JP2021147782A - 作業機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】背板とカウンタウェイトとを左右方向に位置合わせ可能な作業機械を提供する。【解決手段】作業機械は、先細り形状のボス、または上下方向の長さがボスの直径より長く且つカウンタウェイトが背板に装着される過程でボスが進入するガイド穴のいずれか一方が形成された背板と、ボスまたはガイド穴のいずれか他方が形成されたカウンタウェイトと、背板の下部に取り付けられたブラケット、カウンタウェイトに取り付けられて左右方向に延設された支持軸、一端が支持軸に回動可能に連結され、他端が支持軸より前方でブラケットに回動可能に連結されて、作動油の給排によって伸縮する油圧シリンダ、及び一端が支持軸に回動可能に連結され、他端が支持軸より後方でブラケットに回動可能に支持された回動アームを有する着脱装置とを備える。【選択図】図5

Description

本発明は、着脱可能なカウンタウェイトを搭載した作業機械に関する。
一般に、油圧ショベル、油圧クレーン等の作業機械では、車体の前側にショベル、クレーン等のフロント作業機を設け、車体の後側にフロント作業機とバランスさせるためにカウンタウェイトを着脱可能に設けている。また、車体の背板に対してカウンタウェイトを着脱する着脱装置を備えた作業機械も知られている(例えば、特許文献1、2、3参照)。
着脱装置は、例えば、カウンタウェイトの上端に取り付けられて左右方向に延設された支持軸と、一端が支持軸に回動可能に連結され、他端が車体のブラケットに回動可能に連結されたリンク機構とを含む。
特開2016−44512号公報 特開平08−319637号公報 特開2007−162454号公報
上記構成の着脱装置は、リンク機構の遊び等によって、装着作業時に背板とカウンタウェイトとの間に左右方向の位置ずれが生じる。そして、カウンタウェイトは非常に重いので、左右方向の位置合わせが非常に難しい。
本発明は、上記した実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、背板に対してカウンタウェイトを着脱する着脱装置を備えた作業機械において、容易に背板とカウンタウェイトとの左右方向の位置合わせをする技術を提供することになる。
上記目的を達成するために、本発明は、下部走行体と、前記下部走行体に旋回可能に支持された上部旋回体と、前記上部旋回体に支持されて前方に延びるフロント作業機と、前記上部旋回体の後部に設けられた背板に着脱可能に取り付けられるカウンタウェイトと、前記上部旋回体に支持されて、前記背板に対して前記カウンタウェイトを着脱する着脱装置とを備える作業機械であって、前記カウンタウェイトに対面する前記背板の背面には、先細り形状のボス、または上下方向の長さが前記ボスの直径より長く且つ前記カウンタウェイトが前記背板に装着される過程で前記ボスが進入するガイド穴のいずれか一方が形成され、前記背板に対面する前記カウンタウェイトの腹面には、前記ボスまたは前記ガイド穴のいずれか他方が形成され、前記着脱装置は、前記背板の下部に取り付けられたブラケットと、前記カウンタウェイトに取り付けられて左右方向に延設された支持軸と、前記カウンタウェイトが前記背板に取り付けられた状態で、一端が前記支持軸に回動可能に連結され、他端が前記支持軸より前方で前記ブラケットに回動可能に連結されて、作動油の給排によって伸縮する油圧シリンダと、前記カウンタウェイトが前記背板に取り付けられた状態で、一端が前記支持軸に回動可能に連結され、他端が前記支持軸より後方で前記ブラケットに回動可能に支持された回動アームとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、背板に対してカウンタウェイトを着脱する着脱装置を備えた作業機械において、背板とカウンタウェイトとの左右方向の位置合わせを容易にすることができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明に係る作業機械の代表例である油圧ショベルの側面図である。 上部旋回体の後部の要部拡大図である。 背板の斜視図である。 カウンタウェイトの斜視図である。 着脱装置によって着脱されるカウンタウェイトの移動軌跡を示す図である。 カウンタウェイトが背板に装着される過程におけるガイド穴及びボスの位置関係を示す図である。
本発明に係る作業機械の実施形態について、図面を用いて説明する。図1は、本発明に係る作業機械の代表例である油圧ショベル1の側面図である。なお、作業機械の具体例は油圧ショベル1に限定されず、下部走行体、上部旋回体、フロント作業機、及びカウンタウェイトを備えるあらゆる機械(例えば、クレーン、解体作業機、アースドリル等)であってもよい。また、本明細書中の前後左右は、特に断らない限り、油圧ショベル1に搭乗して操作するオペレータの視点を基準としている。
油圧ショベル1は、下部走行体2と、下部走行体2に支持された上部旋回体3とを備える。下部走行体2は、左右一対のクローラ8を備える。そして、走行モータ(図示省略)の回転が伝達されて左右一対のクローラ8が回転すると、油圧ショベル1が走行する。但し、下部走行体2は、クローラ8に代えて、装輪式であってもよい。
上部旋回体3は、下部走行体2に旋回可能に支持されている。上部旋回体3は、ベースとなる旋回フレーム5と、旋回フレーム5の前端中央に上下方向に回動可能に取り付けられたフロント作業機4と、旋回フレーム5の前方左側に配置されたキャブ(運転席)7と、旋回フレーム5の後部に配置された背板10(図2及び図3参照)と、背板10に着脱可能に取り付けられるカウンタウェイト20と、背板10に対してカウンタウェイト20を着脱する着脱装置30(図2参照)とを主に備える。
フロント作業機4は、上部旋回体3に起伏可能に支持されたブーム4aと、ブーム4aの先端に揺動可能に支持されたアーム4bと、アーム4bの先端に揺動可能に支持されたバケット4cと、ブーム4a、アーム4b、及びバケット4cを駆動させる油圧シリンダ4d、4e、4fとを含む。
キャブ7には、油圧ショベル1を操作するオペレータが搭乗する内部空間が形成されている。キャブ7の内部には、オペレータが着席するシート(図示省略)と、シートに着席したオペレータが操作する操作装置(ステアリング、ペダル、レバー、スイッチなど)が配置されている。そして、キャブ7に搭乗したオペレータが操作装置を操作することによって、下部走行体2が走行し、上部旋回体3が旋回し、フロント作業機4が動作する。
次に、図2〜図4を参照して、背板10、カウンタウェイト20、及び着脱装置30の構成を説明する。図2は、上部旋回体3の後部の要部拡大図である。図3は、背板10の斜視図である。図4は、カウンタウェイト20の斜視図である。
図2に示すように、背板10は、上部旋回体3の後部において、上下方向及び左右方向に延設された平板形状の部材である。以下、背板10の表面のうち、後方を向く面(装着されたカウンタウェイト20に対面する面)を「背面11」と表記する。図3に示すように、背板10は、一対のガイド穴12、13と、一対のボルト穴14、15とを有する。
一対のガイド穴12、13は、背板10の下部において、左右方向に離間して形成されている。ガイド穴12、13は、背板10の背面11から前方に向かって延びている。ガイド穴12、13は、背板10の背面11側に開口していれば、背板10を貫通していなくてもよい。一対のボルト穴14、15は、ガイド穴12、13より上方において、左右方向に離間して形成されている。ボルト穴14、15は、背板10を厚み方向に貫通する。
カウンタウェイト20は、フロント作業機4との重量バランスを取るための重量物である。以下、カウンタウェイト20の表面のうち、上方を向く面を「上面21」と表記し、前方を向く面(装着されたときに背板10に対面する面)を「腹面22」と表記する。図4に示すように、カウンタウェイト20は、凹部23と、一対の取付ブラケット24、25と、一対のボス26、27と、一対のボルト穴28、29とを有する。
凹部23は、カウンタウェイト20の左右方向に中央部において、腹面22から後方に延びる凹みである。凹部23は、カウンタウェイト20が背板10に装着されたときに、着脱装置30が収容される空間である。一対の取付ブラケット24、25、一対のボス26、27、及び一対のボルト穴28、29は、左右方向において、凹部23を挟んで反対側に配置されている。
一対の取付ブラケット24、25は、カウンタウェイト20の上面21から上方に突出している。取付ブラケット24、25には、左右方向に貫通する貫通孔24a、25aが形成されている。取付ブラケット24、25は、貫通孔24a、25aに挿入された支持軸(図2参照)32を、回動可能に支持する。
一対のボス26、27は、カウンタウェイト20の腹面22から前方に突出している。ボス26、27は、基端部の直径d(図6(A)参照)より先端部の直径の方が小さい。すなわち、ボス26、27は、先細り形状である。ボス26、27は、カウンタウェイト20が背板10に装着される過程において、背板10のガイド穴12、13に進入する。また、ボス26、27は、カウンタウェイト20が背板10に装着されたときに、ガイド穴12、13の底壁に当接する。
ここで、図6(A)に示すように、背面11側におけるガイド穴12、13の左右方向の幅(以下、「開口幅」と表記する。)は、上方ほど広くなっている。換言すれば、ガイド穴12、13の開口幅は、下方に向かって徐々に狭まっている。さらに、換言すれば、ガイド穴12、13の左右を画定する一対の側壁の間隔は、下方に向かって徐々に狭くなっている。そして、ガイド穴12、13の上端の開口幅Wは、ボス26、27の基端部の直径dより大きい。また、ガイド穴12、13の上下方向の長さHは、ボス26、27の基端部の直径dより大きい。
一対のボルト穴28、29は、カウンタウェイト20を前後方向に貫通する。ボルト穴28、29は、カウンタウェイト20が背板10に装着されたときに、背板10のボルト穴14、15に連通する位置に形成されている。そして、連通したボルト穴14、28及びボルト穴15、29には、カウンタウェイト20を背板10に固定するためのボルト(図示省略)が螺合される。
着脱装置30は、背板10に対してカウンタウェイト20を着脱する装置である。着脱装置30は、背板10の左右方向の中央において、背面11に固定されている。図2に示すように、着脱装置30は、支持ブラケット(ブラケット)31と、支持軸32と、油圧シリンダ33と、回動アーム34とを主に備える。
支持ブラケット31は、背板10の背面11から後方に突出している。支持ブラケット31は、左右方向において、背板10の中央部(より詳細には、一対のガイド穴12、13及び一対のボルト穴14、15の間)に配置されている。支持ブラケット31は、油圧シリンダ33及び回動アーム34の他端を支持する。
支持軸32は、カウンタウェイト20の上端に取り付けられて、左右方向に延設されている。より詳細には、支持軸32は、貫通孔24a、25aに挿入されることによって、取付ブラケット24、25に回転可能に支持される。
油圧シリンダ33は、ボトム室及びロッド室を有するシリンダチューブ35と、シリンダチューブ35から出没するシリンダロッド36とで構成される。油圧シリンダ33は、作動油が給排されることによって伸縮する。より詳細には、ボトム室に作動油が供給され且つロッド室から作動油が排出されることによって、油圧シリンダ33が伸長する。また、ロッド室に作動油が供給され且つボトム室から作動油が排出されることによって、油圧シリンダ33が伸長する。
シリンダロッド36(油圧シリンダ33の一端)は、支持軸32に回動可能に連結されている。シリンダチューブ35(油圧シリンダ33の他端)は、左右方向に延設された支持軸37周りに回動可能に支持ブラケット31に連結されている。回動アーム34の一端は、支持軸32に回動可能に連結されている。また、回動アーム34の他端は、左右方向に延設された支持軸38周りに回動可能に支持ブラケット31に連結されている。なお、図示は省略するが、回動アーム34は、油圧シリンダ33の左右方向の両側に1つずつ設けられている。
支持軸37は、支持軸32より前方に位置している。また、支持軸38は、油圧シリンダ33が最大限縮小した状態(すなわち、カウンタウェイト20が背板10に取り付けられた状態)において、支持軸32より後方に位置している。すなわち、前後方向において、支持軸32は、支持軸37、38の間に位置している。但し、図5に示すように、油圧シリンダ33を伸長すると、前後方向における支持軸32、38の位置が逆転する。そして、支持軸32の中心を通って鉛直方向に延びる仮想線Lと、支持軸32、38の中心を結ぶ仮想線Lとのなす角を、角度αと定義する。
また、支持軸32と支持軸37(すなわち、油圧シリンダ33の基端)との前後方向の距離aより、支持軸32と支持軸38(すなわち、回動アーム34の基端)との前後方向の距離bの方が長い。そして、距離bを長くするほど、前述の角度αを大きくすることができる。さらに、支持軸38は、支持軸37より下方に位置している。
図5は、着脱装置30によって着脱されるカウンタウェイト20の移動軌跡を示す図である。図6は、カウンタウェイト20が背板10に装着される過程におけるガイド穴12、13及びボス26、27の位置関係を示す図である。
カウンタウェイト20は、油圧シリンダ33を伸縮させることによって、図5に破線で示す軌跡に沿って移動する。図5に破線で示すように、カウンタウェイト20の移動軌跡は、支持軸38を中心とし、回動アーム34の長さ(支持軸32、38の距離)を半径とする円弧形状である。
図5に示すように、油圧シリンダ33を伸長させると、油圧シリンダ33及び回動アーム34が支持軸37、38を中心に後方側に回動して、カウンタウェイト20が背板10から取り外される。そして、油圧シリンダ33が最大限伸長すると、カウンタウェイト20が油圧ショベル1の後方の地面Gに載置される。
このとき、油圧シリンダ33は後方に向かって下向きに延設され、回動アーム34は概ね水平に延設される。すなわち、支持軸32は、支持軸37より下方で、支持軸38とほぼ同じ高さに位置する。但し、支持軸32は、油圧シリンダ33の伸縮状態(換言すれば、カウンタウェイト20の位置)に拘わらず、常に支持軸37、38の中心を結ぶ仮想線Lより上方に位置している。
一方、油圧シリンダ33を縮小させると、油圧シリンダ33及び回動アーム34が支持軸37、38を中心に前方側に回動する。このとき、カウンタウェイト20は、円弧形状の軌跡に沿って背板10に近づく。そして、油圧シリンダ33が最大限縮小すると、カウンタウェイト20が背板10の背面に当接する。
ここで、背板10に装着されるカウンタウェイト20の移動軌跡は、カウンタウェイト20が地面Gに載置された状態から支持軸32が仮想線Lに重なる位置までの上昇区間と、支持軸32が仮想線Lに重なる位置からカウンタウェイト20が背板10に当接するまでの下降区間とに分けることができる。仮想線Lは、支持軸38の中心を通って鉛直方向に延びる直線である。換言すれば、仮想線Lは、支持軸32が最も上方に位置する点を通って鉛直方向に延びる直線である。
カウンタウェイト20は、上昇区間において、上昇しながら背板10に向かって前進する。上昇区間では、支持軸38が支持軸32より前方に位置する。そして、支持軸32が仮想線Lに重なったとき、カウンタウェイト20が最も高い位置に到達する。また、カウンタウェイト20は、下降区間において、下降しながら背板10に向かって前進する。下降区間では、支持軸38が支持軸32より後方に位置する。
ここで、シリンダチューブ35と支持軸37との間、シリンダロッド36と支持軸32との間、回動アーム34と支持軸32、38との間には、遊びが設けられている。そのため、カウンタウェイト20は、背板10に装着される過程において、予め定められた位置から左右方向にずれている可能性がある。そこで図6に示すように、本実施形態では、ガイド穴12、13及びボス26、27によって、背板10にカウンタウェイト20を装着する過程において、背板10及びカウンタウェイト20を左右方向に位置合わせする。
まず、カウンタウェイト20が下降区間を移動する過程において、ボス26、27の先端がガイド穴12、13の上端に進入する。このとき、図6(A)に示すように、ボス26、27の先端の位置は、ガイド穴12、13の左右方向の中心からずれている可能性がある。しかしながら、カウンタウェイト20の左右方向の位置ずれが(W−d)/2以下であれば、ボス26、27はガイド穴12、13の上端に進入することができる。
また、カウンタウェイト20が背板10に近づくにつれて、ボス26、27は、ガイド穴12、13の奥に進入すると共に、ガイド穴12、13の下方に移動する。このとき、ボス26、27は、開口幅が下方に向かって徐々に狭くなるガイド穴12、13の側壁に当接して、ガイド穴12、13の左右方向の中心に近づく。
そして、油圧シリンダ33が最大限縮小すると、ボス26、27は、ガイド穴12、13の一対の側壁に当接して、ガイド穴12、13の左右方向の中心に位置合わせされる。また、ボス26、27は、ガイド穴12、13の底壁に当接する。さらに、ボルト穴14、28及びボルト穴15、29が連通する。
そして、連通するボルト穴14、28及びボルト穴15、19にボルトを螺合させることによって、背板10にカウンタウェイト20が装着される。さらに、油圧シリンダ33のボトム室及びロッド室を作動油タンクに連通させると、カウンタウェイト20の重量がガイド穴12、13の底壁によって支持される。
上記の実施形態によれば、例えば以下の作用効果を奏する。
上記の実施形態によれば、油圧シリンダ33を最大限縮小した状態で、油圧シリンダ33の他端(すなわち、支持軸37)を支持軸32より前方に位置させ、回動アーム34の他端(すなわち、支持軸38)を支持軸32より後方に位置させることによって、カウンタウェイト20が上昇区間及び下降区間を経て背板10に装着される。
そして、カウンタウェイト20が下降区間を移動する過程において、ボス26、27がガイド穴12、13の上端に進入し、ガイド穴12、13に沿って下方に移動する。ここで、カウンタウェイト20が左右方向にずれていると、ボス26、27がガイド穴12、13の側壁に当接しながら下方に移動する。
そして、ガイド穴12、13の開口幅は下方に向かって狭くなっているので、ボス26、27が下方に移動する過程で、背板10とカウンタウェイト20とが左右方向に自動的に位置合わせされる。また、ボス26、27を先細り形状としたことによって、ボス26、27がガイド穴12、13にさらに進入しやすくなる。
なお、上記の実施形態では、背板10にガイド穴12、13を形成し、カウンタウェイト20にボス26、27を形成した例を説明したが、ガイド穴及びボスの配置は前述の例に限定されない。すなわち、背板10の背面11にボスまたはガイド穴のいずれか一方が形成され、カウンタウェイト20の腹面22にボスまたはガイド穴のいずれか他方が形成されていればよい。
なお、カウンタウェイト20の腹面22に形成されるガイド穴の開口幅は、下端においてボスの基端の直径より大きく、且つ上方に向かって徐々に狭くなっている。また、背板10の背面から後方に突出するボスは、カウンタウェイト20が背板10に装着されたときに、ガイド穴の天壁に当接して、カウンタウェイト20の重量を支持する。
また、上記の実施形態によれば、a<bとなるように、支持軸32、37、38をレイアウトすることによって、角度αを大きくすることができる。これにより、下降区間が長くなるので、ボス26、27がガイド穴12、13に進入してから底壁に当接するまでの移動距離を長くすることができる。その結果、カウンタウェイト20の左右方向の位置ずれを徐々に補正することができる。
また、上記の実施形態によれば、支持軸32が仮想線Lより常に上方に位置する。これにより、着脱装置30は、油圧シリンダ33の伸長のみによってカウンタウェイト20を背板10から取外し、油圧シリンダ33の縮小のみによってカウンタウェイト20を背板10に装着することができる。換言すれば、カウンタウェイト20を背板10から取り外す(または、装着する)過程において、油圧シリンダ33の伸長及び縮小を組み合わせる必要がない。その結果、着脱装置30の構成をシンプルにすることができる。
また、上記の実施形態によれば、ボス26、27をガイド穴12、13の底壁に当接させることによって、カウンタウェイト20の重量を、ボルト穴14、15、28、29に螺合したボルトと、ガイド穴12、13の底壁に当接したボス26、27とで支持することができる。これにより、同一重量のカウンタウェイト20を支持するのに、より細いボルトを用いることができる。また、同一径のボルトで、より重量の大きいカウンタウェイト20を支持することができる。
上述した実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
1 油圧ショベル
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 フロント作業機
4a ブーム
4b アーム
4c バケット
4d,4e,4f,33 油圧シリンダ
5 旋回フレーム
7 キャブ(運転席)
8 クローラ
10 背板
11 背面
12,13 ガイド穴
14,15,28,29 ボルト穴
20 カウンタウェイト
21 上面
22 腹面
23 凹部
24,25 取付ブラケット
24a,25a 貫通孔
26,27 ボス
30 着脱装置
31 支持ブラケット
32,37,38 支持軸
34 回動アーム
35 シリンダチューブ
36 シリンダロッド

Claims (5)

  1. 下部走行体と、
    前記下部走行体に旋回可能に支持された上部旋回体と、
    前記上部旋回体に支持されて前方に延びるフロント作業機と、
    前記上部旋回体の後部に設けられた背板に着脱可能に取り付けられるカウンタウェイトと、
    前記上部旋回体に支持されて、前記背板に対して前記カウンタウェイトを着脱する着脱装置とを備える作業機械であって、
    前記カウンタウェイトに対面する前記背板の背面には、先細り形状のボス、または上下方向の長さが前記ボスの直径より長く且つ前記カウンタウェイトが前記背板に装着される過程で前記ボスが進入するガイド穴のいずれか一方が形成され、
    前記背板に対面する前記カウンタウェイトの腹面には、前記ボスまたは前記ガイド穴のいずれか他方が形成され、
    前記着脱装置は、
    前記背板の下部に取り付けられたブラケットと、
    前記カウンタウェイトに取り付けられて左右方向に延設された支持軸と、
    前記カウンタウェイトが前記背板に取り付けられた状態で、一端が前記支持軸に回動可能に連結され、他端が前記支持軸より前方で前記ブラケットに回動可能に連結されて、作動油の給排によって伸縮する油圧シリンダと、
    前記カウンタウェイトが前記背板に取り付けられた状態で、一端が前記支持軸に回動可能に連結され、他端が前記支持軸より後方で前記ブラケットに回動可能に支持された回動アームとを備えることを特徴とする作業機械。
  2. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記支持軸と前記油圧シリンダの他端との間の前後方向の距離aより、前記支持軸と前記回動アームの他端との間の前後方向の距離bの方が長いことを特徴とする作業機械。
  3. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記支持軸は、前記油圧シリンダの他端と前記回動アームの他端とを結ぶ仮想線より上方に位置することを特徴とする作業機械。
  4. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記ガイド穴は、前記背板の背面に形成され、
    前記ガイド穴の左右方向の開口幅は、上端において前記ボスの直径より大きく、且つ下方に向かって徐々に狭くなっていることを特徴とする作業機械。
  5. 請求項4に記載の作業機械において、
    前記ボスは、前記油圧シリンダが最大限縮小したときに、前記ガイド穴の底面に支持されることを特徴とする作業機械。
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Citations (4)

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