JP2021146830A - 鞍乗型車両 - Google Patents

Abstract

【課題】収納箱を左右一対のフロントフォークの車幅方向外側に取り付けることができる鞍乗型車両を提供する。【解決手段】鞍乗型車両（１）は、前輪（１２）が操舵可能に支持された操舵ユニット（９）と、収納箱（３０）を取付可能なステー（２０）と、が取り付けられている車体フレーム（２）を備える。操舵ユニット（９）は、回動自在に車体フレーム（２）のヘッドパイプ（３）を貫通するステアリングステム（１０）と、ステアリングステム（１０）に連結され、前輪（１２）の車軸（１２ａ）に向かって延びる左右一対のフロントフォーク（１１）と、を有する。ステー（２０）は、フロントフォーク（１１）の車幅方向外側に位置し、側面視で、ステアリングステム（１０）及びフロントフォーク（１１）の少なくとも一方と交差するように配置されている。【選択図】図１

Description

本発明は、鞍乗型車両に関する。

従来から、自動二輪車等の鞍乗型車両において、車体の側面に収納箱を取り付けることができるものが知られている。例えば、特許文献１には、車体の後部の左右両側に収納箱を取り付けることができる鞍乗型車両が開示されている。

特開２００２−６８０５２号公報

しかしながら、特許文献１の鞍乗型車両では、収納箱を車体の後部の左右両側に取り付けることができるものの、収納箱をフロントフォークの車幅方向外側に取り付けることはできなかった。

本発明は、収納箱をフロントフォークの車幅方向外側に取り付けることができる鞍乗型車両を提供する。

本発明は、
前輪が操舵可能に支持された操舵ユニットと、収納箱を取付可能なステーと、が取り付けられている車体フレームを備え、
前記ステーには、前記収納箱を係止するステー側係止部が設けられており、
前記車体フレームには、ヘッドパイプが設けられており、
前記操舵ユニットは、回動自在に前記ヘッドパイプを貫通するステアリングステムと、前記ステアリングステムに連結され、前記前輪の車軸に向かって延びる左右一対のフロントフォークと、を有し、
前記左右一対のフロントフォークは、前記前輪の前記車軸を軸支する、鞍乗型車両であって、
前記ステーは、前記フロントフォークの車幅方向外側に位置し、側面視で、前記ステアリングステム及び前記フロントフォークの少なくとも一方と交差するように配置されている。

本発明によれば、収納箱を左右一対のフロントフォークの車幅方向外側に取り付けることができる。

本発明の一実施形態の鞍乗型車両の側面図である。 図１に示す鞍乗型車両を上面から見た平面図である。 図１に示す車幅方向右側に配置される収納箱を取り外した状態における車幅方向右側のステーの拡大斜視図である。 図１に示す車幅方向右側に配置される収納箱と車幅方向右側のステーの係合状態を示す要部断面図である。

以下、本発明の鞍乗型車両の一実施形態を、添付図面に基づいて説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、鞍乗型車両の前方をＦｒ、後方をＲｒ、上方をＵ、下方をＤ、左方をＬ、右方をＲとして示す。

図１及び図２に示すように、鞍乗型車両１は、鞍乗型車両１の骨格を構成する車体フレーム２を備える。車体フレーム２には、前輪１２が操舵可能に支持された操舵ユニット９と、鞍乗型車両１の駆動源であるエンジン１９と、後輪１７が支持された左右一対のスイングアーム１５と、乗員が跨るようにして着座する乗車シート１８と、収納箱３０を着脱自在に取付可能なステー２０と、が取り付けられている。

車体フレーム２は、前方下向きに延びるヘッドパイプ３が前端部に設けられているメインフレーム４と、メインフレーム４から後方上向きに延びる左右一対のリアフレーム５と、を有する。メインフレーム４は、前端部に設けられたヘッドパイプ３から後方下向きに延びている。

操舵ユニット９は、回動自在にヘッドパイプ３を貫通するステアリングステム１０と、ステアリングステム１０の上端に設けられたステアリングハンドル１３と、ステアリングステム１０に連結され、前輪１２の車軸１２ａに向かって後方下向きに延びる左右一対のフロントフォーク１１と、を有する。左右一対のフロントフォーク１１の下端部は、前輪１２の車軸１２ａを前輪１２の左右で軸支している。これにより、前輪１２は、操舵ユニット９によって操舵可能に支持される。

エンジン１９は、メインフレーム４の下側に位置するように、ハンガーブラケット等を介して適宜取り付けられている。エンジン１９の駆動力は、エンジン１９に設けられたスプロケット（不図示）と後輪１７に設けられたスプロケット（不図示）との間に架け渡されたチェーン（不図示）によって後輪１７に伝達し、鞍乗型車両１が駆動する。

左右一対のスイングアーム１５は、メインフレーム４から後輪１７の車軸１７ａに向かって後方に延びている。左右一対のスイングアーム１５は、前端部に設けられたピボット部１５ｐでメインフレーム４に支持されており、ピボット部１５ｐを中心にして上下方向に揺動可能になっている。左右一対のスイングアーム１５の後端部は、後輪１７の車軸１７ａを後輪１７の左右で軸支している。これにより、後輪１７は、左右一対のスイングアーム１５に支持され、上下方向に揺動可能になっている。

乗車シート１８は、車体フレーム２の上部に設けられている。乗車シート１８は、操縦者と同乗者とが前後に並んで着座可能となっている。乗車シート１８の前方には、燃料タンク１６が設けられている。

ステー２０は、左右一対のフロントフォーク１１の車幅方向外側に位置するように配置されている。ステー２０は、側面視で、ステアリングステム１０及び左右一対のフロントフォーク１１と交差するように配置されている。すなわち、ステー２０は、前端がステアリングステム１０及びフロントフォーク１１よりも前方に位置し、後端がステアリングステム１０及びフロントフォーク１１よりも後方に位置するように、配置されている。

したがって、鞍乗型車両１は、収納箱３０を左右一対のフロントフォーク１１の車幅方向外側に取り付けることができる。そして、収納箱３０を左右一対のフロントフォーク１１の車幅方向外側に取り付けることによって、収納箱３０を鞍乗型車両１の搭乗者Ｂよりも前方に配置することができる。これにより、鞍乗型車両１の走行時において搭乗者Ｂに直接当たる走行風を収納箱３０によって低減することができ、また、収納箱３０に収納した収納物へのアクセスが容易な位置に収納箱３０が配置される。

本実施形態では、ステー２０は、左右一対のフロントフォーク１１の双方に配置されている。よって、鞍乗型車両１は、収納箱３０を左右一対のフロントフォーク１１の双方の車幅方向外側に取り付けることができる。

さらに、ステー２０は、側面視で、ステアリングハンドル１３と前輪１２との間に、ステアリングハンドル１３及び前輪１２と重ならないように配置されている。

これにより、ステアリングハンドル１３を操作した際に、ステアリングハンドル１３及び前輪１２の動作と干渉しない位置に、ステー２０及び収納箱３０を配置することができる。

ステー２０には、収納箱３０を着脱自在に係止するステー側係止部２１が設けられている。ステー側係止部２１は、第１ステー側係止部２１ａと、第１ステー側係止部２１ａの後方に配置された第２ステー側係止部２１ｂと、を備える。ステー側係止部２１、すなわち、第１ステー側係止部２１ａ及び第２ステー側係止部２１ｂは、前輪１２の車軸１２ａよりも後方に配置されている。

これにより、収納箱３０は、前輪１２の車軸１２ａよりも後方でステー２０に係止されるので、収納箱３０をステー２０に取り付けた際に、前輪１２の車軸１２ａにかかる荷重を低減でき、ステアリングハンドル１３の操作性が悪化することを抑制できる。

第１ステー側係止部２１ａは、少なくとも一部がフロントフォーク１１よりも前方となる位置に配置されており、第２ステー側係止部２１ｂは、少なくとも一部がフロントフォーク１１よりも後方となる位置に配置されている。

これにより、収納箱３０を複数個所でステー２０に係止でき、さらに、第１ステー側係止部２１ａと第２ステー側係止部２１ｂとの距離を長くすることができるので、収納箱３０を安定してステー２０に取り付けることができる。

図１及び図３に示すように、ステー２０は、側面視で、四角い枠形状となっている。ステー２０は、車体フレーム２に取り付けられた状態で、前端がフロントフォーク１１より前方に位置し、後端がフロントフォーク１１より前方に位置し、前端から後端に向かって後方上向きに延びる前側上枠部２０ｕと、前側上枠部２０ｕの前端から後方下向きに延びる前側下枠部２０ｆと、前側上枠部２０ｕの後端から後方下向きに延びる後側上枠部２０ｒと、前側下枠部２０ｆの下端から後側上枠部２０ｒの下端へと延びる後側下枠部２０ｄと、を有する。

ステー側係止部２１、すなわち、第１ステー側係止部２１ａ及び第２ステー側係止部２１ｂは、ステー２０の前側上枠部２０ｕに設けられている。第１ステー側係止部２１ａは、前後方向において前側上枠部２０ｕの中央よりも前側に設けられており、第２ステー側係止部２１ｂは、前後方向において前側上枠部２０ｕの中央よりも後側に設けられている。したがって、前側上枠部２０ｕには、第１ステー側係止部２１ａと第２ステー側係止部２１ｂとを接続する接続部２２が形成されている。

このように、ステー２０には、第１ステー側係止部２１ａと第２ステー側係止部２１ｂとを接続する接続部２２が形成されているので、第１ステー側係止部２１ａと第２ステー側係止部２１ｂとの間隔だけが相違するステー２０を容易に製造することができる。これにより、多様な大きさや形状の収納箱３０に対応するステー２０を容易に製造することができる。

また、第１ステー側係止部２１ａ及び第２ステー側係止部２１ｂは、前端から後端に向かって後方上向きに延びる前側上枠部２０ｕに設けられており、第１ステー側係止部２１ａは、上下方向において、第２ステー側係止部２１ｂよりも下方に設けられている。

したがって、収納箱３０を、下方に向かうにしたがって後方に傾斜するように鞍乗型車両１に取り付けることができる。これにより、鞍乗型車両１の走行時において、収納箱３０の前面投影面積を低減することができるので、走行抵抗を低減することができる。

ステー２０は、締結部材２３によって、車体フレーム２に締結固定されている。本実施形態では、３つの締結部材２３によって、車体フレーム２に締結固定されており、締結部材２３は、前側下枠部２０ｆと後側下枠部２０ｄとの境界部と、後側上枠部２０ｒと後側下枠部２０ｄとの境界部と、前側上枠部２０ｕの第１ステー側係止部２１ａと第２ステー側係止部２１ｂとの間、すなわち前側上枠部２０ｕの接続部２２と、に配置されている。

これにより、ステー２０は、前側上枠部２０ｕの接続部２２で締結部材２３によって車体フレーム２に締結固定されているので、収納箱３０をステー２０に取り付けた際、第１ステー側係止部２１ａ及び第２ステー側係止部２１ｂが収納箱３０から受ける荷重を、前側上枠部２０ｕの接続部２２に配置された締結部材２３でバランスよく受けることができ、ステー２０をより安定して車体フレーム２に固定することができる。

図３及び図４に示すように、第１ステー側係止部２１ａと第２ステー側係止部２１ｂとは、略同形状であり、前側上枠部２０ｕの車幅方向外側面に開口する凹部２４によって構成されている。凹部２４は、前側上枠部２０ｕの車幅方向外側面に開口する開口部２４ａの下端部２４ｂが、凹部２４の下端面２４ｃよりも上方に形成されている。すなわち、凹部２４の下端面２４ｃは、開口部２４ａの下端部２４ｂからさらに下方に窪んでおり、凹部２４は、前後方向から見た断面が略Ｌ字状になっている。

収納箱３０には、ステー側係止部２１に係止される収納箱側係止部３１が設けられている。収納箱側係止部３１は、収納箱３０の車幅方向内側の側面に設けられている。収納箱側係止部３１は、ステー側係止部２１の第１ステー側係止部２１ａに係止される第１収納箱側係止部３１ａと、ステー側係止部２１の第２ステー側係止部２１ｂに係止される第２収納箱側係止部３１ｂと、を有する。

第１収納箱側係止部３１ａと第２収納箱側係止部３１ｂとは、略同形状であり、収納箱３０の車幅方向内側の側面から車幅方向の内側に突出する凸部３４を有する。凸部３４は、車幅方向内側端部が下方に屈曲した略Ｌ字状のフック形状となっている。

したがって、収納箱３０は、第１収納箱側係止部３１ａ及び第２収納箱側係止部３１ｂの凸部３４を、それぞれ第１ステー側係止部２１ａ及び第２ステー側係止部２１ｂの開口部２４ａから凹部２４に挿入すると、自重によって下方に変位し、下方に屈曲した凸部３４の車幅方向内側端部が、凹部２４の開口部２４ａの下端部２４ｂと凹部２４の下端面２４ｃとの段差面２４ｄに引っ掛かる。これにより、収納箱３０の第１収納箱側係止部３１ａ及び第２収納箱側係止部３１ｂの凸部３４が、それぞれ第１ステー側係止部２１ａ及び第２ステー側係止部２１ｂの凹部２４に係止され、収納箱３０がステー２０に取り付けられる。

収納箱３０をステー２０から取り外す際は、収納箱３０を持ち上げた後、収納箱３０を車幅方向の外側に移動させることによって、第１収納箱側係止部３１ａ及び第２収納箱側係止部３１ｂの凸部３４が、それぞれ第１ステー側係止部２１ａ及び第２ステー側係止部２１ｂから凹部２４から離脱し、収納箱３０をステー２０から取り外すことができる。

このようにして、収納箱３０は、ステー２０に着脱自在に取り付けられる。そして、ステー側係止部２１は、凹部２４によって構成されており、収納箱３０は、凸部３４を有する収納箱側係止部３１を備えるので、収納箱３０をステー２０に容易に着脱できる。

以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。

例えば、本実施形態では、ステー２０は、側面視で、ステアリングステム１０及び左右一対のフロントフォーク１１と交差するように配置されているものとしたが、ステー２０は、側面視で、ステアリングステム１０及び左右一対のフロントフォーク１１の少なくとも一方と交差するように配置されていればよい。すなわち、ステー２０は、前端がステアリングステム１０及びフロントフォーク１１の少なくとも一方よりも前方に位置し、後端がステアリングステム１０及びフロントフォーク１１の少なくとも一方よりも後方に位置するように配置されていればよい。これにより、鞍乗型車両１は、収納箱３０を左右一対のフロントフォーク１１の車幅方向外側に取り付けることができる。

また、例えば、本実施形態では、ステー２０は、側面視で、前側上枠部２０ｕと、前側下枠部２０ｆと、後側上枠部２０ｒと、後側下枠部２０ｄと、を有する四角い枠形状となっているものとしたが、ステー２０は、このような形状に何ら限定されるものではない。

また、ステー側係止部２１及び収納箱側係止部３１の形状は、本実施形態で示した形状に何ら制限されるものではなく、適宜変更可能である。

例えば、本実施形態では、ステー側係止部２１及び収納箱側係止部３１は、前後方向に並んで配置された、第１ステー側係止部２１ａ及び第２ステー側係止部２１ｂ、並びに、第１収納箱側係止部３１ａ及び第２収納箱側係止部３１ｂを有するものとしたが、ステー側係止部２１及び収納箱側係止部３１は、前後方向に長く延び、それぞれ１つであってもよい。

また、例えば、ステー側係止部２１は、ステー２０の厚みよりも小さい深さの凹部２４によって構成されるものとしたが、このような構造に限らず、ステー２０を車幅方向に貫通する貫通孔であっても良い。

また、本明細書には少なくとも以下の事項が記載されている。なお、括弧内には、上記した実施形態において対応する構成要素等を示しているが、これに限定されるものではない。

（１） 前輪（前輪１２）が操舵可能に支持された操舵ユニット（操舵ユニット９）と、収納箱（収納箱３０）を取付可能なステー（ステー２０）と、が取り付けられている車体フレーム（車体フレーム２）を備え、
前記ステーには、前記収納箱を係止するステー側係止部（ステー側係止部２１）が設けられており、
前記車体フレームには、ヘッドパイプ（ヘッドパイプ３）が設けられており、
前記操舵ユニットは、回動自在に前記ヘッドパイプを貫通するステアリングステム（ステアリングステム１０）と、前記ステアリングステムに連結され、前記前輪の車軸（車軸１２ａ）に向かって延びる左右一対のフロントフォーク（フロントフォーク１１）と、を有し、
前記左右一対のフロントフォークは、前記前輪の前記車軸を軸支する、鞍乗型車両（鞍乗型車両１）であって、
前記ステーは、前記フロントフォークの車幅方向外側に位置し、側面視で、前記ステアリングステム及び前記フロントフォークの少なくとも一方と交差するように配置されている、鞍乗型車両。

（１）によれば、ステーは、左右一対のフロントフォークの車幅方向外側に位置するように配置されているので、収納箱を左右一対のフロントフォークの車幅方向外側に取り付けることができる。そして、収納箱を左右一対のフロントフォークの車幅方向外側に取り付けることによって、収納箱を鞍乗型車両の搭乗者よりも前方に配置することができる。これにより、鞍乗型車両の走行時において搭乗者に直接当たる走行風を収納箱によって低減することができ、また、収納箱に収納した収納物へのアクセスが容易な位置に収納箱が配置される。

（２） （１）に記載の鞍乗型車両であって、
前記操舵ユニットは、前記ステアリングステムの上端に設けられたステアリングハンドル（ステアリングハンドル１３）を有し、
前記ステーは、側面視で、前記ステアリングハンドルと前記前輪との間に、前記ステアリングハンドル及び前記前輪と重ならないように配置されている、鞍乗型車両。

（２）によれば、ステーは、側面視で、ステアリングハンドルと前輪との間に、ステアリングハンドル及び前輪と重ならないように配置されているので、ステアリングハンドルを操作した際に、ステアリングハンドル及び前輪の動作と干渉しない位置に、ステー及び収納箱を配置することができる。

（３） （１）又は（２）に記載の鞍乗型車両であって、
前記ステー側係止部は、前記前輪の前記車軸よりも後方に配置されている、鞍乗型車両。

（３）によれば、ステー側係止部は、前輪の車軸よりも後方に配置されているので、収納箱は、前輪の車軸よりも後方でステーに係止される。これにより、収納箱をステーに取り付けた際に、前輪の車軸にかかる荷重を低減でき、ステアリングハンドルの操作性が悪化することを抑制できる。

（４） （３）に記載の鞍乗型車両であって、
前記ステー側係止部は、第１ステー側係止部（第１ステー側係止部２１ａ）と、前記第１ステー側係止部の後方に配置された第２ステー側係止部（第２ステー側係止部２１ｂ）と、を備え、
前記ステーには、前記第１ステー側係止部と前記第２ステー側係止部とを接続する接続部（接続部２２）が形成されている、鞍乗型車両。

（４）によれば、ステー側係止部は、第１ステー側係止部と、第１ステー側係止部の後方に配置された第２ステー側係止部と、を備えるので、収納箱を複数個所でステーに係止でき、収納箱を安定してステーに取り付けることができる。
また、ステーには、第１ステー側係止部と第２ステー側係止部とを接続する接続部が形成されているので、第１ステー側係止部と第２ステー側係止部との間隔だけが相違するステーを容易に製造することができる。これにより、多様な大きさや形状の収納箱に対応するステーを容易に製造することができる。

（５） （４）に記載の鞍乗型車両であって、
前記第１ステー側係止部は、上下方向において、前記第２ステー側係止部よりも下方に設けられている、鞍乗型車両。

（５）によれば、第１ステー側係止部は、上下方向において、第２ステー側係止部よりも下方に設けられているので、収納箱を、下方に向かうにしたがって後方に傾斜するように鞍乗型車両に取り付けることができる。これにより、鞍乗型車両の走行時において、収納箱の前面投影面積を低減することができるので、走行抵抗を低減することができる。

（６） （１）〜（５）のいずれかに記載の鞍乗型車両であって、
前記ステー側係止部は、凹部（凹部２４）によって構成されており、
前記収納箱は、凸部（凸部３４）を有する収納箱側係止部（収納箱側係止部３１）を備え、前記収納箱側係止部の前記凸部が前記ステー側係止部の前記凹部に係止されることによって、前記ステーに着脱自在に取り付けられる、鞍乗型車両。

（６）によれば、収納箱は、収納箱側係止部の凸部がステー側係止部の凹部に係止されることによって、ステーに着脱自在に取り付けられるので、収納箱をステーに容易に着脱できる。

１ 鞍乗型車両
２ 車体フレーム
３ ヘッドパイプ
９ 操舵ユニット
１０ ステアリングステム
１１ フロントフォーク
１２ 前輪
１２ａ 車軸
１３ ステアリングハンドル
２０ ステー
２１ ステー側係止部
２１ａ 第１ステー側係止部
２１ｂ 第２ステー側係止部
２２ 接続部
２４ 凹部
３０ 収納箱
３１ 収納箱側係止部
３４ 凸部

Claims (6)

1. 前輪（１２）が操舵可能に支持された操舵ユニット（９）と、収納箱（３０）を取付可能なステー（２０）と、が取り付けられている車体フレーム（２）を備え、
   前記ステー（２０）には、前記収納箱（３０）を係止するステー側係止部（２１）が設けられており、
   前記車体フレーム（２）には、ヘッドパイプ（３）が設けられており、
   前記操舵ユニット（９）は、回動自在に前記ヘッドパイプ（３）を貫通するステアリングステム（１０）と、前記ステアリングステム（１０）に連結され、前記前輪（１２）の車軸（１２ａ）に向かって延びる左右一対のフロントフォーク（１１）と、を有し、
   前記左右一対のフロントフォーク（１１）は、前記前輪（１２）の前記車軸（１２ａ）を軸支する、鞍乗型車両（１）であって、
   前記ステー（２０）は、前記フロントフォーク（１１）の車幅方向外側に位置し、側面視で、前記ステアリングステム（１０）及び前記フロントフォーク（１１）の少なくとも一方と交差するように配置されている、鞍乗型車両（１）。
2. 請求項１に記載の鞍乗型車両（１）であって、
   前記操舵ユニット（９）は、前記ステアリングステム（１０）の上端に設けられたステアリングハンドル（１３）を有し、
   前記ステー（２０）は、側面視で、前記ステアリングハンドル（１３）と前記前輪（１２）との間に、前記ステアリングハンドル（１３）及び前記前輪（１２）と重ならないように配置されている、鞍乗型車両（１）。
3. 請求項１又は２に記載の鞍乗型車両（１）であって、
   前記ステー側係止部（２１）は、前記前輪（１２）の前記車軸（１２ａ）よりも後方に配置されている、鞍乗型車両（１）。
4. 請求項３に記載の鞍乗型車両（１）であって、
   前記ステー側係止部（２１）は、第１ステー側係止部（２１ａ）と、前記第１ステー側係止部（２１ａ）の後方に配置された第２ステー側係止部（２１ｂ）と、を備え、
   前記ステー（２０）には、前記第１ステー側係止部（２１ａ）と前記第２ステー側係止部（２１ｂ）とを接続する接続部（２２）が形成されている、鞍乗型車両（１）。
5. 請求項４に記載の鞍乗型車両（１）であって、
   前記第１ステー側係止部（２１ａ）は、上下方向において、前記第２ステー側係止部（２１ｂ）よりも下方に設けられている、鞍乗型車両（１）。
6. 請求項１〜５のいずれか一項に記載の鞍乗型車両（１）であって、
   前記ステー側係止部（２１）は、凹部（２４）によって構成されており、
   前記収納箱（３０）は、凸部（３４）を有する収納箱側係止部（３１）を備え、前記収納箱側係止部（３１）の前記凸部（３４）が前記ステー側係止部（２１）の前記凹部（２４）に係止されることによって、前記ステー（２０）に着脱自在に取り付けられる、鞍乗型車両（１）。

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