JP2021161803A - 取付器具、屋根構造、および壁構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の取付器具100は、被取付部材(新たな屋根部材)20を支持部材(既設の屋根部材)10に取り付けるための取付器具であって、支持部材10とこの支持部材10を固定するための締結部材60との間に挿入される底板部110と、被取付部材10が固定される上板部120と、底板部110と上板部120とを接続する接続部130とを備え、上板部120の少なくとも一部の厚さは底板部110の厚さより厚いものである。
【選択図】図2
Description
(項目1)
被取付部材を支持部材に取り付けるための取付器具であって、
前記支持部材と前記支持部材を固定するための締結部材との間に挿入される底板部と、
前記被取付部材が固定される上板部と、
前記底板部と前記上板部とを接続する接続部と
を備え、
前記上板部の少なくとも一部の厚さは前記底板部の厚さより厚い、取付器具。
(項目2)
前記上板部と前記底板部とは対向するよう配置されており、
前記上板部のうちの前記底板部とは反対側の表面が、前記被取付部材が固定される面である、項目1に記載の取付器具。
(項目3)
前記底板部は、第1の板状部材の一部であり、
前記上板部は、前記第1の板状部材の他の一部を少なくとも1回折り返すことによって形成されている、項目1または2に記載の取付器具。
(項目4)
前記上板部は、前記第1の板状部材の他の一部を前記底板部の側に折り返すことによって形成されている、項目3に記載の取付器具。
(項目5)
前記上板部は、前記第1の板状部材の他の一部を前記底板部と反対の側に折り返すことによって形成されている、項目3に記載の取付器具。
(項目6)
前記上板部は、前記第1の板状部材の他の一部を一回のみ折り返すことによって形成されている、項目4または5に記載の取付器具。
(項目7)
前記底板部は、第1の板状部材の一部であり、
前記上板部は、前記第1の板状部材の他の一部を、前記締結部材に対する前記底板部の挿入方向に交差する方向に沿った少なくとも1つの折り目で折り返すことによって形成されている、項目1または2に記載の取付器具。
(項目8)
前記上板部は、前記複数の折り目を有し、前記第1の板状部材の他の一部を、前記複数の折り目で同じ方向に折り返すことによって形成されている、項目7に記載の取付器具。
(項目9)
前記底板部は、第1の板状部材の一部であり、
前記上板部は、前記第1の板状部材の他の一部を、前記締結部材に対する前記底板部の挿入方向に沿った少なくとも1つの折り目で折り返すことによって形成されている、項目1または2に記載の取付器具。
(項目10)
前記底板部は、第1の板状部材の一部であり、
前記上板部は、前記第1の板状部材の他の一部と、前記第1の板状部材の他の一部の表面に固定された補強部材とを含む、項目1または2に記載の取付器具。
(項目11)
項目1〜10のいずれか一項に記載の取付器具を備えた屋根構造であって、
前記支持部材として屋根部材を備えている、屋根構造。
(項目12)
項目1〜10のいずれか一項に記載の取付器具を備えた壁構造であって、
前記支持部材として壁部材を備えている、壁構造。
被取付部材を支持部材に取り付けるための取付器具であって、
支持部材と支持部材を固定するための締結部材との間に挿入される底板部と、
被取付部材が固定される上板部と、
底板部と上板部とを接続する接続部と
を備え、
上板部の少なくとも一部の厚さは底板部の厚さより厚い、取付器具を提供することにより、上記の課題を解決したものである。
取付器具は、底板部と、上板部と、底板部と上板部とを接続する接続部とを備えている。
支持部材は、例えば、建造物の屋根であり、建造物の屋根は、例えば、波板スレートなどのスレート屋根、折板屋根などの金属屋根、コンクリート製の屋根、瓦葺の屋根である。また、支持部材は、建物の屋根に限らず、建造物の壁であってもよい。さらに、支持部材は、柱、基礎(具体的には、鉄筋コンクリートの基礎)であってもよいし、あるいは、建造物以外の構造物の一部であってもよい。
被取付部材は、取付器具を介して支持部材に取り付けられるものであれば任意であり得る。例えば、支持部材が建造物の屋根である場合は、被取付部材は、新設の屋根や屋根上に設置される設備(屋根上設備)である。新設の屋根には、波板スレート屋根や折板金属屋根などがある。また、屋根上設備には、例えば、太陽電池モジュール(ソーラーパネル)、空調装置、アンテナ、避雷針、緑化屋根用プランターなどがある。また、被取付部材は、新設の屋根や屋根上設備を取り付けるための架台やフレーム部材であってもよい。また、支持部材が建造物の壁である場合は、被取付部材は、新設の壁やその壁面上に設置される設備(壁面設置設備)である。壁面設置設備には、屋根上設備と同様な機器や部材がある。
図2は、本発明の実施形態1による取付器具100を説明するための斜視図である。
底板部110には、薄い板状(約1.6mm)であって、図2A、図3(c)に示すように、締結部材60、具体的には、フックボルト61を収容するV字形状の切欠部111が形成されている。なお、切欠部111の形状はV字形状に限定されず、U字形状やL字形状などであってもよい。切欠部111は、底板部110をその外端側から切り込むことにより形成されている。切欠部111は、入口部111aと、突当部111cと、入口部111aから突当部111cにまたがる中間部111bとを含み、切欠部111の突当部111cにフックボルト61が収容されるようになっている。さらに、切欠部111の中間部111bの両側辺は、突当部111cに入り込んだフックボルト61が突当部111cから切欠部111の外部に出にくくなるように鋸歯形状となっている。本発明の取付器具100は、底板部110の厚みは従来の約2.0mm〜約2.3mmのものに比べて薄い約1.6mmであるので、底板部110を支持部材10とその固定のための締結部材60との間に挿入しやすく、施工性を向上させることが可能となる。
上板部120は、板状部材1の一部に形成された一対の折曲ガイド孔121を通る直線を折り目として板状部材1を底板部110の側に1回のみ折り返すことにより形成されている。すなわち、上板部120は、板状部材1を、締結部材60に対する底板部110の挿入方向Yに直交する方向Xに沿った折り目で折り返すことによって形成されている。従って、上板部120のうちの板状部材1が重なった部分122の厚さは、底板部110の厚さ(約1.6mm)の約2倍(約3.2mm)となっている。また、上板部120のうちの板状部材1が重なった部分122は、図2A、図3(b)に示すように、被取付部材20を固定するビスがねじ込まれるビス固定面122aを、上板部120の上側の表面に形成している。ここで、上板部120の上側の表面は、上板部120の表面のうちの底板部110とは反対側に面する表面である。また、上板部120では板状部材1が折り返されていることにより取付器具100の剛性向上に寄与している。さらに、上板部120では板状部材を折り返すことにより厚くしているので、取付器具100の全体を構成する板状部材1の板厚は薄く抑えることができる。これにより、底板部110を支持部材10と支持部材10を固定する締結部材60との間に差し込みやすくなり、取付器具100の軽量化も図れる。その結果、施工性の向上と屋根への負荷軽減を図ることができる。
接続部130は、底板部110のうちの切欠部111の入口部111aとは反対側の端部と、これに対向する上板部120の端部とを接続する部分であり、取付器具100の側壁部となっている。接続部130には、図2A、図3(a)、(d)、(e)に示すように、対向する一対の側壁補強リブ131が形成されている。
図8は、本発明の実施形態2による取付器具200を説明するための斜視図である。
20 新設の折板屋根(被支持部材)
60 締結部材
70 ビス
100、200 取付器具
110、210 底板部
120、220 上板部
122a、222a ビス固定面
130、230 接続部(側壁部)
Claims (12)
- 被取付部材を支持部材に取り付けるための取付器具であって、
前記支持部材と前記支持部材を固定するための締結部材との間に挿入される底板部と、
前記被取付部材が固定される上板部と、
前記底板部と前記上板部とを接続する接続部と
を備え、
前記上板部の少なくとも一部の厚さは前記底板部の厚さより厚い、取付器具。 - 前記上板部と前記底板部とは対向するよう配置されており、
前記上板部のうちの前記底板部とは反対側の表面が、前記被取付部材が固定される面である、請求項1に記載の取付器具。 - 前記底板部は、第1の板状部材の一部であり、
前記上板部は、前記第1の板状部材の他の一部を少なくとも1回折り返すことによって形成されている、請求項1または2に記載の取付器具。 - 前記上板部は、前記第1の板状部材の他の一部を前記底板部の側に折り返すことによって形成されている、請求項3に記載の取付器具。
- 前記上板部は、前記第1の板状部材の他の一部を前記底板部と反対の側に折り返すことによって形成されている、請求項3に記載の取付器具。
- 前記上板部は、前記第1の板状部材の他の一部を一回のみ折り返すことによって形成されている、請求項4または5に記載の取付器具。
- 前記底板部は、第1の板状部材の一部であり、
前記上板部は、前記第1の板状部材の他の一部を、前記締結部材に対する前記底板部の挿入方向に交差する方向に沿った少なくとも1つの折り目で折り返すことによって形成されている、請求項1または2に記載の取付器具。 - 前記上板部は、前記複数の折り目を有し、前記第1の板状部材の他の一部を、前記複数の折り目で同じ方向に折り返すことによって形成されている、請求項7に記載の取付器具。
- 前記底板部は、第1の板状部材の一部であり、
前記上板部は、前記第1の板状部材の他の一部を、前記締結部材に対する前記底板部の挿入方向に沿った少なくとも1つの折り目で折り返すことによって形成されている、請求項1または2に記載の取付器具。 - 前記底板部は、第1の板状部材の一部であり、
前記上板部は、前記第1の板状部材の他の一部と、前記第1の板状部材の他の一部の表面に固定された補強部材とを含む、請求項1または2に記載の取付器具。 - 請求項1〜10のいずれか一項に記載の取付器具を備えた屋根構造であって、
前記支持部材として屋根部材を備えている、屋根構造。 - 請求項1〜10のいずれか一項に記載の取付器具を備えた壁構造であって、
前記支持部材として壁部材を備えている、壁構造。
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