JP3338433B2 - 毛髪用繊維の取付け方法 - Google Patents
毛髪用繊維の取付け方法Info
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Description
び人毛を包含する毛髪用繊維の取付け方法に関するもの
である。人工毛髪繊維としては、例えばポリエチレンか
らなるヘアーエクステンションと称される合成繊維が挙
げられる。
して、自毛にヘアーエクステンションを取り付ける方法
がある。ヘアーエクステンションの色としては黒や茶色
など種々あり、色の異なるヘアーエクステンションを何
種類も混ぜ合わせて束ねることにより、自毛に近い色の
ヘアーエクステンション束にして自毛に取り付ける。
Xと称す)の取付け方法について説明する。まず、地肌
から複数本の自毛を取り分け、さらにそれらの自毛を2
つに分けてその間の地肌上に、複数本のEXを束ねたE
X束を置く。EX束上で2つの自毛束を交差させ、さら
にその上でEX束の両端側を交差させる。2つの自毛束
とEX束の両端側を交互に交差させる工程を3回から5
回繰り返して、2つの自毛束とEX束を編み合せ、2つ
の自毛束を交差させた状態で停止する。
EX束とし、その分岐部上で2つの自毛束を交差させ、
さらにその上で、2つの分岐EX束を交差させる。EX
束の他端側は編み合せずに、取り置いておく。2つの自
毛束と2つの分岐EX束を交互に交差させる工程を3回
から5回繰り返すことにより2つの自毛束と2つの分岐
EX束を編み合せて編み合せ部分を形成する。
分け、その一方の分岐EX束と、2つの自毛束及び2つ
の分岐EX束からなる編み合せ部分を束ねる。取り置い
ておいたEX束の他端側の他方の分岐EX束を編み合せ
部分に5回から6回巻き付ける。その巻き付けた部分
を、先端部分が加熱されているEXアイロンを用いて融
着させる。
の長さを見た目上伸張する方法もある。人毛を束ねた人
毛束を自毛に取り付ける場合、上記のEXの取付け方法
と同様にして、人毛束と自毛束を編み合わせて編み合せ
部分を形成する。但し、編み合せ部分に巻き付けるため
の自毛束を取り置く必要はない。その後、編み合せ部分
にゴム糸を複数回巻き付け、ゴム糸の両端を結んで編み
合せ部分を固定する。
では、2つの自毛束とEX束の両端側、すなわち合計4
束の自毛束及びEX束を編み合せるので、一人でEXの
取付けを行なうことは困難であった。また、編み合せ工
程が多く、時間がかかるという問題もあった。これらの
問題は人毛を用いた従来技術でも同様である。そこで本
発明は、取付け時間を短縮することができ、一人で行な
うこともできる毛髪用繊維の取付け方法を提供すること
を目的とするものである。
維の取付け方法の第1の局面は、地肌から複数本の自毛
を取り分けて束ねた自毛束と、複数本の人工毛髪用繊維
を束ねた人工毛髪用繊維束とを交差させ、自毛束と人工
毛髪用繊維束との交差部の左右の位置で自毛を人工毛髪
用繊維に少なくとも1回転ずつ巻き付ける巻付け工程
と、自毛束の先端側及び人工毛髪用繊維束の両端側を交
差部付近で編み合せる編み合せ工程と、人工毛髪用繊維
束の一部を取り分けて編み合せ部分に巻き付けた後、熱
融着させる融着工程とを含む。
第2の局面は、地肌から複数本の自毛を取り分けて束ね
た自毛束と、複数本の毛髪用繊維を束ねた毛髪用繊維束
とを交差させ、自毛束と前記毛髪用繊維束との交差部の
左右の位置で自毛を毛髪用繊維に少なくとも1回転ずつ
巻き付ける巻付け工程と、自毛束の先端側及び毛髪用繊
維束の両端側を前記交差部付近で編み合せる編み合せ工
程と、前記自毛束と前記毛髪用繊維束の編み合せ部分
を、弾性糸を結び付けて固定する固定工程とを含む。本
明細書において、毛髪用繊維の語は人工毛髪用繊維を含
むものとする。本発明の第1の局面及び第2の局面にお
いて、「左右」とは、自毛束が上から下に垂れ下がり、
人工毛髪用繊維束又は毛髪用繊維束を水平方向に交差さ
せたとき、作業者から見て交差部の左右という意味であ
る。
髪用繊維束の一例は、複数本の人毛を束ねた人毛束、も
しくは複数本の人工毛髪用繊維を束ねた人工毛髪用繊維
束、又はそれらの混合束である。
て、巻付け工程と編み合せ工程との間に、自毛束の先端
側を引っ張りつつ、人工毛髪用繊維束又は毛髪用繊維束
を地肌側へ移動させて交差部を地肌側へ移動させること
により、交差部において自毛束の先端側につながる部分
が下側になって巻き付けられた状態にする移動工程を含
むことが好ましい。移動工程において、交差部を地肌付
近まで移動させることが好ましい。
施例は本発明の第1の局面を適用したものである。図1
を用いてこの実施例を説明する。だだし、本発明の第1
の局面はこの実施例に限定されるものではなく、特許請
求の範囲に記載された要旨の範囲内で種々の変更が可能
である。
から取り分けて自毛束2とし、その自毛束2に、50本
から100本のEXを束ねたEX束4を、EX束4が向
こう側になるようにして交差させる。ここで、自毛束2
とEX束4の位置関係は手前側にいる作業者から見た位
置として表す。また、自毛束2の先端側を2a、地肌側
を2b、EX束4の両端側を4a,4b、自毛束2とE
X束4の交差位置を交差部6とする。
ちEX束4の一端側4aに1回巻き付ける。この工程
は、EX束4の他端側4bを左手の中指及び薬指でも
ち、交差部6を左手の親指と人差し指で押さえ、EX束
4の一端側4aを右手の親指と人差し指でもち、自毛束
2の先端側2aを右手の中指を折ってその間にもって、
右手首を左側に回転させることにより、自毛束2の先端
側2aにEX束4の一端側4aをかぶせ、続けて、自毛
束2の先端側2aとEX束4の一端側4aをもち替え
て、自毛束2の先端側2aを右手の親指と人差し指でも
ち、EX束4の一端側4aを右手の中指を折ってその間
にもって、右手首を左側に回転させることにより、自毛
束2をEX束4の一端側4aに1回巻き付けることがで
きる。
ちEX束4の他端側4bに1回巻き付ける。この工程
は、EX束4の一端側4aを右手の中指及び薬指でも
ち、交差部6を右手の親指と人差し指で押さえ、EX束
4の他端側4bを左手の親指と人差し指でもち、自毛束
2の先端側2aを右手の中指で交差部6の左側へ移動さ
せつつ、EX束4の他端側4bを自毛束2の先端側2a
とEX束4の一端側4aの間に移動させることにより、
自毛束2の先端側2aにEX束4の他端側4bをかぶ
せ、続けて、自毛束2の先端側2aを左手の親指と人差
し指でもち、EX束4の他端側4bを左手の中指を折っ
てその間にもって、左手首を右側に回転させることによ
り、自毛束2の先端側2aをEX束4の他端側4bに1
回巻き付けることができる。これにより、交差部6の左
右の位置でEX束4に自毛束2が巻き付けられた状態に
なる。このとき、図2(A)に示すように、交差部6に
おいて、自毛束2の地肌側2bが下側の状態になってい
る。
つ、EX束4を地肌側1へ移動させて交差部6を地肌1
付近へ移動させる。これにより、図2(B)に示すよう
に、交差部6において、自毛束2の先端側2aが下側の
状態になり、自毛束2の先端側2aが交差部6で固定さ
れる。この工程は、EX束4の両端側2a,2bを、両
端側2a,2bが混じらないように左手にもち、自毛束
2の先端側2aを右手の親指と人差し指でもって、左手
を地肌側1へ移動させることにより、交差部6を地肌1
付近へ移動させることができる。
毛束の先端側2aを三つ編みにより編み合せる。(E)
まず、EX束4の一端側4aをEX束4の他端側4bと
自毛束2の先端側2aの間へ移動させる。この工程は、
EX束4の一端側4a及び他端側4bの交差部6付近を
左手の親指と人差し指で、一端側4aを人差し指の先端
側に、他端側4bを人差し指の根元側に押さえ、自毛束
2の先端側2aを右手の親指と人差し指でもった状態か
ら、左手首を右側に回転することにより行なう。
の一端側4aの上を通って、EX束4の一端側4aと他
端側4bの間へ移動させる。この工程は、EX束4の一
端側4a及び他端側4bの交差部6付近を左手の親指と
人差し指で、一端側4aを人差し指の先端側に、他端側
4bを人差し指の根元側に押さえ、自毛束2の先端側2
aを右手の親指と人差し指でもった状態から、右手の中
指によりEX束4の一端側4aをEX束4の他端側4b
と自毛束2の先端側2aの間から取り、左手の親指と人
差し指からEX束4の一端側4aを離し、右手首を左側
に回転させることにより行なう。
の先端側2aの上を通って、自毛束2の先端側2aとE
X束4の一端側4aの間へ移動させる。この工程は、E
X束4の一端側4aを右手の中指を折ってもち、右手の
親指と人差し指で交差部6を押さえ、左手の親指と人差
し指でEX束4の他端側4bをもった状態から、左手を
右側へ移動させ、右手の親指と中指でEX束4の他端側
4bを取り、左手の親指と人差し指を離すことにより行
なう。
の他端側4bの上を通って、EX束4の他端側4bと自
毛束2の先端側2aの間へ移動させる。この工程は、左
手の中指を折ってその間に自毛束2の先端側2aをも
ち、右手の親指と人差し指でEX束4の一端側4aをも
ち、右手の中指を折ってその間にEX束4の他端側4b
をもった状態から、右手首を左側へ回転させることによ
り行なう。これにより、EX束4の両端側4a,4b及
び自毛束の先端側2aの編み合せを完了し、三つ編みか
らなる編み合せ部分12が形成される。編み合せ部分1
2の地肌側1に、EX束4のループ14が形成されてい
る。編み合せ完了後、左手の親指と人差し指で自毛束2
の先端側2aとEX束4の一端側4aをもち、右手の親
指と人差し指でEX束4の他端側4bをもった状態で、
EX束4の他端側4bを引っ張って編み合せ部分12を
引き締める。
て、分岐EX束8,10とし、自毛束の先端側2a、E
X束4の一端側4a及び分岐EX束8を束ねる。この工
程は、自毛束の先端側2a、EX束4の一端側4a及び
他端側4bを編み合せ部分12を左手の親指と人差し指
で押さえ、右手の親指、人差し指及び中指並びに左手の
中指を使って、EX束4の他端側4bの一部を取り分け
て分岐EX束10を右手の親指と人差し指の間に取るこ
とにより行なう。
分12に取り分けた分岐EX束10を5回巻き付ける。
この工程は、自毛束の先端側2a、EX束4の一端側4
a及び分岐EX束8を左手の親指と人差し指で一括して
もった状態で、右手で分岐EX束10を編み合せ部分1
2の上側を通って左側へ移動させ、左手の開いている
指、例えば中指でその分岐EX束10を取り、さらに右
手で分岐EX束10を編み合せ部分12の向こう側から
取って右側へ移動させる工程を5回繰り返すことにより
行なう。その後、EXアイロンを用いてEX束10の巻
き付けた部分を融着させる。この融着はヒートシールと
呼ばれる。
ば、工程数が減るので取付け時間を短縮することがで
き、さらに一人でもヘアーエクステンションを取り付け
ることができる。また、ループ14においてEX束4に
自毛束2が巻き付けられているので、取り付けたEX束
4が外れにくいという効果もある。EX束4を外す際に
は、ヒートシール部分をラジオペンチにより割り、分岐
EX束10を巻き付けた方向とは逆の方向にひねった
後、ループ14を広げることにより容易に外すことがで
きる。
アーエクステンションと呼ばれるポリエチレン系の合成
繊維を用いているが、本発明の第1の局面はこれに限定
されるものではなく、熱融着性であれば他の合成繊維を
用いてもよい。また、この実施例の各工程で用いる指と
その動きはこの実施例に限定されるものではなく、どの
指を用いてもよい。
けを行なっており、一人でも行なうことができる利点を
備えたものであるが、作業者の習熟の程度によっては、
二人以上で行ってもよい。また、この実施例では、自毛
束の先端側とEX束の両端側を三つ編みにより編み合せ
ているが、本発明の第1の局面はこれに限定されるもの
ではなく、例えば自毛束又はEX束を取り分けて分岐さ
せ、分岐させた束を含む自毛束及びEX束を編み合せる
など、他の編み合せ方法であってもよい。さらに、自毛
束の先端側とEX束の両端側を編み合せる回数は何回で
もよい。
例を示す工程図である。この実施例では、毛髪用繊維と
して自毛を用いた。図1と同じ機能をもつ部分には同じ
符号を付す。図3を用いてこの実施例を説明する。だだ
し、本発明の第2の局面はこの実施例に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載された要旨の範囲内で
種々の変更が可能である。
ら100本の自毛を地肌1から取り分けて自毛束2と
し、その自毛束2に、50本から100本の自毛を束ね
た人毛束5を、人毛束5が向こう側になるようにして交
差させる。ここで、自毛束2と人毛束5の位置関係は手
前側にいる作業者から見た位置として表す。自毛束2の
先端側を2a、地肌側を2b、人毛束5の両端側を5
a,5b、自毛束2と人毛束5の交差位置を交差部6と
する。
を交差部6の右側、すなわち人毛束5の一端側5aに1
回巻き付ける。 (C)図1(C)と同様にして、自毛束2を交差部6の
左側、すなわち人毛束5の他端側5bに1回巻き付け
る。これにより、交差部6の左右の位置で人毛束5に自
毛束2が巻き付けられた状態になる。このとき、図2
(A)と同様に、交差部6において、自毛束2の地肌側
2bが下側の状態になっている。 (D)図1(D)と同様にして、自毛束2の先端側2a
を引っ張りつつ、人毛束5を地肌側1へ移動させて交差
部6を地肌1付近へ移動させる。これにより、図2
(B)と同様に、交差部6において、自毛束2の先端側
2aが下側の状態になり、自毛束2の先端側2aが交差
部6で固定される。
毛束の先端側2aを三つ編みにより編み合せる。 (E)図1(E)と同様にして、人毛束5の一端側5a
を人毛束5の他端側5bと自毛束2の先端側2aの間へ
移動させる。 (F)図1(F)と同様にして、自毛束2の先端側2a
を、人毛束5の一端側5aの上を通って、人毛束5の一
端側5aと他端側5bの間へ移動させる。 (G)図1(G)と同様にして、人毛束5の他端側5b
を、自毛束2の先端側2aの上を通って、自毛束2の先
端側2aと人毛束5の一端側5aの間へ移動させる。
の一端側5aを、人毛束5の他端側5bの上を通って、
人毛束5の他端側5bと自毛束2の先端側2aの間へ移
動させる。これにより、人毛束5の両端側5a,5b及
び自毛束の先端側2aの編み合せを完了し、三つ編みか
らなる編み合せ部分12が形成される。編み合せ部分1
2の地肌側1に、人毛束5のループ14が形成されてい
る。編み合せ完了後、自毛束2の先端側2a及び人毛束
5の一端側5aを固定した状態で、人毛束5の他端側5
bを引っ張って編み合せ部分12を引き締める。
さが15cmのゴム糸16を用い、ゴム糸16を編み合
せ部分12に複数回巻き付け、さらにゴム糸16の両端
を結ぶ。結び付けられたゴム糸16によって編み合せ部
12は固定される。その後、余分なゴム糸16の両端部
を切断する。
ば、工程数が減るので取付け時間を短縮することがで
き、さらに一人でも取り付けることができる。また、ル
ープ14において人毛束5に自毛束2が巻き付けられて
いるので、取り付けた人毛束5が外れにくいという効果
もある。人毛束5を外す際には、編み合せ部12に結び
付けられたゴム糸16を切断することによって容易に外
すことができる。
明と同様にして一人で人毛束の取付けを行なうことがで
きるが、作業者の習熟の程度によっては、二人以上で行
ってもよい。図3の実施例では、編み合せ部分12を固
定するための弾性糸としてゴム糸16を用いているが、
ゴム糸16の材料は弾性材であれば何でもよい。さら
に、ゴム糸16の寸法は実施例に示したものに限定され
ない。
と人毛束の両端側を三つ編みにより編み合せているが、
本発明の第2の局面はこれに限定されるものではなく、
例えば自毛束又は人毛束を取り分けて分岐させ、分岐さ
せた束を含む自毛束及び人毛束を編み合せるなど、他の
編み合せ方法であってもよい。さらに、自毛束の先端側
と人毛束の両端側を編み合せる回数は何回でもよい。
局面で用いる毛髪用繊維束として人毛束を用いている
が、本発明の第2の局面はこれに限定されるものではな
く、毛髪用繊維束として人工毛髪用繊維束、例えばEX
束を用いてもよいし、人毛と人工毛髪用繊維を混合した
混合束を用いてもよい。
毛本数、EX束4のEX本数及び人毛束5の人毛の本数
は50本から100本に限定されるものではなく、用途
に応じて50本より少なくてもよいし、100本より多
くてもよい。
の取付け方法では、地肌から複数本の自毛を取り分けて
束ねた自毛束と、複数本の人工毛髪用繊維を束ねた人工
毛髪用繊維束とを交差させ、自毛束と人工毛髪用繊維束
との交差部の左右の位置で自毛を人工毛髪用繊維に少な
くとも1回転ずつ巻き付ける巻付け工程と、自毛束の先
端側及び人工毛髪用繊維束の両端側を交差部付近で編み
合せる編み合せ工程と、人工毛髪用繊維束の一部を取り
分けて編み合せ部分に巻き付けた後、熱融着させる融着
工程とを含むようにした。本発明の第2の局面にかかる
毛髪用繊維の取付け方法では、地肌から複数本の自毛を
取り分けて束ねた自毛束と、複数本の毛髪用繊維を束ね
た毛髪用繊維束とを交差させ、自毛束と前記毛髪用繊維
束との交差部の左右の位置で自毛を毛髪用繊維に少なく
とも1回転ずつ巻き付ける巻付け工程と、自毛束の先端
側及び毛髪用繊維束の両端側を前記交差部付近で編み合
せる編み合せ工程と、前記自毛束と前記毛髪用繊維束の
編み合せ部分を、弾性糸を結び付けて固定する固定工程
とを含むようにした。本発明の第1の局面及び第2の局
面によれば、毛髪用繊維の取付け時間を短縮することが
でき、さらに一人でも毛髪用繊維を自毛に取り付けるこ
とができる。さらに、人工毛髪用繊維束又は毛髪用繊維
束と自毛束との交差部の左右の位置で自毛を人工毛髪用
繊維又は毛髪用繊維束に少なくとも1回転ずつ巻き付け
るようにしているので、取り付けた人工毛髪用繊維及び
毛髪用繊維束が外れにくいという効果もある。
束の先端側を引っ張りつつ、人工毛髪用繊維束又は毛髪
用繊維束を地肌側へ移動させて交差部を地肌側へ移動さ
せることにより、交差部において自毛束の先端側につな
がる部分が下側になって巻き付けられた状態にする移動
工程を含むようにすれば、自毛束の先端側を交差部で固
定することができる。移動工程において、交差部を地肌
付近まで移動させるようにすれば、地肌付近で人工毛髪
用繊維又は毛髪用繊維束を自毛に取り付けることができ
る。
けた状態を示す図であり、(A)は交差部を地肌側へ移
動させる前の状態、(B)は交差部を地肌側へ移動させ
た後の状態を示す。
Claims (5)
- 【請求項1】 地肌から複数本の自毛を取り分けて束ね
た自毛束と、複数本の人工毛髪用繊維を束ねた人工毛髪
用繊維束とを交差させ、前記自毛束と前記人工毛髪用繊
維束との交差部の左右の位置で前記自毛を前記人工毛髪
用繊維に少なくとも1回転ずつ巻き付ける巻付け工程
と、 前記自毛束の先端側及び前記人工毛髪用繊維束の両端側
を前記交差部付近で編み合せる編み合せ工程と、 前記人工毛髪用繊維束の一部を取り分けて編み合せ部分
に巻き付けた後、熱融着させる融着工程と、を含む毛髪
用繊維の取付け方法。 - 【請求項2】 地肌から複数本の自毛を取り分けて束ね
た自毛束と、複数本の毛髪用繊維を束ねた毛髪用繊維束
とを交差させ、前記自毛束と前記毛髪用繊維束との交差
部の左右の位置で前記自毛を前記毛髪用繊維に少なくと
も1回転ずつ巻き付ける巻付け工程と、 前記自毛束の先端側及び前記毛髪用繊維束の両端側を前
記交差部付近で編み合せる編み合せ工程と、 前記自毛束と前記毛髪用繊維束の編み合せ部分を、弾性
糸を結び付けて固定する固定工程と、を含む毛髪用繊維
の取付け方法。 - 【請求項3】 前記毛髪用繊維束は、複数本の人毛を束
ねた人毛束、もしくは複数本の人工毛髪用繊維を束ねた
人工毛髪用繊維束、又はそれらの混合束である請求項2
に記載の取付け方法。 - 【請求項4】 前記巻付け工程と前記編み合せ工程との
間に、前記自毛束の先端側を引っ張りつつ、前記人工毛
髪用繊維束又は前記毛髪用繊維束を地肌側へ移動させて
前記交差部を地肌側へ移動させることにより、前記交差
部において前記自毛束の先端側につながる部分が下側に
なって巻き付けられた状態にする移動工程を含む請求項
1、2又は3のいずれかに記載の取付け方法。 - 【請求項5】 前記移動工程は、前記交差部を地肌付近
まで移動させる請求項4に記載の取付け方法。
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JP4698206B2 (ja) * | 2004-11-12 | 2011-06-08 | 有限会社 ヴェンセル | エクステンション取付け方法 |
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