JP2021147994A - 作業機械 - Google Patents

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悠哉 辻本
Yuya Tsujimoto
悠哉 辻本
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Abstract

【課題】背板とカウンタウェイトとを左右方向に位置合わせ可能な作業機械を提供する。【解決手段】作業機械は、背板(10)に対してカウンタウェイト(20)を着脱する着脱装置と、背板(10)に対面する腹面(22)から上部旋回体の後方側に凹み、カウンタウェイト(20)が背板(10)に装着されたときに着脱装置を収容する凹部(23)、及び凹部(23)の左右方向の端部を画定する一対のガイド壁(25a,25b)を有するカウンタウェイト(20)と、上部旋回体の左右方向に離間した位置において、上部旋回体の後方側に突出し、カウンタウェイト(20)が背板(10)に装着される過程でガイド壁(25a、25b)に当接しガイドされる一対のガイド突起(15a,15b)が形成された背板(10)とを備える。【選択図】図7

Description

本発明は、着脱可能なカウンタウェイトを搭載した作業機械に関する。
一般に、油圧ショベル、油圧クレーン等の作業機械では、車体の前側にバケット、クレーン等のフロント作業機を設け、車体の後側にフロント作業機とバランスさせるためにカウンタウェイトを着脱可能に設けている。また、車体の背板に対してカウンタウェイトを着脱する着脱装置を備えた作業機械も知られている(例えば、特許文献1、2、3参照)。
着脱装置は、例えば、カウンタウェイトの上端に取り付けられて左右方向に延設された支持軸と、一端が支持軸に回動可能に連結され、他端が車体のブラケットに回動可能に連結されたリンク機構とを含む。
特開2016−44512号公報 特開平08−319637号公報 特開2007−162454号公報
上記構成の着脱装置は、リンク機構の遊び等によって、装着作業時に背板とカウンタウェイトとの間に左右方向の位置ずれが生じる。そして、カウンタウェイトは非常に重いので、左右方向の位置合わせが非常に難しい。
本発明は、上記した実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、背板に対してカウンタウェイトを着脱する着脱装置を備えた作業機械において、背板とカウンタウェイトとの左右方向の位置合わせを容易に行える技術を提供することになる。
上記目的を達成するために、本発明は、下部走行体と、前記下部走行体に旋回可能に支持された上部旋回体と、前記上部旋回体に支持されて前方に延びるフロント作業機と、前記上部旋回体の後部に設けられた背板に着脱可能に取り付けられるカウンタウェイトと、前記上部旋回体に支持されて、前記背板に対して前記カウンタウェイトを着脱する着脱装置とを備える作業機械であって、前記着脱装置は、前記背板の下部に取り付けられたブラケットと、前記上部旋回体の左右方向に延びる第1支持軸、前記上部旋回体の左右方向に延びて前記カウンタウェイトに回動可能に連結される一対の第2支持軸、及び前記第1支持軸と前記一対の第2支持軸それぞれとに回動可能に連結された一対の連結部材を有する連結具と、前記カウンタウェイトが前記背板に取り付けられた状態で、一端が前記第1支持軸に回動可能に連結され、他端が前記ブラケットに回動可能に連結されて、作動油の給排によって伸縮する油圧シリンダと、前記カウンタウェイトが前記背板に取り付けられた状態で、一端が前記第1支持軸に回動可能に連結され、他端が前記ブラケットに回動可能に支持された回動アームとを備え、前記回動アームの他端は、前記油圧シリンダの他端よりも前記上部旋回体の前方側に位置し、前記カウンタウェイトは、前記背板に対面する腹面から前記上部旋回体の後方側に凹み、前記カウンタウェイトが前記背板に装着されたときに前記着脱装置を収容する凹部と、前記上部旋回体の左右方向における前記凹部の端部を画定する一対のガイド壁とを有し、前記背板には、前記上部旋回体の左右方向に離間した位置において、前記上部旋回体の後方側に突出し、前記カウンタウェイトが前記背板に装着される過程で前記ガイド壁に当接しガイドされる一対のガイド突起が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、背板に対してカウンタウェイトを着脱する着脱装置を備えた作業機械において、背板とカウンタウェイトとの左右方向の位置合わせを容易に行うことができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明に係る作業機械の代表例である油圧ショベルの側面図である。 本実施形態に係る背板及び着脱装置の背面図である。 本実施形態に係る背板及び着脱装置の側面図である。 背板に対するガイド突起の取付構造を示す図である。 本実施形態に係るカウンタウェイトの斜視図である。 油圧シリンダを最大限縮小させたときの側面図である。 カウンタウェイトを背板に装着する過程の平面図である。 図7のVIIIで示す領域の拡大図である。 変形例に係る背板及び着脱装置の背面図である。 変形例に係る背板及び着脱装置の側面図である。 変形例に係るカウンタウェイトの正面図である。 変形例に係るカウンタウェイトを背板に取り付ける過程を説明するための図である。
本発明に係る作業機械の実施形態について、図面を用いて説明する。図1は、本発明に係る作業機械の代表例である油圧ショベル1の側面図である。なお、作業機械の具体例は油圧ショベル1に限定されず、下部走行体、上部旋回体、フロント作業機、及びカウンタウェイトを備えるあらゆる機械(例えば、クレーン、解体作業機、アースドリル等)であってもよい。また、本明細書中の前後左右は、特に断らない限り、油圧ショベル1に搭乗して操作するオペレータの視点を基準としている。
油圧ショベル1は、下部走行体2と、下部走行体2に支持された上部旋回体3とを備える。下部走行体2は、左右一対のクローラ8を備える。そして、走行モータ(図示省略)の回転が伝達されて左右一対のクローラ8が回転すると、油圧ショベル1が走行する。但し、下部走行体2は、クローラ8に代えて、装輪式であってもよい。
上部旋回体3は、下部走行体2に旋回可能に支持されている。上部旋回体3は、ベースとなる旋回フレーム5と、旋回フレーム5の前端中央に上下方向に回動可能に取り付けられたフロント作業機4と、旋回フレーム5の前方左側に配置されたキャブ(運転席)7と、旋回フレーム5の後部に配置された背板10(図2及び図3参照)と、背板10に着脱可能に取り付けられるカウンタウェイト20と、背板10に対してカウンタウェイト20を着脱する着脱装置30(図2及び図3参照)とを主に備える。
フロント作業機4は、上部旋回体3に起伏可能に支持されたブーム4aと、ブーム4aの先端に揺動可能に支持されたアーム4bと、アーム4bの先端に揺動可能に支持されたバケット4cと、ブーム4a、アーム4b、及びバケット4cを駆動させる油圧シリンダ4d、4e、4fとを含む。
キャブ7には、油圧ショベル1を操作するオペレータが搭乗する内部空間が形成されている。キャブ7の内部には、オペレータが着席するシート(図示省略)と、シートに着席したオペレータが操作する操作装置(ステアリング、ペダル、レバー、スイッチなど)が配置されている。そして、キャブ7に搭乗したオペレータが操作装置を操作することによって、下部走行体2が走行し、上部旋回体3が旋回し、フロント作業機4が動作する。
次に、図2〜図5を参照して、背板10、カウンタウェイト20、及び着脱装置30の構成を説明する。図2は、背板10及び着脱装置30の背面図である。図3は、背板10及び着脱装置30の側面図である。図4は、背板10に対するガイド突起12bの取付構造を示す図である。図5は、カウンタウェイト20の斜視図である。
なお、以下の説明における方向は、上部旋回体3を基準として定義される。すなわち、キャブ7に搭乗したオペレータの正面側を「上部旋回体3の前方側」とし、これと反対側を「上部旋回体3の後方側」とし、前方側を向いたときの左右方向を「上部旋回体3の左右方向」とする。但し、以下の説明では、「上部旋回体3の」を省略して、単に「前方側」、「後方側」、「左右方向」と表記する。同様に、「上部旋回体3の上方側」、「上部旋回体3の下方側」、「上部旋回体3の前後方向」、「上部旋回体3の上下方向」についても、「上部旋回体3の」を省略して、単に「上方側」、「下方側」、「前後方向」、「上下方向」と表記する。
図2及び図3に示すように、背板10は、上部旋回体3の後部において、上下方向及び左右方向に延設された平板形状の部材である。以下、背板10の表面のうち、後方側を向く面(装着されたカウンタウェイト20に対面する面)を「背面11」と表記する。背板10は、一対のガイド突起12a、12bと、一対のガイド穴13a、13bと、一対のボルト穴14a、14bとを有する。また、背板10は、背面11の左右方向の中央部において、着脱装置30を支持している。
一対のガイド突起12a、12b、一対のガイド穴13a、13b、及び一対のボルト穴14a、14bは、左右方向に離間して形成されている。換言すれば、一対のガイド突起12a、12b、一対のガイド穴13a、13b、及び一対のボルト穴14a、14bは、着脱装置30を挟んで反対側に形成されている。
一対のガイド突起12a、12bは、直方体形状の外形を呈する。ガイド突起12a、12bは、背面11から後方側に向かって突出している。また、ガイド突起12a、12bは、傾斜面15a、15bを有する。
傾斜面15a、15bは、ガイド突起12a、12bの先端近傍において、左右方向の外側の面(カウンタウェイト20を背板10に装着する過程において、後述するガイド壁25a、25bに対面し得る面)に形成されている。傾斜面15a、15bは、ガイド突起12a、12bの先端に向かって内側に傾斜している。換言すれば、傾斜面15a、15bの左右方向の間隔は、ガイド突起12a、12bの先端に近づくほど狭くなる。
図4に示すように、ガイド突起12bは、連通する調整穴16b及びボルト穴17bにボルト18bを挿入し、背板10の前面側に突出したボルト18bの先端にナット19bを螺合することによって、背板10に取り付けられる。なお、背板10に対するガイド突起12a、12bの取付構造は共通なので、以下、ガイド突起12bについて説明する。
図4(A)に示すように、調整穴16bは、背板10を厚み方向に貫通している。また、図4(B)に示すように、調整穴16bは、左右方向の開口幅が上下方向の開口幅より広い横長形状である。より詳細には、調整穴16bの上下方向の開口幅は、ボルト18bのボルト径に対応する。一方、調整穴16bの左右方向の開口幅は、ボルト18bのボルト径より大きい。
図4(A)に示すように、ボルト穴17bは、ガイド突起12bの先端面及び基端面の間を、ガイド突起12bの延設方向に貫通している。そして、調整穴16bの左右方向の開口幅の範囲において、ガイド突起12bの基端面を背板10の背面11に当接させると、調整穴16bとボルト穴17bとが連通する。
ボルト18bは、連通したボルト穴17b及び調整穴16bに、ガイド突起12bの先端側から挿入される。そして、背板10の前面側に突出したボルト18bの先端に、ナット19bを螺合させることによって、ガイド突起12bが背板10に固定される。また、ボルト穴17bを連通させる調整穴16bの左右方向の位置を変更することによって、背板10におけるガイド突起12bの左右方向の位置を調整することができる。
一対のガイド穴13a、13bは、ガイド突起12a、12bより下方側において、背板10の背面11から前方側に向かって延びている。ガイド穴13a、13bは、背板10の背面11側に開口していれば、背板10を貫通していなくてもよい。一対のボルト穴14a、14bは、ガイド突起12a、12bより上方側において、背板10を厚み方向に貫通する。
カウンタウェイト20は、フロント作業機4との重量バランスを取るための重量物である。以下、カウンタウェイト20の表面のうち、前方側を向く面(装着されたときに背板10に対面する面)を「腹面22」と表記する。図5に示すように、カウンタウェイト20は、凹部23と、一対の取付ブラケット24a、24bと、一対のガイド壁25a、25bと、一対のボス26a、26bと、一対のボルト穴27a、27bとを有する。
凹部23は、カウンタウェイト20の左右方向に中央部において、腹面22から後方側に延びる凹みである。凹部23は、カウンタウェイト20が背板10に装着されたときに、着脱装置30が収容される空間である。一対のボス26a、26b及び一対のボルト穴27a、27bは、左右方向において、凹部23を挟んで反対側に配置されている。
一対の取付ブラケット24a、24bは、凹部23の内部に設けられている。取付ブラケット24a、24bには、左右方向に貫通する貫通孔28a、28b(参照番号「28a」は図示省略)が形成されている。カウンタウェイト20は、貫通孔28a、28bに挿入された支持軸42a、42b(図2参照)を介して、着脱装置30に回動可能に連結される。
一対のガイド壁25a、25bは、凹部23の左右方向の端部を画定する壁である。ガイド壁25a、25bは、それぞれが上下方向及び前後方向に広がる面である。また、ガイド壁25a、25bは、左右方向において、互いに対面している。さらに、ガイド壁25a、25bの左右方向の間隔は、ガイド突起12a、12bの外側の面同士の間隔より僅かに広く設定される。
さらに、図8に示すように、ガイド壁25bの前端には、傾斜面29bが設けられている。傾斜面29bは、ガイド壁25bの前方側に向かって、左右方向の外側に傾斜する平面である。なお、図示は省略するが、ガイド壁25aの前端にも傾斜面29a(参照番号「29a」は図示省略)が設けられている。すなわち、一対のガイド壁25a、25b(換言すれば、一対の傾斜面29a、29b)の左右方向の間隔は、前方側に向かって徐々に広くなっている。
一対のボス26a、26bは、カウンタウェイト20の腹面22から前方側に突出している。ボス26a、26bは、基端部の直径より先端部の直径の方が小さい。すなわち、ボス26a、26bは、先細り形状である。ボス26a、26bは、カウンタウェイト20が背板10に装着される過程において、背板10のガイド穴13a、13bに進入する。また、ボス26a、26bは、カウンタウェイト20が背板10に装着されたときに、ガイド穴13a、13bの底壁に当接する。
一対のボルト穴27a、27bは、カウンタウェイト20を前後方向に貫通する。ボルト穴27a、27bは、カウンタウェイト20が背板10に装着されたときに、背板10のボルト穴14a、14bに連通する位置に形成されている。そして、連通したボルト穴14a、27a及びボルト穴14b、27bには、カウンタウェイト20を背板10に固定するためのボルト(図示省略)が螺合される。
着脱装置30は、背板10に対してカウンタウェイト20を着脱する装置である。着脱装置30は、背板10の左右方向の中央において、背面11に固定されている。図2及び図3に示すように、着脱装置30は、支持ブラケット(ブラケット)31と、連結具32と、油圧シリンダ33と、回動アーム34a、34b(以下、これらを総称して、「回動アーム34」と表記することがある。)とを主に備える。
支持ブラケット31は、背板10の背面11から後方側に突出している。支持ブラケット31は、左右方向において、背板10の中央部(より詳細には、一対のガイド突起12a、12b、一対のガイド穴13a、13b、及び一対のボルト穴14a、14bの間)に配置されている。支持ブラケット31は、油圧シリンダ33及び回動アーム34を支持する。
支持ブラケット31は、支持プレート31a、31bで構成される。支持プレート31a、31bは、左右方向に離間した位置において、背板10の背面11に固定されている。また、支持プレート31a、31bは、背板10の背面11から後方側に突出し、且つ上下方向に延設されている。支持プレート31a、31bは、支持軸35を介して油圧シリンダ33の他端を回動可能に支持し、支持軸36a、36bを介して回動アーム34a、34bの他端を回動可能に支持する。
連結具32は、カウンタウェイト20と油圧シリンダ33及び回動アーム34とを連結する。より詳細には、連結具32は、油圧シリンダ33及び回動アーム34に対してカウンタウェイト20を、左右方向に延びる軸線回りに回動可能に連結する。
連結具32は、支持軸(第1支持軸)41と、一対の支持軸(第2支持軸)42a、42b(以下、これらを総称して、「支持軸42」と表記することがある。)と、一対の連結部材43a、43b(以下、これらを総称して、「連結部材43」と表記することがある。)とを主に備える。
支持軸41は、左右方向に延設されている。また、支持軸41は、油圧シリンダ33の一端及び回動アーム34a、34bの一端が回動可能に連結されている。さらに、支持軸41は、回動アーム34a、34bより外側の両端部において、連結部材43が回動可能に連結されている。
支持軸42は、左右方向に延設されている。支持軸42a、42bは、取付ブラケット24a、24bの貫通孔28a、28bに挿入される。すなわち、支持軸42は、取付ブラケット24a、24bを介して、カウンタウェイト20に回動可能に連結されている。また、支持軸42a、42bは、連結部材43a、43bが回動可能に連結されている。すなわち、支持軸42は、連結部材43とカウンタウェイト20とを回動可能に連結している。
連結部材43は、支持軸41、42それぞれに回動可能に連結されている。より詳細には、一対の連結部材43a、43bそれぞれは、一端が支持軸41に回動可能に連結され、他端が一対の支持軸42a、42bそれぞれに回動可能に連結されている。
油圧シリンダ33は、ボトム室及びロッド室を有するシリンダチューブ33aと、シリンダチューブ33aから出没するシリンダロッド33bとで構成される。油圧シリンダ33は、作動油が給排されることによって伸縮する。より詳細には、ボトム室に作動油が供給され且つロッド室から作動油が排出されることによって、油圧シリンダ33が伸長する。また、ロッド室に作動油が供給され且つボトム室から作動油が排出されることによって、油圧シリンダ33が縮小する。
シリンダロッド33b(油圧シリンダ33の一端)は、支持軸41に回動可能に連結されている。シリンダチューブ33a(油圧シリンダ33の他端)は、支持軸35周りに回動可能に支持ブラケット31に連結されている。
回動アーム34a、34bは、左右方向において、油圧シリンダ33を挟んで反対側に配置されている。回動アーム34a、34bは、一端が支持軸41に回動可能に連結されている。また、回動アーム34a、34bは、他端が支持軸36a、36b周りに回動可能に支持ブラケット31に連結されている。
そして、カウンタウェイト20が背板10に取り付けられた状態で、支持軸35、36a、36bは、支持軸41より前方側に位置している。また、支持軸36a、36bは、支持軸35の前方側で且つ上方側に配置されている。さらに、支持軸41は、油圧シリンダ33の伸縮状態(換言すれば、カウンタウェイト20の位置)に拘わらず、常に支持軸35、36bの中心を結ぶ仮想線Lより上方側に位置している。
図6は、油圧シリンダ33を最大限縮小させたときの側面図である。図7は、カウンタウェイト20を背板10に装着する過程の平面図である。図8は、図7のVIIIで示す領域の拡大図である。
油圧シリンダ33を縮小させると、油圧シリンダ33及び回動アーム34が支持軸35、36a、36bを中心に後方側に回動して、カウンタウェイト20が背板10から取り外される。そして、油圧シリンダ33が最大限縮小すると、図6に示すように、カウンタウェイト20が油圧ショベル1の後方側の地面Gに載置される。
一方、図6の状態から油圧シリンダ33を伸長させると、油圧シリンダ33及び回動アーム34が支持軸35、36a、36bを中心に前方側に回動する。このとき、カウンタウェイト20は、上昇しながら背板10に向かって前進する。そして、油圧シリンダ33が最大限伸長すると、カウンタウェイト20が背板10の背面11に当接する。
背板10に対してカウンタウェイト20を装着する際の移動軌跡は、支持軸36a、36bを中心とし、回動アーム34の長さを半径とする円弧形状である。そして、カウンタウェイト20は、油圧シリンダ33が最大限縮小したときに最も下に位置し、油圧シリンダ33が最大限伸長したときに最も上に位置する。
ここで、シリンダチューブ33aと支持軸35との間、シリンダロッド33bと支持軸41との間、回動アーム34と支持軸36a、36b、41との間には、遊びが存在する。そのため、カウンタウェイト20は、背板10に装着される過程において、予め定められた位置から左右方向にずれている可能性がある。そこで図7及び図8に示すように、本実施形態では、ガイド突起12a、12b及びガイド壁25a、25bによって、背板10及びカウンタウェイト20の左右方向の位置合わせを行う。
まず、カウンタウェイト20が上昇しながら前進すると、ガイド突起12a、12bが前側から凹部23に進入する。このとき、背板10及びカウンタウェイト20の左右方向の位置が合っていれば、ガイド突起12a、12bは、ガイド壁25a、25bに当接することなく、凹部23に進入することができる。
一方、図7及び図8に示すように、背板10に対してカウンタウェイト20が左方にずれていると、右側のガイド突起12bが右側のガイド壁25bに当接する。一方、このとき、左側のガイド突起12a及びガイド壁25aは接触しない。
より詳細には、まず、ガイド突起12bの傾斜面15bと、ガイド壁25bの傾斜面29bとが当接する。この状態で油圧シリンダ33をさらに伸長させると、ガイド突起12bがカウンタウェイト20を右方にガイドされながら、さらに凹部23の奥に進入する。そして、油圧シリンダ33が最大限伸長すると、背板10とカウンタウェイト20とが左右方向に位置合わせされる。
また図示は省略するが、背板10に対してカウンタウェイト20が右方にずれていると、左側のガイド突起12aが左側のガイド壁25aに当接する。すなわち、背板10に対してカウンタウェイト20が左右の一方側にずれている場合、左右一対のガイド突起12a、12bの他方が、左右一対のガイド壁25a、25bの他方に当接してガイドされ、背板10とカウンタウェイト20とを左右方向に位置合わせする。
このとき、背板10とカウンタウェイト20とは、前後方向に所定の間隔を隔てて離間している。但し、背板10とカウンタウェイト20とが位置合わせされることによって、ガイド穴13a、13b及びボス26a、26bも左右方向に位置合わせされる。また、油圧シリンダ33が最大限伸長すると、ガイド穴13a、13bの下端と、ボス26a、26bの下端とは、高さ位置が同一になると共に、ボルト穴14a、27aが連通し、ボルト穴14b、27bが連通する。
このとき、背板10とカウンタウェイト20とは、前後方向に所定の間隔を隔てて離間している。そこで、連通したボルト穴14a、27a及びボルト穴14b、27bにボルトを螺合させると、カウンタウェイト20が背板10に近づく向きに平行移動する。これにより、ボス26a、26bがガイド穴13a、13bに進入する。また、ボス26a、26bは、ガイド穴13a、13bの底壁に当接する。
そして、背板10とカウンタウェイト20とが当接するまでボルトを螺合することによって、背板10にカウンタウェイト20が装着される。さらに、油圧シリンダ33のボトム室及びロッド室を作動油タンクに連通させると、カウンタウェイト20の重量がガイド穴13a、13bの底壁によって支持される。
上記の実施形態によれば、例えば以下の作用効果を奏する。
上記の実施形態によれば、油圧シリンダ33及び回動アーム34の他端(すなわち、支持軸35、36a、36b)を支持軸41より前方側に配置することによって、カウンタウェイト20が上昇しながら背板10に向かって前進する。
そして、カウンタウェイト20が上昇しながら前進する過程において、ガイド突起12a、12bが凹部23に進入する。ここで、カウンタウェイト20が左右方向にずれていると、ガイド突起12a、12bがガイド壁25a、25bに当接しながら凹部23の奥に移動する。その結果、ガイド突起12a、12bが凹部23の奥に移動する過程で、背板10とカウンタウェイト20とが左右方向に自動的に位置合わせされる。
ここで、ガイド突起12a、12bの先端に傾斜面15a、15bを設けることによって、ガイド突起12a、12bが凹部23に進入しやすくなる。また、ガイド壁25a、25bに傾斜面29a、29bを設けることによっても、ガイド突起12a、12bが凹部23に進入しやすくなる。なお、傾斜面15a、15b、29a、29bは、平坦面に限定されず、凸曲面であってもよい。また、ガイド突起12a、12b及びガイド壁25a、25bの両方に傾斜面を設ける必要は必ずしもなく、少なくとも一方に設ければよい。
また、上記の実施形態によれば、調整穴16bに対するボルト穴17bの左右方向の連通位置を調整することができる。換言すれば、背板10の背面における一対のガイド突起12a、12bの左右方向の間隔を調整することができる。その結果、寸法公差などによるガイド壁25a、25bの間隔のばらつきを吸収することができる。また、ガイド突起12a、12bの損傷時の交換が容易になる。但し、背板10にガイド突起12a、12bを取り付ける方法は、前述の例に限定されず、溶接などであってもよい。
また、上記の実施形態によれば、支持軸41が仮想線Lより常に上方側に位置する。これにより、着脱装置30は、油圧シリンダ33の縮小のみによってカウンタウェイト20を背板10から取外し、油圧シリンダ33の伸長のみによってカウンタウェイト20を背板10に装着することができる。換言すれば、カウンタウェイト20を背板10から取り外す(または、装着する)過程において、油圧シリンダ33の伸長及び縮小を組み合わせる必要がない。その結果、着脱装置30の構成をシンプルにすることができる。
また、上記の実施形態によれば、ボス26a、26bをガイド穴13a、13bの底壁に当接させることによって、カウンタウェイト20の重量を、ボルト穴14a、14b、27a、27bに螺合したボルトと、ガイド穴13a、13bの底壁に当接したボス26a、26bとで支持することができる。これにより、同一重量のカウンタウェイト20を支持するのに、より細いボルトを用いることができる。また、同一径のボルトで、より重量の大きいカウンタウェイト20を支持することができる。
なお、上記の実施形態では、背板10にガイド穴13a、13bを形成し、カウンタウェイト20にボス26a、26bを形成した例を説明したが、ガイド穴及びボスの配置は前述の例に限定されない。すなわち、背板10の背面11にボス及びガイド穴の一方が形成され、カウンタウェイト20の腹面22にボス及びガイド穴の他方が形成されていればよい。
[変形例]
以下、図9〜図12を参照して、変形例に係るカウンタウェイト20A及び着脱装置30Aを説明する。図9は、変形例に係る背板10及び着脱装置30Aの背面図である。図10は、変形例に係る背板10及び着脱装置30Aの側面図である。図11は、変形例に係るカウンタウェイト20Aの正面図である。図12は、変形例に係るカウンタウェイト20Aを背板10に取り付ける過程を説明するための図である。なお、上記の実施形態との共通点の詳細な説明は省略し、相違点を中心に説明する。
上記の実施形態に係る着脱装置30と、変形例に係る着脱装置30Aとは、連結具32、50の構成が相違し、その他の点が共通する。変形例に係る連結具50は、支持軸(第1支持軸)51と、一対の支持軸(第2支持軸)52a、52bと、一対の連結部材53a、53bとを主に備える。
変形例に係る支持軸51は、上記の実施形態に係る支持軸41に対応する。但し、支持軸51は、支持軸41と比較して、左右方向の延設長さが長くなっている。変形例に係る支持軸52a、52bは、上記の実施形態に係る支持軸42a、42bに対応する。なお、支持軸51の左右方向の両端部(換言すれば、支持軸42a、42b)は、ガイド穴13a、13bの中心を通り上下方向に延びる仮想線L1a、L1bと重なる位置に配置される。
変形例に係る連結部材53a、53bは、上記の実施形態に係る連結部材43a、43bに対応する。但し、変形例に係る連結部材53a、53bは、支持軸51が挿通される長孔54a、54b(「54a」は図示省略)と、調整ボルト55a、55bとを備える点で、上記の実施形態に係る連結部材43a、43bと相違する。
図10に示すように、長孔54bは、長尺棒状の連結部材53bの一端側に設けられている。長孔54bは、連結部材53bを左右方向に貫通する。また、連結部材53bの長手方向における長孔54bの開口幅は、支持軸51の直径より大きく設定されている。すなわち、長孔54bに挿入された支持軸51は、連結部材53bの長手方向(すなわち、支持軸52bに接離する方向)に移動することができる。連結部材53aに設けられた長孔54a(図示省略)も同様である。
調整ボルト55bは、連結部材53bの一端から長孔54bに至るボルト穴(図示省略)に螺合されている。調整ボルト55bの先端は、長孔54bに挿入された支持軸51の外周面に当接する。そして、調整ボルト55bの螺合量を調整することによって、長孔54b内における支持軸51の位置(換言すれば、支持軸51と支持軸52bとの距離)が変更される。
より詳細には、調整ボルト55bの螺合量を増加させると、支持軸51と支持軸52bとの距離が短くなる。一方、調整ボルト55bの螺合量を減少させると、支持軸51と支持軸52bとの距離が長くなる。連結部材53aに設けられた調整ボルト55a(図示省略)も同様である。すなわち、連結部材53a、53bは、支持軸51と支持軸52a、52bとの距離を独立して変更可能に構成されている。
図11に示すように、変形例に係るカウンタウェイト20Aの腹面22には、凹部23A、23Bが形成されている。凹部23A、23Bは、上記の実施形態に係る凹部23に対応する。但し、凹部23Aは、凹部23Bより下方側において、左右方向の幅が凹部23Bより狭く設定されている。換言すれば、凹部23Bは、凹部23Aより上方側において、左右方向の幅が凹部23Aより広く設定されている。
変形例に係る一対のガイド壁25a、25bは、凹部23Aの左右方向の端部を画定する壁である。また、変形例に係る一対のボス26a、26b及び一対のボルト穴27a、27bは、凹部23Aを挟んで左右方向に離間して配置されている。さらに、変形例に係る一対の取付ブラケット24a、24bは、ガイド壁25a、26より左右方向の外側において、凹部23Bに配置されている。より詳細には、一対の取付ブラケット24a、24bは、一対のボス26a、26bそれぞれの中心を通り上下方向に延びる仮想線L2a、L2bと重なる位置に配置されている。
次に、変形例に係る着脱装置30Aを用いて、変形例に係るカウンタウェイト20Aを背板10に装着する手順を説明する。なお、上記の実施形態で説明した装着手順との共通点の詳細な説明は省略し、相違点を中心に説明する。
変形例に係る支持軸52a、52bを取付ブラケット24a、24bに取り付けて油圧シリンダ33を伸長させると、カウンタウェイト20Aは、上昇しながら背板10に向かって前進する。しかしながら、カウンタウェイト20A及び着脱装置30Aの公差、調整ボルト55a、55bの螺合量のバラツキ、取付場所の傾斜などの影響を受けて、カウンタウェイト20Aは左右方向に傾斜する可能性がある。
そして、カウンタウェイト20Aが傾斜した状態で、ボス26a、26bの先端面と、背板10の背面11とが面一になるまで油圧シリンダ33を伸長させる(典型的には、油圧シリンダ33を最大まで伸長させる)と、図12(A)に示すように、ガイド穴13aとボス26aとの位置、及びガイド穴13bとボス26bとの位置の一方または両方にズレが生じる。
また、図12(B)に示すように、ガイド突起12a、12bがガイド壁25a、25bの間に挿入されると、図12(A)の場合と比較して、ガイド穴13a及びボス26aのズレと、ガイド穴13b及びボス26bのズレとが減少する方向に、カウンタウェイト20Aの位置が調整される。
そこで、油圧ショベル1のオペレータは、ガイド穴13a及びボス26aの上下方向の位置ずれ量ΔH1と、ガイド穴13b及びボス26bの上下方向の位置ずれ量ΔH2とを計測する。次に、オペレータは、油圧シリンダ33を縮小させてカウンタウェイト20Aを地面Gに載置する。さらに、オペレータは、計測した位置ずれ量ΔH1、ΔH2を相殺する方向に、調整ボルト55a、55bの螺合量を調整する。
一例として、ボス26aがガイド穴13aよりΔH1だけ下方側に位置している場合、調整ボルト55aの螺合量をΔH1だけを増加させる。他の例として、ボス26bがガイド穴13bよりΔH2だけ上方側に位置している場合、調整ボルト55bの螺合量をΔH2だけ減少させる。これにより、支持軸51、52aの距離と、支持軸51、52bの距離とが独立して調整される。
ここで、取付ブラケット24a、24b及びボス26a、26bを、上下方向に延びる仮想線L2a、L2b上に配置したので、位置ずれ量ΔH1、H2と、調整ボルト55a、55bの螺合量とが一対一に対応する。そのため、オペレータは、計測した位置ずれ量ΔH1、H2に相当する量だけ、調整ボルト55a、55bの螺合量を調整すればよい。
そして、再び油圧シリンダ33を伸長させて、カウンタウェイト20Aを背板10の背面11に装着する。この手順は、上記の実施形態と共通するので、再度の説明は省略する。なお、調整ボルト55a、55bの調整後において、ボス26a、26bの先端面と、背板10の背面11とが面一になると、ガイド穴13aの下端とボス26aの下端とが一致し、ガイド穴13bの下端とボス26bの下端とが一致する。
上記の変形例によれば、調整ボルト55a、55bの螺合量を調整することによって、位置ずれ量ΔH1、ΔH2を小さくすることができる。これにより、カウンタウェイト20A及び着脱装置30Aの公差、調整ボルト55a、55bの螺合量のバラツキ、取付場所の傾斜などがあっても、カウンタウェイト20Aを背板10に適切に装着することができる。なお、支持軸51と支持軸52a、52bとの距離を変更する方法は、調整ボルト55a、55bに限定されない。
また、上記の変形例によれば、ガイド突起12a、12bがガイド壁25a、25bの間に挿入された状態で、位置ずれ量ΔH1、ΔH2を計測するので、ガイド突起12a、12bを省略した場合と比較して位置ずれ量ΔH1、ΔH2が小さくなる。これにより、調整ボルト55a、55bの調整量が小さくなる。
さらに、上記の変形例によれば、取付ブラケット24a、24b及びボス26a、26bを、上下方向に延びる仮想線L2a、L2b上に配置したので、位置ずれ量ΔH1、H2と、調整ボルト55a、55bの螺合量とを一対一に対応させることができる。これにより、計測した位置ずれ量ΔH1、ΔH2に基づいて調整ボルト55a、55bの螺合量を調整する処理が容易になる。
上述した実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
1 油圧ショベル
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 フロント作業機
4a ブーム
4b アーム
4c バケット
4d,4e,4f,33 油圧シリンダ
5 旋回フレーム
7 キャブ(運転席)
8 クローラ
10 背板
11 背面
12a,12b ガイド突起
13a,13b ガイド穴
14a,14b,17b,27a,27b ボルト穴
15a,15b,29b 傾斜面
16b 調整穴
18b ボルト
19b ナット
20,20A カウンタウェイト
22 腹面
23,23A,23B 凹部
24a,24b 取付ブラケット
25a,25b ガイド壁
26a,26b ボス
28a,28b 貫通孔
30,30A 着脱装置
31 支持ブラケット(ブラケット)
31a,31b 支持プレート
32 連結具
34a,34b 回動アーム
35,36a,36b 支持軸
41,51 支持軸(第1支持軸)
42a,42b,52a,52b 支持軸(第2支持軸)
43a,43b,53a,53b 連結部材
54a,54b 長孔
55a、55b 調整ボルト

Claims (7)

  1. 下部走行体と、
    前記下部走行体に旋回可能に支持された上部旋回体と、
    前記上部旋回体に支持されて前方に延びるフロント作業機と、
    前記上部旋回体の後部に設けられた背板に着脱可能に取り付けられるカウンタウェイトと、
    前記上部旋回体に支持されて、前記背板に対して前記カウンタウェイトを着脱する着脱装置とを備える作業機械であって、
    前記着脱装置は、
    前記背板の下部に取り付けられたブラケットと、
    前記上部旋回体の左右方向に延びる第1支持軸、前記上部旋回体の左右方向に延びて前記カウンタウェイトに回動可能に連結される一対の第2支持軸、及び前記第1支持軸と前記一対の第2支持軸それぞれとに回動可能に連結された一対の連結部材を有する連結具と、
    前記カウンタウェイトが前記背板に取り付けられた状態で、一端が前記第1支持軸に回動可能に連結され、他端が前記ブラケットに回動可能に連結されて、作動油の給排によって伸縮する油圧シリンダと、
    前記カウンタウェイトが前記背板に取り付けられた状態で、一端が前記第1支持軸に回動可能に連結され、他端が前記ブラケットに回動可能に支持された回動アームとを備え、
    前記回動アームの他端は、前記油圧シリンダの他端よりも前記上部旋回体の前方側に位置し、
    前記カウンタウェイトは、
    前記背板に対面する腹面から前記上部旋回体の後方側に凹み、前記カウンタウェイトが前記背板に装着されたときに前記着脱装置を収容する凹部と、
    前記上部旋回体の左右方向における前記凹部の端部を画定する一対のガイド壁とを有し、
    前記背板には、前記上部旋回体の左右方向に離間した位置において、前記上部旋回体の後方側に突出し、前記カウンタウェイトが前記背板に装着される過程で前記ガイド壁に当接しガイドされる一対のガイド突起が形成されていることを特徴とする作業機械。
  2. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記一対のガイド突起それぞれは、前記上部旋回体の左右方向の外側の面が先端に向かって内側に傾斜していることを特徴とする作業機械。
  3. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記上部旋回体の左右方向における前記一対のガイド壁の間隔は、前記上部旋回体の前方側に向かって徐々に広がっていることを特徴とする作業機械。
  4. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記一対のガイド突起それぞれは、前記上部旋回体の左右方向の開口幅が上下方向より広く且つ前記背板を貫通する調整穴と、前記ガイド突起を延設方向に貫通するボルト穴とに挿入されたボルトに、前記背板の前記上部旋回体の前方側の面からナットを螺合することによって、前記背板に固定されていることを特徴とする作業機械。
  5. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記背板の前記カウンタウェイトに対面する背面には、一対のボス、及び前記カウンタウェイトが前記背板に装着される過程で前記一対のボスが進入する一対のガイド穴の一方が形成され、
    前記カウンタウェイトの腹面には、前記凹部を挟んで前記上部旋回体の左右方向に離間した位置に、前記一対のボス及び前記一対のガイド穴の他方が形成され、
    前記一対のボスの下端及び前記一対のガイド穴の下端は、前記油圧シリンダが最大まで伸長したときに、高さ位置が同一になることを特徴とする作業機械。
  6. 請求項5に記載の作業機械において、
    前記カウンタウェイトは、前記凹部を挟んで前記上部旋回体の左右方向に離間した位置に、前記一対の第2支持軸それぞれに回動可能に連結される一対の取付ブラケットを備え、
    前記一対の連結部材それぞれは、
    前記上部旋回体の左右方向に離間した位置において、一端が前記第1支持軸に回動可能に連結され且つ他端が前記一対の第2支持軸それぞれに回動可能に連結され、
    前記第1支持軸と前記一対の第2支持軸それぞれとの距離を独立して変更可能に構成されていることを特徴とする作業機械。
  7. 請求項6に記載の作業機械において、
    前記一対の取付ブラケットそれぞれは、前記カウンタウェイトに設けられた前記一対のボスまたは前記一対のガイド穴の中心を通り、上下方向に延びる仮想線と重なる位置に配置されていることを特徴とする作業機械。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023037797A1 (ja) 2021-09-10 2023-03-16 国立研究開発法人科学技術振興機構 複合微粒子、太陽電池、光電変換素子用部材、および光電変換素子

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