JP2021138501A - マンコンベヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ステップの逆走の判定を正確に行うことができるマンコンベヤを提供する。【解決手段】 マンコンベヤは、人が乗るステップの走行方向を検出する方向検出部と、方向検出部の検出に基づいて、ステップが設定方向と反対方向に逆走することを判定する制御部と、を備え、制御部は、ステップの走行速度が設定速度を超える場合に、ステップの逆走の判定を無効にする。【選択図】 図4

Description

本出願は、マンコンベヤに関する。
従来、例えば、マンコンベヤは、人が乗るステップの走行方向を検出する方向検出部と、ステップの逆走を判定する制御部とを備えている(例えば、特許文献1)。そして、ステップが逆走していると判定された場合には、安全を確保するために、例えば、停止装置が作動される。しかしながら、ステップが逆走していると誤判定された場合にも、例えば、停止装置が作動するため、誤判定をすることを防止する必要がある。
特表2017−517464号公報
そこで、課題は、ステップの逆走の判定を正確に行うことができるマンコンベヤを提供することである。
マンコンベヤは、人が乗るステップの走行方向を検出する方向検出部と、前記方向検出部の検出に基づいて、前記ステップが設定方向と反対方向に逆走することを判定する制御部と、を備え、前記制御部は、前記ステップの走行速度が設定速度を超える場合に、前記ステップの逆走の判定を無効にする。
また、マンコンベヤにおいては、前記制御部は、前記ステップが走行を開始した後に、基準時間が経過すること及び基準距離が走行されることの少なくとも一方が満たされた場合に、前記ステップの逆走の判定を無効から有効にする、という構成でもよい。
また、マンコンベヤにおいては、前記制御部は、前記ステップの走行速度が前記設定速度を超えて且つ前記方向検出部の検出による前記ステップの走行方向が前記設定方向と反対である場合に、前記方向検出部の異常と判定する、という構成でもよい。
また、マンコンベヤにおいては、前記ステップの走行方向は、人を上方へ搬送する第1走行方向と人を下方へ搬送する第2走行方向とを含み、前記制御部は、前記設定方向が前記第2走行方向である場合に、前記ステップの逆走の判定を無効にする、という構成でもよい。
また、マンコンベヤにおいては、前記制御部は、前記設定方向が前記第2走行方向であり且つ前記方向検出部の検出による前記ステップの走行方向が前記設定方向と反対である場合に、前記方向検出部の異常と判定する、という構成でもよい。
図1は、一実施形態に係るマンコンベヤの概要図である。 図2は、図1の要部拡大図である。 図3は、同実施形態に係るマンコンベヤの制御ブロック図である。 図4は、同実施形態に係るマンコンベヤの制御フロー図である。
以下、マンコンベヤにおける一実施形態について、図1〜図4を参照しながら説明する。なお、各図において、図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致しておらず、また、各図面の間での寸法比も、必ずしも一致していない。
図1に示すように、本実施形態に係るマンコンベヤ1は、躯体に設置される構造体2と、人を前後方向D1へ搬送する搬送部3と、搬送部3を幅方向D2で挟むように配置される一対の欄干部4,4(図1においては、一つのみを図示している)とを備えている。また、マンコンベヤ1は、搬送部3及び欄干部4を駆動させる駆動部5と、駆動部5を制御する制御部6とを備えている。
本実施形態に係るマンコンベヤ1は、人を搬送するために、踏面が階段状になるエスカレータであるが、斯かる構成に限られない。例えば、マンコンベヤ1は、人を搬送するために、踏面が平面状となる移動歩道(動く歩道)であってもよい。
搬送部3は、駆動部5に駆動されることによって無端回転する環状の走行部(例えば、チェーン)3aと、走行部3aに対して回転可能に接続され、人が乗る踏面を有する複数のステップ3bとを備えている。走行部3aは、幅方向D2に離れて一対設けられている(図1においては、一つのみ図示している)。そして、複数のステップ3bは、一対の走行部3a,3aの間に配置され、それぞれの走行部3aに対して回転可能に接続されている。
図1及び図2に示すように、駆動部5は、駆動源(例えば、モータ)5aと、駆動源5aの駆動を搬送部3に伝達する伝達部5bとを備えている。また、駆動部5は、駆動源5aの駆動を制動する制動部(例えば、ブレーキ)5cを備えている。
伝達部5bは、駆動源5aの駆動を伝達する環状のチェーン5dと、チェーン5dに巻き掛けられる第1回転部(鎖歯車)5eとを備えている。また、伝達部5bは、走行部3aが巻き掛けられる一対の第2回転部(例えば、鎖歯車)5f,5fと、一方の第2回転部5fと第1回転部5eとにそれぞれ連結される回転軸5gとを備えている。
これにより、一方の第2回転部5f及び第1回転部5eは、駆動源5aの駆動によって、互いに一体となって回転軸5gを中心に回転する。そして、第2回転部5fが回転することによって、ステップ3bは、走行する。なお、回転軸5gは、例えば、図示していない軸受によって、構造体2に回転可能に接続されている。
そして、マンコンベヤ1は、回転部5e,5fの回転方向を変更することによって、人を上方へ搬送する状態と下方へ搬送する状態とに切り替え可能である。例えば、第1回転部5eが第1回転方向D6へ回転することによって、ステップ3bが第1走行方向D4へ走行するため、人が上方へ搬送され、第1回転部5eが第2回転方向D7へ回転することによって、ステップ3bが第2走行方向D5へ走行するため、人が下方へ搬送される。
そして、ステップ3bが第1走行方向D4へ走行している場合には、ステップ3bは、構造体2から露出する領域において上方へ走行し、構造体2の内部の領域において下方へ走行する。また、ステップ3bが第2走行方向D5へ走行している場合には、ステップ3bは、構造体2から露出する領域において下方へ走行し、構造体2の内部の領域において上方へ走行する。
図2に示すように、マンコンベヤ1は、安全装置として機能する停止装置7を備えている。例えば、制動部5cを動作させてもステップ3bの走行が停止しない場合に、停止装置7は、作動する。特に限定されないが、停止装置7は、第1回転部5eと機械的に係合することによって、第1回転部5eの回転を停止させる、という構成としてもよい。
また、マンコンベヤ1は、ステップ3bの走行方向を検出する方向検出部8と、ステップ3bの走行速度を検出する速度検出部9と、ステップ3bの走行距離を検出する距離検出部10とを備えている。なお、方向検出部8と速度検出部9と距離検出部10とは、例えば、兼用部品(複数の検出を兼ねて行う部品)で構成されてもよく、例えば、専用部品(一つの検出のみを行う部品)で構成されてもよい。
本実施形態においては、マンコンベヤ1は、ステップ3bの走行を第1回転部5eの回転を介して検出するために、第1回転部5eの回転を検出する第1及び第2検出部11,12を備えている。そして、方向検出部8は、第1及び第2検出部11,12で構成され、速度検出部9は、第1及び第2検出部11,12の少なくとも一方で構成され、距離検出部10は、第1及び第2検出部11,12の少なくとも一方で構成されている。
特に限定されないが、第1及び第2検出部11,12は、第1回転部5eの外周部の近傍に配置され、回転する第1回転部5eの歯に基づいてオンオフ信号を出力する。例えば、第1及び第2検出部11,12は、回転する第1回転部5eの歯が近づいたり離れたりすることによって、オンとオフとを切り替えるオンオフ信号を出力する近接センサ、光電センサ(反射型、透過型)としてもよい。
なお、方向検出部8と速度検出部9と距離検出部10とのうち、少なくとも一つは、第1回転部5eの回転を検出するエンコーダとしてもよい。また、方向検出部8と速度検出部9と距離検出部10とのうち、少なくとも一つは、第1回転部5eの回転を介することなく、ステップ3bの走行を直接に検出する、という構成でもよい。
図3に示すように、マンコンベヤ1は、各種情報が入力される入力部13と、各種情報が出力される出力部14とを備えている。特に限定されないが、入力部13は、例えば、スイッチ、タッチパネル、携帯装置(リモコン、携帯端末)とすることができる。また、特に限定されないが、出力部14は、例えば、音声部(例えば、ブザー、スピーカ)、表示部(例えば、表示板、表示灯)、携帯装置(リモコン、携帯端末)とすることができる。
制御部6は、各種情報を取得する取得部6aと、各種情報を記憶する記憶部6bと、取得部6a及び記憶部6bの情報に基づいて、各種情報を演算する演算部6cとを備えている。そして、制御部6は、ステップ3bの走行方向を判定する走行方向判定部6dと、ステップ3bの走行速度を判定する走行速度判定部6eと、ステップ3bの走行距離を判定する走行距離判定部6fと、ステップ3bの逆走を判定する逆走判定部6gとを備えている。
また、制御部6は、駆動部5を制御する駆動制御部6hと、停止装置7を制御する停止制御部6iと、出力部14を制御する出力制御部6jとを備えている。なお、制御部6は、CPU、メモリ等を有した所謂コンピュータである。そして、制御部6は、メモリに格納されたプログラムをCPUで実行することによって、各部6a〜6jとしての機能を有するものである。
走行方向判定部6dは、方向検出部8の検出に基づいて、ステップ3bの走行方向D4,D5を判定する。特に限定されないが、本実施形態においては、第1及び第2検出部11,12のオンオフ切り替えタイミングが異なっており、4つの状態が存在するため、その状態の順番によって、第1回転部5eの回転方向D6,D7が判定され、当該判定に基づいて、ステップ3bの走行方向D4,D5が判定される。
なお、4つの状態とは、第1及び第2検出部11,12の両方がオンである第1状態と、第1検出部11がオンで且つ第2検出部12がオフである第2状態と、第1及び第2検出部11,12の両方がオフである第3状態と、第1検出部11がオフで且つ第2検出部12がオンである第4状態と、である。
走行速度判定部6eは、速度検出部9の検出に基づいて、ステップ3bの走行速度を判定する。特に限定されないが、本実施形態においては、例えば、第1検出部11のオン同士の間隔の時間によって、第1回転部5eの回転速度が判定され、当該判定に基づいて、ステップ3bの走行速度が判定される。なお、例えば、第1検出部11のオフ同士の間隔の時間、第2検出部12のオン同士の間隔の時間、第2検出部12のオフ同士の間隔の時間に基づいて、ステップ3bの走行速度が判定されてもよい。
走行距離判定部6fは、距離検出部10の検出に基づいて、ステップ3bの走行距離を判定する。特に限定されないが、本実施形態においては、例えば、第1検出部11のオンオフ切り替えの回数によって、第1回転部5eの回転量が判定され、当該判定に基づいて、ステップ3bの走行距離が判定される。なお、例えば、第2検出部12のオンオフ切り替えの回数に基づいて、ステップ3bの走行距離が判定されてもよい。
逆走判定部6gは、ステップ3bの走行方向D4(D5)が設定方向と異なる場合に、ステップ3bが逆走していると判定する。そして、逆走判定部6gは、走行方向判定部6dの判定だけではなく、走行速度判定部6e及び走行距離判定部6fの判定にも基づいて、ステップ3bの逆走を判定する。具体的には、逆走判定部6gは、ステップ3bの逆走の判定を正確に行うために、以下の第1〜第3制御を備えている。
<第1制御>
まず、ステップ3bが逆走する場合には、ステップ3bの走行方向D4,D5が変わるため、ステップ3bの走行速度が必ずゼロになる。これにより、例えば、ステップ3bの走行速度が所定速度を超えた状態が継続している場合に、ステップ3bの逆走は、発生しない。
そこで、ステップ3bの走行速度が設定速度を超える場合に、逆走判定部6gは、ステップ3bの逆走の判定を無効にする。即ち、ステップ3bの走行速度が設定速度以下である場合のみに、逆走判定部6gは、ステップ3bの逆走の判定を有効にする。これにより、ステップ3bの逆走の判定を正確に行うことができる。
なお、設定速度は、特に限定されないが、例えば、定格速度の20%〜30%、また、例えば、6〜9m/分とすることができる。また、特に限定されないが、設定速度は、例えば、入力部13に入力されて記憶部6bに記憶されてもよく、また、例えば、記憶部6bに既定値が記憶されていてもよい。
そして、ステップ3bの走行速度が設定速度を超えているときに、走行方向判定部6dの判定によるステップ3bの走行方向D4(D5)が、設定方向と反対である場合には、方向検出部8(第1及び第2検出部11,12)に問題(例えば、故障、位置ズレ等)が発生している。したがって、当該場合に、逆走判定部6gは、方向検出部8が異常であると判定する。これにより、方向検出部8の異常に起因して、ステップ3bの逆走が誤判定されることを未然に防止することができる。
<第2制御>
また、ステップ3bが走行を開始した直後に、構造上、ステップ3bの逆走が必然的に発生する場合がある。所謂、バックラッシュが発生する場合がある。そこで、ステップ3bが走行を開始する場合に、逆走判定部6gは、ステップ3bの逆走の判定を無効にする。そして、ステップ3bが走行を開始した後に、基準時間が経過し且つ基準距離が走行された場合に、逆走判定部6gは、ステップ3bの逆走の判定を無効から有効にする。
これにより、バックラッシュが発生した場合に、ステップ3bの逆走が発生していると誤判定することを防止することができる。しかも、仮に、ステップ3bが走行を開始した直後に、ステップ3bの逆走が発生した場合でも、基準時間が経過し且つ基準距離が走行された後に、ステップ3bの逆走の判定が有効になるため、ステップ3bの逆走の判定を正確に行うことができる。
なお、基準時間は、特に限定されないが、例えば、0.1秒〜0.5秒とすることができる。また、基準距離は、特に限定されないが、例えば、50mm〜60mmとすることができる。また、特に限定されないが、基準時間及び基準距離は、例えば、入力部13に入力されて記憶部6bに記憶されてもよく、また、例えば、記憶部6bに既定値が記憶されていてもよい。
<第3制御>
本実施形態に係るマンコンベヤ1においては、例えば、チェーン5dが切断された場合に、ステップ3b及びステップ3bに乗る人の重力によって、ステップ3bの逆走が発生する。これにより、人が上方へ搬送される、即ち、設定方向が第1走行方向D4である場合に、ステップ3bの逆走が発生する可能性はある。一方で、人が下方へ搬送される、即ち、設定方向が第2走行方向D5である場合に、ステップ3bの逆走は、発生しない。
そこで、設定方向が第2走行方向D5である場合に、逆走判定部6gは、ステップ3bの逆走の判定を無効にする。即ち、設定方向が第1走行方向D4である場合のみに、逆走判定部6gは、ステップ3bの逆走の判定を有効にする。これにより、ステップ3bの逆走の判定を正確に行うことができる。
そして、設定方向が第2走行方向D5であるときに、走行方向判定部6dの判定によるステップ3bの走行方向が、設定方向と反対である場合には、方向検出部8(第1及び第2検出部11,12)に問題(例えば、故障、位置ズレ等)が発生している。したがって、当該場合に、逆走判定部6gは、方向検出部8が異常であると判定する。これにより、方向検出部8の異常に起因して、ステップ3bの逆走が誤判定されることを未然に防止することができる。
そして、逆走判定部6gが、ステップ3bの逆走が発生していると判定した場合には、停止制御部6iは、停止装置7を動作させ、出力制御部6jは、逆走が発生したことを出力部14で出力させる。このとき、駆動制御部6hは、駆動源5aを停止し、制動部5cを動作させる。
また、逆走判定部6gが、方向検出部8が異常であると判定した場合には、出力制御部6jは、方向検出部8が異常であることを出力部14で出力させる。なお、設定方向が第2走行方向D5のときに、例えば、チェーン5dが切断された場合には、別途の制御によって当該事象が検出され、停止装置7が作動する。
本実施形態に係るマンコンベヤ1の構成については以上の通りであり、次に、本実施形態に係るマンコンベヤ1の逆走判定方法について、図4を参照しながら説明する。なお、各工程S1〜S13の順番は、特に限定されない。
図4に示すように、現在のステップ3bの走行方向D4,D5が判定され(S1)、現在のステップ3bの走行速度が判定され(S2)、現在のステップ3bの走行距離が判定される(S3)。そして、走行方向D4,D5が設定方向と同じである場合には(S4の「Y」)、正常と判定される。そして、その後、各判定工程(S1〜S3)が繰り返される。
一方、走行方向D4,D5が設定方向と反対である場合には(S4の「N」)、以下の制御が行われる。
まず、設定方向が第2走行方向D5である場合(S5の「N」)、又は、走行速度が設定速度を超えている場合には(S6の「N」)、方向検出部8(第1及び第2検出部11,12)が異常であると判定され(S7)、当該情報が出力部14で出力される(S8)。そして、それ以降、逆走判定の制御が停止される(エンド)。
また、設定方向が第1走行方向D4であり且つ走行速度が設定速度以下である場合で(S5の「Y」、S6の「Y」)、しかも、ステップ3bが走行を開始した後に基準時間が経過し且つ基準距離が走行された場合には(S9の「Y」、S10の「Y」)、ステップ3bが逆走していると判定される(S11)。そして、停止装置7が作動され(S12)、当該情報が出力部14で出力される(S13)。
また、設定方向が第1走行方向D4であり且つ走行速度が設定速度以下である場合で(S5の「Y」、S6の「Y」)、しかも、ステップ3bが走行を開始した後に、基準時間が経過する前の場合(S9の「N」)、又は、基準距離が走行される前の場合には(S10の「N」)、バックラッシュとして正常と判定される。そして、その後、各判定工程(S1〜S3)が繰り返される。
このように、必要に応じて、ステップ3bの逆走の判定が、有効にされたり無効にされたりするため、ステップ3bの逆走の判定を正確に行うことができる。しかも、方向検出部8(第1及び第2検出部11,12)の異常が判定されるため、方向検出部8の異常に起因したステップ3bの逆走の誤判定を、未然に防止することができる。なお、マンコンベヤ1の逆走判定方法は、斯かる方法に限られない。
以上より、本実施形態に係るマンコンベヤ1は、人が乗るステップ3bの走行方向D4,D5を検出する方向検出部8と、前記方向検出部8の検出に基づいて、前記ステップ3bが設定方向と反対方向に逆走することを判定する制御部6と、を備え、前記制御部6は、前記ステップ3bの走行速度が設定速度を超える場合に、前記ステップ3bの逆走の判定を無効にする。
斯かる構成によれば、ステップ3bが逆走する場合には、ステップ3bの走行速度が必ず設定速度以下になるため、ステップ3bの走行速度が設定速度を超える場合に、ステップ3bの逆走の判定は、無効にされている。これにより、ステップ3bの逆走の判定を正確に行うことができる。
また、本実施形態に係るマンコンベヤ1においては、前記制御部6は、前記ステップ3bが走行を開始した後に、基準時間が経過すること及び基準距離が走行されることの少なくとも一方(本実施形態においては、両方)が満たされた場合に、前記ステップ3bの逆走の判定を無効から有効にする、という構成である。
斯かる構成によれば、ステップ3bが走行を開始した後に、基準時間が経過すること及び基準距離が走行されることの少なくとも一方が満たされた場合に、ステップ3bの逆走の判定は、無効から有効にされる。これにより、ステップ3bが走行を開始した直後に、例えば、バックラッシュが発生した場合でも、ステップ3bの逆走の判定を正確に行うことができる。
また、本実施形態に係るマンコンベヤ1においては、前記制御部6は、前記ステップ3bの走行速度が前記設定速度を超えて且つ前記方向検出部8の検出による前記ステップ3bの走行方向D4,D5が前記設定方向と反対である場合に、前記方向検出部8の異常と判定する、という構成である。
斯かる構成によれば、ステップ3bの走行速度が設定速度を超えて且つ方向検出部8の検出によるステップ3bの走行方向D4,D5が設定方向と反対である場合に、方向検出部8が異常であると判定される。これにより、ステップ3bの逆走の誤判定を未然に防止することができる。
また、本実施形態に係るマンコンベヤ1においては、前記ステップ3bの走行方向D4,D5は、人を上方へ搬送する第1走行方向D4と人を下方へ搬送する第2走行方向D5とを含み、前記制御部6は、前記設定方向が前記第2走行方向D5である場合に、前記ステップ3bの逆走の判定を無効にする、という構成である。
斯かる構成によれば、設定方向が、人を下方へ搬送する第2走行方向D5である場合に、ステップ3bの逆走の判定は、無効にされる。これにより、例えば、人が下方へ搬送されている際に、ステップ3bが逆走しない構造である場合に、ステップ3bの逆走の誤判定を未然に防止することができる。
また、本実施形態に係るマンコンベヤ1においては、前記制御部6は、前記設定方向が前記第2走行方向D5であり且つ前記方向検出部8の検出による前記ステップ3bの走行方向D4,D5が前記設定方向と反対である場合に、前記方向検出部8の異常と判定する、という構成である。
斯かる構成によれば、設定方向が人を下方へ搬送する第2走行方向D5であり且つ方向検出部8の検出によるステップ3bの走行方向D4,D5が設定方向と反対である場合に、方向検出部8が異常であると判定される。これにより、ステップ3bの逆走の誤判定を未然に防止することができる。
なお、マンコンベヤ1は、上記した実施形態の構成に限定されるものではなく、また、上記した作用効果に限定されるものではない。また、マンコンベヤ1は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に一つ又は複数選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
(1)上記実施形態に係るマンコンベヤ1においては、ステップ3bの逆走の判定が無効にされる場合でも、ステップ3bの走行方向D4,D5、走行速度、及び走行距離がそれぞれ判定されている、という構成である。しかしながら、マンコンベヤ1は、斯かる構成に限られない。
例えば、ステップ3bの逆走の判定が無効にされた場合に、ステップ3bの走行方向D4,D5、走行速度、及び走行距離の少なくとも一つの判定が停止される、という構成でもよい。即ち、ステップ3bの逆走の判定が無効にされた場合に、制御部6は、例えば、外部(例えば、駆動部5、停止装置7及び出力部14)に対して、ステップ3bの逆走の判定に関わる出力を停止する、という構成であればよい。
(2)また、上記実施形態に係るマンコンベヤ1においては、ステップ3bが逆走していると判定した場合に、制御部6は、停止装置7を動作させ、出力部14を出力させる、という構成である。しかしながら、マンコンベヤ1は、斯かる構成に限られない。例えば、ステップ3bが逆走していると判定した場合に、制御部6は、単に、外部へ出力信号を出力する、という構成でもよい。
(3)上記実施形態に係るマンコンベヤ1においては、制御部6は、各検出部8〜10の検出に基づいて、ステップ3bの走行方向D4,D5、走行速度、及び走行距離をそれぞれ判定している、という構成である。しかしながら、マンコンベヤ1は、斯かる構成に限られない。例えば、制御部6は、ステップ3bの走行方向D4,D5、走行速度、及び走行距離の少なくとも一つの情報を外部から直接取得する、という構成でもよい。
(4)また、上記実施形態に係るマンコンベヤ1においては、ステップ3bが走行を開始した後に、基準時間が経過すること及び基準距離が走行されることの両方が満たされた場合に、ステップ3bの逆走の判定を無効から有効にする、という構成である。しかしながら、マンコンベヤ1は、斯かる構成に限られない。
例えば、ステップ3bが走行を開始した後に、基準時間が経過すること及び基準距離が走行されることの何れか一方のみが満たされた場合に、ステップ3bの逆走の判定を無効から有効にする、という構成でもよい。また、例えば、ステップ3bが走行を開始した後すぐに、ステップ3bの逆走の判定を無効から有効にする、という構成でもよい。
(5)また、上記実施形態に係るマンコンベヤ1においては、ステップ3bの走行速度が設定速度を超えて且つ方向検出部8の検出によるステップ3bの走行方向D4,D5が設定方向と反対である場合に、方向検出部8が異常であると判定される、という構成である。しかしながら、マンコンベヤ1は、斯かる構成に限られない。例えば、当該場合に、方向検出部8の異常が判定されない、という構成でもよい。
(6)また、上記実施形態に係るマンコンベヤ1においては、設定方向が、人を下方へ搬送する第2走行方向D5である場合に、ステップ3bの逆走の判定が無効にされる、という構成である。しかしながら、マンコンベヤ1は、斯かる構成に限られない。例えば、設定方向が第2走行方向D5である場合にも、ステップ3bの逆走の判定が有効にされる、という構成でもよい。
(7)また、上記実施形態に係るマンコンベヤ1においては、ステップ3bは、人を上方へ搬送する第1走行方向D4に走行する状態と人を下方へ搬送する第2走行方向D5に走行する状態とに切り替え可能である、という構成である。しかしながら、マンコンベヤ1は、斯かる構成に限られない。例えば、ステップ3bは、第1走行方向D4又は第2走行方向D5の何れか一方のみに走行する、即ち、ステップ3bの走行方向D4(D5)は、変更不可能である、という構成でもよい。
(8)また、上記実施形態に係るマンコンベヤ1においては、設定方向が第2走行方向D5であり且つ方向検出部8の検出によるステップ3bの走行方向D4,D5が設定方向と反対である場合に、方向検出部8が異常であると判定される、という構成である。しかしながら、マンコンベヤ1は、斯かる構成に限られない。例えば、当該場合に、方向検出部8の異常が判定されない、という構成でもよい。
1…マンコンベヤ、2…構造体、3…搬送部、3a…走行部、3b…ステップ、4…欄干部、5…駆動部、5a…駆動源、5b…伝達部、5c…制動部、5d…チェーン、5e…第1回転部、5f…第2回転部、5g…回転軸、6…制御部、6a…取得部、6b…記憶部、6c…演算部、6d…走行方向判定部、6e…走行速度判定部、6f…走行距離判定部、6g…逆走判定部、6h…駆動制御部、6i…停止制御部、6j…出力制御部、7…停止装置、8…方向検出部、9…速度検出部、10…距離検出部、11…第1検出部、12…第2検出部、13…入力部、14…出力部、D1…前後方向、D2…幅方向、D3…上下方向、D4…第1走行方向、D5…第2走行方向、D6…第1回転方向、D7…第2回転方向

Claims (5)

  1. 人が乗るステップの走行方向を検出する方向検出部と、
    前記方向検出部の検出に基づいて、前記ステップが設定方向と反対方向に逆走することを判定する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記ステップの走行速度が設定速度を超える場合に、前記ステップの逆走の判定を無効にする、マンコンベヤ。
  2. 前記制御部は、前記ステップが走行を開始した後に、基準時間が経過すること及び基準距離が走行されることの少なくとも一方が満たされた場合に、前記ステップの逆走の判定を無効から有効にする、請求項1に記載のマンコンベヤ。
  3. 前記制御部は、前記ステップの走行速度が前記設定速度を超えて且つ前記方向検出部の検出による前記ステップの走行方向が前記設定方向と反対である場合に、前記方向検出部の異常と判定する、請求項1又は2に記載のマンコンベヤ。
  4. 前記ステップの走行方向は、人を上方へ搬送する第1走行方向と人を下方へ搬送する第2走行方向とを含み、
    前記制御部は、前記設定方向が前記第2走行方向である場合に、前記ステップの逆走の判定を無効にする、請求項1〜3の何れか1項に記載のマンコンベヤ。
  5. 前記制御部は、前記設定方向が前記第2走行方向であり且つ前記方向検出部の検出による前記ステップの走行方向が前記設定方向と反対である場合に、前記方向検出部の異常と判定する、請求項4に記載のマンコンベヤ。
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