本発明は、以下の説明および添付の図面を参照することによって理解することができる。本発明の実施を実施することを可能にするために以下に述べる実施形態のこの説明は、好ましい実施形態を限定することを意図するのではなく、その特定の例として役立つことを意図する。当業者は、本発明の同じ目的を実行するための他の方法およびシステムを修正または設計するための基礎として開示された概念および特定の実施形態を容易に使用できることを理解すべきである。当業者はまた、そのような同等の集合体が、その最も広い形態で本発明の精神および範囲から逸脱しないことを理解すべきである。
分かり易く簡潔にするために、よく知られている機能と構造の説明は省略されている。本書で使用されている用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的としており、本開示を限定することを意図するものではない。本明細書で使用される場合、単数形「a」、「an」および「the」は、文脈が明らかに他のことを示さない限り、複数形も含むことを意図している。さらに、a、anなどの用語の使用は、数量の制限を示すのではなく、参照される項目の少なくとも1つの存在を示す。
「第1」、「第2」などの用語の使用は、特定の順序を意味するものではないが、個々の要素を識別するために含まれている。さらに、第1、第2などの用語の使用は、重要性の順序を示すのではなく、むしろ、第1、第2などの用語は、ある要素を他の要素から区別するために使用される。本明細書で使用される場合、「備える」および/または「備える」、または「含む」および/または「含む」という用語は、記載された特徴、領域、整数、ステップ、操作、要素および/または構成要素の存在を指定するが、1つまたは複数の他の特徴、領域、整数、ステップ、操作、要素、構成要素、および/またはそれらのグループの存在または追加を排除するものではないことがさらに理解される。
いくつかの特徴は、個々の例示的な実施形態に関して説明され得るが、1つまたは複数の例示的な実施形態からの特徴が1つまたは複数の例示的な実施形態からの他の特徴と組み合わせることができるように、態様はそれに限定される必要はない。
要約すると、図1を参照すると、本明細書に開示されるのは、可撓性の手動で圧縮可能な外部容器本体110と、容器本体110の長さの少なくとも一部の内側およびそれに沿って移動可能な内部リフト150とを含む食品ディスペンスシステム100である。リフト150は、好ましくは、外部容器本体110が容器本体110内でリフト150を動かすのに十分な力で手動で圧縮されたときに永久に変形したりその構造的完全性を失わないように十分に剛性である。使用中、リフト150は、リフトの上部と容器の上部との間の容積を規定するように、最初に容器内の位置に配置され、その容積は、好ましくは、例示的な実施形態では、ユーザが食品ディスペンスシステム100を使用して消費することを望む、例えば、1/2〜4カップの食品などの食品の食事またはスナックサイズの部分を保持するのに十分である。もちろん、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、他のサイズの食品部分を同様に使用することができる。例えば、リフト150は、最初は容器本体110の内部の底部に配置され得、食品は、リフト150の上部で容器本体110に装填される。食品が容器本体110の内側に配置され、リフト150の上に配置された状態で、ユーザは、図2に示されるように、可撓性の手動圧縮可能な容器本体110の外側を徐々に圧迫またはつまむことができる。リフト150の上面より下の位置で、リフトが容器本体110内で上方に移動するようにする。そうすることにより、次に、食品10を容器本体110の開放上部に向かって押して、ユーザが食品に徐々にアクセスして消費できるようにする。そのような構成は、食品ディスペンスシステム100の容易な片手操作を可能にし、例えば、外出先または他の方法で制約されている間に食物を消費するための快適で使いやすい、乱雑でないディスペンスツールをユーザに提供する。
図1および図2に示されるように、一実施形態の特定の特徴によれば、リフト150の最外縁部は、好ましくは、少なくとも容器本体110内のリフト150の意図された移動の領域において、容器本体110の内周に概ね一致する寸法である。これにより、リフト150の外周と容器本体110の内部との間に密接な公差が生じ、これにより、食品がリフト150と容器本体110との間を通過し、リフト150の下で未使用になることを実質的に妨げる。任意選択で、リフト150は、容器本体110内の食品と接触するリフト150の上部のより大きな直径、および内側に圧縮されたときに容器本体110の内面と相互作用してリフト150を容器110を通して上方に押し上げるテーパ部分を含むリフト150のより小さな下部など様々な直径を有するように構成され得る。そのような任意の構成において、容器110は、容器110の上部においてより大きな直径、および容器110の下部においてより小さな直径の同様のプロファイルを有し得る。そのような構成は、例えば、システム100で使用される食品が、通常、ボウルから食べられるものであり、容器本体110の外側のユーザによる各圧迫が、ボウルの底部を持ち上げる場合に有用であり得る(すなわち、リフト150の上面)。
本発明の重要な特徴は、リフト150と容器本体110との間の相互作用であり、両方とも操作性を容易にし、その結果、ユーザは、片手で直感的なつまむ動作で、食品10を容器本体110の開放上部に向かって容易に押すことができ、好ましくは、リフト150の滑らかな動きを維持することにおいて、ユーザを支援し、リフト150が容器本体110の内部の長さに沿って移動するときに、リフト150が傾いたり、転がったり、ジャンプしたりすることはない。特定の構成では、リフト150と容器本体110との間の相互作用は、保持力も存在し(例えば、リフト150と容器本体110の内部との間の摩擦の結果として)、リフト150は、ユーザが容器本体110の外側に外圧を加えるのを止めたときにその位置に留まるか、またはユーザが容器本体110に外圧を加えるのを止めたときにそのような位置からすくなくとも少量(例えば、好ましくは、2.5cm以下)だけ後退または逆転する。同様に、リフト150と容器本体110との間の相互作用により、ユーザが手動でリフト150を容器本体110の底部に向かって押し戻す場合(例えば、リフト150の上面より上の位置で容器本体110の外側に外圧を加えることによる)、リフト150は、さらに方向を逆にすることができる。これは、ユーザが後で消費するために食品の一部を保存したい場合に、食品のレベルを下方に下げ、可撓性スリーブの上部口から離すことが望ましい場合がある。
このような構成では、ユーザは、容器本体110の外側の側面を1つまたは複数の手で単に握ることによって、リフト150を制御することができる。その結果、食品は、容器本体110の開放上部に向かって上方に移動され、所望のペースで食べられるか、さもなければ、例えば、休息および/または輸送のために、下方または最適な位置に制御および/または配置される。任意の食用製品をそのようなシステム100に配置することができると想定されるが、非限定的な例として、そのようなシステムによって運ばれ、分配され得るそのような食品の例示的な特性は、ある程度の水分を有する、および/または容易に分解する、および/または片手でまたは限られた器用さで消費するのが困難である、またはそれらの一貫性のために乱雑である、多数の小片からなるものが含まれ得、または、ソース/ジュースまたはトッピングまたはもろさを含む、および/または器具を食べずに、または食品を保持して腕および/または手を完全に使用するためのユーザ(テーブルを使用せずに立っているときや座っているときなど)の全体的な可動性を制限する可能性のある物理的制約のために扱いにくい可能性があるものが含まれ得る。再び非限定的な例として、そのような食品は、ドレッシングおよび/または他のトッピングを備えたサラダ、よく混ぜられてラップやボウルに入れられる種類の材料、または同様に、調味料、薬味、および/またはソースと混合された一口サイズの材料の組み合わせのような項目を含み得る。
容器本体110は、好ましくは、壁の厚さ、可撓性と剛性のバランスを備えた材料で形成されているため、リフト150の位置の上下に圧力を加える手で容器本体110の側面を圧迫して、リフト150を制御し、所望の方向に動かすことができ、任意選択で、リフト150を容器本体110内の所望の位置に留まらせながら、例えば、テーブル、カップホルダなどのような平らな表面上で、内容物を保持し、崩壊することなく単独でその形状を維持する。非限定的な例として、容器本体110は、段ボール、ホイル、ポリマー、シリコーン、前述の組み合わせ、またはユーザが容器本体110の外側に手で圧力を加えることによってリフト150の動きを制御することを可能にするのに十分に可撓性のある他のタイプの材料などの材料から作られていてもよい。それでも、静止している基部に座っている間、その形状を保持するのに十分な剛性が好ましい。
特定の構成では、容器本体110の内面および外面の両方が、例えば、容器本体110を直立させることができる円形の基部を有することができる中空円筒の形状をとることができる。しかしながら、特定のユーザの機能的または美的目的を満たすために、本発明の範囲から逸脱することなく、八角形、楕円形、長方形などの代替の断面形状、および場合によっては容器本体110の長さに沿って変化する断面形状を使用することができる。さらに、用途および材料に応じて、容器本体110の外形は、容器本体110の内部形状と一致し得るか、あるいは、外部形状は、リフト150の制御された動きにおいてユーザを支援するように、および/または他の人間工学的または美的目的を満たすように設計された輪郭を含み得る。非限定的な例として、図3を参照すると、容器本体110の外部は、リフト150が容器本体110の基部で静止しているときにリフト150のテーパ部分が始まる高さレベルのすぐ下のスリーブの外形寸法の狭小化を含み得、その結果、容器本体110を基部に保持している手は、容器本体110の内側でリフト150を持ち上げるプロセスを容易に開始することができる。
同様に、容器本体100は、容器本体100の基部を形成する底壁を含み得るか、あるいは、特定の構成では、底部が開いていてもよい。好ましくは、各構成において、容器本体100の壁は、ユーザによって支持されていないときに、容器本体110の全体的な直立形状を保持するのに十分な剛性を維持する。
容器本体100は、好ましくは、片手で大人が容易に操作できるように最適に全長(上から下)を有する。しかしながら、使用例によっては、両手で操作することも実用的である。さらに、リフト150を動かすために容器本体110に加えられる圧迫圧力は、ユーザの手を使用することによって達成されることが想像されるが、リフト150のそのような動きは、人間以外の機械的な力、装置、または圧力源によって達成され得ることも考えられる。
次に、図4Aに示されるように、容器本体110の上端部は、特に、容器本体110の上部の開放端部の幅をリフト150の最も広い部分より狭くすることによって、使用中にリフト150が容器本体110の上端部から「飛び出す」のを防ぐ構成を有し得る。より具体的には、容器本体110の上端部は、容器本体110の開放端部で容器本体110の外側の垂直壁から内側に延びるリム110(a)を有し得、このリムは、リフト150の最も広い周囲よりも小さい周囲を有する開口部を規定する。さらなるオプションとして、容器本体110の上端部は、図4Bに示されるように、狭くなる壁セクション112を有し得る。この狭くなる壁セクション112は、リフト150の最も広い周囲よりも小さい周囲を有する開口部を規定する。さらに、図5に示されるように、容器本体110の上端部は、容器本体110の外壁から内側に延びるリップ114を含み得、リフト150は、その上端部に、リップ114の底部と係合するサイズの停止壁152を含み得、これにより、リフト150の最上面は、容器本体110の最上縁部を通過するその不注意な動きを依然として防止しながら、容器本体110の最上部に到達する。特定の構成では、容器本体110、特に、容器本体110の開いた上端部は、手動の力の適用時に(例えば、半径方向に)伸びて、容器の内側からリフト150を除去することを可能にする十分な柔軟性を有するが、そのような意図的な外観を損なう力が加えられない限り、リフト150の周囲よりも小さい周囲でその形状を維持する。したがって、容器本体110の開放端部は、必要に応じて(例えば、洗浄およびその後の再利用のために)システム100からリフト150を比較的容易に取り外すことを可能にするが、そのような意図的に加えられた力なしにリフト150が容器本体110から不注意に出るのを妨げる。
任意選択で、一実施形態の特定の特徴によれば、容器本体110の壁は、互いに積層または同様に接合され得る複数の層から構成され得るか、あるいは、1つまたは複数の層の一部が隣接する層から自由にぶら下がるように、限られた場所でのみ互いに取り付けられ得る。1つまたは複数の層が隣接する層からぶら下がっている。例えば、図6Aおよび6Bに示されるように、容器本体110の内部は、少なくとも容器本体110の内壁の最上部で容器本体110の内部に保持される、リフト150に最も近い内部層116を含み得るが、少なくともいくつかの他の部分は、容器本体110の次の外層に取り付けられていない。したがって、内部層116の一部は、容器本体110の内部に対して移動することができる。結果として、リフト150が容器本体110内を移動するとき、内層116は、(図6Bの116(a)に示されるように)局所的に束ねる傾向があり、リフト150の上部と整列し、次に、リフト150を軽く結合する。そのような結合力は、ユーザが意図的に容器本体110の外側に力を加えることによって容易に克服されるが、そのような力を取り除くと、内層116の緩い部分から生じる結合は、リフト150を、ユーザが外力を加えるのを止めたときにそれがあった位置に維持するのに役立つ。
特定の構成では、そのような内層116はまた、例えば、内層116の底部で、および任意選択で、内層116の長さ全体に亘るさらに他の位置で、内層116が容器本体110の内部に恒久的に結合されるように、容器本体110の次の外層に接合され得る。
他の構成では、そのような内層116は、図7A、図7Bおよび図8に示されるように、容器本体110の内部に挿入される使い捨ての「バギー」ライナーまたは可撓性壁カートリッジを含み得る。バギーまたはカートリッジが挿入されると、次に、リフト150がライナーの内側に装填され、容器本体110の内部の底部まで押し下げられ、続いて、リフト150の上部およびバギーの内側に食物が装填される。あるいは、バギーまたはカートリッジは、食品の有無にかかわらず、リフト150が事前に装填された状態で提供され得る。任意選択で、バギーの底部は、底部、バギーの外側、底部のフックアンドループ締結材料の相補的なセクション、バギーの外側および容器本体110の内部の底部、または当業者に起こり得るような他の一時的な固定装置などに接着剤ドットを使用する非限定的な例として、容器本体110に取り外し可能に取り付けることができる。上で説明したように、いくつかの構成では、バギーライナーは、容器本体110の内壁に対して変位する傾向があり、その結果、リフト150に対するバギー材料の局所的な結合が生じ、これにより、容器本体110の内部とリフト150との間の保持力が補完され、リフト150は、移動中および静止位置の両方で安定して所定の位置に留まる。さらに、バギーは、容器本体110の上部の開放端部(図7Aに示されるように)の形状に一致するカスタムサイズの組み合わせによって、および/または容器本体110の上部の開放端部(図7Bに示されるように)に適用される接続アタッチメントの使用によって、取り付けられ得、バッグの上部が、静止中またはリフト150のいずれかの方向への移動中に確実に所定の位置に留まる。
一実施形態のさらなる特徴に関して、図8を参照して、容器本体110は、外層120および内層124を含み得、内層124は、外層120よりも高い柔軟性を有する。例えば、外層120は、半剛性のボール紙または厚紙で形成され得、一方、内層124は、バギー材料、ホイル、または他の非常に柔軟な材料で形成され得、リフト150の最外周に対して厳密な公差を有する内寸を有する。この構成では、外層120は、任意選択で、外層120の前面125および後面126の両方に開口部122を含み得、この開口部は、ユーザが容器本体110を容易に圧迫してリフト150を必要に応じて動かすことを可能にするために、内層124との直接接触を可能にする。この構成では、内層124は、任意選択で、外層120に滑り込ませて使用後に除去することができる内部ポーチ(任意選択で、リフト150の有無にかかわらず、内層124の内側にすでに配置された包装済み食事を含む)を形成することができ、その結果、外層120は、食品ディスペンスシステム100のための再利用可能なキャリアを提供し得る。
あるいは、内層124は、前面125および後面126の開口部122上にのみ延在し得、したがって、外層120の内部に恒久的に取り付けられ得る(例えば、完全に使い捨てアイテムとして構成される食品ディスペンスシステム100において)。
さらに他の構成では、そのようなレセプタクル130の内部または外部に断熱材料132を有するレセプタクル130は、図9に示されるように、容器本体110を取り外し可能に収容するように提供される。レセプタクル130は、レセプタクル130の開放上部を閉じることができる断熱蓋134を含み得る。例えば、蓋134は、レセプタクル130の本体上の相補的要素と係合するジッパーまたは同様に構成された閉鎖装置を備え得る。同様に、特定の構成では、容器本体110の1つまたは複数の層は、断熱材料を含み得る。
特定の実施形態では、容器本体110の壁に沿って強化を提供して、ユーザによって操作されていないときにその垂直形状を維持できることを保証することが望ましい場合がある。そのために、図10に示されるように、容器本体110よりも剛性が高い垂直要素136は、容器本体110の壁内、特に、リフト150を動かすためにユーザが圧迫する側面に直交する容器本体110の側端部に埋め込まれ得る。そのような垂直要素136は、非限定的な例として、木材、プラスチック、または当業者に起こり得るような他の好ましくは安価な材料の薄片で形成され得、これにより、容器本体110に十分な剛性が追加され、ユーザの手で支えられない状態で立ったときに、その直立した形状を維持することが保証される。
上記のように、容器本体110はまた、好ましくは、支持されていないときに食品ディスペンスシステム100が直立することを可能にするのを助けるように構成された基部を有し得る。例えば、容器本体110の底面111(図1)は、特に、容器本体110の全体が、ユーザによって支持されていないときにその直立形状を維持するのに十分な剛性を有する場合、容器本体110の垂直壁と一体構造であり得る。非限定的な例として、容器本体110は、段ボールで形成され得、容器本体110の底面は、使用しないときに容器本体110を平らに折り畳むことができるように、容器本体110の側壁から下向きに延びる段ボールの折り畳み部分を含み得る(例えば、システム100の複数のユニットを使用前に平らな積み重ねたパッケージで出荷するため)。あるいは、図11に示されるように、別個の基部160を提供し得、容器本体110の周囲の形状が一致する底板を有する。そのような構成では、基部160の底板は、任意選択で、熱可塑性プラスチックまたは当業者に起こり得る他の好ましくは安価で剛性のある軽量材料など、容器本体110の垂直壁よりも高い剛性を有する材料で形成することができる。容器本体110の側壁の底縁部を基部160の底板に取り付けることにより、容器本体110の壁は、ユーザがリフト150を動かすためにそれらを容易に圧迫することを可能にする十分な柔軟性を有するにもかかわらず、意図された形状を維持する。
任意選択で、基部160はまた、リフト150の底部のテーパ部分を受け入れるように構成されたノッチを有する入れ子マウント162を含み得る。入れ子マウント162は、ユーザが容器本体110の内側のリフト150の動きを容易に把握して開始できるように、容器本体110の内側にリフト150を最適に配置するのに役立つことができる。
さらに、基部160は、好ましくは、例えば、標準的なカップホルダ内に適合するようなサイズの外周を有し得る。したがって、容器本体110の壁の底縁部は、(図11に示されるように)基部160の周囲縁部に、または任意選択で、基部160の外周縁部から内側の位置で基部160の上部平面に接合され得る。
あるいは、容器本体110の底面が容器本体110の垂直壁と一体に形成されている構成では、その底面の内部の上面は、リフト150の底部の外形を反映するために、図12に示されるように、それ自体がテーパの底部111を含み得る。さらに、容器本体110の底面が容器本体110の垂直壁と一体に形成されている構成では、その底面は、好ましくは、例えば、標準的なカップホルダ内に適合するようなサイズの外周を有し得る。
次に、図13を参照して、リフト150は、好ましくは、非常に滑らかな(減摩)表面を有する固体材料から作られている。例示的な実施形態では、リフト150の上部は、好ましくは最小で、例えば、1〜3cmの高さであるほぼ垂直なカラー152を形成し、このカラー152は、リフト150がプロセス中に傾くことなく容器本体110の内部内で均一にスライドすることを可能にする。カラー152の底部から始まるリフト150の底部は、好ましくは、ユーザが手でカラー152の下の容器本体110の外側の側面を圧迫することによって、制御された方法で、リフト150を容器本体110内で徐々に上方に「押す」ことができるように(154に示されるように)テーパになっている。容器本体110は様々な形状およびサイズで提供され得るので、傾斜を制限するために必要なリフト150のカラー152および底部のテーパ部分154の実際の全高は、部分的に、滑るときに容器本体110の内壁に接触するリフト150の量の関数であり、その測定値は、容器本体110の内壁の内部水平直径寸法に比例する。さらに、リフト150のカラー152の直径は、容器本体110の内部空洞の直径に実質的に一致する寸法であり、好ましくは、リフト150の外壁と容器本体110の内壁との間の1cmの許容範囲内であることを意味する(しかしながら、上記のように、取り外し可能な容器スリーブ壁ライナーも存在する場合、そのような許容誤差はより大きくなる可能性がある)。
リフト150の上面は、平坦であってもよく、または食品がプラットフォーム上に載るとき、または容器本体110の開いた上面に向かって上昇するときに食品が中心になりがちであるような凹形状を有することができる。あるいは、リフト150の上面は、任意選択で、図14A〜図14Cに示されるように、中央に円錐形の隆起部分153を有し、トラフ状のリング状の窪み151によって囲まれ、次いでリフト150のカラーの縁によって外側が境界付けられた「堀」を含み得る。さらに、図15A〜図15Cに示されるように、リフト150はまた、様々なリフト把持部材160を有し得、リフト把持部材160は、非限定的な例として、バンプ、気泡、剛毛、リング、ガスケット、またはリフト150のカラーセクション152の側面から出てくる同様に構成された突起(図15Aに示されるように)を含み得、容器本体110内の移動時および静止時の両方での上昇を制御するのを助ける追加のストッパ動作を作り出す。同様に、リフト150のカラー152は、上記のように滑らかであり得、容器本体110の内壁は、容器本体110の内部に延在する同様に構成されたリフト把持部材160(図15Bに示されるように)を提供されて、リフト150に対するそのような追加のストッパ作用を提供し得る。さらに、リフト150のカラー152および容器本体110の内壁の両方に、同様に構成されたリフト把持部材160(図15Cに示されるように)を提供して、そのような追加のストッパ作用を提供し得る。
他の構成では、図16A〜図16Cに示されるように、ガイドレール(または複数のレール)170は、リフト150(リフト150の内部または外部のいずれか)の移動をサポートするために提供され得る。例示的な実施形態では、ガイドレール170は、リフト150の中心を通って延びる対応する形状の穴を備えた、容器本体110の基部または基部の中心に固定された中央ロッドを備え得、リフト150がロッド170がねじ込まれた状態で容器本体110に配置されると、リフト150は、いずれかの方向に移動するときにロッド170によって案内される。最適に、図16A〜図16Cを引き続き参照しながら、そのようなロッド170の長さは、リフト150の上部が容器本体110の上部の開いた口に近づくときに一部がリフト150の本体に残るようなものであるが、同様に十分に短いので、ロッド170の上部は、容器本体110の縁よりも十分に下に留まり、したがって、食事中にユーザの口に触れない。
他の構成では、図17を参照して、上記のリフト把持部材160は、特に、容器本体110の内部垂直壁に沿って延在し、それらの長さに沿って幅が変化する垂直レール180を備え得る。図18Aおよび図18Bに示されるように、そのような構成では、リフト150は、カラー部分152の各側壁にノッチ190が設けられ、ノッチ190は、その中に垂直レール180を受け入れるようなサイズになっている。任意選択で、ノッチ190は、それ自体、垂直レール180の可変幅輪郭に相補的な輪郭、例えば、垂直レール180の輪郭に負の輪郭を提供する表面を有し得る。垂直レール180の隆起部分は、リフト150のノッチ190を最小限に押すようなサイズであり、したがって、リフト150が容器本体110を通って移動するときのガイドと、ユーザが容器本体110の外側に圧迫圧力を加えるのを止めたときに、リフト150の側面を穏やかに圧迫して所定の位置に保持する保持力の両方を提供する。容器本体110は、一般に、ユーザがリフト150を動かすために同じものを圧迫することを可能にするのに十分な柔軟性があるので、リフト150の側面に対して垂直レール180によって加えられる圧迫力に打ち勝つために必要な力は低く、したがって、ユーザがリフト150を容器本体110内で容易に上下させることを妨げることはないが、ユーザの圧迫力が除去されたときに、リフト150を容器本体110内の現在の位置に維持するのに十分な保持力を提供する。
リフト150は、好ましくは、容器本体110の外側を押すと動くように十分な剛性の材料から作られ、その形状を保持しながら、その寸法を容器本体110の内径に一致するように維持し、さもなければ、そのような動きを損なう、および/または食品プラットフォームとして不安定になるような「押す」圧力または湿気によって飽和することによる破壊からの十分な保護を有する。非限定的な例として、リフト150は、剛性プラスチックから形成され得る。任意選択で、特定の構成では、リフト150は、食用または食物(例えば、クルトンなど)から、または食用のもので満たされた中空の剛性シェルでさえ作られ得る。さらに、リフト150自体は、リフト150の内容物をリフト150より上の食品から分離した状態に保つ、(非限定的な例として)取り外し可能なプラスチックフィルムなどの手動で取り外し可能なカバー、蓋、フィルムなどで覆われる中空チャンバを規定し得る。ユーザが食品を消費し、リフト150の上部を明らかにしたとき、次に、リフト150のプラスチックフィルムの蓋を剥がして、その内容物にアクセスすることができ、これは、デザートのアイテム、おもちゃまたはノベルティのアイテム、または当業者に起こり得る他のアイテムを含み得る。さらに他の構成では、リフト150は、カバーのない中空チャンバを規定することができ、その結果、リフト150の開いた上面は、リフト150の上部の周囲に延びる上縁部によって規定される。そのような任意の構成では、容器110内の食品は、リフト150の中空内部の底部まで延在することができ、一方、リフト150は、依然として上記のように機能して、容器110の柔軟性外壁の圧縮時に、食品を容器の開いた上部口に向ける。
さらに、特定の構成では、リフト150は、リフト150の上の食品からの流体がリフト150の下の容器本体110の一部に排出されることを可能にするために、リフト150の上面から底部まで穿孔され得、したがって、過剰な液体がユーザに向かって押し出され、容器本体110の上部から溢れ出る可能性を防ぐ。
本発明の少なくとも特定の態様に従って構成された食品ディスペンスシステム100は、ユーザによる片手操作用に最適化されている。より具体的には、リフト150のテーパ部分は、リフト150の形状を、容器本体110の外部に圧力を加える際の手の自然な動きに適切に一致させるときに得られる効率を最大化することができる。次に、テーパ形状を備えた最適なリフト150は、容器に対して、プラットフォームのレベルおよび壁の寸法の両方のバランスをとるのに役立ち、容器本体110を通るその滑走において安定を維持するのに必要であり、同時に、手の形状効率を提供して、制御および動きのペースを最大化する。その結果、これらの考慮事項は、デバイスの様々な構成に対する独自の差別化された貢献を構成し、機能と使用法を大幅に改善および強化する。
一実施形態の様々な態様に係る、携帯型食品容器およびディスペンサは、それぞれ、再利用可能または使い捨ての使用例のいずれかに適用可能であると見なされるように、異なるバージョンで設計することができる。このような使用例は、携帯型食品容器およびディスペンサの材料および追加機能の選択にも役立つ場合がある。
いくつかの構成では、図19および図20に示されるように、使用されていないときまたは輸送中に食品を容器本体110内に保持する密閉された口囲いが提供され得る。いくつかの実施形態では、そのような囲いは、容器本体110に統合されるか、または取り外し可能な付属品として取り付けられ得、取り付けられた、または取り外し可能なキャップ/蓋210のいずれかを有する。そのような蓋の例には、ねじ込み式の上部を備えたねじ付きネック、または単純なねじなしのスナップオンキャップ(キャップのテザー付きまたはなし)が含まれる場合がある。そのような蓋210は、接続タイプの基部(例えば、ねじ式またはスナップネック)が容器本体110の上部、口部に恒久的に統合されているもの、または、例えば、洗浄のために取り外すことができる付属品上部としてのものを含むがこれらに限定されない、様々なバージョンで提供され得る。他のタイプは、図20に示されるようなジップロック(登録商標)スタイルの再密閉可能な囲い220を含み得る。
さらに、いくつかの構成では、図21に示されるように、流出ガードおよび/または樋230が提供され得、食品ビットがユニットの口からこぼれるのを防ぐために、広い樋を備えた口囲いカラーを形成する。そのようなガードおよび/または樋は、容器の縁への容易なユーザの口のアクセスを可能にするために、一部に凹み232を含み得る。さらに、そのようなガードおよび/または樋は、容器本体110と一体的に形成され得るか、あるいは、使用中に容器本体110の上部に配置され得る別個の取り外し可能な要素を含み得る。
ここで、本発明の基礎となる概念の好ましい実施形態および特定の修正を完全に説明したので、様々な他の実施形態、ならびに本明細書に示され説明される実施形態の特定の変形および修正は、前記基礎となる概念に精通すると当業者に明らかに起こるであろう。したがって、本発明は、本明細書に具体的に記載されている以外の方法で実施することができることを理解されたい。