JP6098269B2 - 中空糸膜モジュール、中空糸膜モジュールの製造方法、浄水器用カートリッジおよび浄水器 - Google Patents
中空糸膜モジュール、中空糸膜モジュールの製造方法、浄水器用カートリッジおよび浄水器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6098269B2 JP6098269B2 JP2013059842A JP2013059842A JP6098269B2 JP 6098269 B2 JP6098269 B2 JP 6098269B2 JP 2013059842 A JP2013059842 A JP 2013059842A JP 2013059842 A JP2013059842 A JP 2013059842A JP 6098269 B2 JP6098269 B2 JP 6098269B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hollow fiber
- fiber membrane
- membrane module
- hydrophobic
- hydrophilic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Water Treatment By Sorption (AREA)
Description
(1)中空糸膜束がU字状に筒状ケースに充填され、ポッティング材で前記中空糸膜束の開口端部が前記筒状ケースの開口部に固定された中空糸膜モジュールであって、前記中空糸膜束は親水性中空糸膜に折れ曲がった松葉状の疎水性中空糸膜を混在させたものであることを特徴とする中空糸膜モジュール。
(2)前記疎水性中空糸膜の折れ曲がった部分の曲率半径が0.1〜2.5mmであることを特徴とする(1)に記載の中空糸膜モジュール。
(3)前記親水性中空糸膜の膜面積に対する前記疎水性中空糸膜の膜面積の割合が0.05〜5%であることを特徴とする(1)または(2)に記載の中空糸膜モジュール。
(4)前記疎水性中空糸膜の折れ曲がった方を前記中空糸膜束の開口端部から差し込んで混在させることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の中空糸膜モジュール。
(5)前記疎水性中空糸膜の前記筒状ケースの長さ方向における有効長さが、前記親水性中空糸膜の有効長さの15%〜100%であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の中空糸膜モジュール。
(6)(1)〜(5)のいずれかに記載の中空糸膜モジュールを搭載した浄水器用カートリッジ。
(7)(1)〜(5)のいずれかに記載の中空糸膜モジュールを搭載した浄水器。
(8)(6)に記載の浄水器用カートリッジを装着した浄水器。
(9)親水性中空糸膜をU字状にした中空糸膜束を筒状ケースに充填後、前記中空糸膜束の開口端部から松葉状に加工した疎水性中空糸膜を折れ曲がった方から差し込み、ポッティング材で中空糸膜束の開口端部を筒状ケースの開口部に固定することを特徴とする中空糸膜モジュールの製造方法。
親水性中空糸膜としてポリスルホン中空糸膜(平均外径=0.46mm)を用い、親水性中空糸膜456本をU字状に折り曲げ、形状を保持するために不織布で中空糸膜束を包み、円筒状の筒状ケース(内径=19.8mm、長さ=71.5mm)内に挿入した。挿入後、中空糸膜束の開口端部を把持し、中空糸膜束を包む不織布を取り除き、長さ60mmの松葉状に加工した疎水性中空糸膜(ポリエチレン、平均外径=0.65mm)を中空糸膜束の開口端部から中央部に差し込み、ポリウレタン樹脂にて開口端部を固定し、中空糸膜モジュールとした。開口部内径が46.5mm、高さが83.0mmの円筒形の本体容器に、本中空糸膜モジュールを挿入し、粒径が48メッシュ〜100メッシュの範囲である活性炭32.0gを充填し、図4に示す形状の浄水器用カートリッジとした。図4中、符号11は中空糸膜モジュールを、12は活性炭充填部を、13はカートリッジ本体容器を示している。本カートリッジでJIS S 3201「家庭用浄水器試験方法」に基づき、表示ろ過流量を2.0L/minとして10分間通水したのち、カートリッジ内の水を抜いた状態から0.1MPaで通水し、表示ろ過流量が2.0L/minに回復するまでの時間は4.7秒であった。
[比較例1]
親水性中空糸膜としてポリスルホン中空糸膜(平均外径=0.46mm)を用い、親水性中空糸膜456本をU字状に折り曲げ、形状を保持するために不織布で中空糸膜束を包み、円筒状の筒状ケース(内径=19.8mm、長さ=71.5mm)内に挿入した。挿入後、中空糸膜束の開口端部を把持し、中空糸膜束を包む不織布を取り除き、ポリウレタン樹脂にて開口端部を固定し、中空糸膜モジュールとした。開口部内径が46.5mm、高さが83.0mmの円筒形の本体容器に、本中空糸膜モジュールを挿入し、粒径が48メッシュ〜100メッシュの範囲である活性炭32.0gを充填し、浄水器用カートリッジとした。本カートリッジでJIS S 3201「家庭用浄水器試験方法」に基づき、表示ろ過流量を2.0L/minとして10分間通水したのち、カートリッジ内の水を抜いた状態から0.1MPaで通水し、表示ろ過流量が2.0L/minに回復するまでの時間は180秒であった。
[実施例2]
親水性中空糸膜としてポリスルホン中空糸膜(平均外径=0.46mm)を用い、親水性中空糸膜456本をU字状に折り曲げ、形状を保持するために不織布で中空糸膜束を包み、円筒状の筒状ケース(内径=19.8mm、長さ=71.5mm)内に挿入した。挿入後、中空糸膜束の開口端部を把持し、中空糸膜束を包む不織布を取り除き、長さ40mmの松葉状に加工した疎水性中空糸膜(ポリエチレン製、平均外径=0.65mm)を中空糸膜束の開口端部から中央部に差し込み、ポリウレタン樹脂にて開口端部を固定し、中空糸膜モジュールとした。開口部内径が46.5mm、高さが83.0mmの円筒形の本体容器に、本中空糸膜モジュールを挿入し、粒径が48メッシュ〜100メッシュの範囲である活性炭32.0gを充填し、浄水器用カートリッジとした。本カートリッジでJIS S 3201「家庭用浄水器試験方法」に基づき、表示ろ過流量を2.0L/minとして10分間通水したのち、カートリッジ内の水を抜いた状態から0.1MPaで通水し、表示ろ過流量が2.0L/minに回復するまでの時間は7.8秒であった。
2 疎水性中空糸膜
3 筒状ケース
4 ポッティング材
5 曲率半径
11 中空糸膜モジュール
12 活性炭充填部
13 カートリッジ本体容器
Claims (8)
- 中空糸膜束がU字状に筒状ケースに充填され、ポッティング材で前記中空糸膜束の開口端部が前記筒状ケースの開口部に固定された中空糸膜モジュールであって、
前記中空糸膜束は、U字状に曲げられた親水性中空糸膜束に折れ曲がった松葉状の疎水性中空糸膜を混在させたものであり、
前記疎水性中空糸膜は、それぞれが前記親水性中空糸膜束のU字状に曲げられた部分よりもいずれか片方の側に混在していることを特徴とする中空糸膜モジュール。 - 前記疎水性中空糸膜の折れ曲がった部分の曲率半径が0.1〜2.5mmであることを特徴とする請求項1に記載の中空糸膜モジュール。
- 前記親水性中空糸膜の膜面積に対する前記疎水性中空糸膜の膜面積の割合が0.05〜5%であることを特徴とする請求項1または2に記載の中空糸膜モジュール。
- 前記疎水性中空糸膜の前記筒状ケースの長さ方向における有効長さが、前記親水性中空糸膜の有効長さの15%〜100%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の中空糸膜モジュール。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の中空糸膜モジュールを搭載した浄水器用カートリッジ。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の中空糸膜モジュールを搭載した浄水器。
- 請求項5に記載の浄水器用カートリッジを装着した浄水器。
- 親水性中空糸膜をU字状にした中空糸膜束を筒状ケースに充填後、前記中空糸膜束の開口端部から松葉状に加工した疎水性中空糸膜を折れ曲がった方から差し込み、ポッティング材で中空糸膜束の開口端部を筒状ケースの開口部に固定することを特徴とする中空糸膜モジュールの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013059842A JP6098269B2 (ja) | 2013-03-22 | 2013-03-22 | 中空糸膜モジュール、中空糸膜モジュールの製造方法、浄水器用カートリッジおよび浄水器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013059842A JP6098269B2 (ja) | 2013-03-22 | 2013-03-22 | 中空糸膜モジュール、中空糸膜モジュールの製造方法、浄水器用カートリッジおよび浄水器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014184377A JP2014184377A (ja) | 2014-10-02 |
JP6098269B2 true JP6098269B2 (ja) | 2017-03-22 |
Family
ID=51832476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013059842A Active JP6098269B2 (ja) | 2013-03-22 | 2013-03-22 | 中空糸膜モジュール、中空糸膜モジュールの製造方法、浄水器用カートリッジおよび浄水器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6098269B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5735190B1 (ja) | 2015-01-22 | 2015-06-17 | Jx日鉱日石金属株式会社 | 酸化物焼結体、スパッタリングターゲット及び酸化物薄膜 |
JP7475186B2 (ja) * | 2020-04-14 | 2024-04-26 | Nok株式会社 | ポリスルホン系中空糸膜および中空糸膜モジュール |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01189306A (ja) * | 1988-01-22 | 1989-07-28 | Kuraray Co Ltd | 浄水器 |
JPH0261425U (ja) * | 1988-10-28 | 1990-05-08 | ||
AU5433690A (en) * | 1989-04-07 | 1990-11-05 | Baxter International Inc. | Gas separating and venting filter and method of making same |
JP5115532B2 (ja) * | 2009-09-30 | 2013-01-09 | 東レ株式会社 | 中空糸膜モジュール、中空糸膜モジュールの製造方法、浄水器用カートリッジおよび浄水器 |
JP5724239B2 (ja) * | 2010-08-03 | 2015-05-27 | 東レ株式会社 | 浄水器用カートリッジおよび浄水器 |
-
2013
- 2013-03-22 JP JP2013059842A patent/JP6098269B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014184377A (ja) | 2014-10-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5366316B2 (ja) | 中空糸膜モジュール及びそれを用いた懸濁水の浄化方法 | |
JP5561473B2 (ja) | 濾過装置及び水処理装置 | |
KR880000292Y1 (ko) | 정수기 및 정수기용 중공사막 여과모듀율 | |
EP2754642A1 (en) | Water purification cartridge and water purification apparatus | |
WO2014196567A1 (ja) | 浄水器用カートリッジおよび浄水器 | |
WO2006080482A1 (ja) | 選択透過性膜モジュールの製造方法および選択透過性膜モジュール | |
JP2010227757A (ja) | 複合分離膜 | |
JP2012030204A (ja) | 浄水器用カートリッジおよび浄水器 | |
JP6354564B2 (ja) | 浄水器用カートリッジ、浄水器用フィルタおよび浄水器 | |
JP6098269B2 (ja) | 中空糸膜モジュール、中空糸膜モジュールの製造方法、浄水器用カートリッジおよび浄水器 | |
JP5115532B2 (ja) | 中空糸膜モジュール、中空糸膜モジュールの製造方法、浄水器用カートリッジおよび浄水器 | |
KR100773267B1 (ko) | 유로가 연장된 카트리지 필터 | |
CN202671248U (zh) | 净水过滤筒及净水器 | |
WO2013129227A1 (ja) | 濾過装置 | |
JP4837709B2 (ja) | 浄水器用円筒形フィルタ部材の製造方法 | |
JP2006068695A (ja) | 中空糸膜モジュール及び浄水器 | |
RU2568730C1 (ru) | Индивидуальное средство для очистки жидкости | |
CN205821097U (zh) | 用于水处理设备的复合滤芯及含有该滤芯的净水器 | |
KR200373502Y1 (ko) | 소형 정수 필터 | |
JP2006272108A (ja) | 浄水器 | |
CN214513806U (zh) | 一种ro膜滤芯端盖 | |
KR102508296B1 (ko) | 고투수성 친수형 셀룰로오스계 중공사 정밀여과막을 이용한 수처리장치 | |
EP3875169B1 (en) | Hollow fiber membrane module | |
JP5996963B2 (ja) | 金属ナノ粒子の濾過方法 | |
KR20180017797A (ko) | 필터 시스템 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160310 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161019 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161025 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161219 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170124 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170206 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6098269 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |