JP2021178549A - 台車システム - Google Patents

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【解決課題】隣接する台車本体同士を簡単に連結できるとともに、連結解除が容易になされない台車システムを提供する。【解決手段】台車システムは、第1凸部と、前記第1凸部の近傍に設けられた第1係合部と、を有する第1台車本体と、前記第1台車本体と分離して設けられる第2台車本体であって、第3凸部と、前記第3凸部の近傍に設けられた第2係合部と、を有する第2台車本体と、前記第1台車本体の前記第1係合部と係合可能な第3係合部と、前記第1凸部と前記第3凸部とが上下方向に重なった状態の前記第2台車本体の前記第2係合部と係合可能な第4係合部と、を有する連結部材と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、荷物を載置して運ぶことが可能な台車本体を複数備えた台車システムに関する。
複数の台車を一体に連結して移動させることが可能な連結式の台車が開示されている。この連結式の台車は、隣接する2辺に設けられる凸状部と、隣接する他の2辺に設けられる凹状溝と、を有している。凹状溝に対して凸状部を嵌め込むことで、隣接する2つの台車を一体化して移動させることができる。
特開2004−168156号公報
運搬作業者が例えば荷物をトラックの荷台から店舗まで運ぶ際に、このような連結式の台車を用いる場合がある。このような場合、台車上には、すでに多数の荷物(商品)が載置されている。このため、上記従来の連結式の台車では、隣接する台車同士を連結するために、1個の台車の1辺を上方に持ち上げる必要がある。しかしながら、台車上に荷物が満載されている場合には、連結のために持ち上げることが困難である。また、上記従来の台車のように、単に凹状溝に凸状部を嵌め込むだけでは、連結している一方の台車が段差に乗り上げた場合に、簡単に連結が解除されてしまう問題がある。
従って、本発明の目的は、隣接する台車本体同士を簡単に連結できるとともに、連結解除が容易になされない台車システムを提供することにある。
上記課題は、以下の本発明により解決される。すなわち、本発明(1)の台車システムは、第1凸部と、前記第1凸部の近傍に設けられた第1係合部と、を有する第1台車本体と、
前記第1台車本体と分離して設けられる第2台車本体であって、第3凸部と、前記第3凸部の近傍に設けられた第2係合部と、を有する第2台車本体と、
前記第1台車本体の前記第1係合部と係合可能な第3係合部と、前記第1凸部と前記第3凸部とが上下方向に重なった状態の前記第2台車本体の前記第2係合部と係合可能な第4係合部と、を有する連結部材と、
を備える。
また、本発明(2)の台車システムは、(1)記載の台車システムであって、
前記第1台車本体は、前記第1凸部と離間して設けられる第2凸部を有し、
前記第2台車本体は、前記第3凸部と離間して設けられる第4凸部を有し、
前記第4係合部は、前記第1凸部が前記第3凸部の上側に重なった場合には前記第2凸部が前記第4凸部の下側に重なった状態、前記第1凸部が前記第3凸部の下側に重なった場合には前記第2凸部が前記第4凸部の上側に重なった状態、のいずれかの状態の前記第2台車本体の前記第2係合部と係合可能である。
また、本発明(3)の台車システムは、(1)記載の台車システムであって、
前記第1凸部と前記第3凸部とが上下方向に重なった状態において、前記第1凸部と前記第3凸部との間には、前記第1凸部と前記第3凸部とを上下方向に重なるように移動させる際に必要なクリアランスよりも大きく、前記第1台車本体のキャスター部分を除いた部分の上下方向の厚みよりも小さい隙間が設けられる。
また、本発明(4)の台車システムは、(1)記載の台車システムであって、
前記第2台車本体は、前記第3凸部と離間して設けられる第4凸部を有し、
前記第4係合部は、前記第1凸部と前記第4凸部とが左右方向に重なった状態の前記第2台車本体の前記第2係合部と係合可能である。
また、本発明(5)の台車システムは、(1)記載の台車システムであって、
前記連結部材は、柵部材である。
また、本発明(6)の台車システムは、
第1凹部と、前記第1凹部の近傍に設けられた第1係合部と、を有する第1台車本体と、
前記第1台車本体と分離して設けられる第2台車本体であって、第3凸部と、前記第3凸部の近傍に設けられた第2係合部と、を有する第2台車本体と、
前記第1台車本体の前記第1係合部と係合可能な第3係合部と、前記第1凹部に前記第3凸部を差し込んだ状態の前記第2台車本体の前記第2係合部と係合可能な第4係合部と、を有する連結部材と、
を備える。
また、本発明(7)の台車システムは、(6)記載の台車システムであって、 前記第1凹部は、第1上下規制壁を有し、前記第1上下規制壁は、前記第1凹部に差し込まれた前記第3凸部に上側および下側の少なくとも一方から当接する。
また、本発明(8)の台車システムは、(6)記載の台車システムであって、
前記第1凹部は、第1左右規制壁を有し、前記第1左右規制壁は、前記第1凹部に差し込まれた前記第3凸部に左側および右側の少なくとも一方から当接する。
また、本発明(9)の台車システムは、(6)記載の台車システムであって、
前記第3凸部は、先端に行くにつれて先細るように面取りした第2面取部を有する。
また、本発明(10)の台車システムは、(9)記載の台車システムであって、
前記第1台車本体は、第1凸部を有し、
前記第2台車本体は、第2凹部を有し、
前記第4係合部は、前記第2凹部に前記第1凸部を差し込んだ状態の前記第2台車本体の前記第2係合部と係合可能である。
また、本発明(11)の台車システムは、(10)記載の台車システムであって、
前記第1凸部は、先端に行くにつれて先細るように面取りした第1面取部を有する。
また、本発明(12)の台車システムは、(11)記載の台車システムであって、
前記第1凸部は、前記第3凸部と略同等の高さに設置され、
前記第1面取部は、前記第2面取部と当接可能である。
また、本発明(13)の台車システムは、(6)記載の台車システムであって、
前記連結部材は、柵部材である。
また、本発明(14)の台車システムは、
第1凹部と、前記第1凹部が設けられた面とは異なる面に設けられた第1側凹部と、前記第1凹部の近傍に設けられた一対の第1係合部と、を有する第1台車本体と、
前記第1台車本体と分離して設けられる第2台車本体であって、第3凸部と、前記第3凸部が設けられた面とは異なる面に設けられた第2側凸部と、前記第3凸部の近傍に設けられた一対の第2係合部と、を有する第2台車本体と、
前記第1台車本体の前記一対の第1係合部と係合可能な一対の第3係合部と、前記第1凹部に前記第3凸部を差し込んだ状態の前記第2台車本体の前記第2係合部と係合可能な一対の第4係合部と、を有する連結部材と、
を備え、
前記一対の第3係合部の一方は、前記第1台車本体の前記一対の第1係合部の一方と係合可能であり、
前記一対の第3係合部の他方は、前記第1側凹部に前記第2側凸部を差し込んだ状態の前記第2台車本体の前記一対の第2係合部の一方と係合可能である。
また、本発明(15)の台車システムは、(14)記載の台車システムであって、
前記第1凹部は、前記第1側凹部と連続しており、
前記第3凸部は、前記第2側凸部と連続している。
また、本発明(16)の台車システムは、(14)記載の台車システムであって、
前記連結部材は、柵部材である。
本発明によれば、隣接する台車本体同士を簡単に連結できるとともに、連結解除が容易になされない台車システムを提供できる。
第1実施形態の台車システムの第2使用態様を示す斜視図である。 図1に示す台車システムを横方向から示した側面図である。 図1に示す台車システムを上方向から示した上面図である。 図1に示す台車システムを上方向から示した底面図である。 図1に示す台車システムの第1台車本体および柵部材を示す斜視図である。 図1に示す台車システムの柵部材を示す斜視図である。 図5に示す台車システムの第1台車本体のフレーム、支持孔部、および車輪を示す斜視図である。 図1に示す台車システムの第1台車本体と第2台車本体とを向かい合わせた状態を示す斜視図である。 第2実施形態の台車システムの第1台車本体と第2台車本体とを向かい合わせた状態を示す斜視図である。 第3実施形態の台車システムの第1台車本体と第2台車本体とを向かい合わせた状態を示す斜視図である。 第4実施形態の台車システムの第1台車本体と第2台車本体とを向かい合わせた状態を示す斜視図である。 第5実施形態の台車システムの第1台車本体と第2台車本体とを向かい合わせた状態を示す斜視図である。 第6実施形態の台車システムの第1台車本体と第2台車本体とを向かい合わせた状態を示す斜視図である。 第7実施形態の台車システムの第3使用態様を示す斜視図である。 図14に示す台車システムの第1台車本体と第2台車本体とを向かい合わせた状態を示す斜視図である。
以下図1〜図15を参照して、本発明の台車システムの実施形態について説明する。本発明の台車システムは、例えば、台車本体を用いてトラック(車両)の荷台から商店に荷物(商品)を運ぶ際に、台車本体同士を簡単に連結することで、トラックと店舗との間の往復回数を最小限にして、作業者の負担を低減できるものである。また、本発明の台車システムは、作業者が意図しないときに、台車本体同士の連結が容易には解除されないものである。
[第1実施形態]
本発明の台車システム11の台車本体は、他の台車本体と連結することなく単独で使用することができる。これを第1使用態様とする。第1使用態様では、例えば、1個の第1台車本体12に2個の柵部材14を装着する。具体的には、後述する第1壁部24の近傍の支持孔部18に1個の柵部材14を装着し、第1対壁部26の近傍の支持孔部18にもう1個の柵部材14を装着する。第1使用態様は台車として通常の使用態様であり、自明であるため、その図示を省略している。
本発明の台車システム11は、図1に示すように、第2使用態様として、複数の台車本体を連結した連結状態でも使用することが可能である。図1では、2個の台車本体を連結して一体にしているが、台車本体の数は2個に限られるものではない。3個以上の台車本体を連結して一体にしても当然によい。
図1〜図4に示すように、台車システム11は、第1台車本体12と、第1台車本体12と分離して設けられる第2台車本体13と、第1台車本体12と第2台車本体13とを連結可能な複数の柵部材14と、を備える。
図1に示す第2使用態様において、1個の柵部材14は、第1台車本体12と、第2台車本体13と、を長手方向Lに沿って縦並びで連結している。柵部材14は、台車本体同士を連結する連結部材の一例である。この第1台車本体12の第2台車本体13との接続部とは反対側に、他の柵部材14が装着されている。この第2台車本体13の第1台車本体12との接続部とは反対側に、他の柵部材14が装着されている。
図14に示す第3使用態様では、第1台車本体12と、第2台車本体13と、を横並びで(長手方向Lと交差する方向に)連結するように、2個の柵部材14を用いて連結している。
以下では、図1に示す第2使用態様の台車システム11を基本に説明する。
図1から図4、図7に示すように、第1台車本体12は、方形板状の底部15と、底部15の裏面側に設けられ底部15を支持するフレーム16と、フレーム16の4か所の交点部に設けられた複数の車輪17と、第1台車本体12の長手方向Lの一方の端部に設けられフレーム16に溶接等で固定されたリング形の一対の支持孔部18と、第1台車本体12の長手方向Lの他方の端部に設けられフレーム16に溶接等で固定されたリング形の一対の支持孔部18と、一対の支持孔部18の間の位置に設けられ第1台車本体12を持ち上げる際に手が掛けられる手掛け孔19と、底部15に設けられた穴部21と、を有する。第1台車本体12の一対の支持孔部18は、一対の第1係合部の一例である。第1台車本体12の一対の支持孔部18は、底部15の第1凸部24Aの近傍に設けられている。図5に示すように、第1台車本体12は、中心点Oを通り且つ鉛直方向に延びる軸を基準に2回対称(回転対称)の形態を有する。
複数の車輪17(キャスター部分)のそれぞれは、進行方向に沿って回転軸回りに回転可能であることはいうまでもなく、その位置で車輪17の縦に延びる支軸を中心に水平方向に360°旋回可能に構成されることが好ましい。
図1〜図5に示すように、底部15は、底板23と、底板23の周囲から下方に突出した第1壁部24と、底板23の周囲から下方に突出するとともに第1壁部24と隣接した一対の第2壁部25と、底板23の周囲から下方に突出するとともに第1壁部24と対向した第1対壁部26と、を有する。第1壁部24、一対の第2壁部25、および第1対壁部26は、底板23の周囲から下方に向けて枠状に突出している。底板23は、上方から見て一対の支持孔部18を露出するように一部が切欠かれている。底部15は、例えば、合成樹脂材料によって一体に成形されている。
底板23は、第1壁部24の近傍に設けられた穴部21と、第1対壁部26の近傍に設けられた穴部21と、を有する。第1壁部24と穴部21との間に支持孔部18が配置されている。同様に、第1対壁部26と穴部21との間に支持孔部18が配置されている。
穴部21は、例えば、底板23を貫通する貫通穴として形成されているが、有底の穴として形成されていてもよい。第1壁部24の近傍に設けられた穴部21は、例えば、第1壁部24から遠ざかる方向に凸になった略半円形の形状を有する。第1対壁部26の近傍に設けられた穴部21は、例えば、第1対壁部26から遠ざかる方向に凸になった略半円形の形状を有する。
図8に示すように、第1壁部24は、第2台車本体13に向けて外側に突出した第1凸部24Aと、第2台車本体13に向けて外側に突出した第2凸部24Bと、を有する。第1凸部24Aおよび第2凸部24Bは、略方形の箱状に突出している。第2凸部24Bは、第1凸部24Aと離間して設けられている。第1凸部24Aおよび第2凸部24Bは、第1壁部24において、対角の位置に設けられている。第1凸部24Aと第2凸部24Bとの間の位置に、一対の支持孔部18が設けられている。第1壁部24は、第1凸部24Aおよび第2凸部24Bから外れた位置に、一対の第1凹部24Cを有する。第1凹部24C同士は、第1壁部24中の対角の位置に設けられる。
図5に示すように、第1台車本体12は、中心点Oを通り且つ鉛直方向に延びる軸を基準に2回対称(回転対称)の形態を有する。よって、第1対壁部26は、第1壁部24と同様の構成を有する。
図7に示すように、フレーム16は、例えば、炭素鋼(スチール)製の棒材を井桁状に枠組みして形成される。棒材同士は、溶接等で固定される。
第2台車本体13は、第1台車本体12と同様の構成および形態を有している。第2台車本体13に関し、第1台車本体12と説明上区別するために一部に第1台車本体12の構成要素とは別の名称を付して説明し、第1台車本体12と共通する部分については説明を省略する。
図8に示すように、第2台車本体13は、方形板状の第2底部29と、第2底部29の裏面側に設けられ底部15を支持するフレーム16と、フレーム16の4か所の交点部に設けられた複数の車輪17(キャスター部分)と、第1台車本体12の長手方向Lの一方の端部に設けられフレーム16に溶接等で固定されたリング形の一対の支持孔部18と、第1台車本体12の長手方向Lの他方の端部に設けられフレーム16に溶接等で固定されたリング形の一対の支持孔部18と、第2底部29に設けられた穴部21と、を有する。第2台車本体13の一対の支持孔部18は、一対の第2係合部の一例である。第2台車本体13の一対の支持孔部18は、第2底部29の第3凸部32Aの近傍に設けられている。
図8に示すように、第2台車本体13の第2底部29は、第2底板30と、第2底板30の周囲から下方に突出した第3壁部32と、第2底板30の周囲から下方に突出するとともに第3壁部32と隣接した一対の第4壁部33と、第2底板30の周囲から下方に突出するとともに第3壁部32と対向した第2対壁部34と、を有する。第3壁部32、一対の第4壁部33、および第2対壁部34は、第2底板30の周囲から下方に向けて枠状に突出している。第2底部29は、例えば、合成樹脂材料によって一体に成形されている。
第2底板30は、第3壁部32の近傍に設けられた穴部21と、第2対壁部34の近傍に設けられた穴部21と、を有する。
図8に示すように、第3壁部32は、第1台車本体12に向けて外側に突出した第3凸部32Aと、第1台車本体12に向けて外側に突出した第4凸部32Bと、を有する。第3凸部32Aおよび第4凸部32Bは、略方形の箱状に突出している。第4凸部32Bは、第3凸部32Aと離間して設けられている。第3凸部32Aおよび第4凸部32Bは、第3壁部32において、対角の位置に設けられている。第3凸部32Aと第4凸部32Bとの間の位置に、一対の第1支持孔部18が設けられている。第3壁部32は、第3凸部32Aおよび第4凸部32Bから外れた位置に、一対の第2凹部32Cを有する。第2凹部32C同士は、第3壁部32中の対角の位置に設けられる。
図8に示すように、第2台車本体13は、中心点Oを通り且つ鉛直方向に延びる軸を基準に2回対称(回転対称)の形態を有する。よって、第2対壁部34は、第3壁部32と同様の構成を有する。
図1、図2、図8等に示すように、第1台車本体12と第2台車本体13とが連結された状態において、第3凸部32Aは、第1凸部24Aの下側に重なっている。同様に、第1台車本体12と第2台車本体13とが連結された状態において、第4凸部32Bは、第2凸部24Bの上側に重なっている。
図2に示すように、第1凸部24Aと第3凸部32Aとの間には、第1隙間51が設けられている。第1隙間51は、第1凸部24Aと第3凸部32Aとを上下方向に重なるように移動させる際に、第1凸部24Aと第3凸部32Aとの間で摩擦が発生することを防止するのに必要なクリアランスよりも大きく、第1台車本体12のキャスター部分(車輪17)を除いた部分の上下方向の厚みTよりも小さく形成される。
図2に示すように、第2凸部24Bと第4凸部32Bとの間には、第2隙間52が設けられている。第2隙間52は、第2凸部24Bと第4凸部32Bとを上下方向に重なるように移動させる際に必要なクリアランスよりも大きく、第1台車本体12のキャスター部分(車輪17)を除いた部分の上下方向の厚みTよりも小さく形成される。
図1〜図3、図6に示すように、複数の柵部材14同士は、同じ形態を有する。柵部材14は、連結部材の一例である。すなわち、複数の柵部材14のそれぞれは、ロッド状の一対の縦部材41と、一対の縦部材41同士の間に渡されたロッド状の複数の横部材42と、縦部材41の端部で縦部材41と連続するように設けられた一対の脚部36と、縦部材41のうち最も一対の脚部36に近い位置で縦部材41から分岐するように設けられた腕部37と、を有する。柵部材14は、例えば、炭素鋼(スチール)等の金属材料によって一体に形成される。一対の脚部36は、一対の支持孔部18(第1係合部)と係合可能な一対の第3係合部の一例である。一対の縦部材41同士は、互いに平行に設けられる。一対の脚部36同士は、互いに平行に設けられる。複数の横部材42同士は、互いに平行に設けられる。縦部材41および脚部36は、断面略方形の中空パイプ状に形成されている。横部材42は、断面方形の中空パイプ状に形成されている。
腕部37は、例えば、例えば、炭素鋼(スチール)等の金属材料製の丸棒をクランク状に折り曲げて形成されている。腕部37の基部37Aは、縦部材41に対して例えば溶接で固定されている。腕部37の先端部37Bは、脚部36の延びている方向に対して斜めに折り曲げられている。腕部37の先端部37Bは、穴部21に対する腕部37の差込みや支持孔部18に対する腕部37の差込みを円滑にする。腕部37は、上記のように金属材料で形成されるものの、若干の可撓性を有し、本来の位置に対して若干前後に撓むことができる。
腕部37は、第4係合部の一例であり、第1凸部24Aと第3凸部32Aとが上下方向に重なった状態の第2台車本体13の第2係合部(支持孔部18)と係合可能である。同様に、腕部37は、第2凸部24Bと第4凸部32Bとが上下方向に重なった状態の第2台車本体13の第2係合部(支持孔部)と係合可能である。
一対の脚部36のそれぞれは、縦部材41と連続するロッド状に設けられている。図5に示すように、脚部36およびそれと連続する縦部材41は、断面略方形の中空パイプ状に形成され、その角部に丸みを帯びた形状を有する。図1、図5に示すように、一対の脚部36は、例えば、第1台車本体12の一対の支持孔部18の内側に差し込み可能である。
一対の脚部36は、例えば、第2台車本体13の一対の支持孔部18の内側に対しても差し込み可能である。
続いて、図1〜図8を参照して、本実施形態の台車システム11の作用について説明する。
本実施形態において、台車システム11は、第1台車本体12と第2台車本体13とが縦方向に(長手方向に沿って)連結されて使用される(第2使用態様)。
作業者は、図1に示すように、台車本体同士の連結に関与しない支持孔部18に対して、柵部材14を固定することができる。その際、柵部材14は、図1、図5に示すように、一対の脚部36を一対の支持孔部18に差し込み、一対の腕部37を一対の穴部21に対して差し込むようにする。
第1台車本体12と第2台車本体13とを連結するには、作業者は、第1台車本体12の支持孔部18と第2台車本体13の支持孔部18とに跨るように1個の柵部材14を固定する。その際、図8に示すように、第1台車本体12の第1凸部24Aおよび第2凸部24Bを第2台車本体13の第2凹部32Cに差し込むようにする。同様に、第2台車本体13の第3凸部32Aおよび第4凸部32Bを第1台車本体12の第1凹部24Cに差し込むようにする。これによって、第1台車本体12の第1壁部24と第2台車本体13の第3壁部32とが突き合わされた状態となる。
その際、第1凸部24Aが第3凸部32Aの上側に重なり、第2凸部24Bが第4凸部32Bの下側に重なる。これによって、第1台車本体12の凸部と、第2台車本体13の凸部と、が互い違いに配置される(図1、図3、図4等参照)。
この状態で、作業者は、例えば、図1に示すように、柵部材14の一対の脚部36を第2台車本体13の一対の支持孔部18に差し込み、柵部材14の一対の腕部37を第1台車本体12の一対の支持孔部18に差し込むようにする。このとき、柵部材14の表裏の向きは、任意である。例えば、図1とは逆向きに、柵部材14の一対の脚部36を第1台車本体12の一対の支持孔部18に差し込み、柵部材14の一対の腕部37を第2台車本体13の一対の支持孔部18に差し込んだ場合でも、第1台車本体12と第2台車本体13とを連結できる。
その際、腕部37は、脚部36の延びている方向に対して斜めに形成された先端部37Bによって、第1台車本体12と第2台車本体13の位置を微調整するガイド機能を発揮できる。すなわち、第2台車本体13に対して第1台車本体12が多少位置ずれしている場合であっても、腕部37は、先端部のガイド機能によって第1台車本体12と第2台車本体13とを近づける方向に引き寄せることができる。これによって、作業者は、第1台車本体12と第2台車本体13との連結作業を円滑に行うことができる。
第1台車本体12と第2台車本体13とが連結された状態において、第1凸部24Aと第3凸部32Aとの間には、第1隙間51が設けられており、第2凸部24Bと第4凸部32Bとの間には、第2隙間52が設けられている。
このため、第1台車本体12および第2台車本体13のいずれか一方が比較的に小さな段差等に乗り上げた場合には、第1台車本体12および第2台車本体13のいずれか一方の浮き上がりを第1隙間51および第2隙間52によって吸収することができる。一方、第1台車本体12および第2台車本体13のいずれか一方が比較的に大きな段差等に乗り上げた場合には、第1凸部24Aおよび第3凸部32Aの係合と、第2凸部24Bおよび第4凸部32Bの係合と、によって、大きな段差等に乗り上げた台車本体に他方の台車本体が追従できる。これによって、台車本体同士の連結状態が作業者の意図しないタイミングで解除されてしまうことがない。
腕部37は、若干の可撓性を有し、本来の位置に対して若干前後に撓むことができる。このため、連結状態にある第1台車本体12と第2台車本体13との間で設置角度にずれを生じる場合でも、このずれを腕部37の可撓性によって吸収することができる。
本実施形態では、1個の柵部材14が2個の台車本体に跨るように配置されるために、第1台車本体12と第2台車本体13とを持ち上げることなく長手方向Lに沿って縦並び(縦列)に連結することができる。なお、台車本体の連結数は、任意であり、縦並びで3個以上の台車本体をいずれも持ち上げることなく連結することもできる。また、連結に際して、第1台車本体12の第1壁部24と第2台車本体13の第3壁部32との突き合わせは、実質的なものであってよく、第1壁部24と第3壁部32との間に若干の隙間があってもよい。
これによって、運搬作業者は、2個以上の台車本体を1個の台車本体のように取り扱うことができる。第2使用態様は、通路の幅が狭い場合に適した使用態様であり、駅構内や建物内の狭い通路、或いは道路脇の狭い歩道を通る際に適した使用態様である。
第1実施形態によれば、以下のことがいえる。
台車システム11は、第1凸部24Aと、第1凸部24Aの近傍に設けられた第1係合部と、を有する第1台車本体12と、第1台車本体12と分離して設けられる第2台車本体13であって、第3凸部32Aと、第3凸部32Aの近傍に設けられた第2係合部と、を有する第2台車本体13と、第1台車本体12の前記第1係合部と係合可能な第3係合部と、第1凸部24Aと第3凸部32Aとが上下方向に重なった状態の第2台車本体13の前記第2係合部と係合可能な第4係合部と、を有する連結部材と、を備える。
この構成によれば、連結部材によって、第1台車本体12と第2台車本体13とを持ち上げることなく簡単に連結できる。また、上下方向に関して、第1台車本体12および第2台車本体13のいずれか一方のみが極端に位置ずれしてしまうことを防止できる。これによって、例えば、段差を乗り越える際などに、第1台車本体12および第2台車本体13のいずれか一方のみが極端に持ち上がり、第1台車本体12および第2台車本体13のいずれか他方が元のままの位置を維持した結果、第1係合部と第3係合部との間の係合又は第2係合部と第4係合部との間の係合が外れてしまうことを防止できる。これによって、第1台車本体12と第2台車本体13との間の連結が意図せず外れてしまう不具合を生じることを防止できる。
第1台車本体12は、第1凸部24Aと離間して設けられる第2凸部24Bを有し、第2台車本体13は、第3凸部32Aと離間して設けられる第4凸部32Bを有し、前記第4係合部は、第1凸部24Aが第3凸部32Aの上側に重なった場合には第2凸部24Bが第4凸部32Bの下側に重なった状態、第1凸部24Aが第3凸部32Aの下側に重なった場合には第2凸部24Bが第4凸部32Bの上側に重なった状態、のいずれかの状態の第2台車本体13の前記第2係合部と係合可能である。
この構成によれば、第1凸部24Aと第3凸部32Aとの重なりと、第2凸部24Bと第4凸部32Bとの重なりと、を互い違いにすることができる。これによって、例えば、段差を乗り超える際などに、第1台車本体12が持ち上がった場合や、逆に第2台車本体13が持ち上がった場合に、これに連結されている他方の台車本体を相手方に追従させることができる。
第1凸部24Aと第3凸部32Aとが上下方向に重なった状態において、第1凸部24Aと第3凸部32Aとの間には、第1凸部24Aと第3凸部32Aとを上下方向に重なるように移動させる際に必要なクリアランスよりも大きく、第1台車本体12のキャスター部分を除いた部分の上下方向の厚みよりも小さい隙間が設けられる。
この構成によれば、微小な段差を乗り越える際に台車本体に発生する微小な上下動を当該隙間によってある程度吸収することができる。これによって、微小な段差による振動が連結している他方の台車本体に伝播して、運搬作業の効率を悪化させてしまう不具合を防止できる。
台車システム11は、第1凹部24Cと、第1凹部24Cの近傍に設けられた第1係合部と、を有する第1台車本体12と、第1台車本体12と分離して設けられる第2台車本体13であって、第3凸部32Aと、第3凸部32Aの近傍に設けられた第2係合部と、を有する第2台車本体13と、第1台車本体12の前記第1係合部と係合可能な第3係合部と、第1凹部24Cに第3凸部32Aを差し込んだ状態の第2台車本体13の前記第2係合部と係合可能な第4係合部と、を有する柵部材14と、を備える。
この構成によれば、第1凹部24Cに対して第3凸部32Aを差し込ませることで、例えば、連結状態にある台車本体の一方が段差を乗り越えた際に、他方の台車本体をこれにある程度追従させることができる。これによって、第1係合部と第3係合部との間の係合又は第2係合部と第4係合部との間の係合が外れてしまうことを防止できる。これによって、第1台車本体12と第2台車本体13との間の連結が意図せず外れてしまう不具合を生じることを防止できる。
前記連結部材は、柵部材14である。この構成によれば、柵部材14が連結部材を兼ねるために、別途に連結部材を用意する必要がなくなり、部品点数を削減することができる。また、連結部材を紛失してしまうこともない。
以下の実施形態では、主として第1実施形態と異なる部分について説明し、第1実施形態と共通する部分については、図示又は説明を省略する。また、以下の実施形態では、図を簡略化しているため、底部15に設けられた穴部21、第2底部29に設けられた穴部21、および腕部37、の図示を省略しているが、穴部21や腕部37が配置される位置は第1実施形態と同様である。
[第2実施形態]
図9を参照して、第2実施形態の台車システム11について説明する。本実施形態の台車システム11は、第1台車本体12の底部15、および第2台車本体13の第2底部29の形態が第1実施形態とは異なっている。
第1台車本体12の底部15は、第1壁部24と、一対の第2壁部25と、第1対壁部26と、を有する。第1壁部24は、第1凹部24Cと、第1凹部24Cと横並びに設けられた第1凸部24Aと、を有する。第1凹部24Cは、第1壁部24の壁面から横方向に向けて方形に窪むように形成されている。第1凹部24Cは、一対の第1上下規制壁24CAと、一対の第1左右規制壁24CBと、を有する。また、第1凹部24Cの近傍に一対の支持孔部18(第1係合部)が設けられている。
第1凸部24Aは、第1壁部24の壁面から横方向に向けて平板状かつ小片状に突出している。第1凸部24Aは、先端に行くにつれて先細るように面取りした第1面取部24AAを有する。
第1台車本体12は、中心点Oを通り且つ鉛直方向に延びる軸を基準に2回対称(回転対称)の形態を有する。よって、第1対壁部26は、第1壁部24と同様の構成を有する。
第2台車本体13の第2底部29は、第3壁部32と、一対の第4壁部33と、第2対壁部34と、を有する。第3壁部32は、第2凹部32Cと、第2凹部32Cと横並びに設けられた第3凸部32Aと、を有する。第2凹部32Cは、第3壁部32の壁面から横方向に向けて方形に窪むように形成されている。第2凹部32Cは、一対の第2上下規制壁32CAと、一対の第2左右規制壁32CBと、を有する。
第3凸部32Aは、第3壁部32の壁面から横方向に向けて平板状かつ小片状に突出している。第3凸部32Aは、先端に行くにつれて先細るように面取りした第2面取部32AAを有する。第3凸部32Aは、第1台車本体12の第1凸部24Aと略同じ高さに設置される。このため、第3凸部32Aの第2面取部32AAは、第1凸部24Aの第1面取部24AAと当接可能である。第3凸部32Aの近傍に一対の支持孔部18(第2係合部)が設けられている。
第2台車本体13は、中心点Oを通り且つ鉛直方向に延びる軸を基準に2回対称(回転対称)の形態を有する。よって、第2対壁部34は、第3壁部32と同様の構成を有する。
続いて、図9を参照して本実施形態の台車システム11の作用について説明する。
本実施形態の台車システム11は、第1実施形態で説明した第2使用態様で、第1台車本体12と第2台車本体13とが縦方向に(長手方向に沿って)連結して使用できる。
作業者は、台車本体同士の連結に関与しない支持孔部18に対して、第1実施形態と同様に、柵部材14を固定することができる。その際、柵部材14は、一対の脚部36を一対の支持孔部18に差し込み、一対の腕部37を一対の穴部21に対して差し込むようにする。
作業者は、第1台車本体12と第2台車本体13とを連結するために、第1台車本体12の支持孔部18と第2台車本体13の支持孔部18とに跨るように1個の柵部材14を固定する。それに先立ち、作業者は、第1台車本体12の第1凸部24Aを第2台車本体13の第2凹部32Cに差し込む。同様に、第2台車本体13の第3凸部32Aを第1台車本体12の第1凹部24Cに差し込む。これによって、第1台車本体12の第1壁部24と第2台車本体13の第3壁部32とが突き合わされた状態となる。
誤って第1凸部24Aと第3凸部32Aとが衝突する位置関係になった場合には、多くの場合、第1凸部24Aの第1面取部24AAと第3凸部32Aの第2面取部32AAとが当接する。これによって、第1凸部24Aが第2凹部32Cに向けて案内されるとともに、第3凸部32Aが第1凹部24Cに向けて案内される。第2凹部32C内に差し込まれた第1凸部24Aは、第2凹部32Cの第2上下規制壁32CAによって上下に移動することが規制される。同様に、第2凹部32C内に差し込まれた第1凸部24Aは、第2凹部32Cの第2左右規制壁32CBによって左右に移動することが規制される。
第1凹部24C内に差し込まれた第3凸部32Aは、第1凹部24Cの第1上下規制壁24CAによって上下に移動することが規制される。同様に、第1凹部24C内に差し込まれた第3凸部32Aは、第1凹部24Cの第1左右規制壁24CBによって左右に移動することが規制される。
この状態で、作業者は、例えば、図1に示すように、柵部材14の一対の脚部36を第2台車本体13の一対の支持孔部18に差し込み、柵部材14の一対の腕部37を第1台車本体12の一対の支持孔部18に差し込むようにする。このとき、柵部材14の表裏の向きは、任意であり、例えば、図1に示す向きとは逆向きに、柵部材14の一対の脚部36を第1台車本体12の一対の支持孔部18に差し込み、柵部材14の一対の腕部37を第2台車本体13の一対の支持孔部18に差し込んだ場合でも、第1台車本体12と第2台車本体13とを連結できる。これによって、台車本体同士の連結作業が完了する。
このように連結された状態で、第1台車本体12および第2台車本体13のいずれか一方が段差等に乗り上げた場合には、第1凸部24Aと第2凹部32Cとの係合と、第3凸部32Aと第1凹部24Cとの係合と、によって、段差等に乗り上げた台車本体に他方の台車本体を追従させることができる。これによって、台車本体同士の連結状態が作業者の意図しないタイミングで解除されてしまうことがない。
このように、1個の柵部材14が2個の台車本体に跨るように配置されるために、第1台車本体12と第2台車本体13を持ち上げることなく長手方向Lに沿って縦並び(縦列)に連結することができる。なお、台車本体の連結数は、任意であり、縦並びで3個以上の台車本体をいずれも持ち上げることなく連結することもできる。また、連結に際して、第1台車本体12の第1壁部24と第2台車本体13の第3壁部32との突き合わせは、実質的なものであってよく、第1壁部24と第3壁部32との間に若干の隙間があってもよい。
これによって、運搬作業者は、2個以上の台車本体を1個の台車本体のように取り扱うことができる。
本実施形態によれば、以下のことがいえる。
台車システム11は、第1凹部24Cと、第1凹部24Cの近傍に設けられた第1係合部と、を有する第1台車本体12と、第1台車本体12と分離して設けられる第2台車本体13であって、第3凸部32Aと、第3凸部32Aの近傍に設けられた第2係合部と、を有する第2台車本体13と、第1台車本体12の前記第1係合部と係合可能な第3係合部と、第1凹部24Cに第3凸部32Aを差し込んだ状態の第2台車本体13の前記第2係合部と係合可能な第4係合部と、を有する連結部材と、を備える。
この構成によれば、第1凹部24Cに対して第3凸部32Aを差し込ませることで、例えば、連結状態にある台車本体の一方が段差を乗り越えた際に、他方の台車本体をこれにある程度追従させることができる。これによって、第1係合部と第3係合部との間の係合又は第2係合部と第4係合部との間の係合が外れてしまうことを防止できる。これによって、第1台車本体12と第2台車本体13との間の連結が意図せず外れてしまう不具合を生じることを防止できる。
第1凹部24Cは、第1上下規制壁24CAを有し、第1上下規制壁24CAは、第1凹部24Cに差し込まれた第3凸部32Aに上側および下側の少なくとも一方から当接する。
この構成によれば、連結状態にある台車本体の一方が段差を乗り越えた際に、第1上下規制壁24CAによって他方の台車本体をこれに追従させることができる。これによって、第1台車本体12と第2台車本体13との間の連結が意図せず外れてしまう不具合を生じることを防止できる。
第1凹部24Cは、第1左右規制壁24CBを有し、第1左右規制壁24CBは、第1凹部24Cに差し込まれた第3凸部32Aに左側および右側の少なくとも一方から当接する。この構成によれば、連結状態にある台車本体の一方が左右方向において目的の方向とは逆方向に移動するように力がかかった場合(例えば、スロープ等を移動する際に)でも、第1左右規制壁24CBによって当該一方の台車本体の左右方向の位置を他方の台車本体に追従させることができる。これによって、そのような状況下で連結部材に大きな負荷がかかり、連結部材が変形してしまう不具合等を生じることを防止できる。
第3凸部32Aは、先端に行くにつれて先細るように面取りした第2面取部32AAを有する。この構成によれば、第1凹部24Cに対して第3凸部32Aを差し込む際に、運搬作業者が第3凸部32Aの差込みを行いやすくすることができる。これによって、第1台車本体12と第2台車本体13とを連結する際の作業性を向上して、運搬作業者の作業負担を低減できる。
台車システム11は、第1台車本体12は、第1凸部24Aを有し、第2台車本体13は、第2凹部32Cを有し、前記第4係合部は、第2凹部32Cに第1凸部24Aを差し込んだ状態の第2台車本体13の前記第2係合部と係合可能である。
通常、第1台車本体12の1つの面に第1凹部24Cのみを設けた場合には、必然的に第1台車本体12の他の面に凸部を設けることとなり、第1台車本体12に前後ができることとなる。上記の構成によれば、第1台車本体12の第1凸部24Aを第2台車本体13の第2凹部32Cに差し込み、第2台車本体13の第3凸部32Aを第1台車本体12の第1凹部24Cに差し込むという互い違いの構造を実現できる。これによって、台車本体同士の連結に際し、台車本体の前後を無関係にして連結作業を簡略化することができ、運搬作業者の作業負担を低減できる。
第1凸部24Aは、先端に行くにつれて先細るように面取りした第1面取部24AAを有する。この構成によれば、第2凹部32Cに対して第1凸部24Aを差し込む際に、運搬作業者が第1凸部24Aの差込みを行いやすくすることができる。これによって、第1台車本体12と第2台車本体13とを連結する際の作業性を向上して、運搬作業者の作業負担を低減できる。
第1凸部24Aは、第3凸部32Aと略同等の高さに設置され、第1面取部24AAは、第2面取部32AAと当接可能である。この構成によれば、第1凸部24Aと第2凸部24Bとが衝突した場合でも第1面取部24AAおよび第2面取部32AAの作用によって、互いの位置がずれるように第1台車本体12および第2台車本体13を誘導できる。これによって、連結作業時の第1凹部24Cに対する第1凸部24Aの差込みおよび第2凹部32Cに対する第2凸部24Bの差込みを円滑にして、運搬作業者の作業負担を低減できる。
[第3実施形態]
図10を参照して、第3実施形態の台車システム11について説明する。本実施形態の台車システム11は、第1台車本体12の底部15、および第2台車本体13の第2底部29の形態が第1実施形態とは異なっている。
第1台車本体12の底部15は、第1壁部24と、一対の第2壁部25と、第1対壁部26と、を有する。
第1壁部24は、第2台車本体13に向けて外側に突出した第1凸部24Aと、第2台車本体13に向けて外側に突出した第2凸部24Bと、を有する。第1凸部24Aおよび第2凸部24Bは、略方形の箱状に突出している。第2凸部24Bは、第1凸部24Aと離間して設けられている。第1凸部24Aおよび第2凸部24Bは、第1壁部24において、対角の位置に設けられている。第1壁部24は、第1凸部24Aおよび第2凸部24Bから外れた位置に、一対の第1凹部24Cを有する。第1凹部24C同士は、第1壁部24中の対角の位置に設けられる。
第1台車本体12は、中心点Oを通り且つ鉛直方向に延びる軸を基準に2回対称(回転対称)の形態を有する。よって、第1対壁部26は、第1壁部24と同様の構成を有する。
第2台車本体13は、第1台車本体12と同様の構成および形態を有している。第2台車本体13に関し、第1台車本体12と説明上区別するために一部に第1台車本体12の構成要素とは別の名称を付して説明し、第1台車本体12と共通する部分については説明を省略する。
第2台車本体13の第2底部29は、第3壁部32と、一対の第4壁部33と、第2対壁部34と、を有する。
第3壁部32は、第1台車本体12に向けて外側に突出した第3凸部32Aと、第1台車本体12に向けて外側に突出した第4凸部32Bと、を有する。第3凸部32Aおよび第4凸部32Bは、略方形の箱状に突出している。第4凸部32Bは、第3凸部32Aと離間して設けられている。第3凸部32Aおよび第4凸部32Bは、第3壁部32において、対角の位置に設けられている。第3壁部32は、第3凸部32Aおよび第4凸部32Bから外れた位置に、一対の第2凹部32Cを有する。第2凹部32C同士は、第3壁部32中の対角の位置に設けられる。
第2台車本体13は、中心点Oを通り且つ鉛直方向に延びる軸を基準に2回対称(回転対称)の形態を有する。よって、第2対壁部34は、第3壁部32と同様の構成を有する。
続いて、図10を参照して、本実施形態の台車システム11の作用について説明する。
本実施形態の台車システム11は、第1実施形態で説明した第2使用態様で、第1台車本体12と第2台車本体13とが縦方向に(長手方向に沿って)連結して使用できる。
作業者は、図1に示すように、台車本体同士の連結に関与しない支持孔部18に対して、柵部材14を固定することができる。その際、柵部材14は、図1、図5に示すように、一対の脚部36を一対の支持孔部18に差し込み、一対の腕部37を一対の穴部21に対して差し込むようにする。
作業者は、第1台車本体12と第2台車本体13とを連結するため、第1台車本体12の支持孔部18と第2台車本体13の支持孔部18とに跨るように1個の柵部材14を固定する。それに先立ち、作業者は、第1台車本体12の第1凸部24Aおよび第2凸部24Bを第2台車本体13の第2凹部32Cに差し込むようにする。同様に、第2台車本体13の第3凸部32Aおよび第4凸部32Bを第1台車本体12の第1凹部24Cに差し込むようにする。これによって、第1台車本体12の第1壁部24と第2台車本体13の第3壁部32とが突き合わされた状態となる。
その際、第1凸部24Aが第3凸部32Aの下側に重なり、第2凸部24Bが第4凸部32Bの上側に重なる。また、第1凸部24Aと第4凸部32Bとが左右方向に重なった状態となり、第2凸部24Bと第3凸部32Aとが左右方向に重なった状態となる。これによって、第1台車本体12の凸部と、第2台車本体13の凸部と、が互い違いに配置される。
この状態で、作業者は、例えば、図1に示すように、柵部材14の一対の脚部36を第2台車本体13の一対の支持孔部18に差し込み、柵部材14の一対の腕部37を第1台車本体12の一対の支持孔部18に差し込むようにする。このとき、柵部材14の表裏の向きは、任意であり、例えば、図1とは逆向きに、柵部材14の一対の脚部36を第1台車本体12の一対の支持孔部18に差し込み、柵部材14の一対の腕部37を第2台車本体13の一対の支持孔部18に差し込んだ場合でも、第1台車本体12と第2台車本体13とを連結できる。
その際、腕部37は、脚部36の延びている方向に対して斜めに形成された先端部37Bによって、第1台車本体12と第2台車本体13の位置を微調整するガイド機能を発揮できる。すなわち、第2台車本体13に対して第1台車本体12が多少位置ずれしている場合であっても、腕部37は、先端部37Bのガイド機能によって第1台車本体12と第2台車本体13とを近づける方向に引き寄せることができる。これによって、作業者は、第1台車本体12と第2台車本体13との連結作業を円滑に行うことができる。
第1台車本体12と第2台車本体13とが連結された状態において、第1凸部24Aと第3凸部32Aとの間には、第1隙間51が設けられており、第2凸部24Bと第4凸部32Bとの間には、第2隙間52が設けられている(図2参照)。
このため、第1台車本体12および第2台車本体13のいずれか一方が比較的に小さな段差等に乗り上げた場合には、第1台車本体12および第2台車本体13のいずれか一方の浮き上がりを第1隙間51および第2隙間52によって吸収することができる。一方、第1台車本体12および第2台車本体13のいずれか一方が比較的に大きな段差等に乗り上げた場合には、第1凸部24Aおよび第3凸部32Aの係合と、第2凸部24Bおよび第4凸部32Bの係合と、によって、大きな段差等に乗り上げた台車本体に他方の台車本体が追従できる。これによって、台車本体同士の連結状態が作業者の意図しないタイミングで解除されてしまうことがない。
このように、1個の柵部材14が2個の台車本体に跨るように配置されるために、第1台車本体12と第2台車本体13を持ち上げることなく長手方向Lに沿って縦並び(縦列)に連結することができる。なお、台車本体の連結数は、任意であり、縦並びで3個以上の台車本体をいずれも持ち上げることなく連結することもできる。また、連結に際して、第1台車本体12の第1壁部24と第2台車本体13の第3壁部32との突き合わせは、実質的なものであってよく、第1壁部24と第3壁部32との間に若干の隙間があってもよい。
これによって、運搬作業者は、2個以上の台車本体を1個の台車本体のように取り扱うことができる。第2使用態様は、通路の幅が狭い場合に適した使用態様であり、駅構内や建物内の狭い通路、或いは道路脇の狭い歩道を通る際に適した使用態様である。
本実施形態によれば、以下のことがいえる。
前記第2台車本体は、前記第3凸部と離間して設けられる第4凸部を有し、前記第4係合部は、第1凸部24Aと第4凸部32Bとが左右方向に重なった状態の第2台車本体13の前記第2係合部と係合可能である。この構成によれば、左右方向に関して、第1台車本体12および第2台車本体13が位置ずれしてしまうことを防止できる。それによって、連結部材に大きな負荷荷重がかかってしまうことを防止できる。
[第4実施形態]
図11を参照して、第3実施形態の台車システム11について説明する。本実施形態の台車システム11は、第1台車本体12の底部15、および第2台車本体13の第2底部29の形態が第1実施形態とは異なっている。
第1台車本体12の底部15は、第1壁部24と、一対の第2壁部25と、第1対壁部26と、を有する。第1壁部24は、第1凹部24Cを有する。第1凹部24Cは、第1壁部24の壁面から横方向に向けて方形に窪むように形成されている。第1凹部24Cは、一対の第1上下規制壁24CAと、一対の第1左右規制壁24CBと、を有する。
第1対壁部26は、図示しない第1凸部を有する。第1凸部の形態は、次に述べる第2台車本体13の第3凸部32Aと同様である。第1凸部は、第1対壁部26の壁面から横方向に向けて平板状かつ小片状に突出している。
第2台車本体13の第2底部29は、第3壁部32と、一対の第4壁部33と、第2対壁部34と、を有する。第3壁部32は、第3凸部32Aを有する。第3凸部32Aは、第3壁部32の壁面から横方向に向けて平板状かつ小片状に突出している。第3凸部32Aは、先端に行くにつれて先細るように面取りした第2面取部32AAを有する。第3凸部32Aの第2面取部32AAは、第1凹部24Cと当接可能であり、第1凹部24Cに対する第3凸部32Aの差込みを円滑にすることができる。
第2対壁部34は、図示しない第2凹部を有する。第2凹部の形態は、先に述べた第1台車本体12の第1凹部24Cと同様である。第2凹部は、第2対壁部34の壁面から横方向に向けて方形に窪むように形成されている。
続いて、図11を参照して本実施形態の台車システム11の作用について説明する。
本実施形態の台車システム11は、第1実施形態で説明した第2使用態様で、第1台車本体12と第2台車本体13とが縦方向に(長手方向に沿って)連結して使用できる。
作業者は、台車本体同士の連結に関与しない支持孔部18に対して、第1実施形態と同様に、柵部材14を固定することができる。その際、柵部材14は、一対の脚部36を一対の支持孔部18に差し込み、一対の腕部37を一対の穴部21に対して差し込むようにする。
作業者は、第1台車本体12と第2台車本体13とを連結するために、第1台車本体12の支持孔部18と第2台車本体13の支持孔部18とに跨るように1個の柵部材14を固定する。それに先立ち、作業者は、第2台車本体13の第3凸部32Aを第1台車本体12の第1凹部24Cに差し込む。その際、第3凸部32Aの第2面取部32AAが第1凹部24Cの一対の第1左右規制壁24CBに当接する。このように第2面取部32AAによるガイドが適切になされて、第1凹部24Cに対する第3凸部32Aの差込みが円滑になされる。これによって、第1台車本体12の第1壁部24と第2台車本体13の第3壁部32とが突き合わされた状態となる。
第1凹部24C内に差し込まれた第3凸部32Aは、第1凹部24Cの第1上下規制壁24CAによって上下に移動することが規制される。同様に、第1凹部24C内に差し込まれた第3凸部32Aは、第1凹部24Cの第1左右規制壁24CBによって左右に移動することが規制される。
この状態で、作業者は、例えば、図1に示すように、柵部材14の一対の脚部36を第2台車本体13の一対の支持孔部18に差し込み、柵部材14の一対の腕部37を第1台車本体12の一対の支持孔部18に差し込むようにする。このとき、柵部材14の表裏の向きは、任意であり、例えば、図1に示す向きとは逆向きに、柵部材14の一対の脚部36を第1台車本体12の一対の支持孔部18に差し込み、柵部材14の一対の腕部37を第2台車本体13の一対の支持孔部18に差し込んだ場合でも、第1台車本体12と第2台車本体13とを連結できる。これによって、台車本体同士の連結作業が完了する。
このように連結された状態で、第1台車本体12および第2台車本体13のいずれか一方が段差等に乗り上げた場合には、第3凸部32Aと第1凹部24Cとの係合によって、大きな段差等に乗り上げた台車本体に他方の台車本体を追従させることができる。これによって、台車本体同士の連結状態が作業者の意図しないタイミングで解除されてしまうことがない。
このように、1個の柵部材14が2個の台車本体に跨るように配置されるために、第1台車本体12と第2台車本体13を持ち上げることなく長手方向Lに沿って縦並び(縦列)に連結することができる。なお、台車本体の連結数は、任意であり、縦並びで3個以上の台車本体をいずれも持ち上げることなく連結することもできる。また、連結に際して、第1台車本体12の第1壁部24と第2台車本体13の第3壁部32との突き合わせは、実質的なものであってよく、第1壁部24と第3壁部32との間に若干の隙間があってもよい。
これによって、運搬作業者は、2個以上の台車本体を1個の台車本体のように取り扱うことができる。
[第5実施形態]
図12を参照して、第5実施形態の台車システム11について説明する。本実施形態の台車システム11は、第1台車本体12の底部15、および第2台車本体13の第2底部29の形態が第1実施形態とは異なっている。
第1台車本体12の底部15は、第1壁部24と、一対の第2壁部25と、第1対壁部26と、を有する。第1壁部24は、第1凹部24Cと、第1凹部24Cと横並びに設けられた第1凸部24Aと、を有する。第1凹部24Cは、第1壁部24の壁面から横方向に向けて方形に窪むように形成されている。第1凹部24Cは、一対の第1上下規制壁24CAと、1つの第1左右規制壁24CBと、を有する。
第1凸部24Aは、第1壁部24の壁面から横方向に向けて平板状かつ小片状に突出している。第1凸部24Aは、先端に行くにつれて先細るように面取りした第1面取部24AAを有する。
第1台車本体12は、中心点Oを通り且つ鉛直方向に延びる軸を基準に2回対称(回転対称)の形態を有する。よって、第1対壁部26は、第1壁部24と同様の構成を有する。
第2台車本体13の第2底部29は、第3壁部32と、一対の第4壁部33と、第2対壁部34と、を有する。第3壁部32は、第2凹部32Cと、第2凹部32Cと横並びに設けられた第3凸部32Aと、を有する。第2凹部32Cは、第3壁部32の壁面から横方向に向けて方形に窪むように形成されている。第2凹部32Cは、一対の第2上下規制壁32CAと、1つの第2左右規制壁32CBと、を有する。
第3凸部32Aは、第3壁部32の壁面から横方向に向けて平板状かつ小片状に突出している。第3凸部32Aは、先端に行くにつれて先細るように面取りした第2面取部32AAを有する。第3凸部32Aは、第1台車本体12の第1凸部24Aと略同じ高さに設置される。このため、第3凸部32Aの第2面取部32AAは、第1凸部24Aの第1面取部24AAと当接可能である。
第2台車本体13は、中心点Oを通り且つ鉛直方向に延びる軸を基準に2回対称(回転対称)の形態を有する。よって、第2対壁部34は、第3壁部32と同様の構成を有する。
続いて、図12を参照して本実施形態の台車システム11の作用について説明する。本実施形態の台車システム11は、第1実施形態で説明した第2使用態様で、第1台車本体12と第2台車本体13とが縦方向に(長手方向Lに沿って)連結して使用できる。
作業者は、台車本体同士の連結に関与しない支持孔部18に対して、第1実施形態と同様に、柵部材14を固定することができる。その際、柵部材14は、一対の脚部36を一対の支持孔部18に差し込み、一対の腕部37を一対の穴部21に対して差し込むようにする。
作業者は、第1台車本体12と第2台車本体13とを連結するために、第1台車本体12の支持孔部18と第2台車本体13の支持孔部18とに跨るように1個の柵部材14を固定する。それに先立ち、作業者は、第1台車本体12の第1凸部24Aを第2台車本体13の第2凹部32Cに差し込む。同様に、第2台車本体13の第3凸部32Aを第1台車本体12の第1凹部24Cに差し込む。これによって、第1台車本体12の第1壁部24と第2台車本体13の第3壁部32とが突き合わされた状態となる。
誤って第1凸部24Aと第3凸部32Aとが衝突する位置関係になった場合には、多くの場合、第1凸部24Aの第1面取部24AAと第3凸部32Aの第2面取部32AAとが当接する。これによって、第1凸部24Aが第2凹部32Cに向けて案内されるとともに、第3凸部32Aが第1凹部24Cに向けて案内される。第2凹部32C内に差し込まれた第1凸部24Aは、第2凹部32Cの第2上下規制壁32CAによって上下に移動することが規制される。同様に、第2凹部32C内に差し込まれた第1凸部24Aは、第2凹部32Cの1つの第2左右規制壁32CBによって左右のうち一方向(例えば、第3凸部32Aに近づく方向)への移動が規制される。
第1凹部24C内に差し込まれた第3凸部32Aは、第1凹部24Cの第1上下規制壁24CAによって上下に移動することが規制される。同様に、第1凹部24C内に差し込まれた第3凸部32Aは、第1凹部24Cの1つの第1左右規制壁24CBによって左右のうち一方向(例えば、第1凸部24Aへ近づく方向)への移動が規制される。
この状態で、作業者は、例えば、図1に示すように、柵部材14の一対の脚部36を第2台車本体13の一対の支持孔部18に差し込み、柵部材14の一対の腕部37を第1台車本体12の一対の支持孔部18に差し込むようにする。このとき、柵部材14の表裏の向きは、任意であり、例えば、図1に示す向きとは逆向きに、柵部材14の一対の脚部36を第1台車本体12の一対の支持孔部18に差し込み、柵部材14の一対の腕部37を第2台車本体13の一対の支持孔部18に差し込んだ場合でも、第1台車本体12と第2台車本体13とを連結できる。これによって、台車本体同士の連結作業が完了する。
このように連結された状態で、第1台車本体12および第2台車本体13のいずれか一方が段差等に乗り上げた場合には、第1凸部24Aと第2凹部32Cとの係合と、第3凸部32Aと第1凹部24Cとの係合と、によって、段差等に乗り上げた台車本体に他方の台車本体を追従させることができる。これによって、台車本体同士の連結状態が作業者の意図しないタイミングで解除されてしまうことがない。
このように、1個の柵部材14が2個の台車本体に跨るように配置されるために、第1台車本体12と第2台車本体13を持ち上げることなく長手方向Lに沿って縦並び(縦列)に連結することができる。なお、台車本体の連結数は、任意であり、縦並びで3個以上の台車本体をいずれも持ち上げることなく連結することもできる。また、連結に際して、第1台車本体12の第1壁部24と第2台車本体13の第3壁部32との突き合わせは、実質的なものであってよく、第1壁部24と第3壁部32との間に若干の隙間があってもよい。
これによって、運搬作業者は、2個以上の台車本体を1個の台車本体のように取り扱うことができる。
[第6実施形態]
図13を参照して、第6実施形態の台車システム11について説明する。本実施形態の台車システム11は、第1台車本体12の底部、および第2台車本体13の第2底部の形態が第1実施形態とは異なっている。
第1台車本体12の底部15は、第1壁部24と、一対の第2壁部25と、第1対壁部26と、を有する。第1壁部24は、第1凹部24Cと、第1凹部24Cと横並びに設けられた第1凸部24Aと、を有する。第1凹部24Cは、第1壁部24の壁面から横方向に向けて方形に窪むように形成されている。第1凹部24Cは、1つの第1上下規制壁24CAと、1つの第1左右規制壁24CBと、を有する。
第1凸部24Aは、第1壁部24の壁面から横方向に向けて平板状かつ小片状に突出している。第1凸部24Aは、先端に行くにつれて先細るように面取りした第1面取部24AAを有する。
第1台車本体12は、中心点Oを通り且つ鉛直方向に延びる軸を基準に2回対称(回転対称)の形態を有する。よって、第1対壁部26は、第1壁部24と同様の構成を有する。
第2台車本体13の第2底部29は、第3壁部32と、一対の第4壁部33と、第2対壁部34と、を有する。第3壁部32は、第2凹部32Cと、第2凹部32Cと横並びに設けられた第3凸部32Aと、を有する。第2凹部32Cは、第3壁部32の壁面から横方向に向けて方形に窪むように形成されている。第2凹部32Cは、1つの第2上下規制壁32CAと、1つの第2左右規制壁32CBと、を有する。
第3凸部32Aは、第3壁部32の壁面から横方向に向けて平板状かつ小片状に突出している。第3凸部32Aは、先端に行くにつれて先細るように面取りした第2面取部32AAを有する。第3凸部32Aは、第1台車本体12の第1凸部24Aと略同じ高さに設置される。このため、第3凸部32Aの第2面取部32AAは、第1凸部24Aの第1面取部24AAと当接可能である。
第2台車本体13は、中心点Oを通り且つ鉛直方向に延びる軸を基準に2回対称(回転対称)の形態を有する。よって、第2対壁部34は、第3壁部32と同様の構成を有する。
続いて、図13を参照して本実施形態の台車システム11の作用について説明する。本実施形態の台車システム11は、第1実施形態で説明した第2使用態様で、第1台車本体12と第2台車本体13とが縦方向に(長手方向に沿って)連結して使用できる。
作業者は、台車本体同士の連結に関与しない支持孔部18に対して、第1実施形態と同様に、柵部材14を固定することができる。その際、柵部材14は、一対の脚部36を一対の支持孔部18に差し込み、一対の腕部37を一対の穴部21に対して差し込むようにする。
作業者は、第1台車本体12と第2台車本体13とを連結するために、第1台車本体12の支持孔部18と第2台車本体13の支持孔部18とに跨るように1個の柵部材14を固定する。それに先立ち、作業者は、第1台車本体12の第1凸部24Aを第2台車本体13の第2凹部32Cに差し込む。同様に、第2台車本体13の第3凸部32Aを第1台車本体12の第1凹部24Cに差し込む。これによって、第1台車本体12の第1壁部24と第2台車本体13の第3壁部32とが突き合わされた状態となる。
誤って第1凸部24Aと第3凸部32Aとが衝突する位置関係になった場合には、多くの場合、第1凸部24Aの第1面取部24AAと第3凸部32Aの第2面取部32AAとが当接する。これによって、第1凸部24Aが第2凹部32Cに向けて案内されるとともに、第3凸部32Aが第1凹部24Cに向けて案内される。第2凹部32C内に差し込まれた第1凸部24Aは、第2凹部32Cの第2上下規制壁32CAによって上に移動することが規制される。同様に、第2凹部32C内に差し込まれた第1凸部24Aは、第2凹部32Cの1つの第2左右規制壁32CBによって左右のうち一方向(例えば、第3凸部32Aに近づく方向)への移動が規制される。
第1凹部24C内に差し込まれた第3凸部32Aは、第1凹部24Cの第1上下規制壁24CAによって上に移動することが規制される。同様に、第1凹部24C内に差し込まれた第3凸部32Aは、第1凹部24Cの1つの第1左右規制壁24CBによって左右のうち一方向(例えば、第1凸部24Aへ近づく方向)への移動が規制される。
この状態で、作業者は、例えば、図1に示すように、柵部材14の一対の脚部36を第2台車本体13の一対の支持孔部18に差し込み、柵部材14の一対の腕部37を第1台車本体12の一対の支持孔部18に差し込むようにする。このとき、柵部材14の表裏の向きは、任意であり、例えば、図1に示す向きとは逆向きに、柵部材14の一対の脚部36を第1台車本体12の一対の支持孔部18に差し込み、柵部材14の一対の腕部37を第2台車本体13の一対の支持孔部18に差し込んだ場合でも、第1台車本体12と第2台車本体13とを連結できる。これによって、台車本体同士の連結作業が完了する。
このように連結された状態で、第1台車本体12および第2台車本体13のいずれか一方が段差等に乗り上げた場合には、第1凸部24Aと第2凹部32Cとの係合と、第3凸部32Aと第1凹部24Cとの係合と、によって、段差等に乗り上げた台車本体に他方の台車本体を追従させることができる。これによって、台車本体同士の連結状態が作業者の意図しないタイミングで解除されてしまうことがない。
このように、1個の柵部材14が2個の台車本体に跨るように配置されるために、第1台車本体12と第2台車本体13を持ち上げることなく長手方向Lに沿って縦並び(縦列)に連結することができる。なお、台車本体の連結数は、任意であり、縦並びで3個以上の台車本体をいずれも持ち上げることなく連結することもできる。また、連結に際して、第1台車本体12の第1壁部24と第2台車本体13の第3壁部32との突き合わせは、実質的なものであってよく、第1壁部24と第3壁部32との間に若干の隙間があってもよい。
これによって、運搬作業者は、2個以上の台車本体を1個の台車本体のように取り扱うことができる。
[第7実施形態]
図14、図15を参照して、第7実施形態の台車システム11について説明する。本実施形態の台車システム11は、第1台車本体12の底部15、および第2台車本体13の第2底部29の形態が第1実施形態とは異なっている。本実施形態の台車システム11は、上記した第2使用態様で台車本体同士を連結することもできるし、上記した第3使用態様で台車本体同士を連結することもできる。
第1台車本体12の底部15は、第1壁部24と、一対の第2壁部25と、第1対壁部26と、を有する。第1壁部24は、第1凹部24Cと、第1凹部24Cと横並びに設けられた第1凸部24Aと、を有する。第1凹部24Cは、第1壁部24の壁面から横方向に向けて方形に窪むように形成されている。第1凹部24Cは、一対の第1上下規制壁24CAと、1つの第1左右規制壁24CBと、を有する。第1凹部24Cの近傍に、一対の支持孔部18(第1係合部)が設けられている。
第1凸部24Aは、第1壁部24の壁面から横方向に向けて平板状かつ小片状に突出している。第1凸部24Aは、先端に行くにつれて先細るように面取りした第1面取部24AAを有する。
一対の第2壁部25のそれぞれは、第1側凹部25Aと、第1側凹部25Aと横並びに設けられた第1側凸部25Bと、を有する。第1側凹部25Aは、第2壁部25の壁面から横方向に向けて方形に窪むように形成されている。第1側凹部25Aは、第1凹部24Cと連続するように形成される。第1側凹部25Aは、一対の第1上下規制壁24CAと、1つの第1左右規制壁24CBと、を有する。
第1側凸部25Bは、第2壁部25の壁面から横方向に向けて平板状かつ小片状に突出している。第1側凸部25Bは、第1凸部24Aと連続するように形成される。第1側凸部25Bは、先端に行くにつれて先細るように面取りした面取部27を有する。
第1台車本体12は、中心点Oを通り且つ鉛直方向に延びる軸を基準に2回対称(回転対称)の形態を有する。よって、第1対壁部26は、第1壁部24と同様の構成を有する。
第2台車本体13の第2底部29は、第3壁部32と、一対の第4壁部33と、第2対壁部34と、を有する。第3壁部32は、第2凹部32Cと、第2凹部32Cと横並びに設けられた第3凸部32Aと、を有する。第2凹部32Cは、第3壁部32の壁面から横方向に向けて方形に窪むように形成されている。第2凹部32Cは、一対の第2上下規制壁32CAと、1つの第2左右規制壁32CBと、を有する。
第3凸部32Aは、第3壁部32の壁面から横方向に向けて平板状かつ小片状に突出している。第3凸部32Aは、先端に行くにつれて先細るように面取りした第2面取部32AAを有する。第3凸部32Aは、第1台車本体12の第1凸部24Aと略同じ高さに設置される。このため、第3凸部32Aの第2面取部32AAは、第1凸部24Aの第1面取部24AAと当接可能である。第3凸部32Aの近傍に、一対の支持孔部18(第2係合部)が設けられている。
一対の第4壁部33のそれぞれは、第2側凹部33Aと、第2側凹部33Aと横並びに設けられた第2側凸部33Bと、を有する。第2側凹部33Aは、第4壁部33の壁面から横方向に向けて方形に窪むように形成されている。第2側凹部33Aは、第2凹部32Cと連続するように形成される。第2側凹部33Aは、一対の第1上下規制壁32CAと、1つの第1左右規制壁32CBと、を有する。
第2側凸部33Bは、第4壁部33の壁面から横方向に向けて平板状かつ小片状に突出している。第2側凸部33Bは、第3凸部32Aと連続するように形成される。第2側凸部33Bは、先端に行くにつれて先細るように面取りした面取部27を有する。
第2台車本体13は、中心点Oを通り且つ鉛直方向に延びる軸を基準に2回対称(回転対称)の形態を有する。よって、第2対壁部34は、第3壁部32と同様の構成を有する。
続いて、図14、図15を参照して本実施形態の台車システム11の作用について説明する。
本実施形態の台車システム11は、第1実施形態で説明した図1に示す第2使用態様で、第1台車本体12と第2台車本体13とを縦方向に(長手方向Lに沿って)連結して使用できる。その際、第1凹部24Cに第3凸部32Aを差し込んだ状態で第1台車本体12と第2台車本体13とが縦方向に連結される。また、本実施形態では、第1台車本体12と第2台車本体13とを横方向に(長手方向Lと交差する方向に沿って)連結した第3使用態様でも使用できる。本実施形態の台車システム11の第2使用態様は、第5実施形態と同様である。このため、以下では、第3使用態様について説明する。
作業者は、第1台車本体12と第2台車本体13とを連結するために、第1台車本体12の支持孔部18と第2台車本体13の支持孔部18とに跨るように1個の柵部材14を固定する。それに先立ち、作業者は、第1台車本体12の第1側凸部25Bを第2台車本体13の第2側凹部33Aに差し込む。同様に、第2台車本体13の第2側凸部33Bを第1台車本体12の第1側凹部25Aに差し込む。これによって、第1台車本体12の第2壁部25と第2台車本体13の第4壁部33とが突き合わされた状態となる。
第2側凹部33Aに対して第1側凸部25Bが位置ずれし、第1側凹部25Aに対して第2側凸部33Bが位置ずれする場合には、第1側凸部25Bの面取部27が第2側凹部33Aに当接するとともに、第2側凸部33Bの面取部27が第1側凹部25Aに当接する。これによって、第1側凸部25Bが第2側凹部33Aに向けて案内されるとともに、第2側凸部33Bが第1側凹部25Aに向けて案内される。第2側凹部33A内に差し込まれた第1側凸部25Bは、第2側凹部33Aの第2上下規制壁32CAによって上下に移動することが規制される。同様に、第2側凹部33A内に差し込まれた第1側凸部25Bは、第2側凹部33Aの第2左右規制壁32CBによって左右に移動することが規制される。
第1側凹部25A内に差し込まれた第2側凸部33Bは、第1側凹部25Aの第1上下規制壁24CAによって上下に移動することが規制される。同様に、第1側凹部25A内に差し込まれた第2側凸部33Bは、第1側凹部25Aの第1左右規制壁24CBによって左右に移動することが規制される。
この状態で、作業者は、例えば、図14に示すように、柵部材14の一対の脚部36(第3係合部)の一方を第1台車本体12の一対の支持孔部18(第1係合部)の一方に差し込み、柵部材14の一対の脚部36(第3係合部)の他方を第2台車本体13の一対の支持孔部18(第2係合部)の一方に差し込むようにする。このとき、柵部材14の腕部37は、穴部21に差し込むようにする(腕部37、穴部21のいずれも図示省略)。2個目の柵部材14も上記と同様に差し込むことで、台車本体同士の連結作業が完了する。
このように連結された状態で、第1台車本体12および第2台車本体13のいずれか一方が段差等に乗り上げた場合には、第1側凸部25Bと第2側凹部33Aとの係合と、第2側凸部33Bと第1側凹部25Aとの係合と、によって、段差等に乗り上げた台車本体に他方の台車本体を追従させることができる。これによって、台車本体同士の連結状態が作業者の意図しないタイミングで解除されてしまうことがない。
このように、1個の柵部材14が2個の台車本体に跨るように配置されるために、第1台車本体12と第2台車本体13を持ち上げることなく長手方向Lと交差する方向に沿って横並び(横列)に連結することができる。なお、台車本体の連結数は、任意であり、縦並びで3個以上の台車本体をいずれも持ち上げることなく連結することもできる。また、連結に際して、第1台車本体12の第2壁部25と第2台車本体13の第4壁部33との突き合わせは、実質的なものであってよく、第2壁部25と第4壁部33との間に若干の隙間があってもよい。
これによって、運搬作業者は、2個以上の台車本体を1個の台車本体のように取り扱うことができる。
本実施形態によれば、以下のことがいえる。台車システム11は、第1凹部24Cと、第1凹部24Cが設けられた面とは異なる面に設けられた第1側凹部25Aと、第1凹部24Cの近傍に設けられた一対の第1係合部と、を有する第1台車本体12と、第1台車本体12と分離して設けられる第2台車本体13であって、第3凸部32Aと、第3凸部32Aが設けられた面とは異なる面に設けられた第2側凸部33Bと、第3凸部32Aの近傍に設けられた一対の第2係合部と、を有する第2台車本体13と、第1台車本体12の前記一対の第1係合部と係合可能な一対の第3係合部と、第1凹部24Cに第3凸部32Aを差し込んだ状態の第2台車本体13の前記第2係合部と係合可能な一対の第4係合部と、を有する連結部材と、を備え、前記一対の第3係合部の一方は、第1台車本体12の前記一対の第1係合部の一方と係合可能であり、前記一対の第3係合部の他方は、第1側凹部25Aに第2側凸部33Bを差し込んだ状態の第2台車本体13の前記一対の第2係合部の一方と係合可能である。
この構成によれば、台車本体同士を縦に連結するいわゆる縦連結に加えて、台車本体同士を横方向に連結する横連結も可能にすることができる。これによって、運搬作業時のスペースの状況によって縦連結と横連結とを柔軟に使い分けることができる。
第1凹部24Cは、第1側凹部25Aと連続しており、第3凸部32Aは、第2側凸部33Bと連続している。この構成によれば、いわゆる縦連結および横連結を可能な形状にした場合であっても、第1台車本体12および第2台車本体13の形状を簡略化することができ、第1台車本体12および第2台車本体13の製造時の製造コストを削減できる。
上記した実施形態は、種々の置き換えや変形を加えて実施できる。また、上記実施形態同士を適宜に組み合わせて発明を実現することも当然にできる。例えば、第7実施形態において、第3使用態様の連結様式として、図12の第5実施形態に類似の構造を採用しているが、第7実施形態の連結様式はこれに限られるものではない。第7実施形態の第3使用態様の連結様式として、図1〜図8の第1実施形態に類似の構造や、図9の第2実施形態に類似の構造、図10の第3実施形態に類似の構造、図11の第4実施形態に類似の構造、図13の第6実施形態に類似の構造、を採用することも当然に可能である。
11 台車システム
12 第1台車本体
13 第2台車本体
14 柵部材(連結部材)
15 底部
18 支持孔部
21 穴部
24 第1壁部
24A 第1凸部
24AA 第1面取部
24B 第2凸部
24C 第1凹部
24CA 第1上下規制壁
24CB 第1左右規制壁
25 第2壁部
25A 第1側凹部
25B 第1側凸部
26 第1対壁部
27 面取部
29 第2底部
32 第3壁部
32A 第3凸部
32AA 第2面取部
32B 第4凸部
32C 第2凹部
32CA 第2上下規制壁
32CB 第2左右規制壁
33 第4壁部
33A 第2側凹部
33B 第2側凸部
34 第2対壁部
36 脚部
37 腕部
51 第1隙間
52 第2隙間

Claims (16)

  1. 第1凸部と、前記第1凸部の近傍に設けられた第1係合部と、を有する第1台車本体と、
    前記第1台車本体と分離して設けられる第2台車本体であって、第3凸部と、前記第3凸部の近傍に設けられた第2係合部と、を有する第2台車本体と、
    前記第1台車本体の前記第1係合部と係合可能な第3係合部と、前記第1凸部と前記第3凸部とが上下方向に重なった状態の前記第2台車本体の前記第2係合部と係合可能な第4係合部と、を有する連結部材と、
    を備える台車システム。
  2. 前記第1台車本体は、前記第1凸部と離間して設けられる第2凸部を有し、
    前記第2台車本体は、前記第3凸部と離間して設けられる第4凸部を有し、
    前記第4係合部は、前記第1凸部が前記第3凸部の上側に重なった場合には前記第2凸部が前記第4凸部の下側に重なった状態、前記第1凸部が前記第3凸部の下側に重なった場合には前記第2凸部が前記第4凸部の上側に重なった状態、のいずれかの状態の前記第2台車本体の前記第2係合部と係合可能である請求項1に記載の台車システム。
  3. 前記第1凸部と前記第3凸部とが上下方向に重なった状態において、前記第1凸部と前記第3凸部との間には、前記第1凸部と前記第3凸部とを上下方向に重なるように移動させる際に必要なクリアランスよりも大きく、前記第1台車本体のキャスター部分を除いた部分の上下方向の厚みよりも小さい隙間が設けられる請求項1に記載の台車システム。
  4. 前記第2台車本体は、前記第3凸部と離間して設けられる第4凸部を有し、
    前記第4係合部は、前記第1凸部と前記第4凸部とが左右方向に重なった状態の前記第2台車本体の前記第2係合部と係合可能である請求項1に記載の台車システム。
  5. 前記連結部材は、柵部材である請求項1に記載の台車システム。
  6. 第1凹部と、前記第1凹部の近傍に設けられた第1係合部と、を有する第1台車本体と、
    前記第1台車本体と分離して設けられる第2台車本体であって、第3凸部と、前記第3凸部の近傍に設けられた第2係合部と、を有する第2台車本体と、
    前記第1台車本体の前記第1係合部と係合可能な第3係合部と、前記第1凹部に前記第3凸部を差し込んだ状態の前記第2台車本体の前記第2係合部と係合可能な第4係合部と、を有する連結部材と、
    を備える台車システム。
  7. 前記第1凹部は、第1上下規制壁を有し、前記第1上下規制壁は、前記第1凹部に差し込まれた前記第3凸部に上側および下側の少なくとも一方から当接する請求項6に記載の台車システム。
  8. 前記第1凹部は、第1左右規制壁を有し、前記第1左右規制壁は、前記第1凹部に差し込まれた前記第3凸部に左側および右側の少なくとも一方から当接する請求項6に記載の台車システム。
  9. 前記第3凸部は、先端に行くにつれて先細るように面取りした第2面取部を有する請求項6に記載の台車システム。
  10. 前記第1台車本体は、第1凸部を有し、
    前記第2台車本体は、第2凹部を有し、
    前記第4係合部は、前記第2凹部に前記第1凸部を差し込んだ状態の前記第2台車本体の前記第2係合部と係合可能である請求項9に記載の台車システム。
  11. 前記第1凸部は、先端に行くにつれて先細るように面取りした第1面取部を有する請求項10に記載の台車システム。
  12. 前記第1凸部は、前記第3凸部と略同等の高さに設置され、
    前記第1面取部は、前記第2面取部と当接可能である請求項11に記載の台車システム。
  13. 前記連結部材は、柵部材である請求項6に記載の台車システム。
  14. 第1凹部と、前記第1凹部が設けられた面とは異なる面に設けられた第1側凹部と、前記第1凹部の近傍に設けられた一対の第1係合部と、を有する第1台車本体と、
    前記第1台車本体と分離して設けられる第2台車本体であって、第3凸部と、前記第3凸部が設けられた面とは異なる面に設けられた第2側凸部と、前記第3凸部の近傍に設けられた一対の第2係合部と、を有する第2台車本体と、
    前記第1台車本体の前記一対の第1係合部と係合可能な一対の第3係合部と、前記第1凹部に前記第3凸部を差し込んだ状態の前記第2台車本体の前記第2係合部と係合可能な一対の第4係合部と、を有する連結部材と、
    を備え、
    前記一対の第3係合部の一方は、前記第1台車本体の前記一対の第1係合部の一方と係合可能であり、
    前記一対の第3係合部の他方は、前記第1側凹部に前記第2側凸部を差し込んだ状態の前記第2台車本体の前記一対の第2係合部の一方と係合可能である台車システム。
  15. 前記第1凹部は、前記第1側凹部と連続しており、
    前記第3凸部は、前記第2側凸部と連続している請求項14に記載の台車システム。
  16. 前記連結部材は、柵部材である請求項14に記載の台車システム。
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