートの間にはコンソールボックスが設置され、
前記バッグ本体は、前記下膨張部の下端が、前記コンソールボックスの上面よりも下方に位置するように展開及び膨張する請求項1~8のいずれか1項に記載のファーサイドエアバッグ装置。 - 前記下膨張部は、前記幅方向における膨張厚みが下側ほど小さくなるように膨張する請求項9に記載のファーサイドエアバッグ装置。
- 前記下膨張部は、前記下端を含む下部と、前記下膨張部が展開及び膨張を完了した状態で、前記下部の上側に隣接する一般部とを備え、
前記下部は、展開及び膨張する前には、前記一般部との境界に設定された折り線に沿って折り曲げられることにより、同一般部の内部に入り込んでいて内折り部を構成しており、
前記折り線の少なくとも一部は、前記内折り部が展開及び膨張を開始する際に前記コンソールボックスの前記上面よりも低い箇所に位置する請求項9又は10に記載のファーサイドエアバッグ装置。 - 前記膨張用ガスを噴出するガス噴出部を有するガス発生器をさらに備え、
前記ガス発生器の少なくとも前記ガス噴出部は前記下膨張部の内部に配置され、
前記下膨張部の内部には、前記ガス発生器の少なくとも前記ガス噴出部を取り囲んだ状態でインナチューブが配置されており、
前記インナチューブは、前記下膨張部内の下方に向かって開口するガス流出口を有している請求項9~11のいずれか1項に記載のファーサイドエアバッグ装置。 - 前記バッグ本体は固定部を備えており、
前記バッグ本体は、前記特定側壁部から遠い側の前記乗物用シートのうち、同特定側壁部に近い側の側部に対し、前記固定部において固定され、
前記膨張用ガスは、ガス発生器から供給されるものであり、
前記ガス発生器は、長尺状の本体部で生成した前記膨張用ガスをガス噴出部から噴出するインフレータと、前記インフレータを、前記バッグ本体の前記固定部と一緒に前記乗物用シートの前記側部に固定するリテーナとを備え、
前記リテーナは、板状の基部と、前記基部に固定され、かつ前記側部に締結される締結突起とを備え、
前記基部は、自身の厚み方向を前記幅方向に合致させた状態で配置され、
前記締結突起は、前記幅方向に延び、かつ前記基部に挿通された軸部と、前記軸部の一方の端部に設けられて前記基部に固定された頭部とを備え、
前記締結突起は、前記インフレータの軸線から前後方向へずれた箇所に配置され、前記頭部と前記本体部とは、前記幅方向にオーバラップしている請求項1~12のいずれか1項に記載のファーサイドエアバッグ装置。 - 前記本体部は円柱状をなし、
前記インフレータのうち、少なくとも前記ガス噴出部は前記バッグ本体の固定部内に挿入され、
前記リテーナは、前記基部から前記本体部の外周面に沿って延びて、同本体部の周方向の少なくとも一部を取り囲む保持部をさらに備え、
前記固定部、前記本体部及び前記保持部は締結具により取り囲まれ、
前記固定部及び前記本体部は、前記締結具が縮径されることにより前記保持部に締付けられている請求項13に記載のファーサイドエアバッグ装置。
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