JP2021501696A - 切削インサートおよび切削工具 - Google Patents

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Abstract

切削インサートは、筒状本体部と、切削部と、第1嵌合部、第2嵌合部および第3嵌合部とを有している。筒状本体部は、第1主面と、第2主面と、外周面と、挿入孔とを有する。切削部は、外周面から径方向に突出する。第1嵌合部、第2嵌合部および第3嵌合部は、第2主面から軸方向に突出しかつ径方向に延在する。切削部は、すくい面と、逃げ面とを含んでいる。すくい面と逃げ面との稜線は、切刃を構成している。軸方向から見て、切削部は、挿入孔に対して第3嵌合部の反対側に設けられている。軸方向から見て、切刃の外周端と挿入孔の中心とを通る直線は、第3嵌合部と重なっておりかつ第1嵌合部および第2嵌合部との間に位置している。第3中心角は、第1中心角よりも小さく、かつ第2中心角よりも小さい。

Description

本開示は、切削インサートおよび切削工具に関する。
独国特許第3448086号明細書(特許文献1)には、軸方向に突出しかつ径方向に延在する3つの嵌合部を有する切削インサートが記載されている。
独国特許第3448086号明細書
本開示に係る切削インサートは、筒状本体部と、切削部と、第1嵌合部と、第2嵌合部と、第3嵌合部とを備えている。筒状本体部は、第1主面と、第1主面と反対側の第2主面と、第1主面および第2主面の各々に連なる外周面と、第1主面と第2主面との間を貫通する挿入孔とを有する。切削部は、外周面から径方向に突出する。第1嵌合部、第2嵌合部および第3嵌合部は、第2主面から軸方向に突出しかつ径方向に延在する。切削部は、すくい面と、すくい面と連なる逃げ面とを含んでいる。すくい面と逃げ面との稜線は、切刃を構成している。軸方向から見て、切削部は、挿入孔に対して第3嵌合部の反対側に設けられている。軸方向から見て、切刃の外周端と挿入孔の中心とを通る直線は、第3嵌合部と重なっておりかつ第1嵌合部および第2嵌合部との間に位置している。軸方向から見て、第2嵌合部と第3嵌合部との間の中心角を第1中心角とし、第3嵌合部と第1嵌合部との間の中心角を第2中心角とし、第1嵌合部と第2嵌合部との間の中心角を第3中心角とした場合、第3中心角は、第1中心角よりも小さく、かつ第2中心角よりも小さい。
図1は、本実施形態に係る切削工具の構成を示す分解斜視模式図である。 図2は、第1実施形態に係る切削インサートの構成を示す斜視模式図である。 図3は、第1実施形態に係る切削インサートの構成を示す正面模式図である。 図4は、第1実施形態に係る切削インサートの構成を示す底面模式図である。 図5は、本実施形態に係る切削工具のホルダの構成を示す斜視模式図である。 図6は、切削インサートとホルダとの嵌合状態を示す模式図である。 図7は、第2実施形態に係る切削インサートの構成を示す斜視模式図である。 図8は、第3実施形態に係る切削インサートの構成を示す斜視模式図である。 図9は、第4実施形態に係る切削インサートの構成を示す斜視模式図である。 図10は、第5実施形態に係る切削インサートの構成を示す斜視模式図である。 図11は、第6実施形態に係る切削インサートの構成を示す斜視模式図である。 図12は、サンプル7に係る切削インサートの構成を示す底面模式図である。 図13は、サンプル8に係る切削インサートの構成を示す底面模式図である。 図14は、締結部ボルトを用いて切削インサートがホルダに装着された状態を示す斜視模式図である。
[本開示が解決しようとする課題]
独国特許第3448086号明細書に記載の切削インサートにおいては、当該切削インサートをホルダに装着した際、切刃の変位量が大きくなるという課題があった。
本開示は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、切削インサートをホルダに装着した際における切刃の変位量を低減可能な切削インサートおよび切削工具を提供することである。
[本開示の効果]
本開示によれば、切削インサートをホルダに装着した際における切刃の変位量を低減可能な切削インサートおよび切削工具を提供することができる。
[本開示の実施形態の概要]
まず、本開示の実施形態の概要を列記して説明する。
(1)本開示に係る切削インサート100は、筒状本体部6と、切削部40と、第1嵌合部10と、第2嵌合部20と、第3嵌合部30とを備えている。筒状本体部6は、第1主面1と、第1主面1と反対側の第2主面2と、第1主面1および第2主面2の各々に連なる外周面3と、第1主面1と第2主面2との間を貫通する挿入孔4とを有する。切削部40は、外周面3から径方向に突出する。第1嵌合部10、第2嵌合部20および第3嵌合部30は、第2主面2から軸方向に突出しかつ径方向に延在する。切削部40は、すくい面41と、すくい面41と連なる逃げ面42とを含んでいる。すくい面41と逃げ面42との稜線は、切刃44を構成している。軸方向から見て、切削部40は、挿入孔4に対して第3嵌合部30の反対側に設けられている。軸方向から見て、切刃44の外周端と挿入孔4の中心5とを通る直線は、第3嵌合部30と重なっておりかつ第1嵌合部10および第2嵌合部20との間に位置している。軸方向から見て、第2嵌合部20と第3嵌合部30との間の中心角を第1中心角θ1とし、第3嵌合部30と第1嵌合部10との間の中心角を第2中心角θ2とし、第1嵌合部10と第2嵌合部20との間の中心角を第3中心角θ3とした場合、第3中心角θ3は、第1中心角θ1よりも小さく、かつ第2中心角θ2よりも小さい。
(2)上記(1)に係る切削インサート100において、第3中心角θ3は、60°以上100°以下であってもよい。
(3)上記(1)または(2)に係る切削インサート100において、第1中心角θ1は、130°以上150°以下であってもよい。
(4)上記(1)または(2)に係る切削インサート100において、第2中心角θ2は、130°以上150°以下であってもよい。
(5)上記(1)〜(4)のいずれかに係る切削インサート100において、軸方向から見て、第3嵌合部30の中間線は、第3中心角θ3を2等分する直線上に位置していてもよい。
(6)上記(5)に係る切削インサート100において、第3中心角θ3を2等分する直線は、切刃44の外周端と挿入孔4の中心5とを通る直線と重なっていてもよい。
(7)上記(1)〜(6)のいずれかに係る切削インサート100において、逃げ面42は、外周面3に連なっていてもよい。
(8)上記(1)〜(6)のいずれかに係る切削インサート100において、逃げ面42に沿った平面は、軸方向に沿った直線と交差していてもよい。
(9)本開示の一態様に係る切削工具400は、上記(1)〜(8)のいずれかに記載の切削インサート100と、ホルダ200と、締結ボルト300とを備えている。ホルダ200には、第1嵌合部10を受け入れる第1凹部50と、第2嵌合部20を受け入れる第2凹部60と、第3嵌合部30を受け入れる第3凹部70とが設けられている。締結ボルト300は、挿入孔4に配置され、かつ切削インサート100をホルダ200に固定するためのものである。
(10)上記(9)に係る切削工具400において、第1嵌合部10は、第1側面部11と、第1側面部11と反対側の第2側面部12と、第1側面部11および第2側面部12の各々に連なる頂面部13とを有していてもよい。第1凹部50は、第3側面部51と、第3側面部51と反対側の第4側面部52と、第3側面部51および第4側面部52の各々に連なる底面部53とを有していてもよい。第1側面部11は、第3側面部51に接していてもよい。第2側面部12は、第4側面部52に接していてもよい。頂面部13は、底面部53から離間していてもよい。
[本開示の実施形態の詳細]
次に、本開示の実施形態の詳細を、図を参照して説明する。なお、各図中同一又は相当部分には同一符号を付している。また、以下に記載する実施の形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
<切削工具>
まず、本実施形態に係る切削工具400の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る切削工具400の構成を示す分解斜視模式図である。図2は、第1実施形態に係る切削インサート100の構成を示す斜視模式図である。
図1に示されるように、本実施形態に係る切削工具400は、切削インサート100と、ホルダ200と、締結ボルト300とを主に有している。図1および図2に示されるように、切削インサート100は、切削部40と、筒状本体部6とを有している。図2に示されるように、切削部40は、切刃44を有している。筒状本体部6は、第1主面1と、第2主面2と、外周面3と、挿入孔4とを有している。切削部40は、外周面3に連なっている。切削部40は、外周面3から径方向に突出している。挿入孔4は、第1主面1と第2主面2との間を貫通している。第2主面2には、第1嵌合部10と、第2嵌合部20と、第3嵌合部30とが設けられている。
図1に示されるように、ホルダ200は、第1部分210と、第2部分220とを有している。第2部分220は、第1部分210に連なっている。第1部分210および第2部分220の各々は、実質的に円筒状である。第1部分210の直径は、第2部分220の直径よりも小さい。第1部分210には、第1凹部50と、第2凹部60と、第3凹部70と、締結孔81とが設けられている。第1凹部50は、第1嵌合部10を受け入れるように構成されている。第2凹部60は、第2嵌合部20を受け入れるように構成されている。第3凹部70は、第3嵌合部30を受け入れるように構成されている。
締結ボルト300は、切削インサート100をホルダ200に固定するためのものである。締結ボルト300は、切削インサート100の挿入孔4およびホルダ200の締結孔81の各々に配置される。締結ボルト300は、頭部310と、ネジ部320とを有している。ネジ部320は、頭部310に連なっている。頭部310は、たとえば円筒状または円錐台状である。頭部310の直径は、ネジ部320の直径よりも大きい。締結ボルト300のネジ部320がホルダ200の締結孔81に締結されることにより、第1嵌合部10、第2嵌合部20および第3嵌合部30が、それぞれ第1凹部50、第2凹部60および第3凹部70に押し付けられる。これにより、切削インサート100がホルダ200に固定される。
<切削インサート>
(第1実施形態)
次に、第1実施形態に係る切削インサート100の構成の詳細について説明する。図3は、第1実施形態に係る切削インサート100の構成を示す正面模式図である。図4は、第1実施形態に係る切削インサート100の構成を示す底面模式図である。
図3に示されるように、第1実施形態に係る切削インサート100は、溝入れ加工用の切削インサート100である。第2主面2は、第1主面1と反対側の面である。外周面3は、第1主面1および第2主面2の各々に連なっている。外周面3は、第1主面1および第2主面2の各々と交差する方向に延在している。挿入孔4は、筒状本体部6の軸方向Aに沿って延在している。第1主面1および第2主面2の各々は、筒状本体部6の径方向Bに沿って延在している。径方向Bは、軸方向Aに対して実質的に垂直である。第1主面1は、第2主面2と実質的に平行であってもよい。
図2に示されるように、第1嵌合部10、第2嵌合部20および第3嵌合部30は、第2主面2から軸方向Aに突出している。図3に示されるように、第1嵌合部10、第2嵌合部20および第3嵌合部30は、第2主面2に対して第1主面1とは反対側に位置している。図2に示されるように、第1嵌合部10、第2嵌合部20および第3嵌合部30は、径方向Bに延在している。別の観点から言えば、第1嵌合部10、第2嵌合部20および第3嵌合部30は、外周面3から挿入孔4に向かう方向に沿って延在している。
図4に示されるように、切削部40は、すくい面41と、逃げ面42とを有している。逃げ面42は、すくい面41と連なっている。すくい面41と逃げ面42との稜線は、切刃44を構成している。切刃44は、たとえば直線状である。図3に示されるように、切刃44は、軸方向Aに実質的に平行であってもよい。図3に示されるように、第1主面1に対して平行な方向から見た場合、切刃44は、第1主面1に対して交差していてもよい。
図4に示されるように、軸方向Aから見て、切刃44の外周端と、挿入孔4の中心5との距離は、筒状本体部6の外周面3と中心5との距離よりも大きい。逃げ面42は、第1逃げ面部46と、第2逃げ面部45とを有している。第1逃げ面部46は、すくい面41と連なっている。第2逃げ面部45は、第1逃げ面部46と連なっている。第1逃げ面部46は、すくい面41と、第2逃げ面部45との間に位置している。第2逃げ面部45は、第1逃げ面部46に対して傾斜している。第2逃げ面部45は、外周面3に連なっている。第2逃げ面部45は、第1逃げ面部46と外周面3との間に位置している。すくい面41は、外周面3に連なっている。
図2に示されるように、切削部40は、第1端面43をさらに有していてもよい。第1端面43は、すくい面41と、第1逃げ面部46と、第2逃げ面部45と、外周面3とに連なっている。第1端面43は、軸方向Aにおいて、第1主面1と第2主面2との間に位置している。図4に示されるように、軸方向Aから見て、切削部40は、挿入孔4に対して第3嵌合部30の反対側に設けられている。別の観点から言えば、挿入孔4は、切削部40と、第3嵌合部30との間に位置している。軸方向Aから見て、切刃44の外周端と挿入孔4の中心5とを通る直線(第4直線D)は、第3嵌合部30と重なっている。第4直線Dは、第1嵌合部10および第2嵌合部20との間に位置している。
第1嵌合部10は、第1側面部11と、第2側面部12と、第1頂面部13とを有している。第2側面部12は、第1側面部11と反対側の面である。第1頂面部13は、第1側面部11および第2側面部12の各々に連なっている。第1側面部11および第2側面部12の各々は、第2主面2に対して傾斜している。第1頂面部13は、第2主面2と実質的に平行であってもよい。第1嵌合部10の中間線(第1中間線14)は、たとえば、第1側面部11と第1頂面部13との境界線と、第2側面部12と第1頂面部13との境界線との中間に位置している。第1中間線14に沿った直線(第1直線C1)は、挿入孔4の中心5を通る。第1側面部11と第2側面部12との間隔は、第2主面2から第1頂面部13に向かうにつれて狭くなっている。
第2嵌合部20は、第5側面部21と、第6側面部22と、第2頂面部23とを有している。第6側面部22は、第5側面部21と反対側の面である。第2頂面部23は、第5側面部21および第6側面部22の各々に連なっている。第5側面部21および第6側面部22の各々は、第2主面2に対して傾斜している。第2頂面部23は、第2主面2と実質的に平行であってもよい。第2嵌合部20の中間線(第2中間線24)は、たとえば、第5側面部21と第2頂面部23との境界線と、第6側面部22と第2頂面部23との境界線との中間に位置している。第2中間線24に沿った直線(第2直線C2)は、挿入孔4の中心5を通る。第5側面部21と第6側面部22との間隔は、第2主面2から第2頂面部23に向かうにつれて狭くなっている。
第3嵌合部30は、第9側面部31と、第10側面部32と、第3頂面部33とを有している。第10側面部32は、第9側面部31と反対側の面である。第3頂面部33は、第9側面部31および第10側面部32の各々に連なっている。第9側面部31および第10側面部32の各々は、第2主面2に対して傾斜している。第3頂面部33は、第2主面2と実質的に平行であってもよい。第3嵌合部30の中間線(第3中間線34)は、たとえば、第9側面部31と第3頂面部33との境界線と、第10側面部32と第3頂面部33との境界線との中間に位置している。第3中間線34に沿った直線(第3直線C3)は、挿入孔4の中心5を通る。第9側面部31と第10側面部32との間隔は、第2主面2から第3頂面部33に向かうにつれて狭くなっている。
図4に示されるように、軸方向Aから見て、第2嵌合部20と第3嵌合部30との間の中心角を第1中心角θ1とし、第3嵌合部30と第1嵌合部10との間の中心角を第2中心角θ2とし、第1嵌合部10と第2嵌合部20との間の中心角を第3中心角θ3とした場合、第3中心角θ3は、第1中心角θ1よりも小さく、かつ第2中心角θ2よりも小さい。第1中心角θ1と、第2中心角θ2と、第3中心角θ3との合計は、360°である。第1中心角θ1は、第2中間線24に沿った直線(第2直線C2)と第3中間線34に沿った直線(第3直線C3)とがなす角度である。第2中心角θ2は、第1中間線14に沿った直線(第1直線C1)と第3中間線34に沿った直線(第3直線C3)とがなす角度である。第3中心角θ3は、第1中間線14に沿った直線(第1直線C1)と第2中間線24に沿った直線(第2直線C2)とがなす角度である。
第1中心角θ1は、たとえば135°である。第1中心角θ1は、たとえば130°以上150°以下であってもよい。第1中心角θ1は、132°以上であってもよいし、134°以上であってもよい。第1中心角θ1は、143°以下であってもよいし、141°以下であってもよい。
第2中心角θ2は、たとえば135°である。第2中心角θ2は、たとえば130°以上150°以下であってもよい。第2中心角θ2は、132°以上であってもよいし、134°以上であってもよい。第2中心角θ2は、143°以下であってもよいし、141°以下であってもよい。
第3中心角θ3は、たとえば90°である。第3中心角θ3は、60°以上100°以下であってもよい。第3中心角θ3は、82°以上であってもよいし、84°以上であってもよい。第3中心角θ3は、98°以下であってよいし、96°以下であってもよい。
図4に示されるように、軸方向Aから見て、第3嵌合部30の中間線(第3中間線34)は、たとえば第3中心角θ3を2等分する直線上に位置している。第3中心角θ3を2等分する直線は、切刃44の外周端と挿入孔4の中心5とを通る直線(第4直線D)と重なっていてもよい。つまり、切刃44の外周端と挿入孔4の中心5とを通る直線(第4直線D)は、第3中間線34と重なっていてもよい。別の観点から言えば、軸方向Aから見て、切刃44の外周端と挿入孔4の中心5とを通る直線(第4直線D)は、第3嵌合部30の第3頂面部33に重なっていてもよい。
図5は、本実施形態に係る切削工具400のホルダ200の構成を示す斜視模式図である。図5に示されるように、ホルダ200は、先端面80と、円筒面83と、クーラント供給孔82とを有している。ホルダ200の先端面80は、切削インサート100の第2主面2に対向するように配置される。クーラント供給孔82は、円筒面83に開口している。クーラントは、クーラント供給孔82から切刃44に向かって放出されてもよい。
上述の通り、ホルダ200には、第1凹部50と、第2凹部60と、第3凹部70とが設けられている。第1凹部50、第2凹部60および第3凹部70の各々は、先端面80および円筒面83の各々に連なっている。第1凹部50は、第3側面部51と、第4側面部52と、第1底面部53とを有している。第4側面部52は、第3側面部51と反対側の面である。第1底面部53は、第3側面部51および第4側面部52の各々に連なっている。第3側面部51および第4側面部52の各々は、先端面80に対して傾斜している。第1底面部53は、先端面80と実質的に平行であってもよい。第3側面部51と第4側面部52との間隔は、第1底面部53から先端面80に向かうにつれて拡がっている。
第2凹部60は、第7側面部61と、第8側面部62と、第2底面部63とを有している。第8側面部62は、第7側面部61と反対側の面である。第2底面部63は、第7側面部61および第8側面部62の各々に連なっている。第7側面部61および第8側面部62の各々は、先端面80に対して傾斜している。第2底面部63は、先端面80と実質的に平行であってもよい。第7側面部61と第8側面部62との間隔は、第2底面部63から先端面80に向かうにつれて拡がっている。
第3凹部70は、第11側面部71と、第12側面部72と、第3底面部73とを有している。第12側面部72は、第11側面部71と反対側の面である。第3底面部73は、第11側面部71および第12側面部72の各々に連なっている。第11側面部71および第12側面部72の各々は、先端面80に対して傾斜している。第3底面部73は、先端面80と実質的に平行であってもよい。第11側面部71と第12側面部72との間隔は、第3底面部73から先端面80に向かうにつれて拡がっている。第3凹部70と第2凹部60との間に切欠き84が設けられていてもよい。同様に、第3凹部70と第1凹部50との間に切欠き84が設けられていてもよい。同様に、第2凹部60と第1凹部50との間に切欠き84が設けられていてもよい。
図6は、切削インサート100とホルダ200との嵌合状態を示す模式図である。図6に示されるように、切削インサート100をホルダ200に固定する場合には、第1側面部11は、第3側面部51に接している。第2側面部12は、第4側面部52に接している。第1頂面部13は、第1底面部53から離間している。同様に、第5側面部21は、第7側面部61に接している。第6側面部22は、第8側面部62に接している。第2頂面部23は、第2底面部63から離間している。同様に、第9側面部31は、第11側面部71に接している。第10側面部32は、第12側面部72に接している。第3頂面部33は、第3底面部73から離間している。このように、嵌合部の底面部を凹部の底面部に接触させることなく、嵌合部の側面部を凹部の側面部に接触させて切削インサートをホルダに装着することにより、切刃の周方向の位置ずれの発生を抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る切削インサート100の構成について説明する。図7は、第2実施形態に係る切削インサート100の構成を示す斜視模式図である。
図7に示されるように、第2実施形態に係る切削インサート100は、切削部40の構成において、第1実施形態に係る切削インサート100と異なっており、その他の構成は、第1実施形態に係る切削インサート100と実質的に同じである。以下、第1実施形態に係る切削インサート100と異なる構成を中心に説明する。
図7に示されるように、第2実施形態に係る切削インサート100の切刃44の長さは、第1実施形態に係る切削インサート100の切刃44の長さよりも短い。第2実施形態に係る切削インサート100のすくい面41の面積は、第1実施形態に係る切削インサート100のすくい面41の面積よりも小さい。第2実施形態に係る切削インサート100の逃げ面42の面積は、第1実施形態に係る切削インサート100の逃げ面42の面積よりも小さい。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係る切削インサート100の構成について説明する。図8は、第3実施形態に係る切削インサート100の構成を示す斜視模式図である。
図8に示されるように、第3実施形態に係る切削インサート100は、切削部40の構成において、第1実施形態に係る切削インサート100と異なっており、その他の構成は、第1実施形態に係る切削インサート100と実質的に同じである。以下、第1実施形態に係る切削インサート100と異なる構成を中心に説明する。
第3実施形態に係る切削インサート100は、倣い加工用(Full Radius)の切削インサート100である。図8に示されるように、第3実施形態に係る切削インサート100の切刃44の形状は、曲線状である。切刃44の形状は、たとえば円弧状であってもよい。第3実施形態に係る切削インサート100の逃げ面42の形状は、曲面状である。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態に係る切削インサート100の構成について説明する。図9は、第4実施形態に係る切削インサート100の構成を示す斜視模式図である。
図9に示されるように、第4実施形態に係る切削インサート100は、切削部40の構成において、第1実施形態に係る切削インサート100と異なっており、その他の構成は、第1実施形態に係る切削インサート100と実質的に同じである。以下、第1実施形態に係る切削インサート100と異なる構成を中心に説明する。
第4実施形態に係る切削インサート100は、面取り加工用の切削インサート100である。図9に示されるように、第4実施形態に係る切削インサート100の切刃44は、第1切刃部44aと、第2切刃部44bとを有していてもよい。第1切刃部44aおよび第2切刃部44bの各々は、実質的に直線状である。第1切刃部44aは、第2切刃部44bに対して傾斜している。第1切刃部44aおよび第2切刃部44bの各々は、軸方向Aに平行な直線に対して傾斜している。
第4実施形態に係る切削インサート100の逃げ面42は、第3逃げ面部42aと、第4逃げ面部42bとを有している。第4逃げ面部42bは、第3逃げ面部42aに連なっている。第4逃げ面部42bは、第3逃げ面部42aに対して傾斜している。第3逃げ面部42aは、第1主面1に連なっていてもよい。第4逃げ面部42bは、第2主面2に連なっていてもよい。第3逃げ面部42aとすくい面41との稜線は、第1切刃部44aを構成する。第4逃げ面部42bとすくい面41との稜線は、第2切刃部44bを構成する。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態に係る切削インサート100の構成について説明する。図10は、第5実施形態に係る切削インサート100の構成を示す斜視模式図である。
図10に示されるように、第5実施形態に係る切削インサート100は、切削部40の構成において、第1実施形態に係る切削インサート100と異なっており、その他の構成は、第1実施形態に係る切削インサート100と実質的に同じである。以下、第1実施形態に係る切削インサート100と異なる構成を中心に説明する。
第5実施形態に係る切削インサート100は、端面加工用の切削インサート100である。図10に示されるように、第5実施形態に係る切削インサート100の切削部40は、外周面3から径方向Bに突出しつつ、第1主面1から軸方向Aにも突出している。切刃44は、第1主面1と実質的に平行な方向に延在している。切刃44は、軸方向Aに沿った直線と交差する方向に延在していてもよい。逃げ面42に沿った平面は、軸方向Aに沿った直線と交差している。逃げ面42は、第1主面1と実質的に平行であってもよい。軸方向Aにおいて、逃げ面42は、第1主面1に対して第2主面2とは反対側に位置している。別の観点から言えば、軸方向Aにおいて、第1主面1は、逃げ面42と第2主面2との間に位置している。
(第6実施形態)
次に、第6実施形態に係る切削インサート100の構成について説明する。図11は、第6実施形態に係る切削インサート100の構成を示す斜視模式図である。
図11に示されるように、第6実施形態に係る切削インサート100は、切削部40の構成において、第5実施形態に係る切削インサート100と異なっており、その他の構成は、第5実施形態に係る切削インサート100と実質的に同じである。以下、第5実施形態に係る切削インサート100と異なる構成を中心に説明する。
図11に示されるように、第6実施形態に係る切削インサート100の切刃44の長さは、第5実施形態に係る切削インサート100の切刃44の長さよりも短い。第6実施形態に係る切削インサート100のすくい面41の面積は、第5実施形態に係る切削インサート100のすくい面41の面積よりも小さい。第6実施形態に係る切削インサート100の逃げ面42の面積は、第5実施形態に係る切削インサート100の逃げ面42の面積よりも小さい。第6実施形態に係る切削インサート100の切削部40は、第2端面47を有していてもよい。第2端面47は、逃げ面42と実質的に平行であってもよい。軸方向Aにおいて、第2端面47は、逃げ面42と第1主面1との間に位置している。
次に、上記実施形態に係る切削インサート100および切削工具400の作用効果について説明する。
上記実施形態に係る切削インサート100によれば、軸方向Aから見て、切削部40は、挿入孔4に対して第3嵌合部30の反対側に設けられている。軸方向Aから見て、切刃44の外周端と挿入孔4の中心5とを通る直線は、第3嵌合部30と重なっておりかつ第1嵌合部10および第2嵌合部20との間に位置している。軸方向Aから見て、第2嵌合部20と第3嵌合部30との間の中心角を第1中心角θ1とし、第3嵌合部30と第1嵌合部10との間の中心角を第2中心角θ2とし、第1嵌合部10と第2嵌合部20との間の中心角を第3中心角θ3とした場合、第3中心角θ3は、第1中心角θ1よりも小さく、かつ第2中心角θ2よりも小さい。これにより、切削インサート100をホルダ200に装着した際における切刃の変位量を低減することができる。また刃先の位置精度が高くなることで、特に高精度が要求される加工に対して、本実施形態に係る切削インサート100を適用することができる。さらに切削時の振動が抑制されることで、加工精度および工具寿命を向上することができる。
上記実施形態に係る切削工具400によれば、第1側面部11は、第3側面部51に接している。第2側面部12は、第4側面部52に接している。頂面部13は、底面部53から離間している。このように、嵌合部の底面部を凹部の底面部に接触させることなく、嵌合部の側面部を凹部の側面部に接触させて切削インサートをホルダに装着することにより、切刃の周方向の位置ずれの発生を抑制することができる。
(サンプル準備)
まず、サンプル1〜8に係る切削インサート100を準備した。サンプル1〜6に係る切削インサート100としては、図4に示す切削インサート100が用いられた。図4に示されるように、サンプル1〜6に係る切削インサート100においては、第3嵌合部30は、挿入孔4に対して切削部40の反対側に位置している。第3中心角θ3を2等分する直線は、切刃44の外周端と挿入孔4の中心5とを通る直線と重なっている。図12は、サンプル7に係る切削インサート100の構成を示す底面模式図である。図12に示されるように、サンプル7に係る切削インサート100においては、第3嵌合部30は、挿入孔4と切削部40との間に位置している。第3中心角θ3を2等分する直線は、切刃44の外周端と挿入孔4の中心5とを通る直線と重なっている。図13は、サンプル8に係る切削インサート100の構成を示す底面模式図である。図13に示されるように、サンプル8に係る切削インサート100においては、第3嵌合部30は、挿入孔4と切削部40との間に位置している。第3中心角θ3を2等分する直線は、切刃44の外周端と挿入孔4の中心5とを通る直線に対して傾斜している。
サンプル1に係る切削インサート100においては、第1中心角θ1を120°とし、第2中心角θ2を120°とし、第3中心角θ3を120°とした。サンプル2に係る切削インサート100においては、第1中心角θ1を125°とし、第2中心角θ2を125°とし、第3中心角θ3を110°とした。サンプル3に係る切削インサート100においては、第1中心角θ1を130°とし、第2中心角θ2を130°とし、第3中心角θ3を100°とした。サンプル4に係る切削インサート100においては、第1中心角θ1を135°とし、第2中心角θ2を135°とし、第3中心角θ3を90°とした。サンプル5に係る切削インサート100においては、第1中心角θ1を140°とし、第2中心角θ2を140°とし、第3中心角θ3を80°とした。サンプル6に係る切削インサート100においては、第1中心角θ1を150°とし、第2中心角θ2を150°とし、第3中心角θ3を60°とした。サンプル7に係る切削インサート100においては、第1中心角θ1を135°とし、第2中心角θ2を135°とし、第3中心角θ3を90°とした。サンプル8に係る切削インサート100においては、第1中心角θ1を120°とし、第2中心角θ2を120°とし、第3中心角θ3を120°とした。
(解析方法)
図14は、締結部ボルトを用いて切削インサート100がホルダ200に装着された状態を示す斜視模式図である。締結ボルト300の締結方向102に沿ったトルクを2Nとした。締結ボルト300の挿入方向101の軸力を750Nとした。有限要素法(FEM)解析を行うことで、元の位置からの変位量を計算により求めた。変位量は、切刃の位置における変位量と、切削インサート100のすべての位置の変位量の中で最大の変位量とが求められた。変位量は、元のモデルに対する変位量の絶対値である。なお、切削インサート100をホルダ200に装着した際の切刃の位置を安定化させるためには、切刃の変位量を小さくすることが、最大変位量を小さくすることよりも重要視される。
(解析結果)
サンプル1〜8に係る切削インサート100の切刃における変位量(mm)は、それぞれ、0.015、0.012、0.010、0.010、0.009、0.008、0.0175および0.014であった。サンプル1〜8に係る切削インサート100の最大変位量(mm)は、それぞれ、0.0150、0.0149、0.0151、0.0163、0.0168、0.0180、0.0175および0.0141であった。
サンプル1および8に係る切削インサート100は、等分割(第1〜第3中心角θ1〜θ3は全て等しい)の切削インサート100である。一方、サンプル2〜6に係る切削インサート100は、狭角側に切刃を配置した不等分割の切削インサート100である。表1に示されるように、サンプル2〜6に係る切削インサート100の切刃の変位量は、サンプル1および8に係る切削インサート100の切刃の変位量よりも小さかった。つまり、不等分割にすることにより、切刃の変位量を低減することができることが確かめられた。
サンプル4に係る切削インサート100は、第3嵌合部30が挿入孔4に対して切削部40の反対側にある切削インサート100である(別の観点から言えば、切刃が狭角側に位置している)。一方、サンプル7に係る切削インサート100は、第3嵌合部30が挿入孔4に対して切削部40と同じ側にある切削インサート100である(別の観点から言えば、切刃が狭角側とは反対側に位置している)。表1に示されるように、サンプル4に係る切削インサート100の切刃の変位量は、サンプル7に係る切削インサート100の切刃の変位量よりも小さかった。つまり、切刃を狭角側に配置することにより、切刃の変位量を低減することができることが確かめられた。
サンプル1〜6に係る切削インサート100においては、第3中心角θ3の角度が異なっている。表1に示されるように、第3中心角θ3の角度が小さくなるにつれて、最大変位量は大きくなるけれども、切刃の変位量は小さくなることが確かめられた。第3中心角θ3が60°未満の切削インサート100は設計的に困難である。そのため、第3中心角θ3は、60°以上110°以下が望ましい。最大変位量および設計との兼ね合いを考慮すると、第3中心角θ3は、80°以上100°以下であることがより望ましい。
今回開示された実施形態および実施例はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施形態ではなく請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 第1主面、2 第2主面、3 外周面、4 挿入孔、5 中心、6 筒状本体部、10 第1嵌合部、11 第1側面部、12 第2側面部、13 第1頂面部(頂面部)、14 第1中間線、20 第2嵌合部、21 第5側面部、22 第6側面部、23 第2頂面部、24 第2中間線、30 第3嵌合部、31 第9側面部、32 第10側面部、33 第3頂面部、34 第3中間線、40 切削部、41 すくい面、42 逃げ面、42a 第3逃げ面部、42b 第4逃げ面部、43 第1端面、44 切刃、44a 第1切刃部、44b 第2切刃部、45 第2逃げ面部、46 第1逃げ面部、47 第2端面、50 第1凹部、51 第3側面部、52 第4側面部、53 第1底面部(底面部)、60 第2凹部、61 第7側面部、62 第8側面部、63 第2底面部、70 第3凹部、71 第11側面部、72 第12側面部、73 第3底面部、80 先端面、81 締結孔、82 クーラント供給孔、83 円筒面、84 切欠き、100 切削インサート、101 挿入方向、102 締結方向、200 ホルダ、210 第1部分、220 第2部分、300 締結ボルト、310 頭部、320 ネジ部、400 切削工具、A 軸方向、B 径方向、C1 第1直線、C2 第2直線、C3 第3直線、D 第4直線

Claims (10)

  1. 第1主面と、前記第1主面と反対側の第2主面と、前記第1主面および前記第2主面の各々に連なる外周面と、前記第1主面と前記第2主面との間を貫通する挿入孔とを有する筒状本体部と、
    前記外周面から径方向に突出する切削部と、
    前記第2主面から軸方向に突出しかつ前記径方向に延在する第1嵌合部、第2嵌合部および第3嵌合部とを備え、
    前記切削部は、すくい面と、前記すくい面と連なる逃げ面とを含み、前記すくい面と前記逃げ面との稜線は、切刃を構成し、
    前記軸方向から見て、前記切削部は、前記挿入孔に対して前記第3嵌合部の反対側に設けられており、
    前記軸方向から見て、前記切刃の外周端と前記挿入孔の中心とを通る直線は、前記第3嵌合部と重なっておりかつ前記第1嵌合部および前記第2嵌合部との間に位置し、
    前記軸方向から見て、前記第2嵌合部と前記第3嵌合部との間の中心角を第1中心角とし、前記第3嵌合部と前記第1嵌合部との間の中心角を第2中心角とし、前記第1嵌合部と前記第2嵌合部との間の中心角を第3中心角とした場合、前記第3中心角は、前記第1中心角よりも小さく、かつ前記第2中心角よりも小さい、切削インサート。
  2. 前記第3中心角は、60°以上100°以下である、請求項1に記載の切削インサート。
  3. 前記第1中心角は、130°以上150°以下である、請求項1または請求項2に記載の切削インサート。
  4. 前記第2中心角は、130°以上150°以下である、請求項1または請求項2に記載の切削インサート。
  5. 前記軸方向から見て、前記第3嵌合部の中間線は、前記第3中心角を2等分する直線上に位置している、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の切削インサート。
  6. 前記第3中心角を2等分する直線は、前記切刃の前記外周端と前記挿入孔の前記中心とを通る直線と重なっている、請求項5に記載の切削インサート。
  7. 前記逃げ面は、前記外周面に連なる、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の切削インサート。
  8. 前記逃げ面に沿った平面は、前記軸方向に沿った直線と交差している、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の切削インサート。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の切削インサートと、
    前記第1嵌合部を受け入れる第1凹部と、前記第2嵌合部を受け入れる第2凹部と、前記第3嵌合部を受け入れる第3凹部とが設けられたホルダと、
    前記挿入孔に配置され、かつ前記切削インサートを前記ホルダに固定するための締結ボルトとを備えた、切削工具。
  10. 前記第1嵌合部は、第1側面部と、前記第1側面部と反対側の第2側面部と、前記第1側面部および前記第2側面部の各々に連なる頂面部とを有し、
    前記第1凹部は、第3側面部と、前記第3側面部と反対側の第4側面部と、前記第3側面部および前記第4側面部の各々に連なる底面部とを有し、
    前記第1側面部は、前記第3側面部に接し、前記第2側面部は、前記第4側面部に接し、前記頂面部は、前記底面部から離間している、請求項9に記載の切削工具。
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