JP7234876B2 - 基板の接続構造 - Google Patents

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Description

本発明は、それぞれに導体パターンが形成された複数の基板を接続する構造に関する。
所定の電気回路や電子回路を構成する回路基板の一例として、特許文献1には、プリント基板が開示されている。特許文献1に記載のプリント基板は、絶縁基材、導体パターン、および、レジスト膜を備える。
導体パターンは、絶縁基材の一面に形成されている。レジスト膜は、導体パターンの一部を除いて、導体パターン、および、絶縁基材における導体パターンの形成面を覆う。導体パターンにおけるレジスト膜に覆われていない部分(レジスト膜の開口部)がランドとなる。そして、導体パターンは、ランドを用いて、導電性接合材等を介して、例えば、他の回路基板の導体パターン等に接続する。
特開2001-230513号公報
導電性接合材だけを用いて2個の回路基板を接続すると、物理的な接続の強度を十分に得られない場合がある。特に、所謂、オーバーレジストと称されるランドを形成する導体パターンの端をレジスト膜で覆う形状では、ランドの面積が小さくなり、接続の強度を低下させやすい。
このため、これら2個の回路基板を接合するために、導電性接合材とは別の接合材(接着材も含む)を用いることも考えられる。
しかしながら、近年の高密度化、小型化に伴って、このような接合材を、別途、独立して配置するスペースを設けることは容易でない。
したがって、本発明の目的は、基板の面積を大きくすることなく、大きな接合面積を確保できる基板の接続構造を提供することにある。
本発明の基板の接続構造は、第1基板、第2基板、導電性接合材、および、補助接合材を備える。第1基板は、第1絶縁基材、該第1絶縁基材の一面に形成された第1導体パターン、および、第1導体パターンおよび第1絶縁基材の一面を覆う絶縁膜を備える。導電性接合材は、第1導体パターンと第2基板とを電気的および物理的に接続する。補助接合材は、第1基板と第2基板とを物理的に接合する、熱硬化性樹脂を含んだ接合材である。
絶縁膜は、第1導体パターンに重なる位置に、第1導体パターンを外部に露出させる第1開口、および、第2開口を有する。第1導体パターンは、第1開口を介して、導電性接合材によって第2基板に接続する。第1基板は、第2開口を介して、補助接合材によって第2基板に接合する。
この構成では、第1基板と第2基板は、第1開口を介して電気的および物理的に接続するとともに、第2開口を介して、少なくとも物理的に接合する。これにより、第1開口のみの場合よりも、物理的な接合面積は、大きくなる。そして、第2開口は、第2基板に電気的に接続するのに必須の第1導体パターンに重なっているので、第1基板の形状を、第2開口のためだけに大きくしなくてもよい。
この発明によれば、基板の面積を大きくすることなく、大きな接合面積を確保できる。
図1は、第1の実施形態に係る基板の接続構造を示す側面断面図である。 図2(A)は、第1の実施形態に係る基板の部分的な平面図であり、図2(B)は、第1の実施形態に係る基板の部分的な側面断面図である。 図3(A)は、第2の実施形態に係る基板の部分的な平面図であり、図3(B)は、第2の実施形態に係る基板の部分的な側面断面図である。 図4は、第3の実施形態に係る基板の部分的な平面図である。 図5は、第4の実施形態に係る基板の部分的な側面断面図である。 図6は、第5の実施形態に係る基板の接続構造を示す側面断面図である。 図7は、第6の実施形態に係る基板の接続構造を示す側面断面図である。 図8は、第7の実施形態に係る基板の接続構造を示す側面断面図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る基板の接続構造について、図を参照して説明する。図1は、第1の実施形態に係る基板の接続構造を示す側面断面図である。図2(A)は、第1の実施形態に係る基板の部分的な平面図であり、図2(B)は、第1の実施形態に係る基板の部分的な側面断面図である。図2(B)は、図2(A)におけるA-A断面を示しており、図1は、図2(B)と同じ断面を示している。
図1に示すように、基板の接続構造1は、基板10、基板50、導電性接合材60、および、補助接合材70を備える。基板10は、本発明の「第1基板」に対応し、基板50は、本発明の「第2基板」に対応する。
(基板10の構造)
図2(A)、図2(B)に示すように、基板10は、絶縁基材20、導体パターン30、および、絶縁膜40を備える。
絶縁基材20は、絶縁材料を主体として形成されており、面201を有する。絶縁基材20が、本発明の「第1絶縁基材」に対応し、面201が、本発明の「第1絶縁基材の一面」に対応する。なお、絶縁基材20は、内部にさらに導体パターンを1つまたは複数有していてもよい。
導体パターン30は、例えば、帯状の導体である。導体パターン30は、絶縁基材20の面201に配置される。
絶縁膜40は、所謂、レジスト膜、カバーレイと称されるものであり、主たる機能は、基板10の主体を形成するものではなく、導体パターン30や絶縁基材20の保護を目的とするものである。絶縁膜40は、絶縁基材20よりも薄い。絶縁膜40は、図2に示す領域において絶縁基材20の面201側に配置される。絶縁膜40は、絶縁基材20の面201を覆う。また、絶縁膜40は、開口41および開口42を除く導体パターン30の残りの部分を覆う。
絶縁膜40は、開口41と開口42とを有する。開口41は、本発明の「第1開口」に対応し、開口42は、本発明の「第2開口」に対応する。開口41と開口42は、所定の形状からなる絶縁膜40の非形成部によって実現される。本実施形態では、開口41と開口42とは、平面視して矩形である。なお、開口41と開口42の形状は、矩形に限らない。
開口41と開口42とは、導体パターン30に重なっている。すなわち、開口41と開口42とは、導体パターン30を部分的に、基板10の外部に露出させる。
(基板50の構造)
図1に示すように、基板50は、絶縁基材51、および、導体パターン52を備える。絶縁基材51は、絶縁材料を主体として形成されている。絶縁基材51は、面511を有する。絶縁基材51が、本発明の「第2絶縁基材」に対応し、面511が、本発明の「第2絶縁基材の一面」に対応する。なお、絶縁基材51は、内部に導体パターンを有していてもよい。
導体パターン52は、絶縁基材51の面511に配置される。
(基板10と基板50との接続構造)
図1に示すように、基板10の開口41は、基板50の導体パターン52に重なっている。基板10の開口42は、基板50の絶縁基材51に重なっている。
導電性接合材60は、例えば、はんだである。導電性接合材60は、開口41に挿入されている。これにより、導電性接合材60が開口41外へはみ出すことは、抑制される。
導電性接合材60は、導体パターン30における開口41に重なる部分(開口41によって外部に露出する部分)に接触するとともに、導体パターン52に接触する。これにより、導体パターン30は、導体パターン52に対して、電気的且つ物理的に接続する。
補助接合材70は、例えば、絶縁性の接着剤等からなる。補助接合材70は、開口42に挿入されている。これにより、補助接合材70が開口42外へはみ出すことは、抑制される。
補助接合材70は、導体パターン30における開口42に重なる部分(開口42によって外部に露出する部分)に接触するとともに、絶縁基材51の面511に接触する。これにより、基板10と基板50とは、物理的に接合する。なお、補助接合材70は、はんだとは異なり、熱硬化性樹脂を含んだ接合材である。ただし、熱硬化性樹脂を含んでいるために、はんだよりも導電性は小さいが、接続箇所を導通させることは可能な接合材である。また、導電性接合材60は、例えば、導体パターン30がグランドである場合には、熱硬化性樹脂を含んだ接合材であってもよい。
このように、補助接合材70を用いることによって、導電性接合材60のみを用いた場合よりも、基板10と基板50との接合強度は、向上する。そして、補助接合材70によって接合される部分は、基板10と基板50との電気的な接続に寄与する導体パターン30に重なっている。これにより、補助接合材70のために、別途基板10上にスペースを確保する必要がない。したがって、基板10を大きくすることなく、基板10と基板50との物理的な接合強度は、向上する。接合の手順としては、例えば、接合面に導電性接合材60を塗布し、リフローで硬化させた後、補助接合材70を塗布し、接合してもよいし、接合面に導電性接合材60および補助接合材70を塗布した後、一度にリフローで硬化させてもよい。
なお、図1に示すように、補助接合材70は、開口42を形成する側面にも接触していると、よりよい。これにより、補助接合材70を介した基板10と基板50との接合面積は大きくなり、物理的な接合強度はさらに向上する。
また、上述の説明では、開口41と開口42は、ともに絶縁膜40を厚み方向に貫通している。しかしながら、開口41は、絶縁膜40を厚み方向に沿って貫通するが、開口42は、絶縁膜40を厚み方向に貫通していなくてもよい。ただし、開口42も絶縁膜40を貫通する方が、接合に利用できる開口42の側壁面の面積が大きくなり、好ましい。また、補助接合材70に、導体パターン30への接合強度が高い材料を用いた場合にも、開口42が絶縁膜40を貫通する方が、接合強度を高められ、好ましい。
また、図1、図2(A)、図2(B)の場合、開口41の面積と開口42の面積は、略同じであるが、開口41の面積と開口42の面積は同じでなくてもよい。また、開口41の平面形状と開口42の平面形状は、矩形に限るものではなく、他の形状であってもよ。これらの場合でも、上述の作用効果を得られる。
また、上述の説明では、所謂オーバーレジストの状態を示しているが、これに限るものではない。ただし、オーバーレジストの場合、導電性接合材60による接合面積を稼ぐことが難しいので、本実施形態の構成は、より有効に作用する。
なお、導電性接合材60は、はんだに限るものではなく、はんだ以外の導電性接合材であっても上述の作用効果を得られる。
また、上述の構成において、開口41および開口42の底部、すなわち、導体パターン30における開口41および開口42に重なる表面には、接合性を向上させるため、金属メッキを行っていてもよい。例えば、導体パターン30が銅(Cu)であり、金属メッキとして、ニッケル(Ni)/金(Au)メッキを施してもよい。このようにすれば、接合面に酸化物が形成されることを抑制でき、接合性を向上させることができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る基板の接続構造について、図を参照して説明する。図3(A)は、第2の実施形態に係る基板の部分的な平面図であり、図3(B)は、第2の実施形態に係る基板の部分的な側面断面図である。図3(B)は、図3(A)におけるB-B断面を示している。
図3(A)、図3(B)に示すように、第2の実施形態に係る基板の接続構造では、第1の実施形態に係る基板の接続構造に対して、基板10Aの構成において異なる。第2の実施形態に係る基板の接続構造における他の構成は、第1の実施形態に係る基板の接続構造と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
図3(A)に示すように、基板10Aは、絶縁膜40に、複数の開口42Aを有する。複数の開口42Aが、本発明の「複数の部分開口」に対応する。
複数の開口42Aは、それぞれに、平面視して矩形である。複数の開口42Aは、導体パターン30に重なっている。複数の開口42Aは、規則的に配置されている。具体的には、本実施形態では、複数の開口42Aは、導体パターン30の長手方向と短手方向とを直交二軸として、二次元配列されている。
このような基板10Aの構成であっても、第1の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。さらに、基板10Aの構成を用いることで、導体パターン30が外部に露出する面積を小さくできる。これにより、基板10Aを基板50に接続する前の工程における運搬時に表面に傷がつくことを防止できる。また、導体パターン30の腐食を抑制できる。さらに、表面が上述のように金属メッキされる場合には、前述した効果に加え、メッキ時のメッキ槽での流動により表面に傷がつくことも抑制できる。また、複数の開口42Aによって、複数の側面を作ることができるので、補助接合材70の接合面積を増やすことができる。
なお、複数の開口42Aの配列パターンは、上述の構成に限らず、また、複数の開口42Aの形状も、上述の構成に限らず、これらの構成においても、第1の実施形態の構成と同様の作用効果を奏することができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る基板の接続構造について、図を参照して説明する。図4は、第3の実施形態に係る基板の部分的な平面図である。
図4に示すように、第3の実施形態に係る基板の接続構造では、第1の実施形態に係る基板の接続構造に対して、基板10Bの構成において異なる。第3の実施形態に係る基板の接続構造における他の構成は、第1の実施形態に係る基板の接続構造と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
基板10Bは、絶縁膜40に、複数の開口42Bを有する。複数の開口42Bが、本発明の「複数の第2開口」に対応する。
複数の開口42Bは、それぞれに、平面視して矩形である。複数の開口42Bは、導体パターン30に重なっている。複数の開口42Bは、開口41を挟むように配置されている。図4に示す構成では、より具体的には、複数の開口42Bは、導体パターン30の長手方向において、開口41を挟むように配置されている。さらに、複数の開口42Bは、導体パターン30の短手方向において、開口41を挟むように配置されている。
このような基板10Bの構成であっても、第1の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。さらに、基板10Bの構成を用いることで、導電性接合材60によって電気的且つ物理的に基板10Bと基板50とを接続する箇所を囲んで、補助接合材70によって基板10Bと基板50とを物理的に接合する。これにより、導電性接合材60によって電気的且つ物理的に基板10Bと基板50とを接続する箇所を、より効果的に保護できる。例えば、剥離の応力が掛かる方向によらず、導電性接合材60によって電気的且つ物理的に基板10Bと基板50とを接続する箇所を保護できる。
なお、複数の開口42Bの配列パターンは、上述の構成に限らない。例えば、複数の開口42Bは、導体パターン30の長手方向のみにおいて、開口41を挟むように配置してもよく、導体パターン30の短手方向のみにおいて、開口41を挟むように配置してもよい。また、複数の開口42Aの形状も、上述の構成に限らず、これらの構成においても、第1の実施形態の構成と同様の作用効果を奏することができる。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態に係る基板の接続構造について、図を参照して説明する。図5は、第4の実施形態に係る基板の部分的な側面断面図である。
図5に示すように、第4の実施形態に係る基板の接続構造では、第1の実施形態に係る基板の接続構造に対して、基板10Cの構成において異なる。第3の実施形態に係る基板の接続構造における他の構成は、第1の実施形態に係る基板の接続構造と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
図5に示すように、基板10Cでは、絶縁膜40における開口41と開口42との間の部分である共用部401の高さH401は、絶縁膜40の他の部分の高さH40よりも高い。換言すれば、共用部401の膜厚は、絶縁膜40の他の部分の膜厚よりも厚い。例えば、共用部401の部分だけ選択的にカバーレイを貼り付けることで、選択的に膜厚を変えることができる。
このような基板10Cの構成であっても、第1の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。さらに、基板10Cの構成によって、補助接合材70が開口41側に流れることを抑制できる。これにより、例えば、補助接合材70によって、導電性接合材60と基板50の導体パターン52(図1参照)との電気的な接続が阻害されることを抑制できる。
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態に係る基板の接続構造について、図を参照して説明する。図6は、第5の実施形態に係る基板の接続構造を示す側面断面図である。
図6に示すように、第5の実施形態に係る基板の接続構造1Dは、第1の実施形態に係る基板の接続構造1に対して、基板50Dを備える点で異なる。基板の接続構造1Dの他の構成は、基板の接続構造1と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
基板50Dは、絶縁膜53を備える。絶縁膜53は、所謂、レジスト膜、カバーレイと称されるものであり、主たる機能は、基板50Dの主体を形成するものではなく、導体パターン52や絶縁基材51の保護を目的とするものである。絶縁膜53は、絶縁基材51よりも薄い。絶縁膜53は、絶縁基材51における導体パターン52の形成面側に配置される。絶縁膜53は、絶縁基材51における導体パターン52の形成面を覆う。また、絶縁膜53は、図6に示した領域において、開口530を除く導体パターン52の残りの部分を覆う。
絶縁膜53は、開口530を有する。開口530は、所定の形状からなる絶縁膜53の非形成部によって実現される。本実施形態では、開口530は、平面視して矩形である。なお、開口530の形状は、矩形に限らない。基板50Dの開口530は、基板10の開口41に対向する。
導電性接合材60は、導体パターン30における開口41に重なる部分(開口41によって外部に露出する部分)に接触するとともに、導体パターン52における開口530に重なる部分(開口530によって外部に露出する部分)に接触する。これにより、導体パターン30は、導体パターン52に対して、電気的且つ物理的に接続する。
補助接合材70は、導体パターン30における開口42に重なる部分(開口42によって外部に露出する部分)に接触するとともに、基板50Dの絶縁膜53の外面531に接触する。これにより、基板10と基板50とは、物理的に接合する。
このような基板の接続構造1Eであっても、第1の実施形態に示した基板の接続構造1と同様の作用効果を奏することができる。さらに、基板の接続構造1Dの構成によって、基板50Dの導体パターン52を、基板10への電気的接続部を除いて、保護できる。
(第6の実施形態)
本発明の第6の実施形態に係る基板の接続構造について、図を参照して説明する。図7は、第6の実施形態に係る基板の接続構造を示す側面断面図である。
図7に示すように、第6の実施形態に係る基板の接続構造1Eは、第1の実施形態に係る基板の接続構造1に対して、基板50Eを備える点で異なる。基板の接続構造1Eの他の構成は、基板の接続構造1と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
基板50Eは、金属部材54を備える。金属部材54は、例えば、基板10および基板50Eを含む電子機器に備えられた導電性の電池カバーや、グランド用導体である。
基板10の開口42は、金属部材54に対向している。補助接合材70は、開口42に配置され、導体パターン30に接触するとともに、金属部材54に接触している。
このような基板の接続構造1Eであっても、第1の実施形態に示した基板の接続構造1と同様の作用効果を奏することができる。さらに、基板の接続構造1Eの構成によって、例えば、補助接合材70を導電性材料とした場合、導体パターン30と金属部材54とを電気的に接続できる。そして、例えば、導体パターン30が他の部分によって接地されている場合、金属部材54は、補助接合材70および導体パターン30を介して、接地できる。
(第7の実施形態)
本発明の第7の実施形態に係る基板の接続構造について、図を参照して説明する。図8は、第7の実施形態に係る基板の接続構造を示す側面断面図である。
図8に示すように、第7の実施形態に係る基板の接続構造1Fは、第5の実施形態に係る基板の接続構造1Dに対して、基板10Fおよび基板50Fを備える点で異なる。基板の接続構造1Fの他の構成は、基板の接続構造1と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
基板10Fは、グランド導体パターン30Fを備える。基板10Fのグランド導体パターン30Fは、基板10の導体パターン30と同様の構造である。基板10Fの他の構成は、基板10と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
基板50Fは、グランド導体パターン52Fを備える。グランド導体パターン52Fは、例えば、絶縁基材51の面511に配置される。
絶縁膜53は、開口530および開口5300を有する。開口530および開口5300は、所定の形状からなる絶縁膜53の非形成部によって実現される。開口530は、開口41に対向し、開口5300は開口42に対向する。
導電性接合材60は、グランド導体パターン30Fにおける開口41に重なる部分(開口41によって外部に露出する部分)に接触するとともに、グランド導体パターン52Fにおける開口530に重なる部分(開口530によって外部に露出する部分)に接触する。これにより、グランド導体パターン30Fは、グランド導体パターン52Fに対して、導電性接合材60を介して、電気的且つ物理的に接続する。
補助接合材70Fは、グランド導体パターン30Fにおける開口42に重なる部分(開口42によって外部に露出する部分)に接触するとともに、グランド導体パターン52Fにおける開口5300に重なる部分(開口5300によって外部に露出する部分)に接触する。これにより、グランド導体パターン30Fは、グランド導体パターン52Fに対して、補助接合材70を介して、物理的に接続する。
このような構成では、例えば、次のような場合に有効である。基板50Fは、グランド導体パターン52Fを基準電位とする伝送線路を備える。グランド導体パターン52Fとグランド導体パターン30Fとは、平面視において重なり部と非重なり部を有している。
この場合、グランド導体パターン52Fとグランド導体パターン30Fとが、近接していることによって、グランド導体パターン52Fとグランド導体パターン30Fとが容量性結合し、一体のグランド導体として見做すことが可能になる。したがって、伝送線路のグランド導体の面積を擬似的に大きくでき、グランド導体での高周波信号の反射を抑制できる。特に、補助接合材70が熱硬化性樹脂からなる場合、低い導電性を有する。これにより、グランド導体パターン52Fの電位とグランド導体パターン30Fの電位との差がさらに小さくなり、より安定した大面積のグランド導体を形成できる。
また、上述の各実施形態の構成は、適宜組み合わせることができ、組合せに応じた作用効果を奏することができる。
1、1D、1E、1F:基板の接続構造
10、10A、10B、10C、10F、50、50D、50E、50F:基板
20、51:絶縁基材
30、52:導体パターン
30F、52F:グランド導体パターン
40、53:絶縁膜
41、42、42A、42B、530、5300:開口
54:金属部材
60:導電性接合材
70、70F:補助接合材
201、511:面
401:共用部
531:外面

Claims (9)

  1. 第1絶縁基材、該第1絶縁基材の一面に形成された第1導体パターン、および、前記第1導体パターンおよび前記第1絶縁基材の一面を覆う絶縁膜を備えた第1基板と、
    第2基板と、
    前記第1導体パターンと前記第2基板とを電気的および物理的に接続する導電性接合材と、
    前記第1基板と前記第2基板とを物理的に接合する、熱硬化性樹脂を含んだ補助接合材と、
    を備え、
    前記絶縁膜は、前記第1導体パターンに重なる位置に、前記第1導体パターンを外部に露出させる第1開口、および、第2開口を有し、
    前記第1導体パターンは、前記第1開口を介して、前記導電性接合材によって前記第2基板に接続し、
    前記第1基板は、前記第2開口を介して、前記補助接合材によって前記第2基板に接合し、
    前記補助接合材は、前記第2基板における絶縁性を有する部分に接触する、
    基板の接続構造。
  2. 前記第2基板は、グランド導体パターンを有し、
    前記第1導体パターンは、グランド用導体であり、
    前記グランド導体パターンは、前記第1導体パターンと重なる、
    請求項1に記載の基板の接続構造。
  3. 前記導電性接合材は、熱硬化性樹脂を含んだ接合材である、
    請求項2に記載の基板の接続構造。
  4. 前記第2開口は、複数の部分開口からなる、
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の基板の接続構造。
  5. 前記複数の部分開口は、同じ形状で、規則的に配置されている、
    請求項4に記載の基板の接続構造。
  6. 前記第2開口は、複数であり、
    前記複数の第2開口は、前記第1開口を挟む位置に配置されている、
    請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の基板の接続構造。
  7. 前記絶縁膜における前記第1開口と前記第2開口との間の共用部は、前記絶縁膜における前記共用部以外の部分よりも高い、
    請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の基板の接続構造。
  8. 前記第2基板は、
    第2絶縁基材と、
    前記第2絶縁基材の一面に形成された第2導体パターンと、
    を備え、
    前記第2導体パターンは、前記導電性接合材によって前記第1導体パターンに接続し、
    前記第2絶縁基材は、前記補助接合材によって前記第1基板に接合する、
    請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の基板の接続構造。
  9. 前記第2基板は、
    前記第2絶縁基材の一面に形成され、前記第2導体パターンの一部を開口する第2基板用絶縁膜を備え、
    前記補助接合材は、前記第2基板用絶縁膜に接合する、
    請求項8に記載の基板の接続構造。
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