JP2021150077A - リチウムイオン電池の負極用粉末材料およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】充放電時の電解液分解反応を抑制し、サイクル特性を改善させることが可能なリチウムイオン電池の負極用粉末材料を提供する。【解決手段】リチウムイオン電池の負極用粉末材料は、Si、Oおよび元素XとしてCu,Ti,Co,Fe,Ni,Zrよりなる群の中から選択された1種以上の元素を含有し、Si相およびSi−X化合物相を備え、粉末粒子断面における短径をaとしたとき、粉末粒子の表面から0.2a以上離間した内部領域における内部酸素濃度が0.2質量%以上、7.0質量%以下とされている。【選択図】 なし

Description

この発明はリチウムイオン電池の負極活物質として用いられる負極用粉末材料およびその製造方法に関する。
リチウムイオン電池は高容量、高電圧で小型化が可能である利点を有し、携帯電話やノートパソコン等の電源として広く用いられている。また近年、電気自動車やハイブリッド自動車等のパワー用途の電源として大きな期待を集め、その開発が活発に進められている。
このリチウムイオン電池では、正極と負極との間でリチウムイオン(以下Liイオンとする)が移動して充電と放電とが行われ、負極側では充電時に負極活物質中にLiイオンが吸蔵され、放電時には負極活物質からLiイオンが放出される。
従来、一般には正極側の活物質としてコバルト酸リチウム(LiCoO2)が用いられ、また負極活物質として黒鉛が広く使用されていた。しかしながら、負極活物質の黒鉛は、その理論容量が372mAh/gに過ぎず、より一層の高容量化が望まれている。そこで最近では炭素系負極活物質の代替材料として、高容量化が期待できるSi等の金属材料(Siの理論容量は4198mAh/gである)が盛んに研究されている。
ところが、SiはLiとの合金化反応によりLiイオンの吸蔵を行うため、Liイオンの吸蔵・放出に伴って大きな体積膨張・収縮を生じる。従ってSi単独で負極活物質を構成した場合、その膨張・収縮応力によってSiの粒子が割れたり集電体から剥離したりし、充放電を繰り返したときの容量維持特性であるサイクル特性が悪化する問題があった。
このような問題を解決するため、Siを用いた負極活物質において、Siを合金化することが各種提案されている。Siに加えSiと合金化する元素を含有した負極活物質では、Si相の周りに形成されたSi化合物相が、Si相の膨張時にその膨張応力を吸収するように働くことでSi相の割れや崩壊が抑制され、サイクル特性の向上を図ることが可能である。
また、Si相のサイズを微細化(数100nmオーダ)することもサイクル特性の向上に有効な手法として知られている。
特開2004−319469号公報
しかしながらSi合金化やSi相微細化といった手法を用いた場合であっても、長期に亘って充放電を繰り返したときには容量低下が生じてしまう。
その要因のひとつとして、金属元素が添加されているSi合金は導電性が高く、充放電時に電解液の分解反応が促進されやすいことがある。電解液が分解すると、分解生成物がSi合金粉末の表面に堆積し抵抗が増加する。その結果として充放電を繰り返したとき電極容量が低下し、サイクル特性が悪化してしまう。
なお上記引用文献1では、Si合金の表面に酸化ケイ素または酸化スズからなる所定厚さの表面層(酸化被膜)を形成させた負極活物質が開示されている。Si合金の表面に形成された酸化被膜は電解液の分解反応の抑制に一定の効果を発揮し得るものであるが、充放電時のSiの膨張により、酸化被膜の剥離やSi合金の崩壊が生じ、これにより新生面が現れ、新生面が電解液に接触した場合には、上記酸化被膜により分解反応を抑制する効果が失われてしまう。
本発明は以上のような事情を背景とし、充放電時の電解液分解反応を抑制し、サイクル特性を改善させることが可能なリチウムイオン電池の負極用粉末材料およびその製造方法を提供することを目的としてなされたものである。
而して本発明のリチウムイオン電池の負極用粉末材料は、Si、Oおよび元素XとしてCu,Ti,Co,Fe,Ni,Zrよりなる群の中から選択された1種以上の元素を含有し、Si相およびSi−X化合物相を備え、粉末粒子断面における短径をaとしたとき、粉末粒子の表面から0.2a以上離間した内部領域における酸素濃度が0.2質量%以上、7.0質量%以下であることを特徴とする。
このように本発明のリチウムイオン電池の負極用粉末材料は、内部領域に所定量の酸素を導入したものである。本発明によれば、粉末粒子表面の酸化被膜の剥離やSi合金の崩壊により新生面が現れ、かかる新生面が電解液を接触した場合でも、一定の分解反応抑制効果が維持されるため、サイクル特性を改善させることができる。
このような効果を得るためには、内部酸素濃度を0.2質量%以上とする必要がある。但し、内部酸素濃度を過度に高めることは初期放電容量や初期クーロン効率の低下に繋がるため、本発明では内部領域における酸素濃度の上限を7.0質量%とする。
内部領域に酸素を導入するにあたって、粉末粒子内部の金属酸化物はSi02とすることができる。
本発明では、Si相量を10〜65質量%とすることが好ましい。Liイオンを吸蔵するSiの量が少ない場合、初期放電容量が低下し、逆にSiの量が多いと相対的にSi−X化合物相の量が低下してサイクル特性が低下する虞があるからである。
本発明では、粉末組織中のSi相の最大サイズを500nm以下とすることが好ましい。Siを微細化することで個々のSiの膨張収縮量が小さくなりサイクル特性の向上が図れるからである。
本発明では、Snを更に含有することができる。Snは、Sn相もしくはSn−X化合物相を形成する。SnもしくはSn−X化合物を分散させることによりLiイオンの拡散パスの確保が容易となる。
本発明の負極用粉末材料を製造する場合、Si合金と、該Si合金に対して0.5〜15質量%の割合の金属酸化物とを混合してなる原料混合物を、メカニカルアロイング法により処理し混合粉末を形成することが好適である。このようにすることで金属酸化物を微細に分散させたSi合金系の負極用粉末材料を得ることができる。
ここで前記金属酸化物の粒径は10nm以上、10μm以下であることが好ましい。
以上のような本発明によれば、充放電時の電解液分解反応を抑制し、サイクル特性を改善させることが可能なリチウムイオン電池の負極用粉末材料およびその製造方法を提供することができる。
本実施形態の負極用粉末材料を模式的に示した図である。 放電容量維持率および初期クーロン効率に及ぼす内部酸素濃度の影響を示した図である。
次に本発明の一実施形態のリチウムイオン電池の負極用粉末材料(以下単に負極用粉末材料とする場合がある)、本負極用粉末材料を負極活物質に用いたリチウムイオン電池(以下単に電池とする場合がある)について具体的に説明する。
1.本負極用粉末材料
本負極用粉末材料は、Si、Oおよび元素X(Cu,Ti,Co,Fe,Ni,Zrよりなる群の中から選択された1種以上の元素)を含有したSi合金系の粉末材料で、Si、Si−X化合物、および金属酸化物の各相を混在して備えている。
Si相は、Siを主に含有する相である。Li吸蔵量が大きくなるなどの観点から、好ましくはSiの単相よりなると良い。もっとも、Si相中には不可避的な不純物が含まれていても良い。粉末中のSi相量は10〜65質量%とすることが好ましい。Liイオンを吸蔵するSiの量が少ない場合、初期放電容量が低下し、逆にSiの量が多いと相対的にSi−X化合物相の量が低下してサイクル特性が低下する虞があるからである。より好ましいSi相量の範囲は30〜65質量%である。
SiはLiとの合金化反応によりLiイオンの吸蔵を行うため、Liイオンの吸蔵・放出に伴って大きな体積膨張・収縮を生じる。このためSi相の崩壊を抑制しサイクル特性を高めるためには、Siを微細化して個々のSiの膨張収縮量を小さくすることが有効である。具体的にはSi相の最大サイズを500nm以下とすることが望ましい。
Si−X化合物相は、Siと、元素Xとの化合物で構成された相である。本例ではこのSi−X化合物相が、充放電を繰り返したときのSi相の膨張・収縮を抑制し、Si相の崩壊を抑制する。
Si−X化合物相にてSi相の膨張・収縮を抑制する点を考慮すれば、Si−X化合物相はSi相との接触面積が増加する形状であることが望ましい。なお、Si−X化合物相は、1種の化合物のみで構成する場合のほか、2種以上の化合物(例えばSi−Zr化合物およびSi−Cu化合物)で構成することも可能である。
また、Si−X化合物相にはSiと元素Xとの割合が異なる複数の化合物が含まれ得る。例えばSi−X化合物がSi−Zr化合物の場合、主にはSi2Zrの相であるが、不可避的に他のZrシリサイド(Si4Zr、Si3Zr2、Si5Zr4、SiZr、SiZr2など)が含まれていても良い。
金属酸化物相は、負極用粉末材料の内部に適量の酸素を導入する目的で、負極用粉末材料内に分散状態で存在する。ここでは、金属酸化物相を、粒子内部において酸素が20質量%以上含まれている領域と定義する。
粒子内部での酸素濃度のばらつきを抑えるためには、金属酸化物相の最大サイズを10μm以下とすることが望ましく、更に望ましくは100nm以下である。なお、金属酸化物相の最大サイズはFE−EPMA(電界放出型電子プローブマイクロアナライザ)で粉末断面の酸素濃度マッピングを実施し、酸素が20質量%以上含まれている領域の最大サイズを測定することで求めることができる。
金属酸化物相を構成する金属酸化物としては例えばSiO2を用いることができる。またSi以外の金属酸化物(例えば酸化スズ等)を用いることも可能である。
本負極用粉末材料では、粉末粒子の内部領域における内部酸素濃度を0.2質量%以上、7.0質量%以下としている。
一般的なSi合金系の負極用粉末材料では、その表面に不可避的に酸化膜が形成されるため、表面近傍領域での酸素濃度が高くなるも、それ以外の内部領域の酸素濃度は電解液分解反応を抑制できるほどではない。これに対し、内部酸素濃度を高めた本負極用粉末材料では、粉末粒子表面の酸化被膜の剥離やSi合金の崩壊により新生面が現れ、かかる新生面が電解液を接触した場合でも、一定の分解反応抑制効果が維持されるため、サイクル特性を改善させることができる。
ここで、本例で定義する内部領域とは、図1の模式図で示すように、本負極用粉末材料の粉末粒子10の断面の短径がaであるとき、粉末粒子10の表面sから距離0.2aだけ離間した位置に仮想的に設けられた境界線kよりも内側の領域12である。なお図1は粒子断面が楕円形状であった場合の例であるが、図1とは異なる形状の粒子断面であっても同様である。
サイクル特性向上の効果を得るためには、内部酸素濃度を0.2質量%以上とする必要がある一方、過度に濃度を高めた場合には初期放電容量や初期クーロン効率の低下が大きくなるため、本例ではその上限を7.0質量%としている。より好ましい内部酸素濃度の範囲は1.5〜5.5質量%である。
内部酸素濃度は、FE−EPMA(電界放出型電子プローブマイクロアナライザ)を用いて得た酸素濃度についてのマッピング結果より求めることができる。
また本負極用粉末材料はSnを更に含有させることができる。Snは、Sn相もしくはSn−X化合物相を形成する。SnもしくはSn−X化合物は、Si−X化合物よりも高いLiイオン拡散性を有するため、粒子内にSi−X化合物とともに、SnもしくはSn−X化合物を分散させることによりLiイオンの拡散パスの確保が容易となる。Si相を微細化してサイクル特性を高めた場合でも、初期放電容量や初期クーロン効率の低下を抑制することができる。Snを含有させる場合、好ましいSn量は1〜10質量%である。
次に本負極用粉末材料の製造方法について説明する。本負極用粉末材料は、Si合金及び金属酸化物を別々に用意し、これらSi合金およびSiOを所定の比率で混合して得た原料混合物をメカニカルアロイング法により処理することで製造することができる。
Si合金は、所定の化学組成を有する合金溶湯を急冷して急冷合金を形成する工程を経る方法にて製造することができる。
合金溶湯は、具体的には、例えば、所定の化学組成となるように各原料を量り取り、量り取った各原料を、アーク炉、高周波誘導炉、加熱炉などの溶解手段を用いて溶解させるなどして得ることができる。
合金溶湯を急冷する方法としては、具体的には、例えば、ロール急冷法(単ロール急冷法、双ロール急冷法等)、アトマイズ法(ガスアトマイズ法、水アトマイズ法、遠心アトマイズ法等)などの液体急冷法等を例示することができる。
アトマイズ法を適用する場合、噴霧チャンバ内に出湯されて連続的(棒状)に下方に流れ落ちる合金溶湯に対し、N2、Ar、He等によるガスを高圧(例えば、1〜10MPa)で噴き付け、溶湯を粉砕しつつ冷却する。冷却された溶湯は、半溶融のまま噴霧チャンバ内を自由落下しながら球形に近づき、粉末状のSi合金が得られる。
一方、ロール急冷法を適用する場合、急冷および回収チャンバ等のチャンバ内に出湯されて連続的(棒状)に下方に流れ落ちる合金溶湯を、周速10m/s〜100m/s程度で回転する回転ロール(材質は、Cu、Feなど、ロール表面はメッキが施されていても良い)上で冷却する。合金溶湯は、ロール表面で冷却されることにより箔化または箔片化された合金材料となる。この場合、ボールミル、ディスクミル、コーヒーミル、乳鉢粉砕等の適当な粉砕手段により合金材料を粉砕し、その後必要に応じて分級や更なる微粉砕を行なうことで、粉末状のSi合金が得られる。
このようにして得られた原料としてのSi合金の粒径は10〜150μmであることが望ましい。
一方、金属酸化物としては、市販の粉末を用いることができる。過度に粒径が大きい金属酸化物を用いた場合には、メカニカルアロイング法により処理された混合粉末粒子内での酸素濃度の分布にばらつきが生じやすくなる。このため金属酸化物の粒径は、その入手容易性も考慮して10nm〜10μmであることが望ましい。
次に、Si合金に対して所定の割合(0.5〜15質量%)の金属酸化物を混合した原料混合物をメカニカルアロイング法により処理してSi合金系の混合粉末(負極用粉末材料)を形成する。メカニカルアロイング法は、ボールミルを用いて原料混合物を、機械的に撹拌、混合し、原料混合物にエネルギーを与えることで合金粉末を作製する方法である。メカニカルアロイング法で用いるボールミルとしては、転動ボールミル、振動ボールミル、遊星ボールミルがあげられる。ミリングの条件は、所望の原料混合物の性状等に応じて適宜設定することができる。一般的には室温(特に0〜50℃)で回転数100〜500rpm程度とすればよい。ミリングの雰囲気は、アルゴンガス、窒素ガス等の不活性ガス雰囲気とすることが望ましい。
なお、原料としてのSi、Si合金および金属酸化物を別々に用意し、これら3種を混合することで、本発明の負極用粉末材料を製造することも可能である。
尚、得られた負極用粉末材料の粒径(平均粒子径(d50))は、0.1〜20μmの範囲内としておくことが望ましい。本発明における平均粒子径(d50)は、体積基準を意味し、レーザ回折・散乱式粒度分布測定装置(マイクロトラックMT3000)を用いて測定することができる。
SiのほかSi−X化合物を含んだ負極用粉末材料を活物質として用いた場合であっても、充放電反応に伴う活物質自体の体積膨張・収縮を生じ、これにより負極用粉末材料をバインダにて結着して成る合剤層、つまり導電膜中に応力が発生する。この場合、バインダがその応力に耐えられないとバインダの崩壊が生じ、その結果、導電膜の集電体からの剥離を生じ、結果として電極内の導電性が低下し、充放電サイクル特性が低下する。しかるに負極用粉末材料の平均粒径を0.1〜20μmの微細な粒子としておいた場合、負極用粉末材料が微細化であることによってバインダとの接触面積が増加し、これによりバインダの崩壊が良好に抑制され、結果としてサイクル特性を向上させることができる。
2.本電池
本電池は、本負極用粉末材料を含む負極を用いて構成されている。
負極は、導電性基材と、導電性基材の表面に積層された導電膜とを有している。導電膜は、バインダ中に少なくとも上述した本負極用粉末材料を含有している。導電膜は、他にも、必要に応じて、導電助材を含有していても良い。導電助材を含有する場合には、電子の導電経路を確保しやすくなる。
また、導電膜は、必要に応じて、骨材を含有していても良い。骨材を含有する場合には、充放電時の負極の膨張・収縮を抑制しやすくなり、負極の崩壊を抑制できるため、サイクル特性を一層向上させることができる。
上記導電性基材は、集電体として機能する。その材質としては、例えば、Cu、Cu合金、Ni、Ni合金、Fe、Fe基合金などを例示することができる。好ましくは、Cu、Cu合金であると良い。また、具体的な導電性基材の形態としては、箔状、板状等を例示することができる。好ましくは、電池としての体積を小さくできる、形状自由度が向上するなどの観点から、箔状であると良い。
上記バインダの材質としては、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)樹脂、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ポリアクリル酸などを好適に用いることができる。これらは1種または2種以上併用することができる。これらのうち、機械的強度が強く、活物質の体積膨張に対しても良く耐え得、バインダの破壊によって導電膜の集電体からの剥離を良好に防ぐ意味で、ポリイミド樹脂が特に好ましい。
上記導電助材としては、例えば、ケッチェンブラック、アセチレンブラック、ファーネスブラック等のカーボンブラック、黒鉛、カーボンナノチューブ、フラーレンなどを例示することができる。これらは1または2以上併用しても良い。これらのうち、好ましくは、電子伝導性を確保しやすいなどの観点から、ケッチェンブラック、アセチレンブラックなどを好適に用いることができる。
上記導電助材の含有量は、導電性向上度、電極容量などの観点から、本負極活物質100質量部に対して、好ましくは、0〜30質量部、より好ましくは、4〜13質量部の範囲内であると良い。また、上記導電助材の平均粒子径(d50)は、分散性、扱い易さなどの観点から、好ましくは、10nm〜1μm、より好ましくは、20〜50nmであると良い。
上記骨材としては、充放電時に膨張・収縮しない、または、膨張・収縮が非常に小さい材質のものを好適に用いることができる。例えば、黒鉛、アルミナ、カルシア、ジルコニア、活性炭などを例示することができる。これらは1または2以上併用しても良い。これらのうち、好ましくは、導電性、Li活性度などの観点から、黒鉛などを好適に用いることができる。
上記骨材の含有量は、サイクル特性向上などの観点から、本負極活物質100質量部に対して、好ましくは、10〜400質量部、より好ましくは、43〜100質量部の範囲内であると良い。また、上記骨材の平均粒子径は、骨材としての機能性、電極膜厚の制御などの観点から、好ましくは、10〜50μm、より好ましくは、20〜30μmであると良い。なお、上記骨材の平均粒子径は、レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置を用いて測定した値である。
本負極は、例えば、適当な溶剤に溶解したバインダ中に、本負極活物質、必要に応じて、導電助材、骨材を必要量添加してペースト化し、これを導電性基材の表面に塗工、乾燥させ、必要に応じて、圧密化や熱処理等を施すことにより製造することができる。
本負極を用いてリチウムイオン電池を構成する場合、本負極以外の電池の基本構成要素である正極、電解質、セパレータなどについては、特に限定されるものではない。
上記正極としては、具体的には、例えば、アルミニウム箔などの集電体表面に、LiCoO2、LiNiO2、LiFePO4、LiMnO2などの正極活物質を含む層を形成したものなどを例示することができる。
上記電解質としては、具体的には、例えば、非水溶媒にリチウム塩を溶解した電解液などを例示することができる。その他にも、ポリマー中にリチウム塩が溶解されたもの、ポリマーに上記電解液を含浸させたポリマー固体電解質などを用いることもできる。
上記非水溶媒としては、具体的には、例えば、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、メチルエチルカーボネートなどを例示することができる。これらは1種または2種以上含まれていても良い。
上記リチウム塩としては、具体的には、例えば、LiPF6、LiBF4、LiClO4、LiCF3SO3、LiAsF6などを例示することができる。これらは1種または2種以上含まれていても良い。
また、その他の電池構成要素としては、セパレータ、缶(電池ケース)、ガスケット等が挙げられるが、これらについても、リチウムイオン電池で通常採用される物であれば、何れの物であっても適宜組み合わせて電池を構成することができる。
なお、電池形状は、特に限定されるものではなく、筒型、角型、コイン型など何れの形状であっても良く、その具体的用途に合わせて適宜選択することができる。
以下、本発明を実施例を用いてより具体的に説明する。なお、合金組成の%は、特に明示する場合を除き、質量%である。
1.負極用粉末材料の作製
1−1.原料用Si合金粉末の作製
下記表1に示す合金組成となるように各原料を秤量した。秤量した各原料を高周波誘導炉を用いて加熱、溶解し、合金溶湯とした。ガスアトマイズ法により、上記得られた合金溶湯から粉末状のSi合金を作製した。なお、合金溶湯作製時およびガスアトマイズ時の雰囲気はアルゴン雰囲気とした。また、ガスアトマイズ時には、噴霧チャンバ内を棒状に落下する合金溶湯に対して、高圧(4MPa)のアルゴンガスを噴き付けた。得られた粉末を篩いを用いて25μm以下に分級したものを原料用Si合金粉末して用いた。このようにして得られたSi合金粉末の構成相は表1に示す通りである。
Figure 2021150077
1−2.メカニカルミリング処理の準備
ステンレス製のポット中に、金属ボール(サイズ:Φ3/8inch、材質:SUJ2)30個とともに、所定割合の原料用Si合金粉末および金属酸化物としてのSiO2粉末を投入した。例えば実施例2(表1参照)の場合は、Si合金粉末7gとSiO2粉末0.35gを投入した。投入後、ポット内部の雰囲気をArガスで置換した。
1−3.メカニカルミリング処理
ポットを遊星ボールミル装置(フリッチュ社製、P−5/4)にセットし、300rpm、150h処理して負極用粉末材料としての混合粉末を作製した。得られた負極用粉末材料(混合粉末)の粒径は、5〜10μmである。なお、SiO2粉末を添加しない比較例1,3についてもメカニカルミリング処理を実施した。
2.負極用粉末材料の組織観察等
各実施例,比較例に係る負極用粉末材料について、走査型電子顕微鏡(SEM)により組織観察を行った。またXRD(X線回折)による分析も併せて行ない、Si相、Si-X化合物相、Si02相の存在をを確認した。確認されたSi-X化合物相の種類は下記表2の通りである。尚、XRD分析はCo管球を用いて120°〜20°の角度の範囲を測定した。
Figure 2021150077
3.Si相のサイズの評価
SEMを用いて10000倍の倍率でSi相を撮影した。撮影した画像よりSi相のサイズを測定した。詳しくは5視野撮影し、各視野のSi相の最大長さを測定し、その最大値をSi相のサイズとした。その結果を表2に示している。
4.Si相量の算出
表2で示すSi相量の算出方法について、Si、Zr、Snを含有する実施例1の場合を例に算出方法を説明する。
(1)まず構成相を確認する。実施例1の場合、上記XRD分析の結果、Si、Si2Zr、Sn、SiO2が確認された。
(2)Si2Zrは、質量%比で表すと、38.1[Si]-61.9[Zr]である。Zrは全量が化合物となっており、これに対応して化合物化するSiの量は39.4×38.1/61.9=24.3(質量%)となる。
(3)従って、全Si量から化合物化したSi量を差し引いて得たSi相量は、55.6−24.3=31.3(質量%)と算出することができる。
(4)但し上記Si相量ではSiO2量(1質量%)が考慮されていないため、SiO2を含む負極用粉末材料におけるSi相量は、31.3/(1+0.01)=31.0(質量%)と算出することができる。
5.粉末酸素含有量の測定
粉末における酸素含有量は、酸素窒素分析装置(LECO社製TC600)を用いて測定した。その結果を表2に示している。
6.内部酸素濃度の測定
粉末を埋込・研磨し、断面出ししたサンプルを、FE−EPMA分析(日本電子製JXA−8500F)し、酸素濃度を測定した。詳しくは、粉末粒子の表面から0.2a以上離間した内部領域における、1〜3μm角の領域を3箇所測定し、その平均値を内部酸素濃度とした。その結果を表2に示している。
7.電池特性の評価
7.1 充放電試験用コイン型電池の作製
初めに、各負極用粉末材料100質量部と、導電助材としてのケッチェンブラック(ライオン(株)製)6質量部と、結着剤としてのポリイミド(熱可塑性樹脂)バインダ19質量部とを配合し、これを溶剤としてのN−メチル−2−ピロリドン(NMP)と混合し、各負極用粉末材料を含む各ペーストを作製した。
以下の通り、各コイン型半電池を作製した。ここでは、簡易的な評価とするため、負極用粉末材料を用いて作製した電極を試験極とし、Li箔を対極とした。先ず、負極集電体となるSUS316L箔(厚み20μm)表面に、ドクターブレード法を用いて、50μmになるように各ペーストを塗布し、乾燥させ、各負極用粉末材料を用いて負極活物質層を形成した。形成後、ロールプレスにより負極活物質層を圧密化した。これにより、実施例および比較例に係る試験極を作製した。
次いで、実施例および比較例に係る試験極を、直径11mmの円板状に打ち抜き、各試験極とした。
次いで、Li箔(厚み500μm)を上記試験極と略同形に打ち抜き、各対極を作製した。また、エチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)との等量混合溶媒に、LiPF6を1mol/lの濃度で溶解させ、非水電解液を調製した。
次いで、各試験極を各正極缶に収容するとともに(各試験極はリチウムイオン電池では負極となるべきものであるが、対極をLi箔としたときにはLi箔が負極となり、試験極が正極となる)、対極を各負極缶に収容し、各試験極と各対極との間に、ポリオレフィン系微多孔膜のセパレータを配置した。
次いで、各缶内に上記非水電解液を注入し、各負極缶と各正極缶とをそれぞれ加締め固定した。
7.2 充放電試験
各コイン型電池を用い、電流値0.2mAの定電流充放電を1サイクル分実施し、このLi放出時に使用した容量(mAh)を活物質量(g)で割った値を初期放電容量C0(mAh/g)とした。また、上記充放電サイクルにおける充電容量に対する放電容量の比率を、放電容量/充電容量の百分率で求めて初期クーロン効率(%)とした。
測定した上記初期放電容量C0については、800(mAh/g)以上を「合格(○)」、800未満を「不合格(×)」と評価し、その結果を表2に示している。
また、初期クーロン効率については、65%以上を「合格(○)」、65%未満を「不合格(×)」と評価し、その結果を表2に示している。
2サイクル目以降は、1/5Cレートで充放電試験を実施した(Cレート:電極を(充)放電するのに要する電気量C0を1時間で(充)放電する電流値を1Cとする。5Cならば12分で、1/5Cならば5時間で(充)放電することとなる。)。そして、上記充放電サイクルを150回行うことにより、サイクル特性の評価を行った。そして、得られた各放電容量から容量維持率(150サイクル後の放電容量/初期放電容量(1サイクル目の放電容量)×100)を求めた。容量維持率については、60%以上を「合格(○)」、60%未満を「不合格(×)」と評価し、その結果を表2に示している。
以上のようにして得られた表2の結果から次のことが分かる。
比較例1,3は、負極用粉末材料作製時にSiO2が添加されておらず、内部酸化濃度が本発明の下限値を下回っている例である。これら比較例1,3は、初期放電容量および初期クーロン効率は高いが、容量維持率が低く目標未達である。
一方、比較例2,4は、負極用粉末材料作製時にSiO2が20質量%添加され、内部酸化濃度が本発明の上限値を超えた例である。これら比較例2,4は、容量維持率は高いが、初期放電容量および初期クーロン効率が目標未達である。
このように比較例1〜4は、初期放電容量、初期クーロン効率および容量維持率の何れかにおいて目標未達である。
図2は、放電容量維持率および初期クーロン効率に及ぼす内部酸素濃度の影響を示した図である。同図においては、同じ組成のSi合金を用い、且つSi02の添加量を異ならせた比較例1,2および実施例1,2,3の値を用いている。同図で示すように、放電容量維持率の向上には内部酸素濃度を高めることが有効である。但し、内部酸素濃度を高めた際には初期クーロン効率の低下が認められる。即ち、初期クーロン効率(初期放電容量も同様)および容量維持率をバランス良く改善するためには、内部酸素濃度を特定の範囲内とすることが必要である。
そして、内部酸素濃度が0.2〜7.0質量%の範囲内となるようSiO2が添加された各実施例は、何れの評価項目についても判定が「○」であり、初期放電容量、初期クーロン効率および容量維持率がバランス良く改善されていることが分かる。
以上本発明のリチウムイオン電池の負極用粉末材料およびリチウムイオン電池について詳しく説明したが、本発明は上記実施形態,実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改変が可能である。

Claims (7)

  1. Si、Oおよび元素XとしてCu,Ti,Co,Fe,Ni,Zrよりなる群の中から選択された1種以上の元素を含有し、
    Si相およびSi−X化合物相を備え、
    粉末粒子断面における短径をaとしたとき、粉末粒子の表面から0.2a以上離間した内部領域における内部酸素濃度が0.2質量%以上、7.0質量%以下であることを特徴とするリチウムイオン電池の負極用粉末材料。
  2. Snを更に含有することを特徴とする請求項1に記載のリチウムイオン電池の負極用粉末材料。
  3. 前記Si相の最大サイズが500nm以下であることを特徴とする請求項1,2の何れかに記載のリチウムイオン電池の負極用粉末材料。
  4. Si相量が10〜65質量%であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のリチウムイオン電池の負極用粉末材料。
  5. 粉末粒子内部の金属酸化物がSiO2であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のリチウムイオン電池の負極用粉末材料。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載のリチウムイオン電池の負極用粉末材料の製造方法であって、
    Si合金と、該Si合金に対して0.5〜15質量%の割合の金属酸化物とを混合してなる原料混合物を、メカニカルアロイング法により処理し混合粉末を形成することを特徴とするリチウムイオン電池の負極用粉末材料の製造方法。
  7. 前記金属酸化物の粒径は、10nm以上、10μm以下であることを特徴とする請求項6に記載のリチウムイオン電池の負極用粉末材料の製造方法。
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