JP2022011718A - 携帯用スプレー容器 - Google Patents

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憲俊 村田
Noritoshi Murata
弘幸 中村
Hiroyuki Nakamura
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

【課題】簡易な構造により、誤操作防止を可能とする携帯用スプレー容器を提供する。【解決手段】上面に口部14を有する容器体2と、前記口部14に対して取り付けられ、前面に噴霧口42を有する押下げヘッド40を備えた、押下げポンプ式の噴出器30と、少なくとも前記押下げヘッド40の上方を覆うヘッド頂壁40aを有し、前記容器体2の上部へ取り付けられたカバー部材50とを具備し、前記前記容器体2からカバー部材50に亘る全体の輪郭を、前後方向に比べて左右方向に幅広で縦長の略箱形状に形成してなる携帯用スプレー容器である。前記カバー部材50の前面に前記噴霧口42から噴霧される内容物を通過させるための通過口56を、また当該カバー部材50の後面に、前記押下げヘッドの上面の押下げ操作を可能とする操作用窓60を、それぞれ形成している。【選択図】図1

Description

本発明は、携帯用スプレー容器、特に箱型(例えばカード型)の携帯用スプレー容器に関する。
容器体の口部に押下げヘッドを有するポンプを装備させた容器において、不注意で押下げヘッドを押し下げてしまう誤操作を回避するために、誤操作防止用のカバー部材を設けた携帯用スプレー容器が知られている(特許文献1の図1~図3参照)。
このスプレー容器は、左右方向に幅広であって側面視略四角形である容器本体と、
この容器本体を収納させた四角筒状のケース体と、
前記容器本体の内部から、上方付勢状態で起立されたステムを有し、このステムの上端に、左右方向から見て半円形の頂面を有する押下げヘッドを付設するとともに、この押下げヘッドの前面に噴霧口を有する噴出器と、
前記押下げヘッドの頂面に沿って回転することが可能に前記押下げヘッドの左右側面に軸着された側面視略半円形のカバー部材とを具備し、
外ケースの左右側壁に、カバー部材の前半部の下面とかみ合う係合手段を設けることで、押下げヘッドの下降を規制している。
そして、前記カバー部材を回転操作することで、その前半部の下面を係合手段から離脱させることにより、押下げヘッドの下降の規制を解除し、カバー部材を介して押下げヘッドを押し下げることができる。
実開平4-134455
特許文献1の容器は、半円形の押下げヘッドに対してカバー部材を回転可能に軸着させていたため、構造が複雑となる。
また特許文献1の容器を使用するときには、カバー部材を回転させる動作と、カバー部材を介して押下げヘッドを押し下げる動作とが必要であり、操作が面倒であるので、使い勝手の面で改善の余地がある。
本発明の第1の目的は、簡易な構造(カバー部材に操作用窓を設けた構造)により、誤操作防止を可能とする携帯用スプレー容器を提供することである。
本発明の第2の目的は、使い勝手の良い携帯用スプレー容器を提供することである。
第1の手段は、上面に口部14を有する容器体2と、
前記口部14に対して取り付けられ、前面に噴霧口42を有する押下げヘッド40を備えた、押下げポンプ式の噴出器30と、
少なくとも前記押下げヘッド40の上方を覆うヘッド頂壁40aを有し、前記容器体2の上部へ取り付けられたカバー部材50と、
を具備し、
前記前記容器体2からカバー部材50に亘る全体の輪郭を、前後方向に比べて左右方向に幅広で縦長の略箱形状に形成してなる携帯用スプレー容器において、
前記カバー部材50の前面に前記噴霧口42から噴霧される内容物を通過させるための通過口56を、また当該カバー部材50の後面に、前記押下げヘッドの上面の押下げ操作を可能とする操作用窓60を、それぞれ形成しており、
前記操作用窓60の下端から、ヒンジ62を介して、起立状態と前方へ倒伏した状態との間で起伏可能な操作片64を上方へ延出しており、
操作片64を前方へ倒すことにより、当該操作片64で押下げヘッド40を押し下げることができるように形成した。
本手段は、図1に示すように、上面に口部14を有する容器体2と、その口部14に取り付けられ、前面に噴霧口42を有する押下げヘッド40を備えた噴出器30と、その押下げヘッド40の上方を覆うカバー部材50を設けている。
そしてカバー部材50の前面に、図3(A)に示すように、前記噴霧口42から噴霧される内容物を通過させるための通過口56を、また当該カバー部材50の後面に、図3(B)に示すように、前記押下げヘッドの上面の押下げ操作を可能とする操作用窓60を、それぞれ形成している。
この構造によれば、誤操作により、押下げヘッド40を押し下げ、液体を噴霧させてしまうことを防止できる。
また本手段では、図7に示すように、前記操作用窓60の下端から、ヒンジ62を介して、起立状態(図7(B)参照)と前方へ倒伏した状態(図7(D)参照)との間で起伏可能な操作片64を上方へ延出している。
そして、図7(C)に示すように、操作片64を前方へ倒すことにより、当該操作片64で押下げヘッド40を押し下げることができるように形成している。
この構造によれば、操作用窓60から挿入した指を押下げヘッド40の上面に当てて押し下げるよりも、操作が容易であり、使い勝手が良い。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ前記カバー部材50は、下限位置と上限位置との間を移動することができるように、容器体2に対して摺動可能に取り付けられており、
前記カバー部材50が下限位置に引き下げられた状態では、前記操作片64を前方へ倒すことができず、前記カバー部材50を上限位置へ引き上げることで、前記操作片64を前方へ倒伏させて押下げヘッド40を押し下げることができるように前記操作用窓60の配置を設定した。
本手段では、図7(A)及び図7(B)に示すように、前記カバー部材50は、下限位置と上限位置との間を移動することができるように、容器体2に対して摺動可能に取り付けられている。
そして操作用窓60の配置は、次の条件を満たすように設定されている。
・前記カバー部材50が図7(A)に示す下限位置にある状態では、前記操作片64を前方へ倒すことができない。
・前記カバー部材50が図7(B)に示す上限位置へ引き上げることで、前記操作片64を前方へ倒伏させて押下げヘッド40を押し下げることができる。
この構造によれば、カバー部材を引き上げないと操作片の押し込みができないので、誤動作防止の機能を一層確実にすることができる。
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段を有し、かつ前記操作片64の先端部に、操作片64で押し下げられた押下げヘッド40の噴霧口42から内容物が噴霧されたときに、当該内容物の操作片64への衝突を低減するための逃がし溝65を形成している。
本手段では、図3(B)に示す如く、前記操作片64の先端部に、逃がし溝65を形成している。
この逃がし溝65は、操作片64で押し下げられた押下げヘッド40の噴霧口42から内容物が噴霧されたときに、当該内容物の操作片64への衝突を低減するためのものである。
この構造によれば、図7(D)に示すように、逃がし溝65が噴霧された液体を通過させるから、操作片64に当たって跳ね返った液体が周囲を汚す不都合を低減することができる。
第4の手段は、第1の手段から第3の手段のいずれかを有し、かつ前記カバー部材50は、下限位置と上限位置との間を移動することができるように、容器体2に対して摺動可能に取り付けられており、
前記容器体2の左右両側には、一対の指当て用凹部Rが形成されており、
これら指当て用凹部Rは、カバー部材50が下限位置にある状態で、当該カバー部材50で覆われており、カバー部材50を下限位置から引き上げることにより、外部へ露出するように、配置されている。
本手段では、図7(A)及び図7(B)に示すように、前記カバー部材50は、下限位置と上限位置との間を移動することができるように、容器体2に対して摺動可能に取り付けられている。
また前記容器体2の左右両側には、図1に示す如く、一対の指当て用凹部Rが形成されている。
これら指当て用凹部Rは、図1に示す如く、カバー部材50が下限位置にある状態では、当該カバー部材50で覆われており、図5に示すように、カバー部材50を下限位置から引き上げることにより、外部へ露出するように、配置されている。
この構造によれば、グリップ性が向上し、使い易い。
第1の手段に係る発明によれば、容器体2の口部14に取り付けた噴出器30の押下げヘッド40の上方を覆うカバー部材50を設け、カバー部材50の前面に前記噴霧口42から噴霧される内容物を通過させるための通過口56を、また当該カバー部材50の後面に、前記押下げヘッドの上面の押下げ操作を可能とする操作用窓60を、それぞれ形成したから、誤操作により、押下げヘッド40が押し下げられることを防止できる。
また操作用窓60の下端から、ヒンジ62を介して、起立状態と前方へ倒伏した状態との間で起伏可能な操作片64を上方へ延出しており、操作片を前方へ倒すことにより、当該操作片で押下げヘッド40を押し下げるから、操作が容易であり、使い勝手がよい。
第2の手段に係る発明によれば、前記カバー部材50が下限位置に引き下げられた状態では、前記操作片64を前方へ倒すことができず、前記カバー部材50を上限位置へ引き上げることで、前記操作片64を前方へ倒伏させて押下げヘッド40を押し下げることができるようにしたから、誤動作防止の機能を一層確実にすることができる。
第3の手段に係る発明によれば、前記操作片64の先端部に、操作片64で押し下げられた押下げヘッド40の噴霧口42から内容物が噴霧されたときに、当該内容物の操作片64への衝突を低減するための逃がし溝65を形成したから、操作片64に当たって跳ね返った液体が周囲を汚す不都合を低減することができる。
第4の手段に係る発明によれば、前記容器体2の左右両側には、一対の指当て用凹部Rが形成されており、これら指当て用凹部Rは、カバー部材50が下限位置にある状態で、当該カバー部材50で覆われており、カバー部材50を下限位置から引き上げることにより、外部へ露出するように、配置されているから、グリップ性が向上し、使い易い。
本発明の実施形態に係る携帯用スプレー容器について半部を断面で示す正面図である。 図1のスプレー容器について半部を断面II-IIで示す平面図である。 図1のスプレー容器のカバー部材の構造を示す図であり、同図(A)はカバー部材の正面図を、同図(B)はカバー部材の背面図を、また同図(C)は側方から見たカバー部材の断面図をそれぞれ示している。 図1のスプレー容器の容器体を容器本体と底部とに分解して示す図である。 図1のスプレー容器の使用状態説明図であり、カバー部材を引き上げた状態を前方から見た様子を、半部を断面として示している。 図5の状態を後方から見た様子を示す図である。 図1のスプレー容器の一つの要部(操作片)の作用を示す図であり、同図(A)は、図1に対応する使用前の段階を、同図(B)は、カバー部材を引き上げた段階を、同図(C)は、操作片を前方へ押し込んで押下げヘッドに当接させた段階を、また同図(D)は、操作片を介して押下げヘッドが押し下げられた段階をそれぞれ示している。
図1から図7は、本発明の実施形態に係る携帯用スプレー容器を示している。このスプレー容器は、容器体2と、噴出器30と、カバー部材50とを具備する。
これら各部材は、例えば合成樹脂或いは金属により形成することができる。
容器体2は、全体として箱形状の部材であり、その上部には後述の口部14が形成されている。図示例の容器体2は、前後方向に比べて左右方向に幅広に形成されている。
なお、本明細書においては、説明の便宜上、図2における下側を“前”と、同図の上側を“後”と、同図の左右両側を“左右”と称する。
本実施形態の容器体2は、下面開口の筒状の容器本体4と、この容器本体の下面を閉塞する底部22とからなる。
この底部22は、水平な底板24の外周部から短い嵌合筒部26を起立しており、この嵌合筒部26を前記容器本体4の下端部内に嵌着させている。
もっともこの構造は適宜変更することができる。例えば容器体2は、単一の部材として形成してもよい。
前記容器本体4は、本実施形態では、図2に示す如く、左右方向に比べて前後方向に幅狭で縦長のカード型に形成されており、その左右側面には、図1に示す如く、上下方向の中間部分に位置させて一対の指当て用凹部Rが形成されている。
図示例の容器本体4は、頂板部10を上端に連結させた筒周壁6を有する。この筒周壁6は、図1に示すように、前後一対の幅広壁部7と左右一対の幅狭壁部8とからなる四角筒状に形成している。
図示例では、前記幅狭壁部8は、図4に示すように、容器本体4の下方側に位置する第1垂直壁部8aと、この第1垂直壁部8aの上端から上内方へ延びる下側弧状壁部8bと、下側弧状壁部8bの上端から真上に延びる第2垂直壁部8cとで形成されている。
また前記下側弧状壁部8bの上端からは、上側弧状壁部16aと第3垂直壁部16bとからなる補助壁部16を上外方へ延設している。
前記上側弧状壁部16aは、下側弧状壁部8bの上端から上外方へ延びており、これら上側弧状壁部16aと下側弧状壁部8bとで前記指当て用凹部Rを画成している。
前記第3垂直壁部16bは、上側弧状壁部16aの上端から、第2垂直壁部8cと並行させて、上方へ延びている。
これら第2垂直壁部8cと第3垂直壁部16bとの間には、図2に示すように、これら両壁部を連結する補強壁部20を設けている。
前記頂板部10からは、左右方向外側へ一対の延長壁部11を延出している。これら延長壁部11には、前記第3垂直壁部16b及び補強壁部20の上端部を連続させている。
また一対の第3垂直壁部16bの外面には、後述の係合凸部58と係合させるための係合凹部18がそれぞれ形成されている。
この係合凹部18より上側の第3垂直壁部16bの外面は、後述の幅狭端壁部54cに対して摺接可能な摺接面Sとしている。
前記頂板部10には、噴出器装着用の口部14が開口されている。
本実施形態では、頂板部10は、図1に示す如く、左右一対の側部10aに対して、左右方向の中間部10cが段差部10bを介して下方に陥没するように設けられている。そして、前記中間部10cには口部14が形成されている。
この図示例では、左右一対の段差部10bと中間部10cとにより、後述の押下げヘッド40を収納するための収納凹部Dを形成している(図4参照)。
もっとも、これらの構造は適宜変更することができる。
図示例では、前記口部14は、図4に示す如く、前記中間部10cから起立された口筒部14aの内側に形成されている。
前記口筒部14aの上端からは、内向きフランジ14bを介して、後述のシリンダ32上端部内面への嵌合用の折返し筒部14cが垂下されている。
噴出器30は、前記口部14に対して取り付けられ、口部14の上方に配置された押下げヘッド40を操作することで液体を噴出することが可能な押下げポンプ式の噴出器である。
前記噴出器30は、前記口部14からシリンダ32を垂設するとともに、このシリンダ32の内部に作動部材34の下半部を上方付勢状態で昇降可能に嵌挿している。
前記シリンダ32の下端からは、底部22付近に延びる吸上げパイプPを垂設している。
前記作動部材34は、図1に示す如く、前記口部14内より上方へ起立するステム38を有し、このステムの上端に、噴霧口42を有する押下げヘッド40を付設している。
シリンダ32の下部内には第1逆止弁V1が、また前記作動部材34の下部には第2逆止弁V2がそれぞれ形成されており、前記シリンダ32に対する押下げヘッド40の昇降により容器体2内の液体が第1逆止弁V1を介してシリンダ32内へ吸い上げられ、かつ第2逆止弁V2を介して噴霧口42から液体を噴霧するように形成している。
噴霧口42内には、図示しないノズルチップが装着されている。このノズルチップは、噴射孔を有する前壁の周端から後方へ嵌合筒を突出させており、この嵌合筒を、前記噴霧口内に形成された支持棒に嵌合させている。前記前壁と支持棒との間には、スピン機構が形成されており、ステム38側からスピン機構へ流れ込む液体をスピン回転させ、噴射孔から霧として噴出するように設けられている。
これらの構造は適宜変更することができる。
前記押下げヘッド40は、本実施形態において、左右方向に長くかつ下端開口の長方形体であり、長方形状の頂壁40aの周端部から垂下された四角筒状の側壁40cを有する。
また前記頂壁40aの中央部からは、連結筒部40bが垂下されており、この連結筒部40bに前記ステム38を嵌入させている。
図1に示す状態で、前記頂壁40aと容器本体4の頂板部10の側部10aとはほぼ面一になるように形成されている。
また図示例の押下げヘッド40は、図7(A)に示す如く、その頂壁40aと側壁40cの後壁部分との間の角部を面取りすることにより、左右方向から見てアールをつけた(曲がり面に形成した)面取り部Cを有する。
カバー部材50は、押下げヘッド40の誤操作防止の手段であり、本実施形態において、押下げヘッド40の上方へ覆うように、前記容器体2の上部に取り付けられている。
本実施形態のカバー部材50は、左右方向に長い長方形状のカバー頂壁52の周端部から四角筒状のカバー周壁54を垂設させている。
前記カバー周壁54は、図2に示す如く、幅広前壁部54a及び幅広後壁部54bと、左右一対の幅狭端壁部54cとで形成されている。
前記カバー周壁54は、少なくとも容器本体4の摺接面Sに対して当接され、図1に示す下限位置と図5に示す上限位置との間を摺動可能に容器本体4の上部に取り付けられている。
本実施形態では、前記左右一対の幅狭端壁部54cの上部内面には、図1に示す如く、掛止リブ57がそれぞれ付設されている。これら掛止リブ57は、カバー部材50が前記下限位置にあるときに、前記第3垂直壁部16bの上端に掛止されるように配置されている。
そしてカバー部材50が下限位置にあるときに、前記カバー周壁54は、容器本体4の第1垂直壁部8aの上端付近まで垂下されており、前記指当て用凹部Rを覆っている。
もっともこれらの構造は適宜変更することができる。
また前記左右一対の幅狭端壁部54cの下部(図示例では下端部)の内面には、左右一対の係合凸部58が付設されている。これら係合凹部は、図5に示すように、カバー部材50が上限位置にあるときに前記係合凹部18とかみ合うように設けられている。
これら係合凹部18と係合凸部58とで、カバー部材50を上限位置で支える保持手段Iが形成されている。
保持手段Iの構造は、適宜変更することができ、例えば第3垂直壁部16bに係合凸部を、また幅狭端壁部54cに係合凹部を設けても構わない。
また前記左右一対の幅狭端壁部54cの上部外面には、一対の第1指掛け用リブ59が形成されている。
前記幅広前壁部54aには、図3(A)に示すように、噴霧口42から噴霧される内容物を通過させるための通過口56が形成されている。
この通過口56は、前記カバー部材50が上限位置にあるときに、図7(B)に示す如く、前記噴霧口42と向かい合う場所に配置されている。
また好適な図示例では、前記カバー部材50が下限位置にあるときに、通過口56は、図1に点線で示す噴霧口42の下側にあるように、配置されている。こうすることにより、カバー部材50が下限位置にあるときに、前方から見て、噴霧口42が幅広前壁部54aによって覆われるように形成している。
図示例の通過口56は、四角形状に形成されているが、その形状は適宜変更することができる。
前記幅広後壁部54bには、図3(B)に示すように、操作用窓60が形成されている。この操作用窓60からカバー部材50の内部へ指を挿入して、押下げヘッド40の押下げ操作を行うことができるようにするためである。
本実施形態では、操作用窓60の少なくとも下辺を水平とするとともに、この下辺に形成したヒンジ62を介して、操作片64を起立している。
この操作片64は、前記ヒンジ62を中心として、図7(B)に示す上方への起立状態と図7(C)に示す前方への倒伏状態との間を回動可能に形成している。
図示例において、図7(A)に示す如く、操作片60の上部が押下げヘッド40の後面と向かい合っており、この状態で操作片64を前方へ倒そうとしても、押下げヘッド40を押し下げることができない。
カバー部材50を引き上げて、操作片64を前方へ押し込むことにより、この操作片64で押下げヘッド40を押下げることができる。
本実施形態の操作片64は、図7(B)に示すように、左右方向から見て、幅広後壁部54bの輪郭に沿って配置された操作板に形成されている。
またこの操作板は、操作用窓60のほぼ全部を覆う略矩形に形成されている。
もっとも操作片64の形状は適宜変更することができる。
操作片64の長さは、図示例では、図7(D)に示す如く、ヒンジ62を中心として、前方へ倒伏させたときに、操作片64の先端部が前記通過口56を経て幅広前壁部54aより前方へ突出するように設計されている。もっとも、少なくとも押下げヘッド40を押し下げることが可能であれば、操作片64の長さは適宜変更することができる。
前記操作片64の外面には、図3(B)に示すように、第2指掛け用リブ67が横設されている。
前記操作片64の上辺の左右方向の中間部には、逃がし溝65が形成されている。
この逃がし溝65の大きさ及び配置は、図7(D)に示すように、噴霧口42から内容物を霧状に噴霧させたときに、円錐状の霧の流れの上部分が逃がし溝65内を通過するように設計する。
こうすることにより、噴霧された霧の流れが操作片64に当たって周囲に飛び散るという不都合を低減することができる。
前記逃がし溝65の形状は、図示例では、後方から見て、下縁が円弧状でありかつ左右側縁が縦向き垂直線である。もっとも、内容物を逃がすことができる限り、逃がし溝65の形状はどのようなものでもよい。
また操作片64の上辺の左右方向の外側部分には、図3(C)に示すように、操作用窓60の上辺の内面側への係止用の左右一対の係止片66を付設している。
操作片64を有するカバー部材50を成形するときには、図3(C)に想像線で示すように、操作片64が後方へ延びた状態で、カバー部材50の全体を金型で成形するとよい。
前記構成において、カバー部材50は、図1に示すように、押下げヘッド40の上方を覆うように、容器体2に対して取り付けられている。故に、利用者の指を上方から押下げヘッド40の上面に当てて、押し下げることはできない。
故に誤操作により押下げヘッド40が押し下げられることが防止される。
押下げヘッド40を押し下げるときには、まず、図5及び図6に示すように、容器体2に対してカバー部材50を引き上げる。
そうすると、図7(B)に示すように、押下げヘッド40に対して、操作片64の位置が高くなり、そして、ヒンジ62が押下げヘッド40の上面近く配置される。
この状態で、前記一対の指当て用凹部Rに指を当てて容器本体4を把持し、前記操作片64を前方へ押し込む。そうすると、図7(C)に示すように、操作片64はヒンジ62を中心として回動し、押下げヘッド40の頂壁40aの後側(図示例では面取り部C)に当接する。
この状態からさらに、利用者が指で操作片64を前方へ押し込むと、操作片64で押下げヘッド40が押し下げられる。
この際に、図示例では、押下げヘッド40の頂壁40aには面取り部Cが設けられているから、この面取り部Cに対して操作片64が滑らかに摺動する。
故に操作片64による押下げヘッド40の押下げ動作がスムーズとなる。
そして押下げヘッド40の押下げにより、内容物が噴霧口42から霧状に噴霧され、通過口56を通って前方へ放出される。
なお、図示例では、操作片64に逃がし溝65が形成されているため、噴霧口42から円錐状に噴霧された霧の上部分が逃がし溝65を通過することができる。
故に、噴霧された霧の一部が操作片64に当たって跳ね返り、周囲に飛び散るという不都合を低減することができる。
また内容物を噴霧させた後にカバー部材50を下限位置に戻すことにより、図1に示す状態(流通時の状態)に戻る。
2…容器体 4…容器本体 6…筒周壁 7…幅広壁部
8…巾狭壁部 8a…第1垂直壁部 8b…下側弧状壁部 8c…第2垂直壁部
10…頂板部 10a…側部 10b…段差部 10c…中間部 11…延長壁部
14…口部 14a…口筒部 14b…内向きフランジ 14c…折返し筒部
16…補助壁部 16a…上側弧状壁部 16b…第3垂直壁部
18…係合凹部 20…補強壁部 22…底部 24…底板 26…嵌合筒部
30…噴出器 32…シリンダ 34…作動部材
38…ステム 40…押下げヘッド 40a…頂壁 40b…連結筒部
40c…側壁(ヘッド周壁) 42…噴霧口
50…カバー部材 52…カバー頂壁 54…カバー周壁
54a…幅広前壁部 54b…幅広後壁部 54c…幅狭端壁部
56…通過口 57…掛止リブ 58…係合凸部 59…第1指掛け用リブ
60…操作用窓 62…ヒンジ 64…操作片(操作板)
65…逃がし溝 66…係止爪 67…第2指掛け用リブ
C…面取り部 D…収納凹部 I…引上げ状態保持手段 P…吸上げパイプ
R…指当て用凹部 S…摺接面
V1…第1逆止弁 V2…第2逆止弁



Claims (4)

  1. 上面に口部(14)を有する容器体(2)と、
    前記口部(14)に対して取り付けられ、前面に噴霧口(42)を有する押下げヘッド(40)を備えた、押下げポンプ式の噴出器(30)と、
    少なくとも前記押下げヘッド(40)の上方を覆うヘッド頂壁(40a)を有し、前記容器体(2)の上部へ取り付けられたカバー部材(50)と、
    を具備し、
    前記前記容器体(2)からカバー部材(50)に亘る全体の輪郭を、前後方向に比べて左右方向に幅広で縦長の略箱形状に形成してなる携帯用スプレー容器において、
    前記カバー部材(50)の前面に前記噴霧口(42)から噴霧される内容物を通過させるための通過口(56)を、また当該カバー部材(50)の後面に、前記押下げヘッドの上面の押下げ操作を可能とする操作用窓(60)を、それぞれ形成しており、
    前記操作用窓(60)の下端から、ヒンジ(62)を介して、起立状態と前方へ倒伏した状態との間で起伏可能な操作片(64)を上方へ延出しており、
    操作片(64)を前方へ倒すことにより、当該操作片(64)で押下げヘッド(40)を押し下げることができるように形成したことを特徴とする、携帯用スプレー容器。
  2. 前記カバー部材(50)は、下限位置と上限位置との間を移動することができるように、容器体(2)に対して摺動可能に取り付けられており、
    前記カバー部材(50)が下限位置に引き下げられた状態では、前記操作片(64)を前方へ倒すことができず、前記カバー部材(50)を上限位置へ引き上げることで、前記操作片(64)を前方へ倒伏させて押下げヘッド(40)を押し下げることができるように前記操作用窓(60)の配置を設定したことを特徴とする、請求項1に記載の携帯用スプレー容器。
  3. 前記操作片(64)の先端部に、操作片(64)で押し下げられた押下げヘッド(40)の噴霧口(42)から内容物が噴霧されたときに、当該内容物の操作片(64)への衝突を低減するための逃がし溝(65)を形成したことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の携帯用スプレー容器。
  4. 前記カバー部材(50)は、下限位置と上限位置との間を移動することができるように、容器体(2)に対して摺動可能に取り付けられており、
    前記容器体(2)の左右両側には、一対の指当て用凹部(R)が形成されており、
    これら指当て用凹部(R)は、カバー部材(50)が下限位置にある状態で、当該カバー部材(50)で覆われており、カバー部材(50)を下限位置から引き上げることにより、外部へ露出するように、配置されていることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載の携帯用スプレー容器。
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