JP2518147B2 - 半導体メモリ装置とその製造方法 - Google Patents

半導体メモリ装置とその製造方法

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JP2518147B2
JP2518147B2 JP5077224A JP7722493A JP2518147B2 JP 2518147 B2 JP2518147 B2 JP 2518147B2 JP 5077224 A JP5077224 A JP 5077224A JP 7722493 A JP7722493 A JP 7722493A JP 2518147 B2 JP2518147 B2 JP 2518147B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体メモリ装置および
その製造方法に係わり、特に1つのトランジスタと1つ
のキャパシタによって構成される半導体メモリセルの構
造およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイナミック・ランダム・アクセス・メ
モリ(DRAM)の記憶容量は、3年に4倍の割合で増
加しており、今後も向上が期待される。DRAMの記憶
容量の増大は、微細加工技術の進歩およびセル構造の改
良による集積度の向上によってはかられてきた。
【0003】後者のセル構造の改良の技術動向の一つ
は、トランジスタとキャパシタとを半導体基板の表面に
対して上下に隣り合わせて形成して3次元的に配置する
方法である。その結果、1つのメモリセルの占める面積
を小さくすることができ高集積化を可能とする。その例
として特開平4−25171号公報において開示された
半導体メモリ装置を図9に示す。図9(a)は平面図で
あり図9(b)は図9(a)のB−B部の断面図であ
る。
【0004】P型シリコン基板101に形成された溝1
02により囲まれたシリコンの島領域103の上面に第
1のN型拡散層107がスイッチングトランジスタのソ
ースおよびドレイン領域のうちの一方の領域として形成
され、島領域103の側壁下部を取り囲んで第2のN型
拡散層104(平面図(A)において右上りのハッチン
グで示す)がソースおよびドレイン領域のうちの他方の
領域として形成され、第1のN型拡散層107と第2の
N型拡散層104との間のチャンネル領域116(平面
図(A)において点線で示す)が島領域103の側壁上
部を取り囲んで位置し、その上にゲート絶縁膜105お
よびX方向を延在するワード線106のゲート電極とな
る部分が島領域103の側壁上部を取り囲んで形成して
リング状のゲート構造となっている。また、溝102の
底部には、絶縁膜122により基板と絶縁され絶縁膜1
24によりゲート電極106と絶縁されたビット線12
3がY方向を延在して形成され、その片側で第2のN型
拡散層104と接続している。また、基板上に溝を充填
する絶縁膜113が形成され、この絶縁膜113の開口
を通して第2のN型拡散層107に接続した蓄積電極1
08が形成され、その上の容量誘電体膜109およびプ
レート電極110とともにMOS型容量素子を構成して
いる。また、プレート電極110上に層間絶縁膜115
が形成され、溝102の底面の周囲にP+ 型領域111
が左右のメモリセルのトランジスタを分離する為に形成
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記図9に示した従来
技術の半導体メモリ装置では、第2のN型拡散層104
が島領域103の下部の周囲に形成されているために、
素子が微細化すると隣のビット線に接続する第2のN型
拡散層との間隔が狭くなるからP+ 型領域111が形成
されてあっても、空乏層の広がりによるリーク電流が発
生するという欠点がある。また、島領域103の側壁が
全周にわたってスイッチングトランジスタのチャンネル
領域116となるために、ワード線容量が大きくなると
いう欠点がある。さらに、島領域103は必然的に1回
のリソグラフィ−工程で形成するために、素子が微細化
されると島領域103は円筒形となり、スイッチングト
ランジスタのチャンネル領域116となる側壁は、半導
体基板101の半導体結晶の様々な面方位を有すること
となり、その結果、ゲート絶縁膜105の膜厚が変化し
スイッチングトランジスタの特性を制御することが困難
となる。また、島領域103による凹凸表面が存在する
状態でビット線123やワード線106を形成するリソ
グラフィ−工程を行わなければならず、製造上の困難性
を発生する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、半導体
基板の第1導電型領域の主面より内部に形成され、第1
の方向に延在する第1の溝と、前記主面より内部に前記
第1の溝より浅く形成され、前記第1の方向と直角の第
2の方向に延在する第2の溝と、絶縁膜によって前記半
導体基板と絶縁分離して前記第1の溝の底部に形成さ
れ、前記第1の方向に延在するビット線と、前記第1お
よび第2の溝によって得られた前記半導体基板の凸部の
上面に形成され、トランジスタのソースおよびドレイン
の一方の領域となる第1の第2導電型拡散層と、前記第
2の溝の底面に形成され、前記トランジスタのソースお
よびドレインの他方の領域となる第2の第2導電型拡散
層と、前記第2の溝の側面の前記トランジスタのチャン
ネル領域上に形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶
縁膜上の部分をゲート電極として前記第2の方向に延在
するワード線と、前記半導体基板の主面上に形成された
層間絶縁層と、前記層間絶縁層上に形成された容量素子
と、前記層間絶縁層の開口を通して前記容量素子と前記
第1の第2導電型拡散層とを結合する第1の接続部と、
前記ビット線と前記第2の第2導電型拡散層とを接続す
る第2の接続部とを有する半導体メモリ装置にある。
【0007】本発明の他の特徴は、半導体基板の第1導
電型領域の主面に第1導電型とは逆の導電型の第1の第
2導電型拡散層をトランジスタのソースおよびドレイン
の一方の領域として形成する工程と、前記主面より前記
第1の第2導電型拡散層を貫通して第1の方向に伸びる
第1の溝を形成する工程と、前記第1の溝の内壁上に第
1の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁膜によっ
て前記半導体基板と絶縁分離して前記第1の方向に伸び
るビット線を前記第1の溝の底部に形成する工程と、前
記ビット線上に第2の絶縁膜を形成して前記第1の溝を
充填する工程と、前記第2の絶縁膜を選択的に除去して
第2の第2導電型拡散層と前記ビット線とを接続する接
続部を形成する工程と、前記主面より内部に前記第1の
溝より浅く前記第1の方向と直角の第2の方向に延在す
る第2の溝を形成する工程と、前記第2の溝の側面上に
ゲート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜上の
前記第2の溝内に前記トランジスタのゲート電極となる
ワード線を形成する工程と、前記第2の溝の底部に前記
第2の第2導電型拡散層を前記トランジスタのソースお
よびドレインの他方の領域として形成する工程と、前記
半導体基板の主面上に第3の絶縁膜を形成する工程と、
前記第3の絶縁膜に開口を形成する工程と、前記開口を
通して前記第1の第2導電型拡散層に接続する容量素子
を形成する工程とを有する半導体メモリ装置の製造方法
にある。
【0008】このような本発明によれば、スイッチング
トランジスタのドレインもしくはソース領域となる第2
の第2導電型拡散層と他のメモリセルのトランジスタの
第2の第2導電型拡散層との位置を接近することなく形
成することが出来る。また、トランジスタのチャンネル
領域は第2の溝の一定方向の側面のみを用いることが出
来る。
【0009】さらに半導体基板の凸部である柱の形状は
長方体となり、トランジスタのチャンネル領域の面方位
を固定することが出来る。また、ビット線を第1の溝で
形状形成することができ、ワード線を第2の溝で形状形
成することができるために基板表面が平坦状態でリソグ
ラフィ−工程を行うことが出来る。
【0010】
【実施例】次に図面を参照して本発明を説明する。
【0011】図1は本発明の実施例の半導体メモリ装置
におけるメモリ部の回路図である。カラムデコーダ(図
示せず)に接続された複数のビット線13(BL1−B
L4)がY方向を延在し、ロウデコーダ(図示せず)に
接続された複数のワード線14(WL1−WL3)がそ
れぞれメモリ部において2本に分岐してX方向を延在し
ている。また、1つの絶縁ゲート型電界効果トランジス
タTrとこのTrのソース(もしくはドレイン)1に接
続した1つのMOS型容量素子Cからなるメモリセルが
マトリックス状に配置され、Trのドレイン(もしくは
ソース)2は接続部6を通してビット線13に接続し、
ワード線14の部分がそれぞれのTrのゲート電極を構
成している。
【0012】Tr1−1とTr1−3とはワード線WL
1の一方の分岐線に結合し、Tr1−2はワード線WL
1の他方の分岐線に結合し、Tr2−2はワード線WL
2の一方の分岐線に結合し、Tr2−1とTr2−3と
はワード線WL2の他方の分岐線に結合し、Tr3−1
とTr3−3とはワード線WL3の一方の分岐線に結合
し、Tr3−2はワード線WL3の他方の分岐線に結合
している。ワード線WL1の他方の分岐線とワード線W
L2の一方の分岐線とは構造レイアウトにおいても対向
配置され、それらに結合するTr1−2のチャンネル領
域とTr2−2のチャンネル領域とは対面して配置さ
れ、同様にワード線WL2の他方の分岐線とワード線W
L3の一方の分岐線とは構造レイアウトにおいても対向
配置され、それらに結合するTr2−1のチャンネル領
域とTr3−1のチャンネル領域とは対面して配置さ
れ、Tr2−3のチャンネル領域とTr3−3のチャン
ネル領域とは対面して配置されている。
【0013】また、Tr2−1とTr3−1は共通のド
レイン(もしくはソース)領域2を有し共通の接続部6
を通してビット線BL1に接続し、Tr1−2とTr2
−2は共通のドレイン(もしくはソース)領域2を有し
共通の接続部6を通してビット線BL2に接続し、Tr
2−3とTr3−3は共通のドレイン(もしくはソー
ス)領域2を有し共通の接続部6を通してビット線BL
3に接続している。
【0014】図2はメモリセルのトランジスタの各領域
およびビット線の配置のみを示す斜視図である。P型シ
リコン基板10に複数の第1の溝11がY方向に延在し
て形成され、第1の溝より浅い複数の第2の溝12がX
方向(Y方向と直角方向)に延在している。第1の溝1
1の底面に素子分離用の第1のP+型拡散層4が形成さ
れ、またこの第1の溝11の低部に絶縁膜により基板と
絶縁分離されたビット線13がY方向に延在して形成し
ている。また、第1の溝11と第2の溝12とによって
形成されたシリコン基板の柱(凸部)のそれぞれの上面
にTrのソースおよびドレイン領域の一方の領域となる
第1のN型拡散層1が形成され、Y方向に連立するシリ
コン基板の柱間の第2の溝12の底面には、Trのソー
スおよびドレイン領域の他方の領域となる第2のN型拡
散層2と素子分離用の第2のP+型拡散層3とが交互に
形成されている。そしてシリコン基板の柱のX方向の側
面すなわち第2の溝12の側壁に第1および第2のN型
拡散層1,2間のTrチャンネル領域5が位置される。
そして上記したようにY方向に隣接するメモリセルのT
rは一対ごとにそのチャンネル領域5が第2のN型拡散
層2の上方で、対面配置されている。
【0015】図3は実施例の平面図である。同図でTr
のドレイン(もしくはソース)領域となる第2のN型拡
散層2を右下りの斜線で示し、これとビット線13とを
接続する接続部6を右上りの斜線で示してある。また各
Trのソース(もしくはドレイン)領域となる第1のN
型拡散層1にはそれぞれ容量素子の下部電極となる蓄積
電極21が絶縁膜の開口部26を通して接続形成されて
いる。
【0016】図4(A)は図3のX方向に沿ったA−A
部の断面を示す。深い第1の溝11の底面に素子分離用
の第1のP+ 型拡散層4が形成され、その上の溝底部に
絶縁膜27により第1のP+ 型拡散層4を含む基板と絶
縁分離されてビット線13が形成され、ビット線と第2
のN型拡散層2とがN型の多結晶シリコンから成る接続
部6により電気的に接続され、また第1の溝11の他の
部分は絶縁膜29で充填されている。また第2のN型拡
散層2および接続部6上に絶縁膜28が形成され、その
上の第2の溝12内をゲート電極となるワード線14が
形成されている。また、第1および第2の溝11,12
上に絶縁膜25が形成され、その上に各Trに接続され
たMOS型の容量素子を形成してTrとともにそれぞれ
メモリセルを構成する。すなわちこの容量素子は各Tr
にそれぞれ個別に接続された下部電極となる蓄積電極2
1とその上に披着された容量誘電体膜22とその上に形
成され各容量素子に共通の上部電極であるプレート電極
23から構成されている。そして全体的に層間絶縁膜2
4により被覆する。
【0017】図4(B)は図3のX方向に沿ったB−B
部の断面を示す。底面にTrのドレイン(もしくはソー
ス)領域となる第2のN型拡散層2が形成された第2の
溝12の対向する、左右(図における左右)の両側壁は
それぞれのTrのチャンネル領域5となり、その上にゲ
ート絶縁膜7が形成され、その上のワ−ド線14がゲー
ト電極となりそれぞれのTrのゲート構造を構成する。
そしてこの第2のN型拡散層2が左右のTrの共通のド
レイン(もしくはソース)領域となる。一方、底面に第
2のP+ 型拡散層3が形成された第2の溝12の対向す
る両側壁はゲート構造とならずその上のワ−ド線14の
部分は配線層としての機能となる。
【0018】また各Trのソース(もしくはドレイン)
領域となる第1のN型拡散層1に絶縁膜25に設けられ
た開口部26を通して電気的に接続した蓄積電極21が
形成されている。
【0019】次に図5乃至図8を参照して本発明の実施
例の製造方法を説明する。図5(A)乃至図6(B)
は、図3のA−A部に対応する方向の断面図であり、図
6(C)乃至図8(B)は、図3のB−B部に対応する
方向の断面図である。
【0020】まず、P型シリコン基板10の主面10’
上にシリコン酸化膜31を堆積した後、主面にイオン注
入法で第1のN型拡散層1を形成し、リソグラフィ−に
より形成されたレジストパターン32をマスクとしてシ
リコン酸化膜31およびP型シリコン基板10をエッチ
ングして第1の溝11を形成する(図5(A))。次
に、レジストパターン32を剥離し、第1の溝11の内
面にシリコン酸化膜27を形成し、イオン注入法で第1
のP+ 型拡散層4を形成した後、N型の多結晶シリコン
13’を堆積して第1の溝11を埋め込む(図5
(B))。次に、N型の多結晶シリコン13’をエッチ
バックしてビット線13を形成した後、第1の溝をシリ
コン酸化膜29で埋め込む(図5(C))。次に、レジ
ストパターン33をマスクとしてシリコン酸化膜29,
27,31をエッチングしてコンタクト孔34を開口す
る(図6(A))。次に、レジストパターン33を剥離
した後、N型の多結晶シリコン6を堆積し、エッチバッ
クしてコンタクト孔34を埋め込んだN型の多結晶シリ
コンによる接続部6を形成する(図6(B))。
【0021】次に、レジストパターン35をマスクとし
てシリコン酸化膜29,27,31、第1のN型拡散層
1、P型シリコン基板10、接続部6を選択的にエッチ
ングして第1の溝11より浅い第2の溝12を、第1の
溝と直角方向に形成する(図6(C))。次に、レジス
ト(図示省略)をマスクとして1つおきの第2の溝12
の底面にP型不純物をイオン注入し全てのレジストを除
去した後の熱処理で第2のP+ 型拡散層3を形成し、第
2の溝12の側面にゲート絶縁膜を形成しその底面にシ
リコン酸化膜28を形成する。その後、N型の多結晶シ
リコン14’を堆積する(図7(A))。次に、多結晶
シリコン14’をエッチバックして第2の溝12の側壁
にゲート電極を構成するワード線14を形成する。その
後、レジスト(図示省略)をマスクとして第2のP+
拡散層31が形成されていない1つおきの第2の溝12
の底面にN型不純物をイオン注入しレジストを除去した
後の熱処理で第2のN+ 型拡散層2を形成する。その
後、第2の溝12を埋め込むシリコン酸化膜25を形成
する(図7(B))。その後、シリコン酸化膜25に開
口部26を形成し、N型の多結晶シリコン、BPSGを
積層し、レジストパターン37をマスクとしてエッチン
グして、BPSG膜36および多結晶シリコン膜21’
を形状形成する(図7(C))。次に、レジストパター
ン37を除去した後、N型の多結晶シリコンを堆積し、
これをエッチバックしてBPSG膜36の側壁に多結晶
シリコン膜21’’を残余させる。これらのN型の多結
晶シリコン膜21’と21’’とから容量素子の蓄積電
極21を構成する。あるいは、N型の多結晶シリコン膜
21’’によって容量素子の蓄積電極21を構成し、こ
の蓄積電極21がN型の多結晶シリコン膜21’を接続
部として第1のN型拡散層1に電気的に接続されている
とみることもできる(図8(A))。次に、BPSG膜
36を除去した後、蓄積電極21の表面にシリコン酸化
膜とシリコン窒化膜の積層膜からなる容量誘電体膜22
を形成し、その表面にN型の多結晶シリコンを堆積して
プレート電極23としてMOS型の容量素子を構成す
る。その後、全面に層間絶縁膜としてシリコン酸化膜2
4を堆積する(図8(B))。
【0022】上記実施例において、ビット線としてN型
の多結晶シリコンを用いたが、配線抵抗を低くすること
ができるタングステンシリサイドなどの高融点金属シリ
サイド膜を用いることもできる。また、容量誘電体膜と
してシリコン酸化膜とシリコン窒化膜の積層膜を用い、
プレート電極としてN型の多結晶シリコンを用いたが、
容量誘電体膜としてタンタルオキサイド高誘電体膜を、
プレート電極としてタングステンを用いることもでき
る。なお上記の実施例では容量素子の一方の電極を接地
しているが、よく知られているようにVcc/2(Vc
cはセル内の電源電圧)に接続してもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明の構造により、メモリセルサイズ
を縮小してもビット線間のリーク電流を低減でき、信頼
性が向上する。またワード線の寄生容量が従来技術より
半減し、ワード線配線遅延が低減される。さらに、本発
明の製造方法により、スイッチングトランジスタのしき
い値電圧のばらつきが少なくなり、歩留りが向上され
る。また、リソグラフィ工程を簡素化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の回路図である。
【図2】本発明の実施例のうちトランジスタにおける立
体的レイアウトの概略を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例を示す平面図である。
【図4】本発明の実施例を示す断面図であり、(A)は
図3を切断線A−Aで切断し矢印の方向を視た断面、
(B)は図3を切断線B−Bで切断し矢印の方向を視た
断面である。
【図5】本発明の実施例の製造方法を工程順に示す断面
図である。
【図6】図5の続きの工程を順に示す断面図である。
【図7】図6の続きの工程を順に示す断面図である。
【図8】図7の続きの工程を順に示す断面図である。
【図9】従来技術を示す図であり、(A)は平面図、
(B)は(A)を切断線B−Bで切断し矢印の方向を視
た断面図である。
【符号の説明】
1 第1のN型拡散層 2 第2のN型拡散層 3 第2のP+型拡散層 4 第1のP+型拡散層 5 チャンネル領域 6 接続部 7 ゲート絶縁膜 10 P型シリコン基板 10’シリコン基板の主面 11 第1の溝 12 第2の溝 13 ビット線 14 ワード線(ゲート電極) 21 蓄積電極 21’,21’’ 多結晶シリコン膜 22 容量誘電体膜 23 ブレート電極 24,25,27,28,29,31 絶縁膜(シリコ
ン酸化膜) 26 開口部 32,33,35,37 レジストパターン 34 コンタクト孔 36 BPSG膜 101 P型シリコン基板 102 溝 103 シリコンの島領域 104 第2のN型拡散層 105 ゲート絶縁膜 106 ワード線 107 第1のN型拡散層 108 蓄積電極 109 容量誘電体膜 110 プレート電極 111 P+型領域 113,122,124 絶縁膜 115 層間絶縁膜 116 チャンネル領域 123 ビット線

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の第1導電型領域の主面より
    内部に形成され、第1の方向に延在する第1の溝と、前
    記主面より内部に前記第1の溝より浅く形成され、前記
    第1の方向と直角の第2の方向に延在する第2の溝と、
    絶縁膜によって前記半導体基板と絶縁分離して前記第1
    の溝の底部に形成され、前記第1の方向に延在するビッ
    ト線と、前記第1および第2の溝によって得られた前記
    半導体基板の凸部の上面に形成され、トランジスタのソ
    ースおよびドレインの一方の領域となる第1の第2導電
    型拡散層と、前記第2の溝の底面に形成され、前記トラ
    ンジスタのソースおよびドレインの他方の領域となる第
    2の第2導電型拡散層と、前記第2の溝の側面の前記ト
    ランジスタのチャンネル領域上に形成されたゲート絶縁
    膜と、前記ゲート絶縁膜上の部分をゲート電極として前
    記第2の方向に延在するワード線と、前記半導体基板の
    主面上に形成された層間絶縁層と、前記層間絶縁層上に
    形成された容量素子と、前記層間絶縁層の開口を通して
    前記容量素子と前記第1の第2導電型拡散層とを結合す
    る第1の接続部と、前記ビット線と前記第2の第2導電
    型拡散層とを接続する第2の接続部とを有することを特
    徴とする半導体メモリ装置。
  2. 【請求項2】 前記容量素子は蓄積電極と、前記蓄積電
    極表面に被着された容量誘電体膜と、前記容量誘電体膜
    上のプレート電極とを有し、前記第1の接続部は前記蓄
    積電極に接続していることを特徴とする請求項1に記載
    の半導体メモリ装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の接続部は第2導電型の多結晶
    シリコン膜から成ることを特徴とする請求項1に記載の
    半導体メモリ装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板の第1導電型領域の主面に第
    1導電型とは逆の導電型の第1の第2導電型拡散層をト
    ランジスタのソースおよびドレインの一方の領域として
    形成する工程と、前記主面より前記第1の第2導電型拡
    散層を貫通して第1の方向に伸びる第1の溝を形成する
    工程と、前記第1の溝の内壁上に第1の絶縁膜を形成す
    る工程と、前記第1の絶縁膜によって前記半導体基板と
    絶縁分離して前記第1の方向に伸びるビット線を前記第
    1の溝の底部に形成する工程と、前記ビット線上に第2
    の絶縁膜を形成して前記第1の溝を充填する工程と、前
    記第2の絶縁膜を選択的に除去して第2の第2導電型拡
    散層と前記ビット線とを接続する接続部を形成する工程
    と、前記主面より内部に前記第1の溝より浅く前記第1
    の方向と直角の第2の方向に延在する第2の溝を形成す
    る工程と、前記第2の溝の側面上にゲート絶縁膜を形成
    する工程と、前記ゲート絶縁膜上の前記第2の溝内に前
    記トランジスタのゲート電極となるワード線を形成する
    工程と、前記第2の溝の底部に前記第2の第2導電型拡
    散層を前記トランジスタのソースおよびドレインの他方
    の領域として形成する工程と、前記半導体基板の主面上
    に第3の絶縁膜を形成する工程と、前記第3の絶縁膜に
    開口を形成する工程と、前記開口を通して前記第1の第
    2導電型拡散層に接続する容量素子を形成する工程とを
    有することを特徴とする半導体メモリ装置の製造方法。
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