JP2021153181A - 素子およびその製造方法、無線通信装置および商品タグ - Google Patents
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すなわち本発明は、
基材と、上記基材上に配された下部電極と、上記下部電極上に配された絶縁層と、上記絶縁層上に配された上部電極と、上記絶縁層内に設けられ、上記下部電極と上記上部電極とが接するコンタクトホールと、を備えた素子であって、上記上部電極が少なくとも金属成分と有機成分とを含み、上記絶縁層上における上記上部電極の膜厚Aと、上記コンタクトホールにおける上記上部電極の膜厚Bとの間に、A>Bの関係があることを特徴とする、素子である。
本発明の実施の形態に係る素子は、基材と、上記基材上に配された下部電極と、上記下部電極上に配された絶縁層と、上記絶縁層上に配された上部電極と、上記絶縁層内に設けられ、上記下部電極と上記上部電極とが接するコンタクトホールと、を備えた素子であって、上記上部電極が少なくとも金属成分と有機成分とを含み、上記絶縁層上における上記上部電極の膜厚Aと、上記コンタクトホールにおける上記上部電極の膜厚Bとの間に、A>Bの関係がある。
図1は、本発明の実施の形態1に係る素子を示した模式断面図である。本実施の形態に係る素子は、基材1と、基材1の上に配された下部電極2と、下部電極2の上に配された絶縁層3と、絶縁層3の上に配された上部電極4と、絶縁層3内に設けられ、下部電極2と上部電極4とが接するコンタクトホール5とを備える。上部電極4は、少なくとも、図示しない金属成分と有機成分とを含む。
本実施の形態に係る素子は、絶縁層3の上における上部電極4の膜厚Aと、コンタクトホール5において下部電極2に接する上部電極4の膜厚Bとの間に、A>Bの関係があることで、下部電極2と上部電極4との電気的接続に優れ、かつ上部電極4の配線抵抗の低い素子とすることができる。
配線抵抗=比抵抗×配線長/(配線幅×配線膜厚) ・・・(1)。
絶縁層3の上における上部電極4中の金属成分の含有比率C(体積%)と、コンタクトホール5における上部電極中の金属成分の含有比率D(体積%)との間に、C<Dの関係があることが好ましい。この関係とすることで、下部電極2と上部電極4が接する箇所においては、金属成分の含有比率が高くなる、つまり、有機成分が少なくなる。そのため、上部電極4と下部電極2とのコンタクト抵抗をより小さくすることができる。一方で、絶縁層3上の上部電極4においては、金属成分の含有比率が低くなり有機成分の含有比率が高くなるため、電極の折り曲げ耐性を向上させることができる。
基材1は、少なくとも電極系が配置される面が絶縁性を備える基材であれば、いかなる材質のものでもよい。基材としては、例えば、シリコンウエハ、ガラス、サファイア、アルミナ焼結体等の無機材料からなる基材、ポリイミド、ポリビニルアルコール、ポリビニルクロライド、ポリエチレンテレフタレート、ポリフッ化ビニリデン、ポリシロキサン、ポリビニルフェノール(PVP)、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエチレン、ポリフェニレンスルフィド、ポリパラキシレン等の有機材料からなる基材が採用可能であるが、より安価な製造プロセスの採用のため、単位面積あたりのコストが低く、フレキシブル性に優れる材料が好ましい。
下部電極2に用いられる材料は、一般的に電極として使用されうる導電材料であれば、いかなるものでもよい。導電材料としては、例えば、酸化錫、酸化インジウム、酸化錫インジウム(ITO)などの導電性金属酸化物;白金、金、銀、銅、鉄、錫、亜鉛、アルミニウム、インジウム、クロム、リチウム、ナトリウム、カリウム、セシウム、カルシウム、マグネシウム、パラジウム、モリブデン、アモルファスシリコン、ポリシリコンなどの金属やこれらの合金;ヨウ化銅、硫化銅などの無機導電性物質;ポリチオフェン、ポリピロール、ポリアニリン;ポリエチレンジオキシチオフェンとポリスチレンスルホン酸との錯体など;ヨウ素などのドーピングにより導電率を向上させた導電性ポリマーなど;炭素材料など;および有機成分と導電体とを含有する材料など、が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
絶縁層3に用いられる材料は、下部電極2と上部電極4との間の絶縁が確保できれば特に限定されないが、酸化シリコン、アルミナ等の無機材料;ポリイミド、ポリビニルアルコール、ポリビニルクロライド、ポリエチレンテレフタレート、ポリフッ化ビニリデン、ポリシロキサン、ポリビニルフェノール(PVP)等の有機高分子材料;あるいは無機材料粉末と有機材料の混合物を挙げることができる。
上部電極4に用いられる材料は、少なくとも金属成分と有機成分とを含む。金属成分としては、金、銀、銅、ニッケル、錫、ビスマス、鉛、亜鉛、パラジウム、白金、アルミニウム、タングステン、モリブデンなどが挙げられる。より好ましい金属成分は、金、銀、銅、ニッケル、錫、ビスマス、鉛、亜鉛、パラジウム、白金、アルミニウムからなる群より選ばれる少なくとも一つの元素を含有する金属成分である。これらの金属成分は、単独で用いられてもよいし、合金として用いられてもよい。また、金属成分は金属粒子であってもよく、その場合、混合粒子として用いられてもよい。
図2は、本発明の実施の形態2に係る素子を示した模式断面図である。この実施の形態2は、実施の形態1に係る素子と電界効果型トランジスタ(FET)とを有する場合の例であることを除いては、実施の形態1における特徴と同様の点があてはまる。
以下、図2(a)に示す構造の素子を製造する場合を例に挙げて、本発明の実施の形態に係る素子の製造方法を具体的に説明する。
上記のような感光性有機成分を光反応によって光硬化させるために、導電性ペーストには、光重合開始剤が含まれることが好ましい。光重合開始剤としては、例えば、光ラジカル重合開始剤又は光カチオン重合開始剤が挙げられるが、露光工程で用いる光によって適宜選択すればよい。
感光性導電性ペーストは、粘度調整及び塗布膜の表面平滑性向上の観点から、有機溶剤を含むことが好ましい。導電性ペースト粘度(ブルックフィールド型粘度計で3rpm測定した値)は、導電性粒子の沈降による塗布不良や液垂れ防止又は被覆性向上の観点から、10〜100Pa・sが好ましく、10〜50Pa・sがより好ましい。
導電性ペーストには、例えば、有機系若しくは無機系の顔料、ガラス粉末、フィラー、可塑剤、特殊ビニル系重合物若しくは特殊アクリル系重合物等のレベリング剤、界面活性剤、シランカップリング剤、消泡剤又は酸化防止剤等の添加剤が配合されていても構わない
<無線通信装置>
次に、上記素子を有する、本発明の実施の形態に係る無線通信装置について説明する。本発明の実施の形態に係る無線通信装置は、上述の素子と、アンテナと、を少なくとも有するものである。
次に、本発明の実施の形態に係る無線通信装置を含有する商品タグについて説明する。この商品タグは、例えば基体と、この基体によって被覆された上記無線通信装置とを有している。
図5に示す素子100を5つ用意し、各素子中のケルビンパターン110を用いて、コンタクト抵抗を測定した。図5(b)および(c)はそれぞれ図5(a)におけるI−I’線およびII−II’線における断面である。図中の白色部分が上部電極4、黒色部分が下部電極2である。図中の破線は、破線内にコンタクトホール5が存在することを意味している。測定には、半導体特性評価システム4200−SCS型(ケースレーインスツルメンツ株式会社製)を用い、大気中で測定した。図5のパッド1−パッド4間の電流を0〜10μAに変化させた時のパッド2−パッド3間の電圧を4端子法で測定し、電流10μAでの電圧値からコンタクト抵抗を算出した。合計5つのケルビンパターンを測定し、その平均値を実施例におけるコンタクト抵抗として算出し、以下の基準で評価を行った。
A(良好):コンタクトホールの大きさが100μm×100μmの素子のコンタクト抵抗が100Ω以下であり、かつコンタクトホールの大きさが20μm×20μmの素子のコンタクト抵抗が100Ω以下である。
B(可):コンタクトホールの大きさが100μm×100μmの素子のコンタクト抵抗が100Ω以下であり、かつコンタクトホールの大きさが20μm×20μmの素子のコンタクト抵抗が100Ωより大きい。
C(不可):コンタクトホールの大きさが100μm×100μmの素子のコンタクト抵抗が100Ωより大きく、かつコンタクトホールの大きさが20μm×20μmの素子のコンタクト抵抗が100Ωより大きい。
図5に示す素子100中のII−II’断面を切り出した。走査型電子顕微鏡(SEM)により、該断面中のコンタクトホール5とその周辺を含む幅200μmの範囲を観察した。観察範囲内において、絶縁層上の上部電極の無作為に抽出した5箇所の厚みを計測し、それらの平均値を膜厚Aとして算出した。また、コンタクトホールにおいて下部電極に接する上部電極の厚みは、観察範囲内における最も薄い場所の膜厚を膜厚Bとして算出した。
図5に示す素子100を5つ用意し、各素子のII−II’断面を切り出した。走査型電子顕微鏡(SEM)により、各断面中のコンタクトホール5とその周辺を含む幅200μmの範囲、を観察した。X線による元素分析(SEM−EDX)から金属粒子と有機成分を区別し、画像解析を行うことで、絶縁層上における上部電極中の金属成分の含有比率と、コンタクトホールにおける上部電極中の金属成分の含有比率とをそれぞれ求めた。5箇所の観察箇所でそれぞれ求められた値の平均値を算出し、それぞれ含有比率C、D(体積%)とした。
図5に示す素子100を5つ用意し、各素子中の配線抵抗測定用パターン120を用いて、配線抵抗を測定した。抵抗測定用パターン120の細線部は長さ500μm、線幅100μmとした。測定には、半導体特性評価システム4200−SCS型(ケースレーインスツルメンツ株式会社製)を用い、大気中で測定した。パッド5−パッド6間の電流を0〜10μAに変化させた時のパッド5−パッド6間の電圧を4端子法で測定し、電流10μAでの電圧値から配線抵抗を算出した。5つの配線抵抗測定用パターンでそれぞれ求められた値の平均値を実施例における配線抵抗とした。
評価[1]で使用したケルビンパターン110を用いて、光学顕微鏡観察を行い接続箇所6の欠けの有無を確認した。
3−トリメトキシシリルプロピルコハク酸無水物(SucSi)13.12g(0.05モル)、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン(AcrSi)93.73g(0.40モル)およびフェニルトリメトキシシラン(PheSi)109.06g(0.55モル)をプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA、沸点146℃)215.91gに溶解し、これに、水54.90g、リン酸0.864gを撹拌しながら加えた。得られた溶液をバス温105℃で2時間加熱し、内温を90℃まで上げて、主として副生するメタノールからなる成分を留出せしめた。次いでバス温130℃で2時間加熱し、内温を118℃まで上げて、主として水とメタノールからなる成分を留出せしめた後、室温まで冷却し、固形分濃度26.0質量%のポリシロキサン溶液Aを得た。得られたポリシロキサン溶液Aを10gはかり取り、PGMEA0.83gを混合して、室温にて2時間撹拌し、ポリシロキサン溶液A(固形分濃度24質量%)を得た。
ポリシロキサン溶液Aを10gはかり取り、DPHA(商品名「KAYARAD」、日本化薬(株)製;ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート)を1.04g、OXE−01(商品名「イルガキュア」、BASF(株)製)を0.15gとPGMEA4.60gを混合して、室温にて2時間撹拌し、ネガ型感光性を有する絶縁層材料溶液B(固形分濃度23質量%)を得た。
共重合比率(質量基準):エチルアクリレート(以下、「EA」)/メタクリル酸2−エチルヘキシル(以下、「2−EHMA」)/スチレン(以下、「St」)/グリシジルメタクリレート(以下、「GMA」)/アクリル酸(以下、「AA」)=20/40/20/5/15。
反応容器中に、200gのエポキシエステル3000A(共栄社化学(株)製;ビスフェノールA骨格を有するエポキシアクリレート化合物)、260gのCA、0.5gの2−メチルハイドロキノン(熱重合禁止剤)及び125gの2,2−ビス(ヒドロキシメチル)プロピオン酸を仕込み、オイルバスを用いて45℃まで昇温させた。これに、150gのヘキサメチレンジイソシアネートを、反応温度が50℃を超えないように徐々に滴下した。滴下終了後、反応温度を80℃に昇温させ、6時間後に反応液を赤外吸収スペクトル測定法により分析して、2250cm−1付近の吸収がないことを確認した。この反応液に、22gのグリシジルメタクリレート、10gのCA、0.4gの2−メチルハイドロキノン、1.5gのトリフェニルホスフィン(反応触媒)を添加後、さらに95℃に昇温させ、6時間反応を行って固形分率が64.9重量%のカルボキシル基を有する化合物Dを得た。
調製例1;感光性導電性ペーストE
100mlクリーンボトルに、上記により得られた化合物Cを16g、化合物Dを4g、炭素−炭素二重結合を有する化合物であるライトアクリレートBP−4EA(共栄社化学(株)製)を2g、光重合開始剤OXE−01(BASFジャパン株式会社製)4g、γ−ブチロラクトン(三菱ガス化学株式会社製)を10g入れ、自転−公転真空ミキサー“あわとり練太郎”(登録商標)(ARE−310;(株)シンキー製)で混合し、感光性樹脂溶液36.0gを得た。得られた感光性樹脂溶液13.0gと平均粒子径0.5μmのAg粒子37.0gを混ぜ合わせ、3本ローラー“EXAKT M−50”(商品名、EXAKT社製)を用いて混練し、50gの感光性導電ペーストEを得た。
γ−ブチロラクトン(三菱ガス化学株式会社製)の添加量を6gに変更したこと以外は、調整例1と同様の方法で、感光性導電性ペーストFを得た。
平均粒子径0.30μmのAg粒子を用いたことと、Ag粒子の添加量42.0gに変更したこと以外は、調整例1と同様の方法で、感光性導電性ペーストGを得た。
図5に示す素子100を2個作製した。PETフィルム(厚み0.15mm)上に、抵抗加熱法により銅を厚さ100nmで真空蒸着した。次に、ポジ型フォトレジストLC140−10cP(ローム・アンド・ハース電子材料(株)製)を銅蒸着膜上にスピンコート塗布し、100℃5分で乾燥した。次に図6(a)のフォトマスクを介して、乾燥膜を露光・現像した。次に、銅用混酸系エッチング液(Cu−01;関東化学(株)製)を用いてエッチング後、洗浄・乾燥して、下部電極パターンを得た。なお、露光は露光装置“PEM−8M” (商品名、ユニオン光学(株)製)を用いて、露光量50mJ/cm2(波長365nm換算)で全線露光を行い、現像は2.38重量%のTMAH水溶液で40秒間浸漬現像し、超純水でリンス処理を施して行った。
上部電極形成時の現像時間を35秒とした以外は実施例1と同様にして、パターン作製し、評価した。[1]〜[4]の結果を表1に示す。また、光学顕微鏡観察の結果、全ての素子で接続箇所6の欠けはなかった。
上部電極形成時のフォトマスク(図6(c))の代わりにフォトマスク(図6(d))を用いた以外は実施例1と同様にして、パターン作製した。コンタクトホール部を遮光したが、銅電極上に上部電極層が残存し、パターンを作製できたため、実施例1と同様の評価をした。[1]〜[4]の結果を表1に示す。また、光学顕微鏡観察の結果、全ての素子で接続箇所6の欠けはなかった。
上部電極を形成時の露光量を600mJ/cm2(波長365nm換算)に変更した以外は実施例1と同様にしてパターンを作製し、評価した。[1]〜[4]の結果を表1に示す。また、光学顕微鏡観察の結果、全ての素子で接続箇所6の欠けはなかった。
上部電極を形成する際に、感光性導電性ペーストEのかわりに感光性導電性ペーストF、Gをそれぞれ用いた以外は実施例1と同様にしてパターンを作製し、評価した。[1]〜[4]の結果を表1に示す。また、光学顕微鏡観察の結果、全ての素子で接続箇所6の欠けはなかった。
上部電極を形成時の露光量を600mJ/cm2(波長365nm換算)に変更した以外は実施例5と同様にしてパターンを作製し、評価した。[1]〜[4]の結果を表1に示す。また、光学顕微鏡観察の結果、全ての素子で接続箇所6の欠けはなかった。
上部電極形成時の現像時間を90秒とした以外は実施例7と同様にして、パターン作製し、評価した。[1]〜[4]の結果を表1に示す。また、光学顕微鏡観察の結果、全ての素子で接続箇所6に欠けが発生しており、特にコンタクトホールの大きさが20μm×20μmの一部の素子では接続箇所6が消失していた。
上部電極形成時の現像時間を60秒とした以外は実施例6と同様にして、パターン作製し、評価した。[1]〜[4]の結果を表1に示す。また、光学顕微鏡観察の結果、全ての素子で接続箇所6に欠けが発生しており、特にコンタクトホールの大きさが20μm×20μmの素子では接続箇所6の一部が消失していた。
上部電極形成時の現像時間を25秒とした以外は実施例1と同様にして、パターン作製し、評価した。[1]〜[4]の結果を表1に示す。また、光学顕微鏡観察の結果、全ての素子で接続箇所6の欠けはなかった。
上部電極形成時のスクリーン印刷条件をパターン形成後の厚みが1.0μmになるように条件を変更した以外は比較例1と同様にしてパターン作製し、評価した。[1]〜[4]の結果を表1に示す。また、光学顕微鏡観察の結果、全ての素子で接続箇所6の欠けはなかった。
2 下部電極
3 ゲート絶縁層
4 上部電極
5 コンタクトホール
6 接続箇所
12 ゲート電極
13 ゲート絶縁層
14a ソース電極
14b ドレイン電極
16 半導体層
22a ソース電極
22b ドレイン電極
23 ゲート絶縁層
24 ゲート電極
26 半導体層
50 アンテナ
100 素子
110 ケルビンパターン
120 配線抵抗測定用パターン
Claims (9)
- 基材と、前記基材上に配された下部電極と、前記下部電極上に配された絶縁層と、前記絶縁層上に配された上部電極と、前記絶縁層内に設けられ、前記下部電極と前記上部電極とが接するコンタクトホールと、を備えた素子であって、前記上部電極が少なくとも金属成分と有機成分とを含み、前記絶縁層上における前記上部電極の膜厚Aと、前記コンタクトホールにおける前記上部電極の膜厚Bとの間に、A>Bの関係があることを特徴とする、素子。
- 前記絶縁層上における前記上部電極と、前記コンタクトホールにおける前記上部電極とが、連続相である、請求項1記載の素子。
- 前記絶縁層上における前記上部電極中の前記金属成分の含有比率Cと、前記コンタクトホールにおける前記上部電極中の前記金属成分の含有比率Dとの間に、C<Dの関係がある、請求項1または2記載の素子。
- 前記コンタクトホールにおける前記上部電極の膜厚Bが前記絶縁層上における前記上部電極の膜厚Aの70%以下である、請求項1〜3のいずれか一項記載の素子。
- 前記有機成分として、少なくとも、炭素−炭素二重結合を有する化合物と、カルボキシル基を有する化合物と、を含有する、請求項1〜4のいずれか一項記載の素子。
- 前記素子が電界効果型トランジスタを有する、請求項1〜5のいずれか一項記載の素子。
- 請求項1〜6のいずれか一項記載の素子の製造方法であって、
少なくとも金属成分および有機成分を含有するペーストを塗布し、乾燥、露光、現像を含む工程を通して前記上部電極を形成することを特徴とする、素子の製造方法。 - 請求項1〜6のいずれか一項記載の素子と、アンテナと、を少なくとも有する無線通信装置。
- 請求項8記載の無線通信装置を用いた商品タグ。
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