JP2014141267A - ラベル貼付装置及びラベル貼付方法 - Google Patents

ラベル貼付装置及びラベル貼付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 離型紙を使用しないラベル連結体から複数の表示ラベルを連続的に剥がし取り、これらを被着体に対して順次確実かつ正確に貼り付けることができるラベル貼付装置及びラベル貼付方法を提供する。
【解決手段】 送出ローラ40から送り出されたラベル連結体10の先端部分をラベル移送ベルト33に剥がし取る際、先端に位置する表示ラベル1の接着面6をラベル移送ベルト33に仮接着した後、ラベル移送ベルト33と共に移動する表示ラベル1に合わせて案内ローラ39を移動させる。これにより、表示ラベル1をラベル移送ベルト33に貼り移す方向に対して案内ローラ39が力を加えることになり、結果として、離型紙を使用しないラベル連結体10から複数の表示ラベル1を連続的に剥がし取り、これらを商品に対して順次確実かつ正確に貼り付けることができる。
【選択図】 図12

Description

本発明は、離型紙を使用しない表示ラベルを被着体に貼り付けるためのラベル貼付装置及びラベル貼付方法に関する。
近年、表面に商品名等の情報が印刷されて商品等の被着体に貼付される表示ラベルとして、特許文献1に示すように、離型紙を用いないものが提案されている。この表示ラベルは、表面側の情報表示面にオーバーコート剤が塗布される一方、裏面側に複数回に亘って粘着性が活性化する接着面が設けられて構成される。そして、一の表示ラベルの表面(情報表示面)に他の表示ラベルの裏面(接着面)を部分的に貼り合わせ、これを多数の表示ラベル間で行って単一の表示ラベルが帯状に連結されてなるラベル連結体を形成することで、離型紙を使用しない表示ラベルの提供を可能にしている。
離型紙を使用しない表示ラベルを被着体に貼り付けるためのラベル貼付装置としては、特許文献2に示すものが提案されている。このラベル貼付装置は、ラベル連結体を仮接着させた第1ベルトの一端側の第1反転軸でラベル連結体の先端を剥がし、その剥がれた部分(ラベル連結体を形成する先端側の表示ラベル)を第2ベルトで順次移し取り、移し取った表示ラベルを第2ベルトの一端側の第2反転軸で剥がして被着体に貼付する。また、特許文献2には、ラベル連結体から表示ラベルを剥ぎ取り易くするために、第1反転軸で剥がれた部分に対してその裏面(表示ラベルの接着面)側から空気を吹き付けたり、あるいは第1反転軸で剥がれた部分の裏面側から表示ラベルを押え込んで剥がし取り、そのまま表示ラベルを仮接着させて移動した後に第2ベルトに貼り移すラベル移動部材を設けた構成が開示されている。
ところで、上記した第1反転軸で剥がれた部分の裏面側に空気を吹き付けたり、ラベル移動部材で剥がれた部分の裏面側から押え込む構成は、第1反転軸で剥がれた部分をそのまま第2ベルトに貼り移す構成に比べればラベル連結体から表示ラベルを剥がし取り易くできるものの、表示ラベルを第2ベルトに貼り移す方向に対しては何ら力が作用していないため、第2ベルトに対する表示ラベルの仮接着位置にバラツキが生じ易い。その結果、ラベル連結体から多数の表示ラベルを連続的に剥がし取り、これらを被着体の一定の位置に順次貼り付けるという実際のラベル貼付工程においては確実性と正確性に欠けるという問題が生じる。
特許第3205804号公報 WO2010/101101 A1
本発明の課題は、離型紙を使用しないラベル連結体から複数の表示ラベルを連続的に剥がし取り、これらを被着体に対して順次確実かつ正確に貼り付けることができるラベル貼付装置及びラベル貼付方法を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明のラベル貼付装置は、
表面に情報表示面が形成されるとともに裏面に接着面が形成された表示ラベルに対して一の表示ラベルの接着面を他の表示ラベルの情報表示面に部分的に接着しこれを多数の表示ラベル間で行うことで多数の表示ラベルが帯状に連結されてなるラベル連結体から、表示ラベルを1枚ずつ剥がして被着体に貼り付けるラベル貼付装置において、
前記ラベル連結体をベルト外面に仮接着させるループ状の第1ベルトと、
該第1ベルトに回転駆動力を付与して第1ベルトに仮接着された前記ラベル連結体を移送する第1ベルト駆動手段と、
前記第1ベルトが巻き掛けられるとともにその位置で第1ベルトに仮接着された前記ラベル連結体を剥がして送り出す第1剥離軸と、
該第1剥離軸から送り出された前記ラベル連結体の先端部分の表面と対向する位置に回転自在に設けられる案内ローラと、
前記第1剥離軸から送り出された前記ラベル連結体の先端部分を前記案内ローラに巻き掛けるように表示ラベルの接着面側から押え込むラベル押込部材と、
該ラベル押込部材により押え込まれた前記ラベル連結体の先端に位置する表示ラベルの接着面がベルト外面に仮接着されるループ状の第2ベルトと、
該第2ベルトに回転駆動力を付与して第2ベルトに仮接着された表示ラベルを移送する第2ベルト駆動手段と、
前記第2ベルトが巻き掛けられるとともにその位置で第2ベルトに仮接着された表示ラベルを剥がして送り出す第2剥離軸と、
前記案内ローラを前記第2ベルトによる表示ラベルの移送方向及びその反対方向に進退移動させるローラ移動手段と、
前記被着体を載置するとともに、前記第2ベルトによる表示ラベルの移送方向に沿いかつ前記第2剥離軸側に向かう方向で第2ベルトの移動速度と合致して移動することで、前記被着体を第2剥離軸から送り出される表示ラベルに向けて移送する被着体移送ベルトコンベアと、を備え、
前記ラベル押込部材により表示ラベルの接着面を前記第2ベルトに仮接着させた後に、第2ベルトを移動させながら前記ローラ移動手段により前記案内ローラを第2ベルトによる表示ラベルの移送方向に移動させることで、第2ベルトに仮接着された表示ラベルの移動をこれに伴って回転する案内ローラで案内して、前記ラベル連結体から第2ベルトに表示ラベルを剥がし取ることを特徴とする。
このように、第1剥離軸から送り出されたラベル連結体の先端部分(ラベル連結体の先端に位置する表示ラベル)を第2ベルトに剥がし取る際には、ラベル押込部材によりラベル連結体の先端部分を案内ローラに巻き掛けるように表示ラベルの接着面側から押え込むことで、先端に位置する表示ラベルの接着面を第2ベルトのベルト外面に仮接着した後、第2ベルトと共に移動する仮接着された表示ラベルに合わせて案内ローラを第2ベルトによる表示ラベルの移送方向に移動させる。これにより、案内ローラは、第2ベルトに仮接着された表示ラベルの移動に伴って回転するとともにその移動を案内することになる。このため、表示ラベルを第2ベルトに貼り移す方向に対して案内ローラが力を加えることになり、表示ラベルを第2ベルトの適正な仮接着位置に剥がし取ることができる。その結果、離型紙を使用しないラベル連結体から複数の表示ラベルを連続的に剥がし取り、これらを被着体に対して順次確実かつ正確に貼り付けることができる。
上記課題を解決するために、本発明のラベル貼付方法は、
表面に情報表示面が形成されるとともに裏面に接着面が形成された表示ラベルに対して一の表示ラベルの接着面を他の表示ラベルの情報表示面に部分的に接着しこれを多数の表示ラベル間で行うことで多数の表示ラベルが帯状に連結されてなるラベル連結体から、表示ラベルを1枚ずつ剥がして被着体に貼り付けるラベル貼付方法において、
第1ベルト駆動手段によりループ状の第1ベルトを移動することで、その第1ベルトのベルト外面に仮接着された前記ラベル連結体を、第1ベルトが巻き掛けられる第1剥離軸によりその位置で剥がして送り出す送出工程と、
前記第1剥離軸から送り出された前記ラベル連結体の先端部分を、その先端部分の表面と対向する位置に回転自在に設けられる案内ローラに巻き掛けるようにラベル押込部材により表示ラベルの接着面側から押え込むことで、ラベル連結体の先端に位置する表示ラベルの接着面をループ状の第2ベルトのベルト外面に仮接着させる仮接着工程と、
第2ベルト駆動手段により前記第2ベルトを移動させながら、ローラ移動手段により第2ベルトによる表示ラベルの移送方向及びその反対方向に進退移動される前記案内ローラを第2ベルトによる表示ラベルの移送方向に移動させることで、第2ベルトに仮接着された表示ラベルの移動をこれに伴って回転する案内ローラで案内して、前記ラベル連結体から第2ベルトに表示ラベルを剥がし取る剥取工程と、
前記第2ベルトが巻き掛けられる第2剥離軸により第2ベルトに仮接着された表示ラベルをその位置で剥がして送り出すとともに、第2ベルトによる表示ラベルの移送方向に沿いかつ前記第2剥離軸側に向かう方向で第2ベルトの移動速度と合致して移動する被着体移送ベルトコンベアに前記被着体を載置してその被着体を第2剥離軸から送り出される表示ラベルに向けて移送することで、表示ラベルを被着体に接着する接着工程と、を備えることを特徴とする。
このように、第1剥離軸から送り出されたラベル連結体の先端部分(ラベル連結体の先端に位置する表示ラベル)を第2ベルトに剥がし取る際には、ラベル押込部材によりラベル連結体の先端部分を案内ローラに巻き掛けるように表示ラベルの接着面側から押え込むことで、先端に位置する表示ラベルの接着面を第2ベルトのベルト外面に仮接着した後、第2ベルトと共に移動する仮接着された表示ラベルに合わせて案内ローラを第2ベルトによる表示ラベルの移送方向に移動させる。これにより、案内ローラは、第2ベルトに仮接着された表示ラベルの移動に伴って回転するとともにその移動を案内することになる。このため、表示ラベルを第2ベルトに貼り移す方向に対して案内ローラが力を加えることになり、表示ラベルを第2ベルトの適正な仮接着位置に剥がし取ることができる。その結果、離型紙を使用しないラベル連結体から複数の表示ラベルを連続的に剥がし取り、これらを被着体に対して順次確実かつ正確に貼り付けることができる。
本発明に係る多数の表示ラベルが帯状に連結されてなるラベル連結体を示す斜視図。 ラベル連結体を示す部分拡大平面図。 図2のA−A線断面図。 本発明の一実施形態であるラベル貼付装置を示す概略図。 ラベル貼付装置を構成するラベル移送装置の斜視図。 ラベル移送装置を示す正面図。 ラベル移送装置を示す平面図。 ラベル移送装置を構成する案内ローラ、送出ローラ、ラベル送出ベルト、ラベル移送ベルト、及びラベル巻込アームを示す部分拡大図。 ラベル貼付装置によるラベル貼付工程の一例を示す工程図。 図9に続く工程図。 図10に続く工程図。 図11に続く工程図。 図12に続く工程図。 図13に続く工程図。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。まず、本発明に係る表示ラベルを被着体に貼り付けるラベル貼付装置及びラベル貼付方法(本発明のラベル貼付工程)の説明に先立って、その表示ラベルについて説明する。本発明に係る表示ラベルは、図1に示すように、多数の表示ラベル1が帯状に連結されてなるラベル連結体10として形成されている。表示ラベル1は、図2及び図3に示すように、四隅部分にアールが加えられた横長方形状のラベル基体2を備えている。
本実施形態の表示ラベル1(ラベル基体2)は、長手方向の幅寸法L1が約50mmに設定され、短手方向の幅寸法L2が約25mmに設定されている(図2参照)。また、ラベル基体2の原料としては特に限定されず、例えばポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂、ポリスチレンなどのスチレン系樹脂、ポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂、塩化ビニル系樹脂などの熱可塑性樹脂から構成される1種又は2種以上の混合物を含むフィルムを用いることができる。
ラベル基体2の上面(表示ラベル1の表面)には、表示ラベル1が貼り付けられる被着体としての商品の名称(商品名)やその販売会社名等の情報3aが印刷されてなる情報表示面3が全面的に形成される。また、情報表示面3上には、紫外線硬化、油性、あるいは水生のオーバーコートニスから構成されるオーバーコート剤4が全面的に塗布され、情報表示面3を保護するとともに光沢を付加する。一方、ラベル基体2の下面(表示ラベル1の裏面)には、感熱反応(所定の温度以上で液状化して粘着性が生じる)によって粘着性が複数回に亘って活性化するオレフィン系接着剤5が全面的に塗布されて接着面6が形成される。
上記した横長方形状の表示ラベル1は、一の表示ラベル1の裏面(接着面6)が他の表示ラベル1の表面(情報表示面3)に部分的に貼り合わされる。このとき、長手方向において一の表示ラベル1及び他の表示ラベル1の両端部分が個々に一致し、また、短手方向において表示ラベル1の幅寸法L2のほぼ1/3(約8mm)がずれた状態で貼り合わされる。すなわち、一の表示ラベル1と他の表示ラベル1とは、ラベル全面におけるほぼ2/3(約17mm)の部分が短手方向に沿って重なった状態で貼り合わされる。そして、このような表示ラベル1の貼り合わせを多数の表示ラベル1間で行って表示ラベル1が帯状に連結されてなるラベル連結体10を形成することで、離型紙を使用しない表示ラベルとして構成される。
なお、本実施形態では、図3に示すように、表示ラベル1の短手方向に沿って重なった状態で貼り合わされるほぼ2/3(約17mm)の部分が表示ラベル1の連結部分のラベル連結方向における長さ寸法L3となる。また、それ以外となる表示ラベル1の短手方向のほぼ1/3(約8mm)の部分が一の表示ラベル1を他の表示ラベル1に連結した状態で一の表示ラベル1の接着面6の外部に露出する部分におけるラベル連結方向の長さ寸法L4となる。
ところで、多数の表示ラベル1をラベル連結体10として形成する際には、表示ラベル1に熱を加えてオレフィン系接着剤5に粘着性を生じさせることで、接着面6を活性化して各表示ラベル1間の貼り合わせを行う。その後、常温以下に温度を低下させた状態にして接着面6を不活性化することで、各表示ラベル1間の連結が強固なラベル連結体10が形成される。また、表示ラベル1を被着体に貼り付ける場合、ラベル連結体10から表示ラベル1を1枚ずつ剥がす必要があるが、この際にはラベル連結体10(表示ラベル1)に熱を加えてオレフィン系接着剤5を溶融して再度粘着性を生じさせることで、ラベル連結体10から表示ラベル1が容易に剥がれる状態とする。
ラベル連結体10は、図示しない連結体装着軸に装着し易いよう、その一端から順次芯管11に巻き付けられてロール状の連結体ロール12として形成されている(図1参照)。ラベル連結体10の巻き付け側は、多数の表示ラベル1が重なったうちで最下位に位置する表示ラベル1(接着面6が全面的に露出した表示ラベル1)側であり、連結体ロール12の先端側は、多数の表示ラベル1が重なったうちで最上位に位置する表示ラベル1(情報表示面3が全面的に露出した表示ラベル1)側となる。なお、連結体装着軸は、後述するラベル移送装置21の上方位置に設けられ、装着される連結体ロール12からラベル移送装置21に向けてラベル連結体10(連結された複数の表示ラベル1)を順次供給する。
また、本実施形態では、ラベル連結体10を芯管11に巻き付けることで連結体ロール12を形成しているが、芯管11を用いることなくラベル連結体10だけを順次巻き付けていくことで、ラベル連結体10をロール状にした連結体ロールを形成してもよい。また、本実施形態では、一の表示ラベル1と他の表示ラベル1との貼り合わせ部分(重なり合う部分)をラベル全面におけるほぼ2/3の部分としているが、特にこの構成に限定されない。また、表示ラベルの形状についても四隅部分にアールが加えられた横長方形状に限定されるものではなく、四角形状、円形状、三角形、あるいは楕円形状等いずれの形状であってもよい。また、情報表示面を保護する表示ラベル表面側の保護剤や接着面を構成する表示ラベル裏面側の接着剤についても上記素材に限定されない。
次に、本発明の一実施形態であるラベル貼付装置について説明する。図4に示すように、ラベル貼付装置20は、ラベル連結体10(連結体ロール12)から表示ラベル1を1枚ずつ剥がして移送するラベル移送装置21と、ラベル移送装置21から送り出される表示ラベル1に向けて被着体としての商品Sを移送する商品移送ベルトコンベア22(本発明の被着体移送ベルトコンベア)と、ラベル移送装置21から送り出された表示ラベル1を商品移送ベルトコンベア22上の商品Sに貼り付ける貼付ローラ23とを備えている。
ラベル移送装置21は、図5ないし図7に示すように、各種構成部材を取り付けるための一対の取付板31,32を備えている。取付板31,32は、薄板形状の金属板が折曲形成されてなるとともに相互間で一定間隔(表示ラベル1の幅寸法L1よりも長めの間隔)をあけて平行に配置され、その一定間隔の空間が各種構成部材の配置スペースを形成する。配置スペースの下側ほぼ中央位置には、ループ状のラベル移送ベルト33(本発明の第2ベルト)が巻き掛けられてそのラベル移送ベルト33に回転駆動力を付与する移送駆動ローラ34が取り付けられる。
取付板31,32の一端側(図6に示す右端側)の配置スペースには、移送駆動ローラ34の回転駆動源となる移送駆動モータ35が取り付けられる。移送駆動モータ35の駆動軸35aと移送駆動ローラ34の一端に一体的に形成された連結軸部34aとの間には、駆動軸35aの回転駆動力を移送駆動ローラ34に伝達するための移送駆動伝達ベルト36が巻き掛けられる。移送駆動ローラ34、移送駆動モータ35、及び移送駆動伝達ベルト36により、本発明の第2ベルト駆動手段が構成される。
一方、取付板31,32の他端側(図6に示す左端側)の配置スペースには、ラベル移送ベルト33の一端が巻き掛けられる第2剥離軸としての第1移送ローラ37が回転自在に取り付けられる。移送駆動ローラ34の上方である配置スペースのほぼ中央位置には、ラベル移送ベルト33の他端が巻き掛けられる第2移送ローラ38が回転自在に取り付けられる。そして、3つのローラ34,37,38間に巻き掛けられたラベル移送ベルト33は、そのベルト外面33aにラベル連結体10から剥ぎ取られた表示ラベル1が仮接着され、仮接着された表示ラベル1を移送駆動モータ35の駆動に基づく回転移動により第2移送ローラ38側から第1移送ローラ37側に向けて移送する。
第2移送ローラ38の近傍位置となるラベル移送ベルト33の上方には、案内ローラ39が回転自在に取り付けられる。案内ローラ39とラベル移送ベルト33のベルト外面33aとの間には、図8に示すように、所定の間隔Hが設けられる。間隔Hは、表示ラベル1の厚み寸法である100μmよりも若干大きめの120μmに設定されている。案内ローラ39の上方には、第1剥離軸としての送出ローラ40が取り付けられる。送出ローラ40は、連結体ロール12から供給されたラベル連結体10が仮接着される後述のラベル送出ベルト60が巻き掛けられ、そのラベル送出ベルト60に仮接着されたラベル連結体10の先端部分を剥がして案内ローラ39の側方に送り出す。
また、案内ローラ39をラベル移送ベルト33の進行方向(表示ラベル1の移送方向)に沿って移動自在に取付板31,32に取り付ける周知のLM(Linear Motion)ガイド41が設けられる。LMガイド41は、案内ローラ39の両端にそれぞれ設けられ、案内ローラ39の端部に取り付けられるLMブロック42、取付板31,32の外壁面に取り付けられるLMレール43、図示しないオイルバルブ及び多数のボール等を備えている。
案内ローラ39の端部を取り付けたLMブロック42には、角棒状のラック44が一体的に固定され、そのラック44と係合(歯合)するピニオン45が取付板31,32の外壁面に設けられる。各ピニオン45の回転中心は、取付板31,32間に軸支されたピニオン軸46の両端に個々に固定されている。取付板31,32間の配置スペースにおける移送駆動モータ35の上方には、ピニオン45の駆動源、すなわちピニオン45と係合するラック44が一体的に取り付けられた案内ローラ39(LMブロック42)の移動用の駆動源となるローラ移動用モータ47が取り付けられる。ローラ移動用モータ47の駆動軸47aとピニオン軸46との間には、駆動軸47aの回転駆動力をピニオン軸46に伝達するための駆動伝達ベルト48が巻き掛けられる。
これにより、案内ローラ39は、ローラ移動用モータ47の駆動力に基づいてLMガイド41のガイド方向となる表示ラベル1の移送方向及びその反対方向に進退移動可能に設けられる。そして、案内ローラ39は、後述するラベル巻込アーム50によるラベル連結体10の先端部分の押え込みに伴ってその先端部分がローラ外周面に巻き掛けられる位置を原点位置(図8に示す案内ローラ39の位置)として、その原点位置から表示ラベル1の移送方向(図8に示す左方向)へ所定距離だけスライド移動し、移動後は再度原点位置にスライド移動して戻るようになっている。LMガイド41、ローラ移動用モータ47、及び駆動伝達ベルト48により、本発明のローラ移動手段が構成される。
取付板31側に取り付けられたラック44の下方における取付板31の外壁面には、そのラック44の位置を検出することで案内ローラ39の位置を検出するローラ位置検出センサ49が取り付けられる。そして、ローラ位置検出センサ49による案内ローラ39の位置検出に基づいてローラ移動用モータ47の駆動を制御することで、進退移動可能な案内ローラ39の原点位置での停止を正確に管理し、ラベル連結体10の先端部分が案内ローラ39のローラ外周面に適切に巻き掛けられるようにしている。
送出ローラ40の上方には、回転軸部50aを中心として回転自在に各取付板31,32間に軸支されるラベル押込部材としてのラベル巻込アーム50が取り付けられる。ラベル巻込アーム50の先端側には、回転軸部50aを中心とする円弧に沿った形状の巻込爪部50bが形成されている。ラベル巻込アーム50の上方における取付板32の外壁面には、ラベル巻込アーム50の回転駆動源となるロータリーソレノイド51が取り付けられる。ロータリーソレノイド51の駆動軸51aは、取付板32を挿通するとともにその先端部分が取付板31まで延び、各取付板31,32間で回転自在に軸支される。
各取付板31,32の内壁面の近傍位置となる駆動軸51aの部分には、それぞれ駆動軸51aの回転をラベル巻込アーム50に伝達するための偏心ローラ52が一体的に取り付けられる。一方、ラベル巻込アーム50には、一対の偏心ローラ52と個々に対応する部分に、偏心ローラ52と係合する係合片部50cが形成されている。また、ラベル巻込アーム50の巻込爪部50bの上端側には、図8に示すように、その上方位置に一端部が取り付けられたスプリング53の他端部が連結される。スプリング53は、回転軸部50aを中心としてラベル巻込アーム50を常に一回転方向(図8に示す反時計方向)、すなわち巻込爪部50bがラベル連結体10の押え込み位置から退避する方向に付勢する。
そして、巻込爪部50bによりラベル連結体10を押え込む際には、駆動軸51aを中心として偏心ローラ52を一方向(図8に示す時計方向)に回転させることで、スプリング53の付勢力に抗して偏心ローラ52で係合片部50cを押え込み、巻込爪部50bをラベル連結体10の押え込み位置に進出移動させる。一方、巻込爪部50bによるラベル連結体10の押え込みを解除する際には、駆動軸51aを中心として偏心ローラ52を他方向(図8に示す反時計方向)に回転させることで偏心ローラ52による係合片部50cの押え込みを解除し、スプリング53の付勢力で巻込爪部50bをラベル連結体10の押え込み位置から退避位置に退行移動させる。
ラベル巻込アーム50及びロータリーソレノイド51の取付箇所の側方には、ループ状のラベル送出ベルト60(本発明の第1ベルト)の一端が巻き掛けられてそのラベル送出ベルト60に回転駆動力を付与する送出駆動ローラ61が取り付けられる。送出駆動ローラ61の近傍位置には、送出駆動ローラ61の回転駆動源となる送出駆動モータ62が取り付けられる。送出駆動モータ62の駆動軸62aと送出駆動ローラ61の一端に一体的に形成された連結軸部61aとの間には、駆動軸62aの回転駆動力を送出駆動ローラ61に伝達するための送出駆動伝達ベルト63が巻き掛けられる。送出駆動ローラ61、送出駆動モータ62、及び送出駆動伝達ベルト63により、本発明の第1ベルト駆動手段が構成される。
送出駆動ローラ61の側方には、ラベル送出ベルト60の巻き掛け状態に適切なテンションを付与するためのテンションローラ64が回転自在に取り付けられる。ラベル送出ベルト60の他端は、前述した送出ローラ40に巻き掛けられる。そして、3つのローラ40,61,64間に巻き掛けられたラベル送出ベルト60は、そのベルト外面60aに連結体ロール12から供給されるラベル連結体10が仮接着され、仮接着されたラベル連結体10を送出駆動モータ62の駆動に基づく回転移動により送出駆動ローラ61側から送出ローラ40側に向けて移送する。
ラベル巻込アーム50の巻込爪部50bの上方には、送出ローラ40から送り出されたラベル連結体10の先端位置を検出するラベル先端検出センサ55が取り付けられる。ラベル先端検出センサ55は、ラベル連結体10の先端位置を検出することで、送出ローラ40からのラベル連結体10の送出量が所定値となったか否かを検出する。そして、ラベル先端検出センサ55によるラベル連結体10の送出量の検出に基づいて送出駆動モータ62の駆動、言い換えればラベル送出ベルト60の移動を制御することで、送出ローラ40から送り出されるラベル連結体10の送出量を正確に管理し、ラベル連結体10の先端部分がラベル移送ベルト33に的確に仮接着されるようにしている。なお、本実施形態では、ラベル連結体10の送出量となる所定値を、連結状態において一の表示ラベル1の接着面6の外部に露出する部分におけるラベル連結方向の長さ寸法L4と同一の値に設定している(図9参照)。
次に、以上説明したラベル貼付装置20により表示ラベル1を商品Sに貼り付けるラベル貼付工程について説明する。まず、図9に示すように、送出駆動モータ62の駆動によりラベル連結体10がベルト外面60aに仮接着されたラベル送出ベルト60を回転移動させて、ラベル連結体10の先端に位置する表示ラベル1を送出ローラ40の位置で剥がして送り出す(本発明の送出工程)。
このとき、送出ローラ40からのラベル連結体10の送出量が所定値となる位置にラベル連結体10の先端が位置することをラベル先端検出センサ55により検出すると、送出駆動モータ62の駆動を停止することでラベル連結体10の送り出しを停止する。また、ラベル連結体10の送出量となる所定値は、先端の表示ラベル1において外部に露出した接着面6部分のラベル連結方向の長さ寸法L4に設定している。これにより、先端の表示ラベル1において外部に露出した接着面6部分が送出ローラ40から送り出された時点でラベル連結体10の送り出しを停止する。
次に、ロータリーソレノイド51の駆動に基づく偏心ローラ52の押え込みにより回転軸部50aを中心としてラベル巻込アーム50を回転させることで、図10に示すように、ラベル巻込アーム50の巻込爪部50bを押え込み位置に移動させ、その巻込爪部50bにより先端の表示ラベル1を接着面6側から押え込む。これにより、送出ローラ40から送り出されたラベル連結体10(先端の表示ラベル1において外部に露出した接着面6部分)は、その表面側(情報表示面3側)が当接するように案内ローラ39に巻き掛けられるとともに、接着面6部分の先端がラベル移送ベルト33のベルト外面33aに仮接着される(本発明の仮接着工程)。
次に、ロータリーソレノイド51の駆動に基づいて偏心ローラ52による押え込みを解除する。これにより、ラベル巻込アーム50は、スプリング53の付勢力で回転軸部50aを中心に回転して、図11に示すように、巻込爪部50bがラベル連結体10の押え込み位置から退避位置に退行移動する。この巻込爪部50bの押え込み位置への移動及び退避位置への移動は瞬時に行われる。また、巻込爪部50bの押え込みにより接着面6部分の先端が仮接着されるラベル移送ベルト33は、移送駆動モータ35の駆動により常時回転移動した状態にある。
次に、上記した状態、すなわち接着面6部分の先端がラベル移送ベルト33のベルト外面33aに仮接着された状態から、ローラ移動用モータ47の駆動によりLMブロック42をスライド移動させることで、図12に示すように、ラベル移送ベルト33による表示ラベル1の移送方向に案内ローラ39を移動させる。これにより、案内ローラ39は、ラベル移送ベルト33に仮接着された表示ラベル1の移動に伴って回転しながらその移動を案内して、ラベル連結体10からラベル移送ベルト33に表示ラベル1を剥がし取る(本発明の剥取工程)。
案内ローラ39は、図13に示すように、巻込爪部50bによりラベル連結体10の先端部分が案内ローラ39に巻き掛けられる原点位置(図13中に破線で示す位置)から、表示ラベル1の連結部分(ラベル連結体10における一の表示ラベル1が他の表示ラベル1と連結する接着面6部分)のラベル連結方向における長さ寸法L3(図3参照)と同一の距離まで移動される。これにより、案内ローラ39の移動が完了すると同時に、案内ローラ39による表示ラベル1の移動案内が終了する。
次に、案内ローラ39の移動が完了すると、ローラ移動用モータ47の駆動によりLMブロック42をスライド移動させることで、図14に示すように、ラベル移送ベルト33による表示ラベル1の移送方向とは反対方向に案内ローラ39を移動させて原点位置に戻す。このとき、ローラ位置検出センサ49によるラック44(案内ローラ39)の位置検出に基づいてローラ移動用モータ47の駆動を制御することで、案内ローラ39が正確に原点位置に戻ることが管理される。
そして、ラベル連結体10から剥がし取った表示ラベル1をベルト外面33aに仮接着させたラベル移送ベルト33は、その回転移動に伴って表示ラベル1を移送し、第1移送ローラ37の位置で剥がして送り出す。一方、商品Sを載置した商品移送ベルトコンベア22は、図4に示すように、ラベル移送ベルト33による表示ラベル1の移送方向に沿いかつ第1移送ローラ37側に向かう方向でラベル移送ベルト33の移動速度と合致して移動することで、商品Sを第1移送ローラ37から送り出される表示ラベル1に向けて移送する。これにより、ラベル移送装置21(第1移送ローラ37)から送り出された表示ラベル1を、商品移送ベルトコンベア22上の商品Sに接着する(本発明の接着工程)。このとき、第1移送ローラ37の近傍位置に配置された貼付ローラ23が、ラベル移送装置21から送り出された表示ラベル1を商品移送ベルトコンベア22上の商品Sに向けて押圧することで、商品Sに対する表示ラベル1の貼り付けが強固に行われる。
以上のように、本実施形態のラベル貼着装置20は、ラベル連結体10をベルト外面60aに仮接着させるループ状のラベル送出ベルト60と、該ラベル送出ベルト60に回転駆動力を付与してラベル送出ベルト60に仮接着されたラベル連結体10を移送する第1ベルト駆動手段(送出駆動ローラ61、送出駆動モータ62、送出駆動伝達ベルト63)と、ラベル送出ベルト60が巻き掛けられるとともにその位置でラベル送出ベルト60に仮接着されたラベル連結体10を剥がして送り出す送出ローラ40と、該送出ローラ40から送り出されたラベル連結体10の先端部分の表面と対向する位置に回転自在に設けられる案内ローラ39と、送出ローラ40から送り出されたラベル連結体10の先端部分を案内ローラ39に巻き掛けるように表示ラベル1の接着面6側から押え込むラベル巻込アーム50と、該ラベル巻込アーム50により押え込まれたラベル連結体10の先端に位置する表示ラベル1の接着面6がベルト外面33aに仮接着されるループ状のラベル移送ベルト33と、該ラベル移送ベルト33に回転駆動力を付与してラベル移送ベルト33に仮接着された表示ラベル1を移送する第2ベルト駆動手段(移送駆動ローラ34、移送駆動モータ35、移送駆動伝達ベルト36)と、ラベル移送ベルト33が巻き掛けられるとともにその位置でラベル移送ベルト33に仮接着された表示ラベル1を剥がして送り出す第1移送ローラ37と、案内ローラ39をラベル移送ベルト33による表示ラベル1の移送方向及びその反対方向に進退移動させるローラ移動手段(LMガイド41、ローラ移動用モータ47、駆動伝達ベルト48)と、商品Sを載置するとともに、ラベル移送ベルト33による表示ラベル1の移送方向に沿いかつ第1移送ローラ37側に向かう方向でラベル移送ベルト33の移動速度と合致して移動することで、商品Sを第1移送ローラ37から送り出される表示ラベル1に向けて移送する商品移送ベルトコンベア22と、を備え、ラベル巻込アーム50により表示ラベル1の接着面6をラベル移送ベルト33に仮接着させた後に、ラベル移送ベルト33を移動させながらローラ移動手段により案内ローラ39をラベル移送ベルト33による表示ラベル1の移送方向に移動させることで、ラベル移送ベルト33に仮接着された表示ラベル1の移動をこれに伴って回転する案内ローラ39で案内して、ラベル連結体10からラベル移送ベルト33に表示ラベル1を剥がし取る。
このように、送出ローラ40から送り出されたラベル連結体10の先端部分(ラベル連結体10の先端に位置する表示ラベル1)をラベル移送ベルト33に剥がし取る際には、ラベル巻込アーム50によりラベル連結体10の先端部分を案内ローラ39に巻き掛けるように表示ラベル1の接着面6側から押え込むことで、先端に位置する表示ラベル1の接着面6をラベル移送ベルト33のベルト外面33aに仮接着した後、ラベル移送ベルト33と共に移動する仮接着された表示ラベル1に合わせて案内ローラ39をラベル移送ベルト33による表示ラベル1の移送方向に移動させる。これにより、案内ローラ39は、ラベル移送ベルト33に仮接着された表示ラベル1の移動に伴って回転するとともにその移動を案内することになる。このため、表示ラベル1をラベル移送ベルト33に貼り移す方向に対して案内ローラ39が力を加えることになり、表示ラベル1をラベル移送ベルト33の適正な仮接着位置に剥がし取ることができる。その結果、離型紙を使用しないラベル連結体10から複数の表示ラベル1を連続的に剥がし取り、これらを商品Sに対して順次確実かつ正確に貼り付けることができる。
また、案内ローラ39とラベル移送ベルト33のベルト外面33aとの間には、表示ラベル1の厚さ寸法よりも若干大きめの隙間Hが設けられる。これにより、ラベル巻込アーム50の押え込み動作によってラベル連結体10の先端に位置する表示ラベル1の接着面6をベルト外面33aに仮接着させる際には、表示ラベル1をスムーズに案内ローラ39とベルト外面33aとの間に送り込むことができるので、結果として、ラベル連結体10からラベル移送ベルト33に表示ラベル1を剥がし取る動作をスムーズかつ確実に行わせることができる。
ただし、案内ローラ39とベルト外面33aとの隙間Hの長さ寸法は、必ずしも表示ラベル1の厚み寸法よりも若干大きめの値に設定する必要はない。望ましくは、表示ラベル1の厚み寸法に対してその厚み寸法の20%程度を増減した値の範囲内で隙間Hの寸法を設定することがよい。また、ラベル巻込アーム50により押え込まれたラベル連結体10の先端に位置する表示ラベル1の接着面6がベルト外面33aに仮接着されることに対して支障をきたすことがなければ、隙間Hの値を極端に大きく設定する(例えば、表示ラベル1の厚み寸法の5倍程度の隙間を設ける等)ことも可能である。
逆に、案内ローラ39をラベル移送ベルト33のベルト外面33aに当接した状態で配置する、言い換えれば案内ローラ39とベルト外面33aとの隙間をなくして、ラベル巻込アーム50の押え込みで隙間のない案内ローラ39とベルト外面33aとの間に表示ラベル1を挟み込むような構成としてもよい。このような案内ローラ39とベルト外面33aとの隙間をなくした構成、及び案内ローラ39とベルト外面33aとの隙間Hの値を表示ラベル1の厚み寸法よりも小さく設定した構成の場合、スライド移動に伴って表示ラベル1の移動を案内する案内ローラ39が、同時に表示ラベル1をベルト外面33aに向けて押圧することになるので、表示ラベル1をラベル移送ベルト33に貼り移す方向に対して案内ローラ39が加える力を大きくすることができ、より確実に表示ラベル1をラベル移送ベルト33の適正な仮接着位置に剥がし取ることができる。
また、ラベル巻込アーム50によりラベル連結体10の先端部分が案内ローラ39に巻き掛けられる原点位置から、一の表示ラベル1を他の表示ラベル1に連結した状態の連結部分となる一の表示ラベル1の接着面6部分のラベル連結方向における長さ寸法L3と同一の距離だけ案内ローラ39を移動させ、その移動が完了すると原点位置に戻すように案内ローラ39を移動させる。これにより、案内ローラ39の移動が完了すると同時に案内ローラ39による表示ラベル1の移動案内を終了して、即座に案内ローラ39を原点位置に戻すことができるので、ラベル連結体10から順次表示ラベル1を剥がし取る作業効率を高めることができる。
ただし、原点位置からの案内ローラ39の移動距離は、ラベル連結体10の連結部分となる一の表示ラベル1の接着面6部分のラベル連結方向における長さ寸法L3と同一の距離に限定するものではなく、当該ラベル連結方向における長さ寸法L3よりも短い距離あるいは長い距離を案内ローラ39の移動距離として設定してもよい。
また、案内ローラ39の位置を検出するローラ位置検出センサ49を備え、案内ローラ39をラベル移送ベルト33による表示ラベル1の移送方向に移動させた後、ローラ位置検出センサ49により案内ローラ39が原点位置に位置することを検出するまで、案内ローラ39を原点位置に戻すように移動させる。これにより、進退移動可能な案内ローラ39の原点位置での停止を正確に管理することができるので、ラベル連結体10から順次表示ラベル1を剥がし取る動作においてその都度、ラベル連結体10の先端部分を案内ローラ39のローラ外周面に適切に巻き掛けることができる。
また、送出ローラ40から送り出されたラベル連結体10の先端位置を検出するラベル先端検出センサ55を備え、送出ローラ40からのラベル連結体10の送出量が所定値となる位置にラベル連結体10の先端が位置することをラベル先端検出センサ55により検出すると、ラベル連結体10の送り出しを停止して、ラベル巻込アーム50によるラベル連結体10の押え込みを行う。これにより、送出ローラ40から送り出されるラベル連結体10の送出量を正確に管理することができるので、ラベル連結体10から順次表示ラベル1を剥がし取る動作においてその都度、ラベル連結体10の先端部分をラベル移送ベルト33に的確に仮接着させることができる。
また、所定値は、一の表示ラベル1(先端の表示ラベル1)を他の表示ラベル1(次位の表示ラベル1)に連結した状態で一の表示ラベル1の接着面6の外部に露出する部分におけるラベル連結方向の長さ寸法L4に設定される。これにより、ラベル連結体10の先端部分を案内ローラ39に巻き掛けるようにラベル巻込アーム50で表示ラベル1を押え込む際、先端の表示ラベル1の接着面6の外部に露出する部分のみを案内ローラ39に巻き掛けることができる。言い換えれば、次位の表示ラベル1における先端の表示ラベル1との連結部分を案内ローラ39に巻き掛けることを回避できる。このため、案内ローラ39のスライド移動によって先端の表示ラベル1をラベル移送ベルト33に剥ぎ取るときに、ラベル移送ベルト33の移動に伴って移動する先端の表示ラベル1が接着面6の連結によって次位の表示ラベル1を引っ張り込んでしまい、先端の表示ラベル1の剥ぎ取りがスムーズに行えなくなる不具合を回避することができる。
なお、ラベル連結体10の送出量における所定値は、長さ寸法L4と同一の値に限定されるものではない。ただし、上記したように次位の表示ラベル1における先端の表示ラベル1との連結部分を案内ローラ39に巻き掛けることを回避して先端の表示ラベル1の剥ぎ取りをスムーズに行わせるには、表示ラベル1の接着面6の外部に露出する部分におけるラベル連結方向の長さ寸法L4以下の値を所定値に設定することが望ましい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これはあくまで例示に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、実施形態中の構成では、表示ラベルの設定寸法として、長手方向の幅寸法L1を約50mm、短手方向の幅寸法L2を約25mm、連結部分のラベル連結方向における長さ寸法L3を約17mm、厚み寸法を約100μmとしているが、これらの数値に限定されるものではない。
1 表示ラベル
3 情報表示面
6 接着面
10 ラベル連結体
20 ラベル貼着装置
21 ラベル移送装置
22 商品移送ベルトコンベア(被着体移送ベルトコンベア)
33 ラベル移送ベルト(第2ベルト)
33a ベルト外面
34 移送駆動ローラ(第2ベルト駆動手段)
35 移送駆動モータ(第2ベルト駆動手段)
36 移送駆動伝達ベルト(第2ベルト駆動手段)
37 第1移送ローラ(第2剥離軸)
39 案内ローラ
40 送出ローラ(第1剥離軸)
41 LMガイド(ローラ移動手段)
47 ローラ移動用モータ(ローラ移動手段)
48 駆動伝達ベルト(ローラ移動手段)
49 ローラ位置検出センサ
50 ラベル巻込アーム(ラベル押込部材)
55 ラベル先端検出センサ
60 ラベル送出ベルト(第1ベルト)
60a ベルト外面
61 送出駆動ローラ(第1ベルト駆動手段)
62 送出駆動モータ(第1ベルト駆動手段)
63 送出駆動伝達ベルト(第1ベルト駆動手段)
S 商品(被着体)

Claims (12)

  1. 表面に情報表示面が形成されるとともに裏面に接着面が形成された表示ラベルに対して一の表示ラベルの接着面を他の表示ラベルの情報表示面に部分的に接着しこれを多数の表示ラベル間で行うことで多数の表示ラベルが帯状に連結されてなるラベル連結体から、表示ラベルを1枚ずつ剥がして被着体に貼り付けるラベル貼付装置において、
    前記ラベル連結体をベルト外面に仮接着させるループ状の第1ベルトと、
    該第1ベルトに回転駆動力を付与して第1ベルトに仮接着された前記ラベル連結体を移送する第1ベルト駆動手段と、
    前記第1ベルトが巻き掛けられるとともにその位置で第1ベルトに仮接着された前記ラベル連結体を剥がして送り出す第1剥離軸と、
    該第1剥離軸から送り出された前記ラベル連結体の先端部分の表面と対向する位置に回転自在に設けられる案内ローラと、
    前記第1剥離軸から送り出された前記ラベル連結体の先端部分を前記案内ローラに巻き掛けるように表示ラベルの接着面側から押え込むラベル押込部材と、
    該ラベル押込部材により押え込まれた前記ラベル連結体の先端に位置する表示ラベルの接着面がベルト外面に仮接着されるループ状の第2ベルトと、
    該第2ベルトに回転駆動力を付与して第2ベルトに仮接着された表示ラベルを移送する第2ベルト駆動手段と、
    前記第2ベルトが巻き掛けられるとともにその位置で第2ベルトに仮接着された表示ラベルを剥がして送り出す第2剥離軸と、
    前記案内ローラを前記第2ベルトによる表示ラベルの移送方向及びその反対方向に進退移動させるローラ移動手段と、
    前記被着体を載置するとともに、前記第2ベルトによる表示ラベルの移送方向に沿いかつ前記第2剥離軸側に向かう方向で第2ベルトの移動速度と合致して移動することで、前記被着体を第2剥離軸から送り出される表示ラベルに向けて移送する被着体移送ベルトコンベアと、を備え、
    前記ラベル押込部材により表示ラベルの接着面を前記第2ベルトに仮接着させた後に、第2ベルトを移動させながら前記ローラ移動手段により前記案内ローラを第2ベルトによる表示ラベルの移送方向に移動させることで、第2ベルトに仮接着された表示ラベルの移動をこれに伴って回転する案内ローラで案内して、前記ラベル連結体から第2ベルトに表示ラベルを剥がし取ることを特徴とするラベル貼付装置。
  2. 前記案内ローラと前記第2ベルトのベルト外面との間には、少なくとも前記表示ラベルの厚さ寸法以上の隙間が設けられる請求項1に記載のラベル貼付装置。
  3. 前記ローラ移動手段は、前記ラベル押込部材により前記ラベル連結体の先端部分が前記案内ローラに巻き掛けられる原点位置から、少なくとも一の表示ラベルを他の表示ラベルに連結した状態の連結部分となる一の表示ラベルの接着面部分のラベル連結方向における長さ寸法と同一の距離まで案内ローラを移動させ、その移動が完了すると前記原点位置に戻すように案内ローラを移動させる請求項1又は請求項2に記載のラベル貼付装置。
  4. 前記案内ローラの位置を検出するローラ位置検出センサを備え、
    前記ローラ移動手段は、前記案内ローラを前記第2ベルトによる表示ラベルの移送方向に移動させた後、前記ローラ位置検出センサにより案内ローラが前記原点位置に位置することを検出するまで、案内ローラを原点位置に戻すように移動させる請求項3に記載のラベル貼付装置。
  5. 前記第1剥離軸から送り出された前記ラベル連結体の先端位置を検出するラベル先端検出センサを備え、
    前記第1剥離軸からの前記ラベル連結体の送出量が所定値となる位置にラベル連結体の先端が位置することを前記ラベル先端検出センサにより検出すると、前記第1ベルト駆動手段によるラベル連結体の送り出しを停止して、前記ラベル押込部材によるラベル連結体の押え込みを行う請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のラベル貼付装置。
  6. 前記所定値は、一の表示ラベルを他の表示ラベルに連結した状態で一の表示ラベルの接着面の外部に露出する部分におけるラベル連結方向の長さ寸法以下に設定される請求項5に記載のラベル貼付装置。
  7. 表面に情報表示面が形成されるとともに裏面に接着面が形成された表示ラベルに対して一の表示ラベルの接着面を他の表示ラベルの情報表示面に部分的に接着しこれを多数の表示ラベル間で行うことで多数の表示ラベルが帯状に連結されてなるラベル連結体から、表示ラベルを1枚ずつ剥がして被着体に貼り付けるラベル貼付方法において、
    第1ベルト駆動手段によりループ状の第1ベルトを移動することで、その第1ベルトのベルト外面に仮接着された前記ラベル連結体を、第1ベルトが巻き掛けられる第1剥離軸によりその位置で剥がして送り出す送出工程と、
    前記第1剥離軸から送り出された前記ラベル連結体の先端部分を、その先端部分の表面と対向する位置に回転自在に設けられる案内ローラに巻き掛けるようにラベル押込部材により表示ラベルの接着面側から押え込むことで、ラベル連結体の先端に位置する表示ラベルの接着面をループ状の第2ベルトのベルト外面に仮接着させる仮接着工程と、
    第2ベルト駆動手段により前記第2ベルトを移動させながら、ローラ移動手段により第2ベルトによる表示ラベルの移送方向及びその反対方向に進退移動される前記案内ローラを第2ベルトによる表示ラベルの移送方向に移動させることで、第2ベルトに仮接着された表示ラベルの移動をこれに伴って回転する案内ローラで案内して、前記ラベル連結体から第2ベルトに表示ラベルを剥がし取る剥取工程と、
    前記第2ベルトが巻き掛けられる第2剥離軸により第2ベルトに仮接着された表示ラベルをその位置で剥がして送り出すとともに、第2ベルトによる表示ラベルの移送方向に沿いかつ前記第2剥離軸側に向かう方向で第2ベルトの移動速度と合致して移動する被着体移送ベルトコンベアに前記被着体を載置してその被着体を第2剥離軸から送り出される表示ラベルに向けて移送することで、表示ラベルを被着体に接着する接着工程と、を備えることを特徴とするラベル貼付方法。
  8. 前記案内ローラと前記第2ベルトのベルト外面との間には、少なくとも前記表示ラベルの厚さ寸法以上の隙間が設けられる請求項7に記載のラベル貼付方法。
  9. 前記ローラ移動手段は、前記ラベル押込部材により前記ラベル連結体の先端部分が前記案内ローラに巻き掛けられる原点位置から、少なくとも一の表示ラベルを他の表示ラベルに連結した状態の連結部分となる一の表示ラベルの接着面部分のラベル連結方向における長さ寸法と同一の距離まで案内ローラを移動させ、その移動が完了すると前記原点位置に戻すように案内ローラを移動させる請求項7又は請求項8に記載のラベル貼付方法。
  10. 前記ローラ移動手段は、前記案内ローラを前記第2ベルトによる表示ラベルの移送方向に移動させた後、案内ローラの位置を検出するローラ位置検出センサにより案内ローラが前記原点位置に位置することを検出するまで、案内ローラを原点位置に戻すように移動させる請求項9に記載のラベル貼付方法。
  11. 前記第1剥離軸からの前記ラベル連結体の送出量が所定値となる位置にラベル連結体の先端が位置することをラベル先端検出センサにより検出すると、前記第1ベルト駆動手段によるラベル連結体の送り出しを停止して、前記ラベル押込部材によるラベル連結体の押え込みを行う請求項7ないし請求項10のいずれか1項に記載のラベル貼付方法。
  12. 前記所定値は、一の表示ラベルを他の表示ラベルに連結した状態で一の表示ラベルの接着面の外部に露出する部分におけるラベル連結方向の長さ寸法以下に設定される請求項11に記載のラベル貼付方法。
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