JP3059965U - 飲食物用の安全コップ - Google Patents
飲食物用の安全コップInfo
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- JP3059965U JP3059965U JP1998010086U JP1008698U JP3059965U JP 3059965 U JP3059965 U JP 3059965U JP 1998010086 U JP1998010086 U JP 1998010086U JP 1008698 U JP1008698 U JP 1008698U JP 3059965 U JP3059965 U JP 3059965U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 安定して把持できるとともに、スムースに注
ぎ込め且つ外に飛び出し難い、飲食物用の特には使い捨
てコップを提供すること。 【解決手段】 底面33に連接し上方に向かうにつれて
拡径する傾斜周壁32を有する飲食物用のコップ30の
該傾斜周壁32に、押圧にて径内方向に押しやって窪み
を形成するための折線部34を形成したところに構成特
徴がある。
ぎ込め且つ外に飛び出し難い、飲食物用の特には使い捨
てコップを提供すること。 【解決手段】 底面33に連接し上方に向かうにつれて
拡径する傾斜周壁32を有する飲食物用のコップ30の
該傾斜周壁32に、押圧にて径内方向に押しやって窪み
を形成するための折線部34を形成したところに構成特
徴がある。
Description
【0001】
本考案は、広口状で傾斜周壁を有する飲食物用の使い捨てコップに関し、さら に詳しくは、傾斜周壁に押圧にて径内方向に押しやるための折線部を形成するこ とにより、安定して把持できるとともに、スムースに注ぎ込め且つ外に飛び出し 難い、飲食物用の特には使い捨てコップの提供に関するものである。
【0002】
従来のかかる使い捨てコップとしては、コップ本体の上部開口部がやや幅広状 に形成されているものであり、これらは、 コップ本体の適宜箇所を把持して使用するもの、 周壁に取手部が設けられており、使用時にこれを組み立てて使用するもの 、 別途作製された収容容器の中に、コップ本体を入れ子状態にセットして使 用するもの、 に大別できる。
【0003】
ところが、上記記載の従来のコップによると、周壁の外面が傾斜して滑り易 いために、使用時の安定性が悪く、熱い飲食物をこぼしてやけどすることがある という問題があった。
【0004】 上記に記載の従来のコップによると、取手部を後付けする必要があるために その作業が誠に厄介であり、コスト高になるという問題があった。
【0005】 上記に記載にコップによると、収容容器そのものは繰り返し使用できるもの の、収容容器そのものを別途作製しておく必要があるため、全体としてコスト高 になるという問題があった。
【0006】 本考案はこのような実状に鑑み創案されたものであって、その目的とするとこ ろは、周壁に押圧にて径内方向に押しやるための折線を形成することにより、安 定して把持できる飲食物用の特には使い捨てコップとして廉価に提供せんとする ものである。
【0007】
そのために本考案の採用した手段の要旨とするところは、叙上の実用新案登録 請求の範囲に記載の通りである。
【0008】 このような構成を採用した本考案に係る飲食物用の特には使い捨てコップによ ると、滑りやすい周壁を押圧にて径内方向に押しやるための折線部が形成されて いるから、使用時に周壁のこの位置に手指を引っかけるよう把持することができ 、使い勝手の向上が図れる。すなわち、コップを片手でも安定して把持すること ができ、滑らせて飲食物を外にこぼすことが防止できる。
【0009】 また、周壁に径内方向に膨出する部分ができて、内容物たる飲食物の動きを吸 収できる。すなわち、安全に注ぎ込むことができるとともに、多少の振動が加わ っても飲食物が外に飛び出さないのである。
【0010】
本考案に係る飲食物用の特には使い捨てコップの実施の形態を、実施例に基い てさらに詳細に説明するが、これは代表的なものを示したものであり、その要旨 を越えない限り、以下の実施例により本考案が限定されるものではない。 なお、以下のすべての図面において、本考案の理解を容易にするため、その寸法 形状などは誇張して模式的に示されている。
【0011】 図1は第1実施例となるコップ10を概略的に示す斜視図であり、図2は同コ ップ10の使用時の状態を概略的に示す縦断面図である。
【0012】 図において、このコップはポリプロピレン樹脂を射出成形法にて一体形成され たものであり、底面11に連接し上方に向かうにつれて拡径する下部周壁12a と、該下部周壁12aに連接し上方に向かうにつれて拡径する上部周壁12bと からなる傾斜周壁12を有している。また、下部周壁12aと上部周壁12bの 連接部13には、この連接部13に重なる水平折線14aをもった不連続略H形 状の折線部14が互いに対峙して形成されている。
【0013】 したがって、折線部14の水平折線14aを中心とする位置を指で径内方向に 押し込むように押圧すると、この位置の周壁を裏返えししながら径内方向に押し やることができ、滑りやすい傾斜周壁12の対峙する位置に、窪み15、15を それぞれ形成することができる。すなわち、この窪み15に手の指を添えるよう にしてコップ10全体を持つと、片手でも滑ることなく極めて安定してコップを 把持できるから、内容物をこぼすことがないのである。
【0014】 また、周壁12に径内方向に膨出する窪み15が形成されており、この窪み1 5が内容物たる飲色物の動きを吸収するから、飲食物を注ぎ込む時に、はねかえ ることなくて安全に注ぎ込むことができるとともに、多少の振動が加わっても飲 食物が外に飛び出すことがないのである。
【0015】 また、その複数を互いに入れ子の状態で平重ね積みできるから、保管時や搬送 時、或いは使用済み後の回収時に、収納スペースの低減が図れ、極めて効果的に 収容できる。
【0016】 図3は第2実施例となるコップ20を概略的に示す斜視図であり、図4は同コ ップ20の使用時の状態を概略的に示す縦断面図である。
【0017】 図において、このコップは、周壁22を径内方向への押し込みを誘導する折線 部24が、下部周壁22aと上部周壁22bの連接部23に直交する上下折線2 4aを有する連続する略H形状の折線部24として構成されている点を除き、他 は第1実施例のコップ10と実質的に同一の構成からなるものであり、したがっ て、叙上の第1実施例のコップ10が具有する作用効果と同一の作用効果が得ら れる。
【0018】 図5は第3実施例となるコップ30を概略的に示す斜視図であり、図6は同コ ップ30の使用時の状態を概略的に示す縦断面図である。
【0019】 このコップ30は防水加工を施した紙製であり、上端側において開口縁31で 終端する筒状の周壁32と、該周壁32における軸方向下端側に連続する底壁3 3とを有し、前記周壁32の中央部よりも若干上方に、ダイヤモンド形状の折線 34aと水平方向の折線34bとからなる折線部34の複数が、半径方向に連続 して形成されているものである。
【0020】 したがって、対峙する折線部34を選択して指で径内方向に押し込むように押 圧すると、この位置の周壁を裏返えししながら径内方向に押しやることができる ようになり、叙上の第1実施例のコップ10が具有する作用効果と同一の作用効 果が得られるのである。
【0021】 ところで、上述した各実施例の飲食用の使い捨てコップに形成された折線部は 、この位置を指で径内方向に押し込むように押圧すると、周壁の一部を裏返えし させながら押しやって窪みを形成するために設けられたもののすべてを包含する 意味である。
【0022】 また、本考案となる使い捨てコップの構成素材を限定するものではなく、また 、全体形状、特には横断面は丸形であっても楕円形であっても矩形であってもな んでも構わないし、折線部の全体形状、配設位置、数量等はいずれも適宜設計変 更することができる事項である。
【0023】
以上説明したとおり、本考案となる飲食物用の特には使い捨てコップは、その 周壁に折線部が形成されて、この位置を指で径内方向に押し込むように押圧する と、この位置の周壁を裏返えししながら径内方向に押しやることができるように 構成されている。
【0024】 よって、使用時に、滑りやすい傾斜周壁の対峙する位置に窪みをそれぞれ形成 し、この窪みに手の指を添えるようにしてコップ全体を持つことができ、これに より、片手でも滑ることなく極めて安定してコップを把持でき、内容物をこぼす ことがないとか、周壁に形成された径内方向に膨出する窪みにて内容物たる飲色 物の動きを吸収させることができるから、飲食物を注ぎ込む時に、はねかえるこ となくて安全に注ぎ込むことができるとともに、多少の振動が加わっても飲食物 が外に飛び出すことがない、という実効性に優れた作用効果を奏するのである。
【図1】 本考案の第1実施例となる飲食物用の特には
使い捨てコップの全体を概略的に示す斜視図である。
使い捨てコップの全体を概略的に示す斜視図である。
【図2】 第1実施例のコップの使用時の状態を概略的
に示す縦断面図である。
に示す縦断面図である。
【図3】 本考案の第2実施例となる飲食物用の特には
使い捨てコップの全体を概略的に示す斜視図である。
使い捨てコップの全体を概略的に示す斜視図である。
【図4】 第2実施例のコップの使用時の状態を概略的
に示す縦断面図である。
に示す縦断面図である。
【図5】 本考案の第3実施例となる飲食物用の特には
使い捨てコップの全体を概略的に示す斜視図である。
使い捨てコップの全体を概略的に示す斜視図である。
【図6】 第3実施例のコップの使用時の状態を概略的
に示す縦断面図である。
に示す縦断面図である。
10 … 第1実施例の安全コップ 11 … 底面(底壁) 12 … 傾斜周壁 12a… 下部周壁 12b… 上部周壁 13 … 連接部 14 … 折線部 14a… 水平折線 15 … 窪み 20 … 第2実施例の安全コップ 21 … 底面(底壁) 22 … 傾斜周壁 22a… 下部周壁 22b… 上部周壁 23 … 連接部 24 … 折線部 24a… 上下折線 25 … 窪み 30 … 第3実施例のコップ 31 … 開口縁 32 … 周壁 33 … 底壁 34 … 折線部 34a… ダイヤモンド形状の折線 34b… 水平方向の折線34b 35 … 窪み
Claims (6)
- 【請求項1】 底面に連接し上方に向かうにつれて拡径
する傾斜周壁を有する飲食物用のコップにおいて、 前記傾斜周壁に、押圧にて径内方向に押しやるための折
線部を形成したことを特徴とする飲食物用のコップ。 - 【請求項2】 底面に連接し上方に向かうにつれて拡径
する下部周壁とこの下部周壁に連接し上方に向かうにつ
れて拡径する上部周壁とからなる傾斜周壁を有する飲食
物用のコップにおいて、 前記下部傾斜周壁と前記上部傾斜周壁の連接部に、該連
接部に重なる水平折線を含む折線部を設け、押圧にて前
記傾斜周壁の一部を径内方向に押しやることができるよ
うに構成したことを特徴とする飲食物用のコップ。 - 【請求項3】 底面に連接し上方に向かうにつれて拡径
する下部周壁とこの下部周壁に連接し上方に向かうにつ
れて拡径する上部周壁とからなる傾斜周壁を有する飲食
物用のコップにおいて、 前記下部傾斜周壁と前記上部傾斜周壁の連接部に、該連
接部に交差する上下折線を含む折線部を設け、押圧にて
前記傾斜周壁の一部を径内方向に押しやることができる
ように構成したことを特徴とする飲食物用のコップ。 - 【請求項4】 前記飲食物用のコップにおいて、 前記折線部は、略H形状に形成されていることを特徴と
する請求項1〜3のいずれかに記載の飲食物用のコッ
プ。 - 【請求項5】 前記飲食物用のコップが、防水加工を施
した紙製であることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
かに記載の飲食物用のコップ。 - 【請求項6】 前記飲食物用のコップが、合成樹脂製で
あることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の飲
食物用のコップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998010086U JP3059965U (ja) | 1998-12-18 | 1998-12-18 | 飲食物用の安全コップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998010086U JP3059965U (ja) | 1998-12-18 | 1998-12-18 | 飲食物用の安全コップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3059965U true JP3059965U (ja) | 1999-07-13 |
Family
ID=43193802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998010086U Expired - Lifetime JP3059965U (ja) | 1998-12-18 | 1998-12-18 | 飲食物用の安全コップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3059965U (ja) |
-
1998
- 1998-12-18 JP JP1998010086U patent/JP3059965U/ja not_active Expired - Lifetime
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