JP2012123939A - モジュラジャック - Google Patents

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Abstract

【課題】実装基板にしっかりと固定することができ、且つ価格低減が図られたモジュラジャックの提供。
【解決手段】モジュラジャック1は、コネクタ挿入部3と端子保持部4とカバー5と、金属ケース6と、金属ピン7とを有している。コネクタ挿入部3を構成する側壁32の外側面32Aの一部であって下壁31に接続されている部分には、腕部35Bと基部35Aとを有する浮き上がり防止片35が設けられている。金属ピン7は基部35Aのピン貫通孔35bを貫通し、基部35Aに固定されている。金属ピン7の頭部71は金属ケース6の頭部押圧部66により押圧されている。頭部71と金属ケース6の外方突出部65とは、側壁32と腕部35Bとにより挟まれている。
【選択図】図3

Description

本発明はモジュラジャックに関し、特に実装基板に固定されるモジュラジャックに関する。
テレビ等の電気機器には、データ通信を行うためにLANケーブル等のプラグが接続されるモジュラジャックが設けられている。モジュラジャックは、LANケーブル等のコネクタが挿入されるモジュラジャック本体と、モジュラジャック本体を覆うようにしてモジュラジャック本体に装着された金属ケースとを有している。金属ケースの縁部には突起が設けられている。突起が実装基板に予め形成された孔に挿入されることにより、モジュラジャックを実装基板にしっかりと固定することができる。このようなモジュラジャックは、例えば、特開平10−270112号公報(特許文献1)に記載されている。
特開平10−270112号公報
モジュラジャックが取り付けられる電気機器によっては、モジュラジャックには金属ケースが不要になる場合もある。このような場合であっても、モジュラジャックが実装基板にしっかりと固定されることが要求されることがある。このときにモジュラジャックを、金属ケースを有していないモジュラジャック本体のみの構成としてしまうと、実装基板にしっかりと固定することができなくなる。一方、実装基板にしっかりとモジュラジャックを固定するために、金属ケースが不要であってもモジュラジャック本体に金属ケースを装着した構成としてしまうと、モジュラジャックの価格が高くなる。
そこで本発明は、実装基板にしっかりと固定することができ、且つ価格低減が図られたモジュラジャックを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、プラグ挿入穴が形成され側壁を有する本体と、該側壁に設けられたピン固定部とを備える本体部と、該本体を覆う金属ケースと、該金属ケースとは別体で構成され該ピン固定部に固定される金属ピンと、を備え、該金属ケースが該本体を覆っているときには、該金属ピンは該金属ケースと接触して該金属ケースと電気的に接続されているモジュラジャックを提供している。
金属ケースと金属ピンとを有しており、金属ケースと金属ピンとは別体で構成され、金属ピンはピン固定部に固定されているため、金属ケースが不要である場合には、モジュラジャックを、金属ケースを有しておらず本体部と金属ピンとを有する構成とすることができる。このため、金属ピンを実装基板に形成された孔に挿入してモジュラジャックを実装基板にしっかりと固定することができる。
またモジュラジャックを、本体部と金属ケースと金属ピンとを有する構成とした場合には、金属ケースと金属ピンとは電気的に接続されているため、金属ピンをアース端子とする磁気シールドとして金属ケースを機能させることができる。
ここで、該金属ピンは該金属ケースと該側壁とに挟まれるように配置されていることが好ましい。金属ピンは金属ケースと側壁とに挟まれるように配置されているため、金属ピンと金属ケースとを確実に接触させ確実に電気的に接続させることができる。また、金属ピンをがたつきなくピン固定部に固定することができる。
また、該金属ケースの一部には該金属ピンの方向へ突出する突出部が設けられていることが好ましい。金属ケースの一部には金属ピンの方向へ突出する突出部が設けられているため、突出部が金属ピンを押圧することで、金属ピンと金属ケースとをより確実に接触させて確実に電気的に接続させることができる。また、金属ピンをがたつきなくピン固定部に固定することができる。
また、該突出部は、該金属ケースの一部が抜き起こしされて構成されていることが好ましい。突出部は、金属ケースの一部が抜き起こしされて構成されているため、金属ケースの一部であって突出部の周囲に位置している部分に突出部が接触することを防止できる。このため、突出部にバネ性を持たせることができ、金属ピンに金属ケースをより確実に接触させ突出部で金属ピンを押圧して、金属ピンと金属ケースとを確実に電気的に接続させることができる。また、金属ピンをがたつきなくピン固定部に固定することができる。
また、該ピン固定部は、該側壁に対向配置され該側壁に対して移動不能な腕部を有する浮き上がり防止片からなり、該金属ケースは、金属板が折り曲げられて組立てられ、該金属ピンに接触可能な平板部を有し、該平板部と該金属ピンとは該側壁と該浮き上がり防止片の腕部とに挟まれることが好ましい。
平板部と金属ピンとは側壁と浮き上がり防止片の腕部とに挟まれるため、平板部が側壁から離間することを防止することができ、金属ピンと金属ケースとをより確実に接触させて確実に電気的に接続させることができる。また、金属ピンをがたつきなくピン固定部に固定することができる。
また、該浮き上がり防止片は該腕部と該側壁とを連結する基部を備え、該基部には該金属ピンを挿入可能なピン貫通孔が形成され、該金属ピンは該ピン貫通孔に圧入されることにより該基部に固定されていることが好ましい。
金属ピンはピン貫通孔に圧入されることにより基部に固定されているため、金属ピンをがたつきなくピン固定部に固定することができる。
また、該ピン貫通孔は複数形成されていることが好ましい。ピン貫通孔は複数形成されているため、実装基板に形成された貫通孔の位置に応じて適宜ピン貫通孔を選択することができる。このため、実装基板に形成された貫通孔の位置に対応した本体部を製造せずに済み、汎用化することができ、モジュラジャックの製造に係るコストの低減を図ることができる。
また、該基部は該腕部の一端に接続され、該腕部の他端部であって該側壁に対向する部分には、該側壁との距離が該腕部の一端に近づくにつれて短くなるような面取りが施されていることが好ましい。
腕部の他端部であって側壁に対向する部分には、側壁との距離が腕部の一端に近づくにつれて短くなるような面取りが施されているため、腕部と金属ピンとの間に平板部を挿入する際に、腕部の他端に平板部が衝突することを防止することができ、スムーズに平板部を挿入することができる。
また、該基部は該腕部の一端に接続され、該金属ピンは、該ピン固定部に固定された基部側部と該基部側部に対する自由端側部とを有し、該自由端側部は該平板部に対向配置され、該自由端側部には、該側壁との距離が該ピン貫通孔に近づくにつれて長くなるような面取りが施されていることが好ましい。
自由端側部には、側壁との距離がピン貫通孔に近づくにつれて長くなるような面取りが施されているため、腕部と金属ピンとの間に平板部を挿入する際に、金属ピンの端縁に平板部が衝突することを防止することができ、スムーズに平板部を挿入することができる。
また、該金属ケースの材質と該金属ピンの材質とは異なることが好ましい。金属ケースの材質と金属ピンの材質とは異なるため、金属ケースをシールド性の高い材質としたり、安価な材質としたりすることができ、これに対して金属ピンをはんだの濡れ性の高い材質としたり、はんだの濡れ性が高くなるように、金属ピンにめっきを施したりすることができる。
以上により本発明は、実装基板にしっかりと固定することができ、且つ価格低減が図られたモジュラジャックを提供することができる。
本発明の実施の形態によるモジュラジャックを示す斜視図。 本発明の実施の形態によるモジュラジャックを示す分解斜視図。 本発明の実施の形態によるモジュラジャックを示す底面図。 本発明の実施の形態によるモジュラジャックから金属ピンと金属ケースとを取り除いた状態を示す正面図。 本発明の実施の形態によるモジュラジャックの浮き上がり防止片を示す要部断面図。 本発明の実施の形態によるモジュラジャックから金属ケースを取り外した状態を示す斜視図。 本発明の実施の形態によるモジュラジャックの変形例を示す斜視図。
本発明の実施の形態によるモジュラジャックについて図1乃至図6に基づき説明する。モジュラジャック1は、LANケーブルが接続されるジャックであり、樹脂製のコネクタ挿入部3と樹脂製の端子保持部4と樹脂製のカバー5とから構成される本体を有する本体部2と、金属ケース6と、金属ピン7とを有している。なお、本体とは後述の浮き上がり防止片35を含まない概念である。
以下の説明において、端子保持部4からからコネクタ挿入部3に向かう方向を前方向とし、その逆方向を後方向として前後方向を定義する。また前後方向と直交する方向であって、コネクタ挿入部3から金属ケース6の後述の上板63に向かう方向を上方向とし、その逆方向を下方向として上下方向を定義する。また、図3における右方向を右方向し、左方向を左方向として左右方向を定義する。モジュラジャック1は、左右対称に構成されている。よって左右方向の後述する外側面32Aの説明については、一の外側面32A側のみについて説明する。
図2に示すように、コネクタ挿入部3は、下壁31と一対の側壁32、32と、背壁33と、前壁34とを有しており、これらの壁によって内部にプラグ挿入穴3aが画成された略直方体の枠体が構成されている。一対の側壁32、32の一端、背壁33の一端、前壁34の一端は下壁31に接続されており、一対の側壁32、32の他端、背壁33の他端、前壁34の他端は上端面3Aを構成する。プラグ挿入穴3aは上端面3Aにおいて開口3bを有しており、開口3bからプラグ挿入穴3a内に図示せぬモジュラプラグを挿入可能である。プラグ挿入穴3a内において背壁33には図示せぬモジュラプラグの端子と接触する複数の端子である端子群3Bが設けられている。また、下壁31の下面には、下方へ突出する脚部36が一対設けられており、図示せぬ実装基板に形成された穴に脚部36が挿入されることにより、モジュラジャック1が図示せぬ実装基板に固定されるように構成されている。
側壁32の外面は外側面32Aを構成している。外側面32Aには、それぞれ第一係合突起32Bが設けられている。第一係合突起32Bは、外側面32Aの前部であって上下方向における略中央部に配置されている。第一係合突起32Bは上側から下側に向かうにつれて外側面32Aからの突出量が増えるクサビ形状をなしている。
前壁34には、コネクタ挿入部3の上端面3Aに開口し、上端面3Aから下方に向かって下壁31に至るまで延び、プラグ挿入穴3a内外を連通させる溝34aが形成されている。また側壁32の外側面32Aの一部であって下壁31に接続されている部分には、浮き上がり防止片35が設けられている。浮き上がり防止片35はピン固定部に相当する。
浮き上がり防止片35は、図4に示すように、外側面32Aの最下端から延出している基部35Aと、基部35Aの延出端から上方向に延出している腕部35Bとにより略L字状に構成されている。腕部35Bは、外側面32Aと対向する位置に対向面35Cを有しており、腕部35Bと外側面32Aとの間の空間は、隙間である溝部35aをなす。腕部35Bの上端には、上側にゆくほど外側面32Aから離間する斜面35Dが設けられている。この斜面35Dに沿って金属ケース6の縁部62Cを溝部35a内にスムーズに導くことができ、縁部62Cが腕部35Bの上端に衝突することを防止することができるように構成されている。浮き上がり防止片35は、この溝部35aの開口部分が、第一係合突起32B、後述の第二係合突起41Cよりも下側に位置するように配置されている。また浮き上がり防止片35は、左右方向における溝部35aの幅である外側面32Aから腕部35Bまでの距離が、0.5mm程度で構成されている。
図3に示すように基部35Aには、上下方向に貫通方向が指向するピン貫通孔35bが形成されている。ピン貫通孔35bは、前後方向において所定の間隔を隔てて配置されており、貫通方向に直交する面で切った断面は、それぞれ本体部2の外方へ凸をなす凸形状をしている。「凸」形状の底辺は外側面32Aと面一である。
金属ピン7は、2つのピン貫通孔35bの内の後側のピン貫通孔35bに貫通している。金属ピン7は、真鍮(銅と亜鉛とすずの合金)の表面にすずめっきが施された板状の金属片により構成されており、図2に示すように長方形状をなす頭部71と、頭部71に一体接続され先端部分が先細り形状をなすピン部72とを有している。頭部71は、厚さが0.25mm程度であり、溝部35a内に配置される。
図5に示すように頭部71の上端部であって後述する金属ケース6の外方突出部65に対向する部分には、下側にゆくほど側壁32との距離が大きくなる頭部斜面71Aが設けられている。この頭部斜面71Aに沿って金属ケース6の縁部62Cを溝部35a内にスムーズに導くことができ、縁部62Cが頭部71の上端に衝突することを防止することができるように構成されている。頭部71の上端部は自由端側部に相当する。
ピン部72は、その表面から突出する長円形凸部72Aと、長方形の頭部71に平行に且つ頭部71からピン部72が延出する方向に交差する方向へ突出する三角形状の一対の係合凸部72Bとを有している。長円形凸部72Aは、ピン部72の軸心位置においてピン72の軸方向へ延出しおり、図3に示すようにピン貫通孔35bの「凸」の上の部分に相当する空間に係合している。図2に示すように係合凸部72Bは、上側にゆくにつれてピン部72の軸心からの距離が大きくなる三角形状をなしており、基部35Aのピン貫通孔35b内に圧入されることにより基部35A内部において基部35Aに食い込んで固定されている。ピン部72の先端部は、図示せぬ実装基板に形成された穴に挿入され接地される。ピン部72は長円形凸部72Aを有しているため、ピン部72全体としての厚みをより大きくすることができ、図示せぬ実装基板の穴に挿入され接地のためのはんだ付けが行われる際に、はんだ付けを確実にすることができる。
端子保持部4は、コネクタ挿入部3の後側に接続され、上部及び後部が開口して内部が中空状をなしている。中空状の内部には端子群3Bと電気的に接続された図示せぬ回路基板が配置されている。端子保持部4の下方には、図示せぬ回路基板に接続されると共に実装基板に接続される複数の実装端子である実装端子群4Aが略垂下されて設けられている。
端子保持部4において左右方向の両面にはそれぞれ側面41が規定され、側面41は、一対の側壁32、32の側面32Aと面一になるように構成されている。側面41には、それぞれ第二係合突起41Cが設けられている。第二係合突起41Cは、側面41において上下方向における略中央位置に配置されている。第二係合突起41Cは第一係合突起32Bと同形状を成しており、上側から下側に向かうに連れて外側面32Aからの突出量が増えるクサビ形状をなしている。
図2に示すようにカバー5は、端子保持部4の上部開口及び後部開口を覆うように配置されており、端子保持部4に装着されている。カバー5は、上端面3Aと面一となる上面を有しており、また、一対の側壁32、32の外側面32Aと面一となる側面を有している。
金属ケース6は、真鍮(銅と亜鉛とすずの合金)の表面にニッケルめっきが施された厚さが0.2mm程度の薄板の金属板が折り曲げられて組立てられており、シールドケースとして機能する。金属ケース6は、前板61と、一対の側板62と、上板63と、後板64とを有しており、コネクタ挿入部3、端子保持部4、及びカバー5の上面全体、側面全体、コネクタ挿入部3の前面の上部、及びカバー5の後面の上部を覆っている。上板63には、プラグ挿入孔3bと連通する挿入孔61aが形成されている。また上板63において挿入孔61aの輪郭を構成する左右方向両側縁には、プラグ挿入穴3a内に挿入されてプラグをプラグ挿入穴3a内に導く導入板61A、61Aが設けられている。
側板62には、第一係合孔62aと第二係合孔62bとが形成されると共に、外方突出部65が設けられている。外方突出部65は、側板62の下部に設けられており、略長方形状の領域全体が僅かに金属ケース6の外方へ突出して構成されている。外方突出部65は、金属ケース6の一部であって腕部35Bに対向する部分に設けられており、図1に示すように溝部35a内に配置される。外方突出部65と外側面32Aとにより金属ピン7の頭部71を挟むように配置される。外方突出部65は平板部に相当する。
外方突出部65には頭部押圧部66が設けられている。頭部押圧部66は、前後方向において所定の間隔を隔てて2つ設けられている。頭部押圧部66は、外方突出部65の一部がいわゆる抜き起こしされ、周囲がコの字状に切り抜かれて形成された略長方形状をなしており、頭部押圧部66が設けられている外方突出部65の部分の厚みが増すように当該長方形状の下辺を中心として金属ケース6の内方へ折り曲げられている。当該長方形状の上辺は自由端になっており、図1に示すように金属ケース6と外側面32Aとで金属ピン7の頭部71を挟む位置関係になっているときに、当該上辺及びその近傍部分が頭部71に当接して頭部71をコネクタ挿入部3の外側面32Aの方向へ押圧する。このことにより金属ケース6と金属ピン7とが電気的に接続された状態となっている。頭部押圧部66は突出部に相当する。
金属ケース6と金属ピン7とを有しており、金属ケース6と金属ピン7とは別体で構成され、基部35Aに金属ピン7が固定されているため、金属ケース6が不要の場合には、図6に示すように、金属ケース6を取り外した状態として金属ピン7を基部35Aに圧入して固定して用いてもよい。このようにすることで、金属ピン7を用いてモジュラジャック1を実装基板にしっかりと固定することができる。
またモジュラジャック1を、本体部2と金属ケース6と金属ピン7とを有する構成とした場合には、金属ケース6と金属ピン7とは電気的に接続されているため、金属ピン7をアース端子とする磁気シールドとして金属ケース6を機能させることができる。
金属ピン7は金属ケース6と側壁32とに挟まれるように配置されているため、金属ピン7と金属ケース6とを確実に接触させ確実に電気的に接続させることができる。また、金属ピン7をがたつきなく基部35Aに固定することができる。
また、外方突出部65には、外方突出部65の厚さを増すように金属ピン7の方向へ突出する頭部押圧部66が設けられているため、頭部押圧部66が金属ピン7を押圧することで、金属ピン7と金属ケース6とをより確実に接触させて確実に電気的に接続させることができる。また、金属ピン7をがたつきなく基部35Aに固定することができる。
また、頭部押圧部66は、金属ケース6の一部が抜き起こしされて構成されているため、金属ケース6の一部であって頭部押圧部66の周囲の部分に頭部押圧部66が接触することを防止できる。このため、頭部押圧部66にバネ性を持たせることができ、金属ピン7に金属ケース6をより確実に接触させ頭部押圧部66で金属ピン7を押圧して、金属ピン7と金属ケース6とを確実に電気的に接続させることができる。また、金属ピン7をがたつきなく基部35Aに固定することができる。
また、外方突出部65と金属ピン7とは側壁32と浮き上がり防止片35の腕部35Bとに挟まれるため、外方突出部65が側壁32から離間することを防止することができ、金属ピン7と金属ケース6とをより確実に接触させて確実に電気的に接続させることができる。また、金属ピン7をがたつきなくき部に固定することができる。
また、金属ピン7はピン貫通孔35bに圧入されることにより基部35Aに固定されているため、金属ピン7をがたつきなく基部35Aに固定することができる。
また、ピン貫通孔35bは複数形成されているため、実装基板に形成された貫通孔の位置に応じて適宜ピン貫通孔35bを選択することができる。このため、図示せぬ実装基板に形成された貫通孔の位置に対応した本体部を製造せずに済み、汎用化することができ、モジュラジャック1の製造に係るコストの低減を図ることができる。
金属ケース6の材質と金属ピン7の材質とは異なるため、金属ケース6をシールド性の高い材質としたり、安価な材質としたりすることができ、これに対して金属ピン7をはんだの濡れ性の高い材質としたり、金属ピン7がはんだの濡れ性が高くなるように、めっきを施したりすることができる。
本発明のモジュラジャックは、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、本実施の形態では、プラグ挿入穴3aが上方へ向けて開口し、ピン貫通孔35bは1つの浮き上がり防止片35の基部35Aに2つ形成されていたが、この形状、構成に限定されない。例えば、図7示すように、モジュラジャック101のプラグ挿入穴103aが前方へ向けて開口し、ピン貫通孔が1つの浮き上がり防止片135の基部135Aについて1つのみ形成されていてもよい。
また、金属ピン7は、2つのピン貫通孔35bの内の後側のピン貫通孔35bに貫通していたが、後ろ側のピン貫通孔35bに限定されない。実装基板によっては前側のピン貫通孔35bに貫通していてもよい。
また、金属ケース6と金属ピン7とは、異なる材質の金属により構成されていてもよい。例えば、金属ケースは、真鍮に代えてSUS材、アルミ合金、ステンレス合金等により構成されていてもよい。また、金属ピン7にはすずめっきが施されていたが、これに限定されず、例えば、すずめっきに代えて、はんだ槽に金属ピンが浸漬されて金属ピンの表面にはんだが付着しているはんだディップでもよい。
また、金属ピン7の頭部71の上端部であって後述する金属ケース6の外方突出部65に対向する部分には、下側にゆくほど側壁32から離間する頭部斜面71Aが設けられており、また、腕部35Bの上端には、上側にゆくほど外側面32Aから離間する斜面35Dが設けられていたが、斜面に限定されず、例えば斜面に代えて、所定の半径を有する円弧状の面とり等の他の種類の面取りが設けられていてもよい。
また、浮き上がり防止片35の基部35Aはピン貫通孔35bにより構成されていたが、ピン貫通孔に限定されない。例えば、溝により構成され溝内に金属ピン7のピン部72が挿入可能であればよい。
また、頭部押圧部66は、外方突出部65の一部がいわゆる抜き起こしされ、周囲がコの字状に切り抜かれて形成された略長方形状をなし、頭部押圧部66が設けられている外方突出部65の部分の厚みが増すように当該長方形状の下辺を中心として金属ケース6の内方へ折り曲げられて構成されていたが、この構成に限定されない。金属ケースの一部に金属ピンの方向へ突出する突出部が設けられていればよい。
本発明のモジュラジャックは、特にLANケーブルが接続されるモジュラジャックの分野において特に有用である。
1 モジュラジャック
2 本体部
3a プラグ挿入穴
6 金属ケース
7 金属ピン
35 浮き上がり防止片
35D 斜面
35b ピン貫通孔
65 外方突出部
66 頭部押圧部
71A 頭部斜面

Claims (10)

  1. プラグ挿入穴が形成され側壁を有する本体と、該側壁に設けられたピン固定部とを備える本体部と、
    該本体を覆う金属ケースと、
    該金属ケースとは別体で構成され該ピン固定部に固定される金属ピンと、を備え、
    該金属ケースが該本体を覆っているときには、該金属ピンは該金属ケースと接触して該金属ケースと電気的に接続されていることを特徴とするモジュラジャック。
  2. 該金属ピンは該金属ケースと該側壁とに挟まれるように配置されていることを特徴とする請求項1記載のモジュラジャック。
  3. 該金属ケースの一部には該金属ピンの方向へ突出する突出部が設けられていることを特徴とする請求項2記載のモジュラジャック。
  4. 該突出部は、該金属ケースの一部が抜き起こしされて構成されていることを特徴とする請求項3記載のモジュラジャック。
  5. 該ピン固定部は、該側壁に対向配置され該側壁に対して移動不能な腕部を有する浮き上がり防止片からなり、
    該金属ケースは、金属板が折り曲げられて組立てられ、該金属ピンに接触可能な平板部を有し、
    該平板部と該金属ピンとは該側壁と該浮き上がり防止片の腕部とに挟まれることを特徴とする請求項1記載のモジュラジャック。
  6. 該浮き上がり防止片は該腕部と該側壁とを連結する基部を備え、該基部には該金属ピンを挿入可能なピン貫通孔が形成され、
    該金属ピンは該ピン貫通孔に圧入されることにより該基部に固定されていることを特徴とする請求項5記載のモジュラジャック。
  7. 該ピン貫通孔は複数形成されていることを特徴とする請求項6記載のモジュラジャック。
  8. 該基部は該腕部の一端に接続され、
    該腕部の他端部であって該側壁に対向する部分には、該側壁との距離が該腕部の一端に近づくにつれて短くなるような面取りが施されていることを特徴とする請求項6記載のモジュラジャック。
  9. 該基部は該腕部の一端に接続され、
    該金属ピンは、該ピン固定部に固定された基部側部と該基部側部に対する自由端側部とを有し、該自由端側部は該平板部に対向配置され、
    該自由端側部には、該側壁との距離が該ピン貫通孔に近づくにつれて長くなるような面取りが施されていることを特徴とする請求項6記載のモジュラジャック。
  10. 該金属ケースの材質と該金属ピンの材質とは異なることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一記載のモジュラジャック。
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