JP2023028007A - プログラム - Google Patents

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Yuji Kudo
雅朗 佐々木
Masaaki Sasaki
直人 黒崎
Naoto KUROSAKI
知樹 金子
Tomoki Kaneko
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Abstract

【課題】カメラを備える携帯端末を用いて商品を登録するにあたり、カメラにより撮像して得られる撮像画像を利用した商品の登録に関する検出が良好に行われるようにする。【解決手段】店舗にて使用される携帯端末としてのコンピュータを、撮像手段によって取得される撮像画像を画面に表示させる表示制御手段と、撮像画像から商品の特定に用いられる商品情報を取得する取得手段と、撮像画像に基づいて、取得手段により商品情報が取得されていない商品が特定の商品扱者によって確保された情報取得不全状況の発生を検出する検出手段として機能させるためのプログラムであって、取得手段は、画面に表示されている撮像画像を対象として商品情報を取得し、検出手段は、画面に表示されている撮像画像および画面に表示されていない撮像画像を対象として情報取得不全状況の発生を検出するように構成する。【選択図】図12

Description

本発明は、プログラムに関する。
カメラを備える携帯端末を用いて顧客自ら商品を登録するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2019-204551号公報
客が商品の登録を行うにあたり、携帯端末は、カメラにより撮像して得られる撮像画像を利用した商品の登録に関する検出が良好に行われるようにすることが好ましい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、カメラを備える携帯端末を用いて商品を登録するにあたり、カメラにより撮像して得られる撮像画像を利用した商品の登録に関する検出が良好に行われるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決する本発明の一態様は、店舗にて使用される携帯端末としてのコンピュータを、撮像手段によって取得される撮像画像を画面に表示させる表示制御手段と、前記撮像画像から商品の特定に用いられる商品情報を取得する取得手段と、前記撮像画像に基づいて、前記取得手段により商品情報が取得されていない商品が特定の商品扱者によって確保された情報取得不全状況の発生を検出する検出手段として機能させるためのプログラムであって、前記取得手段は、前記画面に表示されている前記撮像画像を対象として商品情報を取得し、前記検出手段は、前記画面に表示されている前記撮像画像および前記画面に表示されていない前記撮像画像を対象として前記情報取得不全状況の発生を検出するプログラムである。
本実施形態に係る商品販売データ処理システムの全体的な構成例を示す図である。 本実施形態に係る商品販売データ処理システムを導入した店舗の出入口付近の様子の一例を示す図である。 本実施形態に係るショッピングカートへの携帯端末のセットの態様例について説明する図である。 本実施形態に係る精算装置について説明する図である。 本実施形態に係る携帯端末の構成例を示す図である。 本実施形態に係る取引管理装置の構成例を示す図である。 本実施形態に係る顧客情報、店舗情報、カート情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る保留商品の分類について説明する説明図である。 本実施形態に係る携帯端末、精算装置、及び取引管理装置が、セルフ運用における一取引の会計に対応して実行する処理手順例を示すシーケンス図である。 本実施形態に係る起動画面、商品登録初期画面、商品登録更新画面、コード表示画面の一例を示す図である。 本実施形態に係る登録商品提示画面、商品登録画面、案内画像の一例を示す図である。 本実施形態に係る全体撮像画像と撮像画像エリアとの具体的な関係例について説明する図である。 本実施形態に係る携帯端末が読取用撮像画像を利用して行う商品登録処理の手順例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る携帯端末が全体撮像画像を利用して行う商品登録処理の手順例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る精算画面の一例を示す図である。 本実施形態に係る保留商品処理画面の一例を示す図である。 本実施形態に係る状況確認画面の一例を示す図である。
<実施形態>
[商品販売データ処理システムの全体構成例]
図1は、本実施形態の商品販売データ処理システム1の全体的な構成例を示している。
同図の商品販売データ処理システム1は、ストアコントローラ10、取引管理装置20(クラウドサーバ)、登録精算装置30、精算装置40、取引状況管理装置50(例えば、パーソナルコンピュータ等)、携帯端末60を含む。
同図の商品販売データ処理システム1は、種々の店舗等(スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストア、ホームセンタ、家電量販店等)に導入可能である。
なお、同図において、1台の登録精算装置30を図示したが、1店舗にて設置される登録精算装置30の数は2台以上であってもよい。また、同図において、2台の精算装置40を図示したが、1店舗内の精算装置40の数は1台であってもよいし3台以上であってもよい。また、同図において、1台の取引状況管理装置50を図示したが、1店舗内の取引状況管理装置50の数は2台以上であってもよい。なお、ストアコントローラ10は、1店舗に2台以上であってもよい。
同図の商品販売データ処理システム1は、店員が登録精算装置30を使用して商品を登録する店員応対運用と、客が携帯端末60を使用して商品を登録し、同じく客が精算装置40を使用して精算を行うセルフ運用に対応可能とされる。
以下の説明では、主にセルフ運用について説明する。
ストアコントローラ10、登録精算装置30、精算装置40、取引状況管理装置50は、店舗内に設置される。また、ストアコントローラ10、登録精算装置30、精算装置40、取引状況管理装置50は、LAN19(有線でも無線でもよい)を介して通信可能に接続される。ストアコントローラ10は、取引管理装置20と通信可能とされる。
ストアコントローラ10は、主に店舗に設置される各種装置を管理する装置である。例えば、ストアコントローラ10は、外部の装置との通信機能を有し、外部の装置(例えば、非図示の本部のサーバ、取引管理装置20であってもよい)から商品ファイル(商品マスタ)を受信して登録精算装置30等に供給したり、精算装置40等から取引情報を受信し外部の装置(例えば、取引管理装置20等)に送信したりする。
取引管理装置20は、各種サービスを提供するサーバである。例えば、取引管理装置20は、セルフ運用に対応する各種情報(例えば、取引情報(カート情報)等)を管理する。
登録精算装置30は、登録処理及び精算処理を実行する装置である。登録精算装置30は、店員によって使用される(店員の操作によって登録処理と精算処理とを実行する)。
精算装置40は、精算処理を実行する装置である。精算装置40は、顧客によって使用される。つまり、精算装置40は、顧客による操作に応じて精算処理を実行する。
なお、精算に際し、店員による確認等のため処理が一旦保留される商品(以下、「保留商品」と称する。詳細は後述)が含まれる場合には、店員が呼び出され、店員(又は顧客)が精算装置40を操作することによって保留商品についての確認が行われる。
取引状況管理装置50は、主にLAN19内の各種装置を管理(あるいは監視)する装置である。取引状況管理装置50は、他の装置(例えば、登録精算装置30、精算装置40等)の稼働状況等の管理として、他の装置における各種情報を表示したり、他の装置に対する各種命令を出力したりする。
携帯端末60は、セルフ運用のもとで客が使用する端末である。本実施形態において、携帯端末60は、セルフ運用のもとで、ショッピングカート70に取り付けられた状態で使用される。
携帯端末60は、通信機能、撮像機能(カメラ)の他に、各種コード(バーコード、2次元コード等)を認識する認識機能を備える。例えば、携帯端末60は、商品に付されているバーコードを認識する。換言すれば、携帯端末60は、商品識別情報(商品コード)を読み取る。なお、携帯端末60は、撮像機能によって撮像されている撮像画像(スルー画像として取得している画像)内の特徴点を抽出し、オブジェクト(各種コードや撮像画像に含まれる認識対象の物品(商品等)の画像部分)を認識してもよい。
携帯端末60は、顧客が所有するスマートフォン等である。なお、携帯端末60は、店舗側が所有し、買い物に際して客に貸与されるものであってもよい。なお、同図では2つの携帯端末60が示されているが、店舗にて商品登録のために使用される携帯端末60の数は、客の数に応じて変化する。
携帯端末60には、本実施形態のセルフ運用に対応して商品登録を行う機能を有するショッピングアプリケーションがインストールされる。
図2は、本実施形態の商品販売データ処理システム1を導入した店舗の出入口付近の様子の一例を示している。同図に示すように出入口(入口と出口が別々の場合には入口)付近には、貸し出し用のショッピングカート70、貸し出し用の買い物カゴ80、販売用のショッピングバッグ90が用意される。顧客は、来店時に、ショッピングカート70に買い物カゴ80をセットし、買い物カゴ80にショッピングバッグ90等をセットし、店内へ進む。この際、客は、セルフ運用で買い物をしようとする場合、ショッピングカート70に携帯端末60をセットする。
なお、顧客は、今回購入したショッピングバッグ90を次回以降の来店時にマイバッグとして持参してもよいし、ショッピングバッグ90とは別のバッグをマイバッグとして持参してもよい。また、レジ袋を購入してもよい。
なお、顧客は、買い物カゴ80にショッピングバッグ90やマイバッグ等をセットすることなく、買い物カゴ80に商品を投入していくようにして使用する場合もある。
また、同図では記載を省略したが、ショッピングカート70には、買い物カゴ80とは別に、保留商品(後述)を入れる保留商品用のバッグを取り付ける。
[ショッピングカートへの携帯端末のセットの態様例]
図3を参照して、ショッピングカート70への携帯端末60のセットの態様例について説明する。図3(A)はショッピングカート70において携帯端末60がセットされる部位を側面方向から見た図である。図3(B)は、ショッピングカート70を上側から見た図である。
図3(A)に示すように、ショッピングカート70には、携帯端末60をセットするホルダ71が取り付けられている。客は、ホルダ71に携帯端末60をセットするようにされる。ホルダ71にセットされた状態の携帯端末60は、図3(B)に示されるようにして、撮像部606(図5参照)により買い物カゴ80内の全体を撮像できる状態となる。
[精算装置について]
図4は、精算装置40について説明する図である。図4(A)は、精算装置40の外観例(顧客側から見た正面図)を示す図である。図4(B)は、精算装置40の構成例を示す図である。図4(A)及び図4(B)において、同一部分には同一符号を付している。
以下、図4(A)を参照しつつ、図4(B)に示した精算装置40の構成例を説明する。精算装置40は、CPU401と、ROM402と、RAM403と、ハードディスク404と、表示部405と、スキャナ部406と、カード決済部408と、釣銭機409と、印刷部413と、音声出力部414と、通信部415と、撮像部416(カメラ)とを備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。なお、精算装置40は、キー操作部、報知部(例えば、サインポール等のランプ)をさらに設けていてもよい。
CPU401は、中央演算処理装置であり、ROM402に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、精算装置40の動作を制御する。
ROM402は、読み出し専用メモリであり、プログラムをはじめとしてCPU401が利用する各種の情報を記憶する。
RAM403は、読み出し書き込みメモリであり、主記憶装置として種々の情報を記憶する。例えば、RAM403は、ROM402やハードディスク404から読み出した情報、外部から取得した情報、処理において生成した情報等を記憶する。
ハードディスク404は、補助記憶装置として種々の情報を記憶する。ハードディスク404は、例えば、ROM402に代えて、CPU401が実行するプログラム等を記憶してもよい。また、RAM403に代えて、ROM402から読み出した情報、外部から取得した情報、処理において生成した情報等を記憶してもよい。なお、ハードディスク404に代えてSSD(Solid State Drive)等の記憶装置が備えられてもよい。
表示部405は、タッチパネルであり、種々の情報を表示するとともに、タッチパネルに対して行われる操作を受け付ける。
スキャナ部406は、種々の情報を光学的に読み取る。例えば、スキャナ部406は、携帯端末60の表示部に表示されるコード(バーコード、2次元コード等)をスキャンし、精算処理に必要な情報を読み取る。また、スキャナ部406は、他の装置(例えば、登録精算装置30が発行したお会計券(登録商標)に印刷されているコードをスキャンし、精算処理に必要な情報を読み取ってもよい。また、スキャナ部406は、商品に付されているコードをスキャンし、商品コードを読み取ってもよい。また、スキャナ部406は、店員の名札に付されたコードをスキャンし、店員コードを読み取ってもよい。
カード決済部408は、各種カード(クレジットカード、交通系カード等のプリペイドカード、デビット支払時におけるキャッシュカード、ポイント支払時におけるポイントカード等)による決済機構である。カード決済部408は、カード認識部(読取部)や表示部や操作部を備えるが、少なくとも、カード認識部を備えるものであればよい。なお、カード認識部は、特典付与、割引等のために各種カード(例えば、ポイントカード、会員カード、株主カード等)を認識してもよい。
釣銭機409(現金決済部)は、現金による決済機構であり、紙幣や硬貨の投入口、紙幣や硬貨の排出口を有し、投入口への投入金額を算出し、投入金額と買上金額の差分である釣銭金額を算出し、釣り銭を排出口から排出する。紙幣や硬貨が投入口に投入された場合にはセンサによって検出(投入があった旨の検出、金種別の枚数の検出等)される。
印刷部413は、各種媒体(レシート、お会計券等)を印刷、発行する。
音声出力部414は、音声を出力する。例えば、音声出力部414は、音声ガイダンス等を出力する。
通信部415は、他装置(ストアコントローラ10、登録精算装置30、他の精算装置40、取引状況管理装置50等)との間において情報を送受信する。
撮像部416は、例えば釣銭機を操作する顧客の手元を撮像するように設けられる。
[登録精算装置について]
登録精算装置30は、両側(店員側、顧客側)の夫々に表示部やスキャナ部を備えるとともに、一方側(顧客側)に決済部(カード決済部、現金決済部)を備える構成としてもよい。当該構成の登録精算装置30は、例えば稼働状況等に応じて、複数の動作態様(店員の操作によって登録処理を実行して顧客の操作によって精算処理を実行する態様、顧客の操作によって登録処理と精算処理とを実行する態様、店員及び顧客の操作によって登録処理を実行して顧客の操作によって精算処理を実行する態様等)のうちのいずれかの動作態様に切り替え可能な装置であってもよい。また、顧客の操作によって精算処理を実行する態様であれば、登録精算装置30をセルフ運用に利用可能である。すなわち、顧客は、登録処理を携帯端末60に実行させ、登録精算装置30に精算処理を実行させるようにして会計を行うことができる。
ただし、以下の説明では、登録精算装置30をセルフ運用に用いる場合を例に挙げる。
[携帯端末の構成例]
図5は、携帯端末60の構成例を示している。同図の携帯端末60は、CPU601、記憶部602、RAM603、表示部604、操作部605、撮像部606、及びネットワーク対応通信部607を備える。
CPU601は、中央演算処理装置であり、記憶部602に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、携帯端末60の動作を制御する。
記憶部602は、CPU601の補助記憶装置であって、プログラムをはじめとしてCPU601が利用する各種の情報を記憶する。
RAM603は、CPU601の主記憶装置である。
表示部604は、CPU601の表示制御に応じて画像を表示する。表示部604は、画面に対する操作が可能なタッチパネルとして構成されてよい。
操作部605は、携帯端末60に備えられる各種操作子や携帯端末60に接続される各種の入力デバイスなどを一括して示す。
撮像部606は、CPU401の制御に応じて撮像を行う。また、本実施形態の撮像部606は、2次元コードを処理するコードリーダにおいて2次元コードを読み取る部位としても機能させることができる。
ネットワーク対応通信部607は、無線によりネットワーク経由で通信を行う部位である。ネットワーク対応通信部607により、携帯端末60は、取引管理装置20と通信可能となる。
[取引管理装置の構成例]
図6は、取引管理装置20の構成例を示している。同図の取引管理装置20は、CPU201、記憶部202、RAM203、及びネットワーク対応通信部204を備える。
CPU201は、中央演算処理装置であり、記憶部202に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、取引管理装置20の動作を制御する。
記憶部202は、CPU201の補助記憶装置であって、プログラムをはじめとしてCPU201が利用する各種の情報を記憶する。
RAM203は、CPU201の主記憶装置である。
ネットワーク対応通信部204は、ネットワーク経由で通信を行う部位である。
取引管理装置20の記憶部202は、顧客情報、店舗情報、カート情報を記憶する。
[取引管理装置が記憶する情報について]
記憶部202が記憶する顧客情報は、個々の顧客を管理するための情報である。取引管理装置20は、顧客登録時に顧客情報を生成する(ある顧客の顧客情報が記憶されることを以って当該顧客の顧客登録がなされたと解してもよい)。また、取引管理装置20は、カート情報等に基づいて、顧客情報を適宜更新する。取引管理装置20は、例えば毎日所定時刻にカート情報を参照し、顧客情報を更新してもよい。
図7(A)は、取引管理装置20の記憶部202が記憶する顧客情報の一例を示している。同図の顧客情報は、顧客識別情報、顧客名、顧客登録日、商品取消情報、顧客ランク、ポイント数等を含む。
顧客識別情報は、顧客を一意に識別する識別情報である。
顧客識別情報として(または、顧客識別情報に代えて)、例えばインストールされたショッピングアプリケーションごとに固有に(例えば、シーケンシャルに)付されるアプリケーション識別情報を用いてもよい。また、顧客識別情報として(または、顧客識別情報に代えて)、ショッピングアプリケーションがインストールされた携帯端末60に固有の端末識別情報を用いてもよい。端末識別情報は、例えば携帯端末60のユーザである客に割り当てられた電話番号や、MAC(Media Access Control)アドレス等のように携帯端末60のハードウェアに固有となるように付されるハードウェア識別情報であってよい。
顧客名は、顧客の氏名やニックネームなどである。顧客登録日は、顧客登録した日時である。商品取消情報は、商品の登録後の取消(キャンセル)に関する情報である。顧客ランクは、顧客の購入実績に応じたランクである。なお、新規の顧客の顧客情報の生成時には、顧客識別情報、顧客名、顧客登録日は生成されるが、実際の取引(商品登録)の開始前であるため、他の情報(商品取消情報等)は生成されない。
取引管理装置20は、例えば、顧客登録の際(例えば、携帯端末60が外部(例えば、アプリケーション全般を提供する所定のサーバ、当該取引管理装置20)から取引管理装置20によるショッピングサービスを利用するためショッピングアプリケーションをダウンロード又はインストールする際)に顧客識別情報を生成し、記憶する。また、取引管理装置20は、例えば、顧客登録の際に、携帯端末60を用いて、登録フォーム(入力フォーム)の氏名欄に入力された情報を取得し、顧客名として記憶する。また、取引管理装置20は、例えば、顧客登録の際の現在日時を取得し、顧客登録日として記憶する。
なお、取引管理装置20は、自装置内の記憶部に顧客情報を記憶することに代えて又は加えて他の装置(取引管理装置20がアクセス可能なファイルサーバ等)に顧客情報の一部または全部を記憶してもよい。
図7(B)は、取引管理装置20の記憶部202が記憶する店舗情報の一例を示している。同図の店舗情報は、店舗識別情報、店舗名(支店名)、店舗特定情報1、店舗特定情報2を含む。
店舗識別情報は、店舗を一意に識別する識別情報である。図7(B)に示した店舗識別情報は、店(屋号)もしくは企業のコードと、支店のコードとから構成される。
店舗名は、店舗の名称である。図7(B)に示した店舗名は、店(屋号)もしくは企業と、支店名とから構成される。
店舗特定情報1は、取引する店舗(商品の売買が行われる店舗)を特定するための2次元コード(QRコード(登録商標)等)の情報である。
店舗特定情報2は、取引する店舗を特定するための店舗の位置情報(GPS情報)である。
なお、図7(B)に示した例では、店舗識別情報と店舗特定情報1とは異なるが、店舗識別情報と店舗特定情報1とは同一であってもよい。
なお、取引管理装置20は、外部(各店舗を統括する本部のサーバ(非図示)等)から店舗情報等を取得し、記憶してもよい。また、取引管理装置20は、自装置内の記憶部に店舗情報を記憶することに代えて又は加えて他の装置(取引管理装置20がアクセス可能なファイルサーバ等)に店舗情報の一部または全部を記憶してもよい。
カート情報は、個々の取引を管理するための情報である。取引管理装置20は、取引の開始時にカート情報を生成する。また、取引管理装置20は、取引の進行にあわせて(商品が登録される度に)、カート情報を更新する(カート情報に商品が記憶されることを以って当該商品の登録がなされたと解してもよい)。
図7(C)は、取引管理装置20の記憶部202が記憶するカート情報の一例である。
同図のカート情報は、カート識別情報、取引開始日時、取引終了日時、顧客識別情報、登録商品情報、保留商品情報等を含む。
カート識別情報は、カート情報を一意に識別する識別情報である。例えば、カート識別情報は、店舗識別情報と、日付と、シリアル番号(例えば店舗別日付別のシリアル番号)とを含む。
取引開始日時は、取引の開始日時である。取引開始日時は、例えば、当該カート情報の生成日時であってよい。なお、取引開始日時は、1品目の商品の登録日時(図7(C)中の登録商品情報(登録商品1)を記憶した日時)としてもよい。カート情報の生成日時と1品目の商品の登録日時とを別々に両方記憶してもよい。
取引終了日時は、取引の終了日時である。例えば、取引開始日時は、精算日時であってよい。顧客識別情報は、当該取引の顧客を識別する顧客識別情報である。なお、カート情報の生成時には、カート識別情報、取引開始日時、顧客識別情報は生成されるが、実際の取引(商品登録)の開始前であるため、他の情報(取引終了日時等)は生成されない。精算日時は、精算開始日時であってもよいし、精算終了日時であってもよい。取引終了日時として、精算開始日時と精算終了日時とを別々に両方記憶してもよい。
登録商品情報(計)は、商品が登録されるごとに更新される情報である。登録商品情報(計)は、品数(商品数)、概算小計金額(例えば値引き等が反映される前の小計金額)、小計金額等を含む。登録商品情報(登録商品1)は、1品目の商品の登録情報である。登録商品情報(登録商品2)は、2品目の商品の登録情報である。なお、図7(C)に示す例では、登録商品情報(登録商品3)~登録商品情報(登録商品5)の図示を省略している。登録商品情報(登録商品N;Nは整数)は、商品コード、品名(商品名)、価格等を含む。
登録商品情報(N)は、当該N品目の商品の登録日時を含むものであってもよい。つまり、取引管理装置20は、登録商品情報として、当該登録商品の登録日時を記憶してもよい。各商品の登録日時は、タイムサービス等のサービス適用の要否や適用後の効果の判断材料としても用いてもよい。
保留商品情報(計)は、保留商品が登録されるごとに更新される情報である。保留商品情報(計)は、全種類の保留商品の品数(商品数)、夫々の種類毎の保留商品の品数(商品数)を含む。なお、本実施形態では保留商品を複数の種類に分類し、各分類は分類番号(保留大分類番号、保留小分類番号)によって管理している(詳細は図8にて説明)。図7(C)の例において、保留商品情報(計)の「全品数:3」は全種類(保留大分類番号「1」~「4」の保留商品の合計)の品数が3である旨を示し、「NON-FILE:2」は、NON-FILEに分類される保留商品(保留大分類番号「1」の保留商品の合計)の品数が2である旨を示し、「読取NG:1」は、読取NGに分類される保留商品(保留大分類番号「2」の保留商品の合計)の品数が1である旨を示している。
NON-FILEとは、店舗においてバーコードもしくは商品コードのスキャンは成功したが(商品コードを読み取ることができたが)、商品コードが商品ファイルに記憶(登録)されていないことである。つまり、NON-FILEに分類される保留商品は、商品コードのスキャンは成功したが、商品コードが商品ファイルに記憶されていない保留商品である。
読取NGとは、店舗において商品コードの読み取り(スキャン)が成功しなかったことである。つまり、読取NGに分類される保留商品は、商品コードの読み取りが成功しなかった保留商品である。
保留商品情報(保留商品1)は、1品目の保留商品の情報である。保留商品情報(保留商品2)は、2品目の保留商品の情報である。保留商品情報(保留商品3)は、3品目の保留商品の情報である。
保留商品情報(保留商品N;Nは整数)は、保留大分類番号(後述)を含む。例えば、N品目の商品が保留大分類番号「1」のNON-FILEに分類される保留商品である場合には、保留商品情報(保留商品N)は、保留大分類番号「1(NON-FILE)」、商品コードを含む。また、N品目の商品が保留大分類番号「2」の読取NGに分類される保留商品である場合には、保留商品情報(保留商品N)は、保留大分類番号「2(読取NG)」、画像データ(携帯端末60によって撮像された撮像画像)を含む。なお、NON-FILEに分類される保留商品の保留商品情報は、保留大分類番号「1(NON-FILE)」、商品コードに加え、画像データを含むものであってもよい。
なお、図7に示した情報は、取引管理装置20が記憶する情報の一例であって、取引管理装置20は、他の情報(例えば、商品ファイル)を記憶してもよい。商品ファイルにおける1つの商品の情報としては、例えば、商品コード(商品識別子)、商品名、価格等の情報が含まれていてもよい。
図8は、本実施形態に係る保留商品の分類について説明する説明図である。図8に示すように、本実施形態では、保留商品は、大分類(保留大分類番号による分類)、及び、小分類(保留小分類番号による分類)によって分類している。なお、商品販売データ処理システム1内の装置は、図8に示したような情報(保留大分類番号と保留小分類番号との関係を示したファイル等)を参照可能であってもよい。
図8に示すように、本実施形態では、保留商品は、保留大分類番号「1」~「4」の4つの大分類に分類される。
保留大分類番号「1」に分類される保留商品は、NON-FILEの保留商品である。NON-FILEの保留商品は、上述したように、商品コードのスキャンは成功したが、商品コードが商品ファイルに記憶されていない保留商品である。換言すれば、商品コードのスキャンは成功したが、商品コードが商品ファイルに記憶されていなかったために保留商品となった場合、当該保留商品は、保留大分類番号「1」に分類される。保留大分類番号「1」に分類される保留商品は、商品の品目が特定されておらず価格等も不明であるため、精算に際し、店員による確認等が必要である。
なお、図8において、「1(NON-FILE)」の「NON-FILE」は保留商品の分類名(保留大分類名)である。後述の、「2(読取NG)」の「読取NG」、「3(特定商品)」の「特定商品」、「4(取消商品)」の「取消商品」についても同様である。
本実施形態では、保留大分類番号「1」の大分類の配下(下位)の小分類として、保留小分類番号「11」が存在する。保留大分類番号「1」の大分類の配下の保留小分類は、保留小分類番号「11」只一つであるため、保留大分類番号「1」に分類される保留商品は、いずれも保留小分類番号「11」に分類される。
なお、図8において、「11(NON-FILE)」の「NON-FILE」は保留商品の分類名(保留小分類名)である。後述の、「21(擬似スキャン(被覆等))」の「擬似スキャン(被覆等)」、「22(擬似スキャン(短時間))」の「擬似スキャン(短時間)」等についても同様である。
なお、図8において、読取動作「あり」は読み取り動作が行われた旨を示し、読取動作「なし」は読み取り動作が行われなかった旨を示し、読取成否「成功」は読み取り動作による読み取りが成功した旨を示し、読取成否「失敗」は読み取り動作による読み取りが失敗した旨を示し、読取成否「-」は読み取り動作が行われなかったため読み取りの成否以前の問題である旨を示している。
保留大分類番号「2」に分類される保留商品は、読取NGの保留商品である。読取NGの保留商品は、上述したように、商品コードの読み取りが成功しなかった保留商品である。換言すれば、商品コードの読み取りが成功しなかったために保留商品となった場合、当該保留商品は、保留大分類番号「2」に分類される。保留大分類番号「2」に分類される保留商品は、価格不明であるため、また不正操作の虞もあるため、精算に際し、店員による確認等が必要である。
本実施形態では、保留大分類番号「2」の大分類の配下の小分類として、保留小分類番号「21」、「22」、「23」、「24」が存在する。保留小分類番号「21」は「擬似スキャン(被覆等)」の保留商品である。保留小分類番号「22」は「擬似スキャン(短時間)」の保留商品である。保留小分類番号「23」は「バーコード不良」の保留商品である。保留小分類番号「24」は「非スキャン投入」の保留商品である。
保留小分類番号「21」の保留商品(擬似スキャン(被覆等))とは、例えば、商品の読み取り動作が行われたものの(商品がかざされたものの)、つまり撮像部606の撮像範囲(より詳細には、バーコードの読み取り可能範囲)に商品を入れたものの、商品のバーコードが撮像(上記読み取り可能範囲に撮像)されていないために(上記読み取り可能範囲には商品のバーコード以外の部分しか撮像されていないために)読取NGになった保留商品や、商品のバーコードが撮像されたものの、該バーコードの一部が例えば指などで覆われていたために読取NGになった保留商品や、商品のバーコードが撮像されたものの、該バーコードの撮像角度が不適切であったために読取NGになった保留商品である。
保留小分類番号「22」の保留商品(擬似スキャン(短時間))とは、例えば、商品のバーコードが撮像されたものの、読み取ることができない速さでバーコードが移動(通過も含む)したために読取NGになった保留商品である。
保留小分類番号「23」の保留商品(バーコード不良)とは、例えば、商品のバーコードが撮像されたものの、バーコードの印刷部分の皺、カスレ、汚れ、反射等のために読取NGになった保留商品である。
保留小分類番号の「24」の保留商品(非スキャン投入)とは、例えば、商品の読み取り動作が行われずに(商品がかざされずに)、買い物カゴ80に入れたため読取NGになった保留商品である。
保留小分類番号「21」~「24」の保留商品(つまり保留大分類番号「2」の保留商品)を読取不全商品と称する場合がある。また、保留小分類番号「21」~「24」の保留商品となるような状況を読取不全状況(又は、単に「読取不全」)と称する場合もある。
なお、保留小分類番号「21」の保留商品(擬似スキャン(被覆等))、保留小分類番号「22」の保留商品(擬似スキャン(短時間))及び保留小分類番号「23」の保留商品(バーコード不良)は、いずれも読み取り動作が行われ、読み取りが成功しなかった保留商品である点で共通する。しかしながら、保留小分類番号「21」の保留商品(擬似スキャン(被覆等))及び保留小分類番号「22」の保留商品(擬似スキャン(短時間))は、読み取りを成功させる意図が、保留小分類番号「23」の保留商品(バーコード不良)に比べて少ないと考えられる。つまり、保留小分類番号「21」の保留商品(擬似スキャン(被覆等))及び保留小分類番号「22」の保留商品(擬似スキャン(短時間))は、擬似的な読み取り動作(読み取り動作の偽装)であるとも言えるため、擬似スキャン(偽装スキャン)の保留商品と称している。
保留大分類番号「3」に分類される保留商品は、特定商品(後述)の保留商品である。特定商品の保留商品は、商品の登録が成功したが、特定商品であるが故に、精算に際し、店員の対応が求められる保留商品である。換言すれば、特定商品であるために保留商品となった場合、当該保留商品は、保留大分類番号「3」に分類される。保留大分類番号「3」に分類される保留商品は、特定商品であるが故に、精算に際し、店員による確認等が必要である。
本実施形態では、保留大分類番号「3」の大分類の配下の小分類として、保留小分類番号「31」、「32」、「33」が存在する。保留小分類番号「31」は「年齢確認商品」の保留商品である。保留小分類番号「32」は「医薬品」の保留商品である。保留小分類番号「33」は「防犯タグ」の保留商品である。
保留小分類番号「31」の保留商品(年齢確認商品)とは、例えば、アルコール類やタバコなどのように、販売にあたり店員が顧客の年齢を確認することが必要な保留商品である。
保留小分類番号「32」の保留商品(医薬品)」とは、例えば、薬剤師等の資格を有するものが顧客に説明等することが必要な保留商品である。
保留小分類番号「33」の保留商品(防犯タグ商品)とは、例えば、防犯タグが取り付けられているために、販売時に店員が商品から防犯タグを取り外すことが必要な保留商品である。
保留大分類番号「4」に分類される保留商品は、取消商品の保留商品である。取消商品の保留商品は、商品の登録が成功したが、登録後に該登録を取り消した保留商品である。換言すれば、商品の登録後に該登録を取り消したために保留商品となった場合、当該保留商品は、保留大分類番号「4」に分類される。保留大分類番号「4」に分類される保留商品は、取消商品(つまり購入しない商品)であり、店外に持ち出されない商品であるため、精算に際し、店員による確認等が必要である。
本実施形態では、保留大分類番号「4」の大分類の配下の小分類として、保留小分類番号「41」が存在する。保留大分類番号「4」の大分類の配下の保留小分類は、保留小分類番号「41」只一つであるため、保留大分類番号「4」に分類される保留商品は、何れも保留小分類番号「41」に分類される。
なお、上記説明では、保留小分類番号「31」の保留商品(年齢確認商品)について、読み取り動作が行われたことを前提として説明したが、読み取り動作が行われなかった場合には、保留小分類番号「24」の保留商品(非スキャン投入)に分類される。保留小分類番号「32」の保留商品(医薬品)、保留小分類番号「33」の保留商品(防犯タグ商品)、及び、保留小分類番号「41」の保留商品(取消商品)についても同様である。
また、上記説明では、保留小分類番号「31」の保留商品(年齢確認商品)について、読み取り動作が行われ、読み取りが成功したことを前提として説明したが、読み取り動作が行われ、読み取りが失敗した場合には、保留小分類番号「21」の保留商品(擬似スキャン(被覆等))、保留小分類番号「22」の保留商品(擬似スキャン(短時間))、保留小分類番号「23」の保留商品(バーコード不良)のいずれかに分類される。保留小分類番号「32」の保留商品(医薬品)、保留小分類番号「33」の保留商品(防犯タグ商品)、及び、保留小分類番号「41」の保留商品(取消商品)についても同様である。
なお、保留大分類番号と、保留小分類番号とは、図8に示したように、上位と下位の関係にあるが、状況に応じて一方又は両方が用いられる。例えば、図7(C)に示したカート情報では、保留商品情報において、保留大分類番号を記憶する例を説明したが、保留大分類番号に代えて又は加えて保留小分類番号を記憶してもよい。
なお、取引管理装置20は、自装置内の記憶部にカート情報を記憶することに代えて又は加えて他の装置(取引管理装置20がアクセス可能なファイルサーバ等)にカート情報の一部または全部を記憶してもよい。
[セルフ運用に対応する基本的な処理手順例]
図9のシーケンス図は、携帯端末60、精算装置40、及び取引管理装置20が、セルフ運用における一取引の会計に対応して実行する処理手順例を示している。具体的に、同図の処理は、客が、店舗に陳列されている商品のうちから購入対象とする商品を登録し、登録した商品についての精算が完了するまでにおける、携帯端末60、精算装置40、及び取引管理装置20の処理の一例を示したものである。
ステップS1:携帯端末60は、店舗を特定する情報(店舗特定情報)を取得する。例えば、店舗の入口付近に当該店舗を特定するための2次元コードを表示(2次元コードを表示画面に出力、2次元コードを印刷した媒体を貼付等)しておき、来店した顧客が、携帯端末60で2次元コードをスキャンする(読み取る)ことにより、携帯端末60は店舗特定情報を取得してもよい。なお、来店した顧客がショッピングアプリケーションを起動させると、起動画面として2次元コードのスキャンを該顧客に指示する画面を表示するようにしてもよいし、来店した顧客が携帯端末60で2次元コードをスキャンすると、ショッピングアプリケーションが起動し、起動画面として取引管理装置20に接続中である旨を該顧客に報知する画面を表示するようにしてもよい。
また例えば、店舗は所在地で特定されるため、来店した顧客が、店舗において携帯端末60で位置情報(GPS情報)を取得してもよい(すなわち、店舗特定情報として当該店舗の位置情報を取得してもよい)。なお、来店した顧客がショッピングアプリケーションを起動させると、位置情報を取得し、起動画面として取引管理装置20に接続中である旨を該顧客に報知する画面を表示するようにしてもよい。位置情報から複数店舗が検出され1つに特定できない場合には、選択画面を表示し顧客に選択させるようにしてもよい。もしくは強制的に2次元コードを取得させるモードに切り替えてもよい。
図10(A)は、携帯端末60の表示部504にて表示される、ショッピングアプリケーションの起動画面の一例を示している。同図の起動画面においては、店舗名が表示されている。この店舗名は、当該ステップS1により取得された店舗特定情報に基づいて表示されたものである。
客は、買い物のために商品登録を開始させる場合には、起動画面において配置される取引開始指示ボタンBT10を操作する。
取引開始指示ボタンBT10が操作されたことに応じて、携帯端末60は、取得された店舗特定情報と顧客識別情報とを含む取引開始要求を取引管理装置20に送信する。取引開始要求は、上記のように携帯端末60に対する客の操作に応じて送信されてもよいし、特に操作を受け付けることなく、店舗特定情報が取得されたことに応じて送信が実行されるようにしてもよい。
顧客識別情報については、顧客登録の際(携帯端末60にショッピングアプリケーションをダウンロードまたはインストールする際)に、携帯端末60を用いて登録フォームの氏名欄に入力された情報が取引管理装置20の顧客情報に記憶されてよいが、取引管理装置20に加え、携帯端末60の記憶部にも記憶しておいてもよい。なお、店舗が特定された場合には(後述する商品登録初期画面を取得したときには)、当該店舗の店舗名や実施中のサービス(その日に配布されているチラシ情報)、利用可能なクーポン情報を画面(商品登録初期画面または商品登録初期画面とは別の画面)に表示してもよい。なお、サービスやクーポンの情報は、例えば画面情報として取引管理装置20から取得してもよい。
また、送信先の情報(取引管理装置20のアドレス)についても、顧客登録の際(携帯端末60にショッピングアプリケーションをダウンロードまたはインストールする際)に取得し、携帯端末60の記憶部に記憶しておいてもよい。なお、2次元コードをスキャンする態様とする場合には、店舗特定情報に加え、送信先の情報についても2次元コード化しておき、携帯端末60で2次元コードをスキャンすることにより、携帯端末60は店舗特定情報とともに送信先の情報も取得してもよい。
ステップS2:携帯端末60から取引開始要求として顧客識別情報及び店舗特定情報を受信した取引管理装置20は、当該取引のカート情報を生成する。なお、カート情報は、生成された初期状態では、カート識別情報、取引開始日時、顧客識別情報は格納されるが、実際の取引(商品登録)の開始前であるため、他の情報(取引終了日時、商品情報(登録商品情報、保留商品情報)等)は格納されていない。
取引管理装置20は、上述したように、図7(B)に示したような店舗情報を記憶しているため、携帯端末60から取引開始要求として店舗特定情報を受信(顧客識別情報も受信するが)した場合、受信した店舗特定情報が2次元コードであった場合には、店舗特定情報1を参照して店舗識別情報を取得し、受信した店舗特定情報が位置情報(GPS情報)であった場合には店舗特定情報2を参照して店舗識別情報を取得する。なお、取引管理装置20は、携帯端末60から受信した店舗特定情報が店舗識別情報を2次元コード化したものであった場合には、そのまま取得すればよい。
つまり、携帯端末60から取引開始要求として顧客識別情報及び店舗特定情報を受信した取引管理装置20は、携帯端末60から受信した店舗特定情報から店舗識別情報を取得し、さらに、現在日付を取得し、シリアル番号を発行(採番)し、店舗識別情報と現在日付とシリアル番号とを結合させて、カート情報内のカート識別情報として記憶する。また、携帯端末60から取引開始要求として店舗特定情報や顧客識別情報を受信した取引管理装置20は、現在日時を取得し、カート情報内の取引開始日時(生成日時)として記憶する。また、携帯端末60から取引開始要求として店舗特定情報や顧客識別情報を受信した取引管理装置20は、携帯端末60から受信した顧客識別情報をカート情報内の顧客識別情報として記憶する。
ステップS3:当該取引のカート情報を生成した取引管理装置20は、商品登録初期画面情報(初期画面である商品登録画面の画面情報)を生成し、携帯端末60に送信する。具体的には、取引管理装置20は、例えば、商品登録初期画面情報を生成し、生成した商品登録初期画面情報をカート識別情報とともに携帯端末60に送信する。
ステップS4:取引管理装置20からカート識別情報及び商品登録初期画面情報を受信した携帯端末60は、カート識別情報を記憶するとともに、登録画面を表示部に表示する。具体的には、携帯端末60は、例えば図10(B)に示すような商品登録初期画面を表示する。
商品登録初期画面は、商品登録の開始に応じて最初に表示される商品登録画面である。
商品登録画面においては、撮像画像エリアAR1と商品登録結果エリアAR2とが配置される。撮像画像エリアAR1は、撮像部506が撮像を行うことで得られている撮像画像が表示されるエリアである。撮像画像エリアAR1に表示される撮像画像における所定範囲に収まるようにして撮像された商品コード(例えば、バーコード)が読み取りの対象となる。
商品登録結果エリアAR2は、登録された商品の点数(登録点数)と、これまでに登録された商品に応じた合計金額を示すとともに、登録された商品ごとに対応するリスト項目が配置されるエリアである。同図の商品登録初期画面の場合には、未だ登録された商品がないことから商品登録結果エリアAR2はリスト項目が配置されていない空欄の状態である。
ステップS5:顧客の操作により携帯端末60は、商品に付されたバーコードをスキャンし、商品コードを読み取る。なお、同図では、バーコードのスキャンは成功したものとする。ステップS5~ステップS9は、商品に付されたバーコードをスキャンするごとに繰り返し実行される。
バーコードを取得した携帯端末60は、カート識別情報と、スキャンによって得られた商品コードを含む商品登録情報を、取引管理装置20に送信する。
ステップS6:携帯端末60から商品登録情報(カート識別情報及び商品コード)を受信した取引管理装置20は、受信された商品登録情報に含まれていたカート識別情報から当該取引のカート情報を特定する。
ステップS7:取引管理装置20は、特定したカート情報内の商品データを更新する。具体的には、取引管理装置20は、受信された商品登録情報にN品目としての商品コードが含まれていた場合には、特定したカート情報において、当該商品コードを登録商品情報(登録商品N)の商品コードとして記憶し、当該商品コードに対応する品名及び価格を商品情報から取得し、登録商品情報(登録商品N)の商品及び価格として記憶する。また、取引管理装置20は、特定したカート情報において、登録商品情報(計)を更新する。
ステップS8:カート情報内の商品データを更新した取引管理装置20は、商品登録更新画面情報(登録した商品が追加された更新画面である商品登録画面の画面情報)を生成し、携帯端末60に送信する。具体的には、取引管理装置20は、例えば、携帯端末60において図10(C)に示すような、商品登録結果エリアAR2において今回登録された商品のリスト項目Itmが追加された商品登録更新画面が表示されるような商品登録更新画面情報を生成し、生成した商品登録更新画面情報をカート識別情報とともに携帯端末60に送信する。
なお、図10(C)に示した商品登録画面(商品登録更新画面)は、3品目の商品として「○○食パン」が登録された後に携帯端末60に表示されるものである。つまり、取引管理装置20は、1品目として「○○ヨーグルト」をカート情報に格納したときには、携帯端末60においてリスト項目Itmとして「○○ヨーグルト」が表示されるような商品登録更新画面情報を生成し、生成した商品登録更新画面情報をカート識別情報とともに携帯端末60に送信し、2品目として「○○チョコレート」をカート内に記憶したときには、携帯端末60においてリスト項目Itmとして「○○ヨーグルト」と「○○チョコレート」とが表示されるような商品登録更新画面情報を生成し、生成した商品登録更新画面情報をカート識別情報とともに携帯端末60に送信し、3品目として「○○食パン」をカート情報に格納したときには、図10(C)に示すように、携帯端末60においてリスト項目Itmとして「○○ヨーグルト」と「○○チョコレート」と「○○食パン」とが表示されるような商品登録更新画面情報を生成し、生成した商品登録更新画面情報をカート識別情報とともに携帯端末60に送信する。
なお、1の商品が登録されたことに応じて、例えば図11(A)に示されるように、今回登録された商品を提示する登録商品提示画面WD1が表示されるようにしてよい。また、同図の登録商品提示画面WD1においては、対象の商品がイートインに対応していることに応じて、イートインにより飲食するか否かを顧客に確認する「はい」ボタンBT1と「いいえ」ボタンBT2とが配置された例が示されている。この場合には、「はい」ボタンBT1が操作された場合と、「いいえ」ボタンBT2が操作された場合とで、対象の商品に係る消費税率が異なるようにして商品の価格が計算されることになる。
ステップS9:取引管理装置20からカート識別情報及び商品登録更新画面情報を受信した携帯端末60は、登録画面に商品を追加する。具体的には、携帯端末60は、例えば図10(C)に示すような商品登録更新画面を表示する。なお、上述したように、図10(C)に示した商品登録画面(商品登録更新画面)は、3品目の商品として「○○食パン」が登録された後に携帯端末60に表示されるものである。
ステップS10:携帯端末60は、顧客の操作として精算移行指示操作を受け付ける。例えば、図10(C)に示した「お会計へ進む」ボタンのタッチを受け付ける。
ステップS11:精算移行指示操作を受け付けた携帯端末60は、2次元コードを生成する。つまり、携帯端末60は、当該携帯端末60による買上商品について精算処理を実行するために必要となる情報(例えば、カート識別情報)を2次元コード化する。2次元コードを生成した携帯端末60は、生成した2次元コードを表示部に表示する。例えば、図10(D)に示したような2次元コードを配置したコード表示画面を表示部に表示する。
ステップS12:精算装置40は、携帯端末60の表示部に表示されている2次元コードをスキャンする(読み取る)。例えば、精算装置40は、顧客によってスキャナ部406による認識範囲内に向けられた携帯端末60の表示部に表示されている2次元コードをスキャンする。
ステップS13:携帯端末60の表示部に表示されている2次元コードを読み取った精算装置40は、取引管理装置20に小計金額の算出を要求する。例えば、精算装置40は、小計金額の算出を要求する算出要求(小計算出要求情報)を2次元コードから取得したカート識別情報とともに取引管理装置20に送信する。
ステップS14:携帯端末60からカート識別情報及び小計算出要求情報を受信した取引管理装置20は、カート識別情報から当該取引のカート情報を特定する。
ステップS15:カートを特定した取引管理装置20は、特定したカート情報に対応するカート情報に含まれる登録商品情報における価格等の情報を利用して、小計金額を算出する。
ステップS16:小計金額を算出した取引管理装置20は、カート情報を更新(小計金額(算出後小計金額)を記憶)するとともに、算出した小計金額を示す小計情報をカート識別情報とともに精算装置40に送信する。
ステップS17:取引管理装置20からカート識別情報及び小計情報を受信した精算装置40は、表示部405に小計金額を表示する。
ステップS18:表示部405に小計金額を表示した精算装置40は、支払い(精算)を実行する。具体的には、精算装置40は、決済種別の選択を受け付ける。現金の場合には、預り金の投入を受け付けて、釣り銭金額を算出し、釣り銭がある場合には、釣り銭を放出するとともに、レシートを発行する。また、精算装置40は、精算が完了した場合には、精算完了情報をカート情報とともに取引管理装置20に送信し、取引管理装置20は当該カートの取引終了日時(精算日時)を記憶する。
なお、携帯端末60は、商品をスキャンした後に商品コードを取引管理装置20に送信するが(S5)、当該店舗(来店して商品登録初期画面を表示したときの店舗)内においてスキャンした商品以外の商品(例えば、他の店舗に移動してスキャンした商品等)について商品コードを送信しないようにしてもよい。例えば、携帯端末60は、来店時(又は商品登録初期画面の表示時)に位置情報(GPS情報)を取得し、記憶する。また、携帯端末60は、個々の商品をスキャンしたときに位置情報を取得し、商品のスキャン時に取得した位置情報と来店時(又は商品登録初期画面の表示時)に取得した位置情報とを比較する。そして、携帯端末60は、両者が一致(または略一致)した場合には当該商品の商品コードの取引管理装置20への送信を許可し、一致(または略一致)しなかった場合には当該商品の商品コードの取引管理装置20への送信を禁止してもよい。
これにより、不適切な商品登録(例えば、他の店舗等において生成されたカートに対する商品登録等)を防止することができる。
精算装置40は、上述のように商品コードの送信を禁止した場合には、商品のスキャン後にエラーメッセージ(例えば、「○○店舗内ではないため、登録ができません」)を表示部405に表示してもよい。また、精算装置40は、上記メッセージを表示部405に代えてまたは加えて店員側表示部410に表示してもよい。
また、精算装置40は、携帯端末60の表示部に表示されている2次元コードを読み取った後に取引管理装置20に小計金額の算出を要求するが(S13)、当該店舗内においてスキャンした商品以外の商品(例えば、他の店舗でスキャンした商品等)について小計金額の算出を要求しないようにしてもよい。例えば、精算装置40は、当該店舗の店舗識別情報を参照し(自精算装置40内に当該店舗の店舗識別情報を記憶し参照してもよいし、アクセス可能な他の装置内に記憶されている店舗識別情報を参照してもよい)、携帯端末60の表示部に表示されている2次元コードを読み取ったときに、当該2次元コードから得られるカート識別情報と、当該店舗の店舗識別情報とを比較する。そして、精算装置40は、カート識別情報に含まれる店舗識別情報が、当該店舗の店舗識別情報を含む構成である場合には小計金額の算出の要求を許可し、当該店舗の店舗識別情報を含む構成でない場合には小計金額の算出の要求を禁止してもよい。
これにより、不適切な精算(例えば、他の店舗等において商品登録された商品の精算等)を防止することができる。
精算装置40は、上述のように小計金額の要求を禁止した場合には、2次元コードの読取後にエラーメッセージ(例えば、「○○店舗以外の商品を含むため、精算ができません」)を表示部405に表示してもよい。また、精算装置40は、上記メッセージを表示部405に代えてまたは加えて店員側表示部410に表示してもよい。
なお、図9の処理手順の例では、取引管理装置20が小計金額を算出するようにされている。しかしながら、例えば、精算装置40が、取引管理装置20からカート情報を取得し、取得されたカート情報に基づいて、小計金額を算出するようにされてよい。
なお、取引管理装置20は、精算処理に際して、該当顧客についての顧客情報やカート情報に基づいて、顧客のこれまで商品についてのキャンセル状況を確認し、不正に対する警告を行うべきか否かを判定してよい。警告を行うべきと判定した場合、取引管理装置20は、例えば精算装置40に警告のための報知を実行させてよい。
また、取引管理装置20は、精算処理に際して、カート情報に含まれる商品情報のうちに、保留商品が含まれているか否かを判定し、保留商品が含まれている場合、精算装置40に保留商品の修正指示を要求してよい。保留商品の修正指示の要求を受けた精算装置40は、保留商品がある旨を報知する表示を行うようにされてよい。報知を確認した店員は、保留商品の解除(修正)として、保留商品に対応する価格の入力や保留商品のキャンセル等の操作を行う。
[読取不全状況について]
図9では、ステップS5にて商品コードの読み取りが成功する場合に対応した処理が示されている。しかしながら、ステップS5に対応する商品コードの読み取り処理の段階にて、携帯端末60が、図8の保留小分類番号「21」~「24」のいずれかの読取不全に該当する状況(読取不全状況)が発生する場合がある。
具体例として、図11(B)は、保留小分類番号「21」の保留商品(擬似スキャン(被覆等))が発生し得る場面を、商品登録画面の撮像画像により示している。同図には、携帯端末60にて表示される商品登録画面が示されている。同図の商品登録画面においては、指によってバーコード部分が隠されてしまっている状態で客が商品のバーコードを携帯端末60に読み取らせようとしている様子の撮像画像が表示された状態が示されている。
図11(B)に示した例では、携帯端末60は、撮像画像からバーコードの存在は認識するものの、バーコードの読み取りは失敗する(コードの抽出はできない)。この場合、携帯端末60は、読取不全状況に対応する読取不全処理を実行する。
読取不全処理では、読取不全状況となった商品についてリトライ(読み取り)が行われる。
また、例えばリトライにおいて読取不全状況が解消されない場合には、プリセットキーが表示されてもよい。読取不全状況となった商品は、プリセットキーを顧客(店員でもよい)が操作することによって登録可能である。すなわち、読取不全状況は、リトライやプリセットキーによって解消することが可能である。読取不全状況は、多くの場合、リトライやプリセットキーによって解消されることとなるが、読取不全状況が解消されなかった場合には保留商品となる。
読取不全状況が解消されなかった場合(すなわち保留商品となった場合)には、例えば、図11(C)に示すように、当該保留商品について、保留商品用のバッグに入れてもらうことを促す案内画像WD2を表示させてよい。具体的に、同図の案内画像WD2においては、「スキャンできない場合は、専用バッグに商品を入れてください」とのメッセージが表示されている。なお、案内画像WD2の態様としては特に限定されない。案内画像WD2に表示されるメッセージとしては、例えば「スキャンに失敗しました」、「商品が読取不全と判定されました」といった内容であってよい。
同図の案内画像WD2は、商品登録画面上に重畳するように表示された態様である。同図の案内画像WD2においては、確認ボタンBT3が配置されている。この場合、案内画像WD2は、確認ボタンBT3に対する操作が行われることに応じて消去される。あるいは、案内画像WD2は、表示の開始から一定時間経過したことに応じて消去されてもよい。案内画像WD2が消去された後は、例えば図10(B)または図10(C)の商品登録画面に戻るようにされてよい。
また、携帯端末60は、読取不全商品について保留商品とするときには、読取不全状況に対応する撮像画像を取引管理装置20に送信してもよい。送信される撮像画像は、商品コードの読み取りのために撮像部606が撮像している撮像画像を例えば一定時間バッファリングするようにされたうえで、バッファリングされた撮像画像から抽出するようにされてよい。また、送信される撮像画像は、例えば所定枚数による静止画像であってもよいし、読取不全状況の発生に応じた所定期間の動画像であってもよい。
なお、商品登録画面においては、図10(C)に例示したように登録商品リストが表示されるが、携帯端末60は、保留商品の種類によらずに(つまり、全部の小分類の保留商品について)、リスト項目として表示してもよい。保留商品を表示する場合には、保留商品である旨が分かる情報(保留商品である旨のアイコンやボタン、分類番号(保留大分類番号、保留小分類番号の一方又は両方)、分類名(保留大分類名、保留小分類名の一方又は両方)等)を表示してもよい。また、保留商品を表示する場合には、保留商品の種類が分かる情報(分類番号(保留大分類番号、保留小分類番号の一方又は両方)、分類名(保留大分類名、保留小分類名の一方又は両方)、分類番号又は分類名に応じたアイコンやボタン等)を表示してもよい。なお、携帯端末60は、一部の保留商品(特定の保留小分類番号の保留商品)についてはリスト項目として表示せずに、他の保留商品についてはリスト項目として表示してもよい。
[商品登録時における撮像画像の利用について]
図10(C)等に示されるように、携帯端末60の表示部604には商品登録画面が表示される。
同図に示される商品登録画面では、縦長の長方形の画面における上半分の領域にて撮像画像エリアAR1が配置(表示)され、下半分の領域にて商品登録結果エリアAR2が配置されている。
この場合、撮像画像エリアAR1において表示される商品登録用の撮像画像は正方形に近い状態となるのに対して、撮像部606が撮像して得られる撮像画像の全体(全体撮像画像)は、例えば携帯端末60の表示部604の表示面のサイズ(縦横比)、形状等に応じた形状とされ、具体的に全体撮像画像の全体は長方形となっている。つまり、撮像画像エリアAR1において表示される撮像画像は、撮像部606が撮像して得られる全体撮像画像の全体の一部である。また、本実施形態において、撮像部606が撮像して得られる撮像画像は、商品登録中において商品コードの読み取りや読取不全状況の発生の判定等に利用される。
そこで、図12を参照して、撮像部606が撮像して得られる撮像画像の全体である全体撮像画像CIと、商品登録画面における撮像画像エリアAR1との具体的な関係例について説明する。
撮像部が撮像して得られる全体撮像画像CIは、同図に示されるように所定の縦横比による長方形のサイズを有する。中心線Lcは、縦方向において全体撮像画像CIを2等分する位置を示す。
そのうえで、商品登録画面の撮像画像エリアAR1には、全体撮像画像CIのうちの一部の領域である表示用撮像画像Cp1が表示される。表示用撮像画像Cp1は、横方向においては全体撮像画像CIと同じ幅で、縦方向においては中心線Lcを縦方向の中央として全体撮像画像CIより短い所定の長さ(高さ)を有する。
また、表示用撮像画像Cp1のうちの全体または一部の領域が読取用撮像画像として設定されてよい。読取用撮像画像は、表示用撮像画像Cp1において、商品コードの読み取りのための画像処理に用いられる。
また、商品登録画面の撮像画像エリアAR1においては、読取案内画像GDが表示用撮像画像Cp1に重畳して表示される。
読取案内画像GDは、撮像画像エリアAR1にて表示される表示用撮像画像Cp1における読取用撮像画像に対応する位置を四隅の枠(目印)によって案内する。読取案内画像GDには、顧客に向けて、商品コードを読み取らせる際には、当該四隅の枠によって示される領域に撮像された商品コードが収まるようにしてもらうことを案内するメッセージが表示されている。
これにより、商品登録を行おうとする顧客は、撮像画像エリアAR1にて映る商品コードが読取案内画像GDの枠内に収まるようにして登録対象の商品の位置を定めることができる。これにより、商品コードが安定的に読取用撮像画像に収まるようになり、携帯端末60が適正に商品コードの読み取りを行うことができる。
上記の説明から理解されるように、本実施形態の携帯端末60は、商品登録中において商品登録画面の撮像画像エリアAR1に表示させる撮像画像として、全体撮像画像CIの一部である表示用撮像画像Cp1を利用する。
例えば、商品登録画面において表示する撮像画像エリアAR1の撮像画像として全体撮像画像CIを用いてもよい。しかしながら、この場合には、同じ商品登録画面において全体撮像画像CIと商品登録結果エリアAR2とを配置しようとすると、全体撮像画像CIが撮像画像エリアAR1に収まるようにするために、全体撮像画像CI自体を縮小する必要があり、画像の内容が見にくくなってしまう。
そこで、本実施形態においては、撮像画像エリアAR1に表示させる撮像画像として、全体撮像画像CIの一部である表示用撮像画像Cp1を利用するようにされている。これにより、1の商品登録画面において撮像画像エリアAR1に表示される撮像画像が縮小されて見えにくくなったり、後述する第2変形例のように商品登録画面として表示用撮像画像Cp1が表示される画面と商品登録結果エリアAR2が表示される画面とで切り替えを行う必要がなくなる。
図12における表示用撮像画像Cp1は、全体撮像画像CIの高さ方向において中央寄りの位置にて設定されているが、全体撮像画像CIにおける上側あるいは下側の位置にて設定されてもよい。
しかしながら、本実施形態のように表示用撮像画像Cp1が全体撮像画像CIの高さ方向において中央寄りの位置にて設定されることで、後述のように全体撮像画像CIを用いて非スキャン投入を判定する場合に有利になるという側面がある。つまり、表示用撮像画像Cp1が全体撮像画像CIにおける上側あるいは下側の位置にて設定された場合には、全体撮像画像CIにおける表示用撮像画像Cp1の下側と上側のいずれか一方しか非スキャン投入の判定に用いることができない。表示用撮像画像Cp1が全体撮像画像CIの高さ方向において中央寄りの位置にて設定されていれば、全体撮像画像CIにおける表示用撮像画像Cp1の下側と上側のいずれも非スキャン投入の判定に用いられることとなり、非スキャン投入をより的確に判定することができる。
携帯端末60は、前述のように、商品コードの読み取りには、撮像画像エリアAR1に表示される表示用撮像画像Cp1の全てもしくは一部の領域を読取用撮像画像として利用することができる。
商品コードの読み取り精度を高めるための画像処理や画像解析等の処理は比較的重くなる場合がある。この場合において、商品コードの読み取りに利用する読取用撮像画像としての領域を、表示用撮像画像Cp1と同程度にするなどして広くした場合には、処理負荷が相当に重くなる。この場合、読取用撮像画像を表示用撮像画像Cp1の一部に限定することで商品コードの読み取りに応じた処理負荷の軽減を図ることができる。
また、読取用撮像画像は、表示用撮像画像Cp1の一部とされる場合には、高さ方向において中央寄りの位置にて設定されてもよいし、表示用撮像画像Cp1における上側あるいは下側の位置にて設定されてもよい。しかしながら、商品登録に際して顧客が携帯端末60に商品コードを読み取らせようとする際には、顧客の感覚として、表示用撮像画像Cp1の中央部分にて商品コードが収まるようにして携帯端末60に商品をかざすことが多いと考えられる。そこで、表示用撮像画像Cp1の高さ方向における中央寄りの位置にて読取用撮像画像を設定することで、顧客が違和感を覚えずに商品コードを読み取らせる操作を行うことが可能になる。
そのうえで、本実施形態の携帯端末60は、商品登録中における読取不全状況の判定については、全体撮像画像CIを用いるようにされている。読取不全状況は、例えば、保留小分類番号24(非スキャン投入)のように、表示用撮像画像Cp1における読取用撮像画像にて商品自体が収まらないような状態のまま対応の商品が買い物カゴ80に投入されたような状況となったことに応じて生じ得る。この際、商品は、表示用撮像画像Cp1における読取用撮像画像以外の領域においてさえも商品が収まっていなかった状態で買い物カゴ80に投入される場合もある。例えば携帯端末60について、全体撮像画像CIにおいて買い物カゴ80の中全体が収まるように設置すれば、商品コードが読み取られることなく買い物カゴ80の中に投入された商品を的確に検出し、高い精度で非スキャン投入の発生を検出できる。
なお、図12の例では、表示用撮像画像Cp1の横幅は、全体撮像画像CIの横幅と同じとなるようにされているが、例えば全体撮像画像CIの横幅よりも狭くなるようにして設定されてよい。また、表示用撮像画像Cp1内の読取用撮像画像の横幅については、表示用撮像画像Cp1の横幅と同じあるいは、表示用撮像画像Cp1の横幅よりも狭くなるようにして設定されてよい。
なお、非スキャン投入の検出は、例えば全体撮像画像CIの一部であってもよい。つまり、全体撮像画像CIにおいて非スキャン投入の検出に利用されない領域があってもよい。
具体的に、例えば、ショッピングカート70やホルダ71の事情により、ホルダ71により保持された状態の携帯端末60により得られる全体撮像画像CIにおいて、ショッピングカート70にセットされている買い物カゴ80の外の領域が入り込んでしまう場合がある。このような場合に、全体撮像画像CIにおける買い物カゴ80の外の領域を非スキャン投入の検出に利用しないようにされてよい。
また、例えば、買い物カゴ80を横置きするようなタイプのショッピングカート70である場合、買い物カゴ80より手前や買い物カゴ80より奥側の領域が全体撮像画像CIに入り込んでしまう場合がある。このような場合にも、全体撮像画像CIにおける買い物カゴ80の外の領域を非スキャン投入の検出に利用しないようにされてよい。また、この際には、表示用撮像画像Cp1の撮像画像エリアAR1への表示や、読取用撮像画像を用いた商品コードの読み取りを損なうことなく、表示用撮像画像Cp1や読取用撮像画像の一部を、非スキャン投入の検出に利用しない領域として設定してもよい。
この場合において、非スキャン投入の検出に利用されるものとなった撮像画像の領域は、必ずしも表示用撮像画像Cp1や読取用撮像画像を完全に内包するものでなくともよい。例えば、買い物カゴ80の左右の外の領域が全体撮像画像CIに入り込んでいる場合において、表示用撮像画像Cp1内や読取用撮像画像内に買い物カゴ80の外の領域が含まれていれば、表示用撮像画像Cp1や読取用撮像画像において買い物カゴ80の外に該当する領域を非スキャン投入の検出に利用しないようにしてよい。
なお、例えば全体撮像画像CIは、図12に示す状態から90度回転されることで横長とされたうえで、表示用撮像画像Cp1の領域が定められてもよい。
[処理手順例]
図13のフローチャートを参照して、携帯端末60が、読取用撮像画像を利用して行う商品登録処理の手順例について説明する。
ステップS101:商品登録が開始されることに応じて、携帯端末60は、撮像部606により撮像して得られる全体撮像画像CIから抜き出した読取用撮像画像の入力を開始する。
ステップS102:読取用撮像画像の入力後において、携帯端末60は、読取用撮像画像について要読取状態が発生するのを待機する。要読取状態とは、例えば読取用撮像画像においてコードとして認識される画像部分が検出されたことで、商品コード読み取りのための処理を実行することが必要となった状態である。要読取状態は、単にコードとして認識される画像部分が検出されればよく、コードの読み取りまでは行われていなくてよい。
ステップS103:要読取状態が発生したことに応じて、携帯端末60は、コードとして認識される画像部分から商品コードを読み取る処理(商品コード読取処理)を実行する。
ステップS104:携帯端末60は、ステップS103による商品コード読取処理によって商品コードの読み取りが成功したか否かを判定する。
ステップS105:ステップS104により商品コードの読み取りが失敗した場合、携帯端末60は、ステップS103による商品読取処理において利用した読取用撮像画像の処理結果に基づき、読取が失敗した要因(読取失敗要因)を判定する。
ステップS106:携帯端末60は、ステップS105による読取失敗要因の判定結果が「擬似スキャン(被覆等)」に該当するものであったか否かを判定する。
ステップS107:「擬似スキャン(被覆等)」に該当するものであったことが判定された場合、携帯端末60は、保留小分類番号「21(擬似スキャン(被覆等))」に分類される保留商品であるとの商品登録結果を得る。
ステップS108:ステップS106にて読取失敗要因の判定結果が「擬似スキャン(被覆等)」に該当するものでないと判定された場合、携帯端末60は、さらに読取失敗要因の判定結果が「擬似スキャン(短時間)」に該当するものであるか否かを判定する。
ステップS109:擬似スキャン(短時間)に該当するものであったことが判定された場合、携帯端末60は、保留小分類番号「22(擬似スキャン(短時間))」の保留商品であるとの商品登録結果を得る。
ステップS110:ステップS106にて読取失敗要因の判定結果が「擬似スキャン(短時間)」に該当するものでないと判定された場合、読取失敗要因は、「バーコード不良」であるとの判定結果が得られている。そこで、この場合の携帯端末60は、保留小分類番号「23(バーコード不良)」の保留商品であるとの商品登録結果を得る。
ステップS111:ステップS104にて商品コードの読み取りが成功したと判定された場合、あるいはステップS107、ステップS109、及びステップS110のいずれかの処理の後、携帯端末60は、取引管理装置20に商品登録情報を送信する。
ステップS111の処理として、ステップS104にて商品コードの読み取りが成功したとの判定により当該ステップS111に至った場合、携帯端末60は、読み取った商品コードを含む商品登録情報を送信する。
また、ステップS107の処理を経て当該ステップS111に至った場合、携帯端末60は、保留小分類番号「21(擬似スキャン(被覆等))」に分類される保留商品であるとの商品登録結果を示す商品登録情報を送信する。
また、ステップS109の処理を経て当該ステップS111に至った場合、携帯端末60は、保留小分類番号「22(擬似スキャン(短時間))」の保留商品であるとの商品登録結果を示す商品登録情報を送信する。
また、ステップS110の処理を経て当該ステップS111に至った場合、携帯端末60は、保留小分類番号「23(バーコード不良)」の保留商品であるとの商品登録結果を示す商品登録情報を送信する。
ステップS111の処理の後は、ステップS102に処理が戻される。同図の処理は、例えば精算移行指示操作が行われて商品登録が完了したことに応じて終了される。
図14のフローチャートを参照して、携帯端末60が、全体撮像画像CIを利用して行う商品登録処理の手順例について説明する。これまでの説明から理解されるように、全体撮像画像CIを利用して行う商品登録処理とは、保留小分類番号「24(非スキャン投入)」の保留商品であるとの商品登録結果を得ることである。
同図に示される処理は、商品登録中において、図13の処理と同時並行または時分割で実行される処理である。
ステップS201:商品登録が開始されることに応じて、携帯端末60は、撮像部606により撮像して得られる全体撮像画像CIを入力して非スキャン投入を検出するための画像処理を開始する。
ステップS202:携帯端末60は、ステップS101にて開始された画像処理によって非スキャン投入が検出されるのを待機する。
ステップS203:非スキャン投入が検出されると、携帯端末60は、保留小分類番号「24(非スキャン投入)」に分類される保留商品であるとの商品登録結果を得る。
ステップS204:携帯端末60は、保留小分類番号「24(非スキャン投入)」に分類される保留商品であることの商品登録結果を示す商品登録情報を取引管理装置20に送信する。
ステップS204の処理の後は、ステップS202に処理が戻される。同図の処理は、例えば精算移行指示操作が行われて商品登録が完了したことに応じて終了される。
[本実施形態の補足]
カート情報に登録された商品に保留商品が含まれている場合には、顧客が精算を行う前の段階で、店員が介在して保留商品の保留状態の解除(保留解除)を行うようにされる。保留状態の解除は、保留商品としての分類ごとに対応してそれぞれ所定の操作によって行われる。顧客は、保留商品の保留解除が行われて、登録された商品のうちに保留商品が存在しない状態となれば精算を行うことができる。
店員は、例えば以下のようにして、顧客が精算装置40にて表示させた精算画面において保留商品の登録結果が含まれている場合に、精算装置40を操作して保留解除を行うことができる。
まず、顧客は、購入対象の商品の全ての登録を終えると精算移行指示操作を行い、携帯端末60に表示された2次元コードを精算装置40に読み取らせる。2次元コードを読み取った精算装置40は、図9のステップS13として示したように、取引管理装置20に小計金額の算出を要求する。ここで、本実施形態の精算装置40は、小計金額の算出を要求するにあたり、精算処理に利用される精算情報を要求する。
取引管理装置20は、精算情報の要求に応じて、該当のカート情報を特定し、特定されたカート情報に基づいて精算情報を生成する。精算情報には、カート情報における登録商品情報と、登録された商品に応じた小計金額等の情報が含まれる。また、精算情報に含まれる商品情報(登録商品情報、保留商品情報)のうち、読取不全商品及び保留大分類番号1(保留小分類番号11)の「NON-FILE」に対応する商品情報には、商品登録結果の判定に対応する撮像画像が含まれる。取引管理装置20は、生成された精算情報を精算装置40に送信する。
精算装置40は、精算情報を受信すると、受信された精算情報の内容が反映された精算画面を表示部405に表示させる。
図15は、精算装置40の表示部405に表示される精算画面の一例を示している。
同図の精算画面においては、登録商品リストエリアAR3が配置されている。登録商品リストエリアAR3は、携帯端末60により登録された商品のリストを提示するエリアである。
以降の説明において、登録商品リストエリアAR3における商品のリスト項目ごとに対応する商品情報(登録商品情報、保留商品情報)についてはレコードともいう場合がある。
また、登録商品情報と、年齢確認商品(保留小分類番号31)、医薬品(保留小分類番号32)、防犯タグ商品(保留小分類番号33)による分類に対応する保留商品情報とについては、商品が特定されていることから、商品特定レコードともいう。商品特定レコードのうち、登録商品情報については、保留商品としてではなく、正常に登録された商品に対応することから、正常登録レコードともいう。また、保留商品のうちで、読取NG(保留小分類番号21~24)とNON-FILE(保留小分類番号11)に対応する商品については未特定商品といい、未特定商品に対応するレコードについては、未特定レコードともいう。
登録された商品のうちに保留商品が含まれる場合には、登録商品リストエリアAR3において、保留商品のリスト項目を優先させて左欄の上側から配置するようにされる。つまり、登録商品リストエリアAR3において、保留商品のリスト項目を先頭から順に配列させるようにしている。
同図の例では、登録された商品のうちに5つの保留商品が含まれていたことに応じて、登録商品リストエリアAR3において、左上から5つの保留商品のリスト項目を含む保留商品リストエリアAR31が形成された例が示されている。保留商品リストエリアAR31のリスト項目は、例えば背景色等の態様が他の商品のリスト項目と異なるようにされている。
そのうえで、保留商品リストエリアAR31においては、まず、保留商品のうちで商品が特定されている商品特定レコードに対応するリスト項目が順に配置され、続けて、商品が特定されなかった未特定商品に対応するリスト項目が順に配置されている。つまり、保留商品リストエリアAR31においては、保留商品のうちで商品が特定されている商品特定レコードに対応するリスト項目と、商品が特定されなかった未特定商品に対応するリスト項目とで区分された配列となっている。
登録商品リストエリアAR3においては、保留商品リストエリアAR31に続けて、正常登録レコードに対応するリスト項目が配置される。同図では、登録商品リストエリアAR3において、正常登録レコードに対応するリスト項目は、商品の価格が高い順により配置された例が示されている。
登録商品リストエリアAR3のリスト項目のうち、商品特定レコードに対応するリスト項目においては、特定された商品の商品名、登録数量、登録数量に応じた価格等が示されている。
保留商品リストエリアAR31における保留商品ごとのリスト項目においては、保留解除宣言ボタンBT31が配置されている。保留解除宣言ボタンBT31は、対応の商品の保留の解除を宣言する操作が行われるボタンである。ただし、保留解除宣言ボタンBT31は、同図の精算画面においては操作が不可とされており、後述の保留商品処理画面にて操作可能となる。精算画面において、保留解除宣言ボタンBT31は、対応のリスト項目が保留商品に対応するものであることを示すアイコンとしての機能を有する。
保留解除宣言ボタンBT31においては、それぞれ、対応の商品が該当する保留商品としての分類の名称が示されている。
具体的に、例えば年齢確認商品(保留小分類番号31)、医薬品(保留小分類番号32)、防犯タグ商品(保留小分類番号33)、取消商品(保留小分類番号41)については、それぞれ、保留解除宣言ボタンBT31において対応の分類を示す名称が表示される。また、未特定商品(保留小分類番号1~4)については、一括して「保留商品」との名称が表示される。
同図では、保留解除宣言ボタンBT31における表示として、1行目のリスト項目は、年齢確認商品(保留小分類番号31)であることに対応して、「年齢確認」と表示され、2行目のリスト項目は、防犯タグ商品(保留小分類番号33)であることに対応して、「防犯タグ」と表示され、3行目のリスト項目は、医薬品(保留小分類番号32)であることに対応して、「医薬品」と表示された例が示されている。また、4行目と5行目のリスト項目は、それぞれ、「保留商品」と表示された例が示されている。
4行目と5行目のリスト項目においては、サムネイル画像TNが配置されている。サムネイル画像TNは、対応の未特定商品について商品登録操作が行われているときに携帯端末60により撮像して得られた撮像画像である。サムネイル画像TNは、静止画であってもよいし、動画であってもよい。
また、サムネイル画像TNは、表示用撮像画像Cp1が用いられてよいが、全体撮像画像CIあるいは読取用撮像画像の部分が用いられてもよい。
店員は、サムネイル画像TNが配置されているか否かにより、保留商品のリスト項目について、未特定商品に対応するリスト項目と、商品が特定された保留商品に対応するリスト項目とを視覚的に区別できる。また、店員は、サムネイル画像TNにおいて表示される内容により、未特定商品として登録された商品が実際には何であったのかを把握できる。
なお、保留解除宣言ボタンBT31において対応の分類を示す表示としては、分類を示すアイコン等の絵柄であってもよい。
保留商品のリスト項目のうち、年齢確認商品(保留小分類番号31)、医薬品(保留小分類番号32)、防犯タグ商品(保留小分類番号33)等のように特定された商品が対応するリスト項目においては、特定された商品の商品名、登録数量、登録数量に応じた価格等が示される。
これに対して、未特定商品に対応するリスト項目においては、対応の保留商品の分類に応じた内容が表示される。具体的に、NON-FILE(保留小分類番号11)としての未特定商品の場合には、同図の5行目のリスト項目のようにして、NON-FILEであることを示すとともに、読み取られた商品コードが示されてよい。また、保留大分類番号2の読取NGの読取不全商品(コード未取得商品)の場合には、同図の4行目のリスト項目のようにして、商品コードの読み取りができなかったことを示すメッセージが表示されてよい。
同図のように、精算画面の登録商品リストエリアAR3において、保留商品リストエリアAR31が形成されている場合、店員が保留商品を処理するための操作を行う必要がある。このように保留商品リストエリアAR31が形成された精算画面が表示された場合、精算装置40は、店員に保留商品の処理の操作を行わせるための店員呼出を実行する。店員呼出として、精算装置40は、例えば、精算装置40がサインポール等の表示器を所定の態様で表示させたり、店員が所持あるいは監視する端末装置に店員呼出の通知を送信するようにされてよい。
また、同図のように、登録結果に保留商品が含まれていることで、保留商品リストエリアAR31が形成されている精算画面が表示されている状態では、精算装置40は、客による精算に関する操作を受け付けないようにされている。また、例えば、同図の精算画面における登録商品リストエリアAR3の上の領域においては、客に向けて、呼び出しを受けた店員が精算装置40にまで赴いてくることを報知するメッセージが表示されている。
店員呼出に応じて精算装置40に赴いた店員は、精算装置40に店員としてログインするログイン操作を行う。この場合のログイン操作は、例えば、店員証に印刷されているコード(2次元コードあるいはバーコード)を、スキャナ部406に読み取らせるという操作であってよい。あるいは、例えば置数操作によって店員番号等を入力する操作であってよい。
店員によるログインが行われたことに応じて、表示部405における表示は、精算画面から保留商品処理画面に遷移する。
図16は、保留商品処理画面の一例を示している。同図において、図15と同一部分には同一符号を付している。
保留商品処理画面において、登録商品リストエリアAR3の内容は、精算画面(図15)から引き継がれた状態で表示される。このため、保留商品処理画面の初期表示では、登録商品リストエリアAR3における登録商品情報に対応のリスト項目は、価格順で配置されている。また、保留商品リストエリアAR31における保留商品ごとのリスト項目において配置される保留解除宣言ボタンBT31において表示される文字等の内容も、精算画面(図15)から引き継がれる。
同図の保留商品処理画面の登録商品リストエリアAR3の上の領域の左側においては、商品管理用の画面であることが示されるとともに、店員に向けて、保留商品の保留解除を行うことを指示するメッセージが表示されている。
また、登録商品リストエリアAR3の上の領域の右側には、ソートボタンBT32(価格順ボタンBT32-1、登録順ボタンBT32-2、部門順ボタンBT32-3)が配置されている。
ソートボタンBT32は、それぞれ対応のソート順により、登録商品リストエリアAR3における登録商品情報に対応のリスト項目をソートさせる操作が行われるボタンである。ソートボタンBT32のうち、価格順ボタンBT32-1は、登録商品情報に対応のリスト項目を価格順でソートさせる操作が行われるボタンである。登録順ボタンBT32-2は、登録商品情報に対応のリスト項目を、客が携帯端末60を利用して登録した順でソートさせる操作が行われるボタンである。部門順ボタンBT32-3は、登録商品情報に対応のリスト項目を、商品が対応する部門単位で区分するようにしてソートさせる操作が行われるボタンである。
店員は、保留商品のうち、商品が特定できている分類の保留商品(年齢確認商品(保留小分類番号31)、医薬品(保留小分類番号32)、防犯タグ商品(保留小分類番号33))の保留解除を行う場合には、それぞれの分類に応じた所定の応対作業を行ったうえで、保留商品リストエリアAR31において対応のリスト項目に配置されている保留解除宣言ボタンBT31に対する操作(例えば、タップ操作)を行う。なお、保留商品のリスト項目全体がタップ操作可能なようにされていてもよい。
保留解除の対象の商品が年齢確認商品である場合、店員は、応対作業として客が成人であることを確認し、対応のリスト項目に配置された保留解除宣言ボタンBT31を操作する。
また、保留解除の対象の商品が医薬品である場合、店員は、応対作業として、自分が薬剤師の資格を有しているのであれば自ら説明を行うか、薬剤師の資格を有する他の店員に説明を行ってもらったうえで、対応のリスト項目に配置された保留解除宣言ボタンBT31を操作する。
また、保留解除の対象の商品が防犯タグ商品である場合、店員は、応対作業として、対象の商品に取り付けられている防犯タグを外し、対応のリスト項目に配置された保留解除宣言ボタンBT31を操作する。
上記のように商品が特定できている分類の保留商品についての保留解除が行われた場合、操作された保留解除宣言ボタンBT31における表示は、図15に示したように該当の分類を示す状態から、例えば図16に示される「確認済み」(あるいは「保留解除」などであってもよい)のように、保留解除されたことを示す状態に変化する。
また、店員は、未特定商品として分類される保留商品(NON-FILE(保留小分類番号11)、読取NG(保留小分類番号21~24)の保留解除を行う場合には、まず、保留商品リストエリアAR31において保留解除対象の保留商品に対応するリスト項目に配置された保留解除宣言ボタンBT31を操作する。
このように未特定商品に対応する保留解除宣言ボタンBT31が操作されたことに応じて、表示部405に状況確認画面が表示される。
図17は、状況確認画面P10の一例を示している。状況確認画面P10は、操作された保留解除宣言ボタンBT31に対応する未特定商品についての、客の携帯端末60の操作により登録されているときの状況を示す画面である。状況確認画面P10は、例えば図16の保留商品処理画面上に重畳するようにして表示されてよい。
同図の状況確認画面P10は、保留解除の処理対象の未特定商品が疑似スキャン(被覆等)(保留小分類番号21)に分類される場合の例を挙げている。
また、同図の状況確認画面P10は、携帯端末60がカートに設けられたホルダ部にて保持されており、ホルダ部にて保持されている状態では、携帯端末60が買い物カゴの中を撮像可能なようにされている場合に対応する。客は、ホルダ部に保持されている状態の携帯端末60に商品コードをスキャンさせる。
同図の状況確認画面P10においては、左から右にかけて確認用撮像画像G11、G12、G13の順で配置されている。確認用撮像画像G11、G12、G13は、携帯端末60が対応の未特定商品の商品コードをスキャンしようとして撮像していたときに得られた全体撮像画像CIが用いられてよい。
例えば、確認用撮像画像G11、G12、G13として、表示用撮像画像Cp1あるいは読取用撮像画像等を利用することもできる。しかしながら、撮像される範囲が最も広くなる全体撮像画像CIを用いることで、未特定商品としての保留商品が発生したときの状況を店員がより的確に把握することができる。
左から右にかけての確認用撮像画像G11、G12、G13の配置順は、撮像が行われた時間経過に対応している。
まず、2番目(中央)の確認用撮像画像G12は、処理対象の商品が商品登録操作に際して携帯端末60の撮像範囲に収まっているときに撮像された撮像画像である。
1番目の確認用撮像画像G11は、2番目の確認用撮像画像G12よりも過去に撮像されたものであり、処理対象の商品が撮像範囲に収まる前のタイミングで撮像された撮像画像である。
3番目の確認用撮像画像G13は、2番目の確認用撮像画像G12の後に撮像されたものであり、処理対象の商品についての商品登録操作が完了したタイミング(例えば、処理対象の商品を持つ手が撮像画像に含まれなくなり、買い物カゴ内で商品が静止したタイミング)で撮像された撮像画像である。
この場合、店員は、確認用撮像画像G11、G12、G13を見ることで、未特定結果が生じた商品登録操作のときの状況を把握することができる。
具体的に、同図の例では、店員は、まず、確認用撮像画像G11から確認用撮像画像G12の遷移により、処理対象の商品は、商品登録操作が行われる前の段階では買い物カゴの中に入れられていなかったことを把握できる。
また、店員は、確認用撮像画像G12により、商品における商品コードの部分が手によって隠れていたことから、保留小分類番号21(疑似スキャン(被覆等))としての未特定結果が生じたことを把握できる。
また、店員は、確認用撮像画像G12により、処理対象とされた商品が何であるのかを把握できる。具体的に、同図の例では、店員は、処理対象とされた商品が、「焼き鳥の缶詰」であることを把握する。
また、店員は、確認用撮像画像G12から確認用撮像画像G13への遷移により、処理対象の商品は商品登録操作が行われた後に買い物カゴの中に入れられたことを把握できる。
上記のようにして商品登録操作のときの状況を把握すると、店員は、商品情報入力画面を表示させるために画面遷移ボタンBT35を操作する。画面遷移ボタンBT35が操作されたことに応じて、状況確認画面P10に代えて商品情報入力画面が表示される。
また、店員は、状況確認画面P10が表示されている状態のもとで、買い物カゴに入れられていた処理対象の商品の商品コードを、精算装置40のスキャナ部406により読み取らせる操作を行ってもよい。精算装置40が、商品コードの読み取りに成功したことに応じて、商品情報入力画面が表示される。
図示は省略するが、商品情報入力画面は、未特定商品としての処理対象の商品の商品情報を店員が入力する操作が行われる画面である。店員は、商品情報入力画面に対して商品コード、商品名、価格、登録数量等を入力する操作を行って、未特定商品を登録商品情報として登録しなおすことができる。
<変形例>
以下、本実施形態の変形例について説明する。以下に説明する変形例は、適宜、上記実施形態及び他の変形例と組み合わされてよい。
[第1変形例]
本実施形態の商品販売処理システム1において、携帯端末60は、例えば商品が登録されるごとに商品登録情報を送信するのではなく、全ての商品についての商品登録が完了したことに応じて、登録された全ての商品についての商品登録情報を一括して送信してもよい。
[第2変形例]
商品登録画面として、全体撮像画像CIを全画面において表示する画面と、商品登録結果を示す画面とを切り替えて表示させてもよい。この場合において、商品登録結果を示す画面が表示されて全体撮像画像CIが表示されていない状態のときにも、携帯端末60は、撮像中の撮像部606により得られている全体撮像画像CIの全体(一部でもよい)を用いて、不正の可能性の高い保留小分類番号「21(擬似スキャン(被覆等))」、「22(擬似スキャン(短時間))」、「24(非スキャン投入)」の判定を実行するようにされてよい。これにより、商品登録結果を示す画面が表示されて全体撮像画像CIが表示されていない状態において行われる商品登録の不正を検出することができる。
また、全体撮像画像CIを全画面において表示する画面から切り替え可能な画面は、買い物の開始から買い物の終了もしくは中止までにおいて表示可能な画面であれば、商品登録結果に関する画面以外の画面であってもよい。具体的に、商品登録結果に関する画面以外の画面は、例えば客に向けて各種の情報を提供するお知らせ画面、ショッピングアプリケーションの利用の仕方を説明するご利用ガイド画面、客が買い物する予定の商品を登録した買い物メモ画面等を挙げることができる。
[第3変形例]
店舗において携帯端末60と通信するビーコンを設置する。ビーコンは、例えば店舗における商品の陳列棚等の配置に応じて設置される。ビーコンは、自機を一意に示すビーコン識別情報を記憶する。ビーコンは、通信により接続された携帯端末60にビーコン識別情報を送信する。
また、取引管理装置20は、商品マスタにおいて登録された商品ごとに、対応の商品が店舗にて陳列されている位置に対応して設置されたビーコンのビーコン識別情報を対応付けて管理する。
携帯端末60は、商品登録にあたり、保留小分類番号「21」、「22」、「24」のいずれかによる読取NGが生じたことを判定した場合に、通信距離の範囲内にあって最も電波強度の強いビーコンから送信されるビーコン識別情報を取得する。携帯端末60は、取得したビーコン識別情報を含む読取NG通知を取引管理装置20に送信する。読取NG通知は、読取NGとして判定した保留小分類番号「21」、「22」、「24」がいずれであるのかを示す情報が含まれてよい。
取引管理装置20は、受信した読取NG通知の履歴(読取NG履歴情報)を記憶する。1の読取NGの発生に対応する読取NG履歴情報は、対応の読取NGについての発生日時、対応の読取NGが発生した店舗内の場所、及び保留小分類番号等の情報等が含まれてよい。対応の読取NGが発生した店舗内の場所は、取引管理装置20が、例えば対応の読取NG通知に含まれていたビーコン識別情報が示すビーコンが設置された店舗内の位置を店舗の地図から特定することにより得られる。
店員は、取引状況管理装置50等の端末を取引管理装置20にアクセスさせ、読取NG履歴情報に基づく読取NG発生状況を端末にて表示させることができる。読取NG発生状況の表示は、例えば店舗のフロアマップ上にて読取NGごとのマークが発生した位置に対応して配置されるような態様であってよい。1つのマークに対応して発生日時等の情報が示されてもよい。このような表示を見ることで、店員等は、どのような場所にて客による不正が行われる傾向にあるのかといったことを的確に把握できる。また、店員等は、把握した傾向に基づいて、不正への適切な対策を講じることもできる。
[第4変形例]
上記実施形態における携帯端末60は、店舗にて買い物をする顧客が購入対象の商品を登録するのに用いられるものであった。
携帯端末60は、例えば、ネット販売業者の出荷作業者や店舗の店員などが、客によりオンラインで注文された商品を倉庫や店舗にて集める際に、集めた商品の確認のために登録を行うような場合にも用いられてよい。
[第5変形例]
なお、上記実施形態及び変形例等において、携帯端末60、精算装置40、登録精算装置30、取引状況管理装置50等が実行する処理の一部を、取引管理装置20等の上位装置が実行するようにされてよい。
このような態様の1つとして、本実施形態の商品販売処理システム1においてシンクライアントシステムの構成が備えられてよい。
一例として、取引管理装置20がシンクライアント対応のサーバ(例えば、クラウドサーバ)として構成され、携帯端末60、精算装置40、登録精算装置30、取引状況管理装置50等は、シンクライアント端末として機能するようにされてよい。この場合、携帯端末60等のシンクライアント端末は、撮像画像や、自己に対して行われる操作に応じたコマンド等の情報をクラウドサーバに送信する。クラウドサーバはシンクライアント端末から受信した情報に応答して処理を実行し、処理結果が反映された画面等としての画像データあるいはウェブページデータをシンクライアント端末に送信してよい。シンクライアント端末としての携帯端末60等は、画像ビューワあるいはウェブブラウザにより、送信された画像データやウェブページデータを表示するようにされてよい。
<実施形態の総括>
[技術分野]
本発明は、携帯端末に関する。
[背景技術]
カメラを備える携帯端末を用いて顧客自ら商品を登録するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2019-204551号公報
[発明の概要]
[発明が解決しようとする課題]
客が商品の登録を行うにあたり、携帯端末は、カメラにより撮像して得られる撮像画像を利用した商品の登録に関する検出が良好に行われるようにすることが好ましい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、カメラを備える携帯端末を用いて商品を登録するにあたり、カメラにより撮像して得られる撮像画像を利用した商品の登録に関する検出が良好に行われるようにすることを目的とする。
[課題を解決するための手段]
(1)以上説明したように、本実施形態の一態様は、店舗にて使用される携帯端末(60)としてのコンピュータを、撮像手段(例えば、撮像部606)によって取得される撮像画像を画面に表示させる表示制御手段と、前記撮像画像から商品の特定に用いられる商品情報(商品コードにより示される商品の情報、あるいは画像認識によって得られた商品の情報)を取得する取得手段と、前記撮像画像に基づいて、前記取得手段により商品情報が取得されていない商品が特定の商品扱者(例えば、顧客、店員、出荷作業者等)によって確保された情報取得不全状況(例えば、読取不全状況)の発生を検出する検出手段として機能させるためのプログラムであって、前記取得手段は、前記画面に表示されている前記撮像画像(例えば、表示用撮像画像Cp1)を対象として商品情報を取得し、前記検出手段は、前記画面に表示されている前記撮像画像および前記画面に表示されていない前記撮像画像(例えば、全体撮像画像CI)を対象として前記情報取得不全状況の発生を検出するプログラムである。
上記構成によれば、携帯端末60は、商品の登録に関する検出として、非スキャン投入の検出には全体撮像画像CIを利用し、商品コードの読み取り(検出)には全体撮像画像CIにおける表示用撮像画像Cp1内の画像領域を利用することができる。このように検出する対象に応じて、利用する撮像画像の領域を異ならせることで、撮像画像を利用した商品の登録に関する検出を良好に行うことが可能となる。
(2)本実施形態の一態様は、(1)に記載のプログラムであって、前記表示制御手段は、前記画面における第1の範囲(例えば、撮像画像エリアAR1)に前記撮像画像の所定の一部の表示用画像領域を表示させ、前記画面における第2の範囲(例えば、商品登録結果エリアAR2)に前記撮像画像と異なる情報(例えば、登録点数、合計金額、登録済みの商品のリスト等)を表示させ、前記取得手段は、前記表示用画像領域を対象として商品情報を取得し、前記検出手段は、前記撮像画像において、前記表示用画像領域と前記第1の範囲に表示されない領域とを含む検出画像領域を対象として前記情報取得不全状況の発生を検出する。
上記構成によれば、商品登録画面の撮像画像エリアAR1において、全体撮像画像CIの一部である表示用撮像画像Cp1が表示されたうえで、表示用撮像画像Cp1を利用して商品コードの読み取りが行われる。また、非スキャン投入の検出は、表示用撮像画像Cp1として撮像画像エリアAR1に表示されていない部分も含む全体撮像画像CIを利用して行われる。
これにより、顧客は、撮像画像エリアAR1に表示される商品コードを確認しながら、携帯端末60に商品コードを読み取らせることが可能となるとともに、携帯端末60がスキャン投入の検出を的確に行うことが可能となる。
(3)本実施形態の一態様は、(2)に記載のプログラムであって、前記表示制御手段は、前記取得手段による商品情報の取得の結果(例えば、商品登録結果)に基づく情報を前記第2の範囲に表示させる。
上記構成によれば、1の商品登録画面において撮像画像と商品登録結果とが表示されることから、操作性が良く使いやすい商品登録画面を提供することが可能となる。
(4)本実施形態の一態様は、(2)または(3)に記載のプログラムであって、前記取得手段は、前記表示用画像領域に含まれる所定の一部の取得対象画像領域を対象として商品情報の取得を行い、前記表示制御手段は、前記第1の範囲において表示させる表示用画像領域に対して、当該表示用画像領域における前記取得対象画像領域の位置を案内する目印(例えば、読取案内画像GDにおける四隅の枠)を表示させる。
上記構成によれば、商品登録画面の撮像画像エリアAR1において読取用撮像画像が対応する領域を読取案内画像GDにより示すことができるので、商品コードを読み取らせやすくなる。
なお、上述のストアコントローラ10、取引管理装置20、登録精算装置30、精算装置40、取引状況管理装置50、携帯端末60等の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述の各装置の処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。
ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD-ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1 商品販売データ処理システム、10 ストアコントローラ、20 取引管理装置、40 精算装置、50 取引状況管理装置、60 携帯端末、70 ショッピングカート、80 買い物カゴ

Claims (4)

  1. 店舗にて使用される携帯端末としてのコンピュータを、
    撮像手段によって取得される撮像画像を画面に表示させる表示制御手段と、
    前記撮像画像から商品の特定に用いられる商品情報を取得する取得手段と、
    前記撮像画像に基づいて、前記取得手段により商品情報が取得されていない商品が特定の商品扱者によって確保された情報取得不全状況の発生を検出する検出手段
    として機能させるためのプログラムであって、
    前記取得手段は、前記画面に表示されている前記撮像画像を対象として商品情報を取得し、
    前記検出手段は、前記画面に表示されている前記撮像画像および前記画面に表示されていない前記撮像画像を対象として前記情報取得不全状況の発生を検出する
    プログラム。
  2. 前記表示制御手段は、前記画面における第1の範囲に前記撮像画像の所定の一部の表示用画像領域を表示させ、前記画面における第2の範囲に前記撮像画像と異なる情報を表示させ、
    前記取得手段は、前記表示用画像領域を対象として商品情報を取得し、
    前記検出手段は、前記撮像画像において、前記表示用画像領域と前記第1の範囲に表示されない領域とを含む検出画像領域を対象として前記情報取得不全状況の発生を検出する
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記表示制御手段は、前記取得手段による商品情報の取得の結果に基づく情報を前記第2の範囲に表示させる
    請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記取得手段は、前記表示用画像領域に含まれる所定の一部の取得対象画像領域を対象として商品情報の取得を行い、
    前記表示制御手段は、前記第1の範囲において表示させる表示用画像領域に対して、当該表示用画像領域における前記取得対象画像領域の位置を案内する目印を表示させる
    請求項2または3に記載のプログラム。
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