JP2021174658A - 嵌合コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】仮嵌合状態であるのか否かを容易に識別させる。【解決手段】第1ハウジング10は、仮嵌合状態に向けた第1嵌合部11及び第2ハウジング110の第2嵌合部111の嵌合挿入に伴い第2端子金具120の複数の弾性接続体122の内の基準弾性接続体122Aの自由端側を摺動させながら基準弾性接続体122Aを開き方向に弾性変形させ、仮嵌合状態となったときに基準弾性接続体122Aの電気接点部を乗り越えさせる基準突出体13と、仮嵌合状態に向けた嵌合挿入に伴い複数の弾性接続体122の内の高圧弾性接続体の自由端側を摺動させながら高圧弾性接続体を基準弾性接続体122Aよりも開き方向に大きく弾性変形させ、仮嵌合状態となったときに高圧弾性接続体の電気接点部を乗り越えさせ且つ高圧弾性接続体を基準弾性接続体122Aと同じ位置まで開き方向とは逆向きに戻させる高圧突出体14と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、嵌合コネクタに関する。
従来、二者間の電気接続には、雌コネクタと雄コネクタのような互いに嵌合接続される嵌合コネクタが用いられる。そして、この嵌合コネクタとしては、それぞれのコネクタを仮嵌合状態に配置し、それぞれのコネクタの嵌合部間にレバー部材の回転操作力や螺子部材の軸力等に応じた嵌合挿入力を発生させながら、それぞれのコネクタを完全嵌合状態まで嵌合接続させるものが知られている。この嵌合コネクタにおいては、その嵌合挿入力を仮嵌合状態から完全嵌合状態に至るまで嵌合部間に発生させることによって、嵌合接続を行う作業者の嵌合操作力を軽減させる。この種の操作力補助機構付きの嵌合コネクタについては、例えば、下記の特許文献1及び2に開示されている。
特開2010−146950号公報 特表2008−533684号公報
ところで、操作力補助機構付きの嵌合コネクタにおいては、作業者の嵌合操作力を軽減させることができる一方、それぞれのコネクタの嵌合部間が規定の仮嵌合状態に配置されていない場合、次のような不都合を生じさせてしまう虞がある。例えば、その場合の嵌合コネクタにおいては、レバー部材等で嵌合部間に嵌合挿入力を発生させたとしても、この嵌合部間を完全嵌合状態まで嵌合挿入させることができず、端子金具間が安定した電気接続状態にならない可能性がある。また、その場合の嵌合コネクタにおいては、嵌合部間に発生させた嵌合挿入力によって、この嵌合部間や端子金具間に過荷重を発生させてしまう可能性がある。しかしながら、この嵌合コネクタにおいては、嵌合部間が規定の仮嵌合状態に配置されているのか否かを目視で判断することが難しい。
そこで、本発明は、仮嵌合状態であるのか否かを容易に識別させることが可能な嵌合コネクタを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明は、第1嵌合部を有する第1ハウジング、及び、前記第1ハウジングに収容された第1端子金具を備える第1コネクタと、コネクタ挿入方向に沿った前記第1嵌合部との間での嵌合挿入が可能な第2嵌合部を有する第2ハウジング、並びに、前記第2ハウジングに収容され、前記第1嵌合部及び前記第2嵌合部が完全嵌合状態のときに前記第1端子金具に対して電気接続される第2端子金具を備える第2コネクタと、操作補助部材に対する操作力に応じた嵌合挿入力を前記第1嵌合部と前記第2嵌合部との間に発生させ、前記第1嵌合部と前記第2嵌合部を仮嵌合状態から前記完全嵌合状態へと前記コネクタ挿入方向に沿って相対移動させる操作力補助機構と、を備える。そして、前記第2端子金具は、基体と、前記基体に対して交差状態で配置して、自由端側の電気接点部を同一方向に向けて前記コネクタ挿入方向に対する直交方向に複数並べた片持ち形状で、前記電気接点部を前記第1端子金具から引き離す開き方向への弾性変形が可能な弾性接続体と、を有する。前記第1ハウジングは、前記仮嵌合状態に向けた前記第1嵌合部及び前記第2嵌合部の嵌合挿入に伴い複数の前記弾性接続体の内の基準弾性接続体の前記自由端側を摺動させながら前記基準弾性接続体を前記開き方向に弾性変形させ、前記第1嵌合部及び前記第2嵌合部が前記仮嵌合状態となったときに前記基準弾性接続体の前記電気接点部を乗り越えさせる基準突出体と、前記仮嵌合状態に向けた前記第1嵌合部及び前記第2嵌合部の嵌合挿入に伴い複数の前記弾性接続体の内の高圧弾性接続体の前記自由端側を摺動させながら前記高圧弾性接続体を前記基準弾性接続体よりも前記開き方向に大きく弾性変形させ、前記第1嵌合部及び前記第2嵌合部が前記仮嵌合状態となったときに前記高圧弾性接続体の前記電気接点部を乗り越えさせ且つ前記高圧弾性接続体を前記基準弾性接続体と同じ位置まで前記開き方向とは逆向きに戻させる高圧突出体と、を有することを特徴としている。
ここで、記基準突出体と前記高圧突出体は、前記第1ハウジングの突出基準面から突出させ、前記高圧突出体は、前記高圧弾性接続体の前記自由端側を摺動させる高圧摺動面と、前記コネクタ挿入方向側で前記高圧摺動面を前記突出基準面に繋ぐ連結端面と、を有し、前記高圧摺動面は、前記高圧弾性接続体を前記開き方向に最も大きく弾性変形させる高圧部を前記連結端面との境界に有することが望ましい。
また、前記高圧摺動面は、前記コネクタ挿入方向側ほど前記突出基準面から大きく突出させた1つ若しくは複数の傾斜面、又は、前記コネクタ挿入方向に向かうに連れて前記突出基準面から徐々に大きく突出させた弧状面であることが望ましい。
また、前記第2端子金具は、複数の前記弾性接続体の組み合わせを2組有し、その2つの組み合わせにおけるそれぞれの前記弾性接続体の前記電気接点部を互いに間隔を空けて対向配置させることが望ましい。
本発明に係る嵌合コネクタにおいては、第1嵌合部と第2嵌合部を仮嵌合状態とする際に、基準弾性接続体と基準突出体の組み合わせしか存在していない場合と比較して、高圧弾性接続体と高圧突出体の組み合わせの存在によって挿入抵抗を高めていくことができる。よって、この嵌合コネクタは、その挿入抵抗を作業者に感じ取らせることができる。そして、この嵌合コネクタにおいては、第1嵌合部と第2嵌合部が仮嵌合状態となるときに、基準弾性接続体と基準突出体の組み合わせしか存在していない場合と比較して、高圧弾性接続体と高圧突出体の組み合わせの存在によって挿入抵抗の減少量が大きくなる。よって、この嵌合コネクタは、挿入抵抗が減ったときの抜け感を作業者に感じ取らせることができる。従って、本発明に係る嵌合コネクタは、第1嵌合部と第2嵌合部が仮嵌合状態であるのか否かを作業者に容易に識別させることができる。
図1は、第1コネクタと第2コネクタとが分離状態の実施形態の嵌合コネクタを示す斜視図である。 図2は、第1コネクタと第2コネクタとが分離状態の実施形態の嵌合コネクタを別角度から見た斜視図である。 図3は、図1のX−X線断面の部分拡大図である。 図4は、第1コネクタと第2コネクタとが仮嵌合状態の実施形態の嵌合コネクタを示す斜視図である。 図5は、図4のX−X線断面の部分拡大図である。 図6は、第1コネクタと第2コネクタとが完全嵌合状態の実施形態の嵌合コネクタを示す斜視図である。 図7は、図6のX−X線断面図である。 図8は、第1端子金具と第2端子金具を抜き出した分解斜視図である。 図9は、第1ハウジング内の第1端子金具と第2端子金具を抜き出した分解斜視図である。 図10は、図6のY−Y線断面図である。 図11は、図5のA部拡大図である。 図12は、基準突出体と高圧突出体の変形形態を示す図である。
以下に、本発明に係る嵌合コネクタの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係る嵌合コネクタは、互いに嵌合接続される2つのコネクタを備えたものであり、その2つのコネクタを嵌合接続させることによって、お互いを電気接続させる。また、本発明に係る嵌合コネクタは、一方のコネクタ側の機器と他方のコネクタ側の機器とを電気接続させるものであってもよく、一方のコネクタに対して他方のコネクタを抜き差しすることによって、この一方のコネクタの電気回路の接続と切断を行うものであってもよい。
本発明に係る嵌合コネクタの実施形態の1つを図1から図12に基づいて説明する。
本実施形態の嵌合コネクタは、互いに嵌合接続される第1コネクタ1と第2コネクタ2とを備える(図1から図7)。ここで例示する嵌合コネクタは、第1コネクタ1と第2コネクタ2とが挿抜自在に構成されたものであり、第2コネクタ2が第1コネクタ1の電気回路の接続と切断を担っている。
ここで、第1コネクタ1は、機器(図示略)の電気回路上に設けられる。その機器とは、例えば、車両の駆動装置(電気自動車又はハイブリッド車両の電動機やインバータ等)のことである。この第1コネクタ1は、第2コネクタ2が完全嵌合状態のときに機器の電気回路を接続し、第2コネクタ2が完全嵌合状態ではないときに機器の電気回路を切断する。
第1コネクタ1は、第1ハウジング10と第1端子金具20とを備える(図1から図7)。一方、第2コネクタ2は、第2ハウジング110と第2端子金具120とを備える(図2、図3、図5及び図7)。
第1ハウジング10と第2ハウジング110は、合成樹脂等の絶縁性材料で成形される。第1ハウジング10は、第1嵌合部11を有する(図1、図3から図5及び図7)。また、第2ハウジング110は、第2嵌合部111を有する(図1から図7)。その第1嵌合部11と第2嵌合部111は、コネクタ挿入方向に沿った嵌合挿入が可能で、かつ、コネクタ抜去方向に沿った抜き取りが可能な形状のものとして形成される。例えば、この第1嵌合部11と第2嵌合部111は、筒状に形成され、その筒軸方向がコネクタ挿抜方向(コネクタ挿入方向、コネクタ抜去方向)となって互いに抜き差しされる。ここで示す第1嵌合部11は、筒軸方向における一旦を閉塞壁で閉塞させた筒状に形成されている。一方、ここで示す第2嵌合部111は、筒軸方向における両端を開口させた筒状に形成されている。また、ここで示す第1嵌合部11と第2嵌合部111は、筒軸方向に対する直交断面が長円の環状の筒体として形成されている。
第1端子金具20と第2端子金具120は、金属等の導電性材料で成形される。例えば、この第1端子金具20と第2端子金具120は、母材となる金属板に対する折曲げ加工や切断加工等のプレス成形によって所定形状に成形される。
第1端子金具20は、第1ハウジング10の第1嵌合部11の内方に収容される(図1及び図3)。ここで示す第1嵌合部11の中には、2つの第1端子金具20が収容されている。また、第2端子金具120は、第2ハウジング110の第2嵌合部111の内方に収容される(図2及び図3)。ここで示す第2嵌合部111の中には、2つの第2端子金具120が収容されている。この嵌合コネクタにおいては、それぞれの第1端子金具20を2つの第2端子金具120で電気接続させる。
第1端子金具20は、平板状の被固定体21と、この被固定体21に対して直交配置された矩形の平板から成る雄タブ状の電気接続体22と、を有する(図1、図3、図5及び図7から図9)。被固定体21は、第1ハウジング10に対して第1端子金具20を固定するための部位である。第1端子金具20においては、その被固定体21が第1ハウジング10に対して螺子止め等で固定される。電気接続体22は、第2端子金具120に対して物理的且つ電気的に接続させるための部位である。
第1嵌合部11の中では、それぞれの第1端子金具20の電気接続体22における一方の平面同士が間隔を空けて対向配置されている(図1、図3、図5、図7及び図8)。第1ハウジング10は、その2つの電気接続体22の隙間に介在させる平板状の仕切り壁12を有している(図2、図3、図5、図7及び図9)。
また、それぞれの電気接続体22においては、他方の平面に電気接点部22aが膨出状態で設けられている(図8)。その電気接点部22aは、第2端子金具120の後述する電気接点部122a毎に設けられる。
第2端子金具120は、基体121と、この基体121に対して交差状態で配置して、自由端側の電気接点部122aを同一方向に向けてコネクタ挿入方向に対する直交方向に複数並べた片持ち形状の弾性接続体122と、を有する(図3、図5及び図7から図9)。その弾性接続体122は、電気接点部122aを第1端子金具20の電気接点部22aから引き離す開き方向への弾性変形が可能で、かつ、電気接点部122aを第1端子金具20の電気接点部22aに近づける開き方向とは逆方向への弾性変形が可能なものとして形成される。ここで示す第2端子金具120において、全ての弾性接続体122は、弾性変形量が同じ場合、それぞれが同じ大きさのバネ力を発生させるものとして形成されている。
ここで示す第2端子金具120は、その1列に並べられた複数の弾性接続体122の組み合わせを2組有するものとして形成されている(図8及び図9)。この第2端子金具120においては、矩形の平板状の基体121における同一方向に延在させた2つの辺部から各々複数の弾性接続体122の組み合わせを突出させ、その2つの組み合わせにおけるそれぞれの弾性接続体122の電気接点部122aを互いに間隔を空けて対向配置させる。つまり、この第2端子金具120は、所謂クリップ形状の端子金具として形成されている。よって、この第2端子金具120は、一方の複数の弾性接続体122の組み合わせと他方の複数の弾性接続体122の組み合わせの間に、2つの第1端子金具20の電気接続体22を嵌入させる。これにより、この第2端子金具120は、全ての弾性接続体122が開き方向に弾性変形し、その弾性変形に伴う反力でそれぞれの電気接続体22を他方の平面側から挟み込んで、それぞれの電気接続体22に対して嵌合接続させる。従って、この第2端子金具120は、一方の複数の弾性接続体122の組み合わせが一方の電気接続体22に電気接続され、かつ、他方の複数の弾性接続体122の組み合わせが他方の電気接続体22に電気接続されて、2つの第1端子金具20を電気接続させる。
尚、第2端子金具120は、嵌合コネクタが第1コネクタ1側の機器と第2コネクタ2側の機器とを電気接続させるものである場合、1列に並べられた複数の弾性接続体122の組み合わせを1組だけ有するものであってもよい。この場合の第2端子金具120は、図示しないが、矩形の平板状の基体121における同一方向に延在させた2つの辺部の内の一方から複数の弾性接続体122の組み合わせを突出させ、かつ、その2つの辺部の内の他方から平板状の壁体を突出させ、その壁体の平面と複数の弾性接続体122の組み合わせにおけるそれぞれの電気接点部122aとを間隔を空けて対向配置させる。つまり、この場合にも、第2端子金具120は、所謂クリップ形状の端子金具として形成されている。
この嵌合コネクタにおいては、第1嵌合部11と第2嵌合部111とを規定の嵌合位置までコネクタ挿入方向に嵌合挿入していくことによって、この第1嵌合部11と第2嵌合部111が完全嵌合状態となり、このときに第1端子金具20と第2端子金具120とを電気接続させる。また、この嵌合コネクタにおいては、第1嵌合部11と第2嵌合部111とが規定の嵌合位置まで嵌め込まれていない分離状態又は半嵌合状態のときに、第1端子金具20と第2端子金具120とを電気接続させない。ここで示す嵌合コネクタにおいては、第1嵌合部11と第2嵌合部111が完全嵌合状態のときに、それぞれの第1端子金具20を第2端子金具120が電気接続させることによって、機器における分断された電気回路を接続状態にする。また、ここで示す嵌合コネクタにおいては、第1嵌合部11と第2嵌合部111が完全嵌合状態ではないとき(分離状態又は半嵌合状態のとき)に、それぞれの第1端子金具20を第2端子金具120が電気接続させないことによって、機器の電気回路を切断状態にする。
この嵌合コネクタにおいては、第1コネクタ1と第2コネクタ2を嵌合接続させる際に、第1嵌合部11と第2嵌合部111をそれぞれの筒軸方向における開口側の先端同士を嵌め合わせた仮嵌合状態(半嵌合状態の一形態)とし(図4及び図5)、この第1嵌合部11と第2嵌合部111を仮嵌合状態から完全嵌合状態に移行させる(図6及び図7)。この嵌合コネクタは、第1嵌合部11と第2嵌合部111を仮嵌合状態から完全嵌合状態へと移行させる際の作業者の嵌合操作力を軽減させるべく、操作補助部材50に対する操作力に応じた嵌合挿入力を第1嵌合部11と第2嵌合部111との間に発生させ、第1嵌合部11と第2嵌合部111を仮嵌合状態から完全嵌合状態へとコネクタ挿入方向に沿って相対移動させる操作力補助機構3を備えている(図1から図7及び図10)。
この操作力補助機構3は、例えば、操作補助部材50としてのレバー部材を第1嵌合部11と第2嵌合部111に対して回転操作させ、その回転操作力に応じた嵌合挿入力を第1嵌合部11と第2嵌合部111との間に発生させるものであってもよい。また、この操作力補助機構3は、例えば、操作補助部材50としての螺子部材の軸力を第1嵌合部11と第2嵌合部111との間に作用させるべく、その螺子部材を第1嵌合部11と第2嵌合部111に対して軸周りに回転操作させることによって、その回転操作力に応じた嵌合挿入力を第1嵌合部11と第2嵌合部111との間に発生させるものであってもよい。
ここで示す操作力補助機構3は、操作補助部材50としてレバー部材を用いている。よって、この嵌合コネクタにおいては、第1コネクタ1と第2コネクタ2を嵌合接続させる際に、第1嵌合部11と第2嵌合部111を仮嵌合状態とし、この仮嵌合状態で操作補助部材50が回転操作されることによって、第1嵌合部11と第2嵌合部111とが規定の嵌合位置まで深く嵌め込まれた完全嵌合状態になる。一方、この嵌合コネクタにおいては、第1コネクタ1と第2コネクタ2を切り離す際に、第1嵌合部11と第2嵌合部111とが完全嵌合状態のときに操作補助部材50が逆向きに回転操作されることによって、第1嵌合部11と第2嵌合部111とを仮嵌合状態に変位させる。この嵌合コネクタにおいては、この仮嵌合状態のときに第1嵌合部11と第2嵌合部111とを脱離させることが可能な脱離可能状態にもなっており、第1嵌合部11と第2嵌合部111とを引き離すことによって、第1コネクタ1と第2コネクタ2を分離させる。
操作補助部材50は、合成樹脂等の絶縁性材料で成形される。この操作補助部材50は、第2コネクタ2に設ける。この操作補助部材50は、第2ハウジング110に対する相対回転が可能な部材であり、その相対回転の回転方向に応じたコネクタ挿入方向の力(嵌合挿入力)又はコネクタ抜去方向の力(抜去力)を第1嵌合部11と第2嵌合部111との間に作用させる。よって、この操作補助部材50は、少なくとも第2ハウジング110が仮嵌合状態のときの仮嵌合位置(図4及び図5)と第2ハウジング110が完全嵌合状態のときの完全嵌合位置(図6及び図7)との間で、第2ハウジング110に対して相対回転させる。この操作補助部材50は、仮嵌合位置から完全嵌合位置に向けた第1回転操作で第2ハウジング110を仮嵌合状態から完全嵌合状態へと第1嵌合部11に対して相対移動させ、第1嵌合部11と第2嵌合部111とを完全嵌合させる。また、この操作補助部材50は、完全嵌合位置から仮嵌合位置に向けた第2回転操作で第2ハウジング110を完全嵌合状態から仮嵌合状態へと第1嵌合部11に対して相対移動させ、第1嵌合部11と第2嵌合部111の完全嵌合状態を解消させる。
ここで示す操作補助部材50は、第1回転操作及び第2回転操作の回動支点を有し、かつ、第1回転操作及び第2回転操作の回動軸の軸線方向で互いに間隔を空けて対向配置させた2本のアーム51,51と、2本のアーム51,51を連結させ、かつ、第1回転操作及び第2回転操作の力点となる操作部52と、を有する(図1、図2、図4及び図6)。
ここで示す操作補助部材50においては、その2本のアーム51,51の間に第2嵌合部111が配置され、それぞれのアーム51,51が第2嵌合部111に対して回動自在に取り付けられる。また、ここで示す操作補助部材50は、仮嵌合位置のときに、それぞれのアーム51,51の延在方向をコネクタ挿抜方向に向かせ、かつ、操作部52を第2嵌合部111の閉塞壁に対して間隔を空けて対向配置させる(図4)。また、ここで示す操作補助部材50は、完全嵌合位置のときに、それぞれのアーム51,51の延在方向をコネクタ挿抜方向に対する直交方向に向かせ、かつ、操作部52を第2嵌合部111の外周面に対向配置させる(図6)。
アーム51は、操作部52側を固定端とする片持ち形状に形成され、その固定端と自由端51aとの間に回動支点が設けられる(図1、図2、図4及び図10)。ここで示すアーム51においては、円形の貫通孔を有する軸受51bが回動支点として形成されている(図1、図2、図4及び図10)。第2嵌合部111の外周面には、その軸受51bの貫通孔に挿入されて当該軸受51bに軸支される回動軸112がアーム51毎に突出状態で設けられている(図1、図2、図4及び図10)。
第1ハウジング10は、この操作補助部材50の第1回転操作の最中に、この操作補助部材50の自由端51aからコネクタ抜去方向に向けた力を受ける第1受け部10aを有している(図1、図3、図4、図6及び図10)。操作補助部材50は、そのコネクタ抜去方向に向けた力を第1受け部10aに作用させることによって、この第1受け部10aから反力を受ける。そこで、第2ハウジング110には、操作補助部材50の第1回転操作の最中に、第1受け部10aからの反力を受けた操作補助部材50の回動支点から力を受けて、コネクタ挿入方向に向けた力を第2嵌合部111に発生させる第2受け部110aが設けられている(図1、図2、図4及び図10)。これにより、この嵌合コネクタにおいては、操作補助部材50を第1回転操作することによって、仮嵌合状態の第1嵌合部11と第2嵌合部111とが規定の嵌合位置まで嵌め込まれて完全嵌合状態になる。つまり、この嵌合コネクタは、第1嵌合部11と第2嵌合部111を仮嵌合状態から完全嵌合状態に移行させる際の作業者の嵌合操作力を軽減させることができる。ここで示す第2受け部110aは、回動軸112であり(図1、図2、図4及び図10)、第1受け部10aからの反力に応じた力が軸受51bの貫通孔の内周壁から加えられる。
また、第1ハウジング10は、操作補助部材50の第2回転操作の最中に、この操作補助部材50の自由端51aからコネクタ挿入方向に向けた力を受ける第3受け部10bを有している(図3及び図10)。その第3受け部10bは、第1受け部10a対して間隔を空けて対向配置されている。操作補助部材50は、そのコネクタ挿入方向に向けた力を第3受け部10bに作用させることによって、この第3受け部10bから反力を受ける。そこで、第2ハウジング110には、操作補助部材50の第2回転操作の最中に、第3受け部10bからの反力を受けた操作補助部材50の回動支点から力を受けて、コネクタ抜去方向に向けた力を第2嵌合部111に発生させる第4受け部110bが設けられている(図1、図2、図4及び図10)。これにより、この嵌合コネクタにおいては、操作補助部材50を第2回転操作することによって、完全嵌合状態の第1嵌合部11と第2嵌合部111の嵌合代が減っていって仮嵌合状態になる。つまり、この嵌合コネクタは、第1嵌合部11と第2嵌合部111を完全嵌合状態から仮嵌合状態に移行させる際の作業者の抜去操作力を軽減させることができる。ここで示す第4受け部110bは、第2受け部110aと同じ回動軸112であり(図1、図2、図4及び図10)、第3受け部10bからの反力に応じた力が軸受51bの貫通孔の内周壁から加えられる。
このように、本実施形態の嵌合コネクタにおいては、第1コネクタ1と第2コネクタ2を嵌合接続させる際に、先ず、第1嵌合部11と第2嵌合部111の先端同士を嵌め合わせた仮嵌合状態とする。続いて、本実施形態の嵌合コネクタにおいては、操作補助部材50を第1回転操作して、その仮嵌合状態の第1嵌合部11と第2嵌合部111に嵌合挿入力を作用させ、第1嵌合部11と第2嵌合部111を仮嵌合状態から完全嵌合状態に移行させる。従って、この嵌合コネクタにおいては、第1嵌合部11と第2嵌合部111が仮嵌合状態に正しく配置されていなければ、先に示したように、第1嵌合部11と第2嵌合部111を完全嵌合状態にまで嵌合挿入させることができなかったり、第1嵌合部11と第2嵌合部111の間や第1端子金具20と第2端子金具120との間に過荷重を発生させたりしてしまう可能性がある。
そこで、本実施形態の嵌合コネクタにおいては、第1嵌合部11と第2嵌合部111が仮嵌合状態であるのか否かを作業者が容易に識別できるように構成する。本実施形態の嵌合コネクタにおいては、第1嵌合部11と第2嵌合部111の先端同士を仮嵌合状態になるまで嵌め合わせる際に、第1コネクタ1と第2コネクタ2の間の嵌合挿入力を変化させることによって、第1嵌合部11と第2嵌合部111が仮嵌合状態であるのか否かを作業者に識別させる。
具体的に、本実施形態の嵌合コネクタにおいては、第2端子金具120における複数の弾性接続体122について、第1嵌合部11と第2嵌合部111が仮嵌合状態になるまでの間、開き方向の弾性変形によって基準バネ力を発生させるもの(以下、「基準弾性接続体」という。)122Aと、開き方向の弾性変形によって基準バネ力よりも大きな高圧バネ力を発生させるもの(以下、「高圧弾性接続体」という。)122Bと、に大別させる(図5、図8、図9及び図11)。そして、第1ハウジング10には、第1嵌合部11と第2嵌合部111を仮嵌合状態とする際に、基準弾性接続体122Aを開き方向に弾性変形させながら乗り越えさせる突出体(以下、「基準突出体」という。)13と、高圧弾性接続体122Bを開き方向に弾性変形させながら乗り越えさせる突出体(以下、「高圧突出体」という。)14と、を設ける(図1、図3、図5、図7、図9及び図11)。
基準突出体13と高圧突出体14は、第1端子金具20の電気接続体22におけるコネクタ抜去方向側の端面よりもコネクタ抜去方向側に設ける(図3、図5及び図7)。ここで示す基準突出体13と高圧突出体14は、仕切り壁12におけるコネクタ抜去方向側の端面に突出状態で設けている。また、基準突出体13と高圧突出体14は、第1ハウジング10の突出基準面12aから突出させる(図3、図5、図7及び図11)。ここでは、仕切り壁12におけるそれぞれの平面(電気接続体22の一方の平面に対向配置される部分)を突出基準面12aとする。
基準突出体13は、基準弾性接続体122A毎に1つずつ設けてもよく、複数の弾性接続体122の組み合わせにて複数の基準弾性接続体122Aが連なっているのであれば、その複数の基準弾性接続体122Aに対応する1つを設けてもよい。これと同じように、高圧突出体14は、高圧弾性接続体122B毎に1つずつ設けてもよく、複数の弾性接続体122の組み合わせにて複数の高圧弾性接続体122Bが連なっているのであれば、その複数の高圧弾性接続体122Bに対応する1つを設けてもよい。この例示の第2端子金具120においては、複数の弾性接続体122の組み合わせにて、隣り合う2つの基準弾性接続体122Aが設定され、かつ、1つの高圧弾性接続体122Bが設定されている。また、この例示の第1ハウジング10においては、その隣り合う2つの基準弾性接続体122Aに対応させた1つの基準突出体13と、その1つの高圧弾性接続体122Bに対応させた1つの高圧突出体14と、が複数の弾性接続体122の組み合わせ毎で且つ第2端子金具120毎に形成されている。
基準突出体13は、仮嵌合状態に向けた第1嵌合部11及び第2嵌合部111の嵌合挿入に伴い基準弾性接続体122Aの自由端側を摺動させながら基準弾性接続体122Aを開き方向に弾性変形させ、第1嵌合部11及び第2嵌合部111が仮嵌合状態となったときに基準弾性接続体122Aの電気接点部122aを乗り越えさせるものとして形成される(図3→図5)。この基準突出体13は、基準弾性接続体122Aの自由端側を摺動させる摺動面(以下、「基準摺動面」という。)13aと、コネクタ挿入方向側で基準摺動面13aを突出基準面12aに繋ぐ端面(以下、「連結端面」という。)13bと、を有する(図11)。ここで示す連結端面13bは、突出基準面12aから垂設されている。
高圧突出体14は、仮嵌合状態に向けた第1嵌合部11及び第2嵌合部111の嵌合挿入に伴い高圧弾性接続体122Bの自由端側を摺動させながら高圧弾性接続体122Bを基準弾性接続体122Aよりも開き方向に大きく弾性変形させ、第1嵌合部11及び第2嵌合部111が仮嵌合状態となったときに高圧弾性接続体122Bの電気接点部122aを乗り越えさせ且つ高圧弾性接続体122Bを基準弾性接続体122Aと同じ位置まで開き方向とは逆向きに戻させるものとして形成される(図3→図5)。この高圧突出体14は、高圧弾性接続体122Bの自由端側を摺動させる摺動面(以下、「高圧摺動面」という。)14aと、コネクタ挿入方向側で高圧摺動面14aを突出基準面12aに繋ぐ端面(以下、「連結端面」という。)14bと、を有する(図11)。ここで示す連結端面14bは、突出基準面12aから垂設されている。
基準突出体13と高圧突出体14は、第1嵌合部11と第2嵌合部111の嵌合挿入が進むほど開き方向への弾性変形量が大きくなるものとして形成される。よって、基準摺動面13aは、基準弾性接続体122Aを開き方向に最も大きく弾性変形させる基準高圧部13aを連結端面13bとの境界に有している(図11)。これと同じように、高圧摺動面14aは、高圧弾性接続体122Bを開き方向に最も大きく弾性変形させる高圧部14aを連結端面14bとの境界に有している(図11)。例えば、基準摺動面13aと高圧摺動面14aは、コネクタ挿入方向側ほど突出基準面12aから大きく突出させた1つ若しくは複数の傾斜面(図11)、又は、コネクタ挿入方向に向かうに連れて突出基準面12aから徐々に大きく突出させた弧状面として形成される(図12)。
この嵌合コネクタにおいては、第1嵌合部11と第2嵌合部111の先端同士を嵌め合わせた仮嵌合状態とする際に、基準弾性接続体122Aが基準突出体13に沿って開き方向に弾性変形させられながら摺動され、かつ、高圧弾性接続体122Bが高圧突出体14に沿って開き方向に弾性変形させられながら摺動されていく。そして、この嵌合コネクタにおいては、第1嵌合部11と第2嵌合部111が仮嵌合状態となるときに、基準弾性接続体122Aの電気接点部122aが基準突出体13を乗り越え、かつ、高圧弾性接続体122Bの電気接点部122aが高圧突出体14を乗り越える。基準弾性接続体122Aは、その乗り越えの際、開き方向の弾性変形に伴う反力によって弾性変形量が小さくなっていき、基準突出体13を乗り越えるときよりも小さな弾性変形量で開き方向に弾性変形している状態又は弾性変形前の元の形状の状態に変位する。また、高圧弾性接続体122Bは、その乗り越えの際、開き方向の弾性変形に伴う反力によって弾性変形量が小さくなっていき、基準弾性接続体122Aと同じ位置へと変位する。
このように、この嵌合コネクタにおいては、第1嵌合部11と第2嵌合部111の先端同士を嵌め合わせた仮嵌合状態とする際に、基準弾性接続体122Aと基準突出体13の組み合わせしか存在していない場合と比較して、高圧弾性接続体122Bと高圧突出体14の組み合わせの存在によって挿入抵抗を高めていくことができる。よって、この嵌合コネクタは、その挿入抵抗を作業者に感じ取らせることができる。そして、この嵌合コネクタにおいては、第1嵌合部11と第2嵌合部111が仮嵌合状態となるときに、基準弾性接続体122Aと基準突出体13の組み合わせしか存在していない場合と比較して、高圧弾性接続体122Bと高圧突出体14の組み合わせの存在によって挿入抵抗の減少量が大きくなる。よって、この嵌合コネクタは、挿入抵抗が減ったときの抜け感を作業者に感じ取らせることができる。従って、本実施形態の嵌合コネクタは、第1嵌合部11と第2嵌合部111が仮嵌合状態であるのか否かを作業者に容易に識別させることができる。
この嵌合コネクタにおいては、高圧弾性接続体122Bの電気接点部122aが高圧突出体14を乗り越えたときに、この高圧弾性接続体122Bの自由端側を例えば電気接続体22に当接させてもよい。この場合、高圧弾性接続体122Bの自由端側は、電気接続体22に当接したときに打音を発生させる。従って、この場合の嵌合コネクタは、その高圧弾性接続体122Bの電気接点部122aが高圧突出体14を乗り越えたときの打音によって、第1嵌合部11と第2嵌合部111が仮嵌合状態であるのか否かを作業者に容易に識別させることができる。
ここで、この嵌合コネクタにおいては、基準弾性接続体122Aと基準突出体13の組み合わせを無くして、高圧弾性接続体122Bと高圧突出体14の組み合わせだけで構成してもよい。これによれば、この嵌合コネクタは、上記の例示と比較して、高圧弾性接続体122Bの電気接点部122aが高圧突出体14を乗り越えるまでの挿入抵抗が大きくなるので、電気接点部122aが高圧突出体14を乗り越えたときの挿入抵抗の減少量が大きくなり、その際の抜け感をより大きく作業者に感じ取らせることができる。従って、この嵌合コネクタは、第1嵌合部11と第2嵌合部111が仮嵌合状態であるのか否かの識別性が高くなる。しかしながら、この嵌合コネクタは、その挿入抵抗が過大になってしまうと、第1嵌合部11と第2嵌合部111を仮嵌合状態とする際の作業性を低下させてしまう可能性がある。そこで、本実施形態の嵌合コネクタにおいては、上記の例示の如く、基準弾性接続体122A及び基準突出体13の組み合わせと高圧弾性接続体122B及びと高圧突出体14の組み合わせを混在させることによって、挿入抵抗が過大とならぬようその適正化を図ることができる。
また、この嵌合コネクタにおいては、突出基準面12aに対する高圧摺動面14aの突出量を変えるなど、高圧摺動面14aの形状を調整するだけで、第1嵌合部11と第2嵌合部111を仮嵌合状態とする際の挿入抵抗を調整することができる。従って、この嵌合コネクタは、第1嵌合部11と第2嵌合部111が仮嵌合状態であるのか否かを簡易的な構造で作業者に容易に識別させることができる。
ところで、従来、この種の嵌合コネクタにおいては、2つのコネクタ間を嵌合接続させる際の端子同士のど突きを防ぐべく、一方の端子金具の先端よりも突出させたど突き防止部を一方のハウジングに設けることがある。よって、嵌合コネクタにおいては、そのど突き防止部に上記の基準突出体13と高圧突出体14を設けてもよく、上記の基準突出体13と高圧突出体14をど突き防止部としても利用できるようにしてもよい。
1 第1コネクタ
2 第2コネクタ
3 操作力補助機構
10 第1ハウジング
11 第1嵌合部
12a 突出基準面
13 基準突出体
14 高圧突出体
14a 高圧摺動面
14a 高圧部
14b 連結端面
20 第1端子金具
50 操作補助部材
110 第2ハウジング
111 第2嵌合部
120 第2端子金具
121 基体
122 弾性接続体
122A 基準弾性接続体
122B 高圧弾性接続体
122a 電気接点部

Claims (4)

  1. 第1嵌合部を有する第1ハウジング、及び、前記第1ハウジングに収容された第1端子金具を備える第1コネクタと、
    コネクタ挿入方向に沿った前記第1嵌合部との間での嵌合挿入が可能な第2嵌合部を有する第2ハウジング、並びに、前記第2ハウジングに収容され、前記第1嵌合部及び前記第2嵌合部が完全嵌合状態のときに前記第1端子金具に対して電気接続される第2端子金具を備える第2コネクタと、
    操作補助部材に対する操作力に応じた嵌合挿入力を前記第1嵌合部と前記第2嵌合部との間に発生させ、前記第1嵌合部と前記第2嵌合部を仮嵌合状態から前記完全嵌合状態へと前記コネクタ挿入方向に沿って相対移動させる操作力補助機構と、
    を備え、
    前記第2端子金具は、基体と、前記基体に対して交差状態で配置して、自由端側の電気接点部を同一方向に向けて前記コネクタ挿入方向に対する直交方向に複数並べた片持ち形状で、前記電気接点部を前記第1端子金具から引き離す開き方向への弾性変形が可能な弾性接続体と、を有し、
    前記第1ハウジングは、前記仮嵌合状態に向けた前記第1嵌合部及び前記第2嵌合部の嵌合挿入に伴い複数の前記弾性接続体の内の基準弾性接続体の前記自由端側を摺動させながら前記基準弾性接続体を前記開き方向に弾性変形させ、前記第1嵌合部及び前記第2嵌合部が前記仮嵌合状態となったときに前記基準弾性接続体の前記電気接点部を乗り越えさせる基準突出体と、前記仮嵌合状態に向けた前記第1嵌合部及び前記第2嵌合部の嵌合挿入に伴い複数の前記弾性接続体の内の高圧弾性接続体の前記自由端側を摺動させながら前記高圧弾性接続体を前記基準弾性接続体よりも前記開き方向に大きく弾性変形させ、前記第1嵌合部及び前記第2嵌合部が前記仮嵌合状態となったときに前記高圧弾性接続体の前記電気接点部を乗り越えさせ且つ前記高圧弾性接続体を前記基準弾性接続体と同じ位置まで前記開き方向とは逆向きに戻させる高圧突出体と、を有することを特徴とした嵌合コネクタ。
  2. 前記基準突出体と前記高圧突出体は、前記第1ハウジングの突出基準面から突出させ、
    前記高圧突出体は、前記高圧弾性接続体の前記自由端側を摺動させる高圧摺動面と、前記コネクタ挿入方向側で前記高圧摺動面を前記突出基準面に繋ぐ連結端面と、を有し、
    前記高圧摺動面は、前記高圧弾性接続体を前記開き方向に最も大きく弾性変形させる高圧部を前記連結端面との境界に有することを特徴とした請求項1に記載の嵌合コネクタ。
  3. 前記高圧摺動面は、前記コネクタ挿入方向側ほど前記突出基準面から大きく突出させた1つ若しくは複数の傾斜面、又は、前記コネクタ挿入方向に向かうに連れて前記突出基準面から徐々に大きく突出させた弧状面であることを特徴とした請求項2に記載の嵌合コネクタ。
  4. 前記第2端子金具は、複数の前記弾性接続体の組み合わせを2組有し、その2つの組み合わせにおけるそれぞれの前記弾性接続体の前記電気接点部を互いに間隔を空けて対向配置させることを特徴とした請求項1,2又は3に記載の嵌合コネクタ。
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