JPH0427381Y2 - - Google Patents

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JPH0427381Y2
JPH0427381Y2 JP3298687U JP3298687U JPH0427381Y2 JP H0427381 Y2 JPH0427381 Y2 JP H0427381Y2 JP 3298687 U JP3298687 U JP 3298687U JP 3298687 U JP3298687 U JP 3298687U JP H0427381 Y2 JPH0427381 Y2 JP H0427381Y2
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points
cylindrical portion
cup
folded
cylindrical part
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、紙材等から成る飲料水等の容器す
なわち通常紙コツプと呼ばれているものに関する
ものであり、更に詳しく言えば、自在に折り畳む
ことができる折り畳み式コツプに関するものであ
る。
(従来の技術) 一般に、携帯性が良く使い捨てが容易に出来る
容器としては、紙材を主材料としたコツプが多用
されている。
従来、このようなコツプは、底部を小径にし、
その底部側から筒状部を漸次大径となるようにし
て、筒状部の上端すなわち開口部が最大径となる
ように形成し、コツプの形状そのままで重ね合せ
可能としている。
即ち、従来のコツプは、紙材を主原料とするこ
とにより使い捨て性を確保し、使用しない時や保
管時等には重ね合せできるようにすることによつ
て携帯性を有するものであつた。
また、従来折り畳みができるコツプとしては、
実開昭55−48867号公報(実願昭53−132353)、実
開昭55−90334号(実願昭53−176464)、実開昭55
−131121号(実願昭54−32645)公報に開示され
るものがある。
(考案が解決しようとする問題点) このような従来技術にあつても、一応携帯性や
使い捨て性を有するものではあるが、その構成
上、持ち運びのスペースが多く必要であると共に
持ち運び強度が弱く、しかも不衛生である等の問
題点がある。
即ち、第1に、重ねて持ち運びするために、ハ
イキングやピクニツクあるいはキヤンプや旅行等
の外出時に嵩張り、持ち運び容積が大きいという
問題があつた。
これは、従来のコツプが、第10図で示すよう
に、大量に重ね合せた場合は比較的その収容スペ
ースは少なくてすむが、1〜10個程度の少数の場
合はその重ね合せの効果が充分に発揮されず、携
帯性に優れたものとは言えないものであつた。
第2に、コツプは材質的に見ても強度は弱く、
外出時にバツク等に入れて持ち運ぶ場合にも変形
したり破損して使用できなくなる恐れがあるとい
う問題点がある。
第3に、従来のコツプは、飲料水等の内容物を
直接入れる部分である内側は開放されたままであ
り、たとえ重ね合せるとはいえその最上部にコツ
プの内側は開放されたままであつて、保管の際等
にほこりや塵が入る恐れがあり不衛生であるとい
う問題点があつた。
第4に、折り畳みが可能であつても、その収納
容積が少ないものであつたり、通常のコツプのよ
うに容易に取り扱いができなかつたり、飲むのが
困難であつたりするものであつた。
即ち、上記公報で開示されるものは、平面的な
紙材を重合して一辺をのこして接合したもの、あ
るいは使用状態が箱状のもの、あるいは紙材を折
曲し一辺を接着したような三角形状で使用するも
の等であり、その使用状態である液状物の収納お
よび飲料に不便なものであつた。
(問題点を解決するための手段) このような問題点を解決するために、この考案
によれば、筒状部1と底部2とから成るコツプに
おいて、筒状部1の高さ方向略中央部に水平折り
目abを配設し、該水平折り目ab上の180°対向す
る二つの点A,Bでそれぞれ交差すると共にその
点A,Bに対してそれぞれ90°に位置する筒状部
1の上端部C,Dと下端部E,Fとをそれぞれ上
下180°対向するように上端部Cと下端部F及び上
端部Dと下端部Eを結ぶ斜め折り目ca,af,cb,
bf,da,ae,db,beを配設したことを特徴とす
る折り畳み式コツプが提供される。
上記構成において、筒状部1は、紙材より形成
することができる。
また上記構成において、筒状部1は、軟質な合
成樹脂より形成することができる。
更に上記構成において、筒状部1は、折り畳み
自在な取手を配設することができる。
(作用) 上記の技術的手段は次の様に作用する。
ほぼ水平になるごとく形成された水平折り目
abを配設していることにより、その水平折り目
abは内側に折れるごとく即ち、その折り目abが
直線となつて点A,Bが外方に押し出されるよう
に筒状部1は折曲される。
この時、斜め折り目ca,af,cb,bf,da,ae,
db,beも折曲されるものであるが、上記両側よ
り折曲された水平折り目abが互いに当接(点A,
B間の長さが最大になつた時)した後は、上下よ
り押圧されることにより、この斜め折り目ca,
af,cb,bf,da,ae,db,beが更に折曲されて、
筒状部1の開口端縁である口部3が閉じるごとく
折り畳まれる。
この折り畳まれた状態においては、これ以上圧
縮等に対して変形しない形状であると共に、コツ
プ1個の単体においても容積を減ずることができ
る。
使用に際しては、上端部C,Dを手指で押圧し
てその距離を適宜縮めた後に、点A,Bを同じく
押圧すれば通常のコツプと同形状となり、特に点
A,Bを持つて使用すれば通常のコツプと同程度
の強度を有するものとなり、また、使用が終われ
ば、容易に折り畳みができるので、ゴミとしても
嵩張ることがない。
(実施例) この考案の実施例を図面について説明すれば、
第1図ないし第8図は本考案の一実施例を示すも
のである。
1は底部2を有する筒状部であり、該筒状部1
はその底部2と共に防水性の紙材から形成されて
おり、その上端縁は外方に折曲されて口部3を有
している。
abは筒状部1の高さ方向略中央部に配設され
た水平折り目であり、該水平折り目abは、180°対
向する二つの点A,Bを有しており、第2図のご
とく点A,B間を直線で結ぶことにより形成され
ている。
C,Dは筒状部1の口部3であると共に上記点
A,Bに対してそれぞれ90°に位置する上端部で
ある。
E,Fは筒状部1の下端縁であると共に上記点
A,Bに対してそれぞれ90°に位置する下端部で
あり、即ち、上記上端部Cの下方が下端部E、上
端部Dの下方が下端部Fである。
ca,afは上記点A,Bでそれぞれ交差すると共
にその点A,Bに対してそれぞれ90°に位置する
上端部C,Dと下端部E,Fとをそれぞれ上下
180°対向するように結んだ斜め折り目の一つであ
り、該斜め折り目ca,afは、上端部Cと下端部F
とを点Aを通るように結んだものである。
cb,bfは上記と同じく上端部Cと下端部Fとを
点Bを通るように結んだ斜め折り目である。
da,aeは上記と同じく上端部Dと下端部Eと
を点Aを通るように結んだ斜め折り目である。
db,beは上記と同じく上端部Dと下端部Eと
を点Bを通るように結んだ斜め折り目である。
第9図は本考案の他の実施例を示す斜視図であ
り、Gは水平折り目gに配設された点、Hは上端
部、Iは下端部、hg,giは斜め折り目である。
5は筒状部4の外側面に折曲自在に配設された
取手である。
なお本考案は上記実施例に限定されるものでは
なく、例えば、筒状部と底部の材質を異なるもの
を使用してもよく、またその形状も楕円状等でも
よく、更に折り目は該切線または押圧線等容易に
折曲案内ができるものであればよく、また更に筒
状部は底部から上方にかけて同一直径のものでも
よい。
(考案の効果) 以上に説明したように、本考案は、各折り目よ
りワンタツチ的に折り畳み自在であるので、少数
の取り扱いにおいてもその持ち運び容積は常に個
数の倍数(正比例)であつて全く嵩張ることがな
い。
またその折り畳み形状は、外方に強く、重ね合
せも容易であるので、バツク等に収納しても変形
することがなく携帯性、保存性が良い。
更にその折り畳み形状は、開口部である口部が
閉じることにより、常に内部を清潔に保持するこ
とができ衛生的である。
また更に、外出先は勿論、家庭内等でも、使用
後排棄する場合に、容易に折り畳みができるの
で、排棄物としても嵩張ることがない。
更にまた、使用状態において、通常のコツプと
形状的に変ることがなく、液状物の収納や飲料水
における取り扱いあるいは飲み易い等の効果を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図は本考案の折り畳み式コツ
プの一実施例を示すものであり、第1図は斜視
図、第2図は筒状部の展開図、第3図は縦断面
図、第4図は折り畳み状態の平面図、第5図は折
り畳み状態の底面図、第6図及び第7図は折り畳
み途中の状態の斜視図、第8図は重ね合せた状態
の斜視図である。第9図は本考案の他の実施例を
示す斜視図であり、第10図は従来のコツプの重
ね合せた状態を示す斜視図である。 図面において、1は筒状部、2は底部、3は口
部、A,Bは点、C,Dは上端部、E,Fは下端
部、abは水平折り目、ca,af,cb,bf,da,ae,
db,beは斜め折り目を示すものである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状部1と底部2とから成るコツプにおいて、
    筒状部1の高さ方向略中央部に水平折り目abを
    配設し、該水平折り目ab上の180°対向する二つの
    点A,Bでそれぞれ交差すると共にその点A,B
    に対してそれぞれ90°に位置する筒状部1の上端
    部C,Dと下端部E,Fとをそれぞれ上下180°対
    向するように上端部Cと下端部F及び上端部Dと
    下端部Eを結ぶ斜め折り目ca,af,cb,bf,da,
    ae,db,beを配設したことを特徴とする折り畳
    み式コツプ。
JP3298687U 1987-03-06 1987-03-06 Expired JPH0427381Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3298687U JPH0427381Y2 (ja) 1987-03-06 1987-03-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3298687U JPH0427381Y2 (ja) 1987-03-06 1987-03-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63140225U JPS63140225U (ja) 1988-09-14
JPH0427381Y2 true JPH0427381Y2 (ja) 1992-07-01

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JP3298687U Expired JPH0427381Y2 (ja) 1987-03-06 1987-03-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008068013A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Shingo Tochimoto 簡易作成型飲食用器具

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JP2568944Y2 (ja) * 1992-07-03 1998-04-22 森永乳業株式会社 紙製カップ
KR100354713B1 (ko) * 2000-09-19 2002-10-11 권유미 일회용 접는컵

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JPS63140225U (ja) 1988-09-14

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