JP2021503530A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. 多孔質ポリマーネットワーク構造体と、
   前記ポリマーネットワーク構造体内に分布する複数の機能性粒子と、
   を含む、ポリマーマトリックス複合体であって、
   前記ポリマーマトリックス複合体が、通気抵抗試験によって測定したとき、２５℃で３００秒／５０ｃｍ３／５００マイクロメートル未満の通気抵抗を有する、ポリマーマトリックス複合体。
2. 前記機能性粒子が、前記機能性粒子及び前記ポリマーネットワーク構造体の総重量に基づいて、１〜９９重量％の範囲で存在する、請求項１に記載のポリマーマトリックス複合体。
3. 前記ポリマーマトリックス複合体が、９０パーセント未満の空孔度を有する、請求項１又は２に記載のポリマーマトリックス複合体。
4. 前記機能性粒子が、吸収、吸着、錯化、触媒、分離、又は試薬機能のうちの少なくとも１つを前記粒子に提供することができる少なくとも１つの機能性基を含む、請求項１〜３のいずれか一項に記載のポリマーマトリックス複合体。
5. 前記多孔質ポリマーネットワーク構造体が、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアミド、ポリエーテル、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンオキシド、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリアクリロニトリル、ポリオレフィン、スチレン若しくはスチレン系のランダムコポリマー及びブロックコポリマー、塩素化ポリマー、フッ素化ポリマー、又はエチレンとクロロトリフルオロエチレンとのコポリマーのうちの少なくとも１つを含む、請求項１〜４のいずれか一項に記載のポリマーマトリックス複合体。
6. 前記多孔質ポリマーネットワーク構造体が、相分離した複数の相互連結モルフォロジーを含む、請求項１〜５のいずれか一項に記載のポリマーマトリックス複合体。
7. 前記多孔質ポリマーネットワーク構造体が、５×１０４〜１×１０７ｇ／ｍｏｌの範囲の数平均分子量を有するポリマーを含み、前記ポリマーマトリックス複合体が、５０〜７０００マイクロメートルの範囲の厚さを有する層の形態である、請求項１〜６のいずれか一項に記載のポリマーマトリックス複合体。
8. 前記ポリマーマトリックス複合体が、少なくとも０．５ｐｓｉのバブルポイント圧力を有する、請求項１〜７のいずれか一項に記載のポリマーマトリックス複合体。
9. 請求項１〜８のいずれか一項に記載のポリマーマトリックス複合体の製造方法であって、
   熱可塑性ポリマー、溶媒、及び複数の機能性粒子を組み合わせて、スラリーを供給することと、
   前記スラリーを物品に形成することと、
   前記物品中の前記溶媒の重量に基づいて、前記物品の少なくとも９０重量パーセントを保持する環境において前記物品を加熱し、前記熱可塑性ポリマーの総重量に基づいて、前記熱可塑性ポリマーの少なくとも５０重量パーセントを可溶化することと、
   前記溶媒からの前記熱可塑性ポリマーの相分離を誘起して、前記ポリマーマトリックス複合体を供給することと、
   を含む、製造方法。
10. 相分離を誘起することが、熱誘起相分離を含む、請求項９に記載の方法。
11. 前記ポリマーマトリックス複合体を伸張すること又は圧縮することのうちの少なくとも１つを更に含む、請求項９又は１０に記載の方法。
12. 請求項１〜８のいずれか一項に記載のポリマーマトリックス複合体の製造方法であって、
    熱可塑性ポリマー、前記熱可塑性ポリマーが可溶となるための溶媒、及び複数の機能性粒子を組み合わせて、混和性熱可塑性ポリマー溶媒溶液中の機能性粒子の懸濁液を形成することと、
    前記溶媒からの前記熱可塑性ポリマーの相分離を誘起することと、
    前記溶媒の少なくとも一部を除去して、前記ポリマーマトリックス複合体を供給することと、
    を含む、製造方法。
13. 相分離を誘起することが、熱誘起相分離又は溶媒誘起相分離のうちの少なくとも１つを含む、請求項１２に記載の方法。
14. 前記ポリマーマトリックス複合体を伸張すること又は圧縮することのうちの少なくとも１つを更に含む、請求項１２又は１３に記載の方法。
15. 請求項１〜８のいずれか一項に記載のポリマーマトリックス複合体を含む、フィルタ。