JP2021169058A - ポリスルホン系中空糸膜および中空糸膜モジュール - Google Patents

ポリスルホン系中空糸膜および中空糸膜モジュール Download PDF

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Abstract

【課題】空気透過性に優れたポリスルホン系中空糸膜、ならびに透水性および空気透過性に優れたポリスルホン系中空糸膜モジュールを提供すること。【解決手段】ポリスルホン系樹脂を含み、100kPaの加圧下における水透過量が1ml/(hr・cm2)以下であり、100kPaの加圧下における空気透過量が1000ml/(hr・cm2)以上である、ポリスルホン系中空糸膜。【選択図】図3

Description

この発明は、ポリスルホン系中空糸膜および中空糸膜モジュールに関する。
中空糸膜を用いた膜分離法は単位容積当たりの処理量が多いことから、家庭用又は工業用の浄水器膜モジュール、人口透析器用の膜モジュール、加湿膜モジュール、除湿膜モジュールなどの幅広い分野で用いられている。
中空糸膜の材料として親水性高分子が注目されており例えば、ポリスルホン系樹脂等が親水性高分子として用いられている。親水性のポリスルホン系樹脂は、その製造時に親水性高分子を添加することで製造されている。親水性高分子からなる中空糸膜を備えた中空糸膜モジュールを用いて一定時間、水溶液の処理を行う場合、中空糸膜の細孔内に水分子が保持される。このため、該中空糸膜モジュール内に空気が混入すると空気がモジュール内に溜まり、透水性が低下する場合があった。
そこで、中空糸膜モジュールの透水性の向上が望まれていた。従来から、疎水性高分子の中空糸膜を備えた中空糸膜モジュールを作製することで透水性を向上させる試みが行われている。
特許文献1(特開2014−184377号公報)は、親水性中空糸膜に折れ曲がった松葉状の疎水性中空糸膜を混在させた中空糸膜束を備えた中空糸膜モジュールを開示する。
特許文献2(特開2011−72900号公報)は中空糸膜束の開口端部を筒状ケースの開口部に固定した中空糸膜モジュールであって、該中空糸膜束は親水性中空糸膜に疎水性中空糸膜を混在させたものであり、筒状ケースの端面において中空糸膜束の最外周の中空糸膜が親水性中空糸膜である中空糸膜モジュールを開示する。
特開2014−184377号公報 特開2011−72900号公報
従来の中空糸膜モジュールは、親水性のポリスルホン系中空糸膜に加えて空気透過性の優れた疎水性の中空糸膜を含む。このため、中空糸膜モジュールの透水性の向上が期待できるものの、製造コスト、接着性、親水性のポリスルホン系中空糸膜の傷つき防止の観点から疎水性の中空糸膜について更なる検討の余地があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、空気透過性に優れたポリスルホン系中空糸膜、ならびに透水性および空気透過性に優れたポリスルホン系中空糸膜モジュールを提供するものである。
本発明の各態様は、以下のとおりである。
[1]ポリスルホン系樹脂を含み、
100kPaの加圧下における水透過量が1ml/(hr・cm)以下であり、
100kPaの加圧下における空気透過量が1000ml/(hr・cm)以上である、ポリスルホン系中空糸膜。
[2]前記水透過量が0.01〜1ml/(hr・cm)である、上記[1]に記載のポリスルホン系中空糸膜。
[3]前記空気透過量が1000〜60000ml/(hr・cm)である、上記[1]または[2]に記載のポリスルホン系中空糸膜。
[4]ケースと、
前記ケース内に収容された中空糸膜束と、
前記ケースに嵌合された配管部材と、
を備え、
前記中空糸膜束は、上記[1]から[3]までの何れか1つに記載のポリスルホン系中空糸膜と、親水性のポリスルホン系中空糸膜とを有する、中空糸膜モジュール。
空気透過性に優れたポリスルホン系中空糸膜、ならびに透水性および空気透過性に優れたポリスルホン系中空糸膜モジュールを提供することができる。
図1は、中空糸膜の水透過量の測定方法を説明する図である。 図2は、中空糸膜の空気透過量の測定方法を説明する図である。 図3は、一実施形態に係る中空糸膜モジュールを表す図である。 図4は、実施例1で得られた多孔質ポリスルホン系中空糸膜のSEM写真を表す図である。 図5は、ポリスルホン系中空糸膜のバブルポイントの測定方法を説明する図である。
1.ポリスルホン系中空糸膜
本発明のポリスルホン系中空糸膜は、ポリスルホン系樹脂を含み、100kPaの加圧下における水透過量が1ml/(hr・cm)以下であり、100kPaの加圧下における空気透過量が1000ml/(hr・cm)以上である。本発明のポリスルホン系樹脂は、スルホニル基(−SO−)を含む繰り返し単位を有する樹脂であり、疎水構造を有するため、樹脂全体としても疎水性となる。このためポリスルホン系中空糸膜が水に接触した場合であってもその内部に水を含みにくいため、優れた空気透過性を有することができる。特に、本発明のポリスルホン系中空糸膜は、100kPaの加圧下において水透過量が1ml/(hr・cm)以下、および空気透過量が1000ml/(hr・cm)以上の優れた空気透過性を有することができる。なお、後述するように、上記「100kPaの加圧下における空気透過量」とは、ポリスルホン系中空糸膜を保持した円筒容器内にイオン交換水を供給して200kPaGとなるように加圧後、円筒容器内の水を除去し、さらに円筒容器内に空気を供給して100kPaGとなるように加圧した時の空気の漏れ出る体積を表す。
ポリスルホン系中空糸膜に用いるポリスルホン系樹脂は、該ポリスルホン系樹脂を構成する繰り返し単位中にスルホニル基(−SO−)を含む高分子を意味する。ポリスルホン系樹脂としては例えば、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンスルホン等を挙げることができる。より具体的には、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、およびポリフェニレンスルホンは下記のように表される。
Figure 2021169058
ポリスルホン系中空糸膜は、100kPaの加圧下において水透過量が0.01〜1ml/(hr・cm)であることが好ましい。100kPaの加圧下において空気透過量が1000〜60000ml/(hr・cm)であることが好ましい。ポリスルホン系中空糸膜の水透過量および空気透過量がこれらの範囲内にあることによって、ポリスルホン系中空糸膜は優れた空気透過性を有することができる。また、本発明の中空糸膜モジュールは、空気透過性に優れたポリスルホン系中空糸膜を含むため、空気が該中空糸膜モジュール内に留まらず、透水量の低下を抑制できる。この結果、透水性および空気透過性に優れたポリスルホン系中空糸膜モジュールを提供することができる。
以下では、図1および2を参照して、ポリスルホン系中空糸膜の水透過量および空気透過量の測定方法を説明する。
(a)水透過量の測定
図1Aに示すように、直径が8mm、長さ7.5cmで両端が開口した円筒容器11を準備する。円筒容器11内に6cmのポリスルホン系中空糸膜13を1本、U字状に変形した状態で収容する。次いで、ポッティング剤12(エポキシ樹脂;クィックセット(商品名)、コニシ株式会社製)を用いて円筒容器11の一端側にポリスルホン系中空糸膜13を封止固定する。この後、円筒容器11の他端側を樹脂ヘッド10で封止する。
次に、図1Bに示すように、樹脂ヘッド10を貫通して円筒容器11内にまで届くように管15を設ける。管15は2つに分岐しており一方は圧力計14、他方はイオン交換水の供給管16に連通している。この後、供給管16から円筒容器11内にイオン交換水を1分間、供給して円筒容器11内を圧力計の値が100kPaGとなるように加圧する。この際、円筒容器11のポッティング剤12で封止した端部側から漏れ出る水17の体積を測定した。次いで、水17の漏出量を、ポリスルホン系中空糸膜13の側面表面積(ポリスルホン系中空糸膜13の直径×3.14×ポリスルホン系中空糸膜13の長さ)および時間(1/60)で除することで水透過量(ml/(hr・cm))を算出した。
(b)空気透過量の測定
図1Aと同じように、円筒容器11内の一端側にポリスルホン系中空糸膜13を1本、U字状に変形した状態で収容した後、ポッティング剤で封止固定する。この後、円筒容器11の他端側を樹脂ヘッド10で封止する。次に、図2Aに示すように、樹脂ヘッド10を貫通して円筒容器11内にまで届くように管15を設ける。管15は2つに分岐しており一方は圧力計14、他方はイオン交換水および空気の供給管16に連通している。この後、供給管16から円筒容器11内に空気を1分間、供給して円筒容器11内を圧力計の値が100kPaGとなるように加圧する。この際、円筒容器11のポッティング剤12で封止した端部側から漏れ出る空気18の体積を測定した。次いで、空気18の体積をポリスルホン系中空糸膜13の側面表面積(ポリスルホン系中空糸膜13の直径×3.14×ポリスルホン系中空糸膜13の長さ)および時間(1/60)で除することで、空気透過量(無加圧時)(ml/(hr・cm))とした。
次いで、図2Bに示すように円筒容器11内を大気圧に戻した後、供給管16から円筒容器11内にイオン交換水を1分間、供給して円筒容器11内を圧力計の値が200kPaGとなるように加圧する。次に、図2Cに示すように円筒容器11内に満たした水を取り除いた後、供給管16から円筒容器11内に空気を1分間、供給して円筒容器11内を圧力計の値が100kPaGとなるように加圧する。この際、円筒容器11のポッティング剤12で封止した端部側から漏れ出る空気18の体積を測定し、図2Aと同様に算出することで空気透過量(200kPaGイオン交換水加圧後)(ml/(hr・cm))とした。本願発明で規定の「100kPaの加圧下における空気透過量」とは、上記のように円筒容器11内にイオン交換水を供給して200kPaGとなるように加圧後、円筒容器11内の水を除去し、さらに円筒容器11内に空気を供給して100kPaGとなるように加圧した時の空気の漏れ出る体積を表す(図2B、2C)。
次いで、図2Dに示すように円筒容器11内を大気圧に戻した後、供給管16から円筒容器11内にイオン交換水を1分間、供給して円筒容器11内を圧力計の値が300kPaGとなるように加圧する。次に、図2Eに示すように円筒容器11内に満たした水を取り除いた後、供給管16から円筒容器11内に空気を1分間、供給して円筒容器11内を圧力計の値が100kPaGとなるように加圧する。この際、円筒容器11のポッティング剤12で封止した端部側から漏れ出る空気18の体積を測定し、図2Aと同様に算出することで空気透過量(300kPaGイオン交換水加圧後)(ml/(hr・cm))とした。
2.ポリスルホン系中空糸膜の製造方法
本発明のポリスルホン系中空糸膜は例えば、非溶媒誘起相分離法(NIPS;Nonsolvent Induced Phase Separation)、熱誘起相分離法(TIPS;Thermally Induced Phase Separation)によって製造することができる。好ましくは、湿式紡糸法、乾湿式紡糸法等の非溶媒誘起相分離法(NIPS;Nonsolvent Induced Phase Separation)によってポリスルホン系中空糸膜を製造するのが良い。より具体的には、最初に紡糸原液を準備した後、二重環状構造の中空糸紡糸ノズルの外管から直接または空走により紡糸原液を凝固浴中に押し出し、これと同時に該中空糸紡糸ノズルの内管から紡糸原液に対して非相溶性の芯液を押し出すことによって製膜する。このようにして得られたポリスルホン系中空糸膜は必要に応じて水洗し、次いで乾燥処理を行う。
紡糸原液は、ポリスルホン系樹脂、ポリスルホン系樹脂を溶解可能な溶媒、および添加剤を含有し、親水性高分子を含まない。ポリスルホン系樹脂としては市販のものを用いることができ例えば、Ultrason(登録商標) S3010、S6010、E1010、E2010、E3010、E3010P、E6020P、P3010(何れも、BASF社製)、ユーデル(登録商標) P−1700、P−3500、ベラデル(登録商標) 3100P、3000P、3000MP、RADEL(登録商標) R−5000,R−5500(何れも、SOLVAY社製)等を挙げることができる。溶媒としてはポリスルホンを溶解可能なものであれば特に限定されないが、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチル−2−ピロリドン、リン酸トリエチル等が挙げられ、好ましくは溶解性が高いN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチル−2−ピロリドン等の非プロトン性極性溶媒を用いることができる。
従来のポリスルホン系樹脂は疎水性のため、水透過性の高い膜を調整するためには、紡糸原液の添加剤として親水性の材料を添加し、相安定性を不安定化させることで、膜を水透過性が高い構造に多孔質化させて、ポリスルホン系中空糸膜を製膜する必要がある。この際、親水性の材料として、高分子系のもの(代表的な材料としては、ポリビニルピロリドンがある)を使用することで、製造時の洗浄時や使用時の通水後もポリスルホン系中空糸膜は親水性を維持できる。ポリビニルピロリドンは分子量の異なるものが市販されているので、製膜溶液の粘度(紡糸時の安定性に影響する)や相安定性の調整は容易ではあるが、製膜後にポリスルホン系中空糸膜中に残存する。このため、透水性を発現させるためには熱水での洗浄が必要となる。洗浄後もポリビニルピロリドンの一部はポリスルホン系中空糸膜中に残存するので、その親水性でポリスルホン系中空糸膜の透水性が発現される。
一方、本発明では、紡糸原液の添加剤として高分子系親水剤として汎用されているポリビニルピロリドンを使用しないことで、製膜後のポリスルホン系中空糸膜の100kPaの加圧下における水透過量を1ml/(hr・cm)以下とし、空気透過量を1000ml/(hr・cm)以上とすることができる。添加剤としては上記の作用を有するものであれば特に限定されないが例えば、エチレングリコール、トリエチレングリコール、平均分子量が900以下のポリエチレングリコール、水等の親水性の溶液が挙げられる。添加剤の濃度が上記範囲内であることによって、紡糸原液が適度な粘度を有すると共に製膜後のポリスルホン系中空糸膜の水透過量および空気透過量を上記の好適な範囲とすることができる。紡糸安定性を高めるために、粘度の高い樹脂を用いても良い。
紡糸原液の芯液および凝固浴は、ポリスルホンに非相溶性の溶媒、例えばジメチルアセトアミド、エチレングリコール、水等を用いることができる。また、芯液および凝固浴の温度は特に限定されないが、安定的に製膜を行うために好ましくは−20〜60℃、より好ましくは0〜30℃であるのがよい。紡糸原液の室温での粘度は製膜安定性を高めるために300mPa・s以上であるのが好ましい。製膜後のポリスルホン系中空糸膜の乾燥処理条件は、ポリスルホン系中空糸膜が十分に乾燥される条件であれば特に限定されないが例えば、20〜80℃、好ましくは25〜60℃で0.5〜4時間、行うのが良い。
ポリスルホン系中空糸膜の孔径は、紡糸原液中のポリマーの濃度、添加剤の濃度、紡糸条件等を調節することによって適宜、所望の範囲に制御することができる。ポリスルホン系中空糸膜の孔径に応じて、ポリスルホン系中空糸膜を精密ろ過から限外ろ過まで様々な用途に使用することができる。
3.中空糸膜モジュール
一実施形態の中空糸膜モジュールは、ケースと、ケース内に収容された中空糸膜束と、ケースに嵌合された配管部材を備える。この中空糸膜束は、疎水性のポリスルホン系中空糸膜と、親水性のポリスルホン系中空糸膜とを有する。疎水性のポリスルホン系中空糸膜は、ポリスルホン系樹脂を含み、100kPaの加圧下における水透過量が1ml/(hr・cm)以下であり、100kPaの加圧下における空気透過量が1000ml/(hr・cm)以上の特性を有する。このように中空糸膜モジュールは、疎水性のポリスルホン系中空糸膜および親水性のポリスルホン系中空糸膜を有するため、優れた水透過性および空気透過性と処理能力とを両立させることができる。ポリスルホン系中空糸膜および親水性のポリスルホン系中空糸膜を同時に製膜して中空糸膜束を得ることができるため、中空糸膜モジュールの製造コストを低減することができる。紡糸原液の組成および紡糸条件等を調節することによって、ポリスルホン系中空糸膜は親水性のポリスルホン系中空糸膜と同程度の孔径を有することができる。従って、ポッティング剤によりケース内に中空糸膜束を固定する場合には、ポリスルホン系中空糸膜および親水性のポリスルホン系中空糸膜内に好適にポッティング剤が含浸し、アンカー効果により中空糸膜間の接着および中空糸膜束とケース内壁との接着を良好なものとすることができる。また、紡糸原液の組成および紡糸条件等を調節することによって、ポリスルホン系中空糸膜は親水性のポリスルホン系中空糸膜と同程度の機械的強度を有することができる。従って、中空糸膜束を作製する際に、疎水性のポリスルホン系中空糸膜が、親水性のポリスルホン系中空糸膜を傷つけることを効果的に防止することができる。
以下では、図3を参照して、一実施形態に係る中空糸膜モジュールを説明する。なお、下記実施形態は本発明の中空糸膜モジュールの一例を表すものであり、本発明の中空糸膜モジュールは図3に示す形態のものに限定されない。図3は一実施形態に係る中空糸膜モジュールの模式的断面図である。なお、図3は中空糸膜モジュールの中心軸線を含む面で中空糸膜モジュールを切断した断面図である。
図3の中空糸膜モジュール100は、有底筒状のケース50と、ケース50内に収納される中空糸膜束30と、ケース50の一端側に嵌合して固定される配管部材20とを備えている。中空糸膜束30は、両端がケース50の一端側である開口部側を向くように折り曲げられた状態でケース50内に収納されている。より具体的には、複数の中空糸膜が束にされた中空糸膜束30は、その中央付近が湾曲状(略U字状)に折り曲げられた状態でケース50内に収納されている。中空糸膜束30は、1本の疎水性のポリスルホン系中空糸膜30bと、複数本の親水性のポリスルホン系中空糸膜30aとから構成されている。疎水性のポリスルホン系中空糸膜30bは、ポリスルホン系樹脂を含み、100kPaの加圧下における水透過量が1ml/(hr・cm)以下であり、100kPaの加圧下における空気透過量が1000ml/(hr・cm)以上の特性を有する。また、ケース50内には、各中空糸膜の中空内部を開放させつつ、ケース50の一端側で中空糸膜束30の両端部をケース50に対して固定する封止固定部40が設けられている。より具体的には、各中空糸膜の中空内部が開放されつつ、ケース50の開口部が封止固定部40により封止された状態で、中空糸膜束30がケース50に固定されている。封止固定部40は、硬化したエポキシ樹脂などの封止材料(ポッティング材料)により構成される。
以上のように構成される図3の中空糸膜モジュール100は例えば、図示しない浄水器本体内に配置される。このとき、ケース50は開口部側が鉛直方向下向きに配置される。そして、ケース50の他端側に設けられた流入口21から流入された液体(水道水など)中に含まれる異物は、中空糸膜による膜分離処理により除去される。中空糸膜による膜分離処理が施された後の液体は、配管部材20に設けられた流出口22から流出される。
図3の中空糸膜モジュール100において、中空糸膜束30は、1本の疎水性のポリスルホン系中空糸膜30b、および複数本の親水性のポリスルホン系中空糸膜30aを有する。このため、中空糸膜モジュール100は、優れた水透過性および空気透過性と処理能力とを両立させることができる。この中空糸膜束30はポリスルホン系中空糸膜30bおよび親水性のポリスルホン系中空糸膜30aを同時に製膜することで得ることができるため、中空糸膜モジュール100の製造コストを低減することができる。紡糸原液の組成および紡糸条件等を調節することによって、中空糸膜束30を構成するポリスルホン系中空糸膜30bおよび親水性のポリスルホン系中空糸膜30aの孔径を同程度とすることができる。従って、中空糸膜束30をポッティング剤によりケース50内に固定して封止固定部40を形成する場合には、ポリスルホン系中空糸膜30bおよび親水性のポリスルホン系中空糸膜30a内に好適にポッティング剤が含浸し、アンカー効果により中空糸膜間の接着および中空糸膜束30とケース50の内壁との接着を良好なものとすることができる。また、紡糸原液の組成および紡糸条件等を調節することによって、中空糸膜束30を構成するポリスルホン系中空糸膜30bおよび親水性のポリスルホン系中空糸膜30aの機械的強度を同程度とすることができる。従って、中空糸膜束30を作製する際に、ポリスルホン系中空糸膜30bが親水性のポリスルホン系中空糸膜30aを傷つけることを効果的に防止することができる。
また、一実施形態の中空糸膜モジュールは様々な技術分野で多種の用途に使用することができる。中空糸膜モジュールの用途は特に限定されないが例えば、浄水器膜モジュール、工業用膜モジュール、人工透析膜モジュール、加湿膜モジュール、除湿膜モジュール等として使用することができる。
4.中空糸膜モジュールの製造方法
一実施形態に係る中空糸膜モジュールの製造方法は特に限定されないが例えば、以下のようにして中空糸膜モジュールを作製することができる。最初に中空糸膜束を作製する。中空糸膜束の製造方法としては例えば、以下の3つの方法を挙げることができる。
第1の方法では、予め親水性のポリスルホン系中空糸膜を複数、作製しこれらを束ねることで親水性のポリスルホン系中空糸膜束を作製する。次いで、親水性のポリスルホン系中空糸膜束中に、1以上の本発明のポリスルホン系中空糸膜を混入させることで中空糸膜束を作製する。
第2の方法では、予め親水性のポリスルホン系中空糸膜と、本発明のポリスルホン系中空糸膜とを別々に作製した後、各々の中空糸膜をボビンに巻き取る。次いで、親水性のポリスルホン系中空糸膜および本発明のポリスルホン系中空糸膜をそれぞれ、ボビンから引き出しながら親水性のポリスルホン系中空糸膜と本発明のポリスルホン系中空糸膜を合糸して中空糸膜束として1つのボビンに巻き取る。
第3の方法では、二重環状構造の中空糸紡糸ノズルの外管からポリスルホン系中空糸膜用の紡糸原液、内管から芯液を凝固浴中に押し出して、本発明のポリスルホン系中空糸膜を製膜する。これと同時に、別に設けた二重環状構造の中空糸紡糸ノズルの外管から親水性のポリスルホン系中空糸膜用の紡糸原液、内管から芯液を凝固浴中に押し出して親水性のポリスルホン系中空糸膜を製膜する。次いで、これらの本発明のポリスルホン系中空糸膜と親水性のポリスルホン系中空糸膜を同じボビンに巻き取り、巻き取った中空糸膜から中空糸膜束を作製する。
特に、第3の方法では、本発明のポリスルホン系中空糸膜と親水性のポリスルホン系中空糸膜を同時に製膜して中空糸膜束を作製することができるため、工程数を短縮して中空糸膜束の製造工程を簡略化することができる。この結果、中空糸膜束の製造コストを低減することができる。例えば、1個の二重環状構造の中空糸紡糸ノズルを用いて本発明のポリスルホン系中空糸膜を製膜し、これと同時に31個の二重環状構造の中空糸紡糸ノズルを用いて親水性のポリスルホン系中空糸膜を製膜した後、これらの中空糸膜からなる中空糸膜束を作製することができる。
次に、上記のようにして作製した中空糸膜束をケース内に収容させた後、ケース内にポッティング剤を注入させることで中空糸膜束をケースに封止固定する。次いで、ケースの中空糸膜束を封止固定した端部側を切断した後、ケース内を密閉するように配管部材を嵌合させることにより中空糸膜モジュールを作製する。
以下、実施例及び比較例に基づいて、本発明の好適な例を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
ポリスルホン系樹脂(Ultrason(登録商標) S3010;BASF社製)15質量%、エチレングリコール(1級;関東化学株式会社社製)10質量%、水2質量%、ジメチルアセトアミド73質量%を含有し、室温で均一にした紡糸原液を準備した。二重環状構造の中空糸紡糸ノズルの外管から該紡糸原液、内管からジメチルアセトアミドの芯液をそれぞれ空走により水の凝固浴中に押し出すことで乾湿式紡糸により、ポリスルホン系中空糸膜を製膜した。次いで、製膜したポリスルホン系中空糸膜を室温の水中で12時間、洗浄してから60℃のオーブン中で乾燥して最終的に外径420μm、内径220μm、膜厚100μmの多孔質ポリスルホン系中空糸膜を得た。得られた多孔質ポリスルホン系中空糸膜のSEM写真を図4に示す。
実施例1で得られた多孔質ポリスルホン系中空糸膜についてバブルポイント、引張破断応力、引張破断伸び、水透過量および空気透過量を測定した。図5は、バブルポイントの測定方法を説明する図である。SUS管の筒部62にループ状の多孔質ポリスルホン系中空糸膜60を挿入した。この際、図5のLの部分の長さを30〜40mmとした。この後、SUS管の筒部62への多孔質ポリスルホン系中空糸膜60の挿入部をエポキシ樹脂61で接着した。この多孔質ポリスルホン系中空糸膜60を容器に満たしたエタノール64に1分間、浸漬させた。次いで、SUS管の基部63から多孔質ポリスルホン系中空糸膜60に圧力を印加し、多孔質ポリスルホン系中空糸膜60の表面から気泡が出てくる時の圧力としてバブルポイントを測定した。
また、引張破断強度および引張破断伸びは多孔質ポリスルホン系中空糸膜を引張試験装置(オードグラフ;株式会社社島津製作所製)に設置し、毎分240mmの引張速度で多孔質ポリスルホン系中空糸膜を引張りながら、多孔質ポリスルホン系中空糸膜の破断時の強度を測定した。そして、多孔質ポリスルホン系中空糸膜の破断時の強度を、多孔質ポリスルホン系中空糸膜の試験前の断面積で除して引張破断応力(MPa)を算出した。また、多孔質ポリスルホン系中空糸膜の破断時の長さをL、多孔質ポリスルホン系中空糸膜の引張試験前の長さをLとした時、(L−L)/L×100から引張破断伸び(%)を算出した。多孔質ポリスルホン系中空糸膜の水透過量および空気透過量は、図1および2を参照して上述で説明した通りに測定した。各特性の測定結果を表1に示す。
(比較例1)
ポリスルホン系樹脂(Ultrason(登録商標) S3010;BASF社製)15質量%、ポリビニルピロリドン K−30(PVP K−30G;Ashland社製)5質量%、エチレングリコール(1級;関東化学株式会社社製)5質量%、水2質量%、ジメチルアセトアミド73質量%を含有し、室温で均一にした紡糸原液を用いた以外は実施例1と同様にして、多孔質ポリスルホン系中空糸膜を製膜した。また、実施例1と同様にして製膜後の多孔質ポリスルホン系中空糸膜の各特性を測定した。各特性の測定結果を表1に示す。
Figure 2021169058
表1より、実施例1の多孔質ポリスルホン系中空糸膜は比較例1の多孔質ポリスルホン系中空糸膜と比べて水透過量が小さく、200kPaG水圧印加後および300kPaG水圧印加後において空気透過量が大きいことが分かる。従って、本発明のポリスルホン系中空糸膜は空気透過性に優れたものであることが分かる。
上記では本発明の一実施形態について説明したが、上記実施形態の内容により本発明が限定されるものではない。また、上述した構成要素には、当業者が適宜設計できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜、組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
また、一実施形態の中空糸膜モジュールは様々な技術分野で多種の用途に使用することができる。中空糸膜モジュールの用途は特に限定されないが例えば、浄水器膜モジュール、工業用膜モジュール、人工透析膜モジュール、加湿膜モジュール、除湿膜モジュール等として使用することができる。
10 樹脂ヘッド
11 円筒容器
12 ポッティング剤
13 ポリスルホン系中空糸膜
14 圧力計
15 管
16 供給管
20 配管部材
21 流入口
22 流出口
30 中空糸膜束
30a 親水性のポリスルホン系中空糸膜
30b ポリスルホン系中空糸膜
40 封止固定部
50 ケース
100 中空糸膜モジュール

Claims (4)

  1. ポリスルホン系樹脂を含み、
    100kPaの加圧下における水透過量が1ml/(hr・cm)以下であり、
    100kPaの加圧下における空気透過量が1000ml/(hr・cm)以上である、ポリスルホン系中空糸膜。
  2. 前記水透過量が0.01〜1ml/(hr・cm)である、請求項1に記載のポリスルホン系中空糸膜。
  3. 前記空気透過量が1000〜60000ml/(hr・cm)である、請求項1または2に記載のポリスルホン系中空糸膜。
  4. ケースと、
    前記ケース内に収容された中空糸膜束と、
    前記ケースに嵌合された配管部材と、
    を備え、
    前記中空糸膜束は、請求項1から3までの何れか1項に記載のポリスルホン系中空糸膜と、親水性のポリスルホン系中空糸膜とを有する、中空糸膜モジュール。
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