JP2021506987A5

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Publication number: JP2021506987A5
Application number: JP2019530002A
Authority: JP
Filing date: 2018-02-05
Publication date: 2021-04-01

Claims

ベータ−プロピオラクトンモノマーと、他のベータ−ラクトン、無水物、または少なくとも２つのヒドロキシル基を有するアルコールからなる群からの少なくとも１種のコモノマーとを含むコポリマーであって、前記ポリプロピオラクトン（polypriolactone）モノマー単位が、１０％より多くのバイオ含量を有するエチレンオキシドと、必要に応じて１０％より多くのバイオ含量を有する一酸化炭素とを使用して、エチレンオキシドと一酸化炭素とをカルボニル化することによって誘導されたベータ−プロピオラクトンを開環することによって生成され、前記バイオ含量が、ＡＳＴＭＤ６８６６に従って測定される、コポリマー。
前記エチレンオキシドが、少なくとも７５％、好ましくは少なくとも９５％のバイオ含量を有し、必要に応じて、前記一酸化炭素が、少なくとも７５％、好ましくは少なくとも９５％のバイオ含量を有する、請求項１に記載のコポリマー。
前記コモノマーが、バイオ含量を有する、請求項１に記載のコポリマー。
（ｉ）前記コモノマーが、少なくとも５０％のバイオ含量を有する、または
（ｉｉ）前記コポリマーが、少なくとも５０％、必要に応じて少なくとも７５％のバイオ含量を有する、
請求項１から３のいずれかに記載のコポリマー。
前記コポリマーが、アニオン性求核剤およびカチオン性鎖末端を含む線状ポリマーである、請求項１から３のいずれかに記載のコポリマー。
（ｉ）前記アニオン性求核剤が、式Ｒ^ｘＯ⁻、Ｒ^ｘＣ（＝Ｏ）Ｏ⁻、Ｒ^ｘＳ⁻、Ｒ^ｘＯ（Ｃ＝Ｏ）Ｏ⁻、Ｒ^ｘ（ＳＯ_２）Ｏ⁻およびＰＲ^ｘ _３Ｏ⁻を有する少なくとも１種の化合物であり、式中、各Ｒｘは、独立して、水素、必要に応じて置換された脂肪族、必要に応じて置換されたヘテロ脂肪族、必要に応じて置換されたアリールおよび必要に応じて置換されたヘテロアリールから選択される、
（ｉｉ）前記アニオン性求核剤が、ハロゲン化物である、
（ｉｉｉ）前記アニオン性求核剤が、式ＣＨ _２＝ＣＨＣＯ _２ ⁻ 、ＣＨ _３ＣＯ _２ ⁻ 、またはＣＦ _３ＣＯ _２ ⁻ を有する少なくとも１種の化合物である、または
（ｉｖ）前記カチオンが、Ｌｉ ^＋、Ｎａ ^＋、Ｋ ^＋、Ｍｇ _２ ^＋、Ｃａ _２ ^＋、Ａｌ _３ ^＋およびＮａ ^＋からなる群から選択される、
請求項５に記載のコポリマー。
Ｒ^ｘＯ⁻において、Ｒ^ｘが、必要に応じて置換された脂肪族、必要に応じて置換されたヘテロ脂肪族、必要に応じて置換されたアリール、および必要に応じて置換されたヘテロアリールから選択され、それに対して必要に応じて、前記アニオン性求核剤が、水酸化物、メトキシド、および／またはエトキシドである、請求項５に記載のコポリマー。
カチオンが、有機カチオンであり、前記有機カチオンが、第４級アンモニウム、イミダゾリウム、ビス（トリフェニルホスフィン）イミニウムおよびテトラアルキルアンモニウムからなる群から選択される、請求項５に記載のコポリマー。
前記コモノマーが、ベータ−ラクトンから誘導され、必要に応じて、前記高級ベータ−ラクトンが、ベータ−ブチロラクトン、ベータ−バレロラクトン、ベータ−ヘプタノラクトン、ベータ−トリデカノラクトン、シス−３，４−ジメチルオキセタン−２−オン、４−（ブタ−３−エン−１−イル）オキセタン−２−オン、４−（ブトキシメチル）−２−オキセタノン、４−［［［（１，１−ジメチルエチル）ジメチルシリル］オキシ］メチル］−２−オキセタノン、４−［（２−プロペン−１−イルオキシ）メチル］−２−オキセタノン、４−［（ベンゾイルオキシ）メチル］−２−オキセタノンからなる群から選択される、請求項１から３のいずれかに記載のコポリマー。
（ｉ）前記コポリマーが、生理用品の少なくとも一部に形成される、
（ｉｉ）前記コポリマーが、構造材の少なくとも一部に形成される、または
（ｉｉｉ）前記コポリマーが、線状ポリマーである
請求項１から３のいずれかに記載のコポリマー。
プロピオラクトンモノマー単位と、少なくとも１つの高級ベータ−ラクトン部分から誘導された少なくとも１種のコモノマーとの鎖を含む線状コポリマーであって、前記高級ベータ−ラクトン部分が、プロピオラクトン以外のベータ−ラクトンから誘導され、前記ポリプロピオラクトンモノマー単位が、少なくとも１０％のバイオ含量を有するエチレンオキシドと、必要に応じて１０％より多くのバイオ含量を有する一酸化炭素とを使用して、エチレンオキシドと一酸化炭素とをカルボニル化することによって誘導されたベータ−プロピオラクトンを開環することによって生成され、前記バイオ含量が、ＡＳＴＭＤ６８６６に従って測定される、線状コポリマー。
前記エチレンオキシドが、少なくとも７５％、好ましくは少なくとも９５％のバイオ含量を有し、必要に応じて、前記一酸化炭素が、少なくとも７５％、好ましくは少なくとも９５％のバイオ含量を有する、請求項１１に記載のコポリマー。
（ｉ）前記コポリマーが、生理用品の少なくとも一部に形成される、または
（ｉｉ）前記コポリマーが、構造材に形成される、請求項１１または１２に記載のコポリマー。
請求項１から１３のいずれかに記載のコポリマーを生成するための方法であって、ベータ−プロピオラクトンおよび少なくとも１つのコモノマーを開環重合する工程を含み、前記コモノマーが、他のベータ−ラクトン、無水物、または少なくとも２つのヒドロキシル基を有するアルコールからなる群から選択され、前記ベータ−プロピオラクトンが、１０％より多くのバイオ含量を有するエチレンオキシドを使用して、エチレンオキシドと一酸化炭素とをカルボニル化することによって誘導され、前記バイオ含量が、ＡＳＴＭＤ６８６６に従って測定される、方法。
請求項１から１３のいずれかに記載のコポリマーを生成するための方法であって、ベータ−プロピオラクトンおよび少なくとも１つのコモノマーを開環重合する工程を含み、前記コモノマーが、プロピオラクトン以外の少なくとも１つの高級ベータ−ラクトンから誘導され、前記ベータ−プロピオラクトンが、少なくとも１０％のバイオ含量を有するエチレンオキシドを使用して、エチレンオキシドと一酸化炭素とをカルボニル化することによって誘導され、前記バイオ含量が、ＡＳＴＭＤ６８６６に従って測定される、方法。