JP7057248B2 - マスクブランク、およびインプリントモールドの製造方法 - Google Patents
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Description
(構成1)
モールドパターン形成領域と基準マーク形成領域とを有する基板の主表面上に、前記基板側から下層膜、中間膜、および上層膜をこの順に積層した構造を備えるマスクブランクであって、
前記下層膜および前記上層膜は、前記基板および前記中間膜のエッチングに対してエッチング選択性を有する材料で形成され、
前記基板および前記中間膜は、前記下層膜および前記上層膜のエッチングに対してエッチング選択性を有する材料で形成され、
前記下層膜は、前記モールドパターン形成領域を少なくとも含み、かつ前記基準マーク形成領域を含まない領域に形成され、
前記中間膜は、前記モールドパターン形成領域を少なくとも含む領域に形成され、
前記上層膜は、前記モールドパターン形成領域および前記基準マーク形成領域を少なくとも含む領域に形成されている
ことを特徴とするマスクブランク。
前記上層膜は、前記基板の主表面上の全域に形成されている
ことを特徴とする構成1記載のマスクブランク。
前記中間膜は、前記基板の主表面上の全域に形成されている
ことを特徴とする構成1または2に記載のマスクブランク。
モールドパターン形成領域と基準マーク形成領域とを有する基板の主表面上に、前記基板側から下層膜、中間膜、および上層膜をこの順に積層した構造を備えるマスクブランクであって、
前記下層膜および前記上層膜は、前記基板および前記中間膜のエッチングに対してエッチング選択性を有する材料で形成され、
前記基板および前記中間膜は、前記下層膜および前記上層膜のエッチングに対してエッチング選択性を有する材料で形成され、
前記下層膜は、前記モールドパターン形成領域および前記基準マーク形成領域を少なくとも含む領域に形成され、
前記中間膜および上層膜は、前記モールドパターン形成領域を少なくとも含み、かつ前記基準マーク形成領域を含まない領域に形成されている
ことを特徴とするマスクブランク。
前記下層膜は、前記基板の主表面上の全域に形成されている
ことを特徴とする構成4記載のマスクブランク。
前記下層膜および前記上層膜は、クロムを含有する材料で形成され、
前記中間膜は、ケイ素およびタンタルの少なくとも一方を含有する材料で形成されている
ことを特徴とする構成1~5の何れかに記載のマスクブランク。
前記下層膜の酸素含有塩素系ガスを用いたドライエッチングのエッチングレートを[VL]、前記下層膜の膜厚を[DL]、前記上層膜の酸素含有塩素系ガスを用いたドライエッチングのエッチングレートを[VU]、記下層膜の膜厚を[DU]としたとき、[DL]/[VL]≧[DU]/[VU]の関係を満たす
ことを特徴とする構成6に記載のマスクブランク。
前記下層膜と前記上層膜とは、同一の材料で構成され、
前記下層膜の膜厚は、前記上層膜の膜厚以上の膜厚を有する
ことを特徴とする構成1~7の何れかに記載のマスクブランク。
構成1~3の何れかに記載のマスクブランクの前記基板の主表面を掘り込んでモールドパターンを形成して製造されるインプリントモールドの製造方法であって、
リソグラフィー技術を適用したプロセスにより、前記モールドパターン形成領域に第1分割パターンを有し前記基準マーク形成領域に基準マークのパターンを有する第1レジストパターンを、前記上層膜の上に形成する工程と、
前記上層膜に対し、前記第1レジストパターンをマスクとするドライエッチングを行い、前記上層膜に前記第1分割パターンと前記基準マークのパターンを形成する工程と、
前記中間膜と前記基板に対し、前記第1分割パターンと前記基準マークのパターンを有する前記上層膜をマスクとするドライエッチングを行い、前記中間膜に第1分割パターンを形成し、かつ前記基板にその主表面を掘り込んだ基準マークのパターンを形成する工程と、
リソグラフィー技術を適用したプロセスにより、前記基板に形成された基準マークに基づいて位置合わせした第2分割パターンを前記モールドパターン形成領域に有する第2レジストパターンを、前記上層膜の上に形成する工程と、
前記上層膜に対し、前記第2レジストパターンをマスクとするドライエッチングを行い、前記上層膜に前記第1分割パターンに加えて前記第2分割パターンを形成する工程と、
前記中間膜に対し、前記第1分割パターンと前記第2分割パターンを有する上層膜をマスクとするドライエッチングを行い、前記中間膜に前記第1分割パターンに加えて前記第2分割パターンを形成する工程と、
前記下層膜と前記上層膜に対し、前記第1分割パターンと前記第2分割パターンを有する中間膜をマスクとするドライエッチングを行い、前記下層膜に前記第1分割パターンと前記第2分割パターンを形成しつつ、前記上層膜を除去する工程と、
前記基板と前記中間膜に対し、前記第1分割パターンと前記第2分割パターンを有する下層膜をマスクとするドライエッチングを行い、前記基板にモールドパターンを形成しつつ、前記中間膜を除去する工程と、
前記下層膜に対し、ドライエッチングを行い、前記下層膜を除去する工程とを有する
ことを特徴とするインプリントモールドの製造方法。
構成4または5に記載のマスクブランクの前記基板の主表面を掘り込んでモールドパターンを形成して製造されるインプリントモールドの製造方法であって、
リソグラフィー技術を適用したプロセスにより、前記モールドパターン形成領域に第1分割パターンを有し前記基準マーク形成領域に基準マークのパターンを有する第1レジストパターンを、前記上層膜および前記下層膜の上に形成する工程と、
前記上層膜および前記下層膜に対し、前記第1のレジストパターンをマスクとするドライエッチングを行い、前記上層膜に前記第1分割パターンを形成し、かつ前記下層膜に前記基準マークのパターンを形成する工程と、
前記中間膜と前記基板に対し、前記第1分割パターンを有する上層膜と前記基準マークのパターンを有する下層膜をマスクとするドライエッチングを行い、前記中間膜に第1分割パターンを形成し、かつ前記基板にその主表面を掘り込んだ基準マークのパターンを形成する工程と、
リソグラフィー技術を適用したプロセスにより、前記基板に形成された基準マークに基づいて位置合わせした第2分割パターンを前記モールドパターン形成領域に有する第2レジストパターンを、前記上層膜および前記下層膜の上に形成する工程と、
前記上層膜に対し、前記第2レジストパターンをマスクとするドライエッチングを行い、前記上層膜に前記第1分割パターンに加えて前記第2分割パターンを形成する工程と、
前記中間膜に対し、前記第1分割パターンと前記第2分割パターンを有する上層膜をマスクとするドライエッチングを行い、前記中間膜に前記第1分割パターンに加えて第2分割パターンを形成する工程と、
前記下層膜と前記上層膜に対し、前記第1分割パターンと前記第2分割パターンを有する中間膜をマスクとするドライエッチングを行い、前記下層膜に前記第1分割パターンと前記第2分割パターンを形成しつつ、前記上層膜を除去する工程と、
前記基板と前記中間膜に対し、前記第1分割パターンと前記第2分割パターンを有する下層膜をマスクとするドライエッチングを行い、前記基板にモールドパターンを形成しつつ、前記中間膜を除去する工程と、
前記下層膜に対し、ドライエッチングを行い、前記下層膜を除去する工程とを有する
ことを特徴とするインプリントモールドの製造方法。
前記下層膜および前記上層膜は、クロムを含有する材料で形成され、
前記中間膜は、ケイ素およびタンタルの少なくとも一方を含有する材料で形成され、
前記下層膜および前記上層膜の少なくとも一方のドライエッチングにおいては、酸素含有塩素系ガスよるドライエッチングを行い、
前記基板および前記中間膜の少なくとも一方のドライエッチングにおいては、フッ素系ガスによるドライエッチングを行う
ことを特徴とする構成9または10に記載のインプリントモールドの製造方法。
前記リソグラフィープロセスにおいては、電子線描画を実施する
構成9~11の何れかに記載のインプリントモールドの製造方法。
<マスクブランク>
図1は、第1実施形態に係るマスクブランク1の構成を説明するための断面図である。この図に示すマスクブランク1は、インプリントモールド用のマスクブランクであり、特にマスターモールド用のマスクブランク1である。ここでマスターモールドとは、リソグラフィープロセスを適用してパターン形成される原版であり、このマスターモールドを用いたナノインプリント法により、マスターモールドのモールドパターンを複製したレプリカモールドが製造される。
図2は、第1実施形態に係るマスクブランクに用いる基板10の平面図である。図2および先の図1に示すように、基板10は、2つの主表面と外周端面とを備えた板状材であって、インプリントモールドを構成するものとなる。この基板10は、一方の主表面を、モールドパターンおよび位置合わせ用の基準マークが形成されるパターン形成面10sとしている。なお、基板10は、2つの主表面と外周端面との間には面取り面が設けられている。
下層膜11Pは、基板10のパターン形成面10s上に設けられた薄膜である。この下層膜11Pは、パターン形成面10s上のモールドパターン形成領域10aを少なくとも含み、かつ基準マーク形成領域10bを含まない領域に形成された薄膜である。ここでは一例として、下層膜11Pは、基板10のパターン形成面10sにおけるモールドパターン形成領域10aを覆い、基準マーク形成領域10bを露出する形状にパターン形成された薄膜であることとする。
中間膜12Pは、基板10のパターン形成面10s上に、下層膜11Pを介して設けられた薄膜である。この中間膜12Pは、パターン形成面10s上のモールドパターン形成領域10aを少なくとも含み、かつ基準マーク形成領域10bを含まない領域に形成された薄膜である。ここでは一例として、中間膜12Pは、基板10のパターン形成面10sにおけるモールドパターン形成領域10aを覆い、基準マーク形成領域10bを露出する形状にパターン形成された薄膜であることとする。
上層膜13は、下層膜11Pおよび中間膜12Pを有する基板10のパターン形成面10s上に設けられた薄膜である。この上層膜13は、下層膜11Pおよび中間膜12Pが設けられた基板10のパターン形成面10s上において、モールドパターン形成領域10aおよび基準マーク形成領域10bを少なくとも含む領域に形成されている。このような上層膜13は、下層膜11Pおよび中間膜12Pが設けられた基板10におけるパターン形成面10s上の全域を覆う状態で形成された薄膜であってよい。
図3は、第1実施形態に係るマスクブランク1を用いたインプリントモールドの製造方法を説明するための断面工程図(その1)である。また図4は、第1実施形態に係るマスクブランク1を用いたインプリントモールドの製造方法を説明するための断面工程図(その2)である。以下、図1および図2を用いて説明した第1実施形態に係るマスクブランク1を用いたインプリントモールドの製造方法を説明する。なお、ここでは一例として、基板10が合成石英ガラスで構成され、下層膜11Pがクロム(Cr)系材料で構成され、中間膜12Pが酸化ケイ素系材料で構成され、上層膜13がクロム(Cr)系材料で構成されている場合を説明する。
以上説明した第1実施形態のマスクブランク1は、基板10上のモールドパターン形成領域10aに、下層膜11P、中間膜12P、および上層膜13の3層構造の膜が設けられ、基板10上の基準マーク形成領域10bに上層膜13のみが設けられた構成となっている。下層膜11Pおよび上層膜13は、基板10および中間膜12Pのエッチングに対してエッチング選択性を有する材料で形成されており、また基板10および中間膜12Pは、下層膜11Pおよび上層膜13のエッチングに対してエッチング選択性を有する材料で形成されている。
<マスクブランク>
図5は、第2実施形態に係るマスクブランク2の構成を説明するための断面図である。この図に示すマスクブランク2が、第1実施形態のマスクブランク1と異なるところは、中間膜12の形状にあり、材料を含む他の構成は同様である。したがってここでは中間膜12の形状のみを説明する。
中間膜12は、基板10のパターン形成面10s上に、下層膜11Pを覆う状態で設けられた薄膜であって、基板10におけるパターン形成面10s上の全域に形成された薄膜である。このような中間膜12は、第1実施形態で説明した中間膜12Pと同様の材料を用いて構成されている。
図6は、第2実施形態に係るマスクブランク2を用いたインプリントモールドの製造方法を説明するための断面工程図(その1)である。また図7は、第2実施形態に係るマスクブランク2を用いたインプリントモールドの製造方法を説明するための断面工程図(その2)である。これらの図に示す第2実施形態に係るマスクブランク2を用いたインプリントモールドの製造方法は、図3および図4を用いて説明したインプリントモールドの製造手順と同様の手順で実施することができ、以下のように行う。
以上説明した第2実施形態のマスクブランク2であっても、基板10上のモールドパターン形成領域10aに、下層膜11P、中間膜12、および上層膜13の3層構造の膜が設けられ、基板10上の基準マーク形成領域10bに上層膜13と中間膜12のみが設けられた構成となっている。
<マスクブランク>
図8は、第3実施形態に係るマスクブランク3の構成を説明するための断面図である。この図に示すマスクブランク3が、第1実施形態のマスクブランク1と異なるところは、下層膜11および上層膜13Pの形状にあり、材料を含む他の構成は同様である。したがってここでは下層膜11および上層膜13Pの形状のみを説明する。
下層膜11は、基板10のパターン形成面10s上に設けられた薄膜である。この下層膜11は、パターン形成面10s上のモールドパターン形成領域10aおよび基準マーク形成領域10bを少なくとも含む領域に形成された薄膜である。ここでは一例として、下層膜11は、基板10におけるパターン形成面10s上の全域を覆う状態で形成された薄膜であって、マスクブランク3の表面の一部を構成する。
上層膜13Pは、下層膜11および中間膜12Pを有する基板10のパターン形成面10s上に設けられた薄膜である。この上層膜13Pは、パターン形成面10s上のモールドパターン形成領域10aを少なくとも含み、かつ基準マーク形成領域10bを含まない領域に形成された薄膜である。ここでは一例として、上層膜13Pは、基板10のパターン形成面10sにおけるモールドパターン形成領域10aを覆い、基準マーク形成領域10bを露出する形状にパターン形成された薄膜であることとする。
図9は、第3実施形態に係るマスクブランク3を用いたインプリントモールドの製造方法を説明するための断面工程図(その1)である。また図10は、第3実施形態に係るマスクブランク3を用いたインプリントモールドの製造方法を説明するための断面工程図(その2)である。これらの図に示す第3実施形態に係るマスクブランク3を用いたインプリントモールドの製造方法は、図3および図4を用いて説明したインプリントモールドの製造手順と、ほぼ同様の手順で実施することができ、以下のように行う。
以上説明した第3実施形態のマスクブランク3であっても、基板10上のモールドパターン形成領域10aには、下層膜11、中間膜12P、および上層膜13Pの3層構造の膜が設けられ、基板10上の基準マーク形成領域10bに下層膜11のみが設けられた構成となっている。
1a,2a,3a…インプリントモールド
10…基板
10a…モールドパターン形成領域
10b…基準マーク形成領域
10s…パターン形成面(主表面)
11a…モールドパターン
11P…下層膜
12a…モールドパターン
12a-1…第1分割パターン
12a-2…第2分割パターン
12P,12…中間膜
13,13P…上層膜
13a-1…第1分割パターン
13a-2…第2分割パターン
13b…基準マーク
21…第1レジストパターン
21a…第1分割パターン
21b…基準マーク
22…第2レジストパターン
22a…第2分割パターン
100a…モールドパターン
100b…基準マーク
Claims (12)
- モールドパターン形成領域と基準マーク形成領域とを有する基板の主表面上に、前記基板側から下層膜、中間膜、および上層膜をこの順に積層した構造を備えるマスクブランクであって、
前記下層膜および前記上層膜は、前記基板および前記中間膜のエッチングに対してエッチング選択性を有する材料で形成され、
前記基板および前記中間膜は、前記下層膜および前記上層膜のエッチングに対してエッチング選択性を有する材料で形成され、
前記下層膜は、前記モールドパターン形成領域を少なくとも含み、かつ前記基準マーク形成領域を含まない領域に形成され、
前記中間膜は、前記モールドパターン形成領域を少なくとも含む領域に形成され、
前記上層膜は、前記モールドパターン形成領域および前記基準マーク形成領域を少なくとも含む領域に形成されている
ことを特徴とするマスクブランク。 - 前記上層膜は、前記基板の主表面上の全域に形成されている
ことを特徴とする請求項1記載のマスクブランク。 - 前記中間膜は、前記基板の主表面上の全域に形成されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載のマスクブランク。 - モールドパターン形成領域と基準マーク形成領域とを有する基板の主表面上に、前記基板側から下層膜、中間膜、および上層膜をこの順に積層した構造を備えるマスクブランクであって、
前記下層膜および前記上層膜は、前記基板および前記中間膜のエッチングに対してエッチング選択性を有する材料で形成され、
前記基板および前記中間膜は、前記下層膜および前記上層膜のエッチングに対してエッチング選択性を有する材料で形成され、
前記下層膜は、前記モールドパターン形成領域および前記基準マーク形成領域を少なくとも含む領域に形成され、
前記中間膜および上層膜は、前記モールドパターン形成領域を少なくとも含み、かつ前記基準マーク形成領域を含まない領域に形成されている
ことを特徴とするマスクブランク。 - 前記下層膜は、前記基板の主表面上の全域に形成されている
ことを特徴とする請求項4記載のマスクブランク。 - 前記下層膜および前記上層膜は、クロムを含有する材料で形成され、
前記中間膜は、ケイ素およびタンタルの少なくとも一方を含有する材料で形成されている
ことを特徴とする請求項1~5の何れか1項に記載のマスクブランク。 - 前記下層膜の酸素含有塩素系ガスを用いたドライエッチングのエッチングレートを[VL]、前記下層膜の膜厚を[DL]、前記上層膜の酸素含有塩素系ガスを用いたドライエッチングのエッチングレートを[VU]、記下層膜の膜厚を[DU]としたとき、[DL]/[VL]≧[DU]/[VU]の関係を満たす
ことを特徴とする請求項6に記載のマスクブランク。 - 前記下層膜と前記上層膜とは、同一の材料で構成され、
前記下層膜の膜厚は、前記上層膜の膜厚以上の膜厚を有する
ことを特徴とする請求項1~7の何れか1項に記載のマスクブランク。 - 請求項1~3の何れか1項に記載のマスクブランクの前記基板の主表面を掘り込んでモールドパターンを形成して製造されるインプリントモールドの製造方法であって、
リソグラフィー技術を適用したプロセスにより、前記モールドパターン形成領域に第1分割パターンを有し前記基準マーク形成領域に基準マークのパターンを有する第1レジストパターンを、前記上層膜の上に形成する工程と、
前記上層膜に対し、前記第1レジストパターンをマスクとするドライエッチングを行い、前記上層膜に前記第1分割パターンと前記基準マークのパターンを形成する工程と、
前記中間膜と前記基板に対し、前記第1分割パターンと前記基準マークのパターンを有する前記上層膜をマスクとするドライエッチングを行い、前記中間膜に第1分割パターンを形成し、かつ前記基板にその主表面を掘り込んだ基準マークのパターンを形成する工程と、
リソグラフィー技術を適用したプロセスにより、前記基板に形成された基準マークに基づいて位置合わせした第2分割パターンを前記モールドパターン形成領域に有する第2レジストパターンを、前記上層膜の上に形成する工程と、
前記上層膜に対し、前記第2レジストパターンをマスクとするドライエッチングを行い、前記上層膜に前記第1分割パターンに加えて前記第2分割パターンを形成する工程と、
前記中間膜に対し、前記第1分割パターンと前記第2分割パターンを有する上層膜をマスクとするドライエッチングを行い、前記中間膜に前記第1分割パターンに加えて前記第2分割パターンを形成する工程と、
前記下層膜と前記上層膜に対し、前記第1分割パターンと前記第2分割パターンを有する中間膜をマスクとするドライエッチングを行い、前記下層膜に前記第1分割パターンと前記第2分割パターンを形成しつつ、前記上層膜を除去する工程と、
前記基板と前記中間膜に対し、前記第1分割パターンと前記第2分割パターンを有する下層膜をマスクとするドライエッチングを行い、前記基板にモールドパターンを形成しつつ、前記中間膜を除去する工程と、
前記下層膜に対し、ドライエッチングを行い、前記下層膜を除去する工程とを有する
ことを特徴とするインプリントモールドの製造方法。 - 請求項4または5に記載のマスクブランクの前記基板の主表面を掘り込んでモールドパターンを形成して製造されるインプリントモールドの製造方法であって、
リソグラフィー技術を適用したプロセスにより、前記モールドパターン形成領域に第1分割パターンを有し前記基準マーク形成領域に基準マークのパターンを有する第1レジストパターンを、前記上層膜および前記下層膜の上に形成する工程と、
前記上層膜および前記下層膜に対し、前記第1のレジストパターンをマスクとするドライエッチングを行い、前記上層膜に前記第1分割パターンを形成し、かつ前記下層膜に前記基準マークのパターンを形成する工程と、
前記中間膜と前記基板に対し、前記第1分割パターンを有する上層膜と前記基準マークのパターンを有する下層膜をマスクとするドライエッチングを行い、前記中間膜に第1分割パターンを形成し、かつ前記基板にその主表面を掘り込んだ基準マークのパターンを形成する工程と、
リソグラフィー技術を適用したプロセスにより、前記基板に形成された基準マークに基づいて位置合わせした第2分割パターンを前記モールドパターン形成領域に有する第2レジストパターンを、前記上層膜および前記下層膜の上に形成する工程と、
前記上層膜に対し、前記第2レジストパターンをマスクとするドライエッチングを行い、前記上層膜に前記第1分割パターンに加えて前記第2分割パターンを形成する工程と、
前記中間膜に対し、前記第1分割パターンと前記第2分割パターンを有する上層膜をマスクとするドライエッチングを行い、前記中間膜に前記第1分割パターンに加えて第2分割パターンを形成する工程と、
前記下層膜と前記上層膜に対し、前記第1分割パターンと前記第2分割パターンを有する中間膜をマスクとするドライエッチングを行い、前記下層膜に前記第1分割パターンと前記第2分割パターンを形成しつつ、前記上層膜を除去する工程と、
前記基板と前記中間膜に対し、前記第1分割パターンと前記第2分割パターンを有する下層膜をマスクとするドライエッチングを行い、前記基板にモールドパターンを形成しつつ、前記中間膜を除去する工程と、
前記下層膜に対し、ドライエッチングを行い、前記下層膜を除去する工程とを有する
ことを特徴とするインプリントモールドの製造方法。 - 前記下層膜および前記上層膜は、クロムを含有する材料で形成され、
前記中間膜は、ケイ素およびタンタルの少なくとも一方を含有する材料で形成され、
前記下層膜および前記上層膜の少なくとも一方のドライエッチングにおいては、酸素含有塩素系ガスよるドライエッチングを行い、
前記基板および前記中間膜の少なくとも一方のドライエッチングにおいては、フッ素系ガスによるドライエッチングを行う
ことを特徴とする請求項9または10に記載のインプリントモールドの製造方法。 - 前記リソグラフィープロセスにおいては、電子線描画を実施する
請求項9~11の何れか1項に記載のインプリントモールドの製造方法。
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JP2020021898A (ja) | 2020-02-06 |
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