JP2021150482A - テンプレートの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】テンプレートの凹部の深さを容易に調整する。【解決手段】テンプレートの製造方法は、石英を含有し、凸部と凹部とを含む表面を有する基材を準備する工程と、凹部を加工する工程と、を具備する。凹部を加工する工程は、凸部に設けられた第1の領域と、凹部の底面に設けられるとともに第1の領域よりも薄い第2の領域と、を含む膜を表面に形成する第1のステップと、第1の領域の一部が残存したまま第2の領域を除去することにより、凹部の底面を露出させる第2のステップと、第1の領域の残存部のマスクを用いて凹部の露出部を加工する第3のステップと、を含む。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、テンプレートの製造方法に関する。
半導体装置の製造方法において、ナノインプリントリソグラフィ(NIL)を用いて微細なパターンを形成する技術が知られている。
特開2016−66667号公報
実施形態の発明が解決しようとする課題は、テンプレートの凹部の深さを容易に調整することである。
実施形態のテンプレートの製造方法は、石英を含有し、凸部と凹部とを含む表面を有する基材を準備する工程と、凹部を加工する工程と、を具備する。凹部を加工する工程は、凸部に設けられた第1の領域と、凹部の底面に設けられるとともに第1の領域よりも薄い第2の領域と、を含む膜を表面に形成する第1のステップと、第1の領域の一部が残存したまま第2の領域を除去することにより、凹部の底面を露出させる第2のステップと、第1の領域の残存部のマスクを用いて凹部の露出部を加工する第3のステップと、を含む。
第1の実施形態のテンプレートの製造方法の例を説明するためのフローチャートである。 テンプレートのレイアウト例を説明するための上面模式図である。 基材準備工程S1の例を説明するためのフローチャートである。 レジストマスク形成ステップS1−1の例を説明するための断面模式図である。 ハードマスク形成ステップS1−2の例を説明するための断面模式図である。 パターン形成ステップS1−3の例を説明するための断面模式図である。 ハードマスク除去ステップS1−4の例を説明するための断面模式図である。 保護膜形成ステップS2−1の例を説明するための断面模式図である。 保護膜加工ステップS2−2の例を説明するための断面模式図である。 露出部加工ステップS2−3の例を説明するための断面模式図である。 保護膜除去ステップS2−4の例を説明するための断面模式図である。 光学層形成工程S3の例を説明するための断面模式図である。 基材準備工程S1の例を説明するための断面模式図である。 保護膜形成ステップS2−1の例を説明するための断面模式図である。 保護膜加工ステップS2−2の例を説明するための断面模式図である。 露出部加工ステップS2−3の例を説明するための断面模式図である。 露出部加工ステップS2−3の例を説明するための断面模式図である。 基材準備工程S1の例を説明するための断面模式図である。 保護膜形成ステップS2−1の例を説明するための断面模式図である。 保護膜加工ステップS2−2の例を説明するための断面模式図である。 露出部加工ステップS2−3の例を説明するための断面模式図である。 光学層形成工程S3の例を説明するためのフローチャートである。 光学層成膜ステップS3−1の例を説明するための断面模式図である。 マスク形成ステップS3−2の例を説明するための断面模式図である。 マスク加工ステップS3−3の例を説明するための断面模式図である。 光学層加工ステップS3−4の例を説明するための断面模式図である。 光学層の他の構造例を説明するための断面模式図である。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。図面に記載された各構成要素の厚さと平面寸法との関係、各構成要素の厚さの比率等は現物と異なる場合がある。また、実施形態において、実質的に同一の構成要素には同一の符号を付し適宜説明を省略する。
<第1の実施形態>
(テンプレートの製造方法例)
図1は、第1の実施形態のテンプレートの製造方法の例を説明するためのフローチャートである。第1の実施形態のテンプレートの製造方法の例は、図1に示すように、基材準備工程S1と、凹部加工工程S2と、光学層形成工程S3と、を具備する。
NILを用いたパターン形成方法では、対象物の上に設けられた紫外線硬化樹脂等のインプリント材料層の上に型(テンプレート)を押し当て、光を照射してインプリント材料層を硬化させて、パターンをインプリント材料層に転写する。上記パターン形成方法は、テンプレートを押し当てる前に、テンプレートの位置と対象物の位置とを合わせるアライメントを含む。アライメントにより、高い位置精度でインプリント材料層にパターンを転写できる。
一般的なテンプレートとしては、例えば原版であるマスターテンプレートやマスターテンプレートを用いて製造されるレプリカテンプレートが挙げられる。実施形態では、一例として、マスターテンプレートの製造方法例について説明する。
図2は、テンプレートのレイアウト例を説明するための上面模式図であり、基材1のX軸とX軸と直交するY軸とを含むX−Y平面の一部を示す。テンプレートのレイアウト例は、図2に示すように、メサと呼ばれる平面MESAに設けられた、少なくとも一つのアライメントマークAMと、少なくとも一つのインプリントパターンIPと、を有する。図2は、複数のアライメントマークAMと複数のインプリントパターンIPとを示す。
アライメントマークAMおよびインプリントパターンIPの数、位置、および形状は、特に限定されない。アライメントマークAMおよびインプリントパターンIPは、例えばラインアンドスペースパターンを含んでいてもよい。
[基材準備工程S1]
図3は、基材準備工程S1の例を説明するためのフローチャートである。基材準備工程S1の例は、図3に示すように、レジストマスク形成ステップS1−1と、ハードマスク形成ステップS1−2と、パターン形成ステップS1−3と、ハードマスク除去ステップS1−4と、を含む。
図4は、レジストマスク形成ステップS1−1の例を説明するための断面模式図であり、基材1のY軸とX軸およびY軸に直交するZ軸とを含むY−Z断面の一部を示す。図4は、便宜のため、領域R1と領域R2とを模式的に図示する。領域R1および領域R2の一方は、例えばアライメントマークAMが形成される領域であり、他方は、例えばインプリントパターンIPが形成される領域である。レジストマスク形成ステップS1−1により、基材1の表面1aに設けられたハードマスク層2の上にパターンを含むレジストマスク層3を形成する。
基材1は、例えば石英を含有する。基材1は、光を透過することが好ましい。なお、基材1の表面1aに酸化膜が設けられていてもよい。
ハードマスク層2は、基材1を加工するためのハードマスクとしての機能を有する。ハードマスク層2は、例えばクロム(Cr)を含有する。
レジストマスク層3は、ハードマスク層2を加工するためのレジストマスクとしての機能を有する。レジストマスク層3は、例えばフォトレジストを含有する膜を電子ビーム(EB)露光を用いて加工することにより形成される。
図5は、ハードマスク形成ステップS1−2の例を説明するための断面模式図であり、基材1のY−Z断面の一部を示す。ハードマスク形成ステップS1−2により、レジストマスク層3を用いてハードマスク層2を加工することにより、ハードマスク層2のパターンを形成する。ハードマスク層2は、例えばドライ加工処理により加工される。ドライ加工処理は、例えばドライエッチングまたはアッシングである。ドライ加工処理の方法は、例えば加工対象物の材料に応じて適宜選択される。
図6は、パターン形成ステップS1−3の例を説明するための断面模式図であり、基材1のY−Z断面の一部を示す。パターン形成ステップS1−3により、ハードマスク層2を用いて基材1を加工することにより、凸部10aと凹部11aとを含む第1のパターンを領域R1に形成するとともに、凸部10bと凹部11bとを含む第2のパターンを領域R2に形成する。パターン形成ステップS1−3により、複数の凸部10aと、複数の凸部10bと、複数の凹部11aと、複数の凹部11bの少なくとも一つを形成してもよい。
図7は、ハードマスク除去ステップS1−4の例を説明するための断面模式図であり、基材1のY−Z断面の一部を示す。ハードマスク除去ステップS1−4により、ハードマスク層2を除去する。ハードマスク層2は、例えばドライ加工処理により除去される。以上のステップにより、第1のパターンと、第2のパターンと、を有する表面1aを有する基材1を準備することができる。
[凹部加工工程S2]
凹部加工工程S2は、図1に示すように、保護膜形成ステップS2−1と、保護膜加工ステップS2−2と、露出部加工ステップS2−3と、保護膜除去ステップS2−4と、を含む。
図8は、保護膜形成ステップS2−1の例を説明するための断面模式図であり、基材1のY−Z断面の一部を示す。保護膜形成ステップS2−1により、基材1の表面1aに保護膜4を形成する。
保護膜4は、例えば異方性スパッタリングにより形成される。スパッタリングは、例えば斜入射スパッタリングであってもよい。斜入射スパッタリングにより、表面1aに対して傾斜する方向に沿って凸部10a、凸部10b、凹部11a、および凹部11bにターゲット粒子を衝突させる。
保護膜4は、凸部10aの表面に設けられた領域41aと、凹部11aの底面に設けられるとともに領域41aよりも薄い領域42aと、凹部11aの内壁面に設けられるとともに領域41aよりも薄い領域43aと、凸部10bの表面に設けられた領域41bと、凹部11bの底面に設けられるとともに領域41bよりも薄い領域42bと、凹部11bの内壁面に設けられるとともに領域41bよりも薄い領域43bと、を有する。図8に示す領域41aおよび領域41bは、オーバル状の断面形状を有するが、領域41aおよび領域41bの形状は、図8に示す形状に限定されない。
保護膜形成ステップS2−1は、例えば凸部10aおよび凸部10bに対する電界集中を利用して不均一な厚さを有する保護膜4を形成する。このため、保護膜4は、例えば誘電材料を含有することが好ましい。
保護膜4の一例は、クロムを含有してもよい。クロムは、石英の加工に用いられるフッ素系ガスプラズマにより除去されにくい。また、クロムは、石英と比較して光透過率が低いため、石英との光透過率差を利用してパターンを容易に検知できる。
保護膜4の他の例は、炭素を含有してもよい。炭素を含有することにより石英の加工を補助できる。また、炭素は、石英と比較して光透過率が低いため、石英との光透過率差を利用してパターンを容易に検知できる。炭素を含有する保護膜4は、例えばダイヤモンドライクカーボン(DLC)膜を含む。DLC膜は元素の結合状態の調整が容易である。よって、DLC膜を用いることにより保護膜4の加工耐性を容易に調整できる。
保護膜4は、タンタル(Ta)、ルテニウム(Ru)、およびモリブデン(Mo)からなる群より選ばれる少なくとも一つの元素を含有してもよい。さらに、保護膜4は、保護膜4に適用可能な元素を含む膜の積層により形成されてもよいし、複数の元素を含有してもよい。
領域41aないし領域43aおよび領域41bないし領域43bのそれぞれの厚さは、保護膜4にピンホール等の欠陥が発生しない厚さに調整されることが好ましい。領域42aの成膜量に対する領域41aの成膜量の比または領域42bの成膜量に対する領域41bの成膜量の比は、例えば1.6以上、さらには1.8以上である。上記比は、例えば領域42aの中央部の厚さに対する領域41aの中央部の厚さの比または領域42bの中央部の厚さに対する領域41bの中央部の厚さの比により求められる。上記比の上限は、例えば成膜条件やパターンの寸法に応じて決定される。
図9は、保護膜加工ステップS2−2の例を説明するための断面模式図であり、基材1のY−Z断面の一部を示す。保護膜加工ステップS2−2により、領域41a、領域41b、領域43a、および領域43bのそれぞれが部分的に残存したまま領域42aおよび領域42bを除去して凹部11aの底面および凹部11bの底面を露出させる。
領域41aないし領域43aおよび領域41bないし領域43bは、例えば保護膜4に対するドライ加工処理により加工されるが、領域41aは領域42aよりも厚く、領域41bは領域42bよりも厚く、領域43aおよび領域43bは、ターゲット粒子の入射方向に概略平行な方向(Z軸方向)に延在するため、領域42aおよび領域42bを除去するとともに領域41a、領域41b、領域43a、および領域43bが部分的に残存する。保護膜4の残存部は、例えば基材1と保護膜4との光透過率差を利用して光学的に検出可能である。
クロムを含有する保護膜4に対するドライ加工処理は、例えば塩素(Cl)と酸素(O)とを含有するガスから生成されたプラズマを使用する。クロムと酸素との反応により、酸化クロム(Cr)を形成し、その後酸化クロム(Cr)と塩素との反応により、気化しやすい塩化クロミル(CrCl)を形成する。これにより、保護膜4を部分的に除去できる。
炭素を含有する保護膜4(例えばDLC膜)に対するドライ加工処理は、例えば酸素または窒素(N)を含有するガスから生成されたプラズマを使用する。例えば炭素と酸素との反応により、二酸化炭素(CO)を形成する。窒素(N)を含有するガスを用いる場合、例えば窒素酸化物(NOx)を形成する。これにより、保護膜4を部分的に除去できる。
図10は、露出部加工ステップS2−3の例を説明するための断面模式図であり、基材1のY−Z断面の一部を示す。露出部加工ステップS2−3により、領域41aおよび領域43aの残存部のマスクを用いて凹部11aの露出部を加工するとともに、領域41bおよび領域43bの残存部のマスクを用いて凹部11bの露出部を加工する。これにより、例えば凹部11aおよび凹部11bをさらに深くできる。
凹部11aの露出部および凹部11bの露出部は、例えばドライ加工処理により加工される。なお、領域43aにより凹部11aの内壁面を保護できるとともに領域43bにより凹部11bの内壁面を保護できるため、凹部11aおよび凹部11bの寸法変動を抑制できる。露出部加工ステップS2−3では、例えばアトミックレイヤーエッチング(ALE)と同等以上の加工精度で凹部11aおよび凹部11bを加工できる。
石英を含有する基材1に対するドライ加工処理は、例えば四フッ化メタン(CF)を含有するガスから生成されたプラズマを使用する。石英の酸化シリコン(SiO)とCFとの反応により、酸化シリコンを還元し、その後シリコンとフッ素との反応により、気化しやすい四フッ化珪素(SiF)を形成する。これにより、基材1が部分的に除去できる。
図11は、保護膜除去ステップS2−4の例を説明するための断面模式図であり、基材1のY−Z断面の一部を示す。保護膜除去ステップS2−4により、領域41a、領域41b、領域43a、および領域43bを除去する。領域41a、領域41b、領域43a、および領域43bは、例えばドライ加工処理により除去できる。
図1に示すように、凹部加工工程S2は、凹部11aおよび凹部11bの深さが所望の値になるまで繰り返されてもよい。これにより、凹部11aおよび凹部11bの深さの加工精度を高めることができる。凹部加工工程S2の繰り返し回数は、特に限定されない。
[光学層形成工程S3]
図12は、光学層形成工程S3の例を説明するための断面模式図であり、基材1のY−Z断面の一部を示す。光学層形成工程S3により、図12に示すように、少なくとも一つの凹部11aに光学層5を形成する。光学層5は、基材1の屈折率と異なる屈折率を有する。光学層5は、例えばクロムを含有する。これに限定されず、光学層5は、例えばチタン、タンタル、タングステン、クロム、銅、炭化珪素、およびフッ化珪素からなる群より選ばれる少なくとも一つの材料を含んでいればよい。光学層5は、例えば凹部11a以外の領域を覆うマスク層を形成し、スパッタリングにより光学層5に適用可能な材料を凹部11aに堆積させることにより形成される。光学層5を設けることにより、凸部10aと凹部11aとの間でコントラストを形成できるため、パターンを容易に検出できる。これにより、テンプレートと対象物とのアライメントの精度を高めることができる。
以上のように、第1の実施形態のテンプレートの製造方法の例は、基材の凸部に設けられた第1の領域と凹部の底面に設けられるとともに第1の領域よりも薄い第2の領域とを含む膜を基材の表面に形成し、第1の領域の一部が残存したまま第2の領域を除去して凹部の底面を露出させ、第1の領域の残存部のマスクを用いて凹部の露出部を加工する。
凹部の深さは、例えばNILを用いて対象物の上に形成されるインプリント材料層(例えばレジスト層)の高さに相当する。このため、インプリント材料層の高さが所望の高さよりも低い場合、当該インプリント材料層を用いて対象物を所望の形状に加工することが困難である。この場合、凹部の深さを調整するためには新たなテンプレートの作製を必要とする場合がある。
これに対し、第1の実施形態のテンプレートの製造方法の例では、第1の領域と第2の領域との厚さの違いを利用して、凹部の底面のみを露出させて加工することにより、例えば凹部をさらに深くできる。よって、新たなテンプレートを作製することなく、凹部の深さを容易に調整できる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態のテンプレートの製造方法の例は、第1の実施形態のテンプレートの製造方法の例と同様に、基材準備工程S1と、凹部加工工程S2と、光学層形成工程S3と、を具備する。第2の実施形態では、第1の実施形態と同じ部分については説明を省略し、第1の実施形態と異なる部分について詳細に説明する。
[基材準備工程S1]
図13は、基材準備工程S1の例を説明するための断面模式図であり、基材1のY−Z断面の一部を示す。基材準備工程S1により、凸部10aと凹部11aと含む第1のパターンと、凸部10bと凹部11bとを含む第2のパターンとを備える表面1aを有する基材1を準備する。
図13に示す凹部11aの内壁面は、凹部11aの底面に対して傾斜するテーパ面12aを有する。テーパ面12aおよび凹部11aの底面は、これらの間に鈍角を形成する。図13に示す凹部11bの内壁面は、凹部11bの底面に対して傾斜するテーパ面12bを有する。テーパ面12bおよび凹部11bの底面は、これらの間に鈍角を形成する。
テーパ面12aおよびテーパ面12bを設けることにより、凹部11aおよび凹部11bに到達可能なターゲット粒子の衝突角度の範囲を大きくできるため、凹部11aおよび凹部11bにターゲット粒子を衝突させやすくできる。よって、加工レートを高めることができる。テーパ面12aおよびテーパ面12bは、例えば凹部11aおよび凹部11bの形成条件を調整することにより形成できる。
[凹部加工工程S2]
凹部加工工程S2は、第1の実施形態と同様に、保護膜形成ステップS2−1と、保護膜加工ステップS2−2と、露出部加工ステップS2−3と、保護膜除去ステップS2−4と、を含む。
図14は、保護膜形成ステップS2−1の例を説明するための断面模式図であり、基材1のY−Z断面の一部を示す。保護膜形成ステップS2−1により、基材1の表面1aに保護膜4を形成する。保護膜形成ステップS2−1のその他の説明は、第1の実施形態の保護膜形成ステップS2−1の説明を適宜援用できる。
図15は、保護膜加工ステップS2−2の例を説明するための断面模式図であり、基材1のY−Z断面の一部を示す。保護膜加工ステップS2−2により、領域41aおよび領域41bを部分的が残存したまま領域42aおよび領域42bを除去して凹部11aの底面および凹部11bの底面を露出させる。凹部11aがテーパ面12aを有し、凹部11bがテーパ面12bを有する場合、図15に示すように、領域42aおよび領域42bとともに領域43aおよび領域43bも除去される。保護膜加工ステップS2−2のその他の説明は、第1の実施形態の保護膜加工ステップS2−2の説明を適宜援用できる。
図16は、露出部加工ステップS2−3の例を説明するための断面模式図であり、基材1のY−Z断面の一部を示す。露出部加工ステップS2−3により、領域41aおよび領域41bを用いて凹部11aの露出部および凹部11bの露出部を加工する。これにより、例えば凹部11aおよび凹部11bをさらに深くできる。凹部11aの露出部および凹部11bの露出部は、例えばドライ加工処理により加工される。
凹部11aがテーパ面12aを有し、凹部11bがテーパ面12bを有する場合、図16に示すように、凹部11aおよび凹部11bの底面とともに凹部11aのテーパ面12bおよび凹部11bのテーパ面12bも加工され、例えばオーバル状の断面形状を有する凹部11aおよび凹部11bを形成できる。露出部加工ステップS2−3のその他の説明は、第1の実施形態の露出部加工ステップS2−3の説明を適宜援用できる。
露出部加工ステップS2−3の後に、保護膜除去ステップS2−4により、第1の実施形態の保護膜除去ステップS2−4と同様に、領域41aおよび領域41bを除去する。保護膜除去ステップS2−4のその他の説明は、第1の実施形態の保護膜除去ステップS2−4の説明を適宜援用できる。
露出部加工ステップS2−3において、加工条件を調整することにより、凹部11aの露出部および凹部11aの露出部を加工するとともに領域41aおよび領域41bを除去してもよい。この場合、保護膜除去ステップS2−4は、不要となる。
[光学層形成工程S3]
図17は、露出部加工ステップS2−3の例を説明するための断面模式図であり、基材1のY−Z断面の一部を示す。光学層形成工程S3により、第1の実施形態の光学層形成工程S3と同様に、凹部11aに光学層5を形成する。光学層形成工程S3のその他の説明は、第1の実施形態の光学層形成工程S3の説明を適宜援用できる。
以上のように、第2の実施形態のテンプレートの製造方法の例は、基材の凸部に設けられた第1の領域と凹部の底面に設けられるとともに第1の領域よりも薄い第2の領域と凹部のテーパ面に設けられるとともに第1の領域よりも薄い第3の領域とを含む膜を基材の表面に形成し、第1の領域の一部が残存したまま第2の領域および第3の領域を除去して凹部の底面およびテーパ面を露出させ、第1の領域の残存部のマスクを用いて凹部の露出部を加工する。
第2の実施形態のテンプレートの製造方法の例では、第1の領域と第2の領域との厚さの違いを利用して、凹部の底面を露出させて加工することにより、例えば凹部をさらに深くできる。よって、新たなテンプレートを作製することなく、凹部の深さを容易に調整できる。さらに、凹部のテーパ面を露出させて加工することにより、凹部の幅を広げることができる。よって、凹部の幅を容易に調整できる。
なお、本実施形態は、他の実施形態と適宜組み合わせることができる。
<第3の実施形態>
第3の実施形態のテンプレートの製造方法の例は、第1の実施形態のテンプレートの製造方法の例と同様に、基材準備工程S1と、凹部加工工程S2と、光学層形成工程S3と、を具備する。第3の実施形態では、第1の実施形態と同じ部分については説明を省略し、第1の実施形態と異なる部分について詳細に説明する。
[基材準備工程S1]
図18は、基材準備工程S1の例を説明するための断面模式図であり、基材1のY−Z断面の一部を示す。基材準備工程S1により、凸部10aと凹部11aとを含む第1のパターンと凸部10bと凹部11bとを含む第2のパターンを有する表面1aを備える基材1を準備する。図18に示す凹部11aの幅は、凹部11bの幅よりも広い。凹部11aの幅は、例えばハードマスク層2のパターンを調整することにより、凹部11bの幅よりも広くできる。
[凹部加工工程S2]
凹部加工工程S2は、第1の実施形態と同様に、保護膜形成ステップS2−1と、保護膜加工ステップS2−2と、露出部加工ステップS2−3と、保護膜除去ステップS2−4と、を含む。
図19は、保護膜形成ステップS2−1の例を説明するための断面模式図であり、基材1のY−Z断面の一部を示す。保護膜形成ステップS2−1により、基材1の表面1aに保護膜4を形成する。
図19に示す保護膜4は、凸部10aの表面に設けられた領域41aと、凹部11aの底面に設けられるとともに領域41aよりも薄い領域42aと、凹部11aの内壁面に設けられるとともに領域41aよりも薄い領域43aと、凸部10bの表面に設けられた領域41bと、凹部11bを埋めるように設けられるとともに領域42aよりも厚い領域44と、を有する。これに限定されず、第1の実施形態の保護膜形成ステップS2−1と同様に、凹部11aの底面に領域42aを形成するとともに凹部11aの内壁面に領域43aを形成し、凹部11bの底面に領域42bを形成するとともに凹部11bの内壁面に領域43bを形成してもよい。保護膜形成ステップS2−1のその他の説明は、第1の実施形態の保護膜形成ステップS2−1の説明を適宜援用できる。
図20は、保護膜加工ステップS2−2の例を説明するための断面模式図であり、基材1のY−Z断面の一部を示す。保護膜加工ステップS2−2により、領域41a、領域41b、領域43a、および領域44が部分的に残存したまま領域42aを除去して凹部11aの底面を露出させる。保護膜加工ステップS2−2のその他の説明は、第1の実施形態の保護膜加工ステップS2−2の説明を適宜援用できる。
図21は、露出部加工ステップS2−3の例を説明するための断面模式図であり、基材1のY−Z断面の一部を示す。露出部加工ステップS2−3により、領域41aの残存部、領域43aの残存部、および領域44の残存部のマスクを用いて凹部11aの露出部を加工する。これにより、例えば凹部11aをさらに深くできる。凹部11aの露出部は、例えばドライ加工処理により加工される。露出部加工ステップS2−3のその他の説明は、第1の実施形態の露出部加工ステップS2−3の説明を適宜援用できる。
露出部加工ステップS2−3の後に、保護膜除去ステップS2−4により、第1の実施形態の保護膜除去ステップS2−4と同様に、領域41a、領域41b、領域43a、および領域44を除去する。保護膜除去ステップS2−4のその他の説明は、第1の実施形態の保護膜除去ステップS2−4の説明を適宜援用できる。
[光学層形成工程S3]
図22は、光学層形成工程S3の例を説明するためのフローチャートである。光学層形成工程S3の例は、光学層成膜ステップS3−1と、マスク形成ステップS3−2と、マスク加工ステップS3−3と、光学層加工ステップS3−4と、マスク除去ステップS3−5と、を含む。
図23は、光学層成膜ステップS3−1の例を説明するための断面模式図であり、基材1のY−Z断面の一部を示す。光学層成膜ステップS3−1により、表面1aの上に光学層5を成膜する。光学層5は、例えばスパッタリングにより光学層5に適用可能な材料を表面1aに堆積させることにより形成される。
図23に示す光学層5は、凸部10aの表面に設けられた部分51aと、凹部11aの底面に設けられた部分52aと、凹部11aの内壁面に設けられた部分53aと、凸部10bの表面に設けられた部分51bと、凹部11bの底面に設けられた部分52bと、凹部11bの内壁面に設けられた部分53bと、を有する。
図24は、マスク形成ステップS3−2の例を説明するための断面模式図であり、基材1のY−Z断面の一部を示す。マスク形成ステップS3−2により、光学層5の上にマスク層6を形成する。マスク層6は、例えばNILを用いたパターン形成方法を用いて形成されたパターンを含むレジスト層である。マスク層6は、部分51a、部分52a、部分53a、部分51b、部分52b、部分53bと、を覆うとともに、凹部11aの上方に設けられた凸部60を有する。
図25は、マスク加工ステップS3−3の例を説明するための断面模式図であり、基材1のY−Z断面の一部を示す。マスク加工ステップS3−3により、マスク層6を部分的に除去することにより、部分52aを覆ったまま部分51a、部分53a、部分51b、部分52b、および部分53bを露出させる。マスク層6は、例えばドライ加工処理により部分的にマスク層6の厚さ方向(Z軸方向と概略同じ方向)に沿ってマスク層6を除去することにより加工される。
図26は、光学層加工ステップS3−4の例を説明するための断面模式図であり、基材1のY−Z断面の一部を示す。光学層加工ステップS3−4により、マスク層6の残存部を用いて光学層5の露出部(部分51a、部分53a、部分51b、部分52b、および部分53b)を除去する。光学層5の露出部は、例えばドライ加工処理により除去できる。なお、光学層5の露出部とともにマスク層6も除去してもよい。
光学層加工ステップS3−4の後、マスク除去ステップS3−5により、マスク層6を除去する。なお、光学層加工ステップS3−4によりマスク層6を除去する場合、マスク除去ステップS3−5は、不要となる。光学層形成工程S3のその他の説明は、第1の実施形態の光学層形成工程S3の例の説明を適宜援用できる。
(光学層の他の構造例)
光学層5の構造は、図26に示す構造に限定されない。図27は、光学層の他の構造例を説明するための断面模式図であり、基材1のY−Z断面の一部を示す。図27に示す光学層5の露出面は、凹部11bの底面と面一である。これにより、凹部11aの光学層5の露出面までの深さを凹部11bの深さと同じ深さに調整できる。図27に示す光学層5は、光学層成膜ステップS3−1により、例えば領域52aの表面が凹部11bの底面と面一になるように光学層5の厚さを調整することにより形成可能である。図27に示す光学層5の形成方法のその他の説明は、光学層成膜ステップS3−1ないし光学層加工ステップS3−4の例の説明を適宜援用できる。
以上のように、第3の実施形態のテンプレートの製造方法の例は、基材の凸部に設けられた第1の領域と第1の凹部の底面に設けられるとともに第1の領域よりも薄い第2の領域と、第2の凹部に埋め込まれた第4の領域と、を含む膜を基材の表面に形成し、第1の領域の一部および第4の領域の一部が残存したまま第2の領域を除去して凹部の底面を露出させ、第1の領域、第3の領域、および第4の領域の残存部のマスクを用いて凹部の露出部を加工する。
第3の実施形態のテンプレートの製造方法の例では、第1の領域と第2の領域との厚さの違いを利用して、凹部の底面を露出させて加工することにより、例えば凹部をさらに深くできる。よって、新たなテンプレートを作製することなく、凹部の深さを容易に調整できる。さらに、第1の凹部の幅を第2の凹部の幅よりも広くすることにより、例えば第1の凹部のみをさらに深くすることができる。よって、本実施形態は、例えばアライメントパターンの凹部の深さの調整に好適である。
なお、本実施形態は、他の実施形態と適宜組み合わせることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…基材、1a…表面、2…ハードマスク層、3…レジストマスク層、4…保護膜、5…光学層、6…マスク層、10a…凸部、10b…凸部、11a…凹部、11b…凹部、12a…テーパ面、12b…テーパ面、41a…領域、41b…領域、42a…領域、42b…領域、43a…領域、43b…領域、44…領域、51a…部分、51b…部分、52a…部分、52b…部分、53a…部分、53b…部分、60…凸部、AM…アライメントマーク、IP…インプリントパターン、MESA…平面、R1…領域、R2…領域、S1…基材準備工程、S1−1…レジストマスク形成ステップ、S1−2…ハードマスク形成ステップ、S1−3…パターン形成ステップ、S1−4…ハードマスク除去ステップ、S2…凹部加工工程、S2−1…保護膜形成ステップ、S2−2…保護膜加工ステップ、S2−3…露出部加工ステップ、S2−4…保護膜除去ステップ、S3…光学層形成工程、S3−1…光学層成膜ステップ、S3−2…マスク形成ステップ、S3−3…マスク加工ステップ、S3−4…光学層加工ステップ、S3−5…マスク除去ステップ。

Claims (12)

  1. 石英を含有し、凸部と凹部とを含む表面を有する基材を準備する工程と、
    前記凹部を加工する工程と、
    を具備し、
    前記凹部を加工する工程は、
    前記凸部に設けられた第1の領域と、前記凹部の底面に設けられるとともに前記第1の領域よりも薄い第2の領域と、を含む膜を前記表面に形成する第1のステップと、
    前記第1の領域の一部が残存したまま前記第2の領域を除去することにより、前記凹部の底面を露出させる第2のステップと、
    前記第1の領域の残存部のマスクを用いて前記凹部の露出部を加工する第3のステップと、
    を含む、テンプレートの製造方法。
  2. 前記膜は、クロムを含有する、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記第2の領域は、塩素と酸素とを含有するガスから生成されたプラズマを用いたドライエッチングまたはアッシングにより除去される、請求項2に記載の製造方法。
  4. 前記膜は、炭素を含有する、請求項1に記載の製造方法。
  5. 前記膜は、ダイヤモンドライクカーボン膜である、請求項4に記載の製造方法。
  6. 前記第2の領域は、酸素または窒素を含有するガスから生成されたプラズマを用いたドライエッチングまたはアッシングにより除去される、請求項4または請求項5に記載の製造方法。
  7. 前記凹部の露出部は、四フッ化メタンを含有するガスから生成されたプラズマを用いたドライエッチングまたはアッシングにより加工される、請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の製造方法。
  8. 前記凹部を加工する工程は、繰り返される、請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の製造方法。
  9. 準備された前記基材の前記凹部の内壁面は、前記底面に対して傾斜するテーパ面を有し、
    前記膜は、前記テーパ面に設けられ、前記第1の領域よりも薄い第3の領域をさらに含み、
    前記第2のステップは、前記第1の領域の一部が残存したまま前記第2の領域および前記第3の領域を除去して前記底面と前記テーパ面とを露出させる、請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の製造方法。
  10. 前記膜を除去した後に、前記凹部に光学層を形成する工程をさらに具備する、請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の製造方法。
  11. 前記表面は、第2の凹部をさらに含み、
    前記凹部の幅は、前記第2の凹部の幅よりも広く、
    前記膜は、前記第2の凹部を埋めるように設けられるとともに前記第2の領域よりも厚い第4の領域をさらに有し、
    前記第2の領域は、前記第1の領域の一部および前記第4の領域の一部が残存したまま除去される、請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の製造方法。
  12. 前記膜を除去した後に、前記凹部に光学層を形成する工程をさらに具備し、
    前記光学層を形成する工程は、
    前記凸部に設けられた第1の部分と、前記凹部に設けられた第2の部分と、前記第2の凹部に設けられた第3の部分と、を含む光学層を形成する第4のステップと、
    前記第1ないし第3の部分を覆うとともに前記第2の部分の上方に凸部を有するマスク層を前記光学層の上に形成する第5のステップと、
    前記マスク層を部分的に除去することにより、前記第2の部分を覆ったまま前記第1の部分および前記第3の部分を露出させる第6のステップと、
    前記マスク層の残存部を用いて前記第1の部分および前記第3の部分を除去する第7のステップと、
    を含む、請求項11に記載の製造方法。
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