JP2013537869A - コットンパッドディスペンサーおよびその製造のための方法 - Google Patents

コットンパッドディスペンサーおよびその製造のための方法 Download PDF

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Abstract

コットンパッドディスペンサー(1)は、ディスペンサーのトップおよびボトム端の間に延びている側壁(2)と、ボトム端の近くの端壁(7)を備えており、複数の円板形状コットンパッド(9)がディスペンサー内に積み重ねられる。側壁(2)に設けられた第一の切り欠き(3)は、側壁を通って容積の中への入り口を形成するようにディスペンサーのボトム端から上方へ延びており、端壁(7)に設けられた第二の切り欠き(4)は、切り欠き(3,4)が共通移行部を備えて一つの共同の引き出し開口部(1a)を形成するように第一の切り欠き(3)から延びている。引き出し開口部(1a)は、人さし指と親指でコットンパッド(9)の周辺部分(9b)をつかんで、コットンパッドの変形によって引き出し開口部(1a)の外へコットンパッドを引っぱることによって、いちばん底のコットンパッドの引き出しを可能にするようになっている。

Description

本発明は、第一、第二および第三の側面では、それぞれ、請求項3、1および6の導入部に記載のコットンパッドを提供するためのディスペンサーに関連する。第四の側面(請求項8)では、本発明は、請求項1に記載のディスペンサーを作製するための方法に関連する。
本発明が関連するコットンパッドは、一般に円板形状、一般に丸型であり、たとえばバスルームや美容院において化粧をしたりおとしたりするためにしばしば使用される。したがって、コットンパッドがどのように格納されるかに依存して、それらは、汚れと水分にさらされる危険がある。コットンパッドは本質的に相当な吸収性質を有しているので、特に、水分にさらされることは、しばしば即座にコットンパッドを使用不能にする。したがって、コットンパッドを汚れと水分から保護するディスペンサーを提供することは望ましい。
この目的のため、出願人のWO2008/003316は、請求項3、1および6の導入部に基づいており、その内部に多数の円板形状コットンパッドが積み重ねられるコットンパッドディスペンサーを開示している。コットンパッドは円筒状側壁内に囲まれ、それは、そのトップ端が閉じられており、直立姿勢に置かれたときにコットンパッドをディスペンサー内に保つように、そのボトムに端壁が配置されている。ディスペンサーのボトム端では、側壁は、ディスペンサーを直立姿勢に支持するための支持構造体を形成するように端壁を越えて延びている。端壁は、中央円形引き出し開口部を備えている。端壁は、ディスペンサーが配置されている表面から上方に短い距離上昇されており、それは、ディスペンサーのいちばん底のコットンパッドが、ディスペンサーが配置されている表面上の特に水分、また汚れと接触するのを防止する。たとえ開口部のそのような配置がコットンパッドの一つずつの引き出しを可能にするにしても、コットンパッドを引き出すためにディスペンサーは前記表面から引き上げられ、開口部を見るために好ましくは傾けられ、それから使用者の指によってそれを通ってコットンパッドを引き出されなければならい。ディスペンサーがもはや完全にいっぱいでないとき、コットンパッドはディスペンサーの傾斜の際に重力のためにいちばん底の位置からディスペンサーの中をトップ端の方へ落下し、それにより、いちばん底のコットンパッドを引き出し開口部から近づきにくくする。さらに、コットンパッドの可撓な性質のため、使用者の指がしばしばコットンパッドの積み重ねをディスペンサーの中に押してしまうので、いちばん底のコットンパッドをつかむことは難しい。また、その平坦表面の中心部分でコットンパッドをつかんで、それをディスペンサーから取り出すことはしばしば、この表面の脆弱な構造体をいくらか破損させる傾向があり、それは次に、たとえば化粧をするのに適さない。
この背景に基づいて、本発明の第一の側面の目的は、導入部で説明されたタイプのディスペンサーからのコットンパッドの引き出しを容易にすることである。
この目的は、請求項3に記載のディスペンサーで達成される。
側壁の第一の切り欠と端壁の第二の切り欠きの準備は、それにより両者の間に共通移行部を作り出し、ディスペンサーのサイドとボトムに開いたただ一つの共同の引き出し開口部を形成する。これにより、いちばん底のコットンパッドの周辺部分が、たとえば、第二の切り欠きを通って挿入された手の人さし指と、第一の切り欠きを通って挿入された手の親指とでつかまれることが可能である。これは、使用者が円板形状コットンパッドの同じ側に二本の指を置く代わりに各側の一本の指を置くので、使用者がコットンパッドをしっかりつかむことを容易にする。もちろん、いちばん底のコットンパッドの周辺部分を、たとえば、第二の切り欠きを通って挿入された手の親指と、第一の切り欠きを通って挿入された手の人さし指とでつかむことも考えられる。
コットンパッドの周辺部分は一般に、それぞれのコットンパッドの中央部分よりもはるかに強くなるように接合されている。本発明の発明者は、この理由のために、コットンパッドはさらに、ディスペンサーから引き出されるために変形されるときに、より良い状態になる傾向があることを発見した。
さらに、使用者は、引き出し開口部に関してどこに指を配置するかを決めるためにディスペンサーを直立姿勢から回転または傾斜させる必要がなく、指の正確な位置決めは、ディスペンサーのサイドから見えている側壁切り欠きを考慮することから明らかである。
従属請求項4〜5は、本発明の第一の側面の好ましい実施形態を定める。特に、請求項5の実施形態では、ディスペンサーからコットンパッドを引き出すときにそれを破損させかねないどんな鋭い縁や点によっても引き出し開口部が囲まれないことを保証にする。さらに、請求項5の実施形態では、切り欠きは、親指と人差し指をそれぞれ案内し、それにより、いちばん底のコットンパッドをつかんだときに、引き出し開口に対して中心に配置されたコットンパッドの周辺部分をつかむように指が案内されるように定められている。これは、コットンパッドが容易に引き出されること、コットンパッドを引き出すときにそれを変形させるのにより小さい力が必要であることを保証にし、それはまた、コットンパッドの表面構造が破損されないことを保証する。請求項5の実施形態では、側壁が、したがってディスペンサー自体が、適切な側壁または材料厚さで直立に自力で立つことが保証される。
その第二、第三および第四の側面では、本発明の目的は、請求項1および6の導入部に記載のディスペンサーをそれぞれ提供することであり、それらは容易かつ安価な方法で製造され得る。
本発明の第二および第四の側面では、この目的は、請求項1に記載のディスペンサーと請求項8に記載のその製造のための方法によって達成される。
本発明が関連するタイプのディスペンサーでは、ディスペンサー内に配置されるコットンパッドの積み重ねが重力のために下方へ移動することが可能であることを、側壁の形状が保証することが重要である。これは、ディスペンサーからいちばん底のコットンパッドを引き出すことが常に可能であることを保証するものである。ディスペンサーの側壁の形状に(円形のコットンパッドが使用されるならば)円筒の形態をとらせることにより、これを達成することは自然であろう。さらに、ディスペンサーの視覚印象が最終使用者にとって魅力的であることは重要である。側壁の円筒形状はまたこの要求を満たす。
熟練者に知られるように、筒形状の側壁を、たとえば射出成型によって成型することは難しく高価である。したがって、側壁の製造の他の方法の使用すること、たとえば、それを型から押し出して成型することや、一枚の材料の二つの辺を折り曲げて接続することは、は自然であろう。しかしながら、製造のこれらの方法は、ディスペンサーの成型に関連して多数の欠点を伴う。たとえば、方法は、一般に実質的な前処理および後処理(たとえば切断および接合)を必要とするであろうし、そのような方法で製造された製品の目標結果物は一般に、射出成型された製品ほど美観的に魅力的でない。
さて、請求項1によれば、側壁は、ディスペンサーのトップ端に向かって先細りしている円錐台形状に成型される。これは、たとえば側壁が射出成型によって製造された場合に、成型するステップの後にマンドレルから側壁を抜き取ることを可能にするためにおこなわれた。さらに、射出成型方法に一般に関連するより少ないステップは、特に多量に製品を成型することをより安価にするであろう。本発明の発明者は、側壁の円錐台形状を、側壁の反対側の部分が0.6°ほどの小さい角度で互いに対して傾いているようにすることは、マンドレルから側壁を、成型後にそれが硬化したときに、それを上方へ引っぱることによって抜き取ることを可能にするのに十分であることを驚くことに発見した。これは0.3°ほどの小さいドラフト角に相当し、側壁の反対側の二つの部分の間の前述の角度がドラフト角の二倍に相当するからである。ドラフト角は、側壁を通る長手断面において側壁の長手円筒軸と側壁の間の角度として定義される。さらに、発明者は、ドラフト角が約1°よりも小さければ、人間の目には側壁の形状は円筒状に見えることを発見した。最良の結果は、0.3°と0.8°の間の、好ましくは0.4°ないし0.6°、非常に好ましくは約0.5°のドラフト角で達成される。また、側壁のわずかな円錐台形状はさらに、ディスペンサーの美観を損なうことなく、コットンパッドが重力によって下方へ移動することを保証するディスペンサーの能力を改良する。
したがって、請求項8によれば、側壁を成型するために使用されるマンドレルは、マンドレルのトップ端に向かって先細りしている対応円錐台形状を有しており、マンドレルの側面の反対側の部分は、0.6°と2°の間の、好ましくは0.8°と1.5°の間の、非常に好ましくは約1°の角度で互いに対して傾いている。ドラフト角の点では、これは、0.3°と1°の間の、好ましくは0.4°と0.8°の間の、非常に好ましくは約0.5°のドラフト角に相当する。
好ましくは、ディスペンサーのトップ端にある側壁は、閉じたトップ端を形成するようにトップ端壁の中に一体的に延びている。そのような一体的に形成された閉じたトップ端が提供される場合、コットンパッドは好ましくは、ディスペンサーの製造中にディスペンサー内に積み重ねられ、端壁を側壁に固定する前に挿入されるべきである。
ディスペンサーがさらに、請求項3〜5に定められるディスペンサーによる切り欠きを備える場合、切り欠きは好ましくは、端壁を側壁に固定する前に、また側壁によって定められた容積内のコットンパッドを積み重ねる前に設けられる。
本発明の第三の側面では、後者の目的は、請求項6に記載のディスペンサーによって達成される。
したがって、ボトム部の環壁は、端壁から支持構造体の内側周囲に沿ってディスペンサーのボトム端へ延びている。したがって、ボトム部は、使用中に最も強い力にさらされるディスペンサーの部分である支持構造体を強化する。これに続いて、側壁を薄くし、それにより、ディスペンサーの全重量の大幅な低減を提供することが可能である。さらに、側壁への端壁の取り付けは、配管工事や溶接などの熱接合によって、好ましくは少なくとも二つの、より好ましくは少なくとも三つの相互離間スポット溶接によって、たやすくおこなわれ得る。さらに、(射出成型で製造するには難しく高価である、上記も参照)内側面への突起または同様物が、端壁を側壁に取り付けるために必要でない。(内容を目に見えるようにすることは好まれるので)特に透明プラスチック材料から製造されるならば、これはまたディスペンサーを美観的により魅力的にする。
本発明の第三の側面によるディスペンサーは好ましくは本発明の第一の側面によるものであり、その場合、ボトム部の環壁は、側壁の切り欠きに対応および整列した切り欠きが設けられるべきであることに注意されたい。好ましくは、本発明の第二の側面によるディスペンサーは本発明の第一の側面によるものである。好ましくは、本発明の第三の側面によるディスペンサーは、本発明の第一および第二の側面によるものであり、その場合、ボトム部の環壁は、側壁の切り欠きに対応および整列した切り欠きが設けられるべきである。
以下において、代表的図面を参照して本発明がさらに説明され、図面全体を通して同様の数字は同様の特徴を指している。
図1は、本発明の第一、第二および第三の側面によるディスペンサーの実施形態の斜視図を示している。 図2は、図1のディスペンサーの分解斜視図を示している。 図3は、その中に多数のコットンパッドが積み重ねられた図1のディスペンサーの側面図を示している。 図4は、図1のディスペンサーのボトム部の下面図を示している。 図5は、図4のボトム部の側面図を示している。
図1〜3は、コットンパッド9を提供するためのディスペンサー1の実施形態のさまざまな図を示している。用語「コットンパッド」は、部分的にコットンで作られた、または、全体的に他の材料で作られたパッド、たとえば紙パッド、合成パッド、または紙および/またはコットンおよび/または合成材料の混合から作られたパッドも含むと理解される。ディスペンサー1は、使い捨て使用のために作られ、プラスチック材料、好ましくは透明プラスチック材料で作られている。ポリプロピレンPPH12020、ポリプロピレンPPC13712またはPPC13812、metocene HM648T、moplen EP548VまたはAdstif HA740Rは、好ましい材料であるが、どんな適切なプラスチック材料が使用されてもよい。
ディスペンサー1は、トップ端とボトム端(それぞれ図1〜3の上方と下方)と、トップおよびボトム端の間に延びている側壁2と、ボトム端の近くの端壁7を備えている。ディスペンサーの側壁2と端壁7は、相互平坦表面9aが互いに接触して積み重ねられた複数の円板形状コットンパッド9(図3のみに示される)を収容するのに適した容積を定めている。
側壁2は、円形断面をもつ実質チューブ形状を有しており、側壁2の直径はほぼ、コットンパッド9の直径よりもわずかに大きい。このようにして、円板形状コットンパッド9は容積の内側に互いの上に配置され得る。側壁の断面は、引き出される特定のコットンパッドの積み重ねを収容するのに適したどんな形状、たとえば卵形、楕円形または多角形であってもよいことが理解される。ディスペンサーは、矩形コットンパッド、または、たとえば、生理用ナプキン、パンティーライナー、授乳パッドまたは他の衛生物品を収容するために使用されてもよい。物品のタイプに依存して、側壁の卵形、楕円形または多角形の断面は、特に好都合であることがある。側壁の断面は、ディスペンサー内に収容されるべきコットンパッド、生理用ナプキン、パンティーライナー、授乳パッドまたはどんな衛生物品と同じ形状を有している必要はない。
側壁2は、ディスペンサー1のトップ端に向かって先細りしている実質円錐台形状を有しており、側壁2の反対側の部分は、約1°の角度θで互いに対して傾いており、それは、θ=2vなので、約0.5°のドラフト角vに相当する。このような実質円筒状側壁2の内側直径は、通常の形状の一般的なコットンパッドを収容するようにその長さのいたる所で、好ましくは2ないし7cm、より好ましくは4ないし5cmである。しかしながら、直径は、もちろん、側壁2の前記反対側の部分の説明した傾きにしたがって、ディスペンサー1のトップからボトムまで適切にわずかに変化している。ディスペンサーが、上述された任意の衛生物品などの矩形コットンパッドまたは他の物品を収容するものである場合、ディスペンサーの内側寸法は、問題の物品を収容するのに適しているように選択されている。
示された実施形態では、側壁2は、閉じたトップ端を形成するようにトップ端壁13の中へ一体的に延びている。トップ端壁13は、わずかにドーム形状をしており、側壁2とトップ端13の間に丸まった移行部14が設けられている。この外形は特に好都合であり、側壁2とトップ端壁13と移行部14が射出成型(下記参照)のあいだに一体的に形づくられるとき、この外形は、成型された製品が成型後にマンドレルを容易に外れ得ることを保証する。トップ端壁と移行部の他の形状および組み合わせ、たとえば実質平らなトップ端壁や面取りされた移行部などが考えられる。
図1および3から最も良く見えるように、ボトム端では、側壁2は、ディスペンサー1を直立姿勢に支持するための支持構造体8を形成するように端壁7を越えて延びている。これは、ディスペンサー1のいちばん底のコットンパッドが、ディスペンサー1が配置されている表面(図示せず)からの特に水分と、また汚れと接触するのを防止する。
側壁2に設けられた第一の切り欠き3は、側壁2を通って容積の中への入り口を形成するようにディスペンサー1のボトム端から上方に延びており、端壁7に設けられた第二の切り欠き4は、切り欠き3,4が共通移行部を備えて一つの共同の引き出し開口部1aを形成するように第一の切り欠き3から延びている。引き出し開口部1aは、手の人さし指が好ましくは切り欠き4に差し込まれ、手の親指が好ましくは切り欠き3に差し込まれ、人さし指と親指でコットンパッドの周辺部分9bをつかんで、コットンパッド9の変形によって引き出し開口部1aの外へコットンパッドを引っぱることによって、いちばん底のコットンパッドの引き出しを可能にするようになっている。好ましくは、したがって、切り欠き3は、手の親指がディスペンサー1の中へ挿入されることを許すサイズである。ディスペンサー1がたとえばテーブルまたは同様物の上に置かれ、使用者が立っているとき、指を挿入するこの方法は好都合である。このようにして、ディスペンサー1をテーブルから引き上げることなく、コットンパッドを引き出すことが可能である。いちばん底のコットンパッドを引き出すために、たとえば、手の親指を切り欠き4に、また人さし指を切り欠き3に挿入することも考えられる。この理由のため、切り欠き4はまた、好ましくは、親指が挿入されることを許すサイズである。ディスペンサー1が、たとえば棚の上のように使用者に対して高い位置にあるとき、指を挿入するこの方法は特に好都合である。
切り欠き3は、ほぼ円弧形状、特に実質半円形状を有している。切り欠き3のほぼ円弧形状は、コットンパッドを引き出す前によくつかむことを可能にするように、切り欠き3を通っていちばん底のコットンパッドの周辺部分9bに向けて挿入された指を案内するのを助ける。切り欠き3は、それにもかかわらず、ほぼ長方形や多角形など、さまざまな形状であってもよい。切り欠き3はさらに、そのボトムに丸角12を有しており、これにより、コットンパッドが引き出されるときに、それが鋭い角によって裂かれたりあるいは損傷されたりしない。ディスペンサーのボトム端から上方へ延びている二つまたは三つ以上などの複数の切り欠き3が、切り欠きの間の側壁の部分が脚として役立つように設けられていてもよい。好ましくは、複数の切り欠きは、ディスペンサーのための信頼できる支持体を提供するように側壁の周に沿って均等に分配される。好ましくは、複数の切り欠き3が、ディスペンサーのボトム端から上方へ延びて側壁に設けられている場合、対応する数の切り欠き4が、複数の引き出し開口部がかように形成されるように側壁に設けられている。あるいは、脚が、端壁を越えて突出している側壁の部分として設けられてもよい。切り欠き4は、側壁2から先細りの好ましくは実質三角形の形状(4a)で、鍵穴状形状を形成するように実質円形中心配置形状4bまで延びている。切り欠き4の形状は、コットンパッドが引き出されるときにそれが損傷されないような滑らかなパターンにしたがっている。この鍵穴状形状は、切り欠き3に関連して上述された方法と目的で切り欠き4を通って挿入された指を案内するのを助ける。しかしながら、第二の切り欠きは、たとえば、ほぼ矩形や楕円形、卵形、ほぼ円弧形状、多角形など、さまざまな形状であってよいことが理解される。
図2で最も良く見えるように、端壁7は、ボトム部5の一部を形成している。ボトム部5は、側壁2とは別々に形成される。ボトム部5は端壁7と周囲環壁6を備えており、環壁6は端壁7の周囲から延びている。(図1および3に示されるように)ボトム部5の装着位置において、環壁6はさらに、支持構造体8の内側周囲に沿ってディスペンサー1のボトム端の方へ延びており、前記内側周囲の内側表面に取り付けられている。環壁6は、二つ、三つ、または三つよりも多くの相互離間スポット溶接の形をとった熱接合によって側壁2に取り付けられている。あるいは、溶接は、一つの連続的な円形状の溶接シームである。溶接シームは側壁にしたがい、その結果、側壁が円形の他の形状の断面を有しているならば、連続的な溶接シームは、側壁の断面形状にしたがい、たとえば多角形、卵形または楕円形溶接シームを形成することが理解される。このように、ボトム部5の環壁6が側壁2に容易に取り付けられ得るので、ディスペンサー1の製造がより簡単になる。環壁6を取り付ける他の方法が使用されてもよく、たとえば、環壁6は、スナップはめ係合、摩擦はめ、さねはぎ継ぎまたは接着によって側壁に取り付けられてもよい。
図4および5は、ディスペンサー1のボトム部5を示している。ボトム部5が側壁2内に配置されるとき、切り欠き3,4の間の共通移行部における切り欠き4の幅10は、共通移行部における切り欠き3の対応幅11に実質的に等しく、その結果、共通移行部における切り欠き4は切り欠き3と同じ高さにある。
端壁7の切り欠き4は、環壁6の中へさらに延びている。切り欠き4は、環壁6が、環壁6のいちばん底の部分から端壁7まで先細りしている開口を4c有しているように延びている。これは、装着状態において、環壁6が側壁2の切り欠き3を通って現われず、端壁7の切り欠き4への使用者の指の接近を可能にするので有利である。好ましくは、複数の切り欠き3が、ディスペンサーのボトム端から上方へ延びて側壁に設けられている場合、対応する数の開口4cが、側壁の切り欠きを通って現われないように環壁に設けられている。切り欠きと開口のそれぞれの間の側壁と環壁の部分は、ディスペンサーのための支持脚として役立つ。好ましくは、複数の切り欠きと開口は、ディスペンサーのための信頼できる支持体を提供するように側壁と環壁の周に沿って均等にそれぞれ分配される。
以下、ディスペンサー1の実施形態を製造する方法が説明される。最初に、マンドレルのトップ端に向かって先細りしている円錐台形状をしたマンドレル(図示せず)が準備される。マンドレルの側面の反対側の部分は、約1°の角度θで互いに対して傾いており、それは約0.5°のドラフト角vをもたらす。それからディスペンサー1の側壁2がマンドレルを用いて射出成型される。これにより、側壁2は、ディスペンサー1のトップ端に向かって先細りしている対応円錐台形状を得、側壁2の反対側の部分は、0.5°のドラフト角vに対応している約1°の角度θで互いに対して傾いている。硬化の後、成型された側壁2が、マンドレルが先細りしている方向にマンドレルから抜き取られる。その抜き取りは、側壁2とマンドレルに傾きのために容易である。
ディスペンサー1の示された実施形態では、閉じたトップ端は、側壁2と一体的にトップ端壁13を射出成型することによって設けられる。トップ端壁13は、わずかにドーム形状をしており、側壁2とトップ端壁13の間に丸まった移行部14が設けられる。上に説明したように、この外形は、成型された製品が成型後にマンドレルを容易に外れ得ることを保証するので、特に好都合である。
ボトム部5も射出成型によって製造される。好ましくは、ボトム部5の環壁6の反対側の部分は、側壁2の角度に対応する角度θで互いに対して傾いている。これは、成型後の型からのボトム部の取り外しを容易にし、側壁2の内側周囲の内側表面への環壁6のより良い取り付けを保証する、下記参照。しかしながら、たとえば、ボトム部のための材料の特定の選択に依存して、ボトム部を製造する他の方法が考えられる。
側壁2と端壁7のそれぞれの切り欠き3,4と、環壁6の切り欠き4cは、それぞれの型の中の一つ以上のコアまたは挿入物によって成型するあいだに設けられる。あるいは、切り欠きは、成型後に、それらを実際に側壁と端壁と環壁から切り抜くことによって設けられてもよい。(後述されるように)ディスペンサー1をコットンパッドで満たし、(後述されるように)ボトム部5を側壁2に固定する前に、切り欠き3、4および4cを設けることは好都合である。
それから円板形状コットンパッド9の積み重ねが、コットンパッド9の相互平坦表面9aが互いに接触しているように、ディスペンサー1の容積の中へ、そのボトム端から挿入される。ディスペンサー1の閉じたトップ端は、残りの製造ステップのあいだにコットンパッド9がディスペンサー1から落ちるのを防止する。
それから、ボトム部5が、ディスペンサー1の中に後者のボトム端から挿入される。ボトム部5の装着状態において、環壁6は、支持構造体8に対する固定と強さの提供を容易にするために端壁7からディスペンサー1のボトム端の方へ延びている。また、このようにして、コットンパッドを損傷させるかもしれない縁(すなわち環壁6のボトム縁)がディスペンサー1の容積の内側から回避される。ボトム部5は、側壁2の内側表面と環壁6の外側表面の間の三つの相互離間スポット溶接6aの形をしている熱接合によって側壁2に固定される。環壁は、二つ、または三つよりも多くの相互離間スポット溶接熱接合によって、または、側壁の断面形状、すなわち、たとえば円形、卵形、楕円形または多角形にしたがった一つの連続的な溶接シームによって、側壁に取り付けられることも可能であることが理解される。
ボトム部5は、端壁7がボトム端から約1cmの距離にあるように、側壁2に対して配置される。環壁6の高さも、ボトム部5の装着状態において、側壁2と環壁6のそれぞれの端縁が実質的に同じ高さにあるように約1cmである。しかしながら、環壁6は、ボトム部の装着状態における端壁7と側壁2のボトム端の間の距離よりも小さいまたは大きい高さであってもよいことが理解される。前記距離は、もちろん、1cm以外の寸法、たとえば2cmをとってもよい。
側壁2とトップ端壁13と移行部14はこのように好ましくは一つの部品に成型され、すべての側面および実施形態において、好ましくは、0.4ないし2mmの、より好ましい0.5ないし0.8mmの、非常に好ましい0.6mmの壁または材料厚さを有している。壁厚さは、材料を節約し重量を低減するためにできるだけ小さくあるべきであるが、ディスペンサーが自力で直立するのを可能にするように十分な強さを提供するために十分に大きくあるべきである。
側壁2とトップ端壁13と移行部14は好ましくは、ポリプロピレン、好ましくはより硬いバリアント(すなわち硬化後に高い引張弾性率をもつ)、また成型のあいだに良く流れる能力をもって(すなわち高いメルトフローインデックスをもつ)から製造される。1000MPaと3000MPaの間の、好ましくは1500MPaと2200MPaの間の、より好ましくはおよそ1800MPaの引張弾性率(ISO527−2による)、および/または、50g/10minと120g/10minの間の、好ましくは60g/10minと110g/10minの間の、非常に好ましくはおよそ100g/10minのメルトフローインデックス(230°/2.16kg、ISO1133による)が適切である。ポリプロピレンPPH12020、ポリプロピレンPPC13712か、PPC13812、Metocene HM648T、Moplen EP548VまたはAdstif HA740Rは好ましい材料であるが、任意の適切なプラスチック材料が使用されてもよい。
側壁2の、これによってディスペンサー1全体の高さは、好ましくは10ないし35cm、より好ましい15ないし25cmである。これは、適切な数のコットンパッドがディスペンサー1内に格納されることを許す。旅行に適したより小さいサイズのディスペンサーが想像される。旅行に適したディスペンサーの側壁の高さは、好ましくは3cmないし10cm、より好ましい5cmないし8cmである。また、大規模消費者に適したより大きいサイズのディスペンサーが想像される。大規模消費者に適したディスペンサーの側壁の高さは、好ましくは25cmないし40cm、より好ましい30cmないし35cmである。側壁2とトップ端壁13と移行部14の一体的射出成型のあいだ、一般に成型材料は、トップ端壁13の中心にまたはその近くに導入され、それは、そこから、移行部14まで、さらに側壁12まで、後者のボトム端に到達するまで拡張または分散される。ポリプロピレンは、たとえばポリカーボネートと比較して、比較的低い粘性を有している利点を有しており、それは、側壁がより大きい高さとより小さい厚さであっても、材料が十分に分散することを保証する。約20cmのディスペンサーの高さで、適切なポリプロピレンを使用することにより、比較的硬いディスペンサー1を首尾よく射出成型することが可能であり、それは、小さい壁厚さ、すなわち0.5または0.6mmほどの小さい壁厚さを有する。より小さい高さのディスペンサーでは、小さい壁厚さであっても好ましい。
製造の容易さのため、ボトム部5の壁厚さは一般に、上記部品と同様である。しかしながら、ディスペンサー1の安定性を改善するために、いくつかの実例では、より大きい壁厚さを提供することが好ましい。しかしながら、ボトム部は一般に、一体的に形づくられた側壁2、トップ端壁13および移行部14よりも小さい寸法を有しているので、ディスペンサー1の改善された安定性はしばしば問題ではなく、ボトム部5の壁厚さはいくらか小さい、好ましくは0.2ないし1mm、より好ましい0.3ないし0.5mmであることが好ましい。
本発明は、図に示され上に説明された実施形態に限定されないが、添付の特許請求の範囲の要旨から逸脱することなく、変更と修正が実行されてもよい。たとえば、閉じたトップ端は、側壁と一体的に形成される必要はない。閉じたトップ端は、たとえば、ねじ、摩擦はめまたはスナップロック係合によって、側壁に固定されるトップ蓋によって設けられてもよい。あるいは、側壁が、平らな閉じたトップ端へ先細りすることにより閉じたトップ端をそれ自体が形成してもよい。平らなトップ端が、溶接または接着シームによって閉じられてもよい。さらに、端壁が、側壁と一体的に形成されることもでき、端壁が、側壁から引き上げられる代わりに後者のボトムに配置されることもできる。また、側壁、トップ端壁および/または移行部は、一体的に製造される代わりに、後に組み立てられるいくつかの別々の部品に成型または製造されることもできる。

Claims (10)

  1. コットンパッド(9)を提供するためのディスペンサー(1)であり、
    トップ端とボトム端と、
    前記トップおよび前記ボトム端の間に延びている側壁(2)と、
    前記ボトム端の近くの端壁(7)を備え、
    前記側壁(2)と前記端壁(7)は、相互平坦表面(9a)が互いに接触して積み重ねられた複数の円板形状コットンパッド(9)を収容するのに適した容積を定めており、
    前記ボトム端にある前記側壁(2)は、前記ディスペンサー(1)を直立姿勢に支持するための支持構造体(8)を形成するように好ましくは前記端壁(7)を越えて延びており、
    前記側壁(2)は、前記ディスペンサー(1)のトップ端に向かって先細りしている円錐台形状に成型されており、前記側壁(2)の反対側の部分は、0.6°と2°の間の、好ましくは0.8°と1.5°の間の、非常に好ましくは約1°の角度(θ)で互いに対して傾いていることを特徴とするディスペンサー(1)。
  2. 前記側壁(2)は、プラスチック材料、好ましくはポリプロピレンで、50g/10minと120g/10minの間の、好ましくは60g/10minと110g/10minの間の、より好ましくは約100g/10分のメルトフローインデックス(230°/2.16kg)で成型される、請求項1に記載のディスペンサー(1)。
  3. コットンパッド(9)を提供するためのディスペンサー(1)であり、
    トップ端とボトム端と、
    前記トップおよび前記ボトム端の間に延びている側壁(2)と、
    前記ボトム端の近くの端壁(7)を備え、
    前記側壁(2)と前記端壁(7)は、相互平坦表面(9a)が互いに接触して積み重ねられた複数の円板形状コットンパッド(9)を収容するのに適した容積を定めており、
    前記側壁(2)に設けられた第一の切り欠き(3)は、前記側壁(2)を通って前記容積の中への入り口を形成するように前記ディスペンサー(1)の前記ボトム端から上方へ延びており、
    前記端壁(7)に設けられた第二の切り欠き(4)は、前記切り欠き(3,4)が共通移行部を備えて一つの共同の引き出し開口部(1a)を形成するように前記第一の切り欠き(3)から延びており、
    前記引き出し開口部(1a)は、手の人さし指が前記第二の切り欠き(4)に差し込まれ、手の親指が前記第一の切り欠き(3)に差し込まれ、前記人さし指と前記親指でコットンパッド(9)の周辺部分(9b)をつかんで、前記コットンパッド(9)の変形によって前記引き出し開口部(1a)の外へ前記コットンパッドを引っぱることによって、前記容積の中のいちばん底のコットンパッドの引き出しを可能にするようになっており、
    前記第一の切り欠き(3)は、前記ディスペンサーの前記ボトム端からほぼ円弧形状、好ましくは実質半円形状に延びており、
    前記ボトム端にある側壁(2)は、前記ディスペンサー(1)を直立姿勢に支持するための支持構造体(8)を形成するように前記端壁(7)を越えて延びており、前記端壁(7)は好ましくは、前記ディスペンサーの前記ボトム端から0.2cmと5cmの間の、より好ましくは0.5cmと2.5cmの間の、非常に好ましくは0.7cmと1.3cmの間の距離を置いて配置されている、ディスペンサー(1)。
  4. 相互平坦表面(9a)が互いに接触して前記容積内に積み重ねられた複数の円板形状コットンパッド(9)をさらに備えており、前記側壁(2)と前記コットンパッド(9)は、前記ディスペンサー(1)が直立姿勢に配置されたとき、いちばん底のコットンパッドが前記引き出し開口部(1a)を通って引き出されたときにコットンパッド(9)の残りの積み重ねが重力によって下方に移動するように設けられている、請求項3に記載のディスペンサー(1)。
  5. 前記共通移行部の前記第二の切り欠き(4)の幅(10)は、前記共通移行部にある前記第一の切り欠き(3)の対応幅(11)よりも大きいか、それに実質的に等しく、
    それにより、前記共通移行部の前記第二の切り欠き(4)は、前記第一の切り欠き(3)の縁と同じ高さにあるか、距離を置いて延びており、および/または、
    前記第二の切り欠き(4)は、前記側壁(2)から先細りの好ましくは実質円錐形の形状(4a)に、鍵穴状形状を形成するように実質円形中心配置形状(4b)まで延びており、および/または、
    前記側壁(2)は、プラスチック材料、好ましくはポリプロピレンで、好ましくは1000MPaと3000MPaの間の、より好ましくは1500MPaと2200MPaの間の、非常に好ましくは約1800MPaの引張弾性率で作られている、請求項3または4のいずれかに記載のディスペンサー(1)。
  6. コットンパッド(9)を提供するためのディスペンサー(1)であり、
    トップ端とボトム端と、
    前記トップおよび前記ボトム端の間に延びている側壁(2)と、
    前記ボトム端の近くの端壁(7)を備え、
    前記側壁(2)と前記端壁(7)は、相互平坦表面(9a)が互いに接触して積み重ねられた複数の円板形状コットンパッド(9)を収容するのに適した容積を定めており、
    前記ボトム端にある前記側壁(2)は、前記ディスペンサー(1)を直立姿勢に支持するための支持構造体(8)を形成するように前記端壁(7)を越えて延びており、
    前記側壁とは別々に形成されたボトム部(5)をさらに備え、前記ボトム部(5)は、前記端壁(7)と周囲環壁(6)を備えており、前記環壁(6)は、前記端壁(7)の周囲から、前記支持構造体(8)の内側周囲の少なくとも一部に沿って、前記ディスペンサー(1)の前記ボトム端の方へ延び、前記内側周囲の内側表面に取り付けられていることを特徴とするディスペンサー(1)。
  7. 前記環壁(6)は、配管工事や溶接などの熱接合によって、好ましくは少なくとも二つの、より好ましくは少なくとも三つの相互離間スポット溶接によって、前記側壁(2)に取り付けられている、請求項6に記載のディスペンサー。
  8. マンドレルのトップ端に向かって先細りしている円錐台形状をしたマンドレルを準備するステップを備え、前記マンドレルの側面の反対側の部分は、0.6°と2°の間の、好ましくは0.8°と1.5°の間の、非常に好ましくは約1°の角度で互いに対して傾いており、また、
    前記マンドレルの上に前記側壁(2)を成型、好ましくは射出成型するステップと、
    前記マンドレルから前記側壁(2)を前記マンドレルが先細りしている方向に抜き取るステップと、
    好ましくは複数の円板形状コットンパッド(9)を前記側壁(2)によって定められた容積内に相互平坦表面(9a)を互いに接触させて積み重ねるステップを備え、前記トップ端にある前記側壁(2)は閉じたトップ端を形成するようにトップ端壁(13)と一体的に延びており、また、
    前記端壁(7)を準備し、それを前記ディスペンサー(1)の前記ボトム端から前記側壁(2)によって定められた前記容積の中に挿入し、それを前記側壁(2)に固定するステップを備えている、請求項1に記載のディスペンサー(1)を製造するための方法。
  9. 前記側壁(2)は、プラスチック材料、好ましくはポリプロピレンから、1000MPaと3000MPaの間の、好ましくは1500MPaと2200MPaの間の、より好ましくは約1800MPaの引張弾性率で、および/または、50g/10minと120g/10minの間の、好ましくは60g/10minと110g/10minの間の、より好ましくは約100g/10分のメルトフローインデックス(230°/2.16kg)で成型される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記ディスペンサー(1)はさらに請求項3〜5のいずれかに記載のものであり、前記端壁(7)を前記側壁(2)に固定する前に、および/または、随意に前記側壁(2)によって定められた容積内の前記コットンパッドを積み重ねる前に、および/または、前記ディスペンサー(1)はさらに請求項6または7に記載のものであり、前記側壁(2)と前記端壁(7)にそれぞれ切り欠き(3,4)を設けるステップをさらに備えている、請求項8または9に記載の方法。
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