JP2021179357A - ガスセンサ - Google Patents

ガスセンサ Download PDF

Info

Publication number
JP2021179357A
JP2021179357A JP2020084613A JP2020084613A JP2021179357A JP 2021179357 A JP2021179357 A JP 2021179357A JP 2020084613 A JP2020084613 A JP 2020084613A JP 2020084613 A JP2020084613 A JP 2020084613A JP 2021179357 A JP2021179357 A JP 2021179357A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection elements
period
detection
gas sensor
thermistors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020084613A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7287344B2 (ja
Inventor
浩 小林
Hiroshi Kobayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2020084613A priority Critical patent/JP7287344B2/ja
Publication of JP2021179357A publication Critical patent/JP2021179357A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7287344B2 publication Critical patent/JP7287344B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】経年劣化を自己診断することが可能なガスセンサを提供する。【解決手段】ガスセンサ1Aは、サーミスタRd1〜Rd4と、サーミスタRd1〜Rd4を加熱するヒータ抵抗Mh1〜Mh4と、スイッチSw1,Sw4と、制御回路20とを備える。制御回路20は、スイッチSw1,Sw4を制御することにより、期間T1においてはサーミスタRd2,Rd4を有効化、サーミスタRd1を無効化し、期間T2においてはサーミスタRd1,Rd3を有効化、サーミスタRd4を無効化し、期間T3においてはサーミスタRd2,Rd3を有効化、サーミスタRd1,Rd4を無効化し、期間T4においてはサーミスタRd1,Rd4を有効化する。これにより、期間T1,T2に検出対象ガスの濃度を測定し、期間T3,T4に自己診断することができる。しかも、検出対象ガスが存在しても自己診断の結果に影響が及ばない。【選択図】図1

Description

本発明は、雰囲気中に含まれる検出対象ガスの濃度を測定するガスセンサに関する。
雰囲気中に含まれる検出対象ガスの濃度を測定するガスセンサは、経年劣化によって測定誤差が生じることが知られている。特許文献1には、経年劣化を自己診断することが可能なガスセンサが開示されている。
特許第4758145号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたガスセンサは、雰囲気中に検出対象ガスが存在すると自己診断の結果自体に誤差が生じるため、検出対象ガスが存在しないことが保証された環境下でなければ自己診断を行うことができないという問題があった。
したがって、本発明は、雰囲気中に検出対象ガスが存在する環境下においても経年劣化を自己診断することが可能なガスセンサを提供することを目的とする。
本発明によるガスセンサは、検出対象ガスの濃度に応じて抵抗値が変化する第1乃至第4の検知素子と、第1乃至第4の検知素子を加熱するヒータと、第1乃至第4の検知素子の有効又は無効を切り替えるスイッチと、接続ノードの電位に基づいて検出対象ガスの濃度を示す出力信号を生成するとともに、ヒータ及びスイッチを制御する制御回路とを備え、第1及び第4の検知素子と第2及び第3の検知素子は互いに異なる特性を有し、第1及び第2の検知素子は、第1の電源と接続ノードの間に直列又は並列に接続され、第3及び第4の検知素子は、第2の電源と接続ノードの間に直列又は並列に接続され、制御回路は、スイッチを制御することにより、第1の期間においては第2及び第4の検知素子を有効化するとともに第1の検知素子を無効化し、第2の期間においては第1及び第3の検知素子を有効化するとともに第4の検知素子を無効化し、第3の期間においては第2及び第3の検知素子を有効化するとともに第1及び第4の検知素子を無効化し、第4の期間においては第1及び第4の検知素子を有効化することを特徴とする。
本発明によれば、第1及び第2の期間に検出対象ガスの濃度を測定することができるとともに、第3及び第4の期間に自己診断することができる。しかも、検出対象ガスが存在しても自己診断の結果に影響が及ばないことから、任意のタイミングで自己診断することが可能となる。
本発明において、第1及び第2の検知素子は第1の電源と接続ノードの間に直列に接続され、第3及び第4の検知素子は第2の電源と接続ノードの間に直列に接続され、スイッチは、第1の検知素子に並列に接続された第1のスイッチと、第4の検知素子に並列に接続された第2のスイッチとを含んでいても構わない。これによれば、第1のスイッチをオンさせることによって第1の検知素子を無効化することができ、第2のスイッチをオンさせることによって第4の検知素子を無効化することができる。
本発明において、制御回路は、第1の期間においては第1のスイッチをオンさせることによって第1の検知素子を無効化するとともに、ヒータによって第2及び第4の検知素子をそれぞれ第1及び第2の温度に加熱し、第2の期間においては第2のスイッチをオンさせることによって第4の検知素子を無効化するとともに、ヒータによって第1及び第3の検知素子をそれぞれ第2及び第1の温度に加熱し、第3の期間においては第1及び第2のスイッチをオンさせることによって第1及び第4の検知素子を無効化するとともに、ヒータによって第2及び第3の検知素子をいずれも第1の温度に加熱し、第4の期間においては第1及び第2のスイッチをオフさせるとともに、ヒータによって第1及び第4の検知素子をいずれも第2の温度に加熱しても構わない。これによれば、自己診断が可能な熱伝導式のガスセンサを提供することが可能となる。
本発明において、制御回路は、第1の期間においてはヒータによって第3の検知素子を第2の温度に加熱し、第2の期間においてはヒータによって第2の検知素子を第2の温度に加熱し、第4の期間においてはヒータによって第2及び第3の検知素子をいずれも第2の温度に加熱しても構わない。これによれば、回路構成を簡素化することが可能となる。
本発明において、制御回路は、第1の期間においてはヒータによって第1の検知素子を第1の温度に加熱し、第2の期間においてはヒータによって第4の検知素子を第1の温度に加熱しても構わない。これによれば、第1乃至第4の検知素子に加わる熱履歴が一致することから、経年劣化による測定誤差を減少させることが可能となる。
本発明において、ヒータは、それぞれ第1乃至第4の検知素子を加熱する第1乃至第4のヒータを含み、制御回路は、第1の期間においては第2、第3及び第4のヒータによって第2、第3及び第4の検知素子をそれぞれ第1、第2及び第2の温度に加熱するとともに第1のヒータによる加熱を停止し、第2の期間においては第1、第2及び第3のヒータによって第1、第2及び第3の検知素子をそれぞれ第2、第2及び第1の温度に加熱するとともに第4のヒータによる加熱を停止し、第3の期間においては第2及び第3のヒータによって第2及び第3の検知素子をいずれも第1の温度に加熱するとともに第1及び第4のヒータによる加熱を停止しても構わない。これによれば、消費電力を低減することが可能となる。
本発明において、スイッチは、第2の検知素子に並列に接続された第3のスイッチと、第3の検知素子に並列に接続された第4のスイッチとをさらに含み、制御回路は、第1の期間においては第1及び第4のスイッチをオンさせることによって第1及び第3の検知素子を無効化し、第2の期間においては第2及び第3のスイッチをオンさせることによって第2及び第4の検知素子を無効化し、第4の期間においては第3及び第4のスイッチをオンさせることによって第2及び第3の検知素子を無効化しても構わない。これによれば、第1乃至第4の検知素子の抵抗値の設計が容易となる。
本発明において、ヒータは、それぞれ第1乃至第4の検知素子を加熱する第1乃至第4のヒータを含み、制御回路は、第1の期間においては第2及び第4のヒータによって第2及び第4の検知素子をそれぞれ第1及び第2の温度に加熱するとともに第1及び第3のヒータによる加熱を停止し、第2の期間においては第1及び第3のヒータによって第1及び第3の検知素子をそれぞれ第2及び第1の温度に加熱するとともに第2及び第4のヒータによる加熱を停止し、第3の期間においては第2及び第3のヒータによって第2及び第3の検知素子をいずれも第1の温度に加熱するとともに第1及び第4のヒータによる加熱を停止し、第4の期間においては第1及び第4のヒータによって第1及び第4の検知素子をいずれも第2の温度に加熱するとともに第2及び第3のヒータによる加熱を停止しても構わない。これによれば、消費電力を低減することが可能となる。
本発明において、第2及び第3の検知素子が第1の温度に加熱されている場合における検出対象ガスに対する感度と、第1及び第4の検知素子が第2の温度に加熱されている場合における検出対象ガスに対する感度が互いに異なっていても構わない。これによれば、COガスのように温度によって熱伝導率が変化するガスを検出することが可能となる。
本発明において、第1及び第2の検知素子は第1の電源と接続ノードの間に並列に接続され、第3及び第4の検知素子は第2の電源と接続ノードの間に並列に接続され、スイッチは、第1乃至第4の検知素子に対してそれぞれ直列に接続された第1乃至第4のスイッチを含んでいても構わない。これによれば、第1乃至第4のスイッチをオフさせることによってそれぞれ第1乃至第4の検知素子を無効化することができる。
本発明において、制御回路は、第3及び第4の期間における接続ノードの電位に基づいてエラー信号を生成しても構わない。これによれば、経年劣化の発生を報知することが可能となる。
このように、本発明によれば、雰囲気中に検出対象ガスが存在する環境下においても経年劣化を自己診断することが可能なガスセンサを提供することが可能となる。
図1は、本発明の第1の実施形態によるガスセンサ1Aの構成を示す回路図である。 図2は、ガスセンサ1Aの動作波形図である。 図3(a)は動作1におけるスイッチSw1,Sw4の状態を説明するための回路図であり、図3(b)は動作2におけるスイッチSw1,Sw4の状態を説明するための回路図である。 図4(a)は動作3におけるスイッチSw1,Sw4の状態を説明するための回路図であり、図4(b)は動作4におけるスイッチSw1,Sw4の状態を説明するための回路図である。 図5は、サーミスタRd1〜Rd4が正常な場合における検出信号Vout1の変化を示す波形図である。 図6は、サーミスタRd3,Rd4の抵抗値が正常値から増加した場合における検出信号Vout1の変化を示す波形図である。 図7は、サーミスタRd3,Rd4のB定数が正常値から減少した場合における検出信号Vout1の変化を示す波形図である。 図8は、サーミスタRd3,Rd4の抵抗値が正常値から増加し、且つ、B定数が正常値から減少した場合における検出信号Vout1の変化を示す波形図である。 図9は、本発明の第2の実施形態によるガスセンサ1Bの構成を示す回路図である。 図10は、ガスセンサ1Bの動作波形図である。 図11(a)は動作1におけるスイッチSw1〜Sw4の状態を説明するための回路図であり、図11(b)は動作2におけるスイッチSw1〜Sw4の状態を説明するための回路図である。 図12(a)は動作3におけるスイッチSw1〜Sw4の状態を説明するための回路図であり、図12(b)は動作4におけるスイッチSw1〜Sw4の状態を説明するための回路図である。 図13は、本発明の第3の実施形態によるガスセンサ1Cの構成を示す回路図である。 図14は、本発明の第4の実施形態によるガスセンサ2Aの構成を示す回路図である。 図15は、本発明の第5の実施形態によるガスセンサ2Bの構成を示す回路図である。 図16は、本発明の第6の実施形態によるガスセンサ3Aの構成を示す回路図である。 図17は、ガスセンサ3Aの動作波形図である。 図18は、本発明の第8の実施形態によるガスセンサ3Bの構成を示す回路図である。 図19は、ガスセンサ3Bの動作波形図である。 図20は、本発明の第8の実施形態によるガスセンサ4の構成を示す回路図である。 図21は、ガスセンサ4の動作波形図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態によるガスセンサ1Aの構成を示す回路図である。
図1に示すように、第1の実施形態によるガスセンサ1Aは、センサ部Sと制御回路20を備えている。特に限定されるものではないが、本実施形態によるガスセンサ1Aは、雰囲気中におけるCOガスの濃度を検出するものである。
センサ部Sは、検出対象ガスであるCOガスの濃度を検出するための熱伝導式のガスセンサであり、4つのセンサ部S1〜S4を有している。センサ部S1〜S4は、それぞれ検知素子であるサーミスタRd1〜Rd4とこれらを加熱するヒータ抵抗Mh1〜Mh4によって構成されている。図1に示すように、サーミスタRd1,Rd2は、第1の電源である電源電位Vccが供給される配線と、接続ノードNの間に直列に接続されている。サーミスタRd3,Rd4は、第2の電源である接地電位Gndが供給される配線と、接続ノードNの間に直列に接続されている。接続ノードNの電位である検出信号Vout1は、制御回路20に供給される。Rd1〜Rd4は、例えば、複合金属酸化物、アモルファスシリコン、ポリシリコン、ゲルマニウムなどの負の抵抗温度係数を持つ材料からなる。
ヒータ抵抗Mh1,Mh2には制御電圧Vmh1が印加され、ヒータ抵抗Mh3,Mh4には制御電圧Vmh2が印加される。制御電圧Vmh1,Vmh2は、後述するガス検知動作時及び自己診断動作時において、第1のレベル又は第2のレベルに設定される。制御電圧Vmh1,Vmh2が第1のレベルに設定されると、サーミスタRd1〜Rd4はヒータ抵抗Mh1〜Mh4によって第1の温度に加熱される。制御電圧Vmh1,Vmh2が第2のレベルに設定されると、サーミスタRd1〜Rd4はヒータ抵抗Mh1〜Mh4によって第2の温度に加熱される。第1の温度は例えば150℃であり、第2の温度は例えば300℃である。サーミスタRd2,Rd3は、150℃に加熱された場合に所定の抵抗値となるよう設計されている一方、サーミスタRd1,Rd4は、300℃に加熱された場合に所定の抵抗値となるよう設計されている。
サーミスタRd2,Rd3を150℃に加熱した状態で測定雰囲気中にCOガスが存在すると、その濃度に応じてサーミスタRd2,Rd3の放熱特性が変化する。かかる変化は、サーミスタRd2,R3の抵抗値の変化となって現れる。一方、サーミスタRd1,Rd4を300℃に加熱した状態で測定雰囲気中にCOガスが存在しても、その濃度に応じてサーミスタRd1,Rd4の放熱特性はほとんど変化しない。このため、COガスの濃度によるサーミスタRd1,Rd4の抵抗値の変化はほとんど生じない。本実施形態においては、雰囲気中にCOガスが(ほとんど)存在しない場合、150℃に加熱されたサーミスタRd2の抵抗値と300℃に加熱されたサーミスタRd3,Rd4の合計抵抗値が一致するよう設計され、150℃に加熱されたサーミスタRd3の抵抗値と300℃に加熱されたサーミスタRd1,Rd2の合計抵抗値が一致するよう設計される。これは、サーミスタRd1,Rd4が互いに同じ特性を有し、サーミスタRd2,Rd3が互いに同じ特性を有し、サーミスタRd1,Rd4とサーミスタRd2,Rd3が互いに異なる特性を有するよう設計することにより実現できる。
本実施形態によるガスセンサ1Aは、サーミスタRd1に対して並列に接続されたスイッチSw1と、サーミスタRd4に対して並列に接続されたスイッチSw4をさらに有している。スイッチSw1がオンするとサーミスタRd1は無効化され、スイッチSw4がオンするとサーミスタRd4は無効化される。言い換えれば、スイッチSw1がオンするとサーミスタRd1は検出信号Vout1のレベル変化に寄与しなくなり、スイッチSw4がオンするとサーミスタRd4は検出信号Vout1のレベル変化に寄与しなくなる。
制御回路20は、差動アンプ21〜23、ADコンバータ(ADC)24、DAコンバータ(DAC)25、信号処理部26及び抵抗R1〜R3を備えている。差動アンプ21は、検出信号Vout1とリファレンス電圧Vrefを比較し、その差を増幅する回路である。差動アンプ21のゲインは、抵抗R1〜R3によって任意に調整される。差動アンプ21から出力される増幅信号Vampは、ADコンバータ24に入力される。
ADコンバータ24は増幅信号Vampをデジタル変換し、その値を信号処理部26に供給する。一方、DAコンバータ25は、信号処理部26から供給されるリファレンス信号をアナログ変換することによってリファレンス電圧Vrefを生成するとともに、ヒータ抵抗Mh1〜Mh4に供給する制御電圧Vmh1,Vmh2を生成する役割を果たす。制御電圧Vmh1は、ボルテージフォロアである差動アンプ22を介してヒータ抵抗Mh1,Mh2に印加される。同様に、制御電圧Vmh2は、ボルテージフォロアである差動アンプ23を介してヒータ抵抗Mh3,Mh4に印加される。さらに、信号処理部26は、スイッチSw1,Sw4を制御する切り替え信号Vsw1,Vsw4を生成する。
図2は、本実施形態によるガスセンサ1Aの動作波形図である。
図2に示すように、本実施形態によるガスセンサ1Aの動作は、動作1〜動作4を含む。動作1と動作2はガス検知動作であり、所定のインターバル(例えば1分に1回)で交互に実行される。一方、動作3と動作4は自己診断動作であり、ガス検知動作よりも長いインターバル(例えば1日に1回)で実行される。動作1〜動作4を実行する期間は、いずれも1秒以下で足りる。
動作1を実行する期間T1においては、制御電圧Vmh1,Vmh2をそれぞれ第1及び第2のレベルに設定するとともに、切り替え信号Vsw1,Vsw4をそれぞれハイレベル及びローレベルに設定する。これにより、図3(a)に示すように、スイッチSw1がオン、スイッチSw4がオフすることから、サーミスタRd1が無効化され、有効化されたサーミスタRd2〜Rd4が電源VccとグランドGnd間に直列に接続された状態となる。また、サーミスタRd1,Rd2はヒータ抵抗Mh1,Mh2によって第1の温度(150℃)に加熱され、サーミスタRd3,Rd4はヒータ抵抗Mh3,Mh4によって第2の温度(300℃)に加熱される。
この状態において、雰囲気中にCOガスが(ほとんど)存在しない場合、上述の通り、150℃に加熱されたサーミスタRd2の抵抗値と300℃に加熱されたサーミスタRd3,Rd4の合計抵抗値が一致するよう設計されていることから、検出信号Vout1はVcc/2となる。一方、環境中にCOガスが存在すると、その濃度に応じてサーミスタRd2の放熱特性が変化し、サーミスタRd2の抵抗値が変化する。これに対し、サーミスタRd4を300℃に加熱した状態で測定雰囲気中にCOガスが存在しても、その濃度に応じた抵抗値の変化はほとんど生じない。これにより、COガスの濃度に応じて検出信号Vout1のレベルが変化する。COガスは空気よりも放熱性が低いため、COガスの濃度が高いほどサーミスタRd2の温度が上昇し、その結果、サーミスタRd2の抵抗値が低下することから、検出信号Vout1のレベルは上昇する。
尚、150℃用に設計されたサーミスタRd3を300℃に加熱した状態で測定雰囲気中にCOガスが存在しても、その濃度に応じた抵抗値の変化はほとんど生じない。しかも、サーミスタRd3を300℃に加熱した際の抵抗値は、150℃に加熱したサーミスタRd2の抵抗値や、300℃に加熱したサーミスタRd4の抵抗値よりも大幅に低い(例えば1/10程度)。このため、300℃に加熱されたサーミスタRd3は、検出信号Vout1の変化にはほとんど寄与しない。
このようにして得られた検出信号Vout1は、差動アンプ21及びADコンバータ24を介して信号処理部26に供給され、信号処理部26はこれに基づいてCOガスの濃度を示す出力信号OUTを生成する。
動作2を実行する期間T2においては、制御電圧Vmh1,Vmh2をそれぞれ第2及び第1のレベルに設定するとともに、切り替え信号Vsw1,Vsw4をそれぞれローレベル及びハイレベルに設定する。これにより、図3(b)に示すように、スイッチSw1がオフ、スイッチSw4がオンすることから、サーミスタRd4が無効化され、有効化されたサーミスタRd1〜Rd3が電源VccとグランドGnd間に直列に接続された状態となる。また、サーミスタRd1,Rd2はヒータ抵抗Mh1,Mh2によって第2の温度(300℃)に加熱され、サーミスタRd3,Rd4はヒータ抵抗Mh3,Mh4によって第1の温度(150℃)に加熱される。
この状態において、雰囲気中にCOガスが(ほとんど)存在しない場合、上述の通り、150℃に加熱されたサーミスタRd3の抵抗値と300℃に加熱されたサーミスタRd1,Rd2の合計抵抗値が一致するよう設計されていることから、検出信号Vout1はVcc/2となる。一方、環境中にCOガスが存在すると、その濃度に応じてサーミスタRd3の放熱特性が変化し、サーミスタRd3の抵抗値が変化する。これに対し、サーミスタRd1を300℃に加熱した状態で測定雰囲気中にCOガスが存在しても、その濃度に応じた抵抗値の変化はほとんど生じない。これにより、COガスの濃度に応じて検出信号Vout1のレベルが変化する。COガスは空気よりも放熱性が低いため、COガスの濃度が高いほどサーミスタRd3の温度が上昇し、その結果、サーミスタRd3の抵抗値が低下することから、検出信号Vout1のレベルが低下する。
尚、150℃用に設計されたサーミスタRd2を300℃に加熱した状態で測定雰囲気中にCOガスが存在しても、その濃度に応じた抵抗値の変化はほとんど生じない。しかも、サーミスタRd2を300℃に加熱した際の抵抗値は、150℃に加熱したサーミスタRd3の抵抗値や、300℃に加熱したサーミスタRd1の抵抗値よりも大幅に低い(例えば1/10程度)。このため、300℃に加熱されたサーミスタRd2は、検出信号Vout1の変化にはほとんど寄与しない。
このようにして得られた検出信号Vout1は、差動アンプ21及びADコンバータ24を介して信号処理部26に供給され、信号処理部26はこれに基づいてCOガスの濃度を示す出力信号OUTを生成する。動作2における検出信号Vout1の変化は、動作1における検出信号Vout1の変化とは逆方向となるため、信号処理部26はこれを考慮して出力信号OUTを算出する。
このように、本実施形態によるガスセンサ1Aにおいては、ガス検知動作において動作1と動作2を交互に実行していることから、サーミスタRd1〜Rd4に加わる熱履歴が一致する。これにより、経年劣化による測定誤差を減少させることが可能となる。
動作3を実行する期間T3においては、制御電圧Vmh1,Vmh2をいずれも第1のレベルに設定するとともに、切り替え信号Vsw1,Vsw4をいずれもハイレベルに設定する。これにより、図4(a)に示すように、スイッチSw1,Sw4がいずれもオンすることから、サーミスタRd1,Rd4が無効化され、有効化されたサーミスタRd2,Rd3が電源VccとグランドGnd間に直列に接続された状態となる。また、サーミスタRd1,Rd2はヒータ抵抗Mh1,Mh2によって第1の温度(150℃)に加熱され、サーミスタRd3,Rd4はヒータ抵抗Mh3,Mh4によって第1の温度(150℃)に加熱される。
上述の通り、150℃に加熱されたサーミスタRd2,Rd3は、COガスが存在すると、その濃度に応じて抵抗値が変化するが、サーミスタRd2,Rd3に特性差が生じていない限り、抵抗値の変化はサーミスタRd2,Rd3に対して等しく生じる。このため、サーミスタRd2,Rd3に特性差が生じていない限り、環境中におけるCOガスの濃度にかかわらず検出信号Vout1はVcc/2レベルに維持される。
このようにして得られた検出信号Vout1は、差動アンプ21及びADコンバータ24を介して信号処理部26に供給され、信号処理部26はこれに基づいてサーミスタRd2,Rd3に特性差が生じているか否かを判定する。
動作4を実行する期間T4においては、制御電圧Vmh1,Vmh2をいずれも第2のレベルに設定するとともに、切り替え信号Vsw1,Vsw4をいずれもローレベルに設定する。これにより、図4(b)に示すように、スイッチSw1,Sw4がいずれもオフすることから、サーミスタRd1〜Rd4が全て有効化される。また、サーミスタRd1,Rd2はヒータ抵抗Mh1,Mh2によって第2の温度(300℃)に加熱され、サーミスタRd3,Rd4はヒータ抵抗Mh3,Mh4によって第2の温度(300℃)に加熱される。
上述の通り、300℃に加熱されたサーミスタRd1,Rd4は、COガスが存在しても抵抗値がほとんど変化しないため、サーミスタRd1,Rd4に特性差が生じていない限り、検出信号Vout1はVcc/2レベルとなる。尚、150℃用に設計されたサーミスタRd2,Rd3を300℃に加熱した状態で測定雰囲気中にCOガスが存在しても、その濃度に応じた抵抗値の変化はほとんど生じない。しかも、サーミスタRd2,Rd3を300℃に加熱した際の抵抗値は、300℃に加熱したサーミスタRd1,Rd4の抵抗値よりも大幅に低い(例えば1/10程度)。このため、300℃に加熱されたサーミスタRd2,Rd3は、検出信号Vout1の変化にはほとんど寄与しない。
このようにして得られた検出信号Vout1は、差動アンプ21及びADコンバータ24を介して信号処理部26に供給され、信号処理部26はこれに基づいてサーミスタRd1,Rd4に特性差が生じているか否かを判定する。
そして、信号処理部26は、自己診断動作である動作3,4において検出信号Vout1がVcc/2レベルからのオフセット量が所定値を超えている場合、エラー信号ERRを発生させる。これにより、ガスセンサ1Aの使用者又は管理者は、経年劣化によってガスセンサ1Aに測定誤差が生じていることを知覚することができる。エラー信号ERRが発生した場合、例えばガスセンサ1Aの交換が行われる。
図5〜図8は具体的な検出信号Vout1の変化を示す波形図であり、図5はサーミスタRd1〜Rd4が正常な場合を示し、図6〜図8はサーミスタRd3,Rd4の抵抗値又はB定数が正常値から変化した場合を示している。図5〜図8において、破線はCOガスが存在しない状態を示しており、実線はCOガスが存在する状態を示している。また、電源Vccは3Vに設定されている。
図5に示すように、サーミスタRd1〜Rd4が正常な場合、COガスが存在しない状態においては動作1〜4の全てにおいて検出信号Vout1は1.5Vとなる。また、COガスが存在する状態においては、動作1における検出信号Vout1の変化方向と動作2における検出信号Vout1の変化方向が互いに逆となり、動作3,4における検出信号Vout1は1.5Vとなる。
これに対し、サーミスタRd3,Rd4の抵抗値が正常値から増加した場合、図6に示すように、中心レベルがオフセットする(図6に示す例では約1.57V)が、動作3における検出信号Vout1のレベルと動作4における検出信号Vout1のレベルは一致する。また、サーミスタRd3,Rd4のB定数が正常値から減少した場合、図7に示すように、中心レベルは1.5Vに保たれるものの、動作1,2における検出信号Vout1の変化方向が同方向となり、動作3,4における検出信号Vout1にレベル差が生じる。さらに、サーミスタRd3,Rd4の抵抗値が正常値から増加し、且つ、B定数が正常値から減少した場合、図8に示すように、中心レベルがオフセットする(図8に示す例では約1.54V)とともに、動作1,2における検出信号Vout1の変化方向が同方向となり、動作3,4における検出信号Vout1にレベル差が生じる。
したがって、信号処理部26は、動作3,4における検出信号Vout1に所定値を超えるオフセットが生じたり、動作3における検出信号Vout1のレベルと動作4における検出信号Vout1のレベルに所定値を超える差が生じたりした場合、エラー信号ERRを発生させればよい。
以上説明したように、本実施形態によるガスセンサ1Aによれば、検出対象ガスが存在する環境下においても自己診断動作を行うことが可能となる。しかも、サーミスタRd1〜Rd4に加わる熱履歴に差が生じないことから、経年劣化による測定誤差も低減する。
<第2の実施形態>
図9は、本発明の第2の実施形態によるガスセンサ1Bの構成を示す回路図である。
図9に示すように、第2の実施形態によるガスセンサ1Bは、サーミスタRd2に対して並列に接続されたスイッチSw2と、サーミスタRd3に対して並列に接続されたスイッチSw3が追加され、信号処理部26から出力される切り替え信号Vsw2,Vsw3によってスイッチSw2,Sw3のオンオフが制御される点において、第1の実施形態によるガスセンサ1Aと相違する。その他の基本的な構成は第1の実施形態によるガスセンサ1Aと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態においては、雰囲気中にCOガスが(ほとんど)存在しない場合、150℃に加熱されたサーミスタRd2の抵抗値と300℃に加熱されたサーミスタRd4の抵抗値が一致するよう設計され、150℃に加熱されたサーミスタRd3の抵抗値と300℃に加熱されたサーミスタRd1の抵抗値が一致するよう設計される。これは、サーミスタRd1,Rd4が互いに同じ特性を有し、サーミスタRd2,Rd3が互いに同じ特性を有し、サーミスタRd1,Rd4とサーミスタRd2,Rd3が互いに異なる特性を有するよう設計することにより実現できる。
図10は、本実施形態によるガスセンサ1Bの動作波形図である。
図10に示すように、本実施形態によるガスセンサ1Bにおいても、ガス検知動作である動作1と動作2が交互に実行されるとともに、所定のタイミングで自己診断動作である動作3,4が実行される。
動作1を実行する期間T1においては、制御電圧Vmh1,Vmh2をそれぞれ第1及び第2のレベルに設定するとともに、切り替え信号Vsw1,Vsw3をハイレベルに設定し、切り替え信号Vsw2,Vsw4をローレベルに設定する。これにより、図11(a)に示すように、スイッチSw1,Sw3がオン、スイッチSw2,Sw4がオフすることから、サーミスタRd1,Rd3が無効化され、有効化されたサーミスタRd2,Rd4が電源VccとグランドGnd間に直列に接続された状態となる。また、サーミスタRd1,Rd2はヒータ抵抗Mh1,Mh2によって第1の温度(150℃)に加熱され、サーミスタRd3,Rd4はヒータ抵抗Mh3,Mh4によって第2の温度(300℃)に加熱される。
この状態において、雰囲気中にCOガスが(ほとんど)存在しない場合、上述の通り、150℃に加熱されたサーミスタRd2の抵抗値と300℃に加熱されたサーミスタRd4の抵抗値が一致するよう設計されていることから、検出信号Vout1はVcc/2となる。一方、環境中にCOガスが存在すると、その濃度に応じてサーミスタRd2の放熱特性が変化し、サーミスタRd2の抵抗値が変化する。これに対し、サーミスタRd4を300℃に加熱した状態で測定雰囲気中にCOガスが存在しても、その濃度に応じた抵抗値の変化はほとんど生じない。これにより、COガスの濃度が高いほど検出信号Vout1のレベルが高くなる。
動作2を実行する期間T2においては、制御電圧Vmh1,Vmh2をそれぞれ第2及び第1のレベルに設定するとともに、切り替え信号Vsw2,Vsw4をハイレベルに設定し、切り替え信号Vsw1,Vsw3をローレベルに設定する。これにより、図11(b)に示すように、スイッチSw2,Sw4がオン、スイッチSw1,Sw3がオフすることから、サーミスタRd2,Rd4が無効化され、有効化されたサーミスタRd1,Rd3が電源VccとグランドGnd間に直列に接続された状態となる。また、サーミスタRd1,Rd2はヒータ抵抗Mh1,Mh2によって第2の温度(300℃)に加熱され、サーミスタRd3,Rd4はヒータ抵抗Mh3,Mh4によって第1の温度(150℃)に加熱される。
この状態において、雰囲気中にCOガスが(ほとんど)存在しない場合、上述の通り、150℃に加熱されたサーミスタRd3の抵抗値と300℃に加熱されたサーミスタRd1の抵抗値が一致するよう設計されていることから、検出信号Vout1はVcc/2となる。一方、環境中にCOガスが存在すると、その濃度に応じてサーミスタRd3の放熱特性が変化し、サーミスタRd3の抵抗値が変化する。これに対し、サーミスタRd1を300℃に加熱した状態で測定雰囲気中にCOガスが存在しても、その濃度に応じた抵抗値の変化はほとんど生じない。これにより、COガスの濃度が高いほど検出信号Vout1のレベルが低くなる。
動作3を実行する期間T3においては、制御電圧Vmh1,Vmh2をいずれも第1のレベルに設定するとともに、切り替え信号Vsw1,Vsw4をハイレベルに設定し、切り替え信号Vsw2,Vsw3をローレベルに設定する。これにより、図12(a)に示すように、スイッチSw1,Sw4がオン、スイッチSw2,Sw3がオフすることから、サーミスタRd1,Rd4が無効化され、有効化されたサーミスタRd2,Rd3が電源VccとグランドGnd間に直列に接続された状態となる。また、サーミスタRd1,Rd2はヒータ抵抗Mh1,Mh2によって第1の温度(150℃)に加熱され、サーミスタRd3,Rd4はヒータ抵抗Mh3,Mh4によって第1の温度(150℃)に加熱される。
動作4を実行する期間T4においては、制御電圧Vmh1,Vmh2をいずれも第2のレベルに設定するとともに、切り替え信号Vsw2,Vsw3をハイレベルに設定し、切り替え信号Vsw1,Vsw4をローレベルに設定する。これにより、図12(b)に示すように、スイッチSw2,Sw3がオン、スイッチSw1,Sw4がオフすることから、サーミスタRd2,Rd3が無効化され、有効化されたサーミスタRd1,Rd4が電源VccとグランドGnd間に直列に接続された状態となる。また、サーミスタRd1,Rd2はヒータ抵抗Mh1,Mh2によって第2の温度(300℃)に加熱され、サーミスタRd3,Rd4はヒータ抵抗Mh3,Mh4によって第2の温度(300℃)に加熱される。
このように、本実施形態によるガスセンサ1Bは、スイッチSw2,Sw3が追加されていることから、動作1〜4のいずれにおいても2つのサーミスタを有効化し、2つのサーミスタを無効化することができる。これにより、第1の実施形態によるガスセンサ1Aの効果に加え、サーミスタRd1〜Rd4の抵抗値の設計が容易となる。また、本実施形態によるガスセンサ1Bにおいては、サーミスタRd1,Rd2の接続位置を逆にしたり、サーミスタRd3,Rd4の接続位置を逆にしたりすることも可能であり、設計自由度が高められる。
<第3の実施形態>
図13は、本発明の第3の実施形態によるガスセンサ1Cの構成を示す回路図である。
図13に示すように、第3の実施形態によるガスセンサ1Cは、サーミスタRd1,Rd2の接続位置が逆であるとともに、サーミスタRd3,Rd4の接続位置が逆である点において、第1の実施形態によるガスセンサ1Aと相違する。その他の基本的な構成は第1の実施形態によるガスセンサ1Aと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態が例示するように、スイッチが2個であってもサーミスタRd1,Rd2の接続位置やサーミスタRd3,Rd4の接続位置は入れ替え可能である。
<第4の実施形態>
図14は、本発明の第4の実施形態によるガスセンサ2Aの構成を示す回路図である。
図14に示すように、第4の実施形態によるガスセンサ2Aは、ヒータ抵抗Mh1,Mh2がヒータ抵抗Mh5に置き換えられ、ヒータ抵抗Mh3,Mh4がヒータ抵抗Mh6に置き換えられている点において、第1の実施形態によるガスセンサ1Aと相違する。その他の基本的な構成は第1の実施形態によるガスセンサ1Aと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
ヒータ抵抗Mh5はサーミスタRd1,Rd2に対して共通に割り当てられており、制御電圧Vmh1が印加される。ヒータ抵抗Mh6はサーミスタRd3,Rd4に対して共通に割り当てられており、制御電圧Vmh2が印加される。
<第5の実施形態>
図15は、本発明の第5の実施形態によるガスセンサ2Bの構成を示す回路図である。
図15に示すように、第5の実施形態によるガスセンサ2Bは、ヒータ抵抗Mh1,Mh2がヒータ抵抗Mh5に置き換えられ、ヒータ抵抗Mh3,Mh4がヒータ抵抗Mh6に置き換えられている点において、第2の実施形態によるガスセンサ1Bと相違する。その他の基本的な構成は第2の実施形態によるガスセンサ1Bと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
ヒータ抵抗Mh5はサーミスタRd1,Rd2に対して共通に割り当てられており、制御電圧Vmh1が印加される。ヒータ抵抗Mh6はサーミスタRd3,Rd4に対して共通に割り当てられており、制御電圧Vmh2が印加される。
第4及び第5の実施形態が例示するように、サーミスタRd1,Rd2やサーミスタRd3,Rd4に対しては、共通のヒータ抵抗を割り当てても構わない。
<第6の実施形態>
図16は、本発明の第6の実施形態によるガスセンサ3Aの構成を示す回路図である。
図16に示すように、第6の実施形態によるガスセンサ3Aにおいては、制御回路20にボルテージフォロアである差動アンプ27,28が追加されている。DAコンバータ25からは、差動アンプ22,23,27,28に対してそれぞれ制御電圧Vmh1〜Vmh4が供給され、制御電圧Vmh1〜Vmh4はそれぞれ差動アンプ22,23,27,28を介してヒータ抵抗Mh1〜Mh4に印加される。その他の基本的な構成は第1の実施形態によるガスセンサ1Aと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図17は、本実施形態によるガスセンサ3Aの動作波形図である。
図17に示すように、本実施形態によるガスセンサ3Aにおいても、ガス検知動作である動作1と動作2が交互に実行されるとともに、所定のタイミングで自己診断動作である動作3,4が実行される。
動作1を実行する期間T1においては、制御電圧Vmh2,Vmh3,Vmh4をそれぞれ第1、第2及び第2のレベルに設定するとともに、切り替え信号Vsw1をハイレベルに設定し、切り替え信号Vsw4をローレベルに設定する。制御電圧Vmh1についてはグランドGndレベルとする。これにより、サーミスタRd2はヒータ抵抗Mh2によって第1の温度(150℃)に加熱され、サーミスタRd3,Rd4はヒータ抵抗Mh3,Mh4によって第2の温度(300℃)に加熱される。一方、サーミスタRd1については、ヒータ抵抗Mh1による加熱が停止される。
動作2を実行する期間T2においては、制御電圧Vmh1,Vmh2,Vmh3をそれぞれ第2、第2及び第1のレベルに設定するとともに、切り替え信号Vsw4をハイレベルに設定し、切り替え信号Vsw1をローレベルに設定する。制御電圧Vmh4についてはグランドGndレベルとする。これにより、サーミスタRd3はヒータ抵抗Mh3によって第1の温度(150℃)に加熱され、サーミスタRd1,Rd2はヒータ抵抗Mh1,Mh2によって第2の温度(300℃)に加熱される。一方、サーミスタRd4については、ヒータ抵抗Mh4による加熱が停止される。
動作3を実行する期間T3においては、制御電圧Vmh2,Vmh3をいずれも第1のレベルに設定するとともに、切り替え信号Vsw1,Vsw4をハイレベルに設定する。これにより、サーミスタRd2,Rd3はヒータ抵抗Mh2,Mh3によって第1の温度(150℃)に加熱される。サーミスタRd1,Rd4については、ヒータ抵抗Mh1,Mh4による加熱が停止される。
動作4を実行する期間T4においては、制御電圧Vmh1〜Vmh4をいずれも第2のレベルに設定するとともに、切り替え信号Vsw1,Vsw4をローレベルに設定する。これにより、サーミスタRd1〜Rd4はヒータ抵抗Mh1〜Mh4によって第2の温度(300℃)に加熱される。
このように、本実施形態によるガスセンサ3Aは、ヒータ抵抗Mh1〜Mh4をそれぞれ独立して制御していることから、無効化されたサーミスタRd1,Rd4の加熱を停止することができる。これにより、第1の実施形態によるガスセンサ1Aと比べて、消費電力を削減することが可能となる。
<第7の実施形態>
図18は、本発明の第8の実施形態によるガスセンサ3Bの構成を示す回路図である。
図18に示すように、第7の実施形態によるガスセンサ3Bは、第6の実施形態によるガスセンサ3Aと同様、制御回路20にボルテージフォロアである差動アンプ27,28が追加されている。その他の基本的な構成は第2の実施形態によるガスセンサ1B又は第6の実施形態によるガスセンサ3Aと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図19は、本実施形態によるガスセンサ3Bの動作波形図である。
図19に示すように、本実施形態によるガスセンサ3Bにおいても、ガス検知動作である動作1と動作2が交互に実行されるとともに、所定のタイミングで自己診断動作である動作3,4が実行される。
動作1を実行する期間T1においては、制御電圧Vmh2,Vmh4をそれぞれ第1及び第2のレベルに設定するとともに、切り替え信号Vsw1,Vsw3をハイレベルに設定し、切り替え信号Vsw2,Vsw4をローレベルに設定する。制御電圧Vmh1,Vmh3についてはグランドGndレベルとする。これにより、サーミスタRd2はヒータ抵抗Mh2によって第1の温度(150℃)に加熱され、サーミスタRd4はヒータ抵抗Mh4によって第2の温度(300℃)に加熱される。一方、サーミスタRd1,Rd3については、ヒータ抵抗Mh1,Mh3による加熱が停止される。
動作2を実行する期間T2においては、制御電圧Vmh1,Vmh3をそれぞれ第2及び第1のレベルに設定するとともに、切り替え信号Vsw2,Vsw4をハイレベルに設定し、切り替え信号Vsw1,Vsw3をローレベルに設定する。制御電圧Vmh2,Vmh4についてはグランドGndレベルとする。これにより、サーミスタRd3はヒータ抵抗Mh3によって第1の温度(150℃)に加熱され、サーミスタRd1はヒータ抵抗Mh1によって第2の温度(300℃)に加熱される。一方、サーミスタRd2,Rd4については、ヒータ抵抗Mh2,Mh4による加熱が停止される。
動作3を実行する期間T3においては、制御電圧Vmh2,Vmh3をいずれも第1のレベルに設定するとともに、切り替え信号Vsw1,Vsw4をハイレベルに設定し、切り替え信号Vsw2,Vsw3をローレベルに設定する。これにより、サーミスタRd2,Rd3はヒータ抵抗Mh2,Mh3によって第1の温度(150℃)に加熱される。サーミスタRd1,Rd4については、ヒータ抵抗Mh1,Mh4による加熱が停止される。
動作4を実行する期間T4においては、制御電圧Vmh1,Vmh4をいずれも第2のレベルに設定するとともに、切り替え信号Vsw2,Vsw3をハイレベルに設定し、切り替え信号Vsw1,Vsw4をローレベルに設定する。これにより、サーミスタRd1,Rd4はヒータ抵抗Mh1,Mh4によって第2の温度(300℃)に加熱される。サーミスタRd2,Rd3については、ヒータ抵抗Mh2,Mh3による加熱が停止される。
このように、本実施形態によるガスセンサ3Bは、ヒータ抵抗Mh1〜Mh4をそれぞれ独立して制御していることから、無効化されたサーミスタRd1〜Rd4の加熱を停止することができる。これにより、第6の実施形態によるガスセンサ3Aよりもさらに消費電力を削減することが可能となる。
<第8の実施形態>
図20は、本発明の第8の実施形態によるガスセンサ4の構成を示す回路図である。
図20に示すように、第8の実施形態によるガスセンサ4は、第1の電源である電源Vccと接続ノードNの間にサーミスタRd1,Rd2が並列に接続され、第2の電源であるグランドGndと接続ノードNの間にサーミスタRd3,Rd4が並列に接続されているとともに、スイッチSw1〜Sw4がサーミスタRd1〜Rd4に対して直列に接続されている点において、第7の実施形態によるガスセンサ3Bと相違する。その他の基本的な構成は第7の実施形態によるガスセンサ3Bと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態においては、サーミスタRd1〜Rd4を有効化する場合には対応するスイッチSw1〜Sw4をオンさせ、サーミスタRd1〜Rd4を無効化する場合には対応するスイッチSw1〜Sw4をオフさせる。
図21は、本実施形態によるガスセンサ4の動作波形図である。
図21に示すように、本実施形態によるガスセンサ4においても、ガス検知動作である動作1と動作2が交互に実行されるとともに、所定のタイミングで自己診断動作である動作3,4が実行される。
動作1を実行する期間T1においては、制御電圧Vmh2,Vmh4をそれぞれ第1及び第2のレベルに設定するとともに、切り替え信号Vsw2,Vsw4をハイレベルに設定し、切り替え信号Vsw1,Vsw3をローレベルに設定する。制御電圧Vmh1,Vmh3についてはグランドGndレベルとする。これにより、サーミスタRd2はヒータ抵抗Mh2によって第1の温度(150℃)に加熱され、サーミスタRd4はヒータ抵抗Mh4によって第2の温度(300℃)に加熱される。一方、サーミスタRd1,Rd3については、ヒータ抵抗Mh1,Mh3による加熱が停止される。また、スイッチSw2,Sw4がオンし、スイッチSw1,Sw3がオフすることから、サーミスタRd1,Rd3は接続ノードNから切り離される。
動作2を実行する期間T2においては、制御電圧Vmh1,Vmh3をそれぞれ第2及び第1のレベルに設定するとともに、切り替え信号Vsw1,Vsw3をハイレベルに設定し、切り替え信号Vsw2,Vsw4をローレベルに設定する。制御電圧Vmh2,Vmh4についてはグランドGndレベルとする。これにより、サーミスタRd3はヒータ抵抗Mh3によって第1の温度(150℃)に加熱され、サーミスタRd1はヒータ抵抗Mh1によって第2の温度(300℃)に加熱される。一方、サーミスタRd2,Rd4については、ヒータ抵抗Mh2,Mh4による加熱が停止される。また、スイッチSw1,Sw3がオンし、スイッチSw2,Sw4がオフすることから、サーミスタRd2,Rd4は接続ノードNから切り離される。
動作3を実行する期間T3においては、制御電圧Vmh2,Vmh3をいずれも第1のレベルに設定するとともに、切り替え信号Vsw2,Vsw3をハイレベルに設定し、切り替え信号Vsw1,Vsw4をローレベルに設定する。これにより、サーミスタRd2,Rd3はヒータ抵抗Mh2,Mh3によって第1の温度(150℃)に加熱される。サーミスタRd1,Rd4については、ヒータ抵抗Mh1,Mh4による加熱が停止される。また、スイッチSw2,Sw3がオンし、スイッチSw1,Sw4がオフすることから、サーミスタRd1,Rd4は接続ノードNから切り離される。
動作4を実行する期間T4においては、制御電圧Vmh1,Vmh4をいずれも第2のレベルに設定するとともに、切り替え信号Vsw1,Vsw4をハイレベルに設定し、切り替え信号Vsw2,Vsw3をローレベルに設定する。これにより、サーミスタRd1,Rd4はヒータ抵抗Mh1,Mh4によって第2の温度(300℃)に加熱される。サーミスタRd2,Rd3については、ヒータ抵抗Mh2,Mh3による加熱が停止される。また、スイッチSw1,Sw4がオンし、スイッチSw2,Sw3がオフすることから、サーミスタRd2,Rd3は接続ノードNから切り離される。
本実施形態が例示するように、サーミスタRd1,Rd2は電源Vccと接続ノードNの間に並列接続しても構わないし、サーミスタRd3,Rd4はグランドGndと接続ノードNの間に並列接続しても構わない。尚、サーミスタとスイッチの接続位置は図20とは逆であっても構わない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記各実施形態では、ガス検知動作において動作1と動作2を交互に行っているが、本発明においてこの点は必須ではなく、動作1を複数回実行した後、動作2を複数回実行しても構わない。
また、上記各実施形態においては、雰囲気中におけるCOガスの濃度を検出するガスセンサを例に説明したが、本発明において検出対象ガスがこれに限定されるものではない。また、本発明の対象が熱伝導式のガスセンサに限定されるものではなく、接触燃焼式など他の方式のガスセンサに応用することも可能である。
1A〜1C,2A,2B,3A,3B,4 ガスセンサ
20 制御回路
21〜23,27,28 差動アンプ
24 ADコンバータ
25 DAコンバータ
26 信号処理部
Mh1〜Mh6 ヒータ抵抗
N 接続ノード
R1〜R3 抵抗
Rd1〜Rd4 サーミスタ
S,S1〜S4 センサ部
Sw1〜Sw4 スイッチ
Vmh1〜Vmh4 制御電圧
Vsw1〜Vsw4 切り替え信号

Claims (12)

  1. 検出対象ガスの濃度に応じて抵抗値が変化する第1乃至第4の検知素子と、
    前記第1乃至第4の検知素子を加熱するヒータと、
    前記第1乃至第4の検知素子の有効又は無効を切り替えるスイッチと、
    接続ノードの電位に基づいて前記検出対象ガスの濃度を示す出力信号を生成するとともに、前記ヒータ及び前記スイッチを制御する制御回路と、を備え、
    前記第1及び第4の検知素子と前記第2及び第3の検知素子は、互いに異なる特性を有し、
    前記第1及び第2の検知素子は、第1の電源と前記接続ノードの間に直列又は並列に接続され、
    前記第3及び第4の検知素子は、第2の電源と前記接続ノードの間に直列又は並列に接続され、
    前記制御回路は、前記スイッチを制御することにより、
    第1の期間においては前記第2及び第4の検知素子を有効化するとともに前記第1の検知素子を無効化し、
    第2の期間においては前記第1及び第3の検知素子を有効化するとともに前記第4の検知素子を無効化し、
    第3の期間においては前記第2及び第3の検知素子を有効化するとともに前記第1及び第4の検知素子を無効化し、
    第4の期間においては前記第1及び第4の検知素子を有効化することを特徴とするガスセンサ。
  2. 前記第1及び第2の検知素子は、前記第1の電源と前記接続ノードの間に直列に接続され、
    前記第3及び第4の検知素子は、前記第2の電源と前記接続ノードの間に直列に接続され、
    前記スイッチは、前記第1の検知素子に並列に接続された第1のスイッチと、前記第4の検知素子に並列に接続された第2のスイッチとを含むことを特徴とする請求項1に記載のガスセンサ。
  3. 前記制御回路は、
    前記第1の期間においては、前記第1のスイッチをオンさせることによって前記第1の検知素子を無効化するとともに、前記ヒータによって前記第2及び第4の検知素子をそれぞれ第1及び第2の温度に加熱し、
    前記第2の期間においては、前記第2のスイッチをオンさせることによって前記第4の検知素子を無効化するとともに、前記ヒータによって前記第1及び第3の検知素子をそれぞれ前記第2及び第1の温度に加熱し、
    前記第3の期間においては、前記第1及び第2のスイッチをオンさせることによって前記第1及び第4の検知素子を無効化するとともに、前記ヒータによって前記第2及び第3の検知素子をいずれも前記第1の温度に加熱し、
    前記第4の期間においては、前記第1及び第2のスイッチをオフさせるとともに、前記ヒータによって前記第1及び第4の検知素子をいずれも前記第2の温度に加熱することを特徴とする請求項2に記載のガスセンサ。
  4. 前記制御回路は、
    前記第1の期間においては、前記ヒータによって前記第3の検知素子を前記第2の温度に加熱し、
    前記第2の期間においては、前記ヒータによって前記第2の検知素子を前記第2の温度に加熱し、
    前記第4の期間においては、前記ヒータによって前記第2及び第3の検知素子をいずれも前記第2の温度に加熱することを特徴とする請求項3に記載のガスセンサ。
  5. 前記制御回路は、
    前記第1の期間においては、前記ヒータによって前記第1の検知素子を前記第1の温度に加熱し、
    前記第2の期間においては、前記ヒータによって前記第4の検知素子を前記第1の温度に加熱することを特徴とする請求項4に記載のガスセンサ。
  6. 前記ヒータは、それぞれ前記第1乃至第4の検知素子を加熱する第1乃至第4のヒータを含み、
    前記制御回路は、
    前記第1の期間においては、前記第2、第3及び第4のヒータによって前記第2、第3及び第4の検知素子をそれぞれ前記第1、第2及び第2の温度に加熱するとともに、前記第1のヒータによる加熱を停止し、
    前記第2の期間においては、前記第1、第2及び第3のヒータによって前記第1、第2及び第3の検知素子をそれぞれ前記第2、第2及び第1の温度に加熱するとともに、前記第4のヒータによる加熱を停止し、
    前記第3の期間においては、前記第2及び第3のヒータによって前記第2及び第3の検知素子をいずれも前記第1の温度に加熱するとともに、前記第1及び第4のヒータによる加熱を停止することを特徴とする請求項4に記載のガスセンサ。
  7. 前記スイッチは、前記第2の検知素子に並列に接続された第3のスイッチと、前記第3の検知素子に並列に接続された第4のスイッチとをさらに含み、
    前記制御回路は、
    前記第1の期間においては、前記第1及び第4のスイッチをオンさせることによって前記第1及び第3の検知素子を無効化し、
    前記第2の期間においては、前記第2及び第3のスイッチをオンさせることによって前記第2及び第4の検知素子を無効化し、
    前記第4の期間においては、前記第3及び第4のスイッチをオンさせることによって前記第2及び第3の検知素子を無効化することを特徴とする請求項3に記載のガスセンサ。
  8. 前記ヒータは、それぞれ前記第1乃至第4の検知素子を加熱する第1乃至第4のヒータを含み、
    前記制御回路は、
    前記第1の期間においては、前記第2及び第4のヒータによって前記第2及び第4の検知素子をそれぞれ前記第1及び第2の温度に加熱するとともに、前記第1及び第3のヒータによる加熱を停止し、
    前記第2の期間においては、前記第1及び第3のヒータによって前記第1及び第3の検知素子をそれぞれ前記第2及び第1の温度に加熱するとともに、前記第2及び第4のヒータによる加熱を停止し、
    前記第3の期間においては、前記第2及び第3のヒータによって前記第2及び第3の検知素子をいずれも前記第1の温度に加熱するとともに、前記第1及び第4のヒータによる加熱を停止し、
    前記第4の期間においては、前記第1及び第4のヒータによって前記第1及び第4の検知素子をいずれも前記第2の温度に加熱するとともに、前記第2及び第3のヒータによる加熱を停止することを特徴とする請求項7に記載のガスセンサ。
  9. 前記第2及び第3の検知素子が前記第1の温度に加熱されている場合における前記検出対象ガスに対する感度と、前記第1及び第4の検知素子が前記第2の温度に加熱されている場合における前記検出対象ガスに対する感度が互いに異なることを特徴とする請求項3乃至8のいずれか一項に記載のガスセンサ。
  10. 前記第1及び第2の検知素子は、前記第1の電源と前記接続ノードの間に並列に接続され、
    前記第3及び第4の検知素子は、前記第2の電源と前記接続ノードの間に並列に接続され、
    前記スイッチは、前記第1乃至第4の検知素子に対してそれぞれ直列に接続された第1乃至第4のスイッチを含むことを特徴とする請求項1に記載のガスセンサ。
  11. 前記制御回路は、前記第3及び第4の期間における前記接続ノードの電位に基づいてエラー信号を生成することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載のガスセンサ。
  12. 検出対象ガスの濃度に応じて抵抗値が変化する第1乃至第4の検知素子と、
    第1及び第2のスイッチと、を備え、
    前記第1及び第4の検知素子と前記第2及び第3の検知素子は、互いに異なる特性を有し、
    前記第1及び第2の検知素子は、第1の電源と接続ノードの間に直列に接続され、
    前記第3及び第4の検知素子は、第2の電源と前記接続ノードの間に直列に接続され、
    前記第1のスイッチは、前記第1の検知素子に並列に接続され、
    前記第2のスイッチは、前記第4の検知素子に並列に接続されていることを特徴とするガスセンサ。
JP2020084613A 2020-05-13 2020-05-13 ガスセンサ Active JP7287344B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020084613A JP7287344B2 (ja) 2020-05-13 2020-05-13 ガスセンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020084613A JP7287344B2 (ja) 2020-05-13 2020-05-13 ガスセンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021179357A true JP2021179357A (ja) 2021-11-18
JP7287344B2 JP7287344B2 (ja) 2023-06-06

Family

ID=78511241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020084613A Active JP7287344B2 (ja) 2020-05-13 2020-05-13 ガスセンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7287344B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006337243A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Citizen Watch Co Ltd 接触燃焼式ガスセンサ
JP2009186222A (ja) * 2008-02-04 2009-08-20 Yazaki Corp 劣化検出装置
JP2011112442A (ja) * 2009-11-25 2011-06-09 Yazaki Corp ガス検出装置
JP2014089048A (ja) * 2012-10-29 2014-05-15 Hitachi Automotive Systems Ltd 熱式ガスセンサ
JP2017156293A (ja) * 2016-03-04 2017-09-07 Tdk株式会社 ガス検出装置
JP2018105803A (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 湿度対応制御装置、画像形成装置
JP2019105487A (ja) * 2017-12-12 2019-06-27 Tdk株式会社 ガスセンサ
WO2020031517A1 (ja) * 2018-08-10 2020-02-13 Tdk株式会社 ガスセンサ

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006337243A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Citizen Watch Co Ltd 接触燃焼式ガスセンサ
JP2009186222A (ja) * 2008-02-04 2009-08-20 Yazaki Corp 劣化検出装置
JP2011112442A (ja) * 2009-11-25 2011-06-09 Yazaki Corp ガス検出装置
JP2014089048A (ja) * 2012-10-29 2014-05-15 Hitachi Automotive Systems Ltd 熱式ガスセンサ
JP2017156293A (ja) * 2016-03-04 2017-09-07 Tdk株式会社 ガス検出装置
JP2018105803A (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 湿度対応制御装置、画像形成装置
JP2019105487A (ja) * 2017-12-12 2019-06-27 Tdk株式会社 ガスセンサ
WO2020031517A1 (ja) * 2018-08-10 2020-02-13 Tdk株式会社 ガスセンサ

Also Published As

Publication number Publication date
JP7287344B2 (ja) 2023-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5114122B2 (ja) 恒温槽付水晶発振器における恒温槽の制御回路
JP5329474B2 (ja) 温度とデジタルコード間の線形関係の提供
JP4118819B2 (ja) 熱式風速計におけるセンサ温度制御
JP2005534014A (ja) 共通の基準レッグを備えた可変抵抗センサ
JPH06105176B2 (ja) 熱式空気流量計
JP2021179357A (ja) ガスセンサ
JP2006284301A (ja) 温度検出装置
JP6677311B2 (ja) 風速測定装置および風量測定装置
JP2009097925A (ja) 放熱型流量センサ
JP4820174B2 (ja) ヒータ制御回路及び熱伝導率測定装置
JP2003042849A (ja) 非接触温度検知装置
JP2004309202A (ja) 風速、風量センサ
JP2023042745A (ja) ガスセンサ
CN110945364B (zh) 风速测定装置和风量测定装置
JP2018200244A (ja) 異常温度検出回路
JP7342674B2 (ja) ガスセンサ
JP7306259B2 (ja) ガスセンサ
JP2002353550A (ja) レーザモジュール温度制御回路
JP2023056616A (ja) ガスセンサ
JP2006139558A (ja) 温度変化スロープ効率に対する出力調整を具える回路構造
JPH1096703A (ja) 抵抗体による熱伝導パラメータセンシング方法及びセンサ回路
JP2024067736A (ja) ガスセンサ
JP5063260B2 (ja) 熱感知器
JPH09218065A (ja) 感熱式流量センサ
KR200220340Y1 (ko) 온도보상회로가 구비된 모터 콘트롤러

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230425

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230508

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7287344

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150