JP2008108560A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】第2のハウジングが第1のハウジングに対して移動可能に形成した場合でも、電磁波の影響を抑制することの可能なコネクタを提供する。
【解決手段】ソケット1に対して移動可能に設けられ、ソケット1内に嵌合可能に形成されたプラグ2と、他端側がプラグ2の移動に伴って弾性変形するように設けられ、各基板100,200を電気的に接続可能に形成された複数のソケット端子30と、ソケット1の幅方向の外周面を覆うとともに、各外周面から各ソケット端子30の他端側を覆う延出部40aが形成された一対の第1のソケット側シールド部材40と、プラグ2の幅方向の外周面を覆う一対のプラグ側シールド部材90と、各シールド部材40,90に接触するとともに、プラグ2の移動に伴って弾性変形可能に形成された第1及び第2のシールド導通部64,69とを備えている。
【選択図】図1
【解決手段】ソケット1に対して移動可能に設けられ、ソケット1内に嵌合可能に形成されたプラグ2と、他端側がプラグ2の移動に伴って弾性変形するように設けられ、各基板100,200を電気的に接続可能に形成された複数のソケット端子30と、ソケット1の幅方向の外周面を覆うとともに、各外周面から各ソケット端子30の他端側を覆う延出部40aが形成された一対の第1のソケット側シールド部材40と、プラグ2の幅方向の外周面を覆う一対のプラグ側シールド部材90と、各シールド部材40,90に接触するとともに、プラグ2の移動に伴って弾性変形可能に形成された第1及び第2のシールド導通部64,69とを備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、プリント基板等に取り付けられ、複数の基板を電気的に接続するために用いられるコネクタに関するものである。
従来、この種のコネクタとして、一方の接続対象物側に配置される第1のハウジングと、他方の接続対象物側に配置されるとともに、第1のハウジング内に嵌合可能に形成された第2のハウジングと、一端側が第1のハウジングに保持されるとともに、第2のハウジングが第1のハウジングに嵌合したときに各接続対象物を電気的に接続可能に形成された複数の端子と、第1のハウジングの外周面のうち各端子の配列方向に沿った面を覆うように設けられた第1のシールド部材と、第2のハウジングの外周面のうち各端子の配列方向に沿った面を覆うように設けられた第2のシールド部材とを備えたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、このコネクタでは、第2のハウジングが第1のハウジングに嵌合したときに第2のシールド部材が第1のシールド部材の所定位置に係合するように形成されているので、第2のハウジングが第1のハウジングに嵌合した状態で第2のハウジングを移動させることができず、一方の接続対象物と他方の接続対象物との間に位置ずれが生じた場合には、その位置ずれを吸収することができないという問題点があった。
そこで、図11に示すように、一方の接続対象物としての第1の基板100側に配置される第1のハウジング1と、他方の接続対象物としての第2の基板200側に配置されるとともに第1のハウジング1に対して移動可能に設けられ、第1のハウジング1内に嵌合可能に形成された第2のハウジング2と、一端側が第1のハウジング1に保持されるとともに他端側が第2のハウジング2の移動に伴って弾性変形するように設けられ、第2のハウジング2が第1のハウジング1に嵌合したときに各基板100,200を電気的に接続可能に形成された複数の端子3と、第1のハウジング1の外周面のうち各端子3の配列方向に沿った二つの面をそれぞれ覆うように設けられた一対の第1のシールド部材4と、第2のハウジング2の外周面のうち各端子の配列方向に沿った二つの面をそれぞれ覆うように設けられた一対の第2のシールド部材5とを備えたものが知られている。
このコネクタの第1のハウジング1は上面が開口した箱型形状をなし、第1のハウジング1の上方に配置された第2のハウジング2と嵌合するようになっている。また、各端子3には、第2のハウジング2に設けられた端子6に接触する接触部3aが設けられており、各端子3は、第2のハウジング2が第1のハウジング1に嵌合した状態で移動したときに、屈曲部3bを基点として弾性変形するようになっている。
特開2005−251461号公報
しかしながら、このコネクタでは、第1のシールド部材4が第1のハウジング1の外周面のうち各端子3の配列方向に沿った面を覆うように設けられているので、各端子3の他端側(屈曲部3bを含む)が第1のハウジング1の上面から外部に露出する。従って、電磁波の影響を受けやすくなることから、EMI(Electro Magnetic Interference:電磁波障害)対策が十分でないという問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、第2のハウジングが第1のハウジングに対して移動可能に形成した場合でも、電磁波の影響を抑制することの可能なコネクタを提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するために、一方の接続対象物側に配置される第1のハウジングと、他方の接続対象物側に配置されるとともに第1のハウジングに対して移動可能に設けられ、第1のハウジング内に嵌合可能に形成された第2のハウジングと、一端側が第1のハウジングに保持されるとともに他端側が第2のハウジングの移動に伴って弾性変形するように設けられ、第2のハウジングが第1のハウジングに嵌合したときに各接続対象物を電気的に接続可能に形成された複数の端子と、第1のハウジングの外周面のうち各端子の配列方向に沿った二つの面をそれぞれ覆うように設けられ、前記二つの面側から各端子の他端側を覆うように延出する延出部が形成された一対の第1のシールド部材と、第2のハウジングの外周面のうち各端子の配列方向に沿った二つの面をそれぞれ覆うように設けられた一対の第2のシールド部材と、第2のハウジングが第1のハウジングに嵌合したときに第1及び第2のシールド部材に接触するとともに、第2のハウジングの移動に伴って弾性変形可能に形成されたシールド導通部とを備えている。
これにより、各端子の他端側が、第1のハウジングの外周面のうち各端子の配列方向に沿った二つの面から延出する第1のシールド部材の延出部によって覆われることから、第2のハウジングが第1のハウジングに対して移動した場合でも各端子の他端側を第1のシールド部材で覆うことが可能となる。
本発明によれば、第2のハウジングが第1のハウジングに対して移動した場合でも各端子の他端側を第1のシールド部材で覆うことができるので、電磁波の影響を抑制することができ、EMI対策を十分に行うことができる。
図1乃至図10は本発明の一実施形態を示すもので、図1はソケットの斜視図、図2はソケットの平面図、図3はソケット端子の側面図、図4はシールド用端子の斜視図、図5はソケットの側面断面図、図6はプラグの斜視図、図7はプラグの平面図、図8はプラグの側面断面図、図9及び図10はソケットとプラグの嵌合時の動作を示す側面断面図である。
このコネクタは、第1の基板100側に配置される第1のハウジングとしてのソケット1からなり、第2の基板200側に配置される第2のハウジングとしてのプラグ2と嵌合することにより、各基板100,200間を電気的に接続するようになっている。
ソケット1は、図1及び図2に示すように、第1の基板100側に配置されるソケット側固定ハウジング10と、ソケット側固定ハウジング10に対して幅方向(図中X方向)及び前後方向(図中Y方向)に移動可能に設けられた可動ハウジング20と、一端側がソケット側固定ハウジング10に保持されるとともに他端側が可動ハウジング20に保持され、ソケット側固定ハウジング10に対する可動ハウジング20の移動に伴って弾性変形するように形成された複数のソケット端子30と、ソケット側固定ハウジング10の外周面のうち各ソケット端子30の配列方向、即ち幅方向に沿った二つの面をそれぞれ覆うように形成された第1のシールド部材としての一対の第1のソケット側シールド部材40と、ソケット側固定ハウジング10の外周面のうち各ソケット端子30の配列方向に直交する方向、即ち前後方向に沿った他の二つの面を覆うように形成された他のシールド部材としての一対の第2のソケット側シールド部材50と、各第1のソケット側シールド部材40にそれぞれ着脱可能に設けられた一対のシールド用端子60とを備えている。
ソケット側固定ハウジング10は合成樹脂の成形品からなり、上面及び下面が開口した角筒形状をなしている。即ち、ソケット側固定ハウジング10は、幅方向に沿って延びる前面部11及び背面部12と、前後方向に沿って延びる幅方向両側面部13とからなり、前面部11及び背面部12の下端側には、各ソケット端子30の一端側を保持する複数の端子孔14が互いに等間隔で設けられている。また、各端子孔14の配列方向(図中X方向)両端側には、各シールド用端子60をそれぞれ保持する一対のシールド用端子孔15が設けられている。さらに、前面部11及び背面部12の幅方向両端側には、各第1のソケット側シールド部材40を取付けるための一対の第1の取付部16が設けられており、各第1の取付部16の上部には、上方から挿入された各第1のソケット側シールド部材40の幅方向の端部を保持可能に形成された第1の取付溝16aが幅方向に延びるように設けられている。さらにまた、幅方向両側面部13の下端側には、第2のソケット側シールド部材50を取付るための第2の取付部17がソケット側固定ハウジング10の幅方向外側に突出するように設けられており、第2の取付部17の上部には、第2のソケット側シールド部材50の下端部を保持可能に形成された第2の取付溝17aが下方に延びるように設けられている。
可動ハウジング20は合成樹脂の成形品からなり、上面が開口した箱型形状をなしている。即ち、可動ハウジング20は、前面部21、背面部22、幅方向両側面部23及び底面部24からなり、底面部24の中央には、上方に突出するように形成された嵌合部25が設けられている。また、嵌合部25の前面側及び後面側の側壁部には、各ソケット端子30の他端側を保持する複数の端子孔26が底面部24を上下方向(図中Z方向)に貫通するように形成されている。さらに、底面部24の前後方向両端側には、各シールド用端子60の他端側を上下方向に挿通可能に形成された一対の挿通孔27が各ソケット端子30の配列方向両端側にそれぞれ位置するように設けられている。
各ソケット端子30は弾性変形可能な導電性の金属板からなり、ソケット1の前後方向両側においてそれぞれ一列ずつ配列されている。ソケット端子30は、図3に示すように、第1の基板100に接続される接続部31が前後方向に延びるように形成されている。また、ソケット端子30には、接続部31の後端から上方に向かって延びる第1の真直部32と、第1の真直部32の上端から下方に屈曲する屈曲部33と、屈曲部33から斜め下方に延びる第2の真直部34と、第2の真直部34の下端から後方に向かって延びる第3の真直部35と、第3の真直部35の後端から上方に向かって延びる第4の真直部36と、第4の真直部36から前方に向かって屈曲しながら上方に延びる接触部37とが設けられており、ソケット端子30は、屈曲部33を基点として幅方向及び前後方向に弾性変形するようになっている。
各第1のソケット側シールド部材40は、ソケット側固定ハウジング10の幅方向に延びる導電性の金属平板からなり、前面部11及び背面部12の外周面にそれぞれ着脱可能に形成されている。即ち、各第1のソケット側シールド部材40は、その幅方向両端側がソケット側固定ハウジング10の各取付溝16に上方から挿入されることにより、ソケット側固定ハウジング10の幅方向の外周面を覆うように取付けられる。また、各第1のソケット側シールド部材40の上端側には、ソケット側固定ハウジング10の前面部11または背面部12の上面を覆うとともに可動ハウジング20の前面部21または背面部22まで延びるように形成されたフランジ状の延出部40aが設けられており、延出部40aの幅方向の寸法は、各ソケット端子30の配列幅と等しく形成されている。この場合、延出部40aは、各ハウジング10,20間において外部に露出する各ソケット端子30の他端側を上方から覆うようになっている。なお、各第1のソケット側シールド部材40は、ソケット側固定ハウジング10の幅方向の寸法と同一の寸法を有する金属平板をプレス加工することにより容易に形成されるので、ソケット側固定ハウジング10の幅方向の寸法に応じて各第1のソケット側シールド部材40用の金型を製造する必要がない。
各第2のソケット側シールド部材50は、ソケット側固定ハウジング10の前後方向に延びる導電性の金属平板からなり、幅方向両側面部13の外周面をそれぞれ覆うように形成されている。また、各第2のソケット側シールド部材50の前後方向両端側には、前面部11及び背面部12に設けられた各第1のソケット側シールド部材40にそれぞれ接触する一対の接触片51が設けられており、各接触片51は、各第2のソケット側シールド部材50の前後方向両端側を幅方向に屈曲することにより形成されている。なお、各第2のソケット側シールド部材50は、端子数によって寸法が変わらないことから、同一の金型を用いて容易に形成される。
各シールド用端子60は弾性変形可能な導電性の金属板からなり、図4に示すように、第1の基板100に設けられたグランド部(図示省略)に導通可能なグランド接続部61が前後方向に延びるように形成されている。また、各シールド端子60には、グランド接続部61の後端から上方に向かって延びる第1の真直部62が設けられており、第1の真直部62の幅方向両端側には、第1の真直部62から前方に延びる第2の真直部63がそれぞれ設けられている。さらに、各第2の真直部63の前端には、第1のソケット側シールド部材40に接触する第1のシールド導通部64が一体に設けられている。さらにまた、各シールド用端子60には、第1の真直部62の上端から下方に屈曲する第1の屈曲部65と、第1の屈曲部65から斜め下方に延びる第3の真直部66と、第3の真直部66の下端から上方に屈曲する第2の屈曲部67と、第2の屈曲部67から斜め上方に延びる第4の真直部68とが設けられており、各シールド用端子60は、第1及び第2の屈曲部65,67を基点として幅方向及び前後方向に弾性変形するようになっている。また、第4の真直部68の上端には、後述のプラグ側シールド部材90に接触する第2のシールド導通部69が一体に設けられている。
ここで、各ソケット端子30をソケット側固定ハウジング10に取り付ける場合には、端子孔14にソケット端子30を下方から圧入する。このとき、図5に示すように、ソケット端子30の一端側、即ち接続部31の上端側が端子孔14に保持される。また、各ソケット端子30の他端側に対して可動ハウジング20を上方から圧入すると、ソケット端子30の第4の真直部36及び接触部37が可動ハウジング20の底面部24を貫通して端子孔26に保持される。
また、各第1のソケット側シールド部材40をソケット1に取付ける場合には、各第1のソケット側シールド部材40の幅方向両端側を前面部11及び背面部12それぞれの各取付溝16aに上方から挿入する。さらに、各第2のソケット側シールド部材50をソケット1に取付ける場合には、各第2のソケット側シールド部材50の各接触片51を各取付溝16aに上方から挿入する。この場合、各接触片51は、前面部11及び背面部12にそれぞれ取付けられた第1のソケット側シールド部材40に接触する。また、各第2のソケット側シールド部材50は、その下端側が幅方向両側面部13の取付溝17aに挿入されることにより保持される。
さらに、シールド用端子60をソケット1に取付ける場合には、シールド用端子孔15にシールド用端子60を下方から圧入する。このとき、グランド接続部61の上端側及び各第2の真直部63の上端側がシールド用端子孔15に保持されるとともに、第1のシールド導通部64が第1のソケット側シールド部材40に接触する。また、シールド用端子60は、第4の真直部68及び第2のシールド導通部69が可動ハウジング20の挿通孔27を上方に貫通した状態で保持されている。この場合、ソケット側固定ハウジング10の幅方向及び前後方向の外周面は各シールド部材40,50によって覆われていることから、各ソケット端子30に対する外部からの電磁波の影響を低減させることが可能となる。また、シールド用端子60の第1及び第2のシールド導通部64,69は各ソケット端子30の配列方向両端側に配置されており、ソケット端子30の弾性変形がシールド接触部64,69によって妨げられることを確実に防止することができるようになっている。
次に、プラグ2の構成について説明する。プラグ2には、図6及び図7に示すように、第2の基板200側に配置されるプラグ側固定ハウジング70と、プラグ側固定ハウジング70に保持されるように形成された複数のプラグ端子80と、プラグ側固定ハウジング70の幅方向の外周面をそれぞれ覆うように形成された第2のシールド部材としての一対のプラグ側シールド部材90とが設けられている。
プラグ側固定ハウジング70は合成樹脂の成形品からなり、上面が開口した箱型形状をなしている。即ち、プラグ側固定ハウジング70は、前面部71、背面部72、幅方向両側面部73及び底面部74からなり、ソケット1のソケット側固定ハウジング10に対して移動可能に設けられるとともに、可動ハウジング20に嵌合可能に形成されている。また、プラグ側固定ハウジング70の前面部71及び背面部72それぞれの下端側及び内壁部には、各プラグ端子80を保持する複数の端子孔75が互いに等間隔で設けられている。また、前面部71及び背面部72それぞれの上端側には、プラグ側シールド部材90を取付けるための取付部76が設けられている。取付部76は、プラグ側シールド部材90の上端中央部を下方から挿入して保持可能に形成された第1の取付溝76aと、プラグ側シールド部材90の上部の幅方向両端側をそれぞれ下方から挿入して保持可能に形成された一対の第2の取付溝76bとからなり、第1の取付溝76aが各第2の取付溝76bよりも下方に位置するように設けられている。
各プラグ端子80は導電性の金属板からなり、プラグ2の前後方向両側にそれぞれ一列ずつ配列されている。プラグ端子80は、図8に示すように第2の基板200に接続される接続部81が前後方向に延びるように形成されており、接続部81の一端側には上方に延びる接触部82が設けられている。
各プラグ側シールド部材90は、プラグ側固定ハウジング70の幅方向に延びる導電性の金属板からなり、その上端がプラグ側固定ハウジング70の取付溝76に下方から圧入されることにより、プラグ側固定ハウジング70の幅方向の外周面を覆うように取付けられている。また、各プラグ側シールド部材90の幅方向両端側の下端には、第2の基板200に設けられたグランド部(図示省略)に導通可能なグランド接続部91が前後方向に延びるように形成されている。
ここで、各プラグ端子80をプラグ側固定ハウジング70に取付ける場合には、端子孔75にプラグ端子80を下方から圧入する。このとき、図8に示すように、プラグ端子80の接続部81及び接触部82がプラグ側固定ハウジング70の端子孔75に保持される。また、各プラグ側シールド部材90をプラグ側固定ハウジング70に取付ける場合には、各プラグ側シールド部材90の上端側を前面部71及び背面部72の各取付溝76a,76bに下方から挿入する。この場合、プラグ側固定ハウジング70の幅方向、即ち前面部71及び背面部72の外周面はプラグ側シールド部材90によって覆われていることから、各プラグ端子80に対する外部からの電磁波の影響を低減させることが可能となる。
以上のように構成されたコネクタは、一対の基板100,200を電気的に接続するために用いられる。図9に示すように、第1の基板100に接続されたソケット1の上方に第2の基板200に接続されたプラグ2が配置されている場合に、プラグ2を下方に移動させてプラグ側固定ハウジング70をソケット1の可動ハウジングの嵌合部25に嵌合させると、各プラグ端子80の接触部82が各ソケット端子30の接触部37にそれぞれ接触する。この場合、図10に示すようにシールド用端子60の第1のシールド導通部64が第1のソケット側シールド部材40に接触するとともに、第2のシールド導通部69がプラグ側シールド部材90に接触する。ここで、ソケット側固定ハウジング10及びプラグ側固定ハウジング70の一方が他方に対して幅方向及び前後方向に移動すると、ソケット端子30及びシールド用端子60が前記移動に伴って弾性変形し、各固定ハウジング10,70の相対的な位置ずれが吸収される。この場合、各ソケット端子30の屈曲部33の上方が各第1のソケット側シールド部材40の延出部40aによって覆われていることから、各ソケット端子30に対する電磁波の影響を抑制することができる。
また、各端子30,80それぞれの間隔を変えることなく各端子30,80の数を増加させた場合には、各ハウジング10,20及び70の幅方向、即ち端子配列方向の寸法を大きく設定する必要がある。この場合、その寸法に応じた第1のシールド部材40及びプラグ側シールド部材90を各ハウジング10,70に取付けることにより、各端子30,80のそれぞれを各シールド部材40,90で覆うことができ、各端子30,80に対する外部からの電磁波の影響を低減させることが可能となる。
このように、本実施形態のコネクタによれば、第1の基板100側に配置されるソケット1と、第2の基板200側に配置されるとともにソケット1に対して移動可能に設けられ、ソケット1内に嵌合可能に形成されたプラグ2と、一端側がソケット1に保持されるとともに他端側がプラグ2の移動に伴って弾性変形するように設けられ、プラグ2がソケット1に嵌合したときに各基板100,200を電気的に接続可能に形成された複数のソケット端子30と、ソケット1の前面部11及び背面部12の外周面をそれぞれ覆うように設けられ、各外周面から各ソケット端子30の他端側を覆うように延出する延出部40aが形成された一対の第1のソケット側シールド部材40と、プラグ2の前面部71及び背面部72の外周面をそれぞれ覆うように設けられた一対のプラグ側シールド部材90と、プラグ2がソケット1に嵌合したときに第1のソケット側シールド部材40及びプラグ側シールド部材90に接触するとともに、プラグ2の移動に伴って弾性変形可能に形成された第1及び第2のシールド導通部64,69とを備えたので、プラグ2がソケット1に対して移動した場合でも各ソケット端子30の他端側を第1のソケット側シールド部材40で覆うことができる。従って、電磁波の影響を抑制することができ、EMI対策を十分に行うことができる。
また、ソケット1の幅方向両側面部13の外周面をそれぞれ覆うように形成された一対の第2のソケット側シールド部材50を備えたので、例えば端子数によって端子配列方向の寸法が異なる場合には、端子配列方向の寸法に応じた各第1のシールド部材40を前面部11及び背面部12のそれぞれに取付けるとともに、各第2のソケット側シールド部材50をその寸法を変えることなく幅方向両側面部13のそれぞれに取付けることができる。従って、端子数によってソケット1の端子配列方向の寸法が異なる場合でも、一つのシールド部材によってソケット1の外周面を覆う場合に比べてシールド部材を容易に形成することができ、シールド部材を低コストに製造することができる。
さらに、各第1のソケット側シールド部材40及び各第2のソケット側シールド部材50を互いに接触するように形成したので、各シールド部材40,50の電気的接続を確実に行うことができる。
さらにまた、ソケット1にシールド用端子60を備え、第1のソケット側シールド部材40に接触する第1のシールド導通部64と、プラグ側シールド部材90に接触する第2のシールド導通部69をシールド用端子60に一体に設けたので、部品点数を少なくすることができ、製造コストの面において有益である。
また、シールド用端子60に第1の基板100のグランド部に接続可能なグランド接続部61を設けたので、グランド部に接続するための部材を第1のソケット側シールド部材40に設ける必要がないことから、第1のソケット側シールド部材40の設計自由度を向上させることができる。
なお、上記実施形態は本発明の一具体例に過ぎず本発明が上記実施形態のみに限定されることはない。例えば、前記実施形態では、各シールド部材40,50をソケット1の上方から挿入可能に形成したものを示したが、プラグ2の各取付溝76a,76bをソケット側固定ハウジング10に形成することにより、各シールド部材40,50をソケット1の下方から挿入可能に設けるようにしてもよい。
また、前記実施形態では、各接触片51を各第2のソケット側シールド部材50に設けたものを示したが、各第1のソケット側シールド部材40に設けることも可能であることは言うまでもない。
1…ソケット、2…プラグ、11…前面部、12…背面部、13…幅方向両側面部、30…複数のソケット端子、40…一対の第1のソケット側シールド部材、40a…延出部、50…一対の第2のソケット側シールド部材、51…一対の接触片、60…シールド用端子、61…グランド接続部、64…第1のシールド導通部、69…第2のシールド導通部、71…前面部、72…背面部、90…プラグ側シールド部材、100…第1の基板、200…第2の基板。
Claims (5)
- 一方の接続対象物側に配置される第1のハウジングと、
他方の接続対象物側に配置されるとともに第1のハウジングに対して移動可能に設けられ、第1のハウジング内に嵌合可能に形成された第2のハウジングと、
一端側が第1のハウジングに保持されるとともに他端側が第2のハウジングの移動に伴って弾性変形するように設けられ、第2のハウジングが第1のハウジングに嵌合したときに各接続対象物を電気的に接続可能に形成された複数の端子と、
第1のハウジングの外周面のうち各端子の配列方向に沿った二つの面をそれぞれ覆うように設けられ、前記二つの面側から各端子の他端側を覆うように延出する延出部が形成された一対の第1のシールド部材と、
第2のハウジングの外周面のうち各端子の配列方向に沿った二つの面をそれぞれ覆うように設けられた一対の第2のシールド部材と、
第2のハウジングが第1のハウジングに嵌合したときに第1及び第2のシールド部材に接触するとともに、第2のハウジングの移動に伴って弾性変形可能に形成されたシールド導通部とを備えた
ことを特徴とするコネクタ。 - 前記第1のハウジングの外周面のうち各端子の配列方向に直交する方向に沿った他の二つの面をそれぞれ覆うように形成された一対の他のシールド部材を備えた
ことを特徴とする請求項1記載のコネクタ。 - 前記各第1のシールド部材及び各他のシールド部材を互いに接触するように形成した
ことを特徴とする請求項2記載のコネクタ。 - 前記第1及び第2のハウジングの何れか一方に設けられるシールド用端子を備え、
第1のシールド部材に接触する第1のシールド導通部と、第2のシールド部材に接触する第2のシールド導通部とをシールド用端子に一体に設けた
ことを特徴とする請求項1、2または3記載のコネクタ。 - 前記シールド用端子に外部のグランド部に接続可能なグランド接続部を設けた
ことを特徴とする請求項4記載のコネクタ。
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