JP2022022986A - 食用油脂が有する風味の持続性を向上する方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】課題は、食用油脂を口に含んだ後の風味発現を向上する方法を開発することである。【解決手段】食用油脂を食した際の口中における食用油脂が有する風味の持続性を向上させる方法であって、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルを食用油脂に含有させる、前記方法。ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルを含む、食用油脂。軽度蒸留および/または未蒸留の油脂を含む、前記食用油脂。前記軽度蒸留および/または未蒸留の油脂の含有量が0.05~50質量%である、前記食用油脂。【選択図】なし

Description

本開示は、食用油脂が有する風味の口中での持続性を向上させる方法に関する。
食用油脂には、サラダ油のような無味無臭に比較的近い精製油脂、バージンオリーブオイルのような圧搾後に夾雑物を除いただけの油脂(未精製風味油)、香味野菜などのエキスを油脂で抽出したタイプの風味油(抽出風味油)、油脂にフレーバーを添加したフレーバーオイル、などが知られている。そして、バージンオリーブオイルなどの未精製風味油は、抽出風味油やフレーバーオイルと比較して、加熱調理による風味の消失が少ない傾向にある。しかし、摂食した際の口中での風味の発現は弱い傾向にある。特許文献1には、抽出風味油やフレーバーオイルに、HLB1~15である乳化剤を0.01~7重量%添加する、加熱時の風味を維持する方法が開示される。しかし、未精製風味油を摂食した際の口中での風味発現を向上させる方法は知られていない
特開2014-113116号公報
したがって、食用油脂、特にバージンオリーブオイルのような未精製風味油を含む食用油脂の、摂食した際の口中での風味発現を向上する方法が望めれていた。
本開示の課題は、食用油脂を口に含んだ後の風味発現を向上する方法を開発することである。
本開示者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行った。その結果、食用油脂にポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルを含ませることにより、食用油脂を口に含んだ後の風味の持続性が向上することを見出した。風味の持続性が向上することにより、食用油脂の風味がより豊かに感じられる。これにより、本開示は完成に至った。すなわち、本開示は以下の態様を含み得る。
[1]食用油脂を食した際の口中における食用油脂が有する風味の持続性を向上させる方法であって、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルを食用油脂に含有させる、前記方法。
[2]ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルを含む、食用油脂。
[3]軽度蒸留および/または未蒸留の油脂を含む、[2]の食用油脂。
[4]前記軽度蒸留および/または未蒸留の油脂の含有量が0.05~50質量%である、[3]の食用油脂。
[5]前記軽度蒸留または未蒸留の油脂が、乳脂、豚脂、牛脂、オリーブ油、ココナッツオイル、ココアバター、胡麻油、ナッツ油、焙煎油脂、から選ばれる1種以上である、[3]または[4]の食用油脂。
[6][2]~[5]の何れか1つの食用油脂を含む、飲食品。
本開示によれば、食用油脂を口に含んだ後の風味の持続性を向上する方法を提供することができる。また、本開示によれば、口に含んだ後の風味の持続性が向上した食用油脂を提供することができる。
以下、本開示について詳細に例示説明する。なお、本開示において、A(数値)~B(数値)は、A以上B以下を意味する。なお、以下で例示する好ましい態様やより好ましい態様等は、「好ましい」や「より好ましい」等の表現にかかわらず適宜相互に組み合わせて使用することができる。また、数値範囲の記載は例示であって、「好ましい」や「より好ましい」等の表現にかかわらず各範囲の上限と下限並びに実施例の数値とを適宜組み合わせた範囲も好ましく使用することができる。
本開示の方法は、食用油脂にポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(以下、PGPRと表記することがある)を含ませることにより。食用油脂を食した際の口中における食用油脂が有する風味の持続性を向上させる方法である。PGPRを含む食用油脂は、口に含まれた後の食用油脂の風味が、PGPRを含まない食用油脂と比べて、持続し得る。また、本開示の食用油脂は、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルを含む、食用油脂である。
本開示の一態様によれば、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルの製造方法は公知であり、例えば、主にヒマシ油から得られるリシノレイン酸とポリグリセリンとのエステル化反応により得られる。ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルのポリグリセリン部分は、重合したグリセリンの数(重合度)が異なる複数のポリグリセリンの混合物であり、平均重合度で表記され得る。ポリグリセリンの平均重合度は、例えば、混合物の水酸基価から算出できる。本開示の一態様によれば、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルのポリグリセリン部分の平均重合度は、好ましくは2~10程度であり、より好ましくは2~8程度であり、さらに好ましくは3~6程度である。
本開示の一態様によれば、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルは、市販品であってもよい。市販のPGPRとしては、例えば、阪本薬品工業株式会社製のSYグリスターCR-310、CR-500、CR-ED、CRS-75など、太陽化学株式会社製のサンソフトNo.818DG、818R、818SK、818Hなど、理研ビタミン株式会社製のポエムPR-300など、が適宜使用できる。ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルは、2種以上を併用してもよい。
本開示の一態様によれば、食用油脂に含まれるPGPRの含有量は、食用油脂の用途によっても異なるので、一定ではない。使用する飲食品毎に、最適な量となるように、PGPRを使用すればよい。しかし、食用油脂に含まれるポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルの含有量は、好ましくは、5質量ppm以上、30質量ppm以上、50質量ppm以上、70質量ppm以上、90質量ppm以上、の何れかであり得る。また、食用油脂に含まれるPGPRの含有量は、その上限値が、好ましくは、50000質量ppm以下、20000質量ppm以下、10000質量ppm以下、7000質量ppm以下、5500質量ppm以下、の何れかであり得る。下限と上限は任意に組み合わせてもよい。しかし、本開示の一態様によれば、食用油脂が生(非加熱)用途で使用される場合、食用油脂に含まれるPGPRの含有量は、好ましくは10~1000質量ppmであり、より好ましくは40~600質量ppmであり、さらに好ましくは60~460質量ppmであり、ことさらに好ましくは80~400質量ppmである。また、食用油脂が加熱用途で使用される場合、食用油脂に含まれるPGPRの含有量は、好ましくは300~30000質量ppmであり、より好ましくは1300~13000質量ppmであり、さらに好ましくは2000~8000質量ppmであり、ことさらに好ましくは2500~6500質量ppmである。
本開示の一態様によれば、食用油脂は、食用に適する限り特に限定されない。例えば、大豆油、ナタネ油、米油、ヒマワリ油、サフラワー油、オリーブ油、キャノーラ油、コーン油、綿実油、胡麻油、パーム油、パーム核油、ココナッツオイル、ココアバター、落花生油、ヘーゼルナッツオイル、マカダミアナッツオイル、乳脂、牛脂、豚脂(ラード)などの各種植物油脂および動物油脂、並びにこれらに水素添加、分別およびエステル交換から選択される1または2以上の処理を施した加工油脂などが挙げられる。これらの油脂は、1種または2種以上が使用されてもよい。しかし、PGPRを含む食用油脂は、口に含まれた後の食用油脂の風味の持続性が向上するので、風味が好まれる食用油脂であると、嗜好性の向上が期待できる。
本開示の一態様によれば、食用油脂は、好ましくは、軽度蒸留または未蒸留の油脂を含有する。軽度蒸留または未蒸留の油脂は、油脂固有の風味をより強く有する。ここで、軽度蒸留とは、150℃以下の温度で行われる蒸留である。軽度蒸留は、好ましくは140℃以下、より好ましくは130℃以下、の温度で行われる。食用油脂に適用される蒸留は、好ましくは、油脂精製の脱臭工程で適用される水蒸気蒸留である。軽度蒸留または未蒸留の油脂は、食用に適する限り特に限定されない。しかし、軽度蒸留または未蒸留の油脂としては、好ましくは、乳脂、豚脂、牛脂、オリーブ油、ココナッツオイル、ココアバター、胡麻油、ナッツ油、各種焙煎油脂などが挙げられる。ナッツ油としては、ピーナッツオイル(落花生油)、ヘーゼルナッツオイル、マカダミアナッツオイル、アーモンドナッツオイル、ピスタチオナッツオイル、などが挙げられる。焙煎油脂は、焙煎された油糧原料から、圧搾などにより得られる油脂である。焙煎油脂としては、焙煎胡麻油、焙煎菜種油(ナタネ赤水)、焙煎紅花油、各種焙煎ナッツ油、などが挙げられる。しかし、食用油脂は、好ましくは、オリーブ油、焙煎胡麻油、ナッツ油から選ばれる1種以上を含有する。
本開示の一態様によれば、食用油脂は、軽度蒸留または未蒸留の油脂として、好ましくはオリーブ油を含有する。オリーブ油としては、例えば、エキストラバージンオリーブオイル、バージンオリーブオイル、オーディナリーバージンオリーブオイルなどの未精製のオリーブ油が挙げられる。なお、上記オリーブ油の名称は、国際オリーブオイル協会(International Olive Council)の定めた基準による。未精製のオリーブ油は、酸度3.3以下であるものが好ましい。未精製のオリーブ油は、好ましくは、風味が豊かな、エキストラバージンオリーブオイルおよび/またはバージンオリーブオイルであり、より好ましくは、エキストラバージンオリーブオイルである。未精製のオリーブ油は、選別・洗浄されたオリーブ果実を、粉砕・攪拌し、油と絞り粕に分離することで、製造できる。分離には、現在主流である「遠心分離法」や、昔ながらの伝統的製法である「圧搾法」を用いてもよい。なお、未精製のオリーブ油は、必要に応じてろ過などで夾雑物が除かれるが、脱酸処理、脱色処理、脱臭処理を経ていないオリーブ油である。
本開示の一態様によれば、食用油脂は、軽度蒸留または未蒸留の油脂として、好ましくは焙煎胡麻油を含有する。焙煎胡麻油の製造方法は公知である。焙煎胡麻油は、例えば、原料種子を選別した後、焙煎し、その後、圧搾、ろ過、静置、ろ過と静置の繰り返し、仕上げろ過の工程を経ることで得られる。この際、焙煎の程度を調節することで、風味が調整される。焙煎胡麻油は、好ましくは、ロビボンド比色値(25.4mmセル)が130~350(より好ましくは150~330)である。ここで、ロビボンド比色値(25.4mmセル)は、ロビボンド法(日本油化学協会、基準油脂分析試験法2.2.1.1)に基づいて測定したY,R,Bの数字を以下の式に当て嵌めることにより求めることができる。
ロビボンド比色値(25.4mmセル)=Y+10×R+10×B
Y:黄色スライドの数字
R:赤色スライドの数字
B:青色スライドの数字
本開示の一態様によれば、食用油脂は、軽度蒸留または未蒸留の油脂として、好ましくはナッツ油を含有する。ナッツ油は、堅果実類から採油された油(堅果実油)であり、例えば、へーゼルナッツオイル、マカダミアナッツオイル、アーモンドオイル、ピーナッツオイル(落花生油)、ピスタチオオイル、カシュ―ナッツオイル、ブラジルナッツオイル、ピーカンナッツオイル、クルミ油、松の実油、などが挙げられる。ナッツオイルは、2種以上が使用されてもよい。ナッツ油は、好ましくは、ヘーゼルナッツオイル、マカダミアナッツオイル、アーモンドオイル、ピスタチオオイル、ピーナッツオイル、から選ばれる1種以上であり、より好ましくは、ヘーゼルナッツオイル、マカダミアナッツオイル、ピスタチオオイル、から選ばれる1種以上である。ナッツ油は、焙煎されたナッツ(堅果実)から得られる焙煎ナッツ油であってもよい。
本開示の一態様によれば、食用油脂に含まれる軽度蒸留または未蒸留の油脂の含有量は、特に限定されない。しかし、例えば、生食用など、強い風味が求められる場合、軽度蒸留または未蒸留の油脂の含有量は、好ましくは16~100質量%であり、より好ましくは31~100質量%であり、さらに好ましくは51~100質量%であり、ことさらに好ましくは65~100質量%である。しかし、例えば、加熱調理用など、程よく香り立つ程度の風味や、ほのかな風味、くどくない程度の風味が求められる場合、軽度蒸留または未蒸留の油脂の含有量は、好ましくは0.01~50質量%であり、より好ましくは0.1~30質量%であり、さらに好ましくは0.5~20質量%であり、ことさらに好ましくは1~15質量%であり、最も好ましくは2~12質量%である。また、本開示の一態様によれば、PGPRを含む食用油脂は、口に含んだ後の風味の持続性が向上するので、軽度蒸留または未蒸留の油脂の含有量を2/3~1/2程度に減量しても、PGPRを含有することにより、減量する前と同程度の風味の発現が期待できる。すなわち、風味は優れるが比較的価格が高い軽度蒸留または未蒸留の油脂の使用量を低減できるという副次効果が得られる。
本開示の一態様によれば、食用油脂には、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルの他、必要に応じて通常の食用油脂に用いられる添加剤を適宜使用できる。添加剤の使用は、例えば、保存安定性向上、酸化安定性向上、熱安定性向上、低温下での結晶析出抑制などを目的とする。添加剤は、具体的には、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、レシチン、などの乳化剤、トコフェロール、アスコルビン酸脂肪酸エステル、コエンザイムQ、などの抗酸化剤、リグナン、植物ステロールおよび誘導体、オリザノール、ジグリセリド、シリコーン、着色料、着香料(フレーバー)、などが挙げられる。しかし、食用油脂に含まれるPGPR以外の乳化剤の含有量は、好ましくは、PGPRの含有量より少ない。より好ましくは、PGPR含有量の2/3以下か、1/2以下であり、さらに好ましくは、0質量%である。また、食用油脂は、好ましくは、フレーバーおよび/または食品素材からの抽出エキスを含まない。食用油脂に占めるPGPRを除く添加剤の含有量は、好ましくは0~3質量%であり、より好ましくは0~2質量%であり、さらに好ましくは0~1質量%である。
本開示の飲食品は、本開示の食用油脂を含む。本開示の食用油脂を含む飲食品は、本開示の食用油脂を含ませる以外は、各飲食品についての従来公知の方法により製造することができる。
本開示の一態様によれば、PGPRを含む食用油脂は、非加熱状態でそのままパンやサラダに使用する、いわゆる掛ける用途などの生食に好適に使用できる。掛ける用途などに使用するために、PGPRを含む食用油脂を、さらにドレッシングやマヨネーズなどに加工してもよい。
本開示の一態様によれば、PGPRを含む食用油脂は、食品のコーティング用として好適に使用できる。PGPR含む食用油脂を食品にコーティングする方法としては、スプレー、刷毛塗りなどの塗布、どぼ漬け(浸漬)、などの方法が挙げられる。しかし、コーティング方法は、コーティングする食品の特性に合せて、適宜選択できる。コーティングは、例えば、焼成あるいは油ちょうされた加熱調理食品の仕上げ用として使用できる。また、非加熱状態でコーティングした加熱用食品をオーブン等で加熱処理することもできる。PGPRを含む食用油脂は、従来コーティング用油脂が使用されている食品であれば特に制限なく使用できる。しかし、特にスナック類に好適に使用できる。スナック類は、せんべい、あられ、ビスケット、クラッカー、プレッツェル、クッキー、コーンパフ、コーンフレークス、ポップコーン、ポテトチップス、ナッツ類などのスナック菓子を主に意味する。しかし、本開示において、従来コーティング用油脂が使用されている、菓子、ケーキ、パン、などの製菓製パン食品であればその種類は問わずスナック類である。例えばピザ、パイ、ケーキ、シリアル、などもスナック類である。
本開示の一態様によれば、PGPRを含む食用油脂は、フライ油または炒め油として、素揚げ、から揚げ、フライ、フリッター、天ぷらなどの揚げ物や炒め物などの加熱調理に好適に使用できる。加熱調理食品の具体例としては、例えば、素揚げ、から揚げ、竜田揚げ、カツ、コロッケ、フライ、ナゲット、フリッター、天ぷら、ドーナツ、せんべい、あられ、パン、ビスケット、クラッカー、クッキー、プレッツェル、コーンチップス、コーンパフ、コーンフレークス、ポップコーン、ポテトチップス、バターピーナッツ、スナック菓子、などが挙げられる。
以下、本開示を実施例によってさらに詳細に説明する。しかし、本開示は以下の実施例の内容に限定して解釈されない。
<乳化剤のスクリーニング>

(乳化剤の準備)
以下の乳化剤を準備した。

モノグリセリン脂肪酸エステル
・オレイン酸モノグリセリン(商品名:サンソフトO-30V、略称:O-30V、太陽化学株式会社製)

モノグリセリン有機酸エステル
・コハク酸オレイン酸モノグリセリン(商品名:サンソフトNo.683CB、略称:No.683CB、太陽化学株式会社製)
・クエン酸オレイン酸モノグリセリン(商品名:サンソフトNo.623M、略称:No.623M、太陽化学株式会社製)

ソルビタン脂肪酸エステル
・モノオレイン酸ソルビタン(商品名:サンソフトNo.81S、略称:No.81S、太陽化学株式会社製)

ショ糖脂肪酸エステル
・ショ糖エルカ酸エステル(商品名:リョートーシュガーエステルER-290、略称:ER-290、三菱ケミカルフーズ株式会社製)

プロピレングリコール脂肪酸エステル
・プロピレングリコールモノオレエート(商品名:サンソフトNo.25-ODV、略:No.25-ODV、太陽化学株式会社製)

ポリグリセリン脂肪酸エステル
・デカオレイン酸デカグリセリン(商品名:リョートーポリグリエステルO-50D、略称:O-50D、三菱ケミカルフーズ株式会社)
・デカオレイン酸デカグリセリン(商品名:サンソフトQ-1710U、略称:Q-1710U、太陽化学株式会社製)
・トリオレイン酸ペンタグリセリン(商品名:サンソフトA-173E、略称:A-173E、太陽化学株式会社製)
・モノオレイン酸ジグリセリン(商品名:サンソフトQ-17D:略称:Q-17D、太陽化学株式会社製)

ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(略称:PGPR)
・ヘキサグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(商品名:SYグリスターCRS-75、略称:CRS-75、阪本薬品工業株式会社製)
・ヘキサグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(商品名:ポエムPR-300、略称:PR-300、理研ビタミン株式会社)
・ヘキサグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(商品名:サンソフト818H、略称:818H、太陽化学株式会社製)
・ペンタグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(商品名:サンソフト818R、略称:818R、太陽化学株式会社製)
・テトラグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(商品名:サンソフト818DG、略称:818DG、太陽化学株式会社製)
・トリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(商品名:サンソフト818JC、略称:818JC、太陽化学株式会社製)
(乳化剤含有食用油脂の調製)
1L容のビーカーに各乳化剤を0.20gずつ量り取った。各ビーカーに、60℃に加温した、10質量%のエキストラバージンオリーブオイル(商品名:ボスコエキストラバージンオリーブオイル、日清オイリオグループ株式会社製)と90質量%のキャノーラ油(商品名:日清キャノーラ油、日清オイリオグループ株式会社製)との混合油を、総量が500gになるまで加え、評価用のサンプルとした。各評価用のサンプルは、各乳化剤を400質量ppm含有する。
(乳化剤含有食用油脂の評価)
乳化剤を何も含まない上記混合油を比較対照とした。以下の評価基準にしたがって、油脂を含む食品の風味評価に熟練したパネラー5名により、評価用サンプルを口に含んだ際の風味を評点した。評点の合計により、評価用サンプルを総合評価した。結果を表1に示した。

評価基準 評点
対照と比較してオリーブ油の風味が強く持続する 2点
対照と比較してオリーブ油の風味が持続する 1点
対照と変わらない 0点
対照よりもオリーブ油の風味が弱く感じる -1点

総合評価
◎:8点以上 風味の持続性に非常に優れている
〇:5点以上7点以下 風味の持続性に優れている
△:2点以上4点以下 対照との差異が分かりにくい
×:1点以下 対照と差異がない
Figure 2022022986000001

<食用油脂による評価1>
(食用油脂の調製)
表2の配合に従って、例1~6の食用油脂を調製した。すなわち、未蒸留油であるエキストラバージンオリーブオイル(商品名:ボスコエキストラバージンオリーブオイル、日清オイリオグループ株式会社製)を例1の油脂とした。1質量部のヘキサグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(商品名:サンソフト818H、略称:818H、太陽化学株式会社製)と99質量部の例1の油脂とを60℃で加温混合し、1質量%濃度の818H含有油脂(例2の油脂)を得た。例2の油脂を例1の油脂で適宜希釈することにより、例3~6の食用油脂を調製した。
Figure 2022022986000002

(食用油脂の風味評価)
例1の油脂を比較対照とした。以下の評価基準にしたがって、油脂の風味評価に熟練したパネラー5名により、例2~6の油脂を口に含んだ際の風味を評点した。評点の合計により、例2~6の油脂を総合評価した。結果を表2に示した。

評価基準 評点
対照と比較してオリーブ油の風味が強く持続する 2点
対照と比較してオリーブ油の風味が持続する 1点
対照と変わらない 0点
対照と比較して好ましくない風味を感じる -1点

総合評価
◎:8点以上 風味の持続性に非常に優れている
〇:5点以上7点以下 風味の持続性に優れている
△:2点以上4点以下 対照との差異が分かりにくい
×:1点以下 対照と差異がないか、好ましくない風味がある
<食用油脂による評価2>
(食用油脂の調製)
表3の配合に従って、例1、7~10の食用油脂を調製した。すなわち、上記例1の油脂の他、例1の油脂と菜種油(商品名:日清キャノーラ油、日清オイリオグループ株式会社製)を100:0、80:20、60:40、40:60の質量比でそれぞれ混合した混合油脂と、ヘキサグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(商品名:サンソフト818H、略称:818H、太陽化学株式会社製)とを、99.96:0.04の質量比で加温混合し、0.04質量%(400質量ppm)濃度の818H含有油脂(例7~10の油脂)を調製した。
Figure 2022022986000003

(食用油脂の風味評価)
例1の油脂を比較対照とした。<食用油脂による評価1>と同様の評価基準にしたがって、油脂の風味評価に熟練したパネラー5名により、例7~10の油脂を口に含んだ際の風味を評点した。評点の合計により、例7~10の油脂を総合評価した。結果を表3に示した。
<食用油脂による評価3>
(食用油脂の調製)
表4の配合に従って、例11~16の食用油脂を調製した。すなわち、エキストラバージンオリーブオイル(商品名:ボスコエキストラバージンオリーブオイル、日清オイリオグループ株式会社製)と菜種油(商品名:日清キャノーラ油、日清オイリオグループ株式会社製)とを、10:90の質量比で混合し、例11の油脂を得た。1質量部のヘキサグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(商品名:サンソフト818H、略称:818H、太陽化学株式会社製)と99質量部の例11の油脂とを60℃で加温混合し、1質量%濃度の818H含有油脂(例12の油脂)を得た。例12の油脂を例11の油脂で適宜希釈することにより、例13~16の食用油脂を調製した。
Figure 2022022986000004

(食用油脂の風味評価)
例11の油脂を比較対照とした。<食用油脂による評価1>と同様の評価基準にしたがって、油脂の風味評価に熟練したパネラー5名により、例12~16の油脂を口に含んだ際の風味を評点した。評点の合計により、例12~16の油脂を総合評価した。結果を表4に示した。
<食用油脂による評価4>
(食用油脂の調製)
表5の配合に従って、例11、17~20の食用油脂を調製した。すなわち、エキストラバージンオリーブオイル(商品名:ボスコエキストラバージンオリーブオイル、日清オイリオグループ株式会社製)と菜種油(商品名:日清キャノーラ油、日清オイリオグループ株式会社製)とを、10:90の質量比で混合し、例11の油脂を得た。また、同様に、10:90、7:93、5:95、3:97の質量比でそれぞれ混合した混合油脂と、ヘキサグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(商品名:サンソフト818H、略称:818H、太陽化学株式会社製)とを、99.6:0.4の質量比で加温混合し、0.4質量%(4000質量ppm)濃度の818H含有油脂(例17~20の油脂)を調製した。
Figure 2022022986000005

(食用油脂の風味評価)
例11の油脂を比較対照とした。<食用油脂による評価1>と同様の評価基準にしたがって、油脂の風味評価に熟練したパネラー5名により、例17~20の油脂を口に含んだ際の風味を評点した。評点の合計により、例17~20の油脂を総合評価した。結果を表5に示した。
<食用油脂による評価5>
(食用油脂の調製)
表6の配合に従って、例21~26の食用油脂を調製した。すなわち、未蒸留油である焙煎胡麻油(商品名:日清純正ごま油、日清オイリオグループ株式会社製、0017段落のロビボンド比色値220)を例21の油脂とした。1質量部のヘキサグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(商品名:サンソフト818H、略称:818H、太陽化学株式会社製)と99質量部の例21の油脂とを60℃で加温混合し、1質量%濃度の818H含有油脂(例22の油脂)を得た。例22の油脂を例21の油脂で適宜希釈することにより、例23~26の食用油脂を調製した。
Figure 2022022986000006

(食用油脂の風味評価)
例21の油脂を比較対照とした。以下の評価基準にしたがって、油脂の風味評価に熟練したパネラー5名により、例22~26の油脂を口に含んだ際の風味を評点した。評点の合計により、例22~26の油脂を総合評価した。結果を表6に示した。

評価基準 評点
対照と比較して焙煎胡麻油の風味が強く持続する 2点
対照と比較して焙煎胡麻油の風味が持続する 1点
対照と変わらない 0点
対照と比較して好ましくない風味を感じる -1点

総合評価
◎:8点以上 風味の持続性に非常に優れている
〇:5点以上7点以下 風味の持続性に優れている
△:2点以上4点以下 対照との差異が分かりにくい
×:1点以下 対照と差異がないか、好ましくない風味がある
<食用油脂による評価6>
(食用油脂の調製)
表7の配合に従って、例21、27~30の食用油脂を調製した。すなわち、上記例21の油脂の他、例21の油脂と菜種油(商品名:日清キャノーラ油、日清オイリオグループ株式会社製)を100:0、80:20、60:40、40:60の質量比でそれぞれ混合した混合油脂と、ヘキサグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(商品名:サンソフト818H、略称:818H、太陽化学株式会社製)とを、99.96:0.04の質量比で加温混合し、0.04質量%(400質量ppm)濃度の818H含有油脂(例27~30の油脂)を調製した。
Figure 2022022986000007

(食用油脂の風味評価)
例21の油脂を比較対照とした。<食用油脂による評価5>と同様の評価基準にしたがって、油脂の風味評価に熟練したパネラー5名により、例27~30の油脂を口に含んだ際の風味を評点した。評点の合計により、例27~30の油脂を総合評価した。結果を表7に示した。
<食用油脂による評価7>
(食用油脂の調製)
表8の配合に従って、例31~36の食用油脂を調製した。すなわち、焙煎胡麻油(商品名:日清純正ごま油、日清オイリオグループ株式会社製、0017段落のロビボンド比色値220)と菜種油(商品名:日清キャノーラ油、日清オイリオグループ株式会社製)とを、10:90の質量比で混合し、例31の油脂を得た。1質量部のヘキサグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(商品名:サンソフト818H、略称:818H、太陽化学株式会社製)と99質量部の例31の油脂とを60℃で加温混合し、1質量%濃度の818H含有油脂(例32の油脂)を得た。例32の油脂を例31の油脂で適宜希釈することにより、例33~36の食用油脂を調製した。
Figure 2022022986000008

(食用油脂の風味評価)
例31の油脂を比較対照とした。<食用油脂による評価5>と同様の評価基準にしたがって、油脂の風味評価に熟練したパネラー5名により、例32~36の油脂を口に含んだ際の風味を評点した。評点の合計により、例32~36の油脂を総合評価した。結果を表8に示した。
<食用油脂による評価8>
(食用油脂の調製)
表9の配合に従って、例31、37~40の食用油脂を調製した。すなわち、焙煎胡麻油(商品名:日清純正ごま油、日清オイリオグループ株式会社製、0017段落のロビボンド比色値220)と菜種油(商品名:日清キャノーラ油、日清オイリオグループ株式会社製)とを、10:90の質量比で混合し、例31の油脂を得た。また、同様に、10:90、7:93、5:95、3:97の質量比でそれぞれ混合した混合油脂と、ヘキサグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(商品名:サンソフト818H、略称:818H、太陽化学株式会社製)とを、99.8:0.2の質量比で加温混合し、0.2質量%(2000質量ppm)濃度の818H含有油脂(例37~40の油脂)を調製した。
Figure 2022022986000009

(食用油脂の風味評価)
例31の油脂を比較対照とした。<食用油脂による評価5>と同様の評価基準にしたがって、油脂の風味評価に熟練したパネラー5名により、例37~40の油脂を口に含んだ際の風味を評点した。評点の合計により、例37~40の油脂を総合評価した。結果を表9に示した。
<食用油脂による評価9>
(食用油脂の調製)
表10の配合に従って、例41~43の食用油脂を調製した。すなわち、ピーナッツオイル(商品名:YOUKIピーナッツオイル、ユウキ食品株式会社製)を例41の油脂とした。0.3質量部のヘキサグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(商品名:サンソフト818H、略称:818H、太陽化学株式会社製)と99.7質量部の例41の油脂とを60℃で加温混合し、3000質量ppm濃度の818H含有油脂(例42の油脂)を得た。例42の油脂を例41の油脂で1/10希釈することにより、例43の食用油脂を調製した。また、表10の配合に従って、例44~46の食用油脂を調製した。すなわち、ピーナッツオイル(商品名:YOUKIピーナッツオイル、ユウキ食品株式会社製)とハイオレイックヒマワリ油(商品名:日清ひまわり油(S)、日清オイリオグループ株式会社製)とを、5:95の質量比で混合し、例44の油脂を得た。0.3質量部のヘキサグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(商品名:サンソフト818H、略称:818H、太陽化学株式会社製)と99.7質量部の例44の油脂とを60℃で加温混合し、3000質量ppm濃度の818H含有油脂(例45の油脂)を得た。例45の油脂を例44の油脂で1/10希釈することにより、例46の食用油脂を調製した。
Figure 2022022986000010

(食用油脂の風味評価)
例41の油脂を比較対照として、以下の評価基準にしたがって、油脂の風味評価に熟練したパネラー5名により、例42、43の油脂を口に含んだ際の風味を評点した。評点の合計により、例42、43の油脂を総合評価した。結果を表10に示した。同様に、例44の油脂を比較対照として、例45、46の油脂を口に含んだ際の風味を評点した。評点の合計により、例45、46の油脂を総合評価した。結果を表10に示した。

評価基準 評点
対照と比較してピーナッツ油の風味が強く持続する 2点
対照と比較してピーナッツ油の風味が持続する 1点
対照と変わらない 0点
対照と比較して好ましくない風味を感じる -1点

総合評価
◎:8点以上 風味の持続性に非常に優れている
〇:5点以上7点以下 風味の持続性に優れている
△:2点以上4点以下 対照との差異が分かりにくい
×:1点以下 対照と差異がないか、好ましくない風味がある
<食用油脂による評価10>
(食用油脂の調製)
表11の配合に従って、例47~49の食用油脂を調製した。すなわち、乳脂(バターオイル、森永乳業株式会社製)を例47の油脂とした。0.5質量部のヘキサグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(商品名:サンソフト818H、略称:818H、太陽化学株式会社製)と99.5質量部の例47の油脂とを60℃で加温混合し、5000質量ppm濃度の818H含有油脂(例48の油脂)を得た。例48の油脂を例47の油脂で1/10希釈することにより、例49の食用油脂を調製した。また、表11の配合に従って、例50~52の食用油脂を調製した。すなわち、乳脂(バターオイル、森永乳業株式会社製)とPMF(パーム油中融点画分、日清オイリオグループ株式会社製)とを、5:95の質量比で混合し、例50の油脂を得た。0.5質量部のヘキサグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(商品名:サンソフト818H、略称:818H、太陽化学株式会社製)と99.5質量部の例50の油脂とを60℃で加温混合し、5000質量ppm濃度の818H含有油脂(例51の油脂)を得た。例51の油脂を例50の油脂で1/10希釈することにより、例52の食用油脂を調製した。
Figure 2022022986000011

(食用油脂の風味評価)
例47の油脂を比較対照として、以下の評価基準にしたがって、油脂の風味評価に熟練したパネラー5名により、例48、49の油脂を口に含んだ際の風味を評点した。評点の合計により、例48、49の油脂を総合評価した。結果を表11に示した。同様に、例50の油脂を比較対照として、例51、52の油脂を口に含んだ際の風味を評点した。評点の合計により、例51、52の油脂を総合評価した。結果を表11に示した。

評価基準 評点
対照と比較して乳脂の風味が強く持続する 2点
対照と比較して乳脂の風味が持続する 1点
対照と変わらない 0点
対照と比較して好ましくない風味を感じる -1点

総合評価
◎:8点以上 風味の持続性に非常に優れている
〇:5点以上7点以下 風味の持続性に優れている
△:2点以上4点以下 対照との差異が分かりにくい
×:1点以下 対照と差異がないか、好ましくない風味がある

Claims (6)

  1. 食用油脂を食した際の口中における食用油脂が有する風味の持続性を向上させる方法であって、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルを食用油脂に含有させる、前記方法。
  2. ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルを含む、食用油脂。
  3. 軽度蒸留および/または未蒸留の油脂を含む、請求項2に記載の食用油脂。
  4. 前記軽度蒸留および/または未蒸留の油脂の含有量が0.05~50質量%である、請求項3に記載の食用油脂。
  5. 前記軽度蒸留または未蒸留の油脂が、乳脂、豚脂、牛脂、オリーブ油、ココナッツオイル、ココアバター、胡麻油、ナッツ油、焙煎油脂、から選ばれる1種以上である、請求項3または4に記載の食用油脂。
  6. 請求項2~5の何れか1項に記載の食用油脂を含む、飲食品。
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