JP2021150592A - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電気的特性の向上を図ることができる半導体記憶装置を提供することである。【解決手段】実施形態の半導体記憶装置は、チャネルを有して第1方向に伸び、第2方向に絶縁部を介し複数配置された半導体ピラーを有し、第2方向に沿って半導体ピラーの両側に配置された第1配線および第2配線を有する。チャネルと第1配線との間に配置された第1電極と、チャネルと第2配線との間に配置された第2電極と、ブロック絶縁膜を有する。チャネルのうち、前記第1電極側のチャネル部と前記第2電極側のチャネル部が接続チャネル部を介し環状に相互接続される。第1配線と第1電極と半導体ピラーと第2電極と第2配線を含む断面を仮定し、断面における第1チャネル部の第2方向に沿う両端部の第1中点と、断面における第2チャネル部の第2方向に沿う両端部の第2中点を規定すると、第1中点と第2中点を結ぶ中心線が第2方向に対し任意の角度で傾斜する。【選択図】図3
Description
本発明の実施形態は、半導体記憶装置に関する。
絶縁膜とワード線とが交互に積層された積層体と、この積層体を貫通した半導体ピラーとを有した半導体記憶装置が提案されている。半導体ピラーの両側にそれぞれトンネル絶縁膜を介し浮遊ゲート電極を配置した対向セル構造の半導体記憶装置が知られている。この対向セル構造の半導体記憶装置において、対向するセル同士のチャネルを接続した構造が知られている。この種の半導体記憶装置においては、セルサイズの微細化が進むにつれて、対向セル間でセル間容量が増大し、対向するセル間において干渉が大きくなる問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、対向するセル間におけるセル間容量を低減し、対向するセル間における干渉を低減できる半導体記憶装置を提供することである。
実施形態の半導体記憶装置は、半導体ピラーと第1配線および第2配線と第1電極および第2電極とブロック絶縁膜を有する。前記半導体ピラーは、チャネルを有して第1方向に伸び、前記第1方向に交差する第2方向に所定の間隔をあけ、絶縁部を介し複数配置されている。前記第1配線および第2配線は、前記第1方向に対し交差する第2方向に伸び、該第2方向に沿って前記半導体ピラーの両側にそれぞれ配置されている。前記第1電極は、前記半導体ピラーのチャネルと前記第1配線との間に配置されている。前記第2電極は、前記半導体ピラーのチャネルと前記第2配線との間に配置されている。前記第1電極と前記第1配線の間に配置された第1絶縁膜と、前記第2電極と前記第2配線の間に配置された第2絶縁膜を有する。前記チャネルに、前記第1電極側のチャネル部と前記第2電極側のチャネル部を有する。前記第1電極側のチャネル部と前記第2電極側のチャネル部が前記半導体ピラーの周囲に配置された接続チャネル部を介し前記半導体ピラーの周囲を囲む環状に接続されている。前記第1方向に交差し前記第1配線と前記第1電極と前記半導体ピラーと前記第2電極と前記第2配線を含む断面を仮定した場合、前記断面における前記第1チャネル部の前記第2方向に沿う両端部と前記両端部の第1中点を規定し、前記断面における前記第2チャネル部の前記第2方向に沿う両端部と前記両端部の第2中点を規定すると、前記第1中点と前記第2中点を結ぶ中心線が前記第2方向に対し任意の角度で傾斜されている。
以下、実施形態の半導体記憶装置を、図面を参照して説明する。以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。本明細書で「接続」とは、物理的に接続される場合に限定されず、電気的に接続される場合も含む。本明細書で「隣り合う」とは、互いに隣接する場合に限定されず、対象となる2つの要素の間に別の要素が存在する場合を含む。本明細書で「XXがYY上に設けられる」とは、XXがYYに接する場合に限定されず、XXとYYとの間に別の部材が介在する場合も含む。本明細書で「環状」とは、円環状に限定されず、矩形状の環状も含む。本明細書で「円弧状」とは、巨視的に見た場合に円弧に類似する形状を広く意味し、「弓型」とは、巨視的に見た場合に弓型に類似する形状を広く意味し、それらの形状の途中または端部に曲率が異なる部分や直線状に延びた部分が含まれてもよい。本明細書で「平行」および「直交」とは、それぞれ「略平行」および「略直交」の場合も含む。
また先に、+X方向、−X方向、+Y方向、−Y方向、+Z方向、および−Z方向について定義する。+X方向、−X方向、+Y方向、および−Y方向は、後述するシリコン基板10の表面に沿う方向である。+X方向は、後述するビット線BLが延びた方向である。−X方向は、+X方向とは反対方向である。+X方向と−X方向とを区別しない場合は、単に「X方向」と称する。+Y方向および−Y方向は、X方向とは交差する(例えば直交する)方向である。+Y方向は、後述するワード線WLが延びた方向である。−Y方向は、+Y方向とは反対方向である。+Y方向と−Y方向とを区別しない場合は、単に「Y方向」と称する。+Z方向および−Z方向は、X方向およびY方向とは交差する(例えば直交する)方向であり、シリコン基板10の厚さ方向である。+Z方向は、シリコン基板10から後述する積層体30に向かう方向である。−Z方向は、+Z方向とは反対方向である。+Z方向と−Z方向とを区別しない場合は、単に「Z方向」と称する。本明細書では、「+Z方向」を「上」、「−Z方向」を「下」と称する場合がある。ただしこれら表現は、便宜上のものであり、重力方向を規定するものではない。+Z方向は、「第1方向」の一例である。+Y方向は、「第2方向」の一例である。+X方向は、「第3方向」の一例である。
(第1の実施形態)
<1.半導体記憶装置の全体構成>
まず、第1の実施形態の半導体記憶装置1の全体構成について説明する。半導体記憶装置1は、不揮発性の半導体記憶装置であり、例えばNAND型フラッシュメモリである。
<1.半導体記憶装置の全体構成>
まず、第1の実施形態の半導体記憶装置1の全体構成について説明する。半導体記憶装置1は、不揮発性の半導体記憶装置であり、例えばNAND型フラッシュメモリである。
図1は、半導体記憶装置1の構成を示す斜視図である。半導体記憶装置1は、例えば、シリコン基板10、下部構造体20、積層体30、複数の半導体ピラー(柱状体)60、絶縁分断部70(図2参照)、上部構造体80、および複数のコンタクト90を含む。なお、図1では半導体ピラー60を模式的に四角柱状に示しているが、本実施形態の半導体ピラー60は詳細には図2を基に後に説明するようにXY方向を含む断面に沿って斜め方向に延在する略長円形状に形成されている。
シリコン基板10は、半導体記憶装置1のベースとなる基板である。シリコン基板10の少なくとも一部は、X方向およびY方向に沿う板状に形成されている。シリコン基板10は、例えば、シリコン(Si)を含む半導体材料により形成されている。シリコン基板10は、「基板」の一例である。
下部構造体20は、シリコン基板10上に設けられている。下部構造体20は、例えば、下絶縁膜21と、複数のソース線SLと、上絶縁膜23とを含む。下絶縁膜21は、シリコン基板10上に設けられている。複数のソース線SLは、下絶縁膜21上に設けられている。複数のソース線SLは、X方向(第2方向)で互いに隣り合うとともに、それぞれY方向(第3方向)に延びている。ソース線SLは、例えば、下絶縁膜21上に設けられた導電層22aと、導電層22a上に設けられた配線層22bと、配線層22b上に設けられた導電層22cとを含む。上絶縁膜23は、複数のソース線SLの上方に設けられている。ソース線SLと上絶縁膜23との間、および下絶縁膜21と上絶縁膜23との間には、不図示の絶縁部材が設けられている。
積層体30は、下部構造体20上に設けられている。積層体30は、例えば、複数の機能層31と、複数の絶縁膜(層間絶縁膜)32(図3参照)とを含む。複数の機能層31と複数の層間絶縁膜32(図4、図5参照)とは、Z方向(第1方向)に1層ずつ交互に積層されている。複数の機能層31は、複数の第1機能層31Aと、1つ以上の第2機能層31Bと、1つ以上の第3機能層31Cとを含む。
複数の第1機能層31Aの各々は、例えば、複数のワード線WLと、複数の浮遊ゲート電極FGと、複数のブロック絶縁膜(第1絶縁膜、第2絶縁膜)41とを含む。複数のワード線WLは、半導体ピラー60の側方に設けられた配線である。1つの第1機能層31Aに含まれる複数のワード線WLは、X方向(第2方向)で互いに隣り合うとともに、それぞれY方向(第3方向)に延びている。ワード線WLは、後述する浮遊ゲート電極FGに電子を注入する場合や、浮遊ゲート電極FGに注入されている電子を浮遊ゲート電極FGから抜く場合などに不図示の駆動回路により電圧が印加され、当該ワード線WLに接続された浮遊ゲート電極FGに所定の電圧を印加する。
複数の浮遊ゲート電極FGの各々は、半導体ピラー60の側方に設けられた絶縁膜あるいは電極膜である。浮遊ゲート電極FGは、電荷を蓄積する能力を有する膜である。浮遊ゲート電極FGは、ワード線WLによって電圧が印加された場合に電子の蓄積状態を変化させる。各浮遊ゲート電極FGは、その浮遊ゲート電極FGが対応するワード線WLと、その浮遊ゲート電極FGが対応する半導体ピラー60との間に設けられている。本明細書で「対応する」とは、例えば、互いに組み合わされることで1つのメモリセルを構成する要素であることを意味する。
複数のブロック絶縁膜(第1絶縁膜、第2絶縁膜)41の各々は、前記ブロック絶縁膜41が対応するワード線WLと、前記ブロック絶縁膜41が対応する浮遊ゲート電極FGとの間に設けられている。なおこれら第1機能層31Aに関する構成については、後に詳しく説明する。
第2機能層31Bは、複数の第1機能層31Aの下方に設けられている。第2機能層31Bは、例えば、複数のソース側選択ゲート線SGSと、複数のソース側選択ゲート電極FGSと、複数のブロック絶縁膜42とを含む。複数のソース側選択ゲート線SGSは、X方向で互いに隣り合うとともに、それぞれY方向に延びている。複数のソース側選択ゲート電極FGSの各々は、そのソース側選択ゲート電極FGSが対応するソース側選択ゲート線SGSと、そのソース側選択ゲート電極FGSが対応する半導体ピラー60との間に設けられている。複数のブロック絶縁膜42の各々は、そのブロック絶縁膜42が対応するソース側選択ゲート線SGSと、そのブロック絶縁膜42が対応するソース側選択ゲート電極FGSとの間に設けられている。ソース側選択ゲート線SGSは、半導体ピラー60とソース線SLとの間を導通させる場合に不図示の駆動回路により電圧が印加され、そのソース側選択ゲート線SGSに接続されたソース側選択ゲート電極FGSに所定の電圧を印加する。
第3機能層31Cは、複数の第1機能層31Aの上方に設けられている。第3機能層31Cは、例えば、複数のドレイン側選択ゲート線SGDと、複数のドレイン側選択ゲート電極FGDと、複数のブロック絶縁膜43とを含む。複数のドレイン側選択ゲート線SGDは、X方向で互いに隣り合うとともに、それぞれY方向に延びている。複数のドレイン側選択ゲート電極FGDの各々は、そのドレイン側選択ゲート電極FGDが対応するワード線WLと、そのドレイン側選択ゲート電極FGDが対応する半導体ピラー60との間に設けられている。複数のブロック絶縁膜43の各々は、そのブロック絶縁膜43が対応するドレイン側選択ゲート線SGDと、そのブロック絶縁膜43が対応するドレイン側選択ゲート電極FGDとの間に設けられている。ドレイン側選択ゲート線SGDは、半導体ピラー60とソース線SLとの間を導通させる場合に不図示の駆動回路により電圧が印加され、そのドレイン側選択ゲート線SGDに接続されたドレイン側選択ゲート電極FGDに所定の電圧を印加する。
複数の半導体ピラー60は、複数のソース線SL上に設けられ、それぞれZ方向(第1方向)に延びている。複数の半導体ピラー60は、Y方向(第2方向)およびX方向(第3方向)で互いに離れて設けられている。例えば、複数の半導体ピラー60は、Z方向から見た場合、X方向およびY方向に沿うマトリクス状に配列されている。各半導体ピラー60の下端は、下部構造体20の上絶縁膜23を貫通してソース線SLに接続されている。なお、半導体ピラー60の構成および絶縁分断部70の構成については、後に詳しく説明する。
上部構造体80は、積層体30上に設けられている。上部構造体80は、例えば、複数のビット線BLと、ソース側選択ゲート線SGS用の配線(不図示)と、ワード線WL用の配線82と、ドレイン側選択ゲート線SGD用の配線83とを含む。
複数のコンタクト90は、それぞれZ方向(第1方向)に延びている。複数のコンタクト90は、例えば、半導体ピラー60用の複数のコンタクト91、ソース側選択ゲート線SGS用の複数のコンタクト(不図示)と、ワード線WL用の複数のコンタクト93と、ドレイン側選択ゲート線SGD用の複数のコンタクト94とを含む。
コンタクト91は、半導体ピラー60上に設けられている。複数のビット線BLは、Y方向(第2方向)で互い隣り合い、それぞれX方向(第3方向)に延びている。X方向に配列された複数の半導体ピラー60のうち、最も−X方向側に設けられた半導体ピラー60を第1番目とした場合、奇数番目の半導体ピラー60は、コンタクト91を介して共通のビット線BLに接続されている。偶数番目の半導体ピラー60は、コンタクト91を介して別の共通のビット線BLに接続されている。すなわち、X方向に配列された複数の半導体ピラー60のうち互いに隣り合う半導体ピラー60は、同じビット線BLには接続されていない。
ソース側選択ゲート線SGSの+Y方向の端部上に複数の不図示のコンタクトが設けられている。これら不図示のコンタクト上に不図示の配線が設けられ、Y方向に延びている。これら不図示の配線は、不図示のコンタクトを介しソース側選択ゲート線SGSに接続されている。
複数のコンタクト93が、ワード線WLのY方向の端部上に設けられている。配線82は、コンタクト93上に設けられ、Y方向に延びている。配線82は、コンタクト93を介してワード線WLに接続されている。
複数のコンタクト94が、ドレイン側選択ゲート線SGDの+Y方向の端部上に設けられている。配線83は、コンタクト94上に設けられ、Y方向に延びている。配線83は、コンタクト94を介しドレイン側選択ゲート線SGDに接続されている。
<2.積層体の構造>
次に、積層体30の構造について詳しく説明する。
図2は、図1中に示された積層体30のF2−F2線に沿う断面図である。図4は、図2中に示された積層体30のF4−F4線に沿う断面図、図5は、図2中に示された積層体30のF5−F5線に沿う断面図である。
次に、積層体30の構造について詳しく説明する。
図2は、図1中に示された積層体30のF2−F2線に沿う断面図である。図4は、図2中に示された積層体30のF4−F4線に沿う断面図、図5は、図2中に示された積層体30のF5−F5線に沿う断面図である。
積層体30は、各半導体ピラー60の周囲に情報を記憶可能な記憶構造を有する。複数の半導体ピラー60の周囲にそれぞれ設けられた記憶構造は、互いに同じ構造を有する。このため以下では、2つの半導体ピラー60(第1半導体ピラー60Aおよび第2半導体ピラー60B)に着目し、それら半導体ピラー60A、60Bの周囲の構造を中心に説明する。
<2.1 ワード線>
まず、ワード線WLについて説明する。図2に示すように、複数のワード線WLは、各半導体ピラー60に対して、−X方向側に位置した第1ワード線WLAと、+X方向側に位置した第2ワード線WLBとを含む。第1ワード線WLAおよび第2ワード線WLBは、X方向で互いに隣り合うとともに、それぞれY方向に延びている。第1ワード線WLAと第2ワード線WLBとは、例えばY方向で互いに反対方向に引き出され、互いに独立して制御される。第1ワード線WLAは、「第1配線」の一例である。第2ワード線WLBは、「第2配線」の一例である。
まず、ワード線WLについて説明する。図2に示すように、複数のワード線WLは、各半導体ピラー60に対して、−X方向側に位置した第1ワード線WLAと、+X方向側に位置した第2ワード線WLBとを含む。第1ワード線WLAおよび第2ワード線WLBは、X方向で互いに隣り合うとともに、それぞれY方向に延びている。第1ワード線WLAと第2ワード線WLBとは、例えばY方向で互いに反対方向に引き出され、互いに独立して制御される。第1ワード線WLAは、「第1配線」の一例である。第2ワード線WLBは、「第2配線」の一例である。
ワード線WLは、例えばタングステンにより形成されている。ワード線WLの表面には、ワード線WLの材料の拡散を抑制する不図示のバリアメタル膜が設けられていてもよい。バリアメタル膜は、例えば窒化チタン(TiN)により形成される。また、バリアメタル膜の表面に、ブロック膜が形成されていてもよい。ブロック膜は、例えばAlOにより形成される。
<2.2 浮遊ゲート電極>
次に、浮遊ゲート電極FGについて説明する。図2に示すように、複数の浮遊ゲート電極FGは、各半導体ピラー60の端部に対して、−X方向側に位置した第1浮遊ゲート電極(第1電極)FGAと、+X方向側に位置した第2浮遊ゲート電極FGB(第2電極)とを含む。第1浮遊ゲート電極FGAは、第1ワード線WLAと半導体ピラー60の−X方向側の端部との間(さらに言えば、第1ワード線WLAと半導体ピラー60の後述する第1チャネル部61Aとの間)に設けられている。一方で、第2浮遊ゲート電極FGBは、第2ワード線WLBと半導体ピラー60の+X方向側の端部との間(さらに言えば、第2ワード線WLBと半導体ピラー60の後述する第2チャネル部61Bとの間)に設けられている。第1浮遊ゲート電極FGAは、「第1電荷蓄積部」の一例である。第2浮遊ゲート電極FGBは、「第2電荷蓄積部」の一例である。
次に、浮遊ゲート電極FGについて説明する。図2に示すように、複数の浮遊ゲート電極FGは、各半導体ピラー60の端部に対して、−X方向側に位置した第1浮遊ゲート電極(第1電極)FGAと、+X方向側に位置した第2浮遊ゲート電極FGB(第2電極)とを含む。第1浮遊ゲート電極FGAは、第1ワード線WLAと半導体ピラー60の−X方向側の端部との間(さらに言えば、第1ワード線WLAと半導体ピラー60の後述する第1チャネル部61Aとの間)に設けられている。一方で、第2浮遊ゲート電極FGBは、第2ワード線WLBと半導体ピラー60の+X方向側の端部との間(さらに言えば、第2ワード線WLBと半導体ピラー60の後述する第2チャネル部61Bとの間)に設けられている。第1浮遊ゲート電極FGAは、「第1電荷蓄積部」の一例である。第2浮遊ゲート電極FGBは、「第2電荷蓄積部」の一例である。
浮遊ゲート電極FGは、例えばポリシリコンにより形成されている。第1浮遊ゲート電極FGAは、第1ワード線WLAによって電圧が印加された場合に電子の蓄積状態を変化させる。第2浮遊ゲート電極FGBは、第2ワード線WLBによって電圧が印加された場合に電子の蓄積状態を変化させる。
図2に示すように、第1浮遊ゲート電極FGAは、例えば、第1部分(第1曲部)51aと、第2部分(第2曲部)51bとを有する。第1部分51aは、Y方向において、第1浮遊ゲート電極FGAの中央部よりも+Y方向側に位置する。第1部分51aは、後述する第1チャネル部61Aの+Y方向側の端よりも、+Y方向側に突出している。一方で、第2部分51bは、Y方向において、第1浮遊ゲート電極FGAの中央部よりも−Y方向側に位置する。第2部分51bは、後述する第1チャネル部61Aの−Y方向側の端よりも、−Y方向側に突出している。
なお、第1チャネル部61Aのように断面視円弧状に突出した形状は本形態の一例にすぎない。第1チャネル部61Aは後述する第1トンネル絶縁膜63Aと接する部分において断面視直線状に形成されていてもよい。
なお、第1チャネル部61Aのように断面視円弧状に突出した形状は本形態の一例にすぎない。第1チャネル部61Aは後述する第1トンネル絶縁膜63Aと接する部分において断面視直線状に形成されていてもよい。
本実施形態において第1浮遊ゲート電極FGAは、例えば中心角が約180°の円弧状に形成されている。本実施形態では、第1部分51aは、Y方向における第1浮遊ゲート電極FGAの中央部から+Y方向に進むに従い後述する第1絶縁部71に近付く円弧状に形成されている。第1部分51aは、第1チャネル部61Aの+X方向側の端よりも、+X方向側に位置する部分を含む。第1部分51aは、X方向で第1絶縁部71と隣り合う第1端e1を有する。「第1絶縁部と隣り合う」とは、第1部分51aにおいて第1絶縁部71に最も近いことを意味する。この定義は、第1浮遊ゲート電極FGAの第2部分51bおよび第2浮遊ゲート電極FGBに関しても同様である。
一方で、第2部分51bは、Y方向における第1浮遊ゲート電極FGAの中央部から−Y方向に進むに従い第1絶縁部71に近付く円弧状に形成されている。第2部分51bは、第1チャネル部61Aの−Y方向側の端よりも、−Y方向側に位置する部分を含む。第2部分51bは、X方向で第1絶縁部71と隣り合う第2端e2を有する。なお、第1部分51aと第2部分51bとは、互いに直接に繋がっていてもよく、第1部分51aと第2部分51bの間にY方向に延びた直線部が設けられていてもよい。
同様に、第2浮遊ゲート電極FGBは、例えば、第1部分(第1曲部)52aと、第2部分(第2曲部)52bとを有する。第1部分52aは、Y方向において、第2浮遊ゲート電極FGBの中央部よりも+Y方向側に位置する。第1部分52aは、第2チャネル部61Bの+Y方向の端よりも、+Y方向側に突出している。一方で、第2部分52bは、Y方向において、第1浮遊ゲート電極FGAの中央部よりも−Y方向側(第2側)に位置する。第2部分52bは、第2チャネル部61Bの−Y方向側の端よりも、−Y方向側に突出している。
なお、第1チャネル部61Bのように断面視円弧状に突出した形状は本形態の一例にすぎない。第2チャネル部61Bは後述する第2トンネル絶縁膜63Bと接する部分において断面視直線状に形成されていてもよい。
なお、第1チャネル部61Bのように断面視円弧状に突出した形状は本形態の一例にすぎない。第2チャネル部61Bは後述する第2トンネル絶縁膜63Bと接する部分において断面視直線状に形成されていてもよい。
本実施形態では、第2浮遊ゲート電極FGBは、例えば中心角が約180°の円弧状に形成されている。本実施形態では、第1部分52aは、Y方向における第2浮遊ゲート電極FGBの中央部から+Y方向に進むに従い後述する第1絶縁部71に近付く円弧状に形成されている。第1部分52aは、第2チャネル部61Bの−X方向側の端よりも、+Y方向側に位置する部分を含む。第1部分52aは、X方向で第1絶縁部71(後述する絶縁部71A)と隣り合う第1端e3を有する。
一方で、第2部分52bは、Y方向における第2浮遊ゲート電極FGBの中央部から−Y方向に進むに従い第1絶縁部71に近付く円弧状に形成されている。第2部分52bは、第2チャネル部61Bの−Y方向側の端よりも、−Y方向側に位置する部分を含む。第2部分52bは、X方向で第1絶縁部71(後述する絶縁部71B)と隣り合う第2端e4を有する。なお、第1部分52aと第2部分52bとは、互いに直接に繋がっていてもよいし、第1部分52aと第2部分52bとの間にY方向に延びた直線部が設けられていてもよい。
<2.3 ブロック絶縁膜>
次に、ブロック絶縁膜41について説明する。図2に示すように、複数のブロック絶縁膜41は、各ピラー60に対して、−X方向側に位置した第1絶縁膜(第1ブロック絶縁膜)41Aと、+X方向側に位置した第2絶縁膜(第2ブロック絶縁膜)41Bとを含む。第1絶縁膜41Aは、第1ワード線WLAと第1浮遊ゲート電極FGAとの間に設けられている。第2絶縁膜41Bは、第2ワード線WLBと第2浮遊ゲート電極FGBとの間に設けられている。本実施形態において、第1絶縁膜41AのY方向両端部は、X方向において、第1浮遊ゲート電極FGAと、第1絶縁部71との間に設けられている。第2絶縁膜41BのY方向両端部は、X方向において、第2浮遊ゲート電極FGBと、第1絶縁部71との間に設けられている。ブロック絶縁膜41は、例えば、SiNとSiON、もしくは、SiO/SiONの積層膜、SiO/SiNの積層膜などにより形成される。
次に、ブロック絶縁膜41について説明する。図2に示すように、複数のブロック絶縁膜41は、各ピラー60に対して、−X方向側に位置した第1絶縁膜(第1ブロック絶縁膜)41Aと、+X方向側に位置した第2絶縁膜(第2ブロック絶縁膜)41Bとを含む。第1絶縁膜41Aは、第1ワード線WLAと第1浮遊ゲート電極FGAとの間に設けられている。第2絶縁膜41Bは、第2ワード線WLBと第2浮遊ゲート電極FGBとの間に設けられている。本実施形態において、第1絶縁膜41AのY方向両端部は、X方向において、第1浮遊ゲート電極FGAと、第1絶縁部71との間に設けられている。第2絶縁膜41BのY方向両端部は、X方向において、第2浮遊ゲート電極FGBと、第1絶縁部71との間に設けられている。ブロック絶縁膜41は、例えば、SiNとSiON、もしくは、SiO/SiONの積層膜、SiO/SiNの積層膜などにより形成される。
第1絶縁膜41Aおよび第2絶縁膜41Bの各々は、例えば、3つの絶縁膜45、46、47により形成されている。
絶縁膜45は、3つの絶縁膜45、46、47のなかで、浮遊ゲート電極FGの最も近くに位置する。絶縁膜45は、例えば、浮遊ゲート電極FGの側面、上面、および下面を覆う(図4参照)。絶縁膜45は浮遊ゲート電極FGの第1部分51a、第2部分51bの+X側も覆っている(図2参照)。
絶縁膜45は、例えばシリコン窒化物(SiN)およびハフニウムオキサイド(HfO)などのHigh−k材料により形成されている。ただし、絶縁膜45は、ルテニウム(Ru)やアルミニウム(Аl)、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、またはシリコン(Si)を含む材料により形成されてもよい。絶縁膜45は、「第1絶縁膜」の一例である。
絶縁膜45は、例えばシリコン窒化物(SiN)およびハフニウムオキサイド(HfO)などのHigh−k材料により形成されている。ただし、絶縁膜45は、ルテニウム(Ru)やアルミニウム(Аl)、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、またはシリコン(Si)を含む材料により形成されてもよい。絶縁膜45は、「第1絶縁膜」の一例である。
絶縁膜46の大部分は、絶縁膜45に対して浮遊ゲート電極FGとは反対側に設けられている。絶縁膜46は、例えば、絶縁膜45を間に介在させて、浮遊ゲート電極FGの側面、上面、および下面を覆う(図4参照)。絶縁膜46の他の部分は、浮遊ゲート電極FGの第1部分51aを覆った絶縁膜45の+X側を覆っている(図2参照)。ただし、絶縁膜46は、上記構成に代えて、浮遊ゲート電極FGの側面のみを覆うとともに、絶縁膜(層間絶縁膜)32とワード線WLとの境界に沿って設けられてもよい。絶縁膜46は、例えば、シリコン酸化物により形成されている。絶縁膜46は、「第1絶縁膜」の別の一例である。
絶縁膜47の大部分は、絶縁膜45、46に対して浮遊ゲート電極FGとは反対側に設けられている。絶縁膜47は、例えば、絶縁膜(層間絶縁膜)32とワード線WLとの境界に沿って設けられ、絶縁膜45、46を間に介在させて浮遊ゲート電極FGの側面を覆う(図4参照)。絶縁膜47の残りの部分は、ワード線WLと後述する絶縁部71の間に沿って形成されている(図2参照)。ただし、絶縁膜47は、上記構成に代えて、絶縁膜45、46と同様に、浮遊ゲート電極FGの側面、上面、および下面を覆ってもよい。絶縁膜47は、誘電率が高い材料で形成されていればよく、例えば、アルミニウム(Аl)、ハフニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)を含む酸化膜のHigh−k膜により形成されている。なお、絶縁膜47は、シリコン窒化物により形成されてもよい。
<2.4 半導体ピラー>
次に、半導体ピラー60について説明する。図2に示すように、半導体ピラー60は、第1ワード線WLAと第2ワード線WLBの間に設けられている。半導体ピラー60は、図2、図3に示すようにX方向とY方向に対し交差するa1方向に伸びている。半導体ピラー60は、例えば、チャネル61と、コア絶縁部62と、トンネル絶縁膜(第3絶縁膜)63とを含む。
本実施形態において、第1ワード線WLAの+X側にY方向に沿って所定の間隔で凹部WLADが形成されている。この凹部WLADを埋めるように絶縁膜45、46、47と浮遊ゲート電極FGAと第1トンネル絶縁膜(第3絶縁膜第1部)63Aが形成されている。そして、第1トンネル絶縁膜63Aの内側に位置するように第1チャネル部61Aと半導体ピラー60の−X側のコア絶縁端部62Aが形成されている。
次に、半導体ピラー60について説明する。図2に示すように、半導体ピラー60は、第1ワード線WLAと第2ワード線WLBの間に設けられている。半導体ピラー60は、図2、図3に示すようにX方向とY方向に対し交差するa1方向に伸びている。半導体ピラー60は、例えば、チャネル61と、コア絶縁部62と、トンネル絶縁膜(第3絶縁膜)63とを含む。
本実施形態において、第1ワード線WLAの+X側にY方向に沿って所定の間隔で凹部WLADが形成されている。この凹部WLADを埋めるように絶縁膜45、46、47と浮遊ゲート電極FGAと第1トンネル絶縁膜(第3絶縁膜第1部)63Aが形成されている。そして、第1トンネル絶縁膜63Aの内側に位置するように第1チャネル部61Aと半導体ピラー60の−X側のコア絶縁端部62Aが形成されている。
これらに対し、図2に示す断面において、第2ワード線WLBの−X側にY方向に沿って所定の間隔で凹部WLBDが形成されている。この凹部WLBDを埋めるように絶縁膜45、46、47と浮遊ゲート電極FGBと第2トンネル絶縁膜(第3絶縁膜第2部)63Bが形成されている。そして、第2トンネル絶縁膜63Bの内側に位置するように第2チャネル部61Bと半導体ピラー60の+X側のコア絶縁端部62Bが形成されている。
本実施形態において、第1ワード線WLAに沿って形成されている複数の凹部WLADの形成間隔と第2ワード線WLBに沿って形成されている複数の凹部WLBDの形成間隔は同等である。また、第1ワード線WLAに沿って形成されている2つの凹部WLAD間の中央位置と、この中央位置に対し+X方向側であって第2ワード線WLBに沿って形成されている凹部WLBDの中央位置がX方向に並ぶように配置されている。従って、図2の断面に示すように第1ワード線WLAに沿って形成されている複数の凹部WLADと、第2ワード線WLBに沿って形成されている凹部WLBDは、Y方向に交互になるように千鳥状に配置されている。
半導体ピラー60において、コア絶縁部62とその周囲を囲むチャネル61の領域は図2に示すX方向に対し傾斜角度θを有する斜め方向(方向a1)に直線状に伸びる略長円形状に形成されている。長円形状のコア絶縁部62を取り囲むチャネル61は、図2に示す断面において凹部WLAD内に形成されている第1チャネル部61Aと、凹部WLBD内に形成されている第2チャネル部61Bを含む。第1チャネル部61AのY方向両端部のうち、+Y側の端部は、凹部WLADと凹部WLBDの間にa1方向に伸びる接続チャネル部61Cにより第2チャネル部61Bの+Y側の端部に繋がれている。第1チャネル部61AのY方向両端部のうち、−Y側の端部は、凹部WLADと凹部WLBDの間にa1方向に伸びる接続チャネル部61Dにより第2チャネル部61Bの−Y側の端部に繋がれている。
チャネル61の−X方向端に配置されている第3絶縁膜63(第3絶縁膜第1部63A)と、浮遊ゲート電極FGAと、絶縁膜45、46、47と、ワード線WLAなどを備えて後述する第1セル構造体MCAが形成される。チャネル61の+X方向端に配置されている第3絶縁膜63(第3絶縁膜第2部63B)と、浮遊ゲート電極FGBと、絶縁膜45、46、47と、ワード線WLBなどを備えて後述する第2セル構造体MCBが形成される。
チャネル61は、半導体ピラー60のZ方向の全長(全高)に亘るようにZ方向に延びている。チャネル61の下端は、下部構造体20の上絶縁膜23を貫通し、ソース線SLに接続されている。一方で、チャネル61の上端は、コンタクト91を介してビット線BLに接続されている。チャネル61は、アモルファスシリコン(а−Si)のような半導体材料で形成されている。ただし、チャネル61は、例えば一部に不純物がドープされたポリシリコンで形成されてもよい。チャネル61に含まれる不純物は、例えば、カーボン、リン、ボロン、ゲルマニウムからなる群から選択されるいずれかである。チャネル61は、例えば、浮遊ゲート電極FGに電子を注入する場合や浮遊ゲート電極FGに注入された電子を浮遊ゲート電極FGから抜く場合などに、ソース線SLとビット線BLとの間で電流が流れる。
本実施形態において、図2に示すようにチャネル61は、第1ワード線WLAと第2ワード線WLBとの間において、a1方向に延在する長円形かつ環状に形成されている。チャネル61において、第1チャネル部61Aおよび第2チャネル部61Bは、X方向で互いに斜め方向に隣り合うとともに、それぞれZ方向に延びている。
コア絶縁部62は、X方向およびY方向で、チャネル61よりも半導体ピラー60の中心側に設けられている。例えば、コア絶縁部62は、チャネル61の内周面上に設けられている。コア絶縁部62は、半導体ピラー60のZ方向の全長(全高)に亘るようにZ方向に延びている。コア絶縁部62は、例えば酸化シリコン(SiO)で形成されている。
トンネル絶縁膜(第3絶縁膜)63は、半導体ピラー60において−X方向側に位置した第1トンネル絶縁膜63Aと、半導体ピラー60において+X方向側に位置した第2トンネル絶縁膜63Bとを含む。第1トンネル絶縁膜63Aは、少なくとも、第1チャネル部61Aの−X方向の側面に沿って設けられている。第1トンネル絶縁膜63Aは、第1浮遊ゲート電極FGAと第1チャネル部61Aとの間に設けられている。第2トンネル絶縁膜63Bは、少なくとも、第2チャネル部61Bの+X方向の側面に沿って設けられている。第2トンネル絶縁膜63Bは、第2浮遊ゲート電極FGBと第2チャネル部61Bとの間に設けられている。
本実施形態において、第1トンネル絶縁膜63Aは、第1チャネル部61Aの−X方向の側面、−Y方向の側面、および+Y方向の側面を囲う半円形状に形成されている。第1トンネル絶縁膜63Aは、例えば、半導体ピラー60のZ方向の全長(全高)に亘るようにZ方向に延びている。第2トンネル絶縁膜63Bは、第2チャネル部61Bの+X方向の側面、−Y方向の側面、および+Y方向の側面を囲う半円形状に形成されている。第2トンネル絶縁膜63Bは、例えば、半導体ピラー60のZ方向の全長(全高)に亘るようにZ方向に延びている。
図2に示す構成により、第1半導体ピラー60Aに対応した第1および第2浮遊ゲート電極FGA、FGB、第1絶縁膜41Aおよび第2絶縁膜41B、並びに、第1トンネル絶縁膜63Aおよび第2トンネル絶縁膜63Bにより、第1半導体ピラー60Aの周囲には電荷を保持可能な第1セル構造体MCAが形成されている。
同様に、第2半導体ピラー60Bに対応した第1および第2浮遊ゲート電極FGA、FGB、第1絶縁膜41Aおよび第2絶縁膜41B、並びに、第1トンネル絶縁膜63Aおよび第2トンネル絶縁膜63Bにより、第2半導体ピラー60Bの周囲には電荷を保持可能な第2セル構造体MCBが形成されている。第2セル構造体MCBは、第1セル構造体MCAと−Y方向で隣り合う。
同様に、第2半導体ピラー60Bに対応した第1および第2浮遊ゲート電極FGA、FGB、第1絶縁膜41Aおよび第2絶縁膜41B、並びに、第1トンネル絶縁膜63Aおよび第2トンネル絶縁膜63Bにより、第2半導体ピラー60Bの周囲には電荷を保持可能な第2セル構造体MCBが形成されている。第2セル構造体MCBは、第1セル構造体MCAと−Y方向で隣り合う。
第1セル構造体MCAにおいて、図2の−X側に形成されている円弧状の第1チャネル部61Aのうち、Y方向両端側を第1チャネル部61Aの両端部61eと規定し、それら両端部61e、61eの中点(中間点)を第1中点61fと仮定する。
第1セル構造体MCAにおいて、図2の+X側に形成されている円弧状の第2チャネル部61Bのうち、Y方向両端側を第2チャネル部61Bの両端部61gと規定し、それら両端部61g、61gの中点(中間点)を第2中点61iと仮定する。
以上のように仮定すると、図2に示す構造は、前記第1中点61fと前記第2中点62iを結ぶ中心線bが前記Y方向に対し任意の傾斜角度θ1(図2では約45°)で傾斜された構造と説明できる。すなわち、チャネル61がY方向に対し傾斜角度θ1で交差する方向a1に伸びている。
この中心線bのY方向に対する傾斜角度θ1は、30〜89゜の範囲であることが好ましく、30〜85゜の範囲であることがより好ましい。傾斜角度は例えば、30゜、60°など、他の角度も採用できる。
第1セル構造体MCAにおいて、図2の+X側に形成されている円弧状の第2チャネル部61Bのうち、Y方向両端側を第2チャネル部61Bの両端部61gと規定し、それら両端部61g、61gの中点(中間点)を第2中点61iと仮定する。
以上のように仮定すると、図2に示す構造は、前記第1中点61fと前記第2中点62iを結ぶ中心線bが前記Y方向に対し任意の傾斜角度θ1(図2では約45°)で傾斜された構造と説明できる。すなわち、チャネル61がY方向に対し傾斜角度θ1で交差する方向a1に伸びている。
この中心線bのY方向に対する傾斜角度θ1は、30〜89゜の範囲であることが好ましく、30〜85゜の範囲であることがより好ましい。傾斜角度は例えば、30゜、60°など、他の角度も採用できる。
換言すると、Z方向(第1方向)に交差し第1ワード線(第1配線)WLAと浮遊ゲート電極FGA(第1電極)と半導体ピラー60と浮遊ゲート電極FGB(第2電極)と第2ワード線(第2配線)WLBを含む断面が図2である。図2において、第1チャネル部61AのY方向(第2方向)に沿う両端部61e、61eとそれら両端部61e、61eの中間位置を第1中点を61fと規定している。図2において、第2チャネル部61BのY方向(第2方向)に沿う両端部61g、61gとそれら両端部61g、61gの中間位置を第2中点61iと規定している。そして、第1中点61fと第2中点61iを結ぶ中心線b1がY方向(第2方向)に対し上述の傾斜角度で傾斜されている。
1つの観点では、第2半導体ピラー60Bに対応した浮遊ゲート電極FGA、FGBは、「第3電荷蓄積部」および「第4電荷蓄積部」のそれぞれ一例である。第2半導体ピラー60Bに対応したトンネル絶縁膜63A、63Bは、「第3トンネル絶縁膜」および「第4トンネル絶縁膜」のそれぞれ一例である。
<2.5 絶縁分断部>
次に、絶縁分断部70について説明する。
図2に示すように、絶縁分断部70は、積層体30に設けられており、第1ワード線WLAと第2ワード線WLBとを分断する。
次に、絶縁分断部70について説明する。
図2に示すように、絶縁分断部70は、積層体30に設けられており、第1ワード線WLAと第2ワード線WLBとを分断する。
<2.5.1 第1絶縁部>
第1絶縁部71について説明する。図2、図3に示すように、第1絶縁部71は、Y方向に関して複数の半導体ピラー60の間に設けられ、複数の半導体ピラー60の間をY方向に延びている。第1絶縁部71は、X方向に関して第1ワード線WLAと第2ワード線WLBとの間に設けられ、第1ワード線WLAと第2ワード線WLBとを分断している。また、第1絶縁部71は、X方向に関して第1浮遊ゲート電極FGAと第2浮遊ゲート電極FGBとの間に設けられ、第1浮遊ゲート電極FGAと第2浮遊ゲート電極FGBを分断している。第1浮遊ゲート電極FGAと第2浮遊ゲート電極FGBを分断している第1絶縁部71は図2に示す断面視において略平行四辺形状に形成されている。第1絶縁部71のX方向に沿う厚さは図3に符号dを付して表記している。
第1絶縁部71について説明する。図2、図3に示すように、第1絶縁部71は、Y方向に関して複数の半導体ピラー60の間に設けられ、複数の半導体ピラー60の間をY方向に延びている。第1絶縁部71は、X方向に関して第1ワード線WLAと第2ワード線WLBとの間に設けられ、第1ワード線WLAと第2ワード線WLBとを分断している。また、第1絶縁部71は、X方向に関して第1浮遊ゲート電極FGAと第2浮遊ゲート電極FGBとの間に設けられ、第1浮遊ゲート電極FGAと第2浮遊ゲート電極FGBを分断している。第1浮遊ゲート電極FGAと第2浮遊ゲート電極FGBを分断している第1絶縁部71は図2に示す断面視において略平行四辺形状に形成されている。第1絶縁部71のX方向に沿う厚さは図3に符号dを付して表記している。
詳しく述べると、第1絶縁部71は、例えば、図2に示す断面で各々平行四辺形状の第1部分71aと、第2部分71bと、第3部分71cとを有する。
第1部分71aは、図2に示すように、−X側の第1セル構造体MCAの−Y側の第2ブロック絶縁膜46の一部と、+X側の第1セル構造体MCAの−Y側の第2ブロック絶縁膜46との間に、方向a1に沿って設けられている。
第2部分71bは、−X側の第2セル構造体MCBの+Y側の第2ブロック絶縁膜46の一部と、+X側の第2セル構造体MCBの+Y側の第2ブロック絶縁膜46の一部との間に、方向a1に沿って、設けられている。
第3部分71cは、第1部分71aと第2部分71bとの間をY方向に延びており、第1部分71aと第2部分71bとを繋いでいる。第1絶縁部71は、半導体ピラー60と協働し、第1浮遊ゲート電極FGAと第2浮遊ゲート電極FGBとの間を電気的に絶縁している。
第1絶縁部71は、Z方向に沿ってピラー60のZ方向の全長(全高)に亘るように延びている。
第1部分71aは、図2に示すように、−X側の第1セル構造体MCAの−Y側の第2ブロック絶縁膜46の一部と、+X側の第1セル構造体MCAの−Y側の第2ブロック絶縁膜46との間に、方向a1に沿って設けられている。
第2部分71bは、−X側の第2セル構造体MCBの+Y側の第2ブロック絶縁膜46の一部と、+X側の第2セル構造体MCBの+Y側の第2ブロック絶縁膜46の一部との間に、方向a1に沿って、設けられている。
第3部分71cは、第1部分71aと第2部分71bとの間をY方向に延びており、第1部分71aと第2部分71bとを繋いでいる。第1絶縁部71は、半導体ピラー60と協働し、第1浮遊ゲート電極FGAと第2浮遊ゲート電極FGBとの間を電気的に絶縁している。
第1絶縁部71は、Z方向に沿ってピラー60のZ方向の全長(全高)に亘るように延びている。
図2に示すように、Y方向において、半導体ピラー60と第1絶縁部71とは、交互に設けられている。言い換えると、第1絶縁部71は、Y方向で半導体ピラー60の両側に分かれて設けられている。
第1絶縁部71は、半導体ピラー60と協働して、第1ワード線WLAと第2ワード線WLBとの間を電気的に絶縁している。本実施形態において、第1絶縁部71は、第1セル構造体MCAのトンネル絶縁膜63と第2セル構造体MCBのトンネル絶縁膜63との間をY方向に直線状に延びており、第1セル構造体MCAの接続チャネル部61Dと第2セル構造体MCBの接続チャネル部61Cとにそれぞれ接している。第1絶縁部71は、例えば、酸化シリコン(SiO2)のような絶縁材料により形成されている。
<利点>
図2、図3の断面に示すように本実施形態の半導体記憶装置1は、方向a1に伸びる半導体ピラー60を備えている。本実施形態の半導体記憶装置1は、方向a1に沿って斜めに対向する浮遊ゲート電極FGどうしをチャネル61を介し対峙させたメモリセル構造体MCA、MCBを備えている。そして、本実施形態の半導体記憶装置1は、絶縁部71を挟み、X方向に沿って対峙する浮遊ゲート電極どうしをチャネルを介し対峙させた構造ではない。
絶縁部71を挟み、X方向に沿って対峙する浮遊ゲート電極どうしをチャネルを介し対峙させたメモリセル構造では、微細化された半導体記憶装置において対向するセル間に寄生容量が生成する。対向セル間干渉は、対向セル間の寄生容量に依存性が大きい。このため、方向a1に沿って斜めに対峙する浮遊ゲート電極FGどうしをチャネル61を介し対峙させたメモリセル構造体MCA、MCBは、対向セル間の干渉が少なくなる。対向セル間の干渉が多くなると、書き込み時のしきい値が揺らぐ問題を生じる。よって、本実施形態の構造では、書き込み時のしきい値のゆらぎをなくすることができ、安定した書き込み動作ができる特徴を有する。
図2、図3の断面に示すように本実施形態の半導体記憶装置1は、方向a1に伸びる半導体ピラー60を備えている。本実施形態の半導体記憶装置1は、方向a1に沿って斜めに対向する浮遊ゲート電極FGどうしをチャネル61を介し対峙させたメモリセル構造体MCA、MCBを備えている。そして、本実施形態の半導体記憶装置1は、絶縁部71を挟み、X方向に沿って対峙する浮遊ゲート電極どうしをチャネルを介し対峙させた構造ではない。
絶縁部71を挟み、X方向に沿って対峙する浮遊ゲート電極どうしをチャネルを介し対峙させたメモリセル構造では、微細化された半導体記憶装置において対向するセル間に寄生容量が生成する。対向セル間干渉は、対向セル間の寄生容量に依存性が大きい。このため、方向a1に沿って斜めに対峙する浮遊ゲート電極FGどうしをチャネル61を介し対峙させたメモリセル構造体MCA、MCBは、対向セル間の干渉が少なくなる。対向セル間の干渉が多くなると、書き込み時のしきい値が揺らぐ問題を生じる。よって、本実施形態の構造では、書き込み時のしきい値のゆらぎをなくすることができ、安定した書き込み動作ができる特徴を有する。
方向a1に伸びるチャネル61を備えた本実施形態の半導体記憶装置1は、X方向に伸びるチャネルを備えた半導体記憶装置よりもチャネルの容量を下げることができる。
また、図2に示す構造では、チャネル61の端部に電界を集中できる構造のため、書き込み時の反応を早くできる。このため、本実施形態の半導体記憶装置1は書き込み電圧を下げることができ、消費電力を下げることができる。
また、図2に示す構造では、チャネル61の端部に電界を集中できる構造のため、書き込み時の反応を早くできる。このため、本実施形態の半導体記憶装置1は書き込み電圧を下げることができ、消費電力を下げることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、図6の断面に示すように、半導体ピラー60の伸びる方向a2のY方向に対する傾斜角度が、第1の実施形態に係る図2の断面で示した半導体ピラー60の伸びる方向a1の傾斜角度と異なる。なお以下に説明する以外の構成は、第1の実施形態と同様である。
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、図6の断面に示すように、半導体ピラー60の伸びる方向a2のY方向に対する傾斜角度が、第1の実施形態に係る図2の断面で示した半導体ピラー60の伸びる方向a1の傾斜角度と異なる。なお以下に説明する以外の構成は、第1の実施形態と同様である。
図6は、第2の実施形態の半導体記憶装置1の一部を示す断面図である。第2の実施形態における第1セル構造体MCAにおいて、図6の−X側に形成されている円弧状の第1チャネル部61Aのうち、Y方向両端側を第1チャネル部61Aの両端部61eと規定し、それら両端部61e、61eの中点(中間点)を第1中点61fと仮定する。
第1セル構造体MCAにおいて、図6の+X側に形成されている円弧状の第2チャネル部61Bのうち、Y方向両端側を第2チャネル部61Bの両端部61gと規定し、それら両端部61g、61gの中点(中間点)を第2中点61iと仮定する。
以上のように仮定すると、図6に示す構造は、前記第1中点61fと前記第2中点62iを結ぶ中心線bがY方向に対して傾斜角度θ2で傾斜された構造と説明できる。
中心線bのY方向に対する傾斜角度θ2は、第1の実施形態で採用した45°より大きく設定されている。
第1セル構造体MCAにおいて、図6の+X側に形成されている円弧状の第2チャネル部61Bのうち、Y方向両端側を第2チャネル部61Bの両端部61gと規定し、それら両端部61g、61gの中点(中間点)を第2中点61iと仮定する。
以上のように仮定すると、図6に示す構造は、前記第1中点61fと前記第2中点62iを結ぶ中心線bがY方向に対して傾斜角度θ2で傾斜された構造と説明できる。
中心線bのY方向に対する傾斜角度θ2は、第1の実施形態で採用した45°より大きく設定されている。
図6の断面に示すように第2の実施形態の半導体記憶装置は、方向a2に伸びる半導体ピラー60を備えている。
絶縁部71を挟み、X方向に沿って対向する浮遊ゲート電極どうしをチャネルで接続したメモリセル構造では、微細化された半導体記憶装置において対向するセル間に寄生容量が生成する。対向セル間干渉は、対向セル間の寄生容量に依存性が大きい。このため、方向a2に沿って斜めに対向する浮遊ゲート電極FGどうしをチャネル61で各々接続したメモリセル構造体MCA、MCBは、対向セル間の干渉が少なくなる。対向セル間の干渉が多くなると、書き込み時のしきい値が揺らぐ問題を生じる。よって、本実施形態の構造では、書き込み時のしきい値のゆらぎをなくすることができ、安定した書き込み動作ができる特徴を有する。
絶縁部71を挟み、X方向に沿って対向する浮遊ゲート電極どうしをチャネルで接続したメモリセル構造では、微細化された半導体記憶装置において対向するセル間に寄生容量が生成する。対向セル間干渉は、対向セル間の寄生容量に依存性が大きい。このため、方向a2に沿って斜めに対向する浮遊ゲート電極FGどうしをチャネル61で各々接続したメモリセル構造体MCA、MCBは、対向セル間の干渉が少なくなる。対向セル間の干渉が多くなると、書き込み時のしきい値が揺らぐ問題を生じる。よって、本実施形態の構造では、書き込み時のしきい値のゆらぎをなくすることができ、安定した書き込み動作ができる特徴を有する。
方向a2に伸びるチャネル61を備えた本実施形態の半導体記憶装置1は、X方向に伸びるチャネルを備えた半導体記憶装置よりもチャネルの容量を下げることができる。
また、図6に示す構造では、チャネル61の端部に電界を集中できる構造のため、書き込み時の反応を早くできる。このため、本第2の実施形態の半導体記憶装置1は書き込み電圧を下げることができ、消費電力を下げることができる。
また、図6に示す構造では、チャネル61の端部に電界を集中できる構造のため、書き込み時の反応を早くできる。このため、本第2の実施形態の半導体記憶装置1は書き込み電圧を下げることができ、消費電力を下げることができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、図7の断面に示すように、半導体ピラー60の伸びる方向が、第1の実施形態に係る図2の断面で示した半導体ピラー60の伸びる方向と同じである。第3の実施形態では、第1ワード線WLAと絶縁部71との間に第2絶縁部72を設け、第2ワード線WLBと絶縁部71との間に第2絶縁部72を設けたことに特徴を有する。なお、第2絶縁部72を設けた以外の構成は、第1の実施形態と同様である。
次に、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、図7の断面に示すように、半導体ピラー60の伸びる方向が、第1の実施形態に係る図2の断面で示した半導体ピラー60の伸びる方向と同じである。第3の実施形態では、第1ワード線WLAと絶縁部71との間に第2絶縁部72を設け、第2ワード線WLBと絶縁部71との間に第2絶縁部72を設けたことに特徴を有する。なお、第2絶縁部72を設けた以外の構成は、第1の実施形態と同様である。
図7は、第3の実施形態の半導体記憶装置1の一部を示す断面図である。第3の実施形態における第1セル構造体MCAにおいて、Y方向に所定の間隔をあけて第1セル構造体MCAと第2セル構造体MCBが交互に配置されている。第1セル構造体MCAと第2セル構造体MCBの間であって、第1ワード線WLAと絶縁部71との間に第2絶縁部72が形成されている。より詳細には、第1セル構造体MCAと第2セル構造体MCBの間に絶縁部71に沿うように形成されている絶縁膜47と、第1ワード線WLAとの間に第2絶縁部72が形成されている。第2絶縁部72のX方向の膜厚は3つの絶縁膜45〜47の合計膜厚よりも大きくされている。第2絶縁部72はシリコン酸化物(SiO2)等からなり、シリコン窒化物よりも比誘電率の低い材料からなる。
図7に示す構造の半導体記憶装置1では、ワード線WLから浮遊ゲート電極FGに書き込む場合、浮遊ゲート電極FGのY方向両端側の第1部分51aと第2部分51bにワード線WLからの電界が集中することが考えられる。ここで、構造が微細化された半導体記憶装置1において、浮遊ゲート電極FGのY方向両端側への電界集中によりリーク電流が流れると、リーク電流によるセル構造の特性律束割合が大きくなる。場合によっては不要な位置での電荷移動が起こり、書き込み特性が飽和しやすくなる。
これに対し、図7に示す構造であると、浮遊ゲート電極FGのY方向両端側の第1部分51aおよび第2部分51bとワード線WLとの間に比誘電率の低い材料からなる第2絶縁部72を配置している。このため、浮遊ゲート電極FGのY方向両端側におけるリーク電流を抑制できる。よって、図7に示す構造では書き込み特性の優れた半導体記憶装置1を提供できる。
これに対し、図7に示す構造であると、浮遊ゲート電極FGのY方向両端側の第1部分51aおよび第2部分51bとワード線WLとの間に比誘電率の低い材料からなる第2絶縁部72を配置している。このため、浮遊ゲート電極FGのY方向両端側におけるリーク電流を抑制できる。よって、図7に示す構造では書き込み特性の優れた半導体記憶装置1を提供できる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。第4の実施形態は、図8の断面に示すように、半導体ピラー60の伸びる方向のY方向に対する傾斜角度が、第1の実施形態に係る図2の断面で示した半導体ピラー60の伸びる方向の傾斜角度と異なる。なお以下に説明する以外の構成は、第1の実施形態と同様である。
次に、第4の実施形態について説明する。第4の実施形態は、図8の断面に示すように、半導体ピラー60の伸びる方向のY方向に対する傾斜角度が、第1の実施形態に係る図2の断面で示した半導体ピラー60の伸びる方向の傾斜角度と異なる。なお以下に説明する以外の構成は、第1の実施形態と同様である。
図8は、第4の実施形態の半導体記憶装置1の一部を示す断面図である。第4の実施形態における第1セル構造体MCAにおいて、図8の−X側に形成されている円弧状の第1チャネル部61Aのうち、Y方向両端側を第1チャネル部61Aの両端部61eと規定し、それら両端部61e、61eの中点(中間点)を第1中点61fと仮定する。
第1セル構造体MCAにおいて、図8の+X側に形成されている円弧状の第2チャネル部61Bのうち、Y方向両端側を第2チャネル部61Bの両端部61gと規定し、それら両端部61g、61gの中点(中間点)を第2中点61iと仮定する。
以上のように仮定すると、図8に示す構造は、前記第1中点61fと前記第2中点62iを結ぶ中心線bがY方向に対して傾斜角度θ3で傾斜された構造と説明できる。
中心線bのY方向に対する傾斜角度θ3は、第1の実施形態で採用した45°より小さく、例えば図8の構造では約20°に設定されている。
第1セル構造体MCAにおいて、図8の+X側に形成されている円弧状の第2チャネル部61Bのうち、Y方向両端側を第2チャネル部61Bの両端部61gと規定し、それら両端部61g、61gの中点(中間点)を第2中点61iと仮定する。
以上のように仮定すると、図8に示す構造は、前記第1中点61fと前記第2中点62iを結ぶ中心線bがY方向に対して傾斜角度θ3で傾斜された構造と説明できる。
中心線bのY方向に対する傾斜角度θ3は、第1の実施形態で採用した45°より小さく、例えば図8の構造では約20°に設定されている。
また、第1ワード線WLAと第2ワード線WLBとの間にY方向に配置されているセル構造体において、X方向に対向されている第1チャネル部61Aと第2チャネル部61Bを接続チャネル部61C、61Dを介し対峙させていない。図8に示す構造では、第1チャネル部61Aに対し、X方向に対向配置された第2チャネル部61Bではなく、第1チャネル部61Aに対し、−Y方向に1つ隣りの第2チャネル部61Bの接続チャネル部61C、61Dを介し対峙されている。
すなわち、X方向(第3方向)に沿う絶縁部71の厚さ方向両側にセル構造体が設けられている。しかし、第1浮遊ゲート電極FGA(第1電極)を含むセル構造体のチャネル61が、X方向に最近接の第2浮遊ゲート電極FGB(第2電極)を含むセル構造体のチャネル61に接続されていない。そして、第1浮遊ゲート電極FGA(第1電極)を含むセル構造体のチャネル61が、Y方向(第2方向)に沿って1つ隣(−Y側の)の第2浮遊ゲート電極FGB(第2電極)を含むセル構造体のチャネル61を介して対峙されている。
すなわち、X方向(第3方向)に沿う絶縁部71の厚さ方向両側にセル構造体が設けられている。しかし、第1浮遊ゲート電極FGA(第1電極)を含むセル構造体のチャネル61が、X方向に最近接の第2浮遊ゲート電極FGB(第2電極)を含むセル構造体のチャネル61に接続されていない。そして、第1浮遊ゲート電極FGA(第1電極)を含むセル構造体のチャネル61が、Y方向(第2方向)に沿って1つ隣(−Y側の)の第2浮遊ゲート電極FGB(第2電極)を含むセル構造体のチャネル61を介して対峙されている。
図8の断面に示すように第4の実施形態の半導体記憶装置は、方向a3に伸びるチャネル61を有する半導体ピラー60を備えている。
絶縁部71を挟み、X方向に沿って対向する浮遊ゲート電極どうしをチャネルを介し対峙させたメモリセル構造では、微細化された半導体記憶装置において対向するセル間に寄生容量が生成する。対向セル間干渉は、対向セル間の寄生容量に依存性が大きい。このため、a3方向に沿って斜めに対向する浮遊ゲート電極FGどうしをチャネル60を介して対峙させたメモリセル構造体MCA、MCBは、対向セル間の干渉が少なくなる。対向セル間の干渉が多くなると、書き込み時のしきい値が揺らぐ問題を生じる。よって、本実施形態の構造では、書き込み時のしきい値のゆらぎをなくすることができ、安定した書き込み動作ができる特徴を有する。
絶縁部71を挟み、X方向に沿って対向する浮遊ゲート電極どうしをチャネルを介し対峙させたメモリセル構造では、微細化された半導体記憶装置において対向するセル間に寄生容量が生成する。対向セル間干渉は、対向セル間の寄生容量に依存性が大きい。このため、a3方向に沿って斜めに対向する浮遊ゲート電極FGどうしをチャネル60を介して対峙させたメモリセル構造体MCA、MCBは、対向セル間の干渉が少なくなる。対向セル間の干渉が多くなると、書き込み時のしきい値が揺らぐ問題を生じる。よって、本実施形態の構造では、書き込み時のしきい値のゆらぎをなくすることができ、安定した書き込み動作ができる特徴を有する。
図8に示す構造であると、第1チャネル部61Aに対し、X方向に対向配置された第2チャネル部61Bではなく、−Y方向に1つ離れた他の第2チャネル部61Bに繋がれている。
この構造によると、ワード線WLから浮遊ゲート電極FGに書き込む場合、浮遊ゲート電極FGのY方向両端側の第1部分51aと第2部分51bにワード線WLからの電界が集中することが考えられる。ここで、構造が微細化された半導体記憶装置1において、浮遊ゲート電極FGのY方向両端側への電界集中によりリーク電流が流れると、リーク電流によるセル構造の特性律束割合が大きくなる。場合によっては不要な位置での電荷移動が起こり、書き込み特性が飽和しやすくなる。
このリーク電流が懸念される場合は、図7に示す第2絶縁部72を配置した構造を図8の構造に適用し、リーク電流を抑制することが好ましい。
この構造によると、ワード線WLから浮遊ゲート電極FGに書き込む場合、浮遊ゲート電極FGのY方向両端側の第1部分51aと第2部分51bにワード線WLからの電界が集中することが考えられる。ここで、構造が微細化された半導体記憶装置1において、浮遊ゲート電極FGのY方向両端側への電界集中によりリーク電流が流れると、リーク電流によるセル構造の特性律束割合が大きくなる。場合によっては不要な位置での電荷移動が起こり、書き込み特性が飽和しやすくなる。
このリーク電流が懸念される場合は、図7に示す第2絶縁部72を配置した構造を図8の構造に適用し、リーク電流を抑制することが好ましい。
以上、複数の実施形態および変形例について説明したが、実施形態は上記例に限定されない。例えば、上述した2つ以上の実施形および変形例は、互いに組み合わされて実現されてもよい。
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…半導体記憶装置、41…第1絶縁膜、第2絶縁膜、41A…第1ブロック絶縁膜、41B…第2ブロック絶縁膜、60…半導体ピラー、61…チャネル、61A…第1チャネル部、61B…第2チャネル部、63C、63D…接続チャネル部、61e…両端部、63…第3絶縁膜(トンネル絶縁膜)、a1、a2、a4…方向、θ1、θ2、θ4…傾斜角度、b…中心線、FGA…浮遊ゲート電極(第1電極)、FGB…浮遊ゲート電極(第2電極)、MCA…メモリセル構造体、MCB…メモリセル構造体、WL…ワード線、WLA…第1ワード線(第1配線)、WLB…第2ワード線(第2配線)。
Claims (6)
- チャネルを有して第1方向に伸び、前記第1方向に交差する第2方向に所定の間隔をあけ、絶縁部を介し複数配置された半導体ピラーと、
前記第1方向に対し交差する第2方向に伸び、前記第2方向に沿って前記半導体ピラーの両側にそれぞれ配置された第1配線および第2配線と、
前記半導体ピラーのチャネルと前記第1配線との間に配置された第1電極と、
前記半導体ピラーのチャネルと前記第2配線との間に配置された第2電極と、
前記第1電極と前記第1配線の間に配置された第1絶縁膜と、
前記第2電極と前記第2配線の間に配置された第2絶縁膜と、
を有し、
前記チャネルに、前記第1電極側のチャネル部と前記第2電極側のチャネル部を有し、
前記第1電極側のチャネル部と前記第2電極側のチャネル部が前記半導体ピラーの周囲に配置された接続チャネル部を介し前記半導体ピラーの周囲を囲む環状に接続され、
前記第1方向に交差し前記第1配線と前記第1電極と前記半導体ピラーと前記第2電極と前記第2配線を含む断面を仮定した場合、
前記断面における前記第1チャネル部の前記第2方向に沿う両端部と前記両端部の第1中点を規定し、前記断面における前記第2チャネル部の前記第2方向に沿う両端部と前記両端部の第2中点を規定すると、前記第1中点と前記第2中点を結ぶ中心線が前記第2方向に対し任意の角度で傾斜された半導体記憶装置。 - 前記角度が30〜89゜に設定された、
請求項1に記載の半導体記憶装置。 - 前記第1電極側のチャネル部と前記第1電極との間、および、前記第2電極側のチャネル部と前記第2電極との間にそれぞれ第3絶縁膜が配置された、
請求項1に記載の半導体記憶装置。 - 前記半導体ピラーと前記絶縁部が前記第2方向に沿って交互に配置され、前記第1配線と前記第1電極と前記半導体ピラーを含むメモリセル構造体と、前記第2配線と前記第2電極と前記半導体ピラーを含むメモリセル構造体が、前記第2方向に沿って千鳥状に配置された、
請求項1に記載の半導体記憶装置。 - 前記半導体ピラーと前記絶縁部が前記第2方向に沿って交互に配置され、前記第1配線と前記第1電極と前記半導体ピラーを含むメモリセル構造体と、前記第2配線と前記第2電極と前記半導体ピラーを含むメモリセル構造体が、前記第2方向に沿って所定の間隔で配置された、
請求項1に記載の半導体記憶装置。 - 前記半導体ピラーと前記絶縁部が前記第2方向に沿って交互に配置され、前記第1配線と前記第1電極と前記半導体ピラーを含むメモリセル構造体と、前記第2配線と前記第2電極と前記半導体ピラーを含むメモリセル構造体が、
前記第2方向に沿って所定の間隔で複数配置され、
前記第3方向に沿う前記絶縁部の厚さ方向両側に設けられているセル構造体において、前記第1電極を含むセル構造体のチャネル部が、最近接の前記第2電極を含むセル構造体のチャネル部ではなく、前記第2方向に沿って1つ隣の前記第2電極を含むセル構造体のチャネル部と接続された、
請求項1に記載の半導体記憶装置。
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