JP2021138121A - 装飾粘着テープ貼付用ノート類 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノート類に使用者が任意に選択した形状・模様の装飾粘着テープの単位シールを容易に保持することができ、かつ、ノート類の任意の位置に装飾粘着テープの単位シールに容易に貼り付けられるようにする 。【解決手段】表紙2と、裏表紙3と、本文4が綴じられたノート類であって、表紙2の裏面2r及び/又は裏表紙3の裏面3rは、装飾粘着テープの単位シールを一時的に保持するシール保持層5、6を備え、本文4は、前記単位シールが貼り付けられるシール貼付面stを備え、 前記単位シールのシール保持層5、6に対する接着力は、前記単位シールのシール貼付面stに対する接着力より小さい装飾粘着テープ貼付用ノート類1とする。【選択図】図1

Description

本発明は、装飾粘着テープが貼り付けられるノート、手帳、学習帳、メモ帳等の装飾テープ貼付用ノート類に関するものである。
近年、塗装用に使用されていた粘着テープの一種であるマスキングテープが、文房具等に貼り付けられる装飾シールとして使用されるようになっている。
この装飾用のマスキングテープ等の粘着テープ(以下「装飾粘着テープ」という。)は、種々の形状・模様の装飾シール(粘着テープの小片)が巻き取られてロール状になったものや、単に装飾模様を施した粘着テープをロール状に巻き取ったもの等、種々の形態ものがあるが、ロール状に巻き取られた粘着テープ等から、粘着テープの小片を剥がして、あるいは、装飾シールの長さに切断する等して、1枚の装飾シール(以下「単位シール」という。)にして、文房具、特に、ノート、手帳、学習帳、メモ帳等(以下「ノート類」という。)の任意の位置に貼り付けて使用される。
この場合、装飾粘着テープの使用者は、ロール状の装飾粘着テープとノート類を一緒に携帯し、ノート類を広げて、ロール状の装飾粘着テープから小片を1枚づつ剥がしたりあるいは剥がしたテープを適当な長さに切断して得た単位シールをノート類の所望の位置に貼り付けることとなるが、複数種類の単位シールをノート類に貼り付けるには、複数種類のロール状の装飾粘着テープとノート類を一緒に携帯しなければないないという煩わしさがあった。
ところで種々のシールをノート類に貼り付ける際の煩わしさ軽減するために種々の提案がなされている。
例えば、特許文献1(実用新案登録出願公開昭和59−53970号の願書に添付した明細書及び図面の内容を撮影したマイクロフィルム)には、電話名簿、人名、社名名簿、手帳等の記載事項に変動が生じやすい被記載体本体と、該被記載体本体の被記載欄または被記載部枠と対応する形状または印刷をもつ補正シールを剥離紙に貼着した補正シール体とを組合せた補正シール付被記載体が開示されている。
しかしながら、特許文献1の補正シール体付被記載体においては、被記載体本体に貼り付けられるシール体は、被記載体本体の被記載欄または被記載部枠と対応する形状または印刷の補正シール体であって、種々の形状・模様の装飾シールではなく、また、補正シール体は、最初から所定の形状・印刷の補正シールが剥離紙に貼着された状態で被記載体本体に挟み込まれたり綴じ込まれており、後から、使用者が補正シールに文字等を書き込んでそれを剥がして使用するもので、特許文献1では、使用者が任意に選択した形状・模様のシール体を被記載体本体に貼り付けることができない。
次に、特許文献2(特開平9−254569号公報)には、一辺部に綴じ代部を有した台紙と、該台紙の少なくとも片面に重ね貼りされて少なくとも1回の剥離が可能な覆面シート材とを有しているマルチファイルシートと、覆面シート材が重ね貼りされていない台紙がリング装置で綴じ込まれたマルチファイルが開示されている。
しかしながら、特許文献2のマルチファイルにおいて、台紙から剥がして他の台紙に貼り付けられる覆面シート材は、使用者が自由に書き込んだメモ等が記載された透明性のシートであって、種々の形状・模様の装飾シールではなく、また、この覆面シート材は、最初から台紙に貼り付けられており、後から使用者が文字等を書き込んでそれを剥がして使用するもので、特許文献2では、特許文献1と同様に、使用者が任意に選択した形状・模様の覆面シート材を他の台紙に貼り付けることができない。
また、特許文献3(実用新案登録第3208427号公報)には、シール配設部と貼着固定部とからなる台紙部の裏面側部には全域に亘って粘着剤部が形成されると共に、前記粘着剤部を被覆するセパレータが、前記貼着固定部のみを剥離可能に設けられ、前記シール配設部には、複数設けられた台紙部の貫通孔からなるシール収納部と、前記シール収納部内に剥離可能に収納されたシールとを有し、前記貼着固定部を被覆するセパレータを剥がして、ノート、手帳等に貼着するようになっているシールシートが開示されている。
しかしながら、特許文献3のシールシートにおいては、最初から台紙部に複数の同一の形状・模様のシールが形成されており、このシールシートをノート、手帳等に貼着しても、使用者が任意に選択した形状・模様のシールをノート、手帳等に貼り付けることができない。
その上、特許文献3のシールシートは、セパレータを剥がして貼着固定部の粘着面を露出させ、ノート、手帳等の所定のページ等に貼着することから、シール収納部から剥がしたシールと同様の接着力でノート、手帳等の所定のページ等に貼着され、シールシートをノート、手帳等から剥がし難いという問題がある。
実用新案登録出願公開昭和59−53970号の願書に添付した明細書及び図面の内容を撮影したマイクロフィルム 特開平9−254569号公報 実用新案登録第3208427号公報
本発明が解決しようとする課題は、ノート類に装飾粘着テープを貼り付けるに際し、ノート類に使用者が任意に選択した形状・模様の装飾粘着テープの単位シールを容易に保持することができ、かつ、ノート類の任意の位置に装飾粘着テープの単位シールに容易に貼り付けられるようにすることである。
請求項1の発明は、表紙と、裏表紙と、本文が綴じられたノート類であって、前記表紙の裏面及び/又は前記裏表紙の裏面は、装飾粘着テープの単位シールを一時的に保持するシール保持層を備え、前記本文は、前記単位シールが貼り付けられるシール貼付面を備え、 前記単位シールの前記シール保持層に対する接着力は、前記単位シールの前記シール貼付面に対する接着力より小さい装飾粘着テープ貼付用ノート類を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項2の発明は、前記シール保持層は、前記表紙の裏面及び/又は前記裏表紙の裏面の全面に設けられている装飾粘着テープ貼付用ノート類を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項3の発明は、前記シール保持層は、前記単位シールを容易に剥離する剥離層であり、前記シール貼着面は、前記本文を構成する各紙葉の紙面である装飾粘着テープ貼付用ノート類を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項4の発明は、前記装飾粘着テープは、テープ基材と該テープ基材の一方の面に積層された粘着層と、前記テープ基材の他方の面に積層された印刷層を備えている装飾粘着テープ貼付用ノート類を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項5の発明は、前記装飾粘着テープは、種々の形状・模様の粘着テープの小片が前記単位シールとなってロール状に巻き取られた巻取体である装飾粘着テープ貼付用ノート類を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項6の発明は、前記装飾粘着テープは、第1の粘着テープが第2の粘着テープに積層された積層粘着テープであって、前記第1の粘着テープの一部は、所定のパターンで打ち抜かれた形状を備えた転写粘着テープである装飾粘着テープ貼付用ノート類を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項1に記載の発明の装飾粘着テープ貼付用ノート類においては、使用者が任意に選択した形状・模様の装飾粘着テープの単位シールを、少なくとも表紙の裏面と裏表紙の裏面のいずれか一方に脱落することなく保持することができ、本文の任意の位置に装飾粘着テープの単位シールに容易に貼り付けられるという効果を奏する。
請求項2に記載の発明の装飾粘着テープ貼付用ノート類においては、さらに、少なくとも表紙の裏面と裏表紙の裏面のいずれか一方のどの位置でも単位シールを保持できるという効果を奏する。
請求項3に記載の発明の装飾粘着テープ貼付用ノート類においては、さらに、少なくとも表紙の裏面と裏表紙の裏面のいずれか一方に保持した単位シールを容易に剥がして、本文を構成する各紙葉の紙面に貼り付けることができるという効果を奏する。
請求項4に記載の発明の装飾粘着テープ貼付用ノート類においては、さらに、単位シールを印刷層を備えた粘着テープにすることができるという効果を奏する。
請求項5に記載の発明の装飾粘着テープ貼付用ノート類においては、さらに、装飾粘着テープを、種々の形状・模様の粘着テープの小片が前記単位シールとなってロール状に巻き取られた巻取体にすることができるという効果を奏する。
請求項6に記載の発明の装飾粘着テープ貼付用ノート類においては、さらに、装飾粘着テープを転写粘着テープにすることができるという効果を奏する。
本発明の実施形態である装飾粘着テープ貼付用ノート類の斜視図である。 図1に示す装飾粘着テープ貼付用ノート類の表紙と裏表紙の拡大縦断面図である。 粘着テープの小片をずらして重ね合わせてロール状に巻き取った装飾粘着テープの斜視図である。 単位シール11aの正面図、背面図、A−A拡大断面図である。 単位シール11b〜11eの正面図である。 連続する粘着テープをロール状に巻き取った装飾粘着テープの斜視図である。 単位シール21の正面図、背面図である。 転写タイプの粘着テープをロール状に巻き取った装飾粘着テープの斜視図である。 単位シール31の正面図、背面図、B−B拡大断面図である。 装飾粘着テープ貼付用ノート類1の使用方法を説明する説明図である。
[装飾粘着テープ貼付用ノート類の構成]
図1は、本発明の実施形態である装飾粘着テープ貼付用ノート類の斜視図、図2(a)は、図1に示す装飾粘着テープ貼付用ノート類の表紙の拡大縦断面図、図2(b)は、図1に示す装飾粘着テープ貼付用ノート類の裏表紙の拡大縦断面図であり、図中、1は装飾粘着テープ貼付用ノート類、2は表紙、2rは裏面、3は裏表紙、3rは裏面、4は本文、4pは紙葉、5、6はシール保持層、stはシール貼付面である。
図1に示すように装飾粘着テープ貼付用ノート類1は、表紙2、裏表紙3及び本文4から構成され、表紙2と裏表紙3の間に本文4が綴じられている。
本実施形態では、表紙2・裏表紙3と本文4の綴じ方は、表紙2・裏表紙3となる用紙と本文となる各用紙を2つ折りして重ね、中央の折り目の部分を針金で綴じた中綴じとなっているが、表紙2と裏表紙3の間に背を設け、背の部分に本文を取り付けた平綴じ、無線綴じ、糸綴じ等であってもよい。
表紙2と裏表紙3は、厚めの用紙、例えば、坪量135g/mのコート紙からなり、その表面(本文4側でない面)には適宜、印刷等が施される。
そして、図2(a)に示すように表紙2の裏面2rの全面にはシール保持層5が設けられ、図2(b)に示すように裏表紙3の裏面3rの全面にはシール保持層6が設けられている。
シール保持層5、6は、装飾粘着テープの単位シール(後述する)が貼り付けられてこれを一時的に保持し、貼り付けられた単位シールが容易に剥がせる層である。このシール保持層5、6は、直鎖状ポリマー等からなるシリコーン剥離剤等の軽剥離剤が、表紙2の裏面2rと裏表紙3の裏面3rに塗布されて形成される。
また、本文4は、複数の紙葉4pからなり、紙葉4pは、例えば、坪量55g/mの上級印刷紙(上質紙)からなり、紙葉4pの表面と裏面は、使用者が各種事項を記入等する頁であり、装飾粘着テープの単位シール(後述する)が貼り付けられるシール貼付面stとなる。
この場合、シール貼付面stは、紙葉4pの材料となる上級印刷紙等の紙面であり、シール貼付面stに貼り付けられた単位シールは、通常の接着力で接着し、剥がすことはできるが、シール保持層5、6ほど容易に剥がすことはできない。
すなわち、単位シールのシール保持層5、6に対する接着力は、単位シールのシール貼付面stに対する接着力より小さいこととなる。
なお、表紙2の裏面2rのシール保持層5と裏表紙3の裏面3rのシール保持層6は、少なくとも、いずれか一方があればよく、また、シール保持層5、6を、表紙2の裏面2r、裏表紙3の裏面3rの一部、例えば、裏面2r、3rの周囲を除く中央部に設けてもよい。
[装飾粘着テープ]
装飾粘着テープ貼付用ノート類1に貼付される装飾粘着テープの例について説明する。
図3は、粘着テープの小片をずらして重ね合わせて連続する粘着テープとし、これをロール状に巻き取った装飾粘着テープの斜視図であり、図中、10は装飾粘着テープ、10Mは巻取体、11a〜11eは単位シール、12は巻き芯(紙管)である。
図3に示すように、装飾粘着テープ10は、粘着テープの小片である単位シール11a〜11eをずらして重ね合わせて連続する連続する粘着テープとし、これを巻き芯12に巻き取ってロール状の巻取体10Mとしたものである。
装飾粘着テープ10においては、巻取体10Mから装飾粘着テープ10を繰り出し、単位シール11a〜11eを1枚ずつ剥がして、ノート類に貼り付けて使用される。
図4(a)は、単位シール11aの正面図、図4(b)は、単位シール11aの背面図、図4(c)は、図4(a)のA−A断面図を正面方向に拡大したA−A拡大断面図であり、図中、11amは模様、13はテープ基材、14は粘着層、15は印刷層、16は表面保護層である。
図4に示すように、単位シール11aは、くつ下の形状をした粘着テープの小片であり、テープ基材13と、テープ基材13の背面に形成された粘着層14と、テープ基材13の正面に形成された印刷層15と、印刷層15に積層された表面保護層16から構成される。
テープ基材13には、紙、布、不織布、又は、ポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル等の合成樹脂フィルムが使用され、強度、印刷加工適正等の点から、針葉樹パルプ100%の紙を使用するのが望ましい。
粘着層14を形成する粘着剤には、再剥離性の粘着剤、例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤が使用される。
印刷層15は、オフセット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、インクジェット、静電印刷等の各種印刷法で形成される。
表面保護層16には、水性エマルジョンタイプのマットニス、例えば、セルロース系、ポリアミド系、アクリル系、ウレタン系等の樹脂系を用いたグロスニスとこれらに酸化珪素・炭酸カルシウム・タルク等のマット剤を添加したマットニスが使用される。この表面保護層16は、巻取体10M(装飾粘着テープ10)から単位シール11aを剥がし易くすると共に、単位シール11aをノート類に貼り付けて使用する場合に印刷層15の表面を保護するためのものである。
そして、単位シール11aにおいては、印刷層15により、正面側に模様(水玉模様)11amが形成される。
図5は、単位シール11b〜11eの正面図であり、図中、11bm〜11emは模様である。
図5に示すようには、単位シール11b〜11eは、単位シール11aと同様にくつ下の形状をした粘着テープの小片であり、単位シール11aと同様にテープ基材13、粘着層14、印刷層15及び表面保護層16から構成される。
そして、単位シール11b〜11eは、正面に形成された模様が単位シール11aと異なっている。
すなわち、単位シール11bの正面には模様11bm(三角模様)が形成され、単位シール11cの正面には模様11cm(六角模様)が形成され、単位シール11dの正面には模様11dm(ひし形模様)が形成され、単位シール11eの正面には模様11em(星形模様)が形成されている。
図6は、連続する粘着テープをロール状に巻き取った装飾粘着テープの斜視図であり、図中、20は装飾粘着テープ、20Mは巻取体、21は単位シール、21mは模様、22は巻き芯(紙管)である。
図6に示すように、装飾粘着テープ10は、一定間隔で模様21mを設けた連続する粘着テープを巻き芯21に巻き取ってロール状の巻取体20Mとしたものである。
装飾粘着テープ20においては、巻取体20Mから装飾粘着テープ20を繰り出し、適用な長さ、例えば、1つの模様21mが入る長さに切断して単位シール21とし、これをノート類に貼り付けて使用する。
図7(a)は、単位シール21の正面図、図7(b)は、単位シール21の背面図である。
図7に示すようには、単位シール21は、正面側に木の形状を表した模様21mが設けられた長方形状の粘着テープの小片であり、図4に示す単位シール11aと同様にテープ基材、粘着層、印刷層及び表面保護層から構成される。
図8は、転写タイプの粘着テープをロール状に巻き取った装飾粘着テープの斜視図であり、図中、30は装飾粘着テープ、30Mは巻取体、31は単位シール、31kは切込み、31Tは転写粘着テープ、32は巻き芯(紙管)である。
図8に示すように、装飾粘着テープ30は、粘着テープが2層に積層された積層粘着テープであって、外側の粘着テープにはハート形の切込み31が一定間隔で設けられ、これにより転写粘着テープ31Tが形成された積層粘着テープを巻き芯32に巻き取ってロール状の巻取体30Mとしたものである。
装飾粘着テープ30においては、巻取体30Mから装飾粘着テープ30を繰り出し、適用な長さ、例えば、1つの転写粘着テープ31Tが入る長さに切断して単位シール31とし、これをノート類に貼り付けて使用する。
図9(a)は、単位シール31の正面図、図9(b)は、単位シール31の背面図、図9(c)は、図9(a)のB−B断面図を正面方向に拡大したB−B拡大断面図であり、図中、31Aは第1の粘着テープ、31Bは第2の粘着テープ、33は第1のテープ基材、34は第1の粘着層、35は印刷層、36は第1の剥離層、37は第2のテープ基材、38は第2の粘着層、39は第2の剥離層である。
単位シール31は、第1の粘着テープ31Aを第2の粘着テープ31Bの上に積層した構成となっている。
第1の粘着テープ31Aは、第1のテープ基材33と、第1のテープ基材33の背面側に積層された第1の粘着層34と、第1のテープ基材33の正面側に形成された印刷層35と、印刷層35と第2の粘着層38の間に部分的に形成された第1の剥離層36から構成される。
第2の粘着テープ31Bは、第2のテープ基材37と、第2のテープ基材37の背面側に積層された第2の粘着層38と、第2のテープ基材37の正面側に形成された第2の剥離層39から構成される。
この場合、第1のテープ基材33と第2のテープ基材37には、テープ基材13と同じ材料が使用され、第1の粘着層34と第2の粘着層38には、粘着層14と同じ材料が使用され、印刷層35は、印刷層15と同じ方法で形成され、第1の剥離層36と第2の剥離層39は、直鎖状ポリマー等からなるシリコーン剥離剤等の軽剥離剤により形成される。
そして、転写粘着テープ31Tは、第1の粘着テープ30Aをハート形の打抜き刃で打ち抜いて形成された切込み31kにより囲われている。
また、切込み31kは、第1の粘着テープ31Aの各層を貫通し、第2のテープ基材37までは到達しない、いわゆるハーフカットの打抜きにより形成されたものであり、切込み31kで囲まれた部分の印刷層35と第2の粘着層38の間には、第1の剥離層36が形成されている。
これにより、転写粘着テープ31Tは、第2の粘着テープ31Bから容易に分離し、ノート類に転写して装飾シールとして使用することができる。
[装飾粘着テープ貼付用ノート類の使用方法]
図10は、装飾粘着テープ貼付用ノート類1の使用方法を説明する説明図であり、同図(a)は、シール保持層5に単位シールを貼り付けた状態の装飾粘着テープ貼付用ノート類1の斜視図であり、同図(b)は、シール保持層5に貼り付けた単位シールの一部を剥がして本文4のシール貼付面stに貼り付けた状態の装飾粘着テープ貼付用ノート類1の斜視図である。
装飾粘着テープ貼付用ノート類1においては、表紙2の裏面2rに設けられたシール保持層5と、裏表紙3の裏面3rに設けられたシール保持層6に、各種粘着テープの単位シールを貼り付けることができる。
図10(a)では、装飾粘着テープ10の単位シール11a、11b、11c、11d、11eと、装飾粘着テープ20の単位シール21、21と、装飾粘着テープ30の単位シール31、31の計9枚の単位シールが、表紙2の裏面のシール保持層5に貼り付けられている。
表紙2のシール保持層5や裏表紙3のシール保持層6に貼り付けた各種粘着テープの単位シールは、容易に剥がすことができ、剥がした単位シールは、本文4を構成する各紙葉4pのシール貼付面stに貼り付けることができる。
図10(b)では、表紙2の裏面のシール保持層5に貼り付けられた単位シール11a、11b、11c、11d、11e、21、21、31、31のうち、単位シール11a、11b、21、31の4枚が、シール保持層5から剥がされて、本文4の中央部にある紙葉4pのシール貼付面stに貼り付けられている。
この場合、単位シールのシール保持層5、6に対する接着力は、単位シールのシール貼付面stに対する接着力より小さいが、単位シールは、通常の接着力でシール貼付面stに貼り付けられることから、紙葉4pのシール貼付面stに貼り付けられた単位シール11a、11b、21、31は、シール保持層5から剥がすほど容易に剥がすことができず、装飾シールとして機能することことなる。
以上のように、本発明の装飾粘着テープ貼付用ノート類においては、表紙2・裏表紙3の裏面にシール保持層5、6が設けられているため、装飾粘着テープ10、20、30の巻取体10M、20M、30Mを携帯することなく、装飾粘着テープ10、20、30から、使用者が任意に選択した形状・模様の単位シール11a〜11e、21、31をシール保持層5、6に貼り付けて、装飾粘着テープ貼付用ノート類と一緒に脱落することなく携帯することができ、シール保持層5、6に貼り付けた単位シール11a〜11e、21、31は、シール保持層5、6から容易に剥がして、本文4の各紙葉4pのシール貼付面stの任意の位置に貼り付け、装飾シールとして使用することができる。
本発明の装飾粘着テープ貼付用ノート類は、装飾粘着テープを貼り付けるに際し、ノート類に使用者が任意に選択した形状・模様の装飾粘着テープの単位シールを容易に保持することができ、かつ、ノート類の任意の位置に装飾粘着テープの単位シールに容易に貼り付けることができ、ノート、手帳、学習帳、メモ帳等に利用することができる。
1 装飾粘着テープ貼付用ノート類
2 表紙
2r 裏面
3 裏表紙
3r 裏面
4 本文
4p 紙葉
5、6 シール保持層
10 装飾粘着テープ
10M 巻取体
11a〜11e 単位シール
11am〜11em 模様
12 巻き芯(紙管
13 テープ基材
14 粘着層
15 印刷層
16 表面保護層
20 装飾粘着テープ
20M 巻取体
21 単位シール
21m 模様
22 巻き芯(紙管
30 装飾粘着テープ
30M 巻取体
31 単位シール
31A 第1の粘着テープ
31B 第2の粘着テープ
31k 切込み
31T 転写粘着テープ
32 巻き芯(紙管)
33 第1のテープ基材
34 第1の粘着層
35 印刷層
36 第1の剥離層
37 第2のテープ基材
38 第2の粘着層
39 第2の剥離層
st シール貼付面

Claims (6)

  1. 表紙と、裏表紙と、本文が綴じられたノート類であって、
    前記表紙の裏面及び/又は前記裏表紙の裏面は、装飾粘着テープの単位シールを一時的に保持するシール保持層を備え、
    前記本文は、前記単位シールが貼り付けられるシール貼付面を備え、
    前記単位シールの前記シール保持層に対する接着力は、前記単位シールの前記シール貼付面に対する接着力より小さいことを特徴とする装飾粘着テープ貼付用ノート類。
  2. 前記シール保持層は、前記表紙の裏面及び/又は前記裏表紙の裏面の全面に設けられていることを特徴とする請求項1記載の装飾粘着テープ貼付用ノート類。
  3. 前記シール保持層は、前記単位シールを容易に剥離する剥離層であり、前記シール貼着面は、前記本文を構成する各紙葉の紙面であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の装飾粘着テープ貼付用ノート類。
  4. 前記装飾粘着テープは、テープ基材と該テープ基材の一方の面に積層された粘着層と、前記テープ基材の他方の面に積層された印刷層を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載した装飾粘着テープ貼付用ノート類。
  5. 前記装飾粘着テープは、種々の形状・模様の粘着テープの小片が前記単位シールとなってロール状に巻き取られた巻取体であることを特徴とする請求項4記載の装飾粘着テープ貼付用ノート類。
  6. 前記装飾粘着テープは、第1の粘着テープが第2の粘着テープに積層された積層粘着テープであって、前記第1の粘着テープの一部は、所定のパターンで打ち抜かれた形状を備えた転写粘着テープであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載した装飾粘着テープ貼付用ノート類。


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