JP2022012132A - 車両の前部車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両衝突時の初期荷重のフロントフレームへの伝達量の抑制と、クラッシュカン変形過程におけるエネルギー吸収量の確保との両立が可能な車両の前部車体構造を提供する。【解決手段】車両の前部車体構造は、フロントフレーム2の前端に固定されたクラッシュカン3を備えている。クラッシュカン3は、上面部31と、下面部33と、一対の側面部32と、側面部32と上面部31の間及び側面部32と下面部33との間に位置する角部34と、角部34に設けられる第1脆弱部35と、一対の側面部32に設けられた第2脆弱部36とを備える。第1脆弱部35は、バンパービーム5の端部の延長部12に車両後方向に向かう衝突荷重が入力された際に第2脆弱部36よりも先に変形するように形成されている。第2脆弱部36は、延長部12に車両後方向に向かう衝突荷重が入力された際にフロントフレーム2よりも先に変形するように形成されている。【選択図】図8

Description

本発明は、車両の前部車体構造に関する。
従来の車両の前部車体構造には、車両前方からの衝突荷重を吸収するために、バンパーの車両後方側にバンパーよりも変形しやすいクラッシュボックス(以下、本明細書ではクラッシュカンと呼ぶ)が設けられた構造がある。
例えば、特許文献1記載の前部車体構造は、車両前後方向に延びる一対のサイドメンバ(以下、本明細書ではフロントフレームと呼ぶ)と、フロントフレームの前端に固定された一対のクラッシュカンと、クラッシュカンの前端に固定され、車幅方向に延びるバンパーとを備えている。
クラッシュカンは、車両衝突時につぶれやすい構造を有しており、アルミ板をプレス成形して製造された矩形断面の筒状体で構成されている。さらに、クラッシュカンの側面には、当該クラッシュカンの変形の起点となる折れビードが上下方向に延設されている。折れビードは、一定の幅および深さで上下方向に延びているが、クラッシュカンの側面の面内に当該折れビードの両端がある。すなわち、折れビードの端部は、クラッシュカンの角部から離れた位置にある。
特開2019-130972号公報
近年、スモールオーバーラップ衝突、すなわち、バンパーにおけるフロントフレームよりも車幅方向外側の端部に対して車両前方から物体(対向車や路上設置物など)が部分的に衝突する場合において、車室内の安全性確保などの観点から、バンパーからクラッシュカンおよびフロントフレームへ衝突荷重に伝達して、当該クラッシュカンおよびフロントフレームの両方の変形によって衝突時のエネルギーを吸収することが要求されてきている。
しかし、上記のようなクラッシュカンの側面に部分的に折れビードが形成された構造では、車両衝突時の初期の段階では、クラッシュカンが折れビードの位置で変形する前に、初期荷重がクラッシュカンにおける剛性が高い角部の部分に沿ってフロントフレームへ伝達するので、フロントフレームへ過大な荷重が作用することが生じる。そのため、折れビードによって初期荷重のフロントフレームへの伝達量の抑制ができず、また、クラッシュカン変形過程におけるエネルギー吸収量を確保できないという2つの問題が生じる。
また、もし仮に、一定の幅および深さの折れビードをクラッシュカンの角部まで単に延ばしたとしても、折れビードの幅や深さが小さい場合には角部に沿って伝達される初期荷重の伝達量を抑制できず、反対に、折れビードの幅や深さが大きい場合にはクラッシュカン変形過程におけるエネルギー吸収量を確保することができない。つまり、折れビードを単にクラッシュカンの角部まで延長した構造では、上記の2つの問題を両方解消することができない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、車両衝突時の初期荷重のフロントフレームへの伝達量の抑制と、クラッシュカン変形過程におけるエネルギー吸収量の確保との両立が可能な車両の前部車体構造を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の車両の前部車体構造は、車両の前部車体構造であって、車幅方向に互いに離間して配置され、車両前後方向に延びる一対のフロントフレームと、前記一対のフロントフレームの前端に固定され、車両前後方向に延びる一対のクラッシュカンと、前記クラッシュカンの前端に固定され、車幅方向に延びるバンパービームと、を備え、前記バンパービームは、車幅方向両側において、前記クラッシュカンに固定されるクラッシュカン固定部と、前記クラッシュカン固定部よりも車幅方向外側に延びる延長部と、を備え、前記クラッシュカンは、車両正面視で車両前後方向に延びて前記クラッシュカンの上面を形成する上面部と、車両正面視で車両前後方向に延びて前記クラッシュカンの下面を形成する下面部と、前記クラッシュカンの車幅方向両側において、前記上面部と前記下面部の車幅方向端部同士を連結する一対の側面部と、前記側面部と前記上面部の間及び前記側面部と前記下面部との間にそれぞれ位置する角部と、前記角部に設けられる第1脆弱部と、前記上面部、前記下面部、および前記一対の側面部のうちの少なくとも1つに設けられた第2脆弱部と、を備え、前記第1脆弱部は、前記延長部に車両後方向に向かう衝突荷重が入力された際に前記第2脆弱部よりも先に変形するように形成され、 前記第2脆弱部は、前記延長部に車両後方向に向かう衝突荷重が入力された際に前記フロントフレームよりも先に変形するように形成されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、バンパービームの車幅方向端部に位置する延長部に車両後方向に向かう衝突荷重が入力された際に(すなわち、スモールオーバーラップ衝突時に)おいて、クラッシュカンの角部に沿って伝達される初期荷重により当該角部に設けられた第1脆弱部がクラッシュカン全体の中で最初に変形して衝突エネルギーを吸収するため、クラッシュカンからフロントフレームへの荷重伝達量を抑制することが可能である。また、前記上面部、前記下面部、および前記側面部のうちの少なくとも1つに設けられた第2脆弱部は第1脆弱部より変形しにくいため、第2脆弱部を第1脆弱部と同じ変形しやすさにした場合とに比して高い荷重伝達量を保ちながら第1脆弱部および第2脆弱部の全体を変形して衝突エネルギーを吸収することが可能である。その結果、車両衝突時の初期荷重のフロントフレームへの伝達量の抑制と、クラッシュカン変形過程におけるエネルギー吸収量の確保との両立が可能になる。
上記の車両の前部車体構造において、前記第2脆弱部は、前記上面部、前記下面部、および前記側面部のうちの少なくとも1つに沿うように、前記第1脆弱部から連続して上下方向または車幅方向に延びているのが好ましい。
かかる構成によれば、車両衝突時の初期荷重により第1脆弱部がクラッシュカン全体の中で最初に変形するのに引き続いて第1脆弱部から連続して上下方向または車幅方向に延びる第2脆弱部に円滑に荷重が伝達され、これにより、第1脆弱部および第2脆弱部を連続的に変形することが可能になり、高い荷重伝達量を保ちながら第1脆弱部および第2脆弱部の全体を確実に変形して衝突エネルギーを確実に吸収することが可能である。その結果、車両衝突時の初期荷重のフロントフレームへの伝達量の抑制と、クラッシュカン変形過程におけるエネルギー吸収量の確保との両立を確実に行うことが可能になる。
上記の車両の前部車体構造において、前記第1脆弱部は、前記クラッシュカンの前記角部を部分的に凹ませることによって形成された第1ビードからなり、前記第2脆弱部は、前記クラッシュカンの前記上面部、前記下面部、および前記一対の側面部の少なくとも1つを部分的に凹ませることによって形成された第2ビードからなり、前記第1ビードの深さは、前記第2ビードの深さよりも大きく、かつ、前記第1ビードの車両前後方向の幅は、前記第2ビードの車両前後方向の幅よりも大きいのが好ましい。
かかる構成によれば、第1脆弱部および第2脆弱部を異なる深さおよび幅で形成された第1ビードおよび第2ビードによって形成することにより、車両衝突時の初期荷重のフロントフレームへの伝達量の抑制とクラッシュカン変形過程におけるエネルギー吸収量の確保との両立を達成することが可能である。
上記の車両の前部車体構造において、前記クラッシュカンの上面側の前記角部と下面側の前記角部は、前記バンパービームにおける車両後方を向く面のうち最も車両前方側の位置まで延びているのが好ましい。
かかる構成によれば、車両衝突時にバンパービームからクラッシュカンへ入力される荷重を、バンパービームにおける車両後方を向く面のうち最も車両前方側の位置において、クラッシュカンの上端側の角部及び下端側の角部に直接伝達することが可能である。その結果、車両衝突時の初期荷重のフロントフレームへの伝達量の抑制と、クラッシュカン変形過程におけるエネルギー吸収量の確保との両立を確実に行うことが可能になる。
上記の車両の前部車体構造において、前記クラッシュカンは、車両正面視において十字断面形状を有しており、前記側面部は、中央側面部と、前記中央側面部の上方かつ車幅方向内側に位置する上方側面部と、前記中央側面部の下方かつ車幅方向内側に位置する下方側面部とを有し、前記上面部は、中央上面部と、前記中央上面部の下方かつ車幅方向両側に位置する一対のサイド上面部とを有し、前記下面部は、中央下面部と、前記中央下面部の上方かつ車幅方向両側に位置する一対のサイド下面部とを有し、前記角部は、前記上方側面部と前記中央上面部との間に位置する中央上側角部と、前記中央側面部と前記サイド上面部との間に位置するサイド上側角部と、前記下方側面部と前記中央下面部との間に位置する中央下側角部と、前記中央側面部と前記サイド下面部との間に位置するサイド下側角部とを有し、前記第1脆弱部は、前記中央上側角部、前記サイド上側角部、前記中央下側角部、および前記サイド下側角部にそれぞれ設けられ、前記第2脆弱部は、前記中央側面部、前記上方側面部、および前記下方側面部にそれぞれ設けられているのが好ましい。
かかる構成によれば、クラッシュカンが車両正面視において十字断面形状を有している形態であっても、第1脆弱部は、クラッシュカンの有するすべての角部、すなわち、中央上側角部、サイド上側角部、中央下側角部、およびサイド下側角部にそれぞれ設けられているので、車両衝突時においてこれら複数の角部に沿って伝達される初期荷重により当該角部に設けられた第1脆弱部がクラッシュカン全体の中で最初に変形して衝突エネルギーを吸収するので、クラッシュカンからフロントフレームへの荷重伝達量を確実に抑制することが可能である。一方、第1脆弱部よりも変形しにくい第2脆弱部は、クラッシュカンの側面部を構成する複数の部分、すなわち、中央側面部、上方側面部、および下方側面部にそれぞれ設けられているので、高い荷重伝達量を保ちながら第1脆弱部および第2脆弱部の全体を変形して衝突エネルギーを吸収することが可能である。その結果、十字断面形状のクラッシュカンを用いた場合でも、車両衝突時の初期荷重のフロントフレームへの伝達量の抑制と、クラッシュカン変形過程におけるエネルギー吸収量の確保との両立を確実に達成することが可能である。
上記の車両の前部車体構造において、前記バンパービームは、上方および下方にそれぞれ突出するとともに車幅方向に延びる一対のフランジ部を有しており、前記第1脆弱部が設けられた前記角部は、前記一対のフランジ部のそれぞれと車両正面視において重複する位置に配置されているのが好ましい。
かかる構成によれば、第1脆弱部が設けられた前記角部はバンパービームからクラッシュカンに車両前方から入力される衝突荷重をバンパービームの一対のフランジ部から直接受けることが可能である。そのため、車両衝突時の初期荷重を角部に確実に伝達することが可能になり、当該角部に設けられた第1脆弱部を確実に早期に変形させて衝突エネルギーを吸収させることが可能になる。
本発明の車両の前部車体構造によれば、車両衝突時の初期荷重のフロントフレームへの伝達量の抑制と、クラッシュカン変形過程におけるエネルギー吸収量の確保との両立を達成することができる。
本発明の実施形態に係る車両の前部車体構造の全体構成を示す斜め前方かつ上方から見た斜視図である。 図1の前部車体構造の平面図である。 図1の前部車体構造のうち、バンパーのフロントプレートを取り外した状態の斜視図である。 図1の前部車体構造を斜め後方かつ上方から見た斜視図である。 図1の前部車体構造のうち、バンパーのフロントプレートを取り外した状態を前方かつ上方から見た拡大斜視図である。 図1の前部車体構造のうち、バンパーのバンパービームおよびその周辺部を後方かつ上方から見た拡大斜視図である。 図2のバンパービームの端部およびクラッシュカンの拡大平面図である。 図1のクラッシュカンの拡大斜視図である。 図8のクラッシュカンの側面図である。 図8のクラッシュカンの平面図である。 図9のクラッシュカンのXI-XI線断面図である。 図4のクラッシュカンとバンパービームとの接合部分を拡大した拡大斜視図である。 図12の円錐を半分に切断した形状の内面を有する第1ビードおよび当該第1ビードに連続する第2ビードの拡大斜視図である。 本発明の変形例である角錐を半分に切断した形状の内面を有する第1ビードおよび当該第1ビードに連続する第2ビードの拡大斜視図である。 本発明の他の変形例である球を1/4に切断した形状の内面を有する第1ビードおよび当該第1ビードに連続する第2ビードの拡大斜視図である。 図6のバンパービームを後方から見た図である。 (a)~(g)は、図16のバンパービームを位置A~Gでそれぞれ切断したときの断面図である。 図3の補強部材の斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の一形態について詳述する。
本実施形態の車両の前部車体構造1は、図1~6に示されるように、車両前方X1からの物体(対向車や路上設置物など)との衝突時において衝突荷重を受ける部品の集合体によって構成され、具体的には、一対のフロントフレーム2と、一対のクラッシュカン3と、バンパービーム5を含む車幅方向Yに延びるバンパー4とを備えている。
なお、図1~2に示される符号8は、ラジエータのシュラウドを取り付けるためのブラケットを示す。このブラケット8は、衝突荷重を受けることに寄与しない部品であるので省略してもよい。
一対のフロントフレーム2は、車幅方向Yに互いに離間して配置され、車両前後方向Xに延びている。フロントフレーム2の前端2aには、クラッシュカン3を固定するための取付フランジ9が設けられている。なお、フロントフレーム2の後端は、図示されていないヒンジピラーなどの車体構成部品に固定される。
一対のクラッシュカン3のそれぞれは、一対のフロントフレーム2のそれぞれの前端2aに固定され、車両前後方向Xに延びている。
一対のクラッシュカン3は、バンパービーム5の後端において車幅方向Yに互いに離間した位置で固定されている。すなわち、本実施形態のクラッシュカン3の前端3aは、バンパービーム5に溶接などによって固定され、後端3bには取付フランジ10が設けられている。クラッシュカン3の後端3bの取付フランジ10をフロントフレーム2の前端2aの取付フランジ9に重ね合わせ、ボルトなどの締結具を用いて当該取付フランジ9、10を互いに連結することによって、クラッシュカン3は、フロントフレーム2の前端2aに固定される。
バンパービーム5は、図2~4、図6~7、図16に示されるように、車幅方向Yの両側において、クラッシュカン3に固定されるクラッシュカン固定部11と、クラッシュカン固定部11よりも車幅方向Y外側に延びる延長部12と、を備えている。
また、バンパービーム5は、図12、図16~17に示されるように、上方および下方にそれぞれ突出するとともに車幅方向Yに延びる一対のフランジ部5f、5gを有している。
つぎに、クラッシュカン3およびバンパー4の構成の詳細について順番に説明する。
(クラッシュカン3の構成)
図8~12に示されるように、クラッシュカン3は、車両正面視(車両前方側X1から見た正面視(すなわち、図12の矢印FVの方向の正面視))において十字断面形状(図11参照)を有し、車両前後方向Xに延びる筒状体である。十字断面形状の筒状体は、例えば、縦方向に2つに分割された部分を重ね合わせて形成される。各分割部分は、スチールまたはアルミ合金などの金属板をプレス成形することによって形成される。
クラッシュカン3は、主要な構成として、上面部31と、下面部33と、一対の側面部32と、角部34と、当該角部34に設けられる第1脆弱部としての第1ビード35と、第2脆弱部としての第2ビード36とを備えている。第2ビード36は、角部34以外の場所、すなわち、上面部31、下面部33、および一対の側面部32のうちの少なくとも1つ(本実施形態では、一対の側面部32)に設けられている。
上面部31は、車両正面視で車両前後方向Xに延びてクラッシュカン3の上面を形成する部分である。具体的には、上面部31は、中央上面部31aと、中央上面部31aの下方かつ車幅方向Yの両側に位置する一対のサイド上面部31bとを有している。
下面部33は、上面部31から下方に離間し、車両正面視で車両前後方向Xに延びてクラッシュカン3の下面を形成する部分である。具体的には、下面部33は、中央下面部33aと、中央下面部33aの上方かつ車幅方向Yの両側に位置する一対のサイド下面部33bとを有している。
一対の側面部32は、車幅方向Yに互いに離間し、クラッシュカン3の車幅方向Yの両側において、上面部31と下面部33の車幅方向Yの端部同士を連結する部分である。具体的には、それぞれの側面部32は、側面部32は、中央側面部32aと、中央側面部32aの上方かつ車幅方向Y内側に位置する上方側面部32bと、中央側面部32aの下方かつ車幅方向Y内側に位置する下方側面部32cとを有している。
角部34は、側面部32と上面部31の間及び側面部32と下面部33との間にそれぞれ位置し、L字状に屈曲した(具体的には、直角に曲がった)部分である。角部34は、車両前後方向Xに延びている。角部34は、屈曲した形状により、クラッシュカン3の他の部分と比較して剛性が高く、車両前後方向へ荷重伝達しやすい。
角部34は、具体的には、上方側面部32bと中央上面部31aとの間に位置する中央上側角部34aと、中央側面部32aとサイド上面部31bとの間に位置するサイド上側角部34bと、下方側面部32と中央下面部33aとの間に位置する中央下側角部34cと、中央側面部32aとサイド下面部33bとの間に位置するサイド下側角部34dとを有している。
図12に示されるように、クラッシュカン3の上面側の一対の中央上側角部34aと下面側の一対の中央下側角部34cは、バンパービーム5における上下方向Zにそれぞれ突出する一対のフランジ部5f、5gの車両後方X2を向く面に当接可能な位置まで延びている。言い換えれば、一対の中央上側角部34aと一対の中央下側角部34cは、バンパービーム5における車両後方X2を向く面のうち最も車両前方側X1の位置まで延びている。
第1ビード35は、クラッシュカン3の角部34を部分的に凹ませることによって形成されている。これにより、角部34は、第1ビード35の部位で部分的に凹むことにより応力集中しやすくなり、脆弱化されている。具体的には、第1ビード35は、第1ビード35は、中央上側角部34a、サイド上側角部34b、中央下側角部34cおよびサイド下側角部34dにそれぞれ設けられている。
図12および図16に示されるように、第1ビード35が設けられた角部34のうち中央上側角部34aおよび中央下側角部34cは、バンパービーム5の一対のフランジ部5f、5gのそれぞれと車両正面視(図12の矢印FV方向から見て)において重複する位置に配置されている。したがって、車両衝突時には、バンパービーム5の一対のフランジ部5f、5gからクラッシュカン3の中央上側角部34aおよび中央下側角部34cへ衝突荷重を直接伝達することが可能である。
また、第1ビード35が設けられた角部34のうちサイド上側角部34bおよびサイド下側角部34dは、バンパービーム5における車両後方X2に張り出した後面部5bと車両正面視(図12の矢印FV方向から見て)において重複する位置に配置されている。したがって、車両衝突時には、バンパービーム5の後面部5bからクラッシュカン3のサイド上側角部34bおよびサイド下側角部34dへ衝突荷重を直接伝達することが可能である。
本実施形態では、図8および図12に示されるように、クラッシュカン3の前端3aには、バンパービーム5の後面部5bが嵌合可能な凹部3cが形成されている。そのため、図12に示されるように、バンパービーム5の一対のフランジ部5f、5gがクラッシュカン3の前端3aに当接して中央上側角部34aおよび中央下側角部34cに衝突荷重を伝達し、それと同時に、バンパービーム5の後面部5bがクラッシュカン3の凹部3cの奥端3d(図9~10参照)に当接してサイド上側角部34bおよびサイド下側角部34dに衝突荷重を伝達することが可能である。
第2ビード36は、クラッシュカン3の上面部31、下面部33、および一対の側面部32の少なくとも1つ(本実施形態では、一対の側面部32)を部分的に凹ませることによって形成されている。例えば、一対の側面部32は、第2ビード36の部位で部分的に凹むことにより応力集中しやすくなり、脆弱化されている。具体的には、第2ビード36は、側面部32を構成する中央側面部32a、上方側面部32b、および下方側面部32cにそれぞれ設けられている。
第2ビード36は、上面部31、下面部33、および側面部32のうちの少なくとも1つに沿うように、第1ビード35から連続して上下方向または車幅方向Yに延びている。
本実施形態では、第2ビード36は、両側の側面部32のそれぞれの中央側面部32a、上方側面部32b、および下方側面部32cに沿うように、中央上側角部34a、サイド上側角部34b、中央下側角部34cおよびサイド下側角部34dにそれぞれ設けられた第1ビード35から連続して上下方向Zに延びている。すなわち、第2ビード36は、上方側面部32bに沿うように中央上側角部34aの第1ビード35から下方に延び、中央側面部32aに沿うようにサイド上側角部34bの第1ビード35からサイド下側角部34dの第1ビード35へ向けて下方に延び、下方側面部32cに沿うように中央下側角部34cの第1ビード35から上方に延びている。
第1ビード35は、バンパービーム5における延長部12(車幅方向Yの端部)に車両後方向X2に向かう衝突荷重が入力された際に第2ビード36よりも先に変形するように形成されている。具体的には、以下のように、第1ビード35の深さd1および幅W1を第2ビード36の深さd2および幅W2よりも大きくしている。
すなわち、図10に示されるように、本実施形態では、第1ビード35の深さd1は、第2ビード36の深さd2よりも大きい。しかも、第1ビード35の車両前後方向Xの幅W1は、第2ビード36の車両前後方向Xの幅W2よりも大きい。これにより、車両衝突時には、角部34に設けられた第1ビード35は、クラッシュカン3における角部34以外の場所(本実施形態では、一対の側面部32)に設けられた第2ビード36よりも先に変形することが可能になる。
第1ビード35の深さd1と第2ビード36の深さd2との比、すなわち、d1:d2は、1:2~1:3程度に設定される。また、第1ビード35の車両前後方向Xの幅W1と第2ビード36の車両前後方向Xの幅W2との比W1:W2もd1:d2と同程度の比に設定される。
また、第2ビード36は、延長部12に車両後方向X2に向かう衝突荷重が入力された際にフロントフレーム2よりも先に変形するように形成されている。具体的には、第2ビード36の深さd2および幅W2は、延長部12に車両後方向X2に向かう衝突荷重が入力された際にクラッシュカン3が第2ビード36の部位でフロントフレーム2よりも先に変形するように(すなわち、第2ビード36の部位がフロントフレーム2よりも先に変形することが可能な剛性になるように)、設定される。
角部34に設けられる第1ビード35の形状については、本発明ではとくに限定されないが、例えば、図13に示されるように、円錐を半分に切断した形状の内面を有する形状にしてもよい。この場合、第2ビード36は、第1ビード35の最も幅および深さが小さい下端と同じ幅および深さを有し、当該下端に連続して下方に延びている。
なお、第1ビード35の形状は、半円錐状以外にも、図14に示されるように、角錐を半分に切断した形状の内面を有する形状、または図15に示されるように、球面を半分に切断した形状の内面を有する形状にしてもよい。
(バンパー4の構成)
バンパー4の構成については、一対のフランジ部5f、5gを有するバンパービーム5を備えた構成であればよく、バンパービーム5以外の構成要素についてはとくに限定されない。
バンパー4の一例として、図1~7および図16~17に示される本実施形態のバンパー4は、バンパー4の本体部であるバンパービーム5と、当該バンパービーム5の車両前方側X1に取り付けられたフロントプレート6と、補強部材7とを備えている。バンパービーム5、フロントプレート6、および補強部材7は、スチールなどの金属の板材で製造される。
バンパービーム5は、車幅方向Yに延びており、一対のクラッシュカン3の前端3aに溶接などによって固定されている。
バンパービーム5は、図3~7および図16に示されるように、車幅方向Yに延びる長尺の部材であり、上下方向Zにおける中間の領域が車両後方X2に突出しており、図17(a)~(g)に示されるように、車両前方X1に開いたコ字断面形状を有する。
さらに詳細に言えば、バンパービーム5は、具体的には、図16、図17(a)~(g)に示されるように、車両側面視で、車両前後方向Xに延びるビーム上面部5aと、ビーム上面部5aの後端から下方に延びるビーム後面部5bと、ビーム後面部5bの下端から車両前方X1に延びるビーム下面部5cと、ビーム上面部5aとビーム後面部5bとによって形成される上方角部5dと、ビーム下面部5cとビーム後面部5bとによって形成される下方角部5eとを備えている。
さらに、バンパービーム5は、上記のように、バンパービーム5の前端部分を構成する一対のフランジ部5f、5gをさらに備えている(図12、図16~17参照)。一対のフランジ部5f、5gは、ビーム上面部5aの前端から上方に延びるとともにビーム下面部5cの前端から下方に延びている。これらビーム上面部5a、ビーム後面部5b、ビーム下面部5c、一対のフランジ部5f、5gによって、ハット断面形状のバンパービーム5が構成される。
また、図6、図16および図17(a)~(b)に示されるように、本実施形態のバンパービーム5では、ビーム上面部5aおよびビーム下面部5cのうちの少なくとも一方(本実施形態では両方)は、車幅方向Yの両側の車幅方向内側端部13の間において、上下方向に折れ曲がる(言い換えれば、ステップ状に折れ曲がる)とともに車幅方向Yに延びる段差部5j、5kが形成されている。具体的には、ビーム上面部5aには、当該上面部5aの補強のために下向きに折れ曲がる段差部5jが形成されている。ビーム下面部5cには、当該ビーム下面部5cの補強のために上向きに折れ曲がる段差部5kが形成されている。
また、バンパービーム5は、図2~4、図6~7、図16に示されるように、上記のように、車幅方向Yの両側において、クラッシュカン固定部11と、延長部12とを備えている。
フロントプレート6は、図1~2、図17~9に示されるように、車幅方向Yに延びる板状部材であり、コ字断面形状のバンパービーム5を車両前方X1から覆ってバンパービーム5とともに閉断面を形成する。
補強部材7は、バンパービーム5を補強する部材であり、車幅方向Yに延びるとともにバンパービーム5とフロントプレート6によって形成された閉断面15(図17(a)参照)内部に設けられる。
補強部材7も、バンパービーム5と同様に、コ字状断面を有する車幅方向に延びる形状に形成されている。
具体的には、補強部材7は、図17(a)~(g)および図18に示されるように、補強部材上面部7aと、補強部材上面部7aの後端から下方に延びる補強部材後面部7bと、補強部材後面部7bの下端から車両前方X1に延びる補強部材下面部7cとを備えている。
補強部材上面部7aは、ビーム上面部5aにスポット溶接などによって接合部21において接合されている。補強部材後面部7bは、ビーム後面部5bにスポット溶接などによって接合部22において接合されている。一方、補強部材下面部7cは、ビーム下面部5cに接合されない状態でビーム下面部5cの上方の位置に配置されている。
本実施形態の車両の前部車体構造1では、図17(b)~ (g)および図18に示されるように、補強部材下面部7cは、当該補強部材下面部7cの前端部が下方に折り曲げられたフランジ部7dを有する。補強部材下面部7cがその前端部において下方に折り曲げられたフランジ部7dで補強されることにより車両衝突時における補強部材7の面外変形が抑制され、これにより、疑似的にビーム下面部5cおよび補強部材下面部7cからなる2枚板構造が形成される。それとともに、補強部材上面部7aおよび補強部材後面部7bの2面に接合されたバンパービーム5の面外変形も抑制される。これにより、ビーム下面部5cとビーム後面部5bとによって形成される下方角部5eの車両衝突時における変形が抑制され、これによって、ビーム後面部5bの面外変形を抑制することが可能になる。その結果、バンパービーム5と補強部材7とが部分的に接合されていない(すなわち、ビーム下面部5cと補強部材下面部7cとが接合されていない)構造であっても、バンパービーム5の面外変形を抑制して衝突荷重に耐えることが可能になる。
フランジ部7dは、図17(b)~(g)に示されるように、下方角部5eの高さと同じまたはそれ以下の高さに配置されている。これにより、車両の前方衝突時においてバンパービーム5が車両前後方向Xに変形したときに補強部材7のフランジ部7dがバンパービーム5のビーム下面部5cに当接することが可能になり、このとき、補強部材下面部7cは、ビーム下面部5cに拘束されてビーム下面部5cと疑似的に接合された2枚板構造を形成する。これにより、バンパービーム5の下方角部5eを補強して、下方角部5eの変形を確実に抑制し、ビーム後面部5bの面外変形を確実に抑制することが可能になる。その結果、車両衝突時におけるバンパービーム5の曲げ変形を確実に抑制することが可能になる。
フランジ部7dは、補強部材7の車幅方向Y端部からクラッシュカン固定部11の車幅方向内側端部13(図4、図7、図16参照)に対応する位置または当該位置よりも車幅方向Yの中央側の位置まで延びる。具体的には、図18に示されるフランジ部7dは、図16に示されるバンパービーム5の車幅方向両側において位置Bから車幅方向端部までの領域FA(図16参照)に延びている。
また、フランジ部7dは、図17(b)~(g)に示されるように、バンパービーム5の中央に向かうにつれて下方に折り曲げる角度が連続的に小さくなっており、補強部材下面部7cの車幅方向Yにおける剛性差を小さくしている。
さらに、本実施形態のバンパービーム5は、バンパービーム5の車両前方X1側の部分(すなわち、一対のフランジ部5fと5g、ビーム上面部5aの前端、およびビーム下面部5cの前端)を補強するために、図16、図17(a)~(g)に示されるように、補強部材7のフランジ部7dが設けられる領域FA(図16参照)において上方のフランジ部5fの上端を後方に折り曲げ形成された上端折曲げフランジ部5hと、補強部材7のフランジ部7dが設けられる領域FAにおいて下方のフランジ部5gの下端を後方に折り曲げ形成された下端折曲げフランジ部5iとをさらに有している。本実施形態では、図16に示されるように、上端折曲げフランジ部5hおよび下端折曲げフランジ部5iは、バンパービーム5のほぼ全長にわたって設けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、少なくとも補強部材7のフランジ部7dが設けられる領域FAに設けられていればよい。なお、図16では、バンパービーム5のクラッシュカン固定部11の領域において、クラッシュカン3との干渉を避けるために、上端折曲げフランジ部5hおよび下端折曲げフランジ部5iが設けられていない部分があるが、クラッシュカン3の寸法などの変更によって干渉が避けられる構成であれば、上端折曲げフランジ部5hおよび下端折曲げフランジ部5iをクラッシュカン固定部11の領域全体に設けることは可能である。
(本実施形態の特徴)
(1)
本実施形態の車両の前部車体構造1では、車両の前部車体構造1は、車幅方向Yに互いに離間して配置され、車両前後方向Xに延びる一対のフロントフレーム2と、一対のフロントフレーム2の前端に固定され、車両前後方向Xに延びる一対のクラッシュカン3と、 クラッシュカン3の前端に固定され、車幅方向Yに延びるバンパービーム5とを備えている。バンパービーム5は、車幅方向Yの両側において、クラッシュカン3に固定されるクラッシュカン固定部11と、クラッシュカン固定部11よりも車幅方向Y外側に延びる延長部12とを備えている。クラッシュカン3は、車両正面視(図12の矢印FV方向から見て)で車両前後方向Xに延びてクラッシュカン3の上面を形成する上面部31と、車両正面視(図12の矢印FV方向から見て)で車両前後方向Xに延びてクラッシュカン3の下面を形成する下面部33と、クラッシュカン3の車幅方向Yの両側において、上面部31と下面部33の車幅方向Yの端部同士を連結する一対の側面部32と、側面部32と上面部31の間及び側面部32と下面部33との間にそれぞれ位置する角部34と、角部34に設けられる第1脆弱部としての第1ビード35と、上面部31、下面部33、および一対の側面部32のうちの少なくとも1つ(本実施形態では、一対の側面部32)に設けられた第2脆弱部としての第2ビード36とを備えている。
第1ビード35は、延長部12に車両後方向X2に向かう衝突荷重が入力された際に第2ビード36よりも先に変形するように形成されている。第2ビード36は、延長部12に車両後方向X2に向かう衝突荷重が入力された際にフロントフレーム2よりも先に変形するように形成されている。
かかる構成によれば、バンパービーム5の車幅方向Yの端部に位置する延長部12に車両後方向X2に向かう衝突荷重が入力された際に(すなわち、スモールオーバーラップ衝突時に)おいて、クラッシュカン3の角部34に沿って伝達される初期荷重により当該角部34に設けられた第1ビード35がクラッシュカン3全体の中で最初に変形して衝突エネルギーを吸収するため、クラッシュカン3からフロントフレーム2への荷重伝達量を抑制することが可能である。また、上面部31、下面部33、および側面部32のうちの少なくとも1つ(本実施形態では、一対の側面部32)に設けられた第2ビード36は第1ビード35より変形しにくいため、第2ビード36を第1ビード35と同じ変形しやすさにした場合とに比して高い荷重伝達量を保ちながら第1ビード35および第2ビード36の全体を変形して衝突エネルギーを吸収することが可能である。その結果、車両衝突時の初期荷重のフロントフレーム2への伝達量の抑制と、クラッシュカン3の変形過程におけるエネルギー吸収量の確保との両立が可能になる。
なお、第2ビード36は、後述の(2)のように、第1ビード35に連続して上下方向Zまたは車幅方向Yに延びていなくてもよい(例えば、第2ビード36が第1ビード35に対して車両前後方向Xにずれて配置されている場合など)。その場合も上記の作用効果を奏することが可能である。
(2)
本実施形態の車両の前部車体構造1では、第2ビード36は、上面部31、下面部33、および側面部32のうちの少なくとも1つ(本実施形態では、側面部32)に沿うように、第1ビード35から連続して上下方向Zまたは車幅方向Y(本実施形態では、上下方向Z)に延びている。
かかる構成によれば、車両衝突時の初期荷重により第1ビード35がクラッシュカン3全体の中で最初に変形するのに引き続いて第1ビード35から連続して上下方向Zまたは車幅方向Yに延びる第2ビード36に円滑に荷重が伝達され、これにより、第1ビード35および第2ビード36を連続的に変形することが可能になり、高い荷重伝達量を保ちながら第1ビード35および第2ビード36の全体を確実に変形して衝突エネルギーを確実に吸収することが可能である。その結果、車両衝突時の初期荷重のフロントフレーム2への伝達量の抑制と、クラッシュカン3の変形過程におけるエネルギー吸収量の確保との両立を確実に行うことが可能になる。
なお、第2ビード36は、クラッシュカン3の上面部31または下面部33に沿うように、第1ビード35から連続して車幅方向Yに延びていてもよく、その場合も上記の作用効果を奏することが可能である。
(3)
本実施形態の車両の前部車体構造1では、第1ビード35は、クラッシュカン3の角部34を部分的に凹ませることによって形成された(すなわち、脆弱化された)第1ビード35からなる。第2ビード36は、クラッシュカン3の上面部31、下面部33、および一対の側面部32の少なくとも1つを部分的に凹ませることによって形成された第2ビード36からなる。
図10に示されるように、第1ビード35の深さd1は、第2ビード36の深さd2よりも大きく、かつ、第1ビード35の車両前後方向Xの幅W1は、第2ビード36の車両前後方向Xの幅W2よりも大きい。
かかる構成によれば、第1ビード35および第2ビード36を異なる深さd1、d2および幅W1、W2で形成された第1ビード35および第2ビード36によって形成することにより、車両衝突時の初期荷重のフロントフレーム2への伝達量の抑制とクラッシュカン3の変形過程におけるエネルギー吸収量の確保との両立を達成することが可能である。
すなわち、スモールオーバーラップ衝突時において、初期荷重により当該角部34に設けられた第1ビード35としての第1ビード35がクラッシュカン3全体の中で最初に変形して衝突エネルギーを吸収するため、クラッシュカン3からフロントフレーム2への荷重伝達量を抑制することが可能である。また、上面部31、下面部33、および側面部32のうちの少なくとも1つ(本実施形態では、側面部32)に設けられた第2ビード36としての第2ビード36(深さd2、幅W2)は、第1ビード35(深さd1、幅W2)よりも深さおよび車両前後方向Xの幅の両方において小さいため、当該第1ビード35よりも変形しにくい。そのため、高い荷重伝達量を保ちながら第2ビード36を変形して衝突エネルギーを吸収することが可能である。その結果、車両衝突時の初期荷重のフロントフレーム2への伝達量の抑制と、クラッシュカン3の変形過程におけるエネルギー吸収量の確保との両立が可能になる。
(4)
本実施形態の車両の前部車体構造1では、図12に示されるように、クラッシュカン3の上面側の角部34(具体的には、一対の中央上側角部34a)と下面側の角部34(具体的には、一対の中央下側角部34c)は、バンパービーム5における車両後方X2を向く面のうち最も車両前方側X1の位置まで延びている。
かかる構成によれば、車両衝突時にバンパービーム5からクラッシュカン3へ入力される荷重を、バンパービーム5における車両後方を向く面のうち最も車両前方側の位置において、クラッシュカン3の上端側の角部34及び下端側の角部34に直接伝達することが可能である。その結果、車両衝突時の初期荷重のフロントフレーム2への伝達量の抑制と、クラッシュカン3の変形過程におけるエネルギー吸収量の確保との両立を確実に行うことが可能になる。
(5)
本実施形態の車両の前部車体構造1では、クラッシュカン3は、車両正面視において十字断面形状を有している。
側面部32は、中央側面部32aと、中央側面部32aの上方かつ車幅方向Y内側に位置する上方側面部32bと、中央側面部32aの下方かつ車幅方向Y内側に位置する下方側面部32cとを有している。上面部31は、中央上面部31aと、中央上面部31aの下方かつ車幅方向Yの両側に位置する一対のサイド上面部31bとを有している。下面部33は、中央下面部33aと、中央下面部33aの上方かつ車幅方向Yの両側に位置する一対のサイド下面部33bとを有している。
角部34は、上方側面部32bと中央上面部31aとの間に位置する中央上側角部34aと、中央側面部32aとサイド上面部31bとの間に位置するサイド上側角部34bと、下方側面部32と中央下面部33aとの間に位置する中央下側角部34cと、中央側面部32aとサイド下面部33bとの間に位置するサイド下側角部34dとを有している。
第1ビード35は、中央上側角部34a、サイド上側角部34b、中央下側角部34c、およびサイド下側角部34dにそれぞれ設けられている。
第2ビード36は、中央側面部32a、上方側面部32b、および下方側面部32cにそれぞれ設けられている。
かかる構成によれば、クラッシュカン3が車両正面視において十字断面形状を有している形態であっても、第1ビード35は、クラッシュカン3の有するすべての角部34、すなわち、中央上側角部34a、サイド上側角部34b、中央下側角部34c、およびサイド下側角部34dにそれぞれ設けられているので、車両衝突時においてこれら複数の角部34に沿って伝達される初期荷重により当該角部34に設けられた第1ビード35がクラッシュカン3全体の中で最初に変形して衝突エネルギーを吸収するので、クラッシュカン3からフロントフレーム2への荷重伝達量を確実に抑制することが可能である。一方、第1ビード35よりも変形しにくい第2ビード36は、クラッシュカン3の側面部32を構成する複数の部分、すなわち、中央側面部32a、上方側面部32b、および下方側面部32cにそれぞれ設けられているので、高い荷重伝達量を保ちながら第1ビード35および第2ビード36の全体を変形して衝突エネルギーを吸収することが可能である。その結果、十字断面形状のクラッシュカン3を用いた場合でも、車両衝突時の初期荷重のフロントフレーム2への伝達量の抑制と、クラッシュカン3の変形過程におけるエネルギー吸収量の確保との両立を確実に達成することが可能である。
(6)
本実施形態の車両の前部車体構造1では、図12および図16に示されるように、バンパービーム5は、上方および下方にそれぞれ突出するとともに車幅方向Yに延びる一対のフランジ部5f、5gを有している。第1ビード35が設けられた角部34(具体的には、クラッシュカン3の上面側の一対の中央上側角部34aと下面側の一対の中央下側角部34c)は、一対のフランジ部5f、5gのそれぞれと車両正面視(図12の矢印FV方向から見て)において重複する位置に配置されている。
かかる構成によれば、第1ビード35が設けられた角部34はバンパービーム5からクラッシュカン3に車両前方から入力される衝突荷重をバンパービーム5の一対のフランジ部5f、5gから直接受けることが可能である。そのため、車両衝突時の初期荷重を角部34に確実に伝達することが可能になり、当該角部34に設けられた第1ビード35を確実に早期に変形させて衝突エネルギーを吸収させることが可能になる。
(変形例)
上記の実施形態では、第1脆弱部および第2脆弱部がクラッシュカンの角部および角部以外の部分をそれぞれ凹ませて形成されたビードによって構成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の第1脆弱部および第2脆弱部は、ビード以外にも筒状のクラッシュカンの厚さを部分的に薄くした(いわゆる、薄肉にした)部分であってもよい。すなわち、第1脆弱部は、角部を部分的に薄肉にすることによって形成され、かつ、第2脆弱部は角部以外の部分を部分的に薄肉にすることによって形成されるようにしてもよい。
1 前部車体構造
2 フロントフレーム
3 クラッシュカン
4 バンパー
5 バンパービーム
5f、5g フランジ部
11 クラッシュカン固定部
12 延長部
13 車幅方向内側端部
31 上面部
31a 中央上面部
31b サイド上面部
32 側面部
32a 中央側面部
32b 上方側面部
32c 下方側面部
33 下面部
33a 中央下面部
33b サイド下面部
34 角部
34a 中央上側角部
34b サイド上側角部
34c 中央下側角部
34d サイド下側角部
35 第1ビード(第1脆弱部)
36 第2ビード(第2脆弱部)

Claims (6)

  1. 車両の前部車体構造であって、
    車幅方向に互いに離間して配置され、車両前後方向に延びる一対のフロントフレームと、
    前記一対のフロントフレームの前端に固定され、車両前後方向に延びる一対のクラッシュカンと、
    前記クラッシュカンの前端に固定され、車幅方向に延びるバンパービームと、
    を備え、
    前記バンパービームは、車幅方向両側において、前記クラッシュカンに固定されるクラッシュカン固定部と、前記クラッシュカン固定部よりも車幅方向外側に延びる延長部と、を備え、
    前記クラッシュカンは、
    車両正面視で車両前後方向に延びて前記クラッシュカンの上面を形成する上面部と、
    車両正面視で車両前後方向に延びて前記クラッシュカンの下面を形成する下面部と、
    前記クラッシュカンの車幅方向両側において、前記上面部と前記下面部の車幅方向端部同士を連結する一対の側面部と、
    前記側面部と前記上面部の間及び前記側面部と前記下面部との間にそれぞれ位置する角部と、
    前記角部に設けられる第1脆弱部と、
    前記上面部、前記下面部、および前記一対の側面部のうちの少なくとも1つに設けられた第2脆弱部と、
    を備え、
    前記第1脆弱部は、前記延長部に車両後方向に向かう衝突荷重が入力された際に前記第2脆弱部よりも先に変形するように形成され、
    前記第2脆弱部は、前記延長部に車両後方向に向かう衝突荷重が入力された際に前記フロントフレームよりも先に変形するように形成されている、
    ことを特徴とする車両の前部車体構造。
  2. 前記第2脆弱部は、前記上面部、前記下面部、および前記側面部のうちの少なくとも1つに沿うように、前記第1脆弱部から連続して上下方向または車幅方向に延びている、
    請求項1に記載の車両の前部車体構造。
  3. 前記第1脆弱部は、前記クラッシュカンの前記角部を部分的に凹ませることによって形成された第1ビードからなり、
    前記第2脆弱部は、前記クラッシュカンの前記上面部、前記下面部、および前記一対の側面部の少なくとも1つを部分的に凹ませることによって形成された第2ビードからなり、
    前記第1ビードの深さは、前記第2ビードの深さよりも大きく、かつ、
    前記第1ビードの車両前後方向の幅は、前記第2ビードの車両前後方向の幅よりも大きい、
    請求項1または2に記載の車両の前部車体構造。
  4. 前記クラッシュカンの上面側の前記角部と下面側の前記角部は、前記バンパービームにおける車両後方を向く面のうち最も車両前方側の位置まで延びている、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の車両の前部車体構造。
  5. 前記クラッシュカンは、車両正面視において十字断面形状を有しており、
    前記側面部は、中央側面部と、前記中央側面部の上方かつ車幅方向内側に位置する上方側面部と、前記中央側面部の下方かつ車幅方向内側に位置する下方側面部とを有し、
    前記上面部は、中央上面部と、前記中央上面部の下方かつ車幅方向両側に位置する一対のサイド上面部とを有し、
    前記下面部は、中央下面部と、前記中央下面部の上方かつ車幅方向両側に位置する一対のサイド下面部とを有し、
    前記角部は、前記上方側面部と前記中央上面部との間に位置する中央上側角部と、前記中央側面部と前記サイド上面部との間に位置するサイド上側角部と、前記下方側面部と前記中央下面部との間に位置する中央下側角部と、前記中央側面部と前記サイド下面部との間に位置するサイド下側角部とを有し、
    前記第1脆弱部は、前記中央上側角部、前記サイド上側角部、前記中央下側角部、および前記サイド下側角部にそれぞれ設けられ、
    前記第2脆弱部は、前記中央側面部、前記上方側面部、および前記下方側面部にそれぞれ設けられている、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の車両の前部車体構造。
  6. 前記バンパービームは、上方および下方にそれぞれ突出するとともに車幅方向に延びる一対のフランジ部を有しており、
    前記第1脆弱部が設けられた前記角部は、前記一対のフランジ部のそれぞれと車両正面視において重複する位置に配置されている、
    請求項1~5のいずれか1項に記載の車両の前部車体構造。
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