JP2021168235A - コネクタ - Google Patents

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Katsuya Nakano
隆 曽根
Takashi Sone
佳法 萩田
Yoshinori Hagita
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Abstract

【課題】ハウジングに対するシール部材の回転ズレを抑制しながら適正なコネクタ嵌合が可能なコネクタを提供すること。
【解決手段】コネクタ1は、相手側部材と嵌合可能なハウジング2と、シール部材4とを備える。ハウジング2は、シール部材4が取り付けられ、ハウジング2の周方向に亘って連続する溝部15と、嵌合方向奥側の溝部15の側面18に、嵌合方向手前側の溝部15の側面17に向かって延びる少なくとも1つの凸部19とを有する。凸部19における延出端面21が、溝部15の底面16から開口に向かうにつれて手前側の側面17に近付くように傾いている傾斜面を有する。シール部材4の係合部33と凸部19とが係合してシール部材4がハウジング2に対して周方向に変位することが抑制される。傾斜面21の端部21aの底面16から高さH1は、シール部材4の端部34aの高さH2よりも高い。
【選択図】図5

Description

本発明は、コネクタに関する。
従来から、防水機能を有するコネクタが提案されている。例えば、従来のコネクタの一つは、複数の電線側端子を保持するコネクタの外周面と、相手側コネクタの嵌合口の内周面との間に、リング状のシール部材を設けるようになっている。このリング状のシール部材により、双方のコネクタの嵌合部への水の侵入が抑制されることになる(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2004−172009号公報
上述した従来のコネクタでは、シール部材がコネクタの周方向に回転するように変位すること(即ち、回転ズレの発生)を抑制するべく、ハウジングに設けた突起等をシール部材に係合させて、シール部材の回転を規制するようになっている。しかし、このような突起をハウジングに設けた場合、双方のコネクタの嵌合時、相手側コネクタの嵌合口の内周面がシール部材を嵌合方向に押すように及ぼす摩擦力などにより、その突起等に乗り上げるようにシール部材が変形する場合がある。この場合、突起等に乗り上げたシール部材が、コネクタ同士の嵌合自体の妨げとなる可能性がある。
上述した状況を鑑み、本発明の目的の一つは、ハウジングに対するシール部材の回転ズレを抑制しながら適正なコネクタ嵌合が可能なコネクタ、の提供である。
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記[1]〜[2]を特徴としている。
[1]
相手側部材と嵌合可能なハウジングと、前記ハウジングの嵌合部に取り付けられるシール部材と、を備えるコネクタであって、
前記ハウジングは、
前記シール部材が取り付けられ、当該ハウジングの周方向に亘って連続する溝部と、
前記周方向に交差する方向且つ嵌合方向奥側の前記溝部の側面に、前記嵌合方向手前側の前記溝部の側面に向かって延びる少なくとも1つの凸部と、を有し、
前記凸部における延出端面の少なくとも一部が、
前記溝部の底面から開口に向かうにつれて前記手前側の側面に近付くように傾く傾斜面を有し、
前記シール部材は、
前記凸部に係合する係合部を有し、
前記係合部と前記凸部とが係合して前記シール部材が前記ハウジングに対して前記周方向に変位することが抑制され、
前記傾斜面の前記開口側の端部と前記底面との間の距離は、前記延出端面に向かい合う前記シール部材の側面の前記開口側の端部と前記底面との間の距離よりも長い、
コネクタであること。
[2]
上記[1]に記載のコネクタにおいて、
前記係合部は、凹部であり、
前記傾斜面の前記開口側の端部と前記底面との間の距離は、前記凹部の周縁の前記開口側の端部と前記底面との間の距離よりも長い、
コネクタであること。
上記[1]の構成のコネクタによれば、ハウジングの嵌合方向奥側の側面から嵌合方向手前側の側面に向かって延びる少なくとも1つの凸部と、シール部材の係合部と、が嵌合することで、ハウジングの周方向におけるシール部材の位置ずれを抑制できる。更に、この凸部における延出端面の少なくとも一部が、溝部の底面から開口に向かうにつれて、溝部の手前側の側面に近付くように傾く傾斜面を有している。ハウジングに相手側部材が挿入されると、この凸部の延出端面に向けてシール部材が押圧されるような外力が、シール部材に及び得る。このとき、延出端面が上述した傾斜面を有し、且つ、その傾斜面の開口側の端部(以下、「傾斜面端部」という。)の溝部の底面からの高さが、シール部材の延出端面側における開口側の端部(以下、「シール部材端部」という)の溝部の底面からの高さよりも、高い。そのため、シール部材が傾斜面に押圧されたとき、傾斜面がシール部材に及ぼす反力が溝部の底面側に向くことになる。その結果、シール部材が凸部に乗り上げることが抑制される。したがって、本構成のコネクタは、ハウジングに対するシール部材の回転ズレを抑制しながら適正なコネクタ嵌合が可能である。
上記[2]の構成のコネクタによれば、凸部へのシール部材の乗り上げに最も影響を及ぼすと考えられるシール部材の凹部の周縁が、傾斜面端部よりも溝部の底面に近い位置にある。これにより、より適正にシール部材が凸部に乗り上げることを抑制できる。更に、シール部材の係合部(凹部)と、ハウジングの凸部と、が嵌め合うように係合することで、ハウジングの周方向におけるシール部材の位置ずれをより適正に抑制できる。
このように、本発明によれば、ハウジングに対するシール部材の回転ズレを抑制しながら適正なコネクタ嵌合が可能なコネクタを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係るコネクタの斜視図である。 図2は、インナハウジングにシール部材が取り付けられた状態を示す斜視図である。 図3は、インナハウジングとシール部材とが分離した状態を示す斜視図である。 図4は、図2のA−A断面図である。 図5は、図4のB部の拡大図である。 図6は、コネクタと相手側コネクタとが嵌合した状態における、図4のB部の拡大図である。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、図1に示す本発明の実施形態に係るコネクタ1について説明する。コネクタ1は、図1〜図3に示すように、インナハウジング2と、インナハウジング2に嵌合されるアウタハウジング3と、インナハウジング2に取り付けられるシール部材4と、を備え、防水機能を有するコネクタである。以下、説明の便宜上、図1〜図5に示すように、「前後方向」、「前」及び「後」を定義する。
樹脂製のアウタハウジング3は、後側から、インナハウジング2の後述する第2嵌合部13に嵌合される(図1及び図4参照)。このとき、相手側コネクタ50が備える相手側ハウジング51が、前側から、インナハウジング2の後述する第1嵌合部12(図4参照)に嵌合されることで、コネクタ1と相手側コネクタ50とが嵌合したコネクタユニットが得られる。更に、コネクタ1に収容されている端子(メス端子、図示省略)と、相手側コネクタ50に収容されている端子(オス端子、図示省略)と、が電気的に接続される。コネクタ1に収容されている端子は、各種の電装品などから延びる電線Wに電気的に接続されている。以下、コネクタ1を構成する各部材について順に説明する。
まず、インナハウジング2について説明する。樹脂製のインナハウジング2は、図3及び図4から理解できるように、前後方向に延びる略矩形筒状の本体部11を備える。以下、説明の便宜上、本体部11の周方向及び径方向を、それぞれ、単に「周方向」及び「径方向」と呼ぶ。
本体部11の外周部の前側領域は、相手側ハウジング51の略矩形筒状の嵌合部52(図6を参照)が外嵌されることになる第1嵌合部12を構成し、本体部11の外周部の後側領域は、アウタハウジング3の略矩形筒状の嵌合部41(図1参照)が外嵌されることになる第2嵌合部13を構成している。第2嵌合部13は、第1嵌合部12より大径であり、周方向の全域に亘って第1嵌合部12より径方向外側に突出している。
第2嵌合部13の外周面には、図4に示すように、環状の溝部14が形成されており、溝部14には、ゴム製のOリング5が装着されている。アウタハウジング3の嵌合部41が後側から第2嵌合部13に外嵌されて、インナハウジング2とアウタハウジング3とが嵌合された状態では、嵌合部41の内周面が周方向の全域に亘ってOリング5と押圧接触することで、Oリング5による防水機能が発揮される。
第1嵌合部12の外周面には、図3〜図5に示すように、環状の溝部15が形成されている。溝部15にはシール部材4が装着されることになる。溝部15は、周方向及び前後方向に延びる底面16と、周方向及び径方向に延びる前側面17と、周方向及び径方向に延びる後側面18と、で画成され、径方向外側に開口している。
溝部15の底面16と後側面18との隅部には、後側面18から前側面17に向かって前方に延びる凸部19が、周方向の複数箇所に形成されている。本例では、図3から理解できるように、凸部19は、溝部15における本体部11の矩形形状の4つの各辺の周方向中央部に相当する位置に、それぞれ形成されている(合計4箇所)。各凸部19は、後側面18から前方に向けて、底面16と連続しつつ溝部15の前後方向中央より後側の所定位置まで延びている。
図3において紙面上方側に位置する凸部19の前端面21は、全域に亘って、図4及び図5に示すように、底面16から径方向外側(溝部15の開口)に向かうにつれて前側面17に近付くように傾いた傾斜面となっている。なお、図3において紙面下方側および紙面側方側に位置する凸部19の前端面21は、同様に傾いた傾斜面であってもよいし、底面16に対して垂直な非傾斜面であってもよい。例えば、インナハウジング2を射出成形法で製造する場合、金型からの分離の容易さ等を考慮し、紙面上方側および紙面下方側の凸部19の前端面21を傾斜面とし、紙面側方側の凸部19の前端面21を非傾斜面とし得る。
次いで、シール部材4について説明する。シール部材4は、図3〜図5に示すように、略矩形枠状かつ環状のゴム製のパッキンであり、溝部15の形状に対応した形状を有している。シール部材4は、環状の本体部31aと、本体部31aの外周面から周方向の全域に亘って径方向外側に突出する2つのリップ部31bと、本体部31aの内周面から周方向の全域に亘って径方向内側に突出する2つのリップ部31cと、を有している。リップ部31bは前後方向に並ぶように形成されている。リップ部31cも同様である。シール部材4の周方向の本来の長さ(インナハウジング2に装着されていないときの長さ)は、溝部15の周方向の長さよりも若干短い。そのため、シール部材4を溝部15に装着すると、シール部材4の弾性変形に起因して径方向内側のリップ部31cが溝部15の底面16に押圧接触した状態となる。
シール部材4の後端面には、図3に示すように、後側に突出する突起部32が周方向の全域に亘って形成されている。突起部32の周方向における溝部15の凸部19に対応する箇所には、それぞれ、突起部32の一部が切り欠かかれるように窪む凹部33が形成されている(合計4箇所)。凹部33を構成する前側の側面34(図5参照。凹部33の前端を画成する内壁面)は、周方向及び径方向に延びている。なお、本例では、突起部32における本体部11の矩形形状の4つの角部に相当する位置にもそれぞれ、凹部33と同様の凹部が形成されている。
シール部材4は、図2に示すように、複数の凹部33にインナハウジング2の対応する凸部19がそれぞれ入り込むように、溝部15に装着される。これにより、シール部材4が溝部15に対して周方向に相対移動しようとしても、凸部19の周方向の側面と凹部33の周方向の側面とが互いに突き当たることにより、そのような相対移動が抑制される。即ち、凸部19と凹部33との干渉により、インナハウジング2の周方向におけるシール部材4の位置ずれが抑制される。
シール部材4が溝部15に装着された状態では、図5に示すように、シール部材4の本体部31aの後方の(紙面右方の)側面34と、インナハウジング2の溝部15の凸部19の前端面21とが、前後方向に対向している。なお、上述したように、側面34は凹部33を構成する窪み面の一部である。シール部材4の本体部31aの紙面上方側の面(即ち、凹部33の径方向外側の周縁34a)と溝部15の底面16との距離(高さ)を「H2」とし、インナハウジング2の凸部19の前端面21(傾斜面)の径方向外側の周縁21aと底面16との距離(高さ)を「H1」とする。H1とH2との間には、「H1>H2」という関係が成立している。以上、コネクタ1を構成する各部材について説明した。
コネクタ1と相手側コネクタ50との嵌合時、図6における矢印に示すように、相手側ハウジング51の略矩形筒状の嵌合部52が、前側から、インナハウジング2の第1嵌合部12(図4参照)に外嵌される。インナハウジング2と相手側ハウジング51とが嵌合された状態では、相手側ハウジング51の嵌合部52の内周面が周方向の全域に亘ってシール部材4の外周面側のリップ部31bと押圧接触するとともに、シール部材4の内周面側のリップ部31cが溝部15の底面16に押圧接触する。これにより、シール部材4による防水機能が発揮される。
相手側ハウジング51の略矩形筒状の嵌合部52が前側からインナハウジング2の第1嵌合部12に外嵌される際、相手側ハウジング51の略矩形筒状の嵌合部52の内壁面とシール部材4のリップ部31bとの擦動摩擦力等に起因して、シール部材4が溝部15の凸部19の前端面21に向けて押圧されるような後向きの(図6における紙面右向きの)外力が、シール部材4に及び得る。
ここで、凸部19の前端面21が上述したような傾斜面となっており、且つ、高さ「H1」が高さ「H2」よりも高い(図5参照)。これらに起因して、上述した外力によってシール部材4の側面34が前端面21に押し付けられたとき、前端面21が側面34に及ぼす反力が溝部15の底面16側(径方向内側)に向くことになる。更に、前端面21の傾きに沿って、シール部材4の側面34が底面16に近付くように(紙面右下向きに)押し込まれることになる。これらの結果、上述したような外力が相手側ハウジング51からシール部材4に及んでも、シール部材4が凸部19の径方向外側に乗り上げることが抑制され得る。
<作用・効果>
以上より、本実施形態に係るコネクタ1によれば、インナハウジング2の溝部15に形成された凸部19と、シール部材4の凹部33と、が嵌合することで、インナハウジング2の周方向におけるシール部材4の位置ずれを抑制できる。更に、凸部19の前端面21が、溝部15の底面16から径方向外側(溝部15の開口)に向かうにつれて、溝部15の前側面17に近付くように傾く傾斜面となっている。インナハウジング2に相手側ハウジング51が挿入されると、凸部19の前端面21に向けてシール部材4の凹部33の側面34が押圧されるような外力が、シール部材4に及び得る。このとき、凸部19の前端面21が上述した傾斜面であり、且つ、インナハウジング2の凸部19の前端面21の径方向外側の周縁21aの底面16からの高さ「H1」が、シール部材4の凹部33の側面34の径方向外側の周縁34aの底面16からの高さ「H2」より高い。そのため、前端面21が側面34に及ぼす反力が溝部15の底面16側(径方向内側)に向く。更に、側面34が底面に15に近付くようにシール部材4が押し込まれる。これらの結果、シール部材4が凸部19に乗り上げることが抑制される。したがって、本実施形態に係るコネクタ1は、インナハウジング2に対するシール部材4の周方向の位置ズレを抑制しながら適正なコネクタ嵌合が可能である。
<他の形態>
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を発揮できるものであれば任意であり、限定されない。
上記実施形態では、凸部19が、インナハウジング2の溝部15の周方向の複数箇所(具体的には4箇所)に形成されている。これに対し、凸部19が、インナハウジング2の溝部15の周方向の1箇所のみに形成されていてもよい。
更に、上記実施形態では、凸部19の前端面21の全体が、底面16から径方向外側(溝部15の開口)に向かうにつれて前側面17に近付くように傾いた傾斜面となっている(図5等参照)。これに対し、凸部19の前端面21における周方向の一部のみ又は径方向の一部のみが上記傾斜面であり、前端面21の残りの部分が前後方向に垂直な径方向に延びる面であってもよい。
更に、上記実施形態では、シール部材4の外周面側には2つのリップ部31bが設けられ、シール部材4の内周面側には2つのリップ部31cが設けられている。これに対し、シール部材4の外周面側には、リップ部31bが1つだけ設けられてもよいし、3以上のリップ部31bが設けられてもよい。シール部材4の内周面側のリップ部31cについても同様である。更に、シール部材4は、内周面側のリップ部31cを有さず、外周面側のリップ部31bのみを有してもよい。
更に、上記実施形態では、シール部材4が装着される溝部15が、インナハウジング2自体が有する底面16と前側面17と後側面18とで構成されている。これに対し、インナハウジング2とは別体の部品(例えば、フロントホルダ)がインナハウジング2に組付けられる場合、その部品とインナハウジング2とで溝部15が構成されてもよい。一例として、インナハウジング2に別体のフロントホルダが前方側から組付けられる場合、フロントホルダの一部分を前側面17として用いることで、その一部分と、インナハウジング2が有する底面16及び後側面18と、によって溝部15が構成されてもよい。
ここで、上述した本発明に係るコネクタ1の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[2]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
相手側部材(51)と嵌合可能なハウジング(2)と、前記ハウジング(2)の嵌合部(12)に取り付けられるシール部材(4)と、を備えるコネクタ(1)であって、
前記ハウジング(2)は、
前記シール部材(4)が取り付けられ、当該ハウジング(2)の周方向に亘って連続する溝部(15)と、
前記周方向に交差する方向且つ嵌合方向奥側の前記溝部(15)の側面(18)に、前記嵌合方向手前側の前記溝部(15)の側面(17)に向かって延びる少なくとも1つの凸部(19)と、を有し、
前記凸部(19)における延出端面(21)の少なくとも一部が、前記溝部(15)の底面(16)から開口に向かうにつれて前記手前側の側面(17)に近付くように傾いている傾斜面を有し、
前記シール部材(4)は、
前記凸部(19)に係合する係合部(33)を有し、
前記係合部(33)と前記凸部(19)とが係合して前記シール部材(4)が前記ハウジング(2)に対して前記周方向に変位することが抑制され、
前記傾斜面(21)の前記開口側の端部(21a)と前記底面(16)との間の距離(H1)は、前記延出端面(21)に向かい合う前記シール部材(4)の側面の前記開口側の端部(34a)と前記底面(16)との間の距離(H2)よりも長い、
コネクタ(1)。
[2]
上記[1]に記載のコネクタにおいて、
前記係合部は、凹部(33)であり、
前記傾斜面(21)の前記開口側の端部(21a)と前記底面(16)との間の距離(H1)は、前記凹部(33)の周縁の前記開口側の端部(34a)と前記底面(16)との間の距離(H2)よりも高い、
コネクタ(1)。
1 コネクタ
2 インナハウジング(ハウジング)
4 シール部材
12 第1嵌合部(嵌合部)
15 溝部
16 底面
17 前側面(嵌合方向手前側の溝部の側面)
18 後面(嵌合方向奥側の溝部の側面)
19 凸部
21 前端面(延出端面、傾斜面)
21a 周縁(傾斜面の開口側の端部)
33 凹部(係合部)
34a 周縁(シール部材の側面の開口側の端部)
51 相手側ハウジング(相手側部材)

Claims (2)

  1. 相手側部材と嵌合可能なハウジングと、前記ハウジングの嵌合部に取り付けられるシール部材と、を備えるコネクタであって、
    前記ハウジングは、
    前記シール部材が取り付けられ、当該ハウジングの周方向に亘って連続する溝部と、
    前記周方向に交差する方向且つ嵌合方向奥側の前記溝部の側面に、前記嵌合方向手前側の前記溝部の側面に向かって延びる少なくとも1つの凸部と、を有し、
    前記凸部における延出端面の少なくとも一部が、
    前記溝部の底面から開口に向かうにつれて前記手前側の側面に近付くように傾く傾斜面を有し、
    前記シール部材は、
    前記凸部に係合する係合部を有し、
    前記係合部と前記凸部とが係合して前記シール部材が前記ハウジングに対して前記周方向に変位することが抑制され、
    前記傾斜面の前記開口側の端部と前記底面との間の距離は、前記延出端面に向かい合う前記シール部材の側面の前記開口側の端部と前記底面との距離よりも長い、
    コネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタにおいて、
    前記係合部は、凹部であり、
    前記傾斜面の前記開口側の端部と前記底面との間の距離は、前記凹部の周縁の前記開口側の端部と前記底面との間の距離よりも長い、
    コネクタ。
JP2020070398A 2020-04-09 2020-04-09 コネクタ Abandoned JP2021168235A (ja)

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