JP2021145211A - アンテナ組立体及び電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】導電フィルムの基板への固定作業における作業性を向上させたアンテナ組立体を提供する。【解決手段】アンテナ組立体100は、アンテナ220の形成された基板200と、同軸ケーブル300と、導電フィルム400とを備えている。基板200は、第1パッド240と、第2パッド250とを有している。同軸ケーブル300の中心導体310は、第1パッド240に接続されている。同軸ケーブル300の露出した外部導体330は、第1方向に延びており、且つ、第2パッド250に接続されている。第1方向と直交する第2方向において、同軸ケーブル300の中心は、所定位置PPに位置している。導電フィルム400は、主部410と、延出部420とを有している。所定範囲PA内において、延出部420及び第2パッド250は、第1方向に並んでいる。延出部420は、第2方向において所定位置PPを越えるように主部410から延びている。【選択図】図8

Description

本発明は、導電フィルムを備えるアンテナ組立体に関する。
図33を参照すると、特許文献1には、この種のアンテナ組立体900が開示されている。アンテナ組立体900は、アンテナ920の形成された基板910と、同軸ケーブル930と、導電フィルム950とを備えている。基板910は、エッジ912と、給電部914と、グランド部916とを有している。同軸ケーブル930は、中心導体934と、外部導体936とを備えている。中心導体934は、給電部914に接続されている。外部導体936は、グランド部916に接続されている。導電フィルム950は、グランド部916に接続されている。アンテナ組立体900は、グランド部916に接続された導電フィルム950を有することによりグランド領域が拡張されており、アンテナ性能が高められている。
米国特許出願公開第2012/0050119号明細書
特許文献1のアンテナ組立体900のようなアンテナ組立体において、導電フィルムの基板への固定作業における作業性の向上が求められている。
そこで、本発明は、導電フィルムの基板への固定作業における作業性を向上させたアンテナ組立体を提供することを目的とする。
本発明は、第1のアンテナ組立体として、
アンテナの形成された基板と、同軸ケーブルと、導電フィルムとを備えるアンテナ組立体であって、
前記基板は、エッジと、第1パッドと、第2パッドとを有しており、
前記同軸ケーブルは、中心導体と、絶縁体と、外部導体と、外被とを備えており、
前記中心導体は、前記第1パッドに接続されており、
前記外部導体は、前記絶縁体によって前記中心導体から絶縁されていると共に、所定範囲に亘って前記外被から露出しており、
前記露出した外部導体は、第1方向に延びており、且つ、前記第2パッドに接続されており、
前記第1方向と直交する第2方向において、前記同軸ケーブルの中心は、所定位置に位置しており、
前記導電フィルムは、前記基板に固定されており、
前記導電フィルムは、主部と、延出部とを有しており、
前記所定範囲内において、前記延出部及び前記第2パッドは、前記第1方向に並んでおり、
前記延出部は、前記第2方向において前記所定位置を越えるように前記主部から延びている
アンテナ組立体を提供する。
また、本発明は、第2のアンテナ組立体として、第1のアンテナ組立体であって、
前記延出部は、複数あり、
前記延出部は、前記第1方向において互いに離れて位置しており、
前記導電フィルムは、連結部を更に有しており、
前記連結部は、前記主部から前記第2方向に離れた位置において、前記延出部を互いに連結しており、
少なくとも前記延出部の間において、前記第2パッドと前記外部導体とが互いに接続されている
アンテナ組立体を提供する。
また、本発明は、第3のアンテナ組立体として、第2のアンテナ組立体であって、
前記延出部の数は、3つ以上であり、
前記連結部は、すべての前記延出部を連結している
アンテナ組立体を提供する。
また、本発明は、第4のアンテナ組立体として、第2のアンテナ組立体であって、
前記第2パッドには、第1部と、第2部とが設けられており、
前記第1部は、前記第1方向において前記第1パッドと前記第2部との間に位置しており、
前記第1部は、前記延出部と前記連結部とによって囲まれた領域内に位置しており、
前記外部導体は、前記第1部及び前記第2部の両方と接続されている
アンテナ組立体を提供する。
また、本発明は、第5のアンテナ組立体として、第1から第4までのいずれかのアンテナ組立体であって、
前記中心導体は前記第1パッドに半田付けされており、
前記外部導体は前記第2パッドに半田付けされている
アンテナ組立体を提供する。
また、本発明は、第6のアンテナ組立体として、第1から第5までのいずれかのアンテナ組立体であって、
前記基板は、第3パッドを更に有しており、
前記第1パッドは、前記第1方向において前記第2パッドと前記第3パッドとの間に位置しており、
前記第3パッドは、前記第2パッドと導通しており、
前記導電フィルムは、補助延出部を更に有しており、
前記補助延出部は、前記第2方向において前記所定位置を越えるように前記主部から延びており、
前記補助延出部は、前記第3パッドに、直接的に又は導電部材を介して間接的に接続されている
アンテナ組立体を提供する。
また、本発明は、第7のアンテナ組立体として、第6のアンテナ組立体であって、
前記補助延出部は、前記第3パッドに半田付けされており、
前記導電部材は、半田である
アンテナ組立体を提供する。
また、本発明は、第8のアンテナ組立体として、第7のアンテナ組立体であって、
前記補助延出部は、複数あり、
前記補助延出部は、前記第1方向において互いに離れて位置しており、
前記導電フィルムは、補助連結部を更に有しており、
前記補助連結部は、前記主部から前記第2方向に離れた位置において、前記補助延出部を互いに連結しており、
前記第3パッドは、前記補助延出部の間に部分的に位置しており、
前記半田は、前記補助延出部と前記第3パッドとに亘るように設けられている
アンテナ組立体を提供する。
また、本発明は、第9のアンテナ組立体として、第1から第8までのいずれかのアンテナ組立体であって、
前記主部は、前記エッジを跨いで配置されている
アンテナ組立体を提供する。
また、本発明は、第10のアンテナ組立体として、第1から第9までのいずれかアンテナ組立体であって、
前記導電フィルムは、粘着層を更に有しており、
前記導電フィルムは、前記粘着層を介して前記基板に固定されている
アンテナ組立体を提供する。
また、本発明は、第11のアンテナ組立体として、第1から第9までのいずれかのアンテナ組立体であって、
前記導電フィルムは、前記粘着層を介さずに前記基板に固定されている
アンテナ組立体を提供する。
また、本発明は、第1の電子装置として、
第1から第11までのいずれかのアンテナ組立体と、グランド部材とを備える電子装置であって、
前記グランド部材は、前記アンテナ組立体とは別体であり、
前記導電フィルムは、前記グランド部材に接続されている
電子装置を提供する。
本発明のアンテナ組立体において、導電フィルムは、主部と、延出部とを有している。また、所定範囲内において、延出部及び第2パッドは、第1方向に並んでいる。更に、延出部は、第2方向において所定位置を越えるように主部から延びている。これにより、本発明のアンテナ組立体においては、導電フィルムを基板に固定する際に基板上に仮置きされる導電フィルムの部分の面積が大きく確保されており、導電フィルムの基板への固定作業における作業性の向上が図られている。
本発明の第1の実施の形態による電子装置を示す上面図である。図において、アンテナ組立体の一部を拡大して示している。 図1の電子装置に用いられるアンテナ組立体を示す斜視図である。 図2のアンテナ組立体を示す側面図である。図において、アンテナ組立体の一部を拡大して示している。 図2のアンテナ組立体を示す後面図である。 図4のアンテナ組立体をA−A線に沿って示す断面図である。図において、アンテナ組立体の一部を拡大して示している。 図4のアンテナ組立体をB−B線に沿って示す断面図である。図において、アンテナ組立体の一部を拡大して示している。 図2のアンテナ組立体の組立方法を説明するための上面図である。図において、導電フィルムは基板に固定されているが、同軸ケーブルは基板に半田付けされていない。 図7のアンテナ組立体を示す斜視図である。図において、導電フィルムは基板に固定されているが、同軸ケーブルは基板に半田付けされていない。 図2のアンテナ組立体の組立方法を説明するための別の上面図である。図において、導電フィルムは基板に固定されていない。 図9のアンテナ組立体を示す斜視図である。図において、導電フィルムは基板に固定されていない。 本発明の第2の実施の形態による電子装置を示す上面図である。図において、アンテナ組立体の一部を拡大して示している。 図11の電子装置に用いられるアンテナ組立体を示す斜視図である。 図12のアンテナ組立体を示す側面図である。図において、アンテナ組立体の一部を拡大して示している。 図12のアンテナ組立体を示す後面図である。 図14のアンテナ組立体をC−C線に沿って示す断面図である。図において、アンテナ組立体の一部を拡大して示している。 図14のアンテナ組立体をD−D線に沿って示す断面図である。図において、アンテナ組立体の一部を拡大して示している。 図14のアンテナ組立体をE−E線に沿って示す断面図である。図において、アンテナ組立体の一部を拡大して示している。 図12のアンテナ組立体の組立方法を説明するための上面図である。図において、導電フィルムは基板に固定されているが、同軸ケーブルは基板に半田付けされていない。 図18のアンテナ組立体を示す斜視図である。図において、導電フィルムは基板に固定されているが、同軸ケーブルは基板に半田付けされていない。 図12のアンテナ組立体の組立方法を説明するための別の上面図である。図において、導電フィルムは基板に固定されていない。また、図において、基板及び導電フィルムの一部を拡大して示している。 図20のアンテナ組立体を示す斜視図である。図において、導電フィルムは基板に固定されていない。 本発明の第3の実施の形態による電子装置を示す上面図である。図において、アンテナ組立体の一部を拡大して示している。 図22の電子装置に用いられるアンテナ組立体を示す斜視図である。 図23のアンテナ組立体を示す側面図である。図において、アンテナ組立体の一部を拡大して示している。 図23のアンテナ組立体を示す後面図である。 図25のアンテナ組立体をF−F線に沿って示す断面図である。図において、アンテナ組立体の一部を拡大して示している。 図25のアンテナ組立体をG−G線に沿って示す断面図である。図において、アンテナ組立体の一部を拡大して示している。 図25のアンテナ組立体をH−H線に沿って示す断面図である。図において、アンテナ組立体の一部を拡大して示している。 図23のアンテナ組立体の組立方法を説明するための上面図である。図において、導電フィルムは基板に固定されているが、同軸ケーブルは基板に半田付けされていない。 図29のアンテナ組立体を示す斜視図である。図において、導電フィルムは基板に固定されているが、同軸ケーブルは基板に半田付けされていない。 図23のアンテナ組立体の組立方法を説明するための別の上面図である。図において、導電フィルムは基板に固定されていない。また、図において、基板及び導電フィルムの一部を拡大して示している。 図31のアンテナ組立体を示す斜視図である。図において、導電フィルムは基板に固定されていない。 特許文献1のアンテナ組立体を示す斜視図である。
(第1の実施の形態)
図1に示されるように、本発明の第1の実施の形態による電子装置700は、アンテナ組立体100と、グランド部材600とを備えている。ここで、グランド部材600は、アンテナ組立体100とは別体となっている。グランド部材600は、例えば、液晶ディスプレイパネルのグランド部や、金属製の筐体などである。
図2に示されるように、本発明の第1の実施の形態によるアンテナ組立体100は、アンテナ220の形成された基板200と、同軸ケーブル300と、導電フィルム400とを備えている。
図10を参照して、本実施の形態の基板200は、上下方向における上面と、上面の下層に位置するグランド層(図示せず)と、グランド層に接続された複数のビア(図示せず)とを有している。本実施の形態において、上下方向はZ方向である。また、上方は+Z方向であり、下方は−Z方向である。
図10に示されるように、基板200は、第1パッド240と、第2パッド250と、エッジ230とを有している。
図10に示されるように、本実施の形態の第1パッド240は、基板200の上面に設けられている。
図10に示されるように、本実施の形態の第2パッド250は、基板200の上面に設けられている。第1パッド240及び第2パッド250は、上下方向と直交する第1方向に並んでいる。本実施の形態において、第1方向はY方向である。また、第1方向は左右方向でもある。ここで、右方を+Y方向とし、左方を−Y方向とする。第2パッド250は、左右方向において第1パッド240の左方に位置している。第2パッド250は、左右方向における基板200の左端付近に位置している。
図10に示されるように、本実施に形態のエッジ230は、上下方向及び第1方向の双方と直交する第2方向における基板200の一端を規定している。本実施の形態において、第2方向はX方向である。また、第2方向は前後方向でもある。ここで、前方を+X方向とし、後方を−X方向とする。エッジ230は、前後方向における基板200の後端を規定している。
図10に示されるように、基板200は、第3パッド270を更に有している。
図10に示されるように、本実施の形態の第3パッド270は、基板200の上面に設けられている。第1パッド240、第2パッド250及び第3パッド270の全ては、基板200の同一面上に位置している。第3パッド270は、左右方向において第1パッド240の右方に位置している。第1パッド240は、第1方向、即ち左右方向において第2パッド250と第3パッド270との間に位置している。第3パッド270は、第2パッド250と導通している。より詳しくは、第2パッド250は、ビアを介してグランド層に接続されており、また、第3パッド270は、ビアを介してグランド層に接続されており、これにより、第2パッド250と第3パッド270とは、ビア及びグランド層を介して互いに導通している。
図1に示されるように、本実施の形態の同軸ケーブル300は、第1方向、即ち左右方向に延びている。第1方向と直交する第2方向において、同軸ケーブル300の中心は、所定位置PPに位置している。即ち、前後方向において、同軸ケーブル300の中心は、所定位置PPに位置している。ここで、所定位置PPは、前後方向においてエッジ230の前方に位置している。また、所定位置PPは、前後方向において導電フィルム400の前端の後方に位置している。
図3に示されるように、同軸ケーブル300は、中心導体310と、絶縁体320と、外部導体330と、外被340とを備えている。
図5を参照して、本実施の形態の中心導体310は、金属からなる。図8に示されるように、中心導体310は、第1方向、即ち左右方向に延びている。中心導体310のうち同軸ケーブル300の外部に露出している部分は、左右方向における同軸ケーブル300の右端を規定している。図1に示されるように、中心導体310は、第1パッド240に接続されている。即ち、中心導体310は、第1パッド240に半田付けされている。より詳しくは、中心導体310のうち同軸ケーブル300の外部に露出している部分は、第1パッド240に半田500で接合されている。
図5を参照して、本実施の形態の絶縁体320は、樹脂からなる。図8に示されるように、絶縁体320は、左右方向、即ち第1方向に延びている。絶縁体320のうち同軸ケーブル300の外部に露出している部分は、左右方向において中心導体310の外部に露出している部分の左方に位置している。図7及び図9を参照して、絶縁体320のうち同軸ケーブル300の外部に露出している部分は、第1方向、即ち左右方向において第1パッド240と第2パッド250との間に位置している。即ち、絶縁体320のうち同軸ケーブル300の外部に露出している部分は、左右方向において、第1パッド240の左方に位置しており、第2パッド250の右方に位置している。
図5を参照して、本実施の形態の外部導体330は、金属からなる。図8に示されるように、外部導体330は、第1方向、即ち左右方向に延びている。図1、図3及び図7から理解されるように、外部導体330は、絶縁体320によって中心導体310から絶縁されていると共に、所定範囲PAに亘って外被340から露出している。図8に示されるように、露出した外部導体330は、第1方向、即ち左右方向に延びている。露出した外部導体330は、左右方向において絶縁体320のうち同軸ケーブル300の外部に露出している部分の左方に位置している。図5に示されるように、露出した外部導体330は、第2パッド250に接続されている。外部導体330は、第2パッド250に半田付けされている。即ち、外部導体330は、第2パッド250に半田500で接合されている。
図7を参照して、本実施の形態の外被340は、樹脂からなる。外被340は、第1方向、即ち左右方向に延びている。外被340は、第1方向と直交する方向における同軸ケーブル300の外端を規定している。
図1を参照して、本実施の形態の導電フィルム400は、銅テープである。なお、本発明はこれに限定されず、導電フィルム400は、銅テープ以外の導電性材料からなるものであってもよい。導電フィルム400は、グランド部材600に接続されている。また、導電フィルム400は、基板200に固定されている。
図10に示されるように、導電フィルム400は、主部410と、延出部420とを有している。
図10に示されるように、本実施の形態の主部410は、上下方向と直交する平板形状を有している。図5に示されるように、主部410は、エッジ230を跨いで配置されている。
図1に示されるように、主部410は、中間部465を有している。中間部465は、第1方向、即ち左右方向における主部410の中央付近に位置している。中間部465は、前後方向における主部410の前端に位置している。中間部465は、左右方向において延出部420の右方に位置している。中間部465は、エッジ230を跨いで配置されている。
図10に示されるように、本実施の形態の導電フィルム400において、延出部420は、複数ある。より詳しくは、延出部420の数は、3つである。なお、本発明はこれに限定されず、延出部420の数は、3つ以上であってもよい。延出部420は、第1方向、即ち左右方向において互いに離れて位置している。図1及び図9を参照して、所定範囲PA内において、延出部420及び第2パッド250は、第1方向、即ち左右方向に並んでいる。延出部420の夫々は、主部410から第2方向に延びている。即ち、延出部420の夫々は、主部410から前後方向における前方に延びている。延出部420は、第2方向において所定位置PPを越えるように主部410から延びている。即ち、延出部420は、前後方向において所定位置PPを前方に越えるように主部410から延びている。図5及び図9を参照して、延出部420は、第1方向及び第2方向の双方と直交する方向、即ち上下方向において、外部導体330と基板200との間に位置している。延出部420の間において、第2パッド250と外部導体330とが互いに接続されている。より詳しくは、延出部420の間において、第2パッド250と外部導体330とが半田500を介して互いに接続されている。なお、本発明はこれに限定されず、少なくとも延出部420の間において、第2パッド250と外部導体330とが互いに接続されていればよい。
図9に示されるように、導電フィルム400は、連結部430を更に有している。連結部430は、第1方向、即ち左右方向に延びている。連結部430は、主部410から第2方向に離れた位置において、延出部420を互いに連結している。即ち、連結部430は、主部410から前後方向において前方に離れた位置において、延出部420を互いに連結している。連結部430は、すべての延出部420を連結している。図5に示されるように、連結部430は、第2方向、即ち前後方向において、所定位置PPの前方に位置している。連結部430は、第1方向及び第2方向の双方と直交する方向、即ち上下方向において、外部導体330と基板200との間に位置している。
図10に示されるように、主部410、延出部420及び連結部430は、2つの孔460を構成している。即ち、導電フィルム400は、2つの孔460を有している。孔460は、導電フィルム400を上下方向に貫通している。なお、本発明はこれに限定されず、導電フィルム400は、孔460を有さなくてもよい。なお、導電フィルム400が孔460を有さない場合、延出部420は一つとなる。
図5に示されるように、孔460の内部は、半田500で埋められている。
図1に示されるように、導電フィルム400は、補助延出部440を更に有している。補助延出部440は、上下方向と直交する平板形状を有している。補助延出部440は、上下方向に沿って見た場合、第1方向、即ち左右方向に長手を有する矩形状をなしている。補助延出部440は、上下方向に貫通する孔を有していない。なお、本発明はこれに限定されず、補助延出部440の形状は特に問わない。補助延出部440は、第2方向において所定位置PPを越えるように主部410から延びている。即ち、補助延出部440は、前後方向において所定位置PPを前方に越えるように主部410から延びている。図9に示されるように、中間部465は、第1方向、即ち左右方向において延出部420と補助延出部440との間に位置している。中間部465は、左右方向において補助延出部440の左方に位置している。
本実施の形態の導電フィルム400は、この補助延出部440を有することにより、基板200のグランド層と導電フィルム400との接続が強化されており、アンテナ220のアンテナ特性の更なる向上が図られている。
図5及び図6に示されるように、導電フィルム400は、粘着層470と、剥離紙480とを更に有している。
図5及び図6に示されるように、本実施の形態の粘着層470は、導電フィルム400の下面に設けられている。粘着層470のうち前方に位置する部分は、基板200に接着されている。即ち、導電フィルム400は、粘着層470を介して基板200に固定されている。より詳しくは、導電フィルム400は、粘着層470を介して基板200の上面に固定されている。なお、基板200に接着されている粘着層470の前方の部分は、導電フィルム400を基板200に貼り付ける前の状態においては、剥離紙480に覆われており、この剥離紙480を剥離して粘着層470を露出させたうえで、この露出した粘着層470を基板200に貼り付けている。
図6に示されるように、補助延出部440と第3パッド270とは、粘着層470を介して互いに接続されている。なお、本発明はこれに限定されない。具体的には、補助延出部440は、粘着層470を介さずに超音波溶接等で第3パッド270に直接的に接続されていてもよく、また、第3パッド270に半田付けされていてもよい。即ち、補助延出部440は、第3パッド270に、直接的に又は半田500等の導電部材を介して間接的に接続されていてもよい。
図5及び図6に示されるように、本実施の形態の剥離紙480は、粘着層470の下面の一部を覆っている。なお、導電フィルム400をグランド部材600に接続する際には、この剥離紙480を剥離して露出した粘着層470をグランド部材600の上面に貼り付けることとなる。
アンテナ組立体100の組立方法の一例を以下に詳述する。
まず、図5、図6、図8及び図10を参照して、粘着層470の前方の部分を覆う剥離紙480を剥離して粘着層470の前方の部分を露出させたうえで、主部410が基板200のエッジ230を跨いで配置されるように、導電フィルム400を露出した粘着層470を介して基板200の上面に貼り付ける。これにより、基板200及び導電フィルム400は、図8に示される状態となる。
次に、導電フィルム400を貼り付けた基板200に対して、中心導体310が第1パッド240上に位置し、且つ外部導体330が第2パッド250上に位置するように、同軸ケーブル300を導電フィルム400上に仮置きする。このとき、所定範囲PA(図1参照)において、延出部420及び第2パッド250は、第1方向、即ち左右方向に並んでおり、延出部420は、第2方向、即ち前後方向において所定位置PP(図1参照)を越えるように主部410から延びている。その後、中心導体310と第1パッド240とを半田500で接合し、外部導体330と第2パッド250とを半田500で接合して、導電フィルム400を基板200に固定し、アンテナ組立体100を完成させる。
特に上述の組立において、延出部420及び第2パッド250が所定範囲PA内で第1方向に並び、且つ、延出部420が第2方向において所定位置PPを越えるように主部410から延びるように、導電フィルム400は基板200に貼り付けられる。これにより、導電フィルム400を基板200に固定する際に基板200上に貼り付けられる導電フィルム400の部分の面積が、大きく確保されている。従って、導電フィルム400の基板200への固定作業における作業性の向上が図られている。
(第2の実施の形態)
図11に示されるように、本発明の第2の実施の形態による電子装置700Aは、アンテナ組立体100Aと、グランド部材600とを備えている。ここで、グランド部材600は、第1の実施の形態のグランド部材600と同様に、アンテナ組立体100Aとは別体となっている。
図11に示されるように、本発明の第2の実施の形態によるアンテナ組立体100Aは、上述した第1の実施の形態によるアンテナ組立体100(図1参照)と同様な構成を備えている。そのため、図11から図21に示される構成要素のうち、第1の実施の形態と同様の構成要素に対しては同一の参照符号を付すこととする。また、本実施の形態における方位及び方向は、第1の実施の形態のものと同じ表現を以下において使用する。
図11に示されるように、本実施の形態のアンテナ組立体100Aは、アンテナ220の形成された基板200Aと、同軸ケーブル300と、導電フィルム400Aとを備えている。ここで、本実施の形態の同軸ケーブル300は、第1の実施の形態の同軸ケーブル300と同じ構造であるので、詳細な説明は省略する。
図21に示されるように、基板200Aは、第1パッド240と、第2パッド250Aと、エッジ230とを有している。ここで、本実施の形態の第1パッド240及びエッジ230は、第1の実施の形態の第1パッド240及びエッジ230と同じ構造であるので、詳細な説明は省略する。
図21に示されるように、本実施の形態の第2パッド250Aは、基板200Aの上面に設けられている。第1パッド240及び第2パッド250Aは、上下方向と直交する第1方向に並んでいる。第2パッド250Aは、左右方向において第1パッド240の左方に位置している。第2パッド250Aは、左右方向における基板200Aの左端付近に位置している。第2パッド250Aには、第1部252と、第2部254とが設けられている。
図20に示されるように、本実施の形態の第1部252は、第2パッド250Aの上面の一部である。第1部252は、第1方向、即ち左右方向において第1パッド240と第2部254との間に位置している。図16に示されるように、外部導体330は、第1部252と接続されている。外部導体330は、第1部252に半田付けされている。即ち、外部導体330は、第1部252に半田500で接合されている。
図20に示されるように、本実施の形態の第2部254は、第2パッド250Aの上面の一部である。即ち、第1部252及び第2部254の夫々は、第2パッド250Aの共通する上面の一部である。第2部254は、左右方向において第1部252の左方に位置している。第2部254は、基板200Aの左右方向における左端付近に位置している。図15に示されるように、外部導体330は、第2部254と接続されている。外部導体330は、第2部254に半田付けされている。即ち、外部導体330は、第2部254に半田500で接合されている。より詳しくは、外部導体330の根元は、第2部254に半田500で接合されている。上述のように、外部導体330は、第1部252と接続されていることから、外部導体330は、第1部252及び第2部254の両方と接続されている。
上述のように、外部導体330の根元は、第2部254に半田500で接合されている。これにより、外部導体330の第2パッド250Aへの保持力が強化されており、基板200Aに半田付けされた同軸ケーブル300が煽られた場合においても、外部導体330が第2パッド250Aから剥離しにくくなっている。
図11を参照して、本実施の形態の導電フィルム400Aは、銅テープである。なお、本発明はこれに限定されず、導電フィルム400Aは、銅テープ以外の導電性材料からなるものであってもよい。導電フィルム400Aは、グランド部材600に接続されている。また、導電フィルム400Aは、基板200Aに固定されている。
図21に示されるように、導電フィルム400Aは、主部410と、延出部420Aとを有している。ここで、本実施の形態の主部410は、第1の実施の形態の主部410と同じ構造であり、詳細な説明は省略する。
図20に示されるように、本実施の形態の導電フィルム400Aにおいて、延出部420Aは、複数ある。より詳しくは、延出部420Aの数は、2つである。延出部420Aは、第1方向、即ち左右方向において互いに離れて位置している。延出部420Aの夫々は、主部410から第2方向に延びている。即ち、延出部420Aの夫々は、主部410から前後方向における前方に延びている。延出部420Aは、左右方向において第2部254の右方に位置している。図11及び図20を参照して、所定範囲PA内において、延出部420A及び第2パッド250Aは、第1方向、即ち左右方向に並んでいる。延出部420Aは、第2方向において所定位置PPを越えるように主部410から延びている。即ち、延出部420Aは、前後方向において所定位置PPを前方に越えるように主部410から延びている。図16及び図20を参照して、延出部420Aは、第1方向及び第2方向の双方と直交する方向、即ち上下方向において、外部導体330と基板200Aとの間に位置している。延出部420Aの間において、第2パッド250Aと外部導体330とが互いに接続されている。より詳しくは、延出部420Aの間において、第2パッド250Aと外部導体330とが半田500を介して互いに接続されている。なお、本発明はこれに限定されず、少なくとも延出部420Aの間において、第2パッド250Aと外部導体330とが互いに接続されていればよい。
図20に示されるように、導電フィルム400Aは、連結部430Aを更に有している。連結部430Aは、第1方向、即ち左右方向に延びている。連結部430Aは、主部410から第2方向に離れた位置において、延出部420Aを互いに連結している。即ち、連結部430Aは、主部410から前後方向において前方に離れた位置において、延出部420Aを互いに連結している。第1部252は、延出部420Aと連結部430Aとによって囲まれた領域AR内に位置している。連結部430Aは、左右方向において第2部254の右方に位置している。図16に示されるように、連結部430Aは、第2方向、即ち前後方向において、所定位置PPの前方に位置している。連結部430Aは、第1方向及び第2方向の双方と直交する方向、即ち上下方向において、外部導体330と基板200Aとの間に位置している。
図20に示されるように、主部410、延出部420A及び連結部430Aは、1つの孔460Aを構成している。即ち、導電フィルム400Aは、1つの孔460Aを有している。孔460Aは、導電フィルム400Aを上下方向に貫通している。なお、本発明はこれに限定されず、導電フィルム400Aは、孔460Aを有さなくてもよい。なお、導電フィルム400Aが孔460Aを有さない場合、延出部420Aは一つとなる。
図16に示されるように、孔460Aの内部は、半田500で埋められている。
アンテナ組立体100Aの組立方法の一例を以下に詳述する。
まず、図15、図16、図17、図19及び図21を参照して、粘着層470の前方の部分を覆う剥離紙480を剥離して粘着層470の前方の部分を露出させたうえで、主部410が基板200Aのエッジ230を跨いで配置されるように、導電フィルム400Aを露出した粘着層470を介して基板200Aの上面に貼り付ける。これにより、基板200A及び導電フィルム400Aは、図19に示される状態となる。
次に、導電フィルム400Aを貼り付けた基板200Aに対して、中心導体310が第1パッド240上に位置し、且つ外部導体330が第2パッド250A上に位置するように、同軸ケーブル300を導電フィルム400A上に仮置きする。このとき、所定範囲PA(図11参照)において、延出部420A及び第2パッド250Aは、第1方向、即ち左右方向に並んでおり、延出部420Aは、第2方向、即ち前後方向において所定位置PP(図11参照)を越えるように主部410から延びている。その後、中心導体310と第1パッド240とを半田500で接合し、外部導体330と第2パッド250Aとを半田500で接合して、導電フィルム400Aを基板200Aに固定し、アンテナ組立体100Aを完成させる。
特に上述の組立において、延出部420A及び第2パッド250Aが所定範囲PA内で第1方向に並び、且つ、延出部420Aが第2方向において所定位置PPを越えるように主部410から延びるように、導電フィルム400Aは基板200Aに貼り付けられる。これにより、導電フィルム400Aを基板200Aに固定する際に基板200A上に貼り付けられる導電フィルム400Aの部分の面積が、大きく確保されている。従って、導電フィルム400Aの基板200Aへの固定作業における作業性の向上が図られている。
(第3の実施の形態)
図22に示されるように、本発明の第3の実施の形態による電子装置700Bは、アンテナ組立体100Bと、グランド部材600とを備えている。ここで、グランド部材600は、第1の実施の形態のグランド部材600と同様に、アンテナ組立体100Bとは別体となっている。
図22に示されるように、本発明の第3の実施の形態によるアンテナ組立体100Bは、上述した第1の実施の形態によるアンテナ組立体100(図1参照)及び第2の実施の形態によるアンテナ組立体100A(図11参照)と同様な構成を備えている。そのため、図22から図32に示される構成要素のうち、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様の構成要素に対しては同一の参照符号を付すこととする。また、本実施の形態における方位及び方向は、第1の実施の形態のものと同じ表現を以下において使用する。
図22に示されるように、本実施の形態のアンテナ組立体100Bは、アンテナ220の形成された基板200Bと、同軸ケーブル300と、導電フィルム400Bとを備えている。ここで、同軸ケーブル300は、第1の実施の形態の同軸ケーブル300と同じ構造であるので、詳細な説明は省略する。
図32を参照して、本実施の形態の基板200Bは、上下方向における上面と、上面の下層に位置するグランド層(図示せず)と、グランド層に接続された複数のビア(図示せず)とを有している。
図32に示されるように、基板200Bは、第1パッド240と、第2パッド250Aと、エッジ230とを有している。本実施の形態の第2パッド250Aは、第2の実施の形態の第2パッド250Aと同様であり、詳細な説明は省略する。また、本実施の形態のエッジ230は、上述の実施の形態のエッジ230と同様であり、詳細な説明は省略する。
図32に示されるように、基板200Bは、第3パッド270Bを更に有している。
図32に示されるように、本実施の形態の第3パッド270Bは、基板200Bの上面に設けられている。第1パッド240、第2パッド250A及び第3パッド270Bの全ては、基板200Bの同一面上に位置している。第3パッド270Bは、左右方向において第1パッド240の右方に位置している。第1パッド240は、第1方向、即ち左右方向において第2パッド250Aと第3パッド270Bとの間に位置している。第3パッド270Bは、第2パッド250Aと導通している。より詳しくは、第2パッド250Aは、ビアを介してグランド層に接続されており、また、第3パッド270Bは、ビアを介してグランド層に接続されており、これにより、第2パッド250Aと第3パッド270Bとは、ビア及びグランド層を介して互いに導通している。
図22を参照して、本実施の形態の導電フィルム400Bは、銅テープである。なお、本発明はこれに限定されず、導電フィルム400Bは、銅テープ以外の導電性材料からなるものであってもよい。導電フィルム400Bは、グランド部材600に接続されている。図26から図28までに示されるように、導電フィルム400Bは、基板200Bに固定されている。導電フィルム400Bは、上述の実施の形態の導電フィルム400,400Aと異なり、基板200Bに固定される部分に粘着層470を有していない。即ち、導電フィルム400Bは、粘着層470を介さずに基板200Bに固定されている。
図31に示されるように、導電フィルム400Bは、主部410と、延出部420Aと、連結部430Aとを有している。ここで、本実施の形態の主部410は、第1の実施の形態の主部410と同じ構造であり、詳細な説明は省略する。また、本実施の形態の延出部420A及び連結部430Aは、第2の実施の形態の延出部420A及び連結部430Aと同じ構造であり、詳細な説明は省略する。
図31に示されるように、導電フィルム400Bは、複数の補助延出部440Bと、補助連結部450を更に有している。
図31に示されるように、本実施の形態の補助延出部440Bの数は、3つである。補助延出部440Bは、第1方向において互いに離れて位置している。第3パッド270Bは、補助延出部440Bの間に部分的に位置している。図22及び図28から理解されるように、補助延出部440Bは、第3パッド270Bに半田付けされている。即ち、補助延出部440Bは、第3パッド270Bに、導電部材である半田500を介して間接的に接続されている。ここで、半田500は、補助延出部440Bと第3パッド270Bとに亘るように設けられている。なお、本発明はこれに限定されず、補助延出部440Bは、超音波溶接等により第3パッド270Bに直接的に接続されていてもよい。即ち、補助延出部440Bは、第3パッド270Bに、直接的に又は導電部材を介して間接的に接続されていればよい。これにより、アンテナ組立体100Bのグランドが導電フィルム400Bと交流的に接続されるだけでなく、アンテナ組立体100Bのグランドが導電フィルム400Bと直流的に接続されることになり、アンテナ特性の向上が図られている。
図31に示されるように、本実施の形態の補助連結部450は、第1方向、即ち左右方向に延びている。補助連結部450は、主部410から第2方向に離れた位置において、補助延出部440Bを互いに連結している。即ち、補助連結部450は、主部410から前後方向において前方に離れた位置において、補助延出部440Bを互いに連結している。補助連結部450は、すべての補助延出部440B連結している。
図31に示されるように、主部410、補助延出部440B及び補助連結部450は、2つの補助孔468を構成している。即ち、導電フィルム400Bは、2つの補助孔468を有している。補助孔468は、導電フィルム400Bを上下方向に貫通している。なお、本発明はこれに限定されず、導電フィルム400Bは、補助孔468を有さなくてもよい。なお、導電フィルム400Bが補助孔468を有さない場合、補助延出部440Bは一つとなる。
図28に示されるように、補助孔468の内部は、半田500で埋められている。
アンテナ組立体100Bの組立方法の一例を以下に詳述する。
まず、図26、図27、図28、図30及び図32を参照して、主部410が基板200Bのエッジ230を跨いで配置されるように、導電フィルム400Bを基板200Bの上面に、位置決め治具(図示せず)を用いて仮置きする。これにより、基板200B及び導電フィルム400Bは、図30に示される状態となる。
次に、導電フィルム400Bを仮置きした基板200Bに対して、中心導体310が第1パッド240上に位置し、且つ外部導体330が第2パッド250A上に位置するように、同軸ケーブル300を導電フィルム400B上に仮置きする。このとき、所定範囲PA(図22参照)において、延出部420A及び第2パッド250Aは、第1方向、即ち左右方向に並んでおり、延出部420Aは、第2方向、即ち前後方向において所定位置PP(図22参照)を越えるように主部410から延びている。その後、中心導体310と第1パッド240とを半田500で接合し、外部導体330と第2パッド250Aとを半田500で接合し、更に、補助延出部440Bと第3パッド270Bとを半田500で接合して、導電フィルム400Bを基板200Bに固定し、アンテナ組立体100Bを完成させる。
特に上述の組立において、延出部420A及び第2パッド250Aが所定範囲PA内で第1方向に並び、且つ、延出部420Aが第2方向において所定位置PPを越えるように主部410から延びるように、導電フィルム400Bは基板200Bに仮置きされる。これにより、導電フィルム400Bを基板200Bに固定する際に基板200B上に仮置きされる導電フィルム400Bの部分の面積が、大きく確保されている。従って、導電フィルム400Bの基板200Bへの固定作業における作業性の向上が図られている。
以上、本発明について、実施の形態を掲げて具体的に説明してきたが、本発明はこれに限定されるわけではなく、種々の変形が可能である。また、以上の実施の形態及び変形例を複数組み合わせてもよい。
100,100A,100B アンテナ組立体
200,200A,200B 基板
220 アンテナ
230 エッジ
240 第1パッド
250,250A 第2パッド
252 第1部
254 第2部
270,270B 第3パッド
300 同軸ケーブル
310 中心導体
320 絶縁体
330 外部導体
340 外被
400,400A,400B 導電フィルム
410 主部
420,420A 延出部
430,430A 連結部
440,440B 補助延出部
450 補助連結部
460,460A 孔
465 中間部
468 補助孔
470 粘着層
480 剥離紙
500 半田
600 グランド部材
700,700A,700B 電子装置
AR 領域
PA 所定範囲
PP 所定位置
S1 面積
S2 面積

Claims (12)

  1. アンテナの形成された基板と、同軸ケーブルと、導電フィルムとを備えるアンテナ組立体であって、
    前記基板は、エッジと、第1パッドと、第2パッドとを有しており、
    前記同軸ケーブルは、中心導体と、絶縁体と、外部導体と、外被とを備えており、
    前記中心導体は、前記第1パッドに接続されており、
    前記外部導体は、前記絶縁体によって前記中心導体から絶縁されていると共に、所定範囲に亘って前記外被から露出しており、
    前記露出した外部導体は、第1方向に延びており、且つ、前記第2パッドに接続されており、
    前記第1方向と直交する第2方向において、前記同軸ケーブルの中心は、所定位置に位置しており、
    前記導電フィルムは、前記基板に固定されており、
    前記導電フィルムは、主部と、延出部とを有しており、
    前記所定範囲内において、前記延出部及び前記第2パッドは、前記第1方向に並んでおり、
    前記延出部は、前記第2方向において前記所定位置を越えるように前記主部から延びている
    アンテナ組立体。
  2. 請求項1記載のアンテナ組立体であって、
    前記延出部は、複数あり、
    前記延出部は、前記第1方向において互いに離れて位置しており、
    前記導電フィルムは、連結部を更に有しており、
    前記連結部は、前記主部から前記第2方向に離れた位置において、前記延出部を互いに連結しており、
    少なくとも前記延出部の間において、前記第2パッドと前記外部導体とが互いに接続されている
    アンテナ組立体。
  3. 請求項2記載のアンテナ組立体であって、
    前記延出部の数は、3つ以上であり、
    前記連結部は、すべての前記延出部を連結している
    アンテナ組立体。
  4. 請求項2記載のアンテナ組立体であって、
    前記第2パッドには、第1部と、第2部とが設けられており、
    前記第1部は、前記第1方向において前記第1パッドと前記第2部との間に位置しており、
    前記第1部は、前記延出部と前記連結部とによって囲まれた領域内に位置しており、
    前記外部導体は、前記第1部及び前記第2部の両方と接続されている
    アンテナ組立体。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載のアンテナ組立体であって、
    前記中心導体は前記第1パッドに半田付けされており、
    前記外部導体は前記第2パッドに半田付けされている
    アンテナ組立体。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載のアンテナ組立体であって、
    前記基板は、第3パッドを更に有しており、
    前記第1パッドは、前記第1方向において前記第2パッドと前記第3パッドとの間に位置しており、
    前記第3パッドは、前記第2パッドと導通しており、
    前記導電フィルムは、補助延出部を更に有しており、
    前記補助延出部は、前記第2方向において前記所定位置を越えるように前記主部から延びており、
    前記補助延出部は、前記第3パッドに、直接的に又は導電部材を介して間接的に接続されている
    アンテナ組立体。
  7. 請求項6記載のアンテナ組立体であって、
    前記補助延出部は、前記第3パッドに半田付けされており、
    前記導電部材は、半田である
    アンテナ組立体。
  8. 請求項7記載のアンテナ組立体であって、
    前記補助延出部は、複数あり、
    前記補助延出部は、前記第1方向において互いに離れて位置しており、
    前記導電フィルムは、補助連結部を更に有しており、
    前記補助連結部は、前記主部から前記第2方向に離れた位置において、前記補助延出部を互いに連結しており、
    前記第3パッドは、前記補助延出部の間に部分的に位置しており、
    前記半田は、前記補助延出部と前記第3パッドとに亘るように設けられている
    アンテナ組立体。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれかに記載のアンテナ組立体であって、
    前記主部は、前記エッジを跨いで配置されている
    アンテナ組立体。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれかに記載のアンテナ組立体であって、
    前記導電フィルムは、粘着層を更に有しており、
    前記導電フィルムは、前記粘着層を介して前記基板に固定されている
    アンテナ組立体。
  11. 請求項1から請求項9までのいずれかに記載のアンテナ組立体であって、
    前記導電フィルムは、前記粘着層を介さずに前記基板に固定されている
    アンテナ組立体。
  12. 請求項1から請求項11までのいずれかに記載のアンテナ組立体と、グランド部材とを備える電子装置であって、
    前記グランド部材は、前記アンテナ組立体とは別体であり、
    前記導電フィルムは、前記グランド部材に接続されている
    電子装置。
JP2020041791A 2020-03-11 2020-03-11 アンテナ組立体及び電子装置 Pending JP2021145211A (ja)

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