JP2021195255A - 乗客コンベア及び既設乗客コンベアの脱落防止構造の強化方法 - Google Patents

乗客コンベア及び既設乗客コンベアの脱落防止構造の強化方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021195255A
JP2021195255A JP2020105126A JP2020105126A JP2021195255A JP 2021195255 A JP2021195255 A JP 2021195255A JP 2020105126 A JP2020105126 A JP 2020105126A JP 2020105126 A JP2020105126 A JP 2020105126A JP 2021195255 A JP2021195255 A JP 2021195255A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
truss
support member
passenger conveyor
truss support
width direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020105126A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7308176B2 (ja
Inventor
椋 若山
Ryo Wakayama
圭一 園部
keiichi Sonobe
敏光 佐藤
Toshimitsu Sato
博文 宇津宮
Hirobumi Utsunomiya
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority to JP2020105126A priority Critical patent/JP7308176B2/ja
Publication of JP2021195255A publication Critical patent/JP2021195255A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7308176B2 publication Critical patent/JP7308176B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Abstract

【課題】本発明の目的は、既設乗客コンベアが建築梁に架かった状態で、止め金具を設置する作業を可能とした乗客コンベアを提供することにある。【解決手段】乗客コンベアは、トラスフレーム4と、トラス支持部材9を含むトラス支持装置8と、を備え、トラス支持装置8でトラスフレーム4を建屋梁7に架設する。トラス支持部材9は、幅方向Wにおけるトラスフレーム4の内側の範囲に、トラス支持部材9に開口を形成する切り欠き11又は切り抜きを有する。さらにトラス支持装置8は、建屋梁7に固定され、少なくとも一部が開口11の内側に位置する止め金具10と、トラス支持部材9に設けられ、トラスフレーム4の幅方向Wにおいて止め金具10の両側面10a,10b側に位置して、トラス支持部材9における止め金具10に対する幅方向Wの変位を制限する制限部12a、12bを有するガイド材12と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は乗客コンベア及び既設乗客コンベアの脱落防止構造の強化方法に関する。
例えば特開2011−63389号公報(特許文献1)には、トラスの全幅を大きくせずに長さ方向にだけ移動を制限範囲内で許容して建築物に支持する乗客コンベアが記載されている。この乗客コンベアのトラス支持装置は、トラスの幅よりも内側の位置で受け板から突出した係合部材と、トラス支持部材に設けられて係合部材を受け入れ、トラス支持部材の受け板に対する移動を、トラスの長さ方向については所定の大きさだけ許容するが、トラスの幅方向については実質的に許容しない長穴を備えていた。
特開2011−63389号公報
特許文献1のトラス支持装置は、トラス支持部材に設けられた長穴が、トラスの内側の位置で受け板から突出した係合部材を受け入れる構造である。この場合、受け板と係合部材とはトラス支持部材の下に設けられるため、トラスが建築梁に架かった状態で係合部材を受け板に固定し、さらに係合部材を長穴に係合させる作業を行うことができない。そのため、特許文献1のトラス支持装置の構造は、新設の乗客コンベアに適用することができるものの、既設の乗客コンベアに適用することは困難であった。以下、係合部材は止め金具と呼んで説明する。
本発明の目的は、既設の乗客コンベアが建築梁に架かった状態で、止め金具を設置する作業を可能とした乗客コンベアを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の乗客コンベアは、
トラスフレームと、トラス支持部材を含むトラス支持装置と、を備え、前記トラス支持装置で前記トラスフレームを建屋梁に架設する乗客コンベアにおいて、
前記トラス支持部材は、前記トラスフレームの幅方向における前記トラスフレームの内側の範囲に、当該トラス支持部材に開口を形成する切り欠き又は切り抜きを有し、
前記トラスフレームが架設される建屋梁に固定され、少なくとも一部が前記開口の内側に位置する止め金具と、
前記トラス支持部材に設けられ、前記トラスフレームの幅方向において前記止め金具の両側面側に位置して、当該トラス支持部材における前記止め金具に対する前記幅方向の変位を制限する制限部を有するガイド材と、を備える。
また上記目的を達成するために、本発明の既設乗客コンベアの脱落防止構造の強化方法は、
トラスフレームと、トラス支持部材を含むトラス支持装置と、を備え、前記トラス支持装置で前記トラスフレームを建屋梁に架設した既設乗客コンベアの脱落防止構造の強化方法において、
前記トラス支持部材に、前記トラスフレームの幅方向における前記トラスフレームの内側の範囲において、当該トラス支持部材に開口を形成する切り欠き又は切り抜きを形成し、
前記トラスフレームが架設される建屋梁に、少なくとも一部が前記開口の内側に位置するように止め金具を固定し、
前記トラス支持部材に、前記トラスフレームの幅方向において前記止め金具の両側面側に位置して、当該トラス支持部材における前記止め金具に対する前記幅方向の変位を制限する制限部を取り付ける。
本発明によれば、既設の乗客コンベアが建築梁に架かった状態で、止め金具を設置する作業を可能とした乗客コンベアを提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施例に係る乗客コンベアの概略構成図である。 本発明の一実施例(実施例1)に係るトラス支持装置の上面図である。 本発明の一実施例(実施例1)に係るトラス支持装置の側面図である。 本発明の一実施例(実施例2)に係るトラス支持装置の上面図である。 本発明の一実施例(実施例2)に係るトラス支持装置の側面図である。
以下、本発明の乗客コンベアに係る一実施例について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る乗客コンベア1の概略構成図である。なお図1では、乗客コンベア1の載置状況を側方から見た側面図として示している。
乗客コンベア1は建屋の下階床2と上階床3との間に架設され、下階床2に向かって延在する下部水平部4a、上階床3に向かって延在する上部水平部4b、及び下部水平部4aと上部水平部4bとの間に形成される傾斜部4cと、を有するトラスフレーム4を備えている。下部水平部4aの終端部には、下階床2の建築受梁5に載置される下部支持部6が設けられる。上部水平部4bの終端部には、上階床3の建築受梁7に載置される上部支持部8が設けられている。
本実施例は、既設の乗客コンベアに適用されるため、下部支持部6及び上部支持部8は既設下部支持部6及び既設上部支持部8と呼ぶ場合がある。また下部支持部6及び上部支持部8は同様な構成であるため、トラス支持装置と呼んで説明する。
既設乗客コンベアのリニューアルは、平成25年国土交通省告示1046号により、一定規模以上の増改築を行う場合、建築基準法第86条7の規定に基づき、「現行法規への遡及」を行うため、既設の乗客コンベアに対して、脱落防止構造を強化する必要があり、構造を強化することができない場合は、建屋の改修工事により脱落防止措置を講じる必要がある
以下、本発明のトラス支持装置の実施例について、説明する。以下の説明において、「長手方向(長さ方向)L」と「短手方向(幅方向)W」とを指定して説明する場合があるが、「長手方向(長さ方向)L」と「短手方向(幅方向)W」とは乗客コンベア1及びトラスフレーム4の「長手方向(長さ方向)」と「短手方向(幅方向)」とに基づいて定義される。
[実施例1]
図2は、本発明の一実施例(実施例1)に係るトラス支持装置の上面図である。図3は、本発明の一実施例(実施例1)に係るトラス支持装置の側面図である。なお図2及び図3では、建屋梁に止め金具を設け、乗客コンベアのトラス支持部材に切り欠きを設けることで、トラス支持装置(トラス支持部)にガイド材を取り付けた構造を示している。
上述した様に、下部のトラス支持装置6と上部のトラス支持装置8とは同様な構成であるため、以下、上部のトラス支持装置8について説明する。
既設乗客コンベアに対して脱落防止構造を強化する場合、建設中の建屋ではなく、既に利用されている建屋であるため、作業スペースが限られるという課題がある。乗客コンベア1のトラス支持装置8は、トラスフレーム4の長手方向Lの端部に取り付けられたトラス支持部材9を備えている。トラス支持部材9は、ディスタンスピース(スペーサ)21を介して建築梁7上に支持されている。トラス支持部材9は、乗客コンベア1の短手方向(幅方向)Wの移動を制限する直方体の形状をした止め金具(係合部材)10を、建築梁7に固定するための切り欠き11を有する。
切り欠き11は、止め金具10の形状に対して、トラスフレーム4の短手方向(幅方向)に止め金具10の寸法W10よりも長く切り欠き、トラスフレーム4の長手方向(長さ方向)についても止め金具10の寸法L10よりも長く切り欠いている。すなわち切り欠き11の幅方向寸法W11は止め金具10の幅方向寸法W10よりも長く、切り欠き11の長さ方向寸法L11は止め金具10の長さ方向寸法L10よりも長い。
止め金具10の位置は、トラス支持部材9の短手方向Wの中央位置であり、トラス支持部材9の長手方向Lの内側にある。切り欠き11の切欠き面を止め金具10の水平断面形状よりも大きい構造とし、止め金具10及び切り欠き11を上記の位置にすることで、止め金具10を建築梁7に固定するための作業スペースを確保する効果がある。
既設乗客コンベア1のトラス支持部材9に対して切り欠き11を設ける際に、工場のような設備が整った環境ではなく、既に利用されている建屋で作業を行うため、精度が高い機械加工を行うことができず、トラス支持部材9に対して、正確な寸法や平滑な断面の切り欠き11を設けることは難しく、作業性が悪いという課題がある。
本実施例では、図2,3に示すように、トラス支持装置8のトラス支持部材9に、トラスフレーム4の短手方向Wにおいて、両端部の側から中央に向かって止め金具10を挟み込む構造のガイド材12を設ける。すなわちガイド材12は、短手方向Wにおいて、止め金具10を両側方から挟み込む構造である。
ガイド材12は、工場のような設備が整った環境で機械加工され、機械加工したガイド材を建屋に持ち込むことが可能である。ガイド材(制限部材)12で止め金具10を挟み込む構造とすることで、トラス支持部材9に切り欠き11を設ける際には、止め金具10の形状よりも長手方向L、短手方向Wともに大きい寸法(L11>L10,W11>W10)さえ確保すれば、正確な寸法や平滑な断面にする必要がないため、作業性が向上する効果がある。
この場合、ガイド材12の止め金具10を挟み込む部位(ガイド部)12a,12bの間隔W12は、止め金具10の幅方向寸法W10に対してわずかなクリアランス分(ΔW)だけ大きく(W12=W10+ΔW)、ガイド材12のガイド部12a,12bの長さ方向寸法L12は止め金具10の長さ方向寸法L10よりも大きい。
ガイド材12のガイド部12a,12bは、トラス支持部材9に設けられ、トラスフレーム4の幅方向Wにおいて止め金具10の両側面10a,10b側に位置して、トラス支持部材9における止め金具20に対する幅方向Wの変位を制限する制限部を構成する。止め金具10の両側面10a,10b側に位置する制限部12a,12bは、一枚の板状部材に構成される。これにより、部品点数を減らし、簡単な構成で制限部12a,12bを構成することができる。
止め金具10の両側面10a,10b側に位置する両制限部12a,12bの間隔W12は切り欠き11の開口の幅方向寸法W11よりも小さく、制限部12a,12bの長さ方向寸法L12は切り欠き11の開口の長さ方向寸法L11よりも大きい。この場合、長さ方向Lにおいて、トラスフレーム4から遠ざかる側に位置するガイド材12の一端部12cは、トラスフレーム4から遠ざかる側に位置するトラス支持部材9の一端部9cよりも、トラスフレーム4から遠ざかる側に位置する。これにより、長さ方向Lにおけるトラス支持部材9の寸法不足をガイド材12で補うことができる。
一定規模以上の増改築を行う場合に、既設乗客コンベア1に対して脱落防止構造を強化する課題がある。ガイド材12は、止め金具10の寸法よりも、トラスフレーム4の長手方向Lにおいて長く、短手方向Wにおいて若干長い構造である。またガイド材12は止め金具10を僅かな隙間(ΔW)で挟み込む構造を有する。上記の構造にすることで、ガイド材12は、長手方向Lにおいて、トラス支持部材9が建築梁7に対して十分なかかり代を有する範囲内で、長手方向Lの摺動を許容することができる。短手方向Wにおいて、止め金具10の側面部10a,10bと、止め金具10を挟み込むガイド材12の端面(ガイド部)12a,12bと、が接触し、乗客コンベア1が移動することを制限することができるため、既設乗客コンベア1に対して脱落防止構造を強化する効果がある。
また、本実施例については、「作業スペースの確保」、「精度が高い機械加工を不要」、「長手方向Lの摺動を許容し、短手方向Wに移動することを制限」することができるのであれば、トラス支持部材9は切り欠きの構造に限らず、穴のように切り抜いた構造でも良い。
[実施例2]
図4及び図5を用いて、本発明に係る第2実施例について説明する。図4は、本発明の一実施例(実施例2)に係るトラス支持装置の上面図である。図5は、本発明の一実施例(実施例2)に係るトラス支持装置の側面図である。なお、実施例1と共通する構成には、実施例と同じ符号を付し重複する説明を省略する。また、実施例1と同じ符号を付した構成において、実施例1と異なる部分がある場合は、その異なる部分について説明する。
商業施設等における改修作業は、既設乗客コンベアが建築梁に架かった状態で、建築梁に止め金具を設置する際に、火気を用いると、火災の原因や火災報知器、スプリンクラー等の誤作動を起こすリスクがあるため、火気を用いない構造が求められる。そこでボルト締結を用いた脱落防止構造を説明する。本実施例は、ネジ穴13を設けた建築梁7に対して、底面にボルト挿通孔15aが設けられた厚板(台座)15を有する台座付き止め金具14を、ボルト17で建築梁7に締結する構造に特徴がある。すなわち本実施例では、厚板(台座)15と止め金具10とを一体化して台座付き止め金具14を構成し、台座付き止め金具14をボルト17で建築梁7に締結する。
すなわち本実施例では、止め金具10は、ボルト17が挿通するボルト挿通孔15aを有する厚板15と一体化され、
止め金具10は、ボルト挿通孔15aを挿通するボルト17が建屋梁7に設けられたネジ穴13に螺合されることにより、建屋梁7に締結される。
建築梁7に、止め金具10をボルト締結する場合、既設乗客コンベア1が建屋梁7に架かった状態で、建屋梁7に止め金具10をボルト締結可能な構造とする課題がある。そこで、実施例1と同様に、トラス支持部材9に切り欠き11をもつ構造とする。本実施例の場合、切り欠き11は、台座付き止め金具14を建屋梁7に固定するための部材である、ボルト挿通孔15aが設けられた厚板15よりも、長手方向L、短手方向Wともに長い寸法としたため、建屋梁7に対してネジ穴13を空けるための作業スペースを確保することができる。
ネジ穴13を設けた建築梁7に対して、止め金具10をボルトで締結可能な構造にするために、台座付き止め金具14は、直方体の形状をした止め金具本体部10の底面に、複数のボルト挿通孔15aを設けた厚板(台座)15を固定した構造とする。止め金具本体部10は、厚板15の長手方向Lおよび短手方向Wの中央に位置する。厚板15の幅方向寸法W15は、切り欠き11の幅方向寸法W11よりも小さい。そのため、乗客コンベア1が建屋梁7に架かった状態であっても、切り欠き11に干渉することなく、ネジ穴13を設けた建築梁7の上に設置することができ、台座付き止め金具14をボルト17で締結可能となる。
本実施例では、ネジ穴13を加工する建屋梁7の部位が切り欠き11によりトラス支持部材9に形成された開口面に露出し、さらにこの開口面に台座付き止め金具14のボルト挿通孔15aが露出するようにする。また、ボルト挿通孔15aを挿通してネジ穴13に螺合されたボルト17が切り欠き11によるトラス支持部材9の開口面に露出するようにする必要がある。
すなわち、厚板15は、外縁15sと止め金具10との間の板面にボルト17が挿通するボルト挿通孔15aを有し、
ボルト挿通孔15aは、ボルト挿通孔15aを挿通するボルト17が開口11に露出する位置に配置されている。
言い換えれば、切り欠き(開口、開口面)11は、ネジ穴13、ボルト挿通孔15a及びボルト17が切り欠き11によるトラス支持部材9の開口面に露出する大きさであればよい。この場合、厚板15を水平な姿勢から傾けた状態で切り欠き11の下側に挿入することができれば、厚板15の幅方向寸法W15は切り欠き11の幅方向寸法W11よりも大きくてもよい。
しかし、切り欠き11は、長手方向L、短手方向Wともに厚板15よりも長い寸法とすることにより、厚板15を水平にした状態で切り欠き11の下側(奥側)の建築梁7に据え付けることができるため、作業効率が向上する。すなわち厚板15は、幅方向寸法W15が開口11の幅方向寸法W11よりも小さいことが好ましい。
また、本実施例については実施例1と同様に、トラス支持部材9は切り欠き11の構造に限らず、穴のように切り抜いた構造でも良い。
上述した本発明に係る各実施例において、乗客コンベア1は、下記のように構成される。
トラスフレーム4と、トラス支持部材9を含むトラス支持装置6,8と、を備え、トラス支持装置6,8でトラスフレーム4を建屋梁5,7に架設する乗客コンベア1において、
トラス支持部材9は、トラスフレーム4の幅方向Wにおけるトラスフレーム4の内側の範囲に、トラス支持部材9に開口11を形成する切り欠き又は切り抜きを有し、
トラスフレーム4が架設される建屋梁5,7に固定され、少なくとも一部が開口11の内側に位置する止め金具10と、
トラス支持部材9に設けられ、トラスフレーム4の幅方向Wにおいて止め金具10の両側面10a,10b側に位置して、トラス支持部材9における止め金具10に対する幅方向Wの変位を制限する制限部12a、12bを有するガイド材12と、を備える。
また上述した本発明に係る各実施例では、既設乗客コンベア1に対して、下記のような脱落防止構造の強化方法を実施する。
トラスフレーム4と、トラス支持部材9を含むトラス支持装置6,8と、を備え、トラス支持装置6,8でトラスフレーム4を建屋梁7に架設した既設乗客コンベア1の脱落防止構造の強化方法において、
トラス支持部材9に、トラスフレーム4の幅方向Wにおけるトラスフレーム4の内側の範囲において、トラス支持部材9に開口11を形成する切り欠き又は切り抜きを形成し、
トラスフレーム4が架設される建屋梁7に、少なくとも一部が開口11の内側に位置するように止め金具10を固定し、
トラス支持部材9に、トラスフレーム4の幅方向Wにおいて止め金具10の両側面10a,10b側に位置して、トラス支持部材9における止め金具10に対する幅方向Wの変位を制限する制限部12a,12bを取り付ける。
上記構成により、建屋改修を伴うことなく、既設の乗客コンベア1が建築梁7に架かった状態で、止め金具10を設置する作業を行うことができる。
なお、本発明は上記した各実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…乗客コンベア、4…トラスフレーム、7…建屋梁、8…トラス支持装置、9…トラス支持部材、10…止め金具、10a,10b…止め金具10の両側面、11…開口又は切り欠き、12…ガイド材、12a,12b…制限部、13…建屋梁7に設けられたネジ穴、15…厚板、15a…ボルト挿通孔、15s…厚板15の外縁、17…ボルト、L11…開口の長さ方向寸法、L12…制限部12a,12bの長さ方向寸法、W11…開口11の幅方向寸法、W12…両制限部12a,12bの間隔、W15…厚板15の幅方向寸法。

Claims (7)

  1. トラスフレームと、トラス支持部材を含むトラス支持装置と、を備え、前記トラス支持装置で前記トラスフレームを建屋梁に架設する乗客コンベアにおいて、
    前記トラス支持部材は、前記トラスフレームの幅方向における前記トラスフレームの内側の範囲に、当該トラス支持部材に開口を形成する切り欠き又は切り抜きを有し、
    前記トラスフレームが架設される建屋梁に固定され、少なくとも一部が前記開口の内側に位置する止め金具と、
    前記トラス支持部材に設けられ、前記トラスフレームの幅方向において前記止め金具の両側面側に位置して、当該トラス支持部材における前記止め金具に対する前記幅方向の変位を制限する制限部を有するガイド材と、を備えたことを特徴とする乗客コンベア。
  2. 請求項1において、
    前記止め金具の両側面側に位置する前記制限部は、一枚の板状部材に構成されることを特徴とする乗客コンベア。
  3. 請求項1において、
    前記止め金具の両側面側に位置する前記制限部の間隔は前記開口の幅方向寸法よりも小さく、前記制限部の長さ方向寸法は前記開口の長さ方向寸法よりも大きいことを特徴とする乗客コンベア。
  4. 請求項1において、
    前記止め金具は、ボルトが挿通するボルト挿通孔を有する厚板と一体化され、
    前記止め金具は、前記ボルト挿通孔を挿通するボルトが建屋梁に設けられたネジ穴に螺合されることにより、建屋梁に締結されることを特徴とする乗客コンベア。
  5. 請求項4において、
    前記厚板は、外縁と前記止め金具との間の板面にボルトが挿通するボルト挿通孔を有し、
    ボルト挿通孔は、当該ボルト挿通孔を挿通するボルトが前記開口に露出する位置に配置されていることを特徴とする乗客コンベア。
  6. 請求項5において、
    前記厚板は、幅方向寸法が前記開口の幅方向寸法よりも小さいことを特徴とする乗客コンベア。
  7. トラスフレームと、トラス支持部材を含むトラス支持装置と、を備え、前記トラス支持装置で前記トラスフレームを建屋梁に架設した既設乗客コンベアの脱落防止構造の強化方法において、
    前記トラス支持部材に、前記トラスフレームの幅方向における前記トラスフレームの内側の範囲において、当該トラス支持部材に開口を形成する切り欠き又は切り抜きを形成し、
    前記トラスフレームが架設される建屋梁に、少なくとも一部が前記開口の内側に位置するように止め金具を固定し、
    前記トラス支持部材に、前記トラスフレームの幅方向において前記止め金具の両側面側に位置して、当該トラス支持部材における前記止め金具に対する前記幅方向の変位を制限する制限部を取り付けることを特徴とする既設乗客コンベアの脱落防止構造の強化方法。
JP2020105126A 2020-06-18 2020-06-18 乗客コンベア及び既設乗客コンベアの脱落防止構造の強化方法 Active JP7308176B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020105126A JP7308176B2 (ja) 2020-06-18 2020-06-18 乗客コンベア及び既設乗客コンベアの脱落防止構造の強化方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020105126A JP7308176B2 (ja) 2020-06-18 2020-06-18 乗客コンベア及び既設乗客コンベアの脱落防止構造の強化方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021195255A true JP2021195255A (ja) 2021-12-27
JP7308176B2 JP7308176B2 (ja) 2023-07-13

Family

ID=79197225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020105126A Active JP7308176B2 (ja) 2020-06-18 2020-06-18 乗客コンベア及び既設乗客コンベアの脱落防止構造の強化方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7308176B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7229322B1 (ja) 2021-11-12 2023-02-27 三菱電機株式会社 乗客コンベア及びそのリニューアル方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011063389A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Mitsubishi Electric Corp 乗客コンベアのトラス支持装置
US20150090557A1 (en) * 2012-06-21 2015-04-02 Mitsubishi Electric Corporation Passenger conveyor
JP2018095384A (ja) * 2016-12-12 2018-06-21 東芝エレベータ株式会社 乗客コンベア
JP2019199332A (ja) * 2018-05-17 2019-11-21 東芝エレベータ株式会社 乗客コンベア及びその取付け方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011063389A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Mitsubishi Electric Corp 乗客コンベアのトラス支持装置
US20150090557A1 (en) * 2012-06-21 2015-04-02 Mitsubishi Electric Corporation Passenger conveyor
JP2018095384A (ja) * 2016-12-12 2018-06-21 東芝エレベータ株式会社 乗客コンベア
CN207811034U (zh) * 2016-12-12 2018-09-04 东芝电梯株式会社 乘客输送机
JP2019199332A (ja) * 2018-05-17 2019-11-21 東芝エレベータ株式会社 乗客コンベア及びその取付け方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7229322B1 (ja) 2021-11-12 2023-02-27 三菱電機株式会社 乗客コンベア及びそのリニューアル方法
JP2023072227A (ja) * 2021-11-12 2023-05-24 三菱電機株式会社 乗客コンベア及びそのリニューアル方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP7308176B2 (ja) 2023-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7793482B2 (en) Wall fastener
JP2013536479A (ja) 排熱路囲い込みシステム
JP2021195255A (ja) 乗客コンベア及び既設乗客コンベアの脱落防止構造の強化方法
US11338898B2 (en) Swing-link trunnion truss mount
KR20210026806A (ko) 면진구동부를 가감할 수 있는 면진기능 이중마루
US20210053797A1 (en) Guide rail bracket assembly
JP4866664B2 (ja) エレベーターのたて枠の組み立て方法
US10927540B2 (en) Construction system for structural frameworks of buildings
KR20170120673A (ko) 엘리베이터의 조작반
KR200494091Y1 (ko) 소음 방지를 위한 커튼 구조체
CN107152115B (zh) 矿棉板扇形吊顶体系
JP7161718B2 (ja) パネル取り付け部材
JP6921607B2 (ja) 人や物の落下防止装置
JP2021017751A (ja) 吊り天井における梁材の連結構造及びその連結方法
KR102266945B1 (ko) 선실내의 방화벽면을 이용하여 이동가능한 장비설치구조
JP7288802B2 (ja) 手摺
JPH08311990A (ja) 梁の接続構造
JP6914057B2 (ja) 壁の開口補強構造および開口補強方法
JP4367144B2 (ja) 出隅用外壁パネルの取付構造
JP2018035661A (ja) 段差調整装置及び段差調整方法
JP2022122745A (ja) 乗客コンベア装置
JP6537727B2 (ja) 乗場ドア遮煙装置とその取付方法、およびエレベーターの乗場装置とその据付方法
CN107152116B (zh) 矿棉板扇形吊顶体系
JP2015101837A (ja) スライド支承部材
RU2461512C2 (ru) Замок для закрепления конца удлиненного несущего элемента и способ изготовления замка лифтовой системы

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221006

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230703

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7308176

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150