JP2022026584A - 商品販売データ処理システム及び商品販売データ処理方法 - Google Patents
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Abstract
Description
[ショッピングシステムの構成例]
図1は、本実施形態のショッピングシステム(商品販売データ処理システムの一例)の構成例を示している。同図のショッピングシステムは、例えば、客が購入対象の商品を商品棚から取り出しながら、取りだした商品の登録を、客端末装置50を用いて行い、登録された商品の精算についても、同じ客が精算装置40を用いて行うようにされた会計(客端末対応会計)に対応する。ここでの会計は、商品の登録と、登録された商品の精算とを含み、一取引に対応して行われる手順をいう。
本実施形態のショッピングシステムは、管理装置10、取引管理装置60、精算装置40、客端末装置50、クーポン管理サーバ80、及びクレジットカード決済サーバ70を含む。
なお、図1において、4台の精算装置40を図示したが、1店舗内の精算装置40の数については、特に限定されない。
客端末装置50は、クーポン管理サーバ80が提供するクーポンサービスに対応するクーポン利用アプリケーションがインストールされている。客は、クーポン利用アプリケーションが動作する客端末装置50を操作することで、クーポン管理サーバ80が発行する電子クーポン(以下、単にクーポンとも記載する)のうちから、買い物にあたって自分が利用したいクーポンを事前に登録する利用宣言の操作を行うことができる。
客が店舗にて商品を購入する際に、登録される商品が、利用宣言されたクーポンの適用対象として対応付けられている場合には、例えば値引き等のクーポンの特典が反映されるようにして商品登録が行われる。
図2は、精算装置40の設置例を示す図である。図2(A)は、精算装置40等を客側から見た斜視図である。図2(B)は、精算装置40等を店員側から見た斜視図である。図2(A)に示すように客側から見て精算装置40の右側にカウンタが置かれている。
図4は、精算装置40の構成例を示す図である。図3及び図4において、同一部分には同一符号を付している。
ROM402は、読み出し専用メモリであり、プログラムをはじめとしてCPU401が利用する各種の情報を記憶する。
客側スキャナ部406は、客用のスキャナ部であり、例えば、商品に付されているバーコードをスキャンし、商品コードを読み取る。また、客側スキャナ部406は、お会計券(登録商標)に印刷されているコード(バーコード、2次元コード等)をスキャンし、精算に必要な情報を読み取ってもよい。また、客側スキャナ部406は、客端末装置50の表示部に表示されるコード(2次元コード等)をスキャンし、精算に必要な情報を読み取ってもよい。
キー操作部411は、各種のキー(ボタン)から構成され、店員から種々の入力を受け付ける。
店員側スキャナ部412は、店員用のスキャナ部であり、例えば、商品に付されているバーコードをスキャンし、商品コードを読み取る。また、店員側スキャナ部412は、店員の名札に付されたバーコード等をスキャンし、店員コードを読み取る。
通信部415は、他装置(他の精算装置40や管理装置10)との通信を実行する。
第1会計モードは、店員が精算装置40に対して商品登録操作と精算とに対応する操作とを行うようにされる稼働モードである。第2会計モードは、店員が精算装置40に対して商品登録操作を行い、客が同じ精算装置40に対して精算に対応する操作を行うようにされる稼働モードである。第3会計モードは、客が商品登録操作と精算に対応する操作とを精算装置40に対して行うようにされる稼働モードである。
これにより、本実施形態のショッピングシステムを導入した店舗では、複数の精算装置40のうちの一部について、客端末対応精算モードを設定することにより、客端末対応精算に対応し、他の精算装置40については、例えば第1会計モードもしくは第2会計モードを設定することにより、店員が客と応対して会計を行うようにすることができる。なお、他の精算装置40において第3会計モードが設定されたものが含まれていてもよい。
図5は、客端末装置50の構成例を示している。同図の客端末装置50は、CPU501、記憶部502、RAM503、表示部504、操作部505、撮像部506、及びネットワーク対応通信部507を備える。
CPU501は、中央演算処理装置であり、記憶部502に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、客端末装置50の動作を制御する。
記憶部502は、CPU501の補助記憶装置であって、プログラムをはじめとしてCPU501が利用する各種の情報を記憶する。
RAM503は、CPU501の主記憶装置である。
表示部504は、CPU501の表示制御に応じて画像を表示する。表示部504は、画面に対する操作が可能なタッチパネルとして構成されてよい。
操作部505は、客端末装置50に備えられる各種操作子や客端末装置50に接続される各種の入力デバイスなどを一括して示す。
撮像部506は、CPU401の制御に応じて撮像を行う。また、本実施形態の撮像部506は、2次元コードを処理するコードリーダにおいて2次元コードを読み取る部位としても機能させることができる。
ネットワーク対応通信部507は、無線によりネットワーク経由で通信を行う部位である。ネットワーク対応通信部507により、客端末装置50は、取引管理装置60と通信可能となる。
図6は、取引管理装置60の構成例を示している。同図の取引管理装置60は、CPU601、記憶部602、RAM603、及びネットワーク対応通信部604を備える。
CPU601は、中央演算処理装置であり、記憶部602に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、取引管理装置60の動作を制御する。
記憶部602は、CPU601の補助記憶装置であって、プログラムをはじめとしてCPU501が利用する各種の情報を記憶する。
RAM603は、CPU601の主記憶装置である。
ネットワーク対応通信部604は、ネットワーク経由で通信を行う部位である。
図7は、クーポン管理サーバ80の構成例を示している。同図のクーポン管理サーバ80は、CPU801、記憶部802、RAM803、通信部804を備える。
CPU801は、中央演算処理装置であり、記憶部802に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、クーポン管理サーバ80の動作を制御する。
記憶部602は、CPU801の補助記憶装置であって、プログラムをはじめとしてCPU801が利用する各種の情報を記憶する。
RAM803は、CPU801の主記憶装置である。
通信部804は、ネットワーク経由で外部と通信を行う部位である。クーポン管理サーバ80の場合、通信部804は、客端末装置50とクラウド上の取引管理装置60と通信を行う。
記憶部602が記憶する顧客情報は、個々の顧客を管理するための情報である。取引管理装置60は、顧客登録時に顧客情報を生成する(ある顧客の顧客情報が記憶されることを以って当該顧客の顧客登録がなされたと解してもよい)。また、取引管理装置60は、カート情報等に基づいて、顧客情報を適宜更新する。取引管理装置60は、例えば毎日所定時刻にカート情報を参照し、顧客情報を更新してもよい。
顧客識別情報は、顧客を一意に識別する識別情報である。
なお、顧客識別情報は、例えば本実施形態のショッピングアプリケーションがインストールされる際に、インストールされたショッピングアプリケーションごとに固有に割り当てられるアプリケーション識別情報であってもよい。アプリケーション識別情報は、例えばインストールされたショッピングアプリケーションごとに固有に(例えば、シーケンシャルに)付される番号であってよい。あるいは、アプリケーション識別情報は、ショッピングアプリケーションがインストールされた客端末装置50に固有の端末識別情報であってもよい。端末識別情報は、例えば客端末装置50のユーザである客に割り当てられた電話番号や、MAC(Media Access Control)アドレス等のように客端末装置50のハードウェアに固有となるように付されるハードウェア識別情報であってよい。
顧客名は、顧客の氏名やニックネームなどである。顧客登録日は、顧客登録した日時である。キャンセル情報は、登録後における登録商品のキャンセルに関する情報である。顧客ランクは、顧客の購入実績に応じたランクである。なお、新規の顧客の顧客情報の生成時には、顧客識別情報、顧客名、顧客登録日は生成されるが、実際の取引(商品登録)の開始前であるため、他の情報(キャンセル情報等)は生成されない。
店舗識別情報は、店舗を一意に識別する識別情報である。図8(B)に示した店舗識別情報は、店(屋号)もしくは企業のコードと、支店のコードとから構成される。
店舗名は、店舗の名称である。図8(B)に示した店舗名は、店(屋号)もしくは企業と、支店名とから構成される。
店舗特定情報1は、取引する店舗(商品の売買が行われる店舗)を特定するための2次元コード(QRコード(登録商標)等)の情報である。
店舗特定情報2は、取引する店舗を特定するための店舗の位置情報(GPS情報)である。
なお、図8(B)に示した例では、店舗識別情報と店舗特定情報1とは異なるが、店舗識別情報と店舗特定情報1とは同一であってもよい。
同図のカート情報は、カート識別情報、取引開始日時、取引終了日時、顧客識別情報、登録商品情報、保留商品情報、キャンセル情報等を含む。
取引開始日時は、取引の開始日時である。取引開始日時は、例えば、当該カート情報の生成日時であってよい。なお、取引開始日時は、1品目の商品の登録日時(図8(C)中の登録商品情報(登録商品1)を記憶した日時)としてもよい。カート情報の生成日時と1品目の商品の登録日時とを別々に両方記憶してもよい。
保留商品は、所定の要因により正常に登録されなかったことで、一時的に保留扱いの状態で登録された商品である。
保留商品情報(計)は、保留商品の品数(商品数)、保留商品のうちのNO-FILEの品数、保留商品のうちの読取NG(要不正操作確認)の品数等を含む。
例えば、パッケージのシワ等、バーコード印字のカスレや汚れ、透明フィルムにバーコードが印刷されていること等の原因で、顧客がバーコードを読み取らせる操作を行ったにもかかわらず、正しくバーコードを取得(認識)できない場合に読取NGと判断される。
図9のシーケンス図は、客端末装置50、精算装置40、及び取引管理装置60が、セルフ運用における一取引の会計に対応して実行する処理手順例を示している。具体的に、同図の処理は、客が、店舗に陳列されている商品のうちから購入対象とする商品を登録し、登録した商品についての精算が完了するまでにおける、客端末装置50、精算装置40、及び取引管理装置60の処理の一例を示したものである。
客は、買い物のために商品登録を開始させる場合には、入店画面において配置される取引開始指示ボタンBT10を操作する。
取引開始指示ボタンBT10が操作されたことに応じて、客端末装置50は、取得された店舗特定情報と顧客識別情報とを含む取引開始要求を取引管理装置60に送信する。取引開始要求は、上記のように客端末装置50に対する客の操作に応じて送信されてもよいし、特に操作を受け付けることなく、店舗特定情報が取得されたことに応じて送信が実行されるようにしてもよい。
顧客識別情報については、顧客登録の際(客端末装置50にショッピングアプリケーションをダウンロードまたはインストールする際)に、客端末装置50を用いて登録フォームの氏名欄に入力された情報が取引管理装置60の顧客情報に記憶されてよいが、取引管理装置60に加え、客端末装置50の記憶部にも記憶しておいてもよい。なお、店舗が特定された場合には(後述する商品登録初期画面を取得したときには)、当該店舗の店舗名や実施中のサービス(その日に配布されているチラシ情報)、利用可能なクーポン情報を画面(商品登録初期画面または商品登録初期画面とは別の画面)に表示してもよい。なお、サービスやクーポンの情報は、例えば画面情報として取引管理装置60から取得してもよい。
これにより、不適切な商品登録(例えば、他の店舗等において生成されたカートに対する商品登録等)を防止することができる。
これにより、不適切な精算(例えば、他の店舗等において商品登録された商品の精算等)を防止することができる。
図10(A)の入店画面においては、クーポンリストボタンBT11が配置されている。クーポンリストボタンBT11は、客がクーポンリスト画面の表示を指示する場合に操作されるボタンである。
店舗に入場した客は、客端末装置50にてショッピングアプリケーションを起動させる。客端末装置50は、ショッピングアプリケーションの起動に応じて入店画面を表示する。客は、入店画面の取引開始指示ボタンBT10を操作して取引を開始させる前の段階で、店舗にて利用できるクーポンを確認しておきたいような場合に、クーポンリストボタンBT11を操作し、クーポン一覧画面を表示させる。
また、リスト項目においては、スライドスイッチSW10が配置されている。スライドスイッチSW10は左にスライドされた状態がオフであり、右にスライドされた状態がオンである。スライドスイッチSW10がオフの状態は、対応のクーポンが客により利用宣言されていないことを示し、スライドスイッチSW10がオンの状態は、対応のクーポンが客により利用宣言されていることを示す。
また、同図のクーポン詳細画面においては、情報提供エリアAR20が配置されている。情報提供エリアAR20は、客に向けて提供する対応のクーポンについての情報が提示されるエリアである。情報提供エリアAR20において提示される情報は、例えば有効期限、対象の商品の購入個数に応じた値引き額(値引き価格)等であってよい。
客端末装置50は、売り場マップボタンBT21が操作されると、表示部504に売り場マップを表示させる。
あるいは、売り場マップに代えて、より簡易に、対応のクーポンが適用対象とする商品が陳列されている棚の番号、売り場名等が表示されてもよい。
このように表示される売り場マップを見ることで、客は、クーポンの適用対象となる商品が店舗のどこに陳列されているのかを事前に把握することができる。
また、クーポン一覧画面が表示された状態のもとで所定の操作が行われたことに応じて、クーポン一覧画面が消去される。クーポン一覧画面が消去された場合には、例えば、図10(A)の入店画面に戻るようにされてよい。
クーポン詳細画面を消去してクーポン一覧画面に戻す操作は、図示は省略するが、例えばクーポン詳細画面に配置した所定のボタンに対する操作であってよい。また、クーポン一覧画面を消去して入店画面に戻す操作は、図示は省略するが、例えば、クーポン一覧画面に配置した所定のボタンに対する操作であってよい。
本実施形態において、客端末装置50は、客の操作に応じて商品登録に応じた処理を実行している段階(商品登録段階)において、以下に説明するようにクーポン関連情報を提示することができる。
客は、商品登録段階において、客端末装置50にて商品登録画面が表示されている状態のもとで、登録対象の商品に付されたバーコードを客端末装置50により撮像させることでコードの読み取りが行われ、客端末装置50が商品コードを取得することに応じて商品登録が行われる。以降において、客が商品登録のために客端末装置50に商品のバーコードを読み取らせることを商品登録操作という。
なお、関連条件2のもとで、登録対象商品を適用対象とするクーポンが利用宣言されているか否かは問わないものとしてもよい。
あるいは、登録対象商品と同じ商品種別であってサイズや内容量が異なる商品も類似商品に定められてよい。
商品関連クーポン画面において、このような関連条件3に該当するクーポンに関連する情報(クーポン関連情報)が提示されることで、客は、登録対象商品であるカレールウに関連する商品として、ジャガイモがクーポンの適用対象とされていることを把握することができる。また、客は、カレールウとともにジャガイモも購入することを忘れてしまっていたような場合には、そのことを思い出すことができる。そして、客は、ジャガイモを購入するにあたり、適用対象のクーポンについて利用宣言されていない場合には、利用宣言をしてからジャガイモの商品登録を行うことができる。
また、関連クーポン提示エリアAR30においては、缶ビールのクーポンが利用宣言されていたことに応じて、利用宣言報知ボタンBT31が配置されている。利用宣言報知ボタンBT31は、関連条件1を満たしたクーポンについてのクーポン関連情報である。
利用宣言報知ボタンBT31は、登録対象商品である缶ビールが利用宣言されていることを客に報知するエリアとしての機能を有する。客は、今回登録した缶ビールを適用対象とするクーポンについて、既に自分で利用宣言していることを確認できる。
客は、缶ビールに対応するクーポンの詳細を確認したい場合には、利用宣言報知ボタンBT31を操作する、利用宣言報知ボタンBT31が客により操作されると、客端末装置50は、缶ビールに対応して利用宣言されているクーポンの詳細を示すクーポン詳細画面の表示に遷移させる。このように表示されるクーポン詳細画面も、関連条件1を満たした商品関連クーポンについてのクーポン関連情報である。
客は、缶ビールのクーポンの利用宣言を解除したい場合には、当該クーポン詳細画面にて配置されているスライドスイッチSW20をオフにする操作を行えばよい。つまり、客は、店舗にて商品登録操作を行っている段階にて、クーポン利用アプリケーションを使用しなくとも、クーポンの利用宣言についての設定を行うことができる。
クーポン一覧画面は、所定操作が行われることに応じて消去され、図13(A)の商品関連クーポン画面に表示が戻される。
同図の商品関連クーポン画面における関連クーポン提示エリアAR30は、関連条件2を満たす商品関連クーポンがある場合に対応する。
同図の商品関連クーポンボタンBT32においては、類似商品が、メーカB(B社)のオレンジジュースであることが示される。また、商品関連クーポンボタンBT32においては、マークMK3によりB社のオレンジジュースの商品のクーポンについて利用宣言済みであるとともに、クーポンが適用されることで100円が値引きされ、100円値引き後の価格が200円であることが示されている。
客は、例えば、B社のオレンジジュースを適用対象とするクーポンについて利用宣言を解除したいと思った場合には、当該クーポン詳細画面にて配置されているスライドスイッチSW20をオフにする操作を行うようにされる。これにより、商品Dを適用対象とするクーポンは、利用宣言されていないものとして設定される。
この場合のクーポン詳細画面は、所定操作が行われることに応じて消去され、図13(B)の商品関連クーポン画面に表示が戻される。
同図の商品関連クーポン画面における関連クーポン提示エリアAR30は、関連条件3を満たす商品関連クーポンがある場合に対応する。
商品関連クーポンボタンBT32においては、登録対象商品であるカレールウの関連付商品がジャガイモであり、当該ジャガイモのクーポンについては利用宣言されており、クーポンが適用されることで50円が値引きされることが示されている。
また、同図の商品関連クーポン画面の場合にも、商品関連クーポンボタンBT32が操作されると、客端末装置50は、ジャガイモを適用対象とするクーポンのクーポン詳細画面の表示に遷移させる。
本実施形態のショッピングシステムにおいては、客が精算装置40を利用して精算を行う段階(精算段階)においても、以下に説明するようにして、精算装置40にてクーポン関連情報を提示することができる。
合計エリアAR41は、登録された商品の点数、登録された商品に対応する合計金額等のように、登録された商品の合計に関する情報を提示するエリアである。
また、合計エリアAR41内には、値引き合計額エリアAR411が配置されている。値引き合計額エリアAR411は、登録された商品のうちでクーポンを適用して登録された商品ごとのクーポン適用による値引き額を合計した金額(値引き合計額)が示される。また、値引き合計額エリアAR411においてはマークMK1を配置することで、当該値引き合計額エリアAR411が、クーポン関連情報を示すエリアであることが客に分かるようにされている。
また、クーポンを適用して登録された商品に対応するリスト項目においては、クーポンを適用して登録されたことを示すマークMK2が配置される。マークMK2が配置されたリスト項目における価格は、値引き後の価格を示す。
なお、クーポンを適用して登録された商品のリスト項目と、クーポンを適用せずに登録された商品のリスト項目とで、例えば異なる背景色を設定するなどの所定の態様により区別が可能なようにされてよい。
また、クーポンを適用して登録された商品のリスト項目について、今回の店舗への入場前において既に利用宣言されていたクーポンを適用した商品のリスト項目と、今回の店舗への入場後におけるクーポン利用設定操作によって利用宣言されたクーポンを適用した商品のリスト項目とで、区別が可能なように態様が変更されてよい。
以下に、本実施形態のショッピングシステムにおける商品登録段階でのクーポン関連情報の提示に係る構成例について説明する。
クーポン管理サーバ80は、発行されたクーポンを管理するクーポン管理情報を記憶する。図16は、クーポン管理情報の一例を示している。クーポンの発行は、例えば商品のメーカ等が発行者となって行う。発行者は、発行対象のクーポンの登録をクーポン管理サーバ80に対して行う。
クーポン識別情報は、対応のクーポンを一意に示す識別情報である。
クーポン情報は、対応のクーポンの各種内容を含む情報である。クーポン情報には、例えば、クーポン名、対象商品の商品コード(例えばJANコード等)、クーポン適用による特典内容、クーポン用画像、有効期限、利用可能回数、提供地域等の情報を含む。
提供店舗情報は、対応のクーポンを顧客に提供することの登録を行った店舗(クーポン提供店舗)を示す店舗識別情報を格納する情報である。店舗のクーポン管理担当者は、例えば店舗の所定の端末を操作して、クーポン管理サーバが提供するクーポン提供登録のウェブサイトにログインし、クーポン提供会社が提供しているクーポンのうちから自店舗の顧客に提供するクーポン(提供クーポン)の登録(提供クーポン登録)を行うことができる。提供店舗情報には、このように提供クーポン登録を行った店舗の店舗識別情報が格納される。
取引管理装置60の配下に複数の店舗がある場合、取引管理装置60は、店舗ごとの店舗クーポン管理情報を記憶する。
また、客は、例えばパーソナルコンピュータ上で動作するウェブブラウザを操作して、クーポン管理ウェブサイトにログインし、クーポン利用設定操作が行えるようにされてもよい。
また、客は、前述のように、ショッピングアプリケーションが起動された客端末装置50にて表示させたクーポン一覧画面(図12(A))やクーポン詳細画面(図12(B))に対する操作を行うことで、入場した店舗が提供するクーポンについてクーポン利用設定操作を行うことができる。
クーポン会員別利用履歴は、対応のクーポン会員が利用宣言したクーポンごとの利用履歴を示す情報である。クーポン会員別利用履歴は、対応のクーポン会員が利用宣言したクーポンを示すクーポン識別情報にクーポン別利用履歴を対応付けた情報である。
クーポン別利用履歴は、対応のクーポンについての利用状況が示される。同図の例では、クーポン識別情報が「cp0001」のクーポンについては「未利用」であることが示されている。また、クーポン識別情報が「cp0002」、「cp0003」のクーポンについては、それぞれ「利用済」であることが示されている。また、クーポン識別情報が「cp0004」のクーポンについては、「利用可能残数:2」と示されている。
クーポンには2以上の利用可能回数の上限が定められている場合がある。クーポン識別情報が「cp0004」のクーポンは、3回以上の利用可能回数の上限が定められたクーポンである。このようなクーポンは、利用可能回数の上限より少ない回数により利用されている状況では、クーポン別利用履歴において、利用可能残数が示される。
なお、利用可能回数に代えて購入可能数の上限が定められるクーポンがあってもよい。この場合には、クーポン別利用履歴においては、利用可能残数に代えて購入可能残数が示されるようにしてよい。
図18は、商品マスタテーブルの一例を示している。同図の商品マスタテーブルにおける1レコード(1行)が1つの商品に対応する商品管理情報である。
同図においては、1つの商品に対応する商品管理情報において、商品コード、分類、商品名、メーカ名・産地、数量・内容量・サイズ、単価、類似商品、関連付商品の情報項目が格納される例が示されている。
なお、類似商品の情報項目については、例えば大分類、中分類、小分類といったように細分化して設定することができる。酒類を例に挙げると、大分類は「酒類」、中分類は「蒸留酒」、「醸造酒」、「混成酒」、小分類は「ワイン」、「ビール」、「ブランデー」、「リキュール類」などのように設定することができる。
このような商品マスタテーブルを利用することで、例えば1の登録対象商品に対応する類似商品や関連付商品について、例えばサイズや内容量等やメーカの異なるものを類似商品として定めることが可能となる。さらに、上記のように分類の情報項目を細分化することで、登録対象商品と同じ大分類に属する商品のうちで中分類、小分類が異なる商品を類似商品あるいは関連付商品等として定めることが可能となる。さらに、例えば、或る登録対象商品の関連付商品として、当該登録対象商品を食材の1つとして用いる料理に用いる他の食材となる商品を設定するにあたり、例えば地産地消の考え方に沿って、同じ産地の商品を設定することも可能となる。
ステップS101:客端末装置50は、表示部504に商品登録画面を表示させている状態のもとで、商品登録操作が行われたか否かを判定する。つまり、客端末装置50は、撮像部506が撮像して得られた撮像画像から2次元コードを検出(スキャン)したか否かを判定する。
クーポン関連画面表示指示操作は、図13(A)、図13(B)、図13(C)に例示した商品関連クーポン画面との対応では、利用宣言報知ボタンBT31に対する操作、商品関連クーポンボタンBT32に対する操作、クーポンリストボタンBT33に対する操作のいずれかである。
客端末装置50は、クーポン関連画面表示指示操作として、利用宣言報知ボタンBT31に対する操作が行われた場合には、登録対象商品に対応して利用宣言されたクーポンのクーポン詳細画面を要求するクーポン関連画面要求を送信する。
また、客端末装置50は、クーポン関連画面表示指示操作として、商品関連クーポンボタンBT32に対する操作が行われた場合には、対応の商品関連クーポンのクーポン詳細画面を要求するクーポン関連画面要求を送信する。
また、客端末装置50は、クーポン関連画面表示指示操作として、クーポンリストボタンBT33に対する操作が行われた場合には、クーポン一覧画面を要求するクーポン関連画面要求を送信する。
これにより、客が、クーポン関連画面表示指示操作として、利用宣言報知ボタンBT31に対する操作を行った場合には、登録対象商品に対応して利用宣言されたクーポンのクーポン詳細画面が表示される。
また、客が、クーポン関連画面表示指示操作として、商品関連クーポンボタンBT32に対する操作を行った場合には、対応の商品関連クーポンのクーポン詳細画面が表示される。
また、客が、クーポン関連画面表示指示操作として、クーポンリストボタンBT33に対する操作を行った場合には、クーポン一覧画面が表示される。
商品関連クーポン画面消去指示操作が行われないと判定された場合には、ステップS107に処理が戻される。
精算移行指示操作が行われた場合には、同図の処理が終了される。この際、客端末装置50は、商品登録画面からコード表示画面(図10(D))を表示部504に表示させる。
ステップS201:取引管理装置60は、ステップS103により客端末装置50から送信される商品登録情報が受信されたか否かを判定する。
このために、取引管理装置60は、登録された商品登録情報に含まれるクーポン会員識別情報と、登録対象商品の商品コードとを含む利用宣言問合せを、クーポン管理サーバ80に送信する。
利用宣言問合せには、クーポン会員識別情報、登録対象商品の商品コード、店舗識別情報が含まれる。クーポン会員識別情報、登録対象商品の商品コード、店舗識別情報は、ステップS201にて受信した商品登録情報に含まれていたものであってよい。
クーポン管理情報からクーポン識別情報が検索された場合、クーポン管理サーバ80は、受信された利用宣言問合せからクーポン会員識別情報を取得する。クーポン管理サーバ80は、取得したクーポン会員識別情報に対応付けられた消費者別利用履歴を、クーポン利用履歴情報から取得する。クーポン管理サーバ80は、取得した消費者別利用履歴を参照することで、検索されたクーポン識別情報により示されるクーポンが利用宣言されているか否か(クーポン別利用履歴が「未利用」であるか否か)を判定する。
取引管理装置60は、類似商品クーポン問合せをクーポン管理サーバ80に送信する。類似商品クーポン問合せは、商品マスタから取得した類似商品に対応する類似商品クーポンの有無を問い合わせるコマンドである。
このために、クーポン管理サーバ80は、受信された類似商品クーポン問合せに含まれる商品コードと店舗識別情報とを取得する。クーポン管理サーバ80は、取得した商品コードを含むクーポン情報と、取得した店舗識別情報を含む提供店舗情報とが対応付けられたクーポン識別情報を、クーポン管理情報から検索する。クーポン識別情報が検索されない場合には、今回の類似商品は、そもそも利用可能なクーポンが無いことから、客により利用宣言されていないことになる。
この場合、クーポン管理サーバ80は、類似商品クーポンの無いことを示す応答を取引管理装置60に送信する。
クーポン管理情報からクーポン識別情報が検索された場合、クーポン管理サーバ80は、受信された類似商品クーポン問合せからクーポン会員識別情報を取得する。クーポン管理サーバ80は、取得したクーポン会員識別情報に対応付けられた消費者別利用履歴を、クーポン利用履歴情報から取得する。クーポン管理サーバ80は、取得した消費者別利用履歴を参照することで、検索されたクーポン識別情報により示されるクーポンが利用宣言されているか否かを判定する。
取引管理装置60は、関連付商品クーポン問合せをクーポン管理サーバ80に送信する。関連付商品クーポン問合せは、商品マスタから取得した関連付商品に対応する関連付商品クーポンの有無を問い合わせるコマンドである。
このために、クーポン管理サーバ80は、受信された関連付商品クーポン問合せに含まれる商品コードと店舗識別情報とを取得する。クーポン管理サーバ80は、取得した商品コードを含むクーポン情報と、取得した店舗識別情報を含む提供店舗情報とが対応付けられたクーポン識別情報を、クーポン管理情報から検索する。クーポン識別情報が検索されない場合には、関連付商品関連クーポンは無いことになる。
この場合、クーポン管理サーバ80は、関連付商品クーポンの無いことを示す応答を取引管理装置60に送信する。
クーポン管理情報からクーポン識別情報が検索された場合、クーポン管理サーバ80は、関連付商品クーポンのあることを示す応答を取引管理装置60に送信する。この場合、クーポン管理サーバ80は、関連付商品クーポンのクーポン情報を応答に含めて送信する。
また、ステップS206において、取引管理装置60は、ステップS203により類似商品クーポンのあることを確認した場合、類似商品クーポンに対応する商品関連クーポンボタンBT32が配置された商品関連クーポン画面情報を生成する。
また、ステップS206において、取引管理装置60は、ステップS204により関連付商品クーポンのあることを確認した場合、関連付商品クーポンに対応する商品関連クーポンボタンBT32が配置された商品関連クーポン画面情報を生成する。
取引管理装置60は、このようにステップS206にて商品関連クーポン画面情報を生成した場合には、生成した商品関連クーポン画面情報を更新画面情報に含める。
この場合、受信されたクーポン関連画面要求には、客端末装置50にて操作された商品関連クーポンボタンBT32に対応するクーポンのクーポン識別情報が含まれている。客端末装置50は、ステップS203またはステップS204にてクーポン管理サーバ80から取得した商品関連クーポンのクーポン情報のうちから、受信されたクーポン関連画面要求に含まれるクーポン識別情報が示すクーポン情報を利用して、クーポン詳細画面を生成する。
クーポンリスト要求が受信されたことに応じて、クーポン管理サーバ80は、クーポン管理情報を利用して、受信されたクーポンリスト要求に含まれる店舗識別情報が示す店舗にて提供しているクーポンリストを生成する。クーポン管理サーバ80は、生成したクーポンリストを取引管理装置60に送信する。クーポン管理サーバ80は、受信されたクーポンリストを利用してクーポン一覧画面を生成する。
ステップS208の処理の後は、ステップS201に処理が戻される。
以下、本実施形態の変形例について説明する。以下に説明する変形例は、適宜、上記実施形態及び他の変形例と組み合わされてよい。
上記実施形態において、関連条件2または関連条件3に該当する商品関連クーポン(類似商品クーポン、関連付商品クーポン)が複数である場合には、客端末装置50にて表示される関連クーポン提示エリアAR30において複数の商品関連クーポンごとに商品関連クーポンボタンBT32が配置される。
そのうえで、本変形例においては、商品関連クーポンが複数である場合に、複数の商品関連クーポン間で優先順位を設定し、設定された優先順位が反映されるように関連クーポン提示エリアAR30にて表示を行うようにされてよい。
また、他の例として、店舗側にとっての利益性が高い順に従って複数の商品関連クーポンの優先順位を設定してもよい。具体的には、利益率の高い順、在庫数の多い順(あるいは少ない順)に従って複数の商品関連クーポンの優先順位が設定されてよい。
このような優先順位の設定は、取引管理装置60が、図19のステップS203、S204にて商品関連クーポンの確認を行うにあたり、商品マスタやクーポン情報を利用して行うようにされてよい。
取引管理装置60は、登録対象商品に対応するプライベートブランド商品がある場合において、当該プライベートブランド商品について利用可能なクーポンである、との関連条件に基づいて、登録対象商品に対応する商品関連クーポンの確認を行うようにされてよい。当該関連条件に従って取引管理装置60が商品関連クーポンの確認を行った場合には、関連クーポン提示エリアAR30において、登録対象商品に対応するプライベートブランド商品のクーポンに対応する商品関連クーポンボタンBT32が配置される。
一般に、プライベートブランド商品は、プライベートブランド商品以外の類似の商品よりも価格が低い。このため、本変形例のようにプライベートブランド商品のクーポンが商品関連クーポンとして客に提示されることで、客は、登録対象商品の登録を取り消して、プライベートブランド商品を登録することで、支払い金額を抑えることができる。
本実施形態のクーポンは、例えば対象商品のメーカが提供する。つまり、メーカは、自社の商品を対象とするクーポンを、クーポン管理サーバ80に登録するようにされる。登録されたクーポンが、客端末装置50にインストールされたクーポン利用アプリケーション上で利用可能となる。
そのうえで、本変形例においては、メーカが例えば特定の他メーカと競合する目的で、自社が登録する特定の商品を対象とするクーポンについて、特定の他メーカの類似商品(あるいは関連商品)が登録対象商品とされたことに応じて、商品関連クーポンとして提示されるように設定してよい。
具体例として、A社が自社のコーラ飲料を適用対象とするクーポンを登録する場合に、特定の他メーカの類似商品としてB社のコーラ飲料が登録対象商品とされた場合に、当該クーポンが商品関連クーポンとして提示されるように設定することができる。
客が客端末装置50を携帯して商品登録を行うために店舗内の売り場を移動しているときに、客により利用宣言されているクーポンの適用対象の商品が陳列されている場所に近づいた際に、客端末装置50にて、当該クーポンについてのクーポン関連情報の提示が行われるようにされてよい。この場合には、クーポン関連情報を提示するとともに、適用対象の商品が近くにて陳列されていることを客に向けて報知するようにされてよい。
このようなクーポン関連情報の提示にあたっては、例えば店舗の所定位置ごとに設けられたビーコンを利用してよい。つまり、客端末装置50がビーコンの通信範囲に位置してビーコンと通信を行うことにより、店舗内での客端末装置50の位置が特定される。取引管理装置60は、例えば商品マスタにおいて商品ごとの陳列位置の情報を格納する。
取引管理装置60は、ビーコンとの通信により店舗内の客端末装置50の位置を特定し、特定された位置に対応して陳列されている商品のクーポンのうちで、対応の客により利用宣言されているクーポンを検索する。取引管理装置60は、クーポンが検索された場合、検索されたクーポンのクーポン関連情報を対応の客端末装置50に送信する。これにより、客端末装置50にて、利用宣言されたクーポンが適用対象とされた商品が近くに陳列されていることが客に向けて報知される。
上記実施形態において、客は、商品関連クーポン画面の関連クーポン提示エリアAR30により提示される商品関連クーポンの情報(関連クーポン提示エリアAR30、クーポン詳細画面、クーポン一覧画面)を確認することで、登録対象商品に関連する商品のクーポンのあることを把握できる。そして、客は、登録対象商品に代えて、他の関連の商品についてクーポンを利用して購入したい場合には、登録対象商品の登録を取り消し、他の関連の商品を登録する操作を行うことができる。また、客は、関連クーポン提示エリアAR30により提示される商品関連クーポンの情報を確認しても、やはり登録対象商品を購入すると判断して、提示された商品関連クーポンを利用して関連の商品を購入しない場合もある。
一例として、取引管理装置60は、以下のようにしてクーポン利用分析を行うようにされる。取引管理装置60は、取引ごとに、ショッピングアプリケーション上の入店画面が表示されて以降の、客端末装置50に対するクーポン関連操作の履歴を記憶するようにされる。
ここでのクーポン関連操作は、ショッピングアプリケーション上での、クーポン関連画面(クーポン詳細画面、クーポン一覧画面)を表示させる操作、商品関連クーポンについての利用宣言に関する操作(利用宣言解除の操作を含む)、商品関連クーポンの利用宣言に伴う登録対象商品の取り消しに関する操作などを含む。
取引管理装置60は、クーポン関連操作の履歴に基づいて、客のクーポンに関する操作についての統計を求める。具体的に、取引管理装置60は、例えばクーポンごとに対応して以下の統計を求めるようにされてよい。つまり、取引管理装置60は、クーポン詳細画面が表示された回数、クーポン詳細画面に対する操作により利用宣言に関する操作(利用宣言する操作、あるいは利用宣言を解除する操作)が行われた回数、一度表示されたクーポン詳細画面が利用宣言に関する操作が行われることなく閉じられた回数を求めてよい。また、取引管理装置60は、クーポンごとに対応して、クーポン一覧画面に対する操作により利用宣言または利用宣言の解除が行われた回数を求めてよい。
なお、本実施形態におけるクーポンは、特典として、適用対象の商品の値引きを行うものに限定されず、例えば、或る単価あたりの購入個数を増やせるものであったり、ポイントを付与するものであったり、客に景品を与えられるものであったりしてよい。
店舗運営者は、例えば営業日単位、あるいは1営業日における特定の時間帯にて、適宜、特定の商品を対象として、値引き、割り引きといった減額サービスを適用する場合がある。このような減額サービスは、クーポンが商品のメーカにより提供されるものであるのに対して、店舗運営者により提供されるものであるという点で異なるが、客にとってはクーポンと同様に適用対象の商品を購入する際に価格が減額されるという点で同じである。
そこで、本変形例では、客が客端末装置50により商品コードを読み取らせて登録対象とした商品の類似商品または関連付商品が減額サービスの適用対象である場合に、客端末装置50にて、減額サービスの適用対象である類似商品または関連付商品の情報が提示されるようにしてよい。この場合の情報の提示は、例えばクーポン詳細画面に準じた態様で表示により行われてよい。
一例として、客がA社のコーラ飲料を客端末装置50により商品コードを読み取らせて登録対象とした。この場合、客端末装置50においては、A社のコーラ飲料の類似商品として登録されているB社のコーラ飲料が現在において減額サービス対象であることが客に向けて示されるようにして情報の提示(表示)が行われてよい。
商品ごとの減額サービスの適用の有無、減額サービスの内容等の情報(減額サービス情報)は、商品マスタに格納されてよい。取引管理装置60は、客端末装置50から登録対象商品の商品コードを受信すると、受信された商品コードの商品の類似商品または関連付商品のうちで、現在において減額サービス対象とされている商品を検索する。取引管理装置60は、商品が検索された場合に、検索された商品についての減額サービスの内容が示された減額サービス関連情報を生成し、客端末装置50に送信する。客端末装置50は、受信された減額サービス関連情報を利用して、減額サービス対象の商品についての情報を提示する。
なお、これまでに説明した本実施形態及び変形例における、クーポン関連情報、減額サービスの提示やクーポン利用分析の機能を実現するにあたり、ショッピングアプリケーションに含まれる各装置が担う処理は、適宜変更されてよい。
例えば、取引管理装置60が、少なくとも自己の管理下におかれる店舗に対応して提供するクーポンに対応するクーポン管理情報と、少なくとも自己の管理下におかれる店舗に対応する店舗会員のクーポン利用履歴情報を記憶するようにされてよい。この場合、図19の説明にあたり、取引管理装置60と連携してクーポン管理サーバ80が実行していたステップS202、S203、S204等の処理を、取引管理装置60が実行することができる。
[技術分野]
本発明は、商品販売データ処理システム及び商品販売データ処理方法に関する。
[背景技術]
タブレットに表示されたクーポンのうちから選択されたクーポンを客が利用可能なように設定する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]国際公開第2017/065187号
[発明の概要]
[発明が解決しようとする課題]
客によるクーポンの利用はできるだけ活発化されることが好ましい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、客によるクーポンの利用の活発化が図られるようにすることを目的とする。
(1)以上説明したように、本実施形態の一態様は、客が客端末装置(50)を用いることで商品の登録が行われ、商品の登録の結果に基づく精算情報を利用して精算処理が行われる商品販売データ処理システム(例えば、ショッピングシステム)であって、客端末装置を用いた登録の対象とされた商品の商品情報(例えば、商品コード)を取得する取得手段と、前記取得手段により登録された商品情報に関連するクーポンであって、客により利用宣言されているクーポンを特定する特定手段(例えば、ステップS202、S203、S204)と、前記特定手段により特定されたクーポンの情報を、前記携帯端末にて表示される操作画面にて提示させる表示制御手段(例えば、ステップS208)とを備える商品販売データ処理システムである。
上記構成によれば、客は店舗に入場して商品登録を行っている段階で、商品登録操作により登録対象とした商品(登録対象商品)を適用対象とするクーポンをはじめ、登録対象商品に対して関連付けされたクーポンであって、客により利用宣言されているクーポンがある場合には、当該クーポンに関する情報が客端末装置50にて提示される。これにより、客がクーポンを利用できる機会が増えることとなり、客によるクーポンの利用の活発化が図られる。
上記構成によれば、登録対象商品の類似商品を適用対象とするクーポン、あるいは登録対象商品の関連付商品を適用対象とするクーポンであって、客により利用宣言されているクーポンに関する情報を客端末装置50にて提示させることができる。
上記構成によれば、客が客端末装置50により商品を登録するために商品に付された商品コードを撮像したことに応じて商品コードが取得されたタイミングで、適切に客端末装置50の画面にクーポンの情報を提示させることができる。
上記構成によれば、客端末装置50にて提示されたクーポンについての詳細な情報を客が確認することができる。
上記構成によれば、客は、店舗に入店してショッピングアプリケーションを客端末装置50にて動作させている状況において、利用可能なクーポンについての詳細な情報を確認することができる。
上記構成によれば、客は、客端末装置50により、クーポンの適用対象の商品が店舗内のどこにあるのかを把握することが可能となる。
Claims (7)
- 客が携帯端末を用いることで商品の登録が行われ、商品の登録の結果に基づく精算情報を利用して精算処理が行われる商品販売データ処理システムであって、
携帯端末を用いた登録の対象とされた商品の商品情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された商品情報に関するクーポンであって、客により利用宣言されているクーポンを特定する特定手段と、
前記特定手段により特定されたクーポンの情報を、前記携帯端末にて表示される操作画面にて提示させる表示制御手段と
を備える商品販売データ処理システム。 - 前記特定手段は、前記取得手段により取得された商品情報が対応する商品に対して関連付けされた商品を適用対象とし、客により利用宣言されているクーポンを特定する
請求項1に記載の商品販売データ処理システム。 - 前記取得手段は、前記携帯端末が商品情報を撮像して得られた画像に基づいて前記商品情報を取得し、
前記表示制御手段は、前記携帯端末が商品情報を撮像したときに応じて、前記操作画面にてクーポンの情報を提示させる
請求項1または2に記載の商品販売データ処理システム。 - 前記表示制御手段は、前記操作画面に対する所定操作に応じて、前記所定操作に対応して選択されたクーポンに関する情報を表示させる
請求項1から3のいずれか一項に記載の商品販売データ処理システム。 - 前記表示制御手段は、前記操作画面に対する所定操作に応じて、クーポンの一覧を表示させる
請求項1から4のいずれか一項に記載の商品販売データ処理システム。 - 前記表示制御手段は、前記特定手段により特定されたクーポンの情報が提示された操作画面に対する所定操作に応じて、前記特定されたクーポンが対応付けられた商品の配置された場所を案内する情報を表示させる
請求項1から5のいずれか一項に記載の商品販売データ処理システム。 - 客が携帯端末を用いることで商品の登録が行われ、商品の登録の結果に基づく精算情報を利用して精算処理が行われる商品販売データ処理システムにおける商品販売データ処理方法であって、
携帯端末を用いた登録の対象とされた商品の商品情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得された商品情報に関するクーポンであって、客により利用宣言されているクーポンを特定する特定ステップと、
前記特定ステップにより特定されたクーポンの情報を、前記携帯端末にて表示される操作画面にて提示させる表示制御ステップと
を実行する商品販売データ処理方法。
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