JP2022031989A - 人工毛髪及び人工毛髪ユニット - Google Patents

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安依乃 松浦
Yaeno MATSUURA
啓子 武智
Keiko Takechi
渡 見尾
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Abstract

【課題】従来に比べて人毛やウィッグキャップ等に対して取り付けが容易な人工毛髪及び人工毛髪ユニットを提供することを目的とする。【解決手段】第1繊維群11及び第2繊維群12と、複数の環状部20を有する取付部10を有し、2つの繊維群は、所定の方向に広がるものであり、取付部は、所定の方向に延びるものであって、かつ2つの繊維群に挟まれて2つの繊維群に縫製されており、環状部は、2つの繊維群から外部に露出している構成とする。【選択図】図3

Description

本発明は、人工毛髪及び人工毛髪ユニットに関する。
従来から女性がヘアスタイルを変更する際の手段として、ウィービング装着がある。
ウィービング装着は、使用者の地毛をコーンロー状に編み込み、この編み込み部分に縫い付ける。そのため、使用者の頭部の大きさに合わせて取り付けることができ、ズレや外れの心配がなく、分け目や目付け等の細かい修正が可能である。
従来は、ミノ毛を取り付ける際に、地毛の編み込み部分はわずかな隙間しかないので、鋭利な針を用いてミノ毛自身に糸を通し、さらに編み込み部分にも鋭利な針で糸を通して編み込み部分にミノ毛を取り付けていた。この場合、鋭利な針を使用しているため、地毛の編み込み部分に糸を通す際に、鋭利な針を誤って頭皮に刺してしまう場合があった。
そこで、近年では、地毛の編み込み部分に糸を通す専用の治具が開発されている(例えば、特許文献1)。
特許第6312514号公報
しかしながら、特許文献1の治具は、先端部分の直径が大きいため、通常のミノ毛に治具を通すことが難しく、ミノ毛自身には鋭利な針を用いており、ミノ毛の編み込み部分への取り付けが煩わしいという問題があった。
そこで、本発明は、従来に比べて人毛やウィッグキャップ等に対して取り付けが容易な人工毛髪及び人工毛髪ユニットを提供することを目的とする。
上記した課題を解決するための本発明の一つの様相は、少なくとも2つの繊維群と、複数の環状部を有する取付部を有し、前記2つの繊維群は、所定の方向に広がるものであり、前記取付部は、前記所定の方向に延びるものであって、かつ前記2つの繊維群に挟まれて前記2つの繊維群に縫製されており、前記環状部は、前記2つの繊維群から外部に露出している人工毛髪である。
本様相によれば、環状部が設けられており、環状部が繊維群から露出しているため、鋭利な針を通さずとも、環状部に糸や紐を通して人毛やウィッグキャップに取り付けることができ、安全に人工毛髪の取り付けが可能である。
好ましい様相は、前記取付部は、ブレード又はウィービングであることである。
好ましい様相は、前記環状部の開口の最大包含円の直径は、1.5mm以上2cm以下であることである。
好ましい様相は、前記環状部は、前記所定の方向に並列し、開口が前記所定の方向に対する交差方向を向いていることである。
好ましい様相は、前記環状部は、線状体で構成されており、前記線状体は、算術平均幅が0.5mm以上3mm以下であることである。
好ましい様相は、前記2つの繊維群は、第1繊維群と第2繊維群であり、前記第1繊維群と前記第2繊維群は、複数の繊維が束となった繊維束をそれぞれ有し、前記第1繊維群の繊維束は、正面視したときに、前記第2繊維群の繊維束の間に位置していることである。
好ましい様相は、前記取付部は、複数の線状体で構成されており、前記取付部は、前記線状体が前記2つの繊維群に直接縫製されることで取り付けられていることである。
本発明の一つの様相は、少なくとも2つの繊維群と、第1線状部を有し、前記第1線状部は、前記2つの繊維群に挟まれて蛇行しながら前記2つの繊維群に縫製されており、前記第1線状部は、一部が前記2つの繊維群から外部に露出しており、前記第1線状部の露出部分は、前記繊維群とともに環状部を構成している人工毛髪である。
本様相によれば、第1線状部で環状部を構成しているため、環状部の開口面積を大きくでき、環状部に糸や紐を通して人毛やウィッグキャップに取り付けやすい。
好ましい様相は、前記第1線状部は、前記2つの繊維群の外部で折り返される外部折り返し部と、前記2つの繊維群の内部で折り返される内部折り返し部と、前記内部折り返し部から前記外部折り返し部に向かう往き接続部と、前記外部折り返し部から前記内部折り返し部に向かう戻り接続部を有し、前記2つの繊維群の間に位置し、かつ前記往き接続部と前記戻り接続部の間の隙間を埋める隙間閉塞部を備えることである。
好ましい様相は、前記2つの繊維群の内外に延びた第2線状部を有し、前記第2線状部の一部は、前記第1線状部の外側であって、かつ隣接する第1線状部の前記往き接続部と前記戻り接続部の間に配されて実質的に同一平面上に位置していることである。
好ましい様相は、前記2つの繊維群の内外に延びた第2線状部を有し、前記第2線状部は、前記2つの繊維群からの露出部分が前記第1線状部の外側にあって前記環状部を囲むように延びていることである。
本発明の一つの様相は、キャップ部材と、人工毛髪と、前記キャップ部材に前記人工毛髪を取り付ける取付紐を有し、前記キャップ部材は、疑似毛髪が編み込まれた編み込み部を有するものであって、使用者の頭部の一部又は全部を覆うものであり、前記人工毛髪は、少なくとも2つの繊維群と、複数の環状部を有する取付部を有し、前記2つの繊維群は、所定の方向に広がるものであり、前記取付部は、前記所定の方向に延びるものであって、かつ前記2つの繊維群に挟まれて前記2つの繊維群に縫製されており、前記環状部は、前記2つの繊維群から外部に露出しており、取付紐は、前記環状部及び前記編み込み部を通過するように取り付けられ、前記所定の方向に引っ張ると解ける人工毛髪ユニットである。
本様相によれば、キャップ部材に人工毛髪を取り付けるため、例えば、人工毛髪をキャップ部材に取り付けてからキャップ部材を施術者の頭部、例えばコーンローに固定することができ、より安全に施術できる。
好ましい様相は、前記取付紐は、長手方向に伸縮可能であることである。
本発明の人工毛髪によれば、従来に比べて人毛又はウィッグキャップ等に対して取り付けが容易となる。
本発明の人工毛髪ユニットによれば、従来に比べてキャップ部材に対して取り付けが容易となる。
本発明の第1実施形態の人工毛髪ユニットの使用状況を模式的に示した斜視図である。 図1の人工毛髪ユニットの分解斜視図である。 図1の人工毛髪の一部破断斜視図である。 図1の人工毛髪の分解斜視図である。 図4の取付部の平面図である。 図1の人工毛髪のキャップ部材への取り付け途中の状態を表す斜視図である。 図1の人工毛髪のキャップ部材への取り付け途中の状態を表す断面図である。 本発明の他の実施形態の人工毛髪の説明図であり、(a)~(c)はそれぞれ異なる実施形態を表す平面図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
本発明の第1実施形態の人工毛髪ユニット1は、図1のように、使用者の頭部200に対して取り付けられるものであって、キャップ部材3を介して使用者の頭部200に人工毛髪2を取り付けたものである。
人工毛髪ユニット1は、図2のように、人工毛髪2と、キャップ部材3と、取付紐5(図6参照)で構成されている。
人工毛髪2は、図3,図4のように、主に取付部10と、繊維群11,12で構成されている。
取付部10は、いわゆるブレード又はウィービングであり、複数の環状部20を有するものである。
本実施形態の取付部10は、図5のよう第1線状部15と、第2線状部16と、第3線状部17がそれぞれ縫い付けられて構成されており、第1線状部15によって環状部20が形成されている。
第1線状部15は、上下方向に蛇行した線状体であり、上側折り返し部30と、下側折り返し部31と、下側折り返し部31から上側折り返し部30に向かって直線状に延びる往き接続部32と、上側折り返し部30から下側折り返し部31に向かって直線状に延びる戻り接続部33を備えている。
上側折り返し部30は、往き接続部32から戻り接続部33に向かって円弧状に折り返されており、第1繊維群11及び第2繊維群12とともに環状部20を構成している。
第1線状部15の算術平均幅は、0.5mm以上3mm以下であることが好ましい。
この範囲であれば、十分な強度を確保しつつ、目立ちにくい。
環状部20の開口の最大包含円の直径は、1.5mm以上2cm以下であることが好ましい。
この範囲であれば、取付紐5を通しやすく、開口が目立ちにくい。
下側折り返し部31は、戻り接続部33から往き接続部32に向かって円弧状に折り返された部位である。
第2線状部16は、第1線状部15と同様、上下方向に蛇行した線状体であり、上側折り返し部40と、下側折り返し部41と、下側折り返し部41から上側折り返し部40に向かって直線状に延びる往き接続部42と、上側折り返し部40から下側折り返し部41に向かって直線状に延びる戻り接続部43を備えている。
第2線状部16は、全体に亘って第1線状部15の上方側に位置しており、概ね平行を維持して延びている。すなわち、第2線状部16は、上側折り返し部40が円弧状に折り返されており、正面視したときに、環状部20を第1線状部15の外側から囲むように延びている。
第3線状部17は、図5のように、第1線状部15と同様、上下方向に蛇行した線状体であり、上側折り返し部50と、下側折り返し部51と、下側折り返し部51から上側折り返し部50に向かって直線状に延びる往き接続部52と、上側折り返し部50から下側折り返し部51に向かって直線状に延びる戻り接続部53を備えている。
上側折り返し部50は、2つの折り曲げ部55,56と、折り曲げ部55,56間を接続する接続部57から構成されている。すなわち、上側折り返し部50は、往き接続部52から折り曲げ部55、接続部57、及び折り曲げ部56を経由して戻り接続部53に接続されている。
繊維群11,12は、図4のように、複数の繊維が束となった繊維束60と、接続部61で構成されたミノ毛である。
繊維束60は、髪の毛を模倣した繊維であって湾曲可能な線状の繊維で構成されている。
繊維束60を構成する繊維としては、例えば、コラーゲン蛋白繊維や塩化ビニル繊維、塩化ビニリデン繊維、アクリル系繊維、難燃ポリエステル繊維などの難燃性繊維や人毛、動物の毛(獣毛)などの天然毛が使用できる。特に繊維束60を構成する繊維としては、自己消火性や溶融・ドリップが生じ難い、染色性や発色性に優れるといる観点から、株式会社カネカ製のカネカロン(登録商標)などが好適に使用できる。
繊維束60は、他の繊維束60とともに一方の端部近傍が複数回折り返して縫製されており、当該折り返し部分が接続部61を構成している。
接続部61は、各繊維束60を接続する部位である。
ここで、人工毛髪2の各部位の位置関係について説明する。
取付部10は、一部が繊維群11,12で挟まれて縫製されている。具体的には、各線状部15~17は、繊維群11,12で挟まれており、直接縫製されて取り付けられている。
第1繊維群11は、正面視したときに第2繊維群12と一部が重なっており、第2繊維群12は、隣接する繊維束60,60の間に第1繊維群11の繊維束60が位置している。
環状部20は、図5のように、開口が厚み方向を向くように等間隔に横方向Xに並設されている。
各線状部15~17は、繊維群11,12の内外に延びており、各環状部20は、一部が繊維群11,12から外部に露出している。すなわち、上側折り返し部30,40,50は、繊維群11,12から外部で折り返される外部折り返し部であり、下側折り返し部31,41,51は、繊維群11,12の内部で折り返される内部折り返し部であるといえる。
線状部15~17は、第1繊維群11と第2繊維群12の間において実質的に隙間なく重なっている。具体的には、第1線状部15の往き接続部32と戻り接続部33の間には、第2線状部16の往き接続部42及び戻り接続部43と、第3線状部17の往き接続部52及び戻り接続部53が位置しており、第1線状部15の往き接続部32と戻り接続部33の間の隙間を埋めている。すなわち、第2線状部16の往き接続部42及び戻り接続部43と、第3線状部17の往き接続部52及び戻り接続部53とは、第1線状部15の往き接続部32と戻り接続部33の間の隙間を埋める隙間閉塞部として機能している。
第2線状部16の一部は、第1線状部15の外側にあり、横方向Xに隣接する第1線状部15a,15bの接続部33,32の間に配されて実質的に同一平面上に位置している。
また、第3線状部17は、図5のように、往き接続部52と戻り接続部53が、横方向Xに隣接する第1線状部15の接続部32,33の間に位置している。
第1線状部15と第2線状部16は、立体的に重ならないように設けられている。一方、第3線状部17は、繊維群11,12からの露出部分が第1線状部15及び第2線状部16と立体的に交差している。
第3線状部17は、隣接する環状部20,20の開口間に跨っている。すなわち、第3線状部17の上側折り返し部50は、接続部57が第2線状部16の接続部42,43及び第1線状部15の接続部32,33を横切る様に延びており、第2線状部16の接続部42,43及び第1線状部15の接続部32,33と立体交差している。
キャップ部材3は、図2のように、使用者の頭部200に装着可能な被覆部材であり、下地キャップ部70と、疑似毛髪が編み込まれた編み込み部71を備えている。
下地キャップ部70は、頭部200に沿って湾曲したメッシュ状体である。
編み込み部71は、図6のように、2つの束状の繊維束を二つ編みされた部位であり、繊維束の編み目を複数備えている。編み込み部71は、下地キャップ部70上を蛇行しながら下地キャップ部70のほぼ全体を覆って縫製されている。
編み込み部71は、繊維束間に隙間があり、弛ませると繊維束が編み込まれた編み込み部位に隙間72が形成される。
隙間72は、取付紐5を挿通可能となっている。
取付紐5は、キャップ部材3に対して人工毛髪2を取り付ける取付部材であり、キャップ部材3に対して人工毛髪2を固定する固定部材でもある。
取付紐5は、紐状であって、長手方向に伸縮可能となっている。
取付紐5の断面の外郭形状は、例えば円形(楕円形でもよい)であって、その外径は、0.1mm以上6.0mm以下であることが好ましい。
本実施形態の取付紐5の外径は、3mm程度であり、一般的な縫い糸に比べて大きい。
取付紐5の材質は、特に限定されるものではなく、絹糸や綿糸等の天然繊維であってもよいし、ナイロンやポリエステル等の合成繊維であってもよい。
本実施形態では、取付紐5は、図6のように、伸縮可能なように筒状に編み込まれている。
続いて、使用者に人工毛髪ユニット1を施術する際に推奨される施術方法について説明する。
まず、キャップ部材3に対して人工毛髪2を取付紐5で取り付ける。
具体的には、図6,図7のように、取付紐5を編み込み部71に沿って配し、治具90によって取付紐5の中間部80aを引っかけて折り返し部81aを形成し、当該折り返し部81aを編み込み部71の隙間72aに通過させ、さらに環状部20aを通過させる。
続いて、治具90によって取付紐5の中間部80bを引っかけて折り返し部81bを形成し、当該折り返し部81bを編み込み部71の隙間72bに通過させ、環状部20bに通過させ、さらに折り返し部81aに通過させる。すなわち、編み込み部71側からみて環状部20の外側で、折り返し部81aに折り返し部81bを通過させる。
続いて、治具90によって取付紐5の中間部80cを引っかけて折り返し部81cを形成し、当該折り返し部81cを編み込み部71の隙間72cに通過させ、環状部20cに通過させ、さらに折り返し部81bに通過させる。すなわち、編み込み部71側からみて環状部20の外側で、折り返し部81bに折り返し部81aを通過させる。
これを繰り返して取付紐5を介してキャップ部材3に人工毛髪2を取り付けていき、端部をキャップ部材3にしっかりと固定する。
本実施形態の人工毛髪ユニット1によれば、複数の環状部20が設けられており、環状部20に取付紐5が通過可能となっているため、鋭利な針を通さずとも、環状部20に糸や紐を通して、キャップ部材3に取り付けることができ、安全に人工毛髪2の取り付けが可能である。
本実施形態の人工毛髪2によれば、取付部10がブレード又はウィービングで構成されているため、容易に取付部10を設けることができる。
本実施形態の人工毛髪2によれば、環状部20は、横方向Xに並列しており、開口が横方向Xに対する交差方向である厚み方向を向いている。そのため、人工毛髪2を広げた状態で取付紐5を環状部20に通過させることが可能であり、取付紐5を環状部20に通しやすい。
本実施形態の人工毛髪2によれば、第1繊維群11の繊維束60を正面視したときに、第2繊維群12の繊維束60の間に位置している。そのため、繊維の量を多くみせることができる。
本実施形態の人工毛髪2によれば、取付部10が複数の線状体で構成され、線状体が繊維群11,12に直接縫製されることで取り付けられている。すなわち、取付部10を繊維群11,12に取り付けるためのベースを設けていないので、コストを低減できる。
本実施形態の人工毛髪2によれば、第1線状部15は、繊維群11,12に挟まれて蛇行しながら縫製され、一部が繊維群11,12から外部に露出しており、第1線状部15の露出部分は、繊維群11,12とともに環状部20を構成している。そのため、各環状部20を一本の第1線状部15で構成することができ、コストを低減できる。
本実施形態の人工毛髪2によれば、第2線状部16と第3線状部17が、繊維群11,12の間に位置し、かつ往き接続部32と戻り接続部33の間の隙間を埋める隙間閉塞部として機能する。そのため、第2線状部16と第3線状部17が往き接続部32と戻り接続部33とともに取付部10を繊維群11,12に取り付けるためのベースとして機能することができ、繊維群11,12を取り付けやすい。
本実施形態の人工毛髪2によれば、第2線状部16の一部は、第1線状部15の外側であって、かつ隣接する第1線状部15の往き接続部32と戻り接続部33の間に配されて実質的に同一平面上に位置している。そのため、繊維群11,12を取付部10に重ねるときに人工毛髪2全体の厚みを薄くできる。
本実施形態の人工毛髪2によれば、第2線状部16は、繊維群11,12からの露出部分が第1線状部15の外側にあって第1線状部15に沿って環状部20を囲むように延びている。すなわち、第1線状部15と第2線状部16の二重構造となっているため、環状部20に取付紐5を通過させることで、たとえ第1線状部15が切れたとしても、第2線状部16により取付紐5を介して人工毛髪2を保持することができる。
本実施形態の人工毛髪ユニット1によれば、キャップ部材3に人工毛髪2を取り付けるため、例えば、人工毛髪2をキャップ部材3に取り付けてからキャップ部材3を施術者の頭部200に固定することができ、より安全に施術できる。
本実施形態の人工毛髪ユニット1によれば、取付紐5が長手方向に伸縮可能であるため、人工毛髪2が引っ張られたときに、取付紐5が伸び、編み込み部71に過剰な負荷がかかることを防止できる。
本実施形態の人工毛髪ユニット1によれば、取付紐5の端部を解き、取付紐5を引っ張ることで、取付紐5が解けていくので、キャップ部材3への人工毛髪2の着脱が容易である。
上記した実施形態では、人工毛髪2をキャップ部材3に取り付けてからキャップ部材3を頭部200に取り付けたが、本発明はこれに限定されるものではない。キャップ部材3を頭部200に取り付けてから人工毛髪2をキャップ部材3に取り付けてもよい。
上記した実施形態では、キャップ部材3は、頭部200の全部を覆うものであったが、本発明はこれに限定されない。キャップ部材3は、頭部200の一部を覆うものであってもよい。
上記した実施形態では、取付部10が3種類の線状部15~17で構成されるブレード又はウィービングの場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。取付部10は、環状部20を有するブレード又はウィービングであれば、他の形態のブレード又はウィービングも使用可能である。例えば、図8(a)のように、線状部がメッシュ状に編み込まれ、当該編み込み部分の上部にアーチ状の線状部が設けられて環状部20が形成されたブレード又はウィービングであってもよい。また図8(b)のように、線状部が三つ葉状に編み込まれ、当該編み込み部分の上部にアーチ状の線状部が設けられて環状部20が形成されたブレード又はウィービングであってもよい。図8(c)のように、ひと筆書き状に線状部が設けられて環状部20が形成されたブレード又はウィービングであってもよい。
上記した実施形態では、キャップ部材3に対して人工毛髪2を取り付け、キャップ部材3を使用者の頭部200の毛髪に固定することで人工毛髪2を使用者の頭部200に固定したが、本発明はこれに限定されるものではない。使用者の毛髪に対して直接人工毛髪2を取り付けてもよい。
1 人工毛髪ユニット
2 人工毛髪
3 キャップ部材
5 取付紐
10 取付部
11 第1繊維群
12 第2繊維群
15 第1線状部
16 第2線状部
17 第3線状部
20 環状部
30 上側折り返し部
31 下側折り返し部
32 往き接続部
33 戻り接続部
60 繊維束
61 接続部
70 下地キャップ部
71 編み込み部
72 隙間
200 頭部

Claims (13)

  1. 少なくとも2つの繊維群と、複数の環状部を有する取付部を有し、
    前記2つの繊維群は、所定の方向に広がるものであり、
    前記取付部は、前記所定の方向に延びるものであって、かつ前記2つの繊維群に挟まれて前記2つの繊維群に縫製されており、
    前記環状部は、前記2つの繊維群から外部に露出していることを特徴とする人工毛髪。
  2. 前記取付部は、ブレード又はウィービングであることを特徴とする請求項1に記載の人工毛髪。
  3. 前記環状部の開口の最大包含円の直径は、1.5mm以上2cm以下であることを特徴とする請求項1に記載の人工毛髪。
  4. 前記環状部は、前記所定の方向に並列し、開口が前記所定の方向に対する交差方向を向いていることを特徴とする請求項1に記載の人工毛髪。
  5. 前記環状部は、線状体で構成されており、
    前記線状体は、算術平均幅が0.5mm以上3mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の人工毛髪。
  6. 前記2つの繊維群は、第1繊維群と第2繊維群であり、
    前記第1繊維群と前記第2繊維群は、複数の繊維が束となった繊維束をそれぞれ有し、
    前記第1繊維群の繊維束は、正面視したときに、前記第2繊維群の繊維束の間に位置していることを特徴とする請求項1に記載の人工毛髪。
  7. 前記取付部は、複数の線状体で構成されており、
    前記取付部は、前記線状体が前記2つの繊維群に直接縫製されることで取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の人工毛髪。
  8. 少なくとも2つの繊維群と、第1線状部を有し、
    前記第1線状部は、前記2つの繊維群に挟まれて蛇行しながら前記2つの繊維群に縫製されており、
    前記第1線状部は、一部が前記2つの繊維群から外部に露出しており、
    前記第1線状部の露出部分は、前記繊維群とともに環状部を構成していることを特徴とする人工毛髪。
  9. 前記第1線状部は、前記2つの繊維群の外部で折り返される外部折り返し部と、前記2つの繊維群の内部で折り返される内部折り返し部と、前記内部折り返し部から前記外部折り返し部に向かう往き接続部と、前記外部折り返し部から前記内部折り返し部に向かう戻り接続部を有し、
    前記2つの繊維群の間に位置し、かつ前記往き接続部と前記戻り接続部の間の隙間を埋める隙間閉塞部を備えることを特徴とする請求項8に記載の人工毛髪。
  10. 前記2つの繊維群の内外に延びた第2線状部を有し、
    前記第2線状部の一部は、前記第1線状部の外側であって、かつ隣接する第1線状部の前記往き接続部と前記戻り接続部の間に配されて実質的に同一平面上に位置していることを特徴とする請求項9に記載の人工毛髪。
  11. 前記2つの繊維群の内外に延びた第2線状部を有し、
    前記第2線状部は、前記2つの繊維群からの露出部分が前記第1線状部の外側にあって前記環状部を囲むように延びていることを特徴とする請求項8に記載の人工毛髪。
  12. キャップ部材と、人工毛髪と、前記キャップ部材に前記人工毛髪を取り付ける取付紐を有し、
    前記キャップ部材は、疑似毛髪が編み込まれた編み込み部を有するものであって、使用者の頭部の一部又は全部を覆うものであり、
    前記人工毛髪は、少なくとも2つの繊維群と、複数の環状部を有する取付部を有し、
    前記2つの繊維群は、所定の方向に広がるものであり、
    前記取付部は、前記所定の方向に延びるものであって、かつ前記2つの繊維群に挟まれて前記2つの繊維群に縫製されており、
    前記環状部は、前記2つの繊維群から外部に露出しており、
    取付紐は、前記環状部及び前記編み込み部を通過するように取り付けられ、前記所定の方向に引っ張ると解けることを特徴とする人工毛髪ユニット。
  13. 前記取付紐は、長手方向に伸縮可能であることを特徴とする請求項12の記載の人工毛髪ユニット。
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