JP3746116B2 - メッシュ型枠と合板等の板状型枠との併用方法 - Google Patents
メッシュ型枠と合板等の板状型枠との併用方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3746116B2 JP3746116B2 JP27853096A JP27853096A JP3746116B2 JP 3746116 B2 JP3746116 B2 JP 3746116B2 JP 27853096 A JP27853096 A JP 27853096A JP 27853096 A JP27853096 A JP 27853096A JP 3746116 B2 JP3746116 B2 JP 3746116B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- mesh
- dam
- formwork
- nut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、作業効率の良さから最近採用が激増しているメッシュ型枠に対し、場所によってはどうしても片面に平滑で高い精度の仕上を要求される部分に対して、一方の面にのみ良好な仕上面を形成するための、メッシュ型枠と合板等の板状型枠との併用方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のメッシュ型枠と合板等の板状型枠との併用方法を図2に示す。
まず、一方の側のメッシュ状堰板A1は一般的に使用されている複数本のリブA11を有するリブラス用の金網からなる。これをリブA11が横方向となるよう使用するのが一般的である。このメッシュ状堰板A1の外側には、リブA11と直交するように(縦方向に)補強桟A21が当接され、さらに縦補強桟A21の外側にこれと直交するように(横方向に)横補強桟A22が当接される。
【0003】
また、他方の側の合板等の板状堰板B11は、一般的に1枚の板に対して少なくとも外周部に枠桟B12を取付け補強した型枠パネルB1が多く使用される。この型枠パネルB1は縦方向に対し1枚のもので建込むのが一般的であるから、型枠パネルB1に対し、外側から横方向に横補強桟B2が当接されて補強が完了する。
【0004】
両方の型枠を接続するのは、一般的に両端部にネジ部D1、D2を有する丸セパレーターDが使用され、一方の側はメッシュ状堰板A1の網目A12に挿通され、他方はの側は板状堰板B11に適宜設けられた貫通孔B13に挿通される。このとき、ネジ部D1、D2にはあらかじめナット様の六角座金Eが螺合されており、その外側にメッシュ状堰板A1および板状堰板B11がそれぞれ当接しており、両端の六角座金Eの間隔を一定にすることにより両方の型枠の間隔を一定に保持することができる。
【0005】
次に、メッシュ状堰板A1および板状堰板B11からそれぞれ外側に突出したネジ部D1、D2に対し締付け金物本体F1を螺着することにより、六角座金Eと間でメッシュ状堰板A1および板状堰板B11それぞれを挟着し、締付け座金F2および締付けナットまたは楔F3により、枠桟B12、縦補強桟A21、および横補強桟A22、B3を外側から挟着し、型枠全体を緊結補強する。
【0006】
しかし、この方法では両側の型枠が丸セパレーターDにより完全に接続されているため、次のような問題点が発生する。
第1に、メッシュ状堰板A1を先行して建込んだ場合、メッシュ状堰板A1に丸セパレーターDを先に取付けると、取付け部分が腰の弱い網目A12であるため挟着の度合いが強固でなく、したがって板状堰板側の端部が自重で垂れ下がり、板状堰板B11を建込む際に貫通孔B13にネジ部D2を挿通することが非常に困難となる。しかも、貫通孔B13は1枚の型枠パネルB1に数カ所あるのが一般的であるから、いっそう難しい作業となる。
【0007】
第2に、メッシュ状堰板A1を先行して建込みながら、丸セパレーターDを後から建込む板状堰板B11に取付けた場合は、挟着の度合いが比較的強固であるため、丸セパレーターDの垂れ下がりを少なくすることが可能であるが、多数の網目A12に対し高さ位置を一定に揃えてネジ部D1を挿通することは至難の技となる。挿通位置の高さがまちまちであるとメッシュ型枠側の真直な横補強桟A22を締付けることが難しくなる。
【0008】
第3に、板状堰板B11を先行して建込んだ場合は、前述のように板状堰板B11に丸セパレーターDを取付、垂れ下がりを少なくすることができ有利であることは言うまでもないが、メッシュ状堰板A1を後から建込む際に、やはり、多数の網目A12に対し一定の高さ位置に揃えてネジ部D1を挿通させる作業は、非効率的である。しかも、メッシュ状堰板A1はリブA11を横方向に使用するのが一般的であるから、どうしても縦方向には腰が弱く平面度が保持しにくいため、縦方向における弛みを誘発し、結果的にコンクリート打設後の型枠の平面度が損なわれる危険がある。
【0009】
第4に、板状型枠では、通常コンクリート打設天端1から300mm程度下に最上段の丸セパレーターを取付けるが、これに倣ってメッシュ型枠を組み立てると、天端付近での打設幅2の保持が正確に行われ難く、仕上りの品質が劣悪になる可能性がある。
【0010】
メッシュ状堰板A1の上端はたとえリブがあると言えども板状堰板B11に比べ剛性が小さいため、変形し易く、精度の確保に注意の必要な箇所である。したがって、できるだけ天端1に近い部分に丸セパレーターDを取り付けるべきである。つまり、メッシュ型枠側の品質に配慮すると、板状型枠において必要のない数の丸セパレーターを余分に取付ける非効率的な作業を余儀なくされるのである。
【0011】
一般的にはそのような配慮をされることはなく、図2のように、丸セパレーターDは板状型枠側に必要な数しか取り付けられず、メッシュ型枠側の品質をよりいっそう劣悪なものにしているのが現実である。
【0012】
第5に、両方の型枠が丸セパレーターDで接続されているため、第1〜4の問題点で示したような建込みの先行、後行、あるいは丸セパレーターDの取付数、といった支障のほかに、それらに伴う作業の調整をする必要が生じる。したがって、同一の集団をなす作業員でなければ両方の責任区分が明確でなく、不手際の責任を互いに押し付け合うなどのトラブルを生じかねない。すなわち、両方の型枠に慣れた工事業者を選定してこなければならず、下請け業者の採用の選択の範囲が大幅に狭まり、品質管理やコストの面で思うような結果が得られにくい。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来のメッシュ型枠と合板等の板状型枠との併用方法は、共通した丸セパレーターを使用していることが原因で、どちらから先行して建込み作業を行っても作業効率が悪く、必要な丸セパレーターの位置や数、または、職種や責任区分の点から下請け業者の選択の自由度、品質管理、および工事費の面での問題が多かった。
したがって、併用そのものの採用が敬遠され、片面に平滑で高い精度の仕上を要求される場合には、仕方なく両側とも板状型枠どうしの施工となり、施工性の高さから評価されているメッシュ型枠の利点が十分に利用されていないのが現状である。
【0014】
本発明は前記した問題点を解決せんとするもので、その目的とするところは、メッシュ状堰板を使用したメッシュ型枠が本来有する、側圧軽減効果による補強材等の軽量簡素化、および組立作業の効率化などの優れた点をそのまま生かしつつ、場所によってはどうしても片面に平滑で高い精度の仕上を要求される部分に対して、良好な仕上面を形成するために、メッシュ型枠の特長である高い組立効率を減殺させず、本来の品質を維持しつつ、職種や責任区分を明確に分離できるメッシュ型枠と合板等の板状型枠との併用方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の布基礎用ラス型枠工法は前記問題点を解決するもので、その手段は、一方に適当な大きさの網目を有するメッシュ状堰板を使用し、他方に板状堰板を使用した、相対向する型枠において、一方の端がメッシュ用ネジ部を有するメッシュ側端部、他方の端が板状堰板に当接または固着する板材側端部、からなる棒状の幅決め金具を、少なくともコンクリート打設天端付近の高さ位置に所定の間隔で配設し、メッシュ用ネジ部にメッシュ用ナットを螺合し、メッシュ用ナットと板材側端部との間を所定のコンクリート打設幅寸法とし、網目にメッシュ用ネジ部を挿通させながらメッシュ用ナットにメッシュ状堰板を当接させることによってメッシュ状堰板を建込み、さらに、板材端部に板状堰板を当接または固着させることによって板状堰板を建込んでなる。(請求項1)
【0016】
または、さらに、幅決め金具を鉄筋に固着してなる。(請求項2)
【0017】
または、さらに、一方の端がフック状に曲がったフック端と、他方の端が板用ネジ部を有する締付け端、からなる片押し用セパレーターと、前記板用ネジ部にあらかじめ螺合された板用ナットと、前記板状堰板の外側より締付けるための締付け金物と、により、前記板状堰板に適宜設けた貫通孔に前記板用ネジ部を挿通しながら、前記板状堰板を該板用ナットに当接させ、前記板用ネジ部に該締付け金物を螺着することにより前記板状堰板を挟持するとともに前記板状堰板の外側より適宜板用補強材を固着し、
【0018】
かつ、前記フック端に二つ折りした線材の折曲筒所を引き掛け、該線材の二つの端を前記網目を貫通させながら前記メッシュ状堰板の外側に突出させ、また、前記メッシュ状堰板の外側に適宜メッシュ用補強材を前記メッシュ状堰板に当接させ、突出した該線材の二つの端が該メッシュ用補強材を挟むようにし、該線材の二つの端を撚り合わせて該メッシュ用補強材を挟着してなる。(請求項3)
【0019】
【発明の実施の形態】
前記したごとく構成された本発明のメッシュ型枠と合板等の板状型枠との併用方法は、第1に、棒状の幅決め金具を、少なくともコンクリート打設天端付近の高さ位置に所定の間隔で配設し、メッシュ用ネジ部にメッシュ用ナットを螺合し、メッシュ用ナットと板材側端部との間を所定のコンクリート打設幅寸法とするため、幅決め金具がコンクリート打設天端付近におけるコンクリート打設幅寸法を決める基準とすることができる。(請求項1)
【0020】
第2に、網目にメッシュ用ネジ部を挿通させながらメッシュ用ナットにメッシュ状堰板を当接させてメッシュ状堰板を建込み、さらに、板材端部に板状堰板を当接または固着させるため、第1の実施の形態とともに、コンクリート打設天端付近における併用する両方の堰板の間隔が狭まらないよう保持される。(請求項1)
【0021】
第3に、網目にメッシュ用ネジ部を挿通させるとともに、幅決め金具を鉄筋に固着することにより、コンクリート打設天端付近よりメッシュ用堰板を吊り下げながら建込むことができるため、メッシュ用堰板が自重により真っ直ぐに垂れ下げ易く弛みのない建込みが可能となる。(請求項2)
【0022】
第4に、幅決め金具を鉄筋の所定の位置に固着することにより、コンクリート打設天端付近およびその他の高さ位置において、所定の鉄筋かぶり厚(鉄筋と堰板との間隔)を確保することができる。(請求項2)
【0023】
第5に、片押し用セパレーターと、板用ネジ部にあらかじめ螺合された板用ナットと、板状堰板の外側より締付けるための締付け金物と、により、板状堰板に適宜設けた貫通孔に板用ネジ部を挿通しながら、板状堰板を板用ナットに当接させ、板用ネジ部に締付け金物を螺着することにより板状堰板を挟持するとともに板状堰板の外側より適宜板用補強材を固着するため、板状型枠側の組立方法は、メッシュ型枠の組立方法に全く影響されない在来の板状型枠どうしの組立方法と同様の組立作業が可能である。(請求項3)
【0024】
第6に、フック端に二つ折りした線材の折曲箇所を引き掛け、該線材の二つの端を網目に挿通させながらメッシュ状堰板の外側に突出させ、また、メッシュ状堰板の外側に適宜メッシュ用補強材をメッシュ状堰板に当接させ、突出した線材の二つの端がメッシュ用補強材を挟むようにし、線材の二つの端を撚り合わせてメッシュ用補強材を挟着することにより、片押し用セパレーターとともにメッシュ型枠と板状型枠とにより構成される型枠全体を緊結することができ、しかも、線材を網目に通すのは容易であるから、板状型枠の建込み締付け完成後であれば、メッシュ状堰板建込み後であっても線材による締付け作業は可能である。(請求項3)
【0025】
第7に、少なくともコンクリート天端付近に幅決め金具を配設するため、足元部分の所定位置に各堰板または補強材を固定作業を追加するだけで、第6の実施形態のような線材を引き掛けて補強材を挟着して撚り合わせる方法であっても、型枠全体の上端および下端においてコンクリート打設幅が保持されることにより、全体として上端から下端に至るまでの中間部分においても同様に、打設幅の保持が容易となる。(請求項3)
【0026】
【実施例】
本発明請求項1〜3の実施例のメッシュ型枠と合板等の板状型枠との併用方法を、図1とともに説明する。
まず、幅決め金具Cをコンクリート打設天端1付近に所定の間隔で配設する。本実施例で採用する幅決め金具Cは、前記した従来の丸セパレーターDの一部を流用したような構成のものである。
【0027】
すなわち、従来の丸セパレーターDにおいて、メッシュ側端部はそのまま残し、板用ネジ部D2をそっくり除去したような構成である。もちろんメッシュ用ネジ部C1(D1)に螺合したナット様の六角座金Eと板材側端部C2までの距離は、所定のコンクリート打設幅2となっている。
【0028】
したがって、メッシュ用ネジ部C1を網目A12に挿通させながら六角座金Eにメッシュ状堰板A1を当接させるとともに、板材側端部C2に板状堰板B11を当接させることにより、容易に両者の間隔を所定の距離に保持することができる。このとき、メッシュ用ネジ部C1にはメッシュ状堰板A1の外側から、別の六角座金E’または締付け金物本体F1にて螺着してメッシュ状堰板A1を挟持し固定すると良い。
(以上が請求項1の構成)
【0029】
しかしながら、幅決め金具をあらかじめ空中に保持することは不可能であるし、さりとて、メッシュ状堰板A1を建込んでから幅決め金具Cを取付ける場合には、メッシュ状堰板A1を足元から順に繋いで自立させる必要がある。ところが、メッシュ状堰板A1は、たとえリブラス様であっても、一般的にはリブA11が横方向になるように使用するため、縦方向には腰が弱く、弛みを生じないよう建込むことが難しいだけでなく建込み作業そのものに余計な労力を必要として、前記の従来の方法のように無駄である。
【0030】
そこで、図1に示すように、幅決め金具Cを鉄筋Gの最上部または中間部に固着することにより、メッシュ状堰板A1の自重を支持することができる。すなわち、幅決め金具Cを先行して取付けておけば、その後本実施例の前記した方法でメッシュ状堰板A1を建込むときに、上から吊り下げることができる。したがって、メッシュ状堰板A1の自重により縦方向に真っ直ぐになり易く弛みの生じない建込みが可能となる。
【0031】
また、幅決め金具Cを所定の位置に固着することにより、幅決め金具Cの取付けられた高さ位置(本発明では少なくとも天端付近)において、前記したように所定の幅2のみならず所定のかぶり厚をも確保することができる。
(以上が請求項2の構成)
【0032】
さらに、次の構成を加える。
まず、板状型枠側については、一方の端がフック状に曲がったフック端B32、他方の端が従来と同じ板用ネジ部B31を有する片圧し用セパレーターB3を使用し、図2に示す従来の併用方法と同様に締付け作業を行う。
【0033】
次に、二つ折りした線材A3の折曲箇所A31をフック端B32に引き掛け、線材の二つの端A32を網目A12に貫通させてメッシュ状堰板A1の外側に突出させる。このとき、メッシュ状堰板A1の外側に鋼管様のメッシュ用補強材A21を縦方向に当接し、突出した線材の二つの端A32で補強材A21を挟むように撚り併せて挟着するとともに締付ける。もちろん、図1のように、横方向にも補強材A22を当接して、縦方向の補強材A21とともに挟着してもよい。
【0034】
このとき、板状型枠側は、型枠パネルB1を捨コンHの上に載置するとともに枠桟B12を利用してコンクリート釘Jにて所定の位置に固着する。また、メッシュ型枠側は、実用新案登録第2034664号『コンクリート型枠の堰板固定装置』にて提案された構成である、ライナーI(爪付きの板材)をコンクリート釘Jにて所定の位置に固着するとともに立設した爪I1に鋼管様の補強材A21を被嵌させて立設する、方法を採用する。
これにより、足元においても所定の幅2が確保されることとなる。
【0035】
従って、天端付近および足元において所定の幅2が確保されることにより、補強材A21を立設することにより少なくとも縦方向に剛性を確保したメッシュ型枠は、線材A3により片押し用セパレーターB3を引き掛けて締付けるだけで、縦方向において全体として容易に所定の幅を確保することができる。
【0036】
また、板状型枠側の構成が、型枠パネルB1とともに横方向の補強材B2の締付けにより通り(横方向の直線度)および建入れ(縦方向の鉛直度)精度が確保し易い構成であることに加え、図1のようにメッシュ型枠側も縦補強材A21のみならず横方向の補強材A22を合わせて取付けることにより、メッシュ型枠は全体として板状型枠の精度に倣って通りおよび建入れの精度が確保されることになる。
【0037】
しかも、板状型枠側の作業とメッシュ型枠側の作業が完全に分離することができ、職種、責任区分の問題が生じにくい構成となっている。組立順序は、概略次のような手順となる。まず、幅決め金具Cおよび足元ライナーIの取付に引き続いて、メッシュ状堰板A1を建込む。次に、板状型枠側の組立をすべて完了する。次に、線材A3の引き掛けと、メッシュ型枠側の補強材A21、A22の取付および締付けを行う。全体の通り直しおよび建入れ直しを、板状型枠側において行う。(以上が請求項3の構成)
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のメッシュ型枠と合板等の板状型枠との併用方法は、
第1に、棒状の幅決め金具を少なくとも天端付近に配設するため、剛性の小さなメッシュ型枠に生じがちな天端付近の精度の確保がしやすい。(請求項1)
【0039】
第2に、また、幅決め金具を鉄筋に固定した場合は、かぶり厚の確保が可能となるだけでなく、メッシュ状堰板の建込みの際に上からの吊下げにより弛みを防止できる。(請求項2)
【0040】
第3に、共通したセパレーターによる締付けを行わないため、両方の型枠の作業が区分され、併せて、それぞれの型枠の特長を十分に生かすことができ、作業効率がよいだけでなく、職種の違いによるトラブルを防げ、さらに、責任区分の明確化によって品質管理が十分に行える。(請求項3)
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の断面図である。
【図2】従来の併用方法の断面図である。
【符号の説明】
A1 メッシュ状堰板
A2 メッシュ型枠の補強材
A3 線材
B1 板状堰板による型枠パネル
B2 板状型枠の補強材
B3 片押し用セパレーター
C 幅決め金具
D 丸セパレーター
E 六角座金
F 締付け金物
G 鉄筋
H 捨コン
J ライナー
I コンクリート釘
1 コンクリート打設天端
2 コンクリート打設幅
3 かぶり厚
Claims (3)
- コンクリート型枠に関し、一方に適当な大きさの網目を有するメッシュ状堰板を使用し、他方に板状堰板を使用した、相対向する型枠において、一方の端がメッシュ用ネジ部を有するメッシュ側端部、他方の端が前記板状堰板に当接または固着する板材側端部、からなる棒状の幅決め金具を、少なくともコンクリート打設天端付近の高さ位置に所定の間隔で配設し、前記メッシュ用ネジ部にメッシュ用ナットを螺合し、該メッシュ用ナットと前記板材側端部との間を所定のコンクリート打設幅寸法とし、前記網目に前記メッシュ用ネジ部を挿通させながら該メッシュ用ナットに前記メッシュ状堰板を当接させることによって前記メッシュ状堰板を建込み、さらに、前記板材端部に前記板状堰板を当接または固着させることによって前記板状堰板を建込んでなるメッシュ型枠と合板等の板状型枠との方法。
- 該幅決め金具を鉄筋に固着してなる請求項1に記載のメッシュ型枠と合板等の板状型枠の併用方法。
- 一方の端がフック状に曲がったフック端と、他方の端が板用ネジ部を有する締付け端、からなる片押し用セパレーターと、前記板用ネジ部にあらかじめ螺合された板用ナットと、前記板状堰板の外側より締付けるための締付け金物と、により、前記板状堰板に適宜設けた貫通孔に前記板用ネジ部を挿通しながら、前記板状堰板を該板用ナットに当接させ、前記板用ネジ部に該締付け金物を螺着することにより前記板状堰板を挟持するとともに前記板状堰板の外側より適宜板用補強材を固着し、かつ、前記フック端に二つ折りした線材の折曲箇所を引き掛け、該線材の二つの端を前記網目を貫通させながら前記メッシュ状堰板の外側に突出させ、また、前記メッシュ状堰板の外側に適宜メッシュ用補強材を前記メッシュ状堰板に当接させ、突出した該線材の二つの端が該メッシュ用補強材を挟むようにし、該線材の二つの端を撚り合わせて該メッシュ用補強材を挟着することを特長とする請求項1または2に記載のメッシュ型枠と合板等の板状型枠との併用方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27853096A JP3746116B2 (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | メッシュ型枠と合板等の板状型枠との併用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27853096A JP3746116B2 (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | メッシュ型枠と合板等の板状型枠との併用方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1088716A JPH1088716A (ja) | 1998-04-07 |
JP3746116B2 true JP3746116B2 (ja) | 2006-02-15 |
Family
ID=17598563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27853096A Expired - Fee Related JP3746116B2 (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | メッシュ型枠と合板等の板状型枠との併用方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3746116B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7370784B2 (ja) * | 2019-09-25 | 2023-10-30 | 大和ハウス工業株式会社 | 型枠構造およびかぶり確保スペーサ |
-
1996
- 1996-09-12 JP JP27853096A patent/JP3746116B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1088716A (ja) | 1998-04-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5078493B2 (ja) | 天井用補強金具とそれを用いた吊り天井 | |
JP3746116B2 (ja) | メッシュ型枠と合板等の板状型枠との併用方法 | |
JP7212951B2 (ja) | 取付器具、屋根構造、および壁構造 | |
JP7321739B2 (ja) | 建物の施工方法および低外壁面材 | |
CN216042070U (zh) | 一种超长过道顶面吸音板与设备带集成设计结构 | |
JPH09268708A (ja) | 鉄筋保持金具付セパレーター | |
CN219671628U (zh) | 钢结构加强件 | |
JPH0719590A (ja) | 空調設備用室内機の取付け構造 | |
CN221193981U (zh) | 一种斜盖板安装结构及斜顶房 | |
JPH07119297A (ja) | 鋼製型枠取付装置 | |
JPH10231623A (ja) | ラス型枠における天端補整方法 | |
JP3007389U (ja) | 木造建築物における土台と柱と筋交いの連結構造 | |
JPH0718793A (ja) | 折板屋根用取付具 | |
JPH0728310Y2 (ja) | Pc鋼線配設用受け金具 | |
JP3831872B2 (ja) | 母屋の延長工法 | |
JP3064046U (ja) | 筋かい金具 | |
JPH0113131Y2 (ja) | ||
JP3026027B2 (ja) | ユニット式建築における屋根の取付方法及び屋根ユニット構成体 | |
JP2502142Y2 (ja) | 角型ケ―シングのパネル取付構造 | |
JPH0217089Y2 (ja) | ||
JP3081925U (ja) | 補強金具 | |
JP2003096923A (ja) | 水平パネルの取付け方法および水平パネルの取付け構造 | |
KR100752576B1 (ko) | 설치가 용이한 하니컴형 캐너피판 | |
JPH06229077A (ja) | 折板屋根用取付具 | |
JP3875910B2 (ja) | 基礎用鉄筋・鉄骨芯材ユニット及び基礎用鉄筋・鉄骨芯材ユニットの連結構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050415 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050621 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050819 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050819 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051025 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051121 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |