JP2020023603A - 積層粘着テープ及び積層粘着テープの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】種々の形状の粘着テープを物品に貼り付けられるようにして、デザイン性や装飾効果を高め、物品に貼り付けた後も容易に剥がすことができるようにする。【解決手段】第1のテープ基材10と、第1のテープ基材11の一方に面に積層された第1の粘着層12とを備えた第1の粘着テープ10と、第2のテープ基材21と、第2のテープ基材12の一方の面に積層された第2の粘着層22を備えた第2の粘着テープの一部から形成された転写粘着テープ20とを備え、転写粘着テープ20の第2のテープ基材21が第1の粘着層12に積層されるように第1の粘着テープ10と転写粘着テープ20が積層された積層粘着テープ1であって、転写粘着テープ20は、第2の粘着テープが所定のパターンで打ち抜かれた形状を備えた装飾シールとなっている積層粘着テープ1。【選択図】図1

Description

本発明は、装飾用として、文房具、被服等に貼り付けて使用される積層粘着テープ及び積層粘着テープの製造方法に関するものである。
粘着テープは種々の用途に使用され、封緘や物体同士の接合等のために使用される他、種々の印刷が施されたり種々のパターンに型取りされたりして、装飾用として、文房具、被服等に貼り付けて使用される粘着テープもある。
例えば、特許文献1(特開2015−10123号公報)には、テープ素材の表面に規則的な模様を印刷し、印刷した模様に対応してカッティングローラでテープ素材に切り込みを入れ、切り込みを入れたテープ素材の模様部分を巻き取り、長手方向に沿う縁が非直線であるロール状の粘着テープが開示されている。
しかながら、特許文献1のような印刷された模様に対応して長手方向に沿う縁が非直線である粘着テープでは、長手方向と直角方向の幅を部分的に狭くし過ぎると、巻き取る際の引張り(テンション)によってテープが切れて巻き取ることができず、仮に巻き取ることができたとしても、巻き取ったテープを繰り出して物品に貼り付ける際に幅の狭い部分でテープが切れやすくなる。また、特許文献1の粘着テープは、内側領域を部分的にくり抜いた形状の粘着テープにすることができない。
このため、特許文献1の粘着テープは、長手方向に沿う縁が変化の小さい非直線の単純な形状の粘着テープにしかならず、デザイン性に欠け、装飾効果を十分に発揮できないという問題がある。
次に、装飾用の粘着テープに代わるものとして、マーク転写テープとマーク転写具を用いて、書類、資料、葉書等へのマーキング、図柄付け、持ち物の識別のための模様貼りなど、紙面や平板状の面に、文字や図柄などのマークを付けることも行われている。
例えば、特許文献2(特開2005−17947号公報)には、テープ状の基材の一面に、少なくとも表面保護層、マーク層及び感圧接着層が順に積層されたマーク転写テープ、このマーク転写テープが装着されるマーク転写テープカートリッジ、及びこのマーク転写テープカートリッジが組み込まれたマーク転写テープ具が開示されている。
しかしながら、特許文献2のようなマーク転写テープとマーク転写具を用いた物品へのマーク付けは、マーク転写テープの他にマーク転写具が必要となり、粘着テープを貼り付ける場合に比べて手軽さに欠けるばかりか、物品にはマーク層と感圧接着層等のみが転写され、基材が物品側に貼り付けられないため、一旦物品に転写したマークを除去したり、別のマークに置き換えたりするのが困難であるという問題がある。
ところで、特許文献2のマーク転写テープとは異なり、基材と粘着(接着)層を書類等の物品に転写するものとして、文字や記号を標示するための転写マーキングフィルムや文字修正用の粘着テープもある。
例えば、特許文献3(特開平10−140097号公報)には、表示基材層の一方の面に接着剤層を設け、前記表示基材層の他方の面を支持体層に仮着し、前記表示基材層及び前記接着剤層に、幅方向の切断線を所定間隔ごとに設けた転写マーキング用フィルムテープが開示されている。
しかしながら、特許文献3の転写マーキング用フィルムテープにおいては、表示基材層には予め模様等が印刷されておらず、表示基材層を被接着面に貼付した後、表示基材層に文字や記号をマーキングして標示することから、特許文献3の転写マーキング用フィルムテープは、装飾用として文房具、被服等の物品に貼り付けて使用するものではない。
しかも、特許文献3の転写マーキング用フィルムテープにおいては、幅方向の切断線が所定間隔ごとに設けられているため、非接着面には短冊状の表示基材片をカーブさせて貼り付けて、曲がったラインのマーキングを行うことはできるが、この表示基材片自体を装飾用として使用することはできない。
また、構造物等の塗装工程においては、非塗装面が塗装されないようにするためにマスキングテープが使用されるが、下塗り塗装、仕上げ塗装といった多層塗装用に使用されるマスキングテープもある。
例えば、特許文献4(特開2014−173038号公報)には、下側に粘着剤を塗布したマスキングテープ基材と、該マスキングテープ基材の上側に、粘着剤を塗布し上側に積層したマスキングテープカバー基材よりなり、上記マスキングテープ基材と上記マスキングテープカバー基材の間の粘着剤の塗布は、マスキングテープ基材幅及びマスキングテープカバー基材幅より小さい幅で塗布され、マスキングテープ基材の幅方向端部及びマスキングテープカバー基材の幅方向端部は、粘着剤が塗布されていない空間を設けた多層塗装用のマスキングテープが開示されている。
しかしながら、特許文献4の多層塗装用のマスキングテープは、構造物の塗装面と非塗装面の境界部分に貼り付け、下塗り塗装を行った後、上側のマスキングテープカバー基材を剥がし、上塗り塗装を行った後マスキングテープ基材を剥がすようにして使用されるもので、装飾用として文房具、被服等の物品に貼り付けて使用することはできない。
特開2015−10123号公報 特開2005−17947号公報 特開平10−140097号公報 特開2014−173038号公報
本発明が解決しようとする課題は、粘着テープを装飾用として文房具、被服等の物品に貼り付けて使用するに際し、長手方向と直角方向の幅を部分的に狭くしたり、内側領域を部分的にくり抜いたりしたような種々の形状の粘着テープを物品に貼り付けられるようにして、デザイン性や装飾効果を高め、物品に貼り付けた後も容易に剥がすことができるようにすることである。
請求項1の発明は、第1のテープ基材と、該第1のテープ基材の一方に面に積層された第1の粘着層とを備えた第1の粘着テープと、第2のテープ基材と、該第2のテープ基材の一方の面に積層された第2の粘着層を備えた第2の粘着テープの一部から形成された転写粘着テープとを備え、前記転写粘着テープの前記第2のテープ基材が前記第1の粘着層に積層されるように前記第1の粘着テープと前記転写粘着テープが積層された積層粘着テープであって、前記転写粘着テープは、前記第2の粘着テープが所定のパターンで打ち抜かれた形状を備えた装飾シールとなっている積層粘着テープを提供して、上記課題を解決するものである。
請求項2の発明は、前記第1のテープ基材の前記第1の粘着層が積層されていない面には剥離層が形成され、前記第2の基材の前記第1の粘着剤層側の面には印刷層が形成されている積層粘着テープを提供して、上記課題を解決するものである。
請求項3の発明は、前記第1の粘着剤層と前記印刷層の間には表面保護層が形成されている積層粘着テープを提供して、上記課題を解決するものである。
請求項4の発明は、前記所定のパターンで打ち抜かれた形状は、互いに分離した複数の形状、前記第1の粘着テープの長手方向と直角方向の幅の半分以下の幅の狭幅部分を備えた形状、内側部分がくり抜かれた形状のいずれかの形状を備えている積層粘着テープを提供して、上記課題を解決するものである。
請求項5の発明は、第1のテープ基材と、該第1のテープ基材の一方に面に積層された第1の粘着層とを備えた第1の粘着テープと、第2のテープ基材と、該第2のテープ基材の一方の面に積層された第2の粘着剤層を備えた第2の粘着テープとを備え、
前記第2のテープ基材が前記第1の粘着層に積層されるように前記第1の粘着テープと前記第2の粘着テープが積層された積層粘着テープであって、前記第2の粘着テープの一部は転写粘着テープであり、前記転写粘着テープは、前記第2の粘着テープが所定のパターンで打ち抜かれた形状を備えた装飾シールとなっている積層粘着テープを提供して、上記課題を解決するものである。
請求項6の発明は、前記第1のテープ基材の前記第1の粘着層が積層されていない面には第1の剥離層が形成され、前記第2の基材の前記第1の粘着剤層側の面には印刷層が形成され、前記転写粘着テープの前記印刷層と前記第1の粘着層の間には第2の剥離層が形成されている積層粘着テープを提供して、上記課題を解決するものである。
請求項7の発明は、第1のテープ基材と、該第1のテープ基材の一方に面に積層された第1の粘着層とを備えた第1の粘着テープを生成する工程と、第2のテープ基材と、該第2のテープ基材の一方の面に積層された第2の粘着層を備えた第2の粘着テープを、前記第2のテープ基材が前記第1の粘着層に積層されるように前記第1の粘着テープに積層した積層テープを生成する工程と、前記積層テープの前記第2の粘着テープを所定のパターンで打ち抜いて転写粘着テープを形成する工程と、前記積層テープから前記転写粘着テープを除く第2の粘着テープを剥離して、前記第1の粘着テープの前記第1の粘着層に前記転写粘着テープが積層された積層粘着テープを生成する工程とを備えた積層粘着テープの製造方法を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項8の発明は、第1のテープ基材と、該第1のテープ基材の一方に面に積層された第1の粘着層とを備えた第1の粘着テープを生成する工程と、第2のテープ基材と、該第2のテープ基材の一方の面に積層された第2の粘着層を備えた第2の粘着テープを、前記第2のテープ基材が前記第1の粘着層に積層されるように前記第1の粘着テープに積層した積層テープを生成する工程と、前記積層テープの前記第2の粘着テープを所定のパターンで打ち抜いて転写粘着テープを形成された積層粘着テープを生成する工程とを備えた積層粘着テープの製造方法を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項1に記載の発明の積層粘着テープにおいては、粘着テープを装飾用として文房具、被服等の物品に貼り付けて使用するに際し、長手方向と直角方向の幅を部分的に狭くしたり、内側領域を部分的にくり抜いたりしたような種々の形状の転写粘着テープを物品に転写して貼り付けることができ、デザイン性や装飾効果を高め、物品に転写して貼り付けた後も容易に剥がすことができるという効果を奏する。
請求項2に記載の発明の積層粘着テープにおいては、さらに、剥離層が形成されているため、積層粘着テープをロール状に巻き取った場合のブロッキングを防止でき、印刷層が形成されているため、デザイン性や装飾効果をより高めるという効果を奏する。
請求項3に記載の発明の積層粘着テープにおいては、さらに、表面保護層が形成されているため、転写粘着テープから第1の粘着テープを容易に剥がすことができるという効果を奏する。
請求項4に記載の発明の積層粘着テープは、請求項1乃至請求項4の発明と同様の効果を奏する。
請求項5に記載の発明の積層粘着テープにおいては、粘着テープを装飾用として文房具、被服等の物品に貼り付けて使用するに際し、長手方向と直角方向の幅を部分的に狭くしたり、内側領域を部分的にくり抜いたりしたような種々の形状の転写粘着テープを物品に転写して貼り付けることができ、デザイン性や装飾効果を高め、物品に転写して貼り付けた後も容易に剥がすことができるという効果を奏する。
請求項6に記載の発明の積層粘着テープにおいては、さらに、第1の剥離層が形成されているため、積層粘着テープをロール状に巻き取った場合のブロッキングを防止でき、印刷層が形成されているため、デザイン性や装飾効果をより高めることができ、第2の剥離層が形成されているため、転写粘着テープのみを第1の粘着テープから容易に剥がして転写することができるという効果を奏する。
請求項7に記載の発明の積層粘着テープの製造方法は、請求項1に記載した積層粘着テープを効率よく製造できるという効果を奏する。
請求項8に記載の発明の積層粘着テープの製造方法は、請求項5に記載した積層粘着テープを効率よく製造できるという効果を奏する。
本発明の第1実施形態である3種類の積層粘着テープを表した斜視図である。 図1に示す3種類の積層粘着テープの平面図である。 図2のA1−A1拡大断面図、B1−B1拡大断面図、C1−C1拡大断面図である。 、積層粘着テープ1、2、3を製造するための粘着テープ製造装置の概略構成を表した正面図である。 一方の面(下面)に印刷層、表面保護層、部分的な剥離層が形成されたテープ基材TM2の平面図である。 図5のA2−A2拡大断面図、B2−B2拡大断面図、C1−C1拡大断面図である。 打抜きユニット200において打ち抜かれた状態の積層テープST2の平面図である。 図7のA3−A3拡大断面図、B3−B3拡大断面図、C1−C1拡大断面図である。 粘着テープ剥離ユニット210において、積層粘着テープ1を製造する場合の積層テープST2から積層テープST2が生成される状態を示した正面図である。 第1実施形態の積層粘着テープ1、2、3を物品に貼り付けた後、第1の粘着テープ10、30、50のみを物品から剥がして、転写粘着テープ20、40、60を物品に転写した状態を表した斜視図である。 図10のA4−A4拡大断面図、B4−B4拡大断面図、C4−C4拡大断面図である。 本発明の第2実施形態である積層粘着テープを表した斜視図及びA5−A5拡大断面図である。 第2実施形態の積層粘着テープ4を物品に貼り付けた後、積層粘着テープ4の転写粘着テープ80を除く部分を物品から剥がして、転写粘着テープ80を物品に転写した状態を表した斜視図及びA6−A6拡大断面図である。
[第1実施形態の積層粘着テープの構成]
まず、本発明の第1実施形態の積層粘着テープの構成について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態である3種類の積層粘着テープを表した斜視図、図2は、図1に示す3種類の積層粘着テープの平面図、図3は、図2のA1−A1拡大断面図、B1−B1拡大断面図、C1−C1拡大断面図である。
図中、1、2、3は積層粘着テープ、10、30、50は第1の粘着テープ、20、40、60は転写粘着テープ、11、31、51は第1のテープ基材、12、32、52は第1の粘着層、13、33、53は剥離層、21、41、61は第2のテープ基材、22、42、62は第2の粘着層、23、43、63は印刷層、24、44、64は表面保護層、40aは広幅部、40bは狭幅部、60m、60nは窓部である。
積層粘着テープ1は、図1(a)、図2(a)、図3(a)に示すように、第1の粘着テープ10の上に、転写粘着テープ20を積層した構成となっている。
第1の粘着テープ10は、図3(a)に示すように、第1のテープ基材11と、第1のテープ基材11の一方の面に積層された第1の粘着層12と、第1のテープ基材11の他方の面に形成された剥離層13から構成される。
転写粘着テープ20は、ハート形の形状を備え、長手方向に一定間隔で2列に第1の粘着テープ10上に配置され、隣り合う転写粘着テープ20は、分離している。
転写粘着テープ20は、図3(a)に示すように、第2のテープ基材21と、第2のテープ基材21の一方の面に積層された第2の粘着層22a、22bと、第2のテープ基材21の他方の面に形成された印刷層23と、第1の粘着層12と印刷層23の間に形成された表面保護層24から構成される。
この転写粘着テープ20は、第1の粘着テープ10に積層した第2の粘着テープをハート形の打抜き刃で打ち抜いて、打ち抜いたハート形の部分以外の部分を第1の粘着テープ10から剥がして形成されたものであり、後述するように物品に転写して装飾シールとして使用することができる。
積層粘着テープ2は、図1(b)、図2(b)、図3(b)に示すように、第1の粘着テープ30の上に、転写粘着テープ40を積層した構成となっている。
第1の粘着テープ30は、図3(b)に示すように、第1のテープ基材31と、第1のテープ基材31の一方の面に積層された第1の粘着層32と、第1のテープ基材31の他方の面に形成された剥離層33から構成され、第1の粘着テープ10と同じ構成となっている。
転写粘着テープ40は、長手方向に一定間隔で交互に配置され、連続するひし形の広幅部40aと帯状の狭幅部40bから構成され、狭幅部40bの長手方向と直角方向の幅は、第1の粘着テープ30の長手方向と直角方向の幅の半分以下の4分の1程度となっている。
転写粘着テープ40は、図3(b)に示すように、第2のテープ基材41と、第2のテープ基材41の一方の面に積層された第2の粘着層42と、第2のテープ基材41の他方の面に形成された印刷層43と、第1の粘着層32と印刷層43の間に形成された表面保護層44から構成され、転写粘着テープ20と同じ構成となっている。
この転写粘着テープ40(広幅部40、狭幅部40b)は、第1の粘着テープ30に積層した第2の粘着テープを、広幅部40と狭幅部40bが交互に連続するように配置された形状の打抜き刃で打ち抜いて、広幅部40と狭幅部40b以外の部分を第1の粘着テープ30から剥がして形成されたものであり、転写粘着テープ20と同様に物品に転写して装飾シールとして使用することができる。
積層粘着テープ3は、図1(c)、図2(c)、図3(c)に示すように、第1の粘着テープ50の上に、転写粘着テープ60を積層した構成となっている。
第1の粘着テープ50は、図3(c)に示すように、第1のテープ基材51と、第1のテープ基材51の一方の面に積層された第1の粘着層52と、第1のテープ基材51の他方の面に形成された剥離層53から構成され、第1の粘着テープ10、30と同じ構成となっている。
転写粘着テープ60は、第1の粘着テープ50より長手方向と直角方向の幅の狭い帯状の粘着テープであり、内側部分が窓状にくり抜かれて、長手方向に一定間隔で2列に配置された窓部60m、60nを備えている。
転写粘着テープ60の窓部60m、60n以外の部分は、図3(c)に示すように、第2のテープ基材61と、第2のテープ基材61の一方の面に積層された第2の粘着層62と、第2のテープ基材61の他方の面に形成された印刷層63と、第1の粘着層52と印刷層63の間に形成された表面保護層64から構成され、転写粘着テープ20、40と同じ構成となっている。
この転写粘着テープ60は、第1の粘着テープ50に積層した第2の粘着テープを、帯状の形状の内側に窓部60m、60nに相当する矩形の枠が長手方向に一定間隔で2列に配置された形状の打抜き刃で打ち抜いて、転写粘着テープ60以外の部分を第1の粘着テープ50から剥がして形成されたものであり、転写粘着テープ20、40と同様に物品に転写して装飾シールとして使用することができる。
第1のテープ基材11、31、51には、紙、布、不織布、又は、ポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル等の合成樹脂フィルムが使用されるが、強度、加工適正等の点から、針葉樹パルプ100の紙を使用するのが望ましい。
第1の粘着層12、32、52を形成する粘着剤には、再剥離性の粘着剤、例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤が使用される。
剥離層13、33、53は、直鎖状ポリマー等からなるシリコーン剥離剤等の軽剥離剤により形成される。この剥離層13、33、53は、積層粘着テープ1、2、3を巻き取ってロール状として、積層粘着テープ1、2、3を繰り出す場合に、重ね合わされる剥離層13、33、53と第2の粘着層22、42、62が容易に剥がれるようにし、第2の粘着層22、42、62の一部が重ね合わされていた側の面に付着するというブロッキングを防止するためのものである。
第2のテープ基材21、41、61には、第1のテープ基材11、31、51と同様に、紙、布、不織布、又は、ポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル等の合成樹脂フィルムが使用され、強度、印刷加工適正等の点から、針葉樹パルプ100の紙を使用するのが望ましい。
第2の粘着層22、42、62を形成する粘着剤には、第1の粘着層12、32、52と同様に、再剥離性のゴム系粘着剤、再剥離性のアクリル系粘着剤等が使用される。
印刷層23、43、63は、オフセット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、インクジェット、静電印刷等の各種印刷法で形成される。
この場合、第2のテープ基材21、41、61の他方の面に形成される印刷層は、印刷層23、43、63のように、第2のテープ基材21、41、61の全面に形成されるものに限定されず、第2のテープ基材21、41、61の他方の面に部分的に形成される模様のようなものであってもよい。
表面保護層24、44、64には、水性エマルジョンタイプのマットニス、例えば、セルロース系、ポリアミド系、アクリル系、ウレタン系等の樹脂系を用いたグロスニスとこれらに酸化珪素・炭酸カルシウム・タルク等のマット剤を添加したマットニスが使用される。この表面保護層24、44、64は、第1の粘着テープ10、30、50から転写粘着テープ20、40、60を剥がし易くすると共に、転写粘着テープ20、40、60を装飾シールとして文房具、被服等に転写して貼り付けて使用する場合に印刷層23、43、63の表面を保護するためのものである。
[第1実施形態の積層粘着テープの製造方法]
図4は、第1実施形態の積層粘着テープ1、2、3を製造するための粘着テープ製造装置の概略構成を表した正面図であり、図中、100は粘着テープ製造装置、110、140はテープ基材供給ユニット、120は剥離剤塗布ユニット、130、190は粘着剤塗布ユニット、150、160、170はオフセット印刷ユニット、180は貼り合せユニット、200は打抜きユニット、210は粘着テープ剥離ユニット、220は台紙供給ユニット、230は台紙巻取りユニット、240は積層粘着テープ巻取りユニット、121、131、191は塗布液供給ローラー、122、132、192は塗布ローラー、123、133、193は押えローラー、124、134、194は塗布液供給パン、151、161、171は版胴、152、162、172はブランケット胴、153、163、173は圧胴、154、164、174はインキング装置、181、182、211、212はニップローラー、195は漬けローラー、201は打抜きローラー、202は受けローラー、GRはガイドローラー、MR1、MR2、MR3は巻取材、TM1、TM2はテープ基材、ST1、ST2、ST3は積層テープ、DR1、DR2は巻取台紙、DM1、DM2は台紙である。
粘着テープ製造装置100は、図4に示すように、左から順に水平方向に配置されたテープ基材供給ユニット140、オフセット印刷ユニット150、160、170と、貼り合せユニット180、粘着剤塗布ユニット190、打抜きユニット200、粘着テープ剥離ユニット210、積層粘着テープ巻取りユニット240と、オフセット印刷ユニット150等の下方に配置されたテープ基材供給ユニット110、剥離剤塗布ユニット120、粘着剤塗布ユニット130と、粘着テープ剥離ユニット210の上方に配置された台紙供給ユニット220、台紙巻取りユニット230とから構成される。
以下、粘着テープ製造装置100を使用した積層粘着テープ1、2、3の製造方法について説明する。
積層粘着テープ1、2、3の製造方法は、テープ基材TM1に剥離剤、粘着剤を塗布して第1の粘着テープを製造する第1の工程、テープ基材TM2に印刷層、表面保護層、剥離層を形成する第2の工程、第1の粘着テープと印刷層、表面保護層、剥離層が形成されたテープ基材TM2を貼り合せ、粘着剤の塗布、打ち抜き等を行って積層粘着テープ1、2、3を製造する第3の工程からなる。
[第1の工程]
まず、テープ基材供給ユニット110の巻取材MR1からテープ基材TM1が繰り出されて剥離剤塗布ユニット120に送られる。テープ基材TM1は、第1のテープ基材11、31、51となるものである。
剥離剤塗布ユニット120においては、塗布液供給パン124内の剥離剤(軽剥離剤)が塗布液供給ローラー121から塗布ローラー122に供給されており、テープ基材TM1が、塗布ローラー122と押えローラー123の間に挟み込まれ、テープ基材TM1の下面が回転する塗布ローラー122に押し付けられる。これにより、テープ基材TM1の一方の面(下面)に剥離剤が塗布され、テープ基材TM1(第1のテープ基材11、31、51)の一方の面に、剥離層13、33、53が形成される。
次いで、テープ基材TM1は、粘着剤塗布ユニット130に送られる。
粘着剤塗布ユニット130においては、塗布液供給パン134内の粘着剤が塗布液供給ローラー131から塗布ローラー132に供給されており、テープ基材TM1が、塗布ローラー132と押えローラー133の間に挟み込まれ、テープ基材TM1の他方の面が回転する塗布ローラー133に押し付けられる。これにより、テープ基材TM1の他方の面に粘着剤が塗布され、テープ基材TM1(第1のテープ基材11、31、51)の他方の面に、第1の粘着層12、32、52が形成される。
このようにして第1の粘着テープ10、30、50が製造される。
[第2の工程]
まず、テープ基材供給ユニット140の巻取材MR2からはテープ基材TM2が繰り出されてオフセット印刷ユニット150に送られる。テープ基材TM2は、第2のテープ基材21、41、61となるものである。
オフセット印刷ユニット150においては、インキ壺と多数のインキローラー等からなるインキング装置154(図4ではインキング装置154のインキローラーの多くを省略して示してあり、インキング装置164、174も同様である。)から印刷インキが版胴151、ブランケット胴152に供給されており、テープ基材TM2が、ブランケット胴152と圧胴153の間に挟み込まれ、テープ基材TM2の下面が回転するブランケット胴152に押し付けられる。これにより、テープ基材TM2の下面にオフセット印刷が施され、テープ基材TM2(第2のテープ基材21、41、61)の一方の面(下面)に、印刷層23、43、63が形成される。
このようにして印刷層が形成されたテープ基材TM2は、オフセット印刷ユニット160に送られる。
オフセット印刷ユニット160においては、インキング装置164からマットニスが版胴161、ブランケット胴162に供給されており、テープ基材TM2が、ブランケット胴162と圧胴163の間に挟み込まれ、テープ基材TM2の下面が回転するブランケット胴162に押し付けられる。これにより、テープ基材TM2の下面の印刷層の上にマットニスが塗布され、テープ基材TM2(第2のテープ基材21、41、61)の一方の面に形成された印刷層の上に表面保護層24、44、64が形成される。
このようにして印刷層、表面保護層が形成されたテープ基材TM2は、オフセット印刷ユニット170に送られる。
オフセット印刷ユニット170においては、インキング装置174から、剥離剤塗布ユニット120で使用される剥離剤と同じ軽剥離剤が版胴171、ブランケット胴172に供給されており、テープ基材TM2が、ブランケット胴172と圧胴173の間に挟み込まれ、テープ基材TM2の下面が回転するブランケット胴172に押し付けられる。
これにより、テープ基材TM2(第2のテープ基材21、41、61)の下面の表面保護層の上の粘着テープ剥離ユニット220で剥がされる部分のみに剥離剤(軽剥離剤)が塗布され、部分的に剥離層が形成される。
図5は、一方の面(下面)に印刷層、表面保護層、部分的な剥離層が形成されたテープ基材TM2(第2のテープ基材21、41、61)の平面図であり、同図(a)、(b)、(c)は、それぞれ図1(a)、(b)、(c)に示す積層粘着テープ1、2、3を製造する場合のテープ基材TM2を表し、図6は、図5のA2−A2拡大断面図、B2−B2拡大断面図、C1−C1拡大断面図である。
図中、25、45、65は剥離層、PA1、PB1、PB2、PC1、PC2、PC3、PC4、QA1、QB1、QC1は表面保護層の下面(剥離層側の面)の領域である。
積層粘着テープ1を製造する場合、図5(a)、図6(a)に示すように、印刷層23と表面保護層24が形成されたテープ基材21(TM2)の表面保護層24の下面のうち、ハート形の領域QA1を除く領域PA1に、剥離剤が塗布されて剥離層25が形成される。ハート形の領域QA1は、図1(a)、図2(a)に示す転写粘着テープ20に対応するものである。
積層粘着テープ2を製造する場合、図5(b)、図6(b)に示すように、印刷層43と表面保護層44が形成されたテープ基材41(TM2)の表面保護層44の下面のうち、中央部のひし形の広幅部と帯状の狭幅部からなる領域QB1を除く領域PB1と領域PB2に、剥離剤が塗布されて剥離層45が形成される。ひし形の広幅部と帯状の狭幅部からなる領域QB1は、図1(b)、図2(b)に示す転写粘着テープ40に対応するものである。
積層粘着テープ3を製造する場合、図5(c)、図6(c)に示すように、印刷層63と表面保護層64が形成されたテープ基材61(TM2)の表面保護層64の下面のうち、テープ基材61の側縁側の帯状の領域PC1、PC2と中央部の窓状の領域PC3、PC4に、剥離剤が塗布されて剥離層45が形成される。領域PC1、PC2、PC3、PC4を除く領域QC1は、図1(c)、図2(c)に示す転写粘着テープ60に対応するものである。
[第3の工程]
第1の工程を経たテープ基材TM1と第2の工程を経たテープ基材TM2は、貼り合せユニット180に送られ、ニップローラー181とニップローラー182の間に挟み込まれ、テープ基材TM1上の粘着層(第1の粘着層12、32、52)の面とテープ基材TM2上の剥離層(剥離層25、45、65)の面が重ね合されて、テープ基材TM1とテープ基材TM2が貼り合わされた積層テープST1が生成され、この積層テープST1は、粘着剤塗布ユニット190に送られる。
粘着剤塗布ユニット190においては、塗布液供給パン194内の粘着剤が漬けローラー195を介して塗布液供給ローラー191から塗布ローラー192に供給されており、積層テープST1が、塗布ローラー192と押えローラー193の間に挟み込まれ、積層テープST1の上側の面(テープ基材TM2の印刷層23、43、63が形成されていない面)が回転する塗布ローラー192に押し付けられる。これにより、積層テープST1のテープ基材TM2の上側の面に粘着剤が塗布され、テープ基材TM2の上側の面に、第2の粘着層22、42、62が形成された積層テープST2が生成される。
この積層テープST2は、第1の粘着テープ10、30、50の第1の粘着層12、32、52の上に、転写粘着テープ20、40、60を含む第2の粘着テープが積層された構成となっている。
このようにして積層テープST1上に第2の粘着層が形成された積層テープST2は、打抜きユニット200に送られる。
打抜きユニット200においては、転写粘着テープ20、40、60の形状を備えた打抜き刃(図示せず)が打抜きローラー201に取り付けられており、積層テープST2が、打抜きローラー201と受けローラー202の間に挟み込まれ、積層テープST2の転写粘着テープ20、40、60に相当する部分、すなわち、第1の粘着テープ10、30、50(第1のテープ基材11、31、51)より上の剥離層25、45、65が形成された部分のみが打抜き刃により打ち抜かれる。この場合の打抜きは、第1の粘着テープ10、30、50(第1のテープ基材11、31、51)を打ち抜かず、第2の粘着テープの部分のみを打抜く、いわゆるハーフカットである。
このようにして転写粘着テープに相当する部分が打ち抜かれた積層テープST2は、粘着テープ剥離ユニット210に送られる。
粘着テープ剥離ユニット210においては、台紙供給ユニット220の巻取台紙DR1から繰り出されるフィルム等の台紙DM1と積層テープST2が、ニップローラー211とニップローラー212の間に挟み込まれて、積層テープST2の第2の粘着層が台紙DM1に押し付けられて積層テープST2と台紙DM1が貼着された後、積層テープST2から台紙DM1とが剥がされる。
このとき転写粘着テープ20、40、60を含む第2の粘着テープのうち剥離層25、45、65が形成された部分が、積層テープST2から剥がされて台紙DM1側に貼着する。
これにより、第1の粘着テープ10、30、50の第1の粘着層12、32、52上に、転写粘着テープ20、40、60が積層された積層テープST3が生成され、生成された積層テープST3は、積層粘着テープ巻取りユニット240に送られ、巻取材MR3として巻き取られる。
この積層テープST3は、積層粘着テープ1、2、3となるものである。
一方、台紙DM1に第2の粘着テープの一部(剥離層325、345、365が形成された部分)が貼着された台紙DM2は、台紙巻取りユニット230で巻取台紙DR2として巻き取られる。
このようにして第1実施形態の積層粘着テープ1、2、3が製造される。
図7は、打抜きユニット200において打ち抜かれた状態の積層テープST2の平面図であり、同図(a)、(b)、(c)は、それぞれ図1(a)、(b)、(c)に示す積層粘着テープ1、2、3を製造する場合の打ち抜かれた状態の積層テープST2を表し、図8は、図7のA3−A3拡大断面図、B3−B3拡大断面図、C1−C1拡大断面図である。
図中、20T、40T、60Tは第2の粘着テープ、KA1、KB1、KB2、KC1、KC2、KC3、KC4は切込みである。
積層粘着テープ1を製造する場合、図7(a)、図8(a)に示すように、積層テープST2の第1の粘着テープ10に積層された第2の粘着テープ20T、すなわち、第2のテープ基材21の上面に第2の粘着層22が積層され、第2のテープ基材21の下面に印刷層23、表面保護層24、剥離層25が積層された第2の粘着テープ20Tが打ち抜かれて、ハート形の切込みKA1が形成される。
このハート形の切込みKA1により、転写粘着テープ20が形成される。
積層粘着テープ2を製造する場合、図7(b)、図8(b)に示すように、積層テープST2の第1の粘着テープ30に積層された第2の粘着テープ40T、すなわち第2のテープ基材41の上面に第2の粘着層42が積層され、第2のテープ基材41の下面に印刷層43、表面保護層44、剥離層45が積層された第2の粘着テープ40Tが打ち抜かれて、切込みKB1、KB2が形成される。
この切込みKB1、KB2により、転写粘着テープ40を構成する広幅部40a、狭幅部40bが形成される。
積層粘着テープ3を製造する場合、図7(c)、図8(c)に示すように、積層テープST2の第1の粘着テープ50に積層された第2の粘着テープ60T、すなわち、第2のテープ基材61の上面に第2の粘着層62が積層され、第2のテープ基材61の下面に印刷層63、表面保護層64、剥離層65が積層された第2の粘着テープ60Tが打ち抜かれて、切込みKC1、KC2、KC3、KC4が形成される。
この切込みKC1、KC2、KC3、KC4により、転写粘着テープ60が形成される。
図9は、粘着テープ剥離ユニット210において、積層粘着テープ1を製造する場合の積層テープST2から積層テープST2が生成される状態を示した正面図であり、図中、20Zは残渣粘着テープである。
粘着テープ剥離ユニット210においては、第1の粘着テープ10と第2粘着テープ20Tが積層された積層テープST2が、ニップローラー211とニップローラー212の間を通過する際に、積層テープST2の第2の粘着層22に台紙DM1が押し付けられて、積層テープST2に台紙DM1が貼り付けられた後、積層テープST2から台紙DM1が剥がされる。
このとき、図9に示すように、第2の粘着テープ20Tのうち剥離層25が形成されていない領域にある転写粘着テープ20は、第1の粘着テープ10に貼着した状態を保ち、第2の粘着テープ20Tのうち剥離層25が形成されている領域にある残渣粘着テープ20Zが第1の粘着テープ10から剥がれて台紙DM1側に貼着する。
このようにして、積層テープST2から残渣粘着テープ20Zが剥がされて、積層粘着テープ1となる積層テープST3が生成される。
[第1実施形態の積層粘着テープの使用方法]
次に、第1実施形態の積層粘着テープ1、2、3の使用方法について説明する。
まず、積層粘着テープ1、2、3の転写粘着テープ20、40、60側の面を文房具等の物品の表面に重ね合せ、第2の粘着層22、42、62により、積層粘着テープ1、2、3を物品の表面に貼り付ける。
次いで、積層粘着テープ1、2、3から第1の粘着テープ10、30、50を剥がす。転写粘着テープ20、40、60の表面保護層24、44、64と第1の粘着層12、32、52は弱接着となっているので、転写粘着テープ20、40、60が物品に貼り付いた状態で、第1の粘着テープ10、30、50を転写粘着テープ20、40、60から剥がすことができ、転写粘着テープ20、40、60を物品に転写することができる。
図10は、第1実施形態の積層粘着テープ1、2、3を物品に貼り付けた後、第1の粘着テープ10、30、50のみを物品から剥がして、転写粘着テープ20、40、60を物品に転写した状態を表した斜視図であり、図11は、図10のA4−A4拡大断面図、B4−B4拡大断面図、C4−C4拡大断面図であり、図中、300は物品である。
図10(a)、図11(a)に示すように物品300の表面には、複数の転写粘着テープ20が、第2の粘着層22により貼り付けられている。
この物品300の表面に転写して貼り付けられた転写粘着テープ20は、一定間隔で2列に配置された複数のハート形の装飾シールとして機能し、第2のテープ基材21を備えているため、物品300から容易に剥がすことができる。
図10(b)、図11(b)に示すように物品300の表面には、転写粘着テープ40が、第2の粘着層42により貼り付けられている。
この物品300の表面に転写して貼り付けられた転写粘着テープ40は、長手方向に一定間隔で交互に配置され、連続するひし形の広幅部40aと帯状の狭幅部40bから構成される形状の装飾シールとして機能し、第2のテープ基材41を備えているため、転写粘着テープ20と同様に、物品300から容易に剥がすことができる。
図10(c)、図11(c)に示すように物品400の表面には、転写粘着テープ60が、第2の粘着層62により貼り付けられている。
この物品300の表面に転写して貼り付けられた第2の粘着テープ60は、長手方向と直角方向の幅の狭い帯状で、内側部分が窓状にくり抜かれて、長手方向に一定間隔で2列に配置された窓部60m、60nを備えた形状の装飾シールとして機能し、第2のテープ基材61を備えているため、転写粘着テープ20、40と同様に、物品300から容易に剥がすことができる。
また、物品300に転写して貼り付けられた転写粘着テープ20、40、60の最外層は、表面保護層24、44、64となっており、軽剥離層となっていないため、ボールペン等の筆記具で筆記することができる。
[第2実施形態の積層粘着テープの構成]
本発明の第2実施形態の積層粘着テープの構成について説明する。
図12(a)は、本発明の第2実施形態である積層粘着テープを表した斜視図、同図(b)は、同図(a)のA5−A5拡大断面図である。
図中、4は積層粘着テープ、70は第1の粘着テープ、71は第1のテープ基材、72は第1の粘着層、73は第1の剥離層、80は転写粘着テープ、80Tは第2の粘着テープ、80kは切込み、81は第2のテープ基材、82は第2の粘着層、83は印刷層、85は第2の剥離層である。
積層粘着テープ4は、第1の粘着テープ70の上に、第2の粘着テープ80Tを積層した構成となっている。
第1の粘着テープ70は、図12(b)に示すように、第1のテープ基材71と、第1のテープ基材71の一方の面に積層された第1の粘着層72と、第1のテープ基材71の他方の面に形成された第1の剥離層73から構成される。
第2の粘着テープ80Tは、図12(b)に示すように、第2のテープ基材81と、第2のテープ基材81の一方の面に積層された第2の粘着層82と、第2のテープ基材81の他方の面に形成された印刷層83と、印刷層83と第1の粘着層82の間に部分的に形成された第2の剥離層85から構成される。
そして、第2の粘着テープ80の一部は、図12(a)に示すように、長手方向に一定間隔で2列に配置されたハート形の転写粘着テープ80となっている。
転写粘着テープ80は、第2の粘着テープ80Tをハート形の打抜き刃で打ち抜いて形成された切込み80kにより囲われている。
切込み80kは、第2の粘着テープ80Tの各層を貫通し、第1のテープ基材71までは到達しない、いわゆるハーフカットの打抜きにより形成されたものであり、切込み80kで囲まれた部分の印刷層83と第1の粘着層82の間には、第2の剥離層85が形成されている。
これにより、転写粘着テープ80は、第1の粘着テープ70から容易に分離し、物品に転写して装飾シールとして使用することができる。
なお、第2実施形態の積層粘着テープに設けられる転写粘着テープの形状は、図12に示す転写粘着テープ80のような分離したものに限定されず、第1実施形態の転写粘着テープ40、60のような広幅部と狭幅部を備えた連続した形状、内側部分をくり抜いた帯形状、その他装飾シールとして使用できる形状であればよい。
第1の粘着テープ70を構成する第1のテープ基材71と第1の粘着層72には、第1実施形態の積層粘着テープ1、2、3と構成する第1のテープ基材11、31、51と第1の粘着層12、32、52と同じ材料が使用され、第1の剥離層73には、積層粘着テープ1、2、3の剥離層13、33、53と同じ材料が使用される。
第2の粘着テープ80Tを構成する第2のテープ基材81と第2の粘着層82には、第1実施形態の積層粘着テープ1、2、3と構成する第2のテープ基材21、41、61と第2の粘着層22、42、62と同じ材料が使用され、印刷層83は、積層粘着テープ1、2、3の印刷層23、43、63と同じ方法で形成され、第2のテープ基材81の他方の面に部分的に形成される模様のようなものであってもよい。
第2の剥離層85には、第1の剥離層73を形成する剥離剤と同じ剥離剤、すなわち、積層粘着テープ1、2、3の剥離層13、33、53を形成する軽剥離剤が使用される。
[第2実施形態の積層粘着テープの製造方法]
第2実施形態の積層粘着テープ4は、第1実施形態の積層粘着テープ1、2、3を製造する粘着テープ製造装置100から、オフセット印刷ユニット160、粘着テープ剥離ユニット210、台紙供給ユニット220及び台紙巻取りユニット230を除いた装置により製造される。
以下、積層粘着テープ4の製造方法について説明する。
積層粘着テープ4の製造方法は、第1のテープ基材71に剥離剤、粘着剤を塗布して第1の粘着テープを製造する第1’の工程、第2のテープ基材81に印刷層、第2の剥離層を形成する第2’の工程、第1の粘着テープと印刷層、第2の剥離層が形成された第2のテープ基材81を貼り合せ、粘着剤の塗布、打ち抜き等を行って積層粘着テープ4を製造する第3’の工程からなる。
[第1’の工程]
第1’の工程は、積層粘着テープ1、2、3の製造する第1の工程と同じである。
すなわち、テープ基材供給ユニット110の巻取材MR1からテープ基材TM1(第1のテープ基材71)が繰り出されて剥離剤塗布ユニット120に送られ、剥離剤塗布ユニット120において、テープ基材TM1(第1のテープ基材71)の一方の面(下面)に剥離剤が塗布され、第1のテープ基材71の一方の面に、第1の剥離層73が形成される。
次いで、テープ基材TM1(第1のテープ基材71)は、粘着剤塗布ユニット130に送られ、粘着剤塗布ユニット130において、テープ基材TM1(第1のテープ基材71)の他方の面に粘着剤が塗布され、第1のテープ基材71の他方の面に、第1の粘着層72が形成される。
る。
このようにして第1の粘着テープ70が製造される。
[第2’の工程]
まず、テープ基材供給ユニット140の巻取材MR2からテープ基材TM2(第2のテープ基材81)が繰り出されてオフセット印刷ユニット150に送られ、オフセット印刷ユニット150において、テープ基材TM2(第2のテープ基材81)の下面にオフセット印刷が施され、第2のテープ基材81の一方の面(下面)に印刷層83が形成される。
次いで、印刷層83が形成されたテープ基材TM2(第2のテープ基材81)は、オフセット印刷ユニット170に送られ、オフセット印刷ユニット170において、テープ基材TM2(第2のテープ基材81)の下面の印刷層83の上の装飾シール80a、80bとなる部分のみに剥離剤(軽剥離剤)が塗布され、第2の剥離層85が形成される。
すなわち、第1実施形態の積層粘着テープ1を製造する場合、テープ基材21(TM2)の表面保護層24の下面のうち、ハート形の領域QA1を除く領域PA1に、剥離剤が塗布されて剥離層25が形成されるが(図5(a)、図6(a)参照)、第2実施形態の積層粘着テープ4を製造する場合、テープ基材TM2(第2のテープ基材81)の下面の印刷層83の転写粘着テープ80となるハート形の領域(ハート形の領域QA1に相当する領域)に剥離剤が塗布され、第2の剥離層85が形成される。
[第3’の工程]
第3’の工程における第1の粘着テープと第2のテープ基材81の貼合せ、粘着剤の塗布、打抜きの工程は、積層粘着テープ1を製造する第3工程における第1の粘着テープとテープ基材TM2の貼り合せ、粘着剤の塗布、打抜きの工程と同じである。
すなわち、第1’の工程を経たテープ基材TM1(第1のテープ基材71)と第2’の工程を経たテープ基材TM2(第2のテープ基材81)は、貼り合せユニット180に送られ、テープ基材TM1(第1のテープ基材71)とテープ基材TM2(第2のテープ基材81)が貼り合わされた積層テープST1’が生成され、この積層テープST1’は、粘着剤塗布ユニット190に送られる。
粘着剤塗布ユニット190においては、積層テープST1’のテープ基材TM2(第2のテープ基材81)の上側の面に粘着剤が塗布され、テープ基材TM2(第2のテープ基材81)の上側の面に第2粘着層82が形成された積層テープST2’が生成される。
積層テープST2’は、打抜きユニット200に送られ、打抜きユニット200において、第1の粘着テープ70(第1のテープ基材71)より上の第2の粘着テープ80Tが打抜き刃により打ち抜かれて切込み80kが形成される。この切込み80kで囲われた部分が、転写粘着テープ80となる。
この後、切込み80k(転写粘着テープ80)が形成された積層テープST3’は、積層粘着テープ巻取りユニット240に送られ、巻取材MR3として巻き取られる。
このようにして第2実施形態の積層粘着テープ4が製造される。
[第2実施形態の積層粘着テープの使用方法]
次に、第2実施形態の積層粘着テープ4の使用方法について説明する。
まず、積層粘着テープ4の第2の粘着テープ80T側の面を文房具等の物品の表面に重ね合せ、第2の粘着層82により積層粘着テープ4を物品の表面に貼り付ける。
次いで、積層粘着テープ4を物品から剥がす。
このとき、第2の粘着テープ80Tのうち転写粘着テープ80の周囲には切込み80kが形成され、印刷層83と第1の粘着層72の間の転写粘着テープ80がある部分には第2の剥離層85が形成されているため、転写粘着テープ80が物品に貼着した状態で第1の粘着テープ70から剥がれ、積層粘着テープ4の転写粘着テープ80を除く部分が物品から剥がされ、転写粘着テープ80が物品に転写される。
図13(a)は、第2実施形態の積層粘着テープ4を物品に貼り付けた後、積層粘着テープ4の転写粘着テープ80を除く部分を物品から剥がして、転写粘着テープ80を物品に転写した状態を表した斜視図であり、同図(b)は、同図(a)のA6−A6拡大断面図である。
図13に示すように物品300の表面には、転写粘着テープ80が、第2の粘着層82により貼り付けられている。
この物品300の表面に転写して貼り付けられた転写粘着テープ80は、一定間隔で2列に配置された複数のハート形の装飾シールとして機能し、積層粘着テープ1の転写粘着テープ20と同様に、第2のテープ基材81を備えているため、物品300から容易に剥がすことができる。
なお、転写粘着テープ80の最外層は、第2の剥離層85となっている点で、最外層が表面保護層24となっている積層粘着テープ1の転写粘着テープ20とは異なっている。
本発明の積層粘着テープは、粘着テープを装飾用として使用するに際し、長手方向と直角方向の幅を部分的に狭くしたり、内側領域を部分的にくり抜いたりしたような種々の形状の粘着テープを物品に貼り付けられるようにして、デザイン性や装飾効果を高め、物品に貼り付けた後も容易に剥がすことができ、文房具、被服等の物品に貼り付けて使用することができる。
1、2、3、4 積層粘着テープ
10、30、50、70 第1の粘着テープ
20、40、60、80 転写粘着テープ
20T、40T、60T、80T 第2の粘着テープ
11、31、51、71 第1のテープ基材
12、32、52、72 第1の粘着層
13、33、53 剥離層
21、41、61、81 第2のテープ基材
22、42、62、82 第2の粘着層
23、43、63、83 印刷層
24、44、64 表面保護層
40a 広幅部
40b 狭幅部
60m、60n 窓部
73 第1の剥離層
80k 切込み
85 第2の剥離層
100 粘着テープ製造装置
110、140 テープ基材供給ユニット
120 剥離剤塗布ユニット
130、190 粘着剤塗布ユニット
150、160、170 オフセット印刷ユニット
180 貼り合せユニット
200 打抜きユニット
210 粘着テープ剥離ユニット
220 台紙供給ユニット
230 台紙巻取りユニット
240 積層粘着テープ巻取りユニット
121、131、191 塗布液供給ローラー
122、132、192 塗布ローラー
123、133、193 押えローラー
124、134、194 塗布液供給パン
151、161、171 版胴
152、162、172 ブランケット胴
153、163、173 圧胴
154、164、174 インキング装置
181、182、211、212 ニップローラー
195 漬けローラー
201 打抜きローラー
202 受けローラー
300 物品
GR ガイドローラー
MR1、MR2、MR3 巻取材
TM1、TM2 テープ基材
ST1、ST2、ST3 積層テープ
DR1、DR2 巻取台紙
DM1、DM2 台紙

Claims (8)

  1. 第1のテープ基材と、該第1のテープ基材の一方に面に積層された第1の粘着層とを備えた第1の粘着テープと、
    第2のテープ基材と、該第2のテープ基材の一方の面に積層された第2の粘着層を備えた第2の粘着テープの一部から形成された転写粘着テープと
    を備え、
    前記転写粘着テープの前記第2のテープ基材が前記第1の粘着層に積層されるように前記第1の粘着テープと前記転写粘着テープが積層された積層粘着テープであって、
    前記転写粘着テープは、前記第2の粘着テープが所定のパターンで打ち抜かれた形状を備えた装飾シールとなっていること
    を特徴とする積層粘着テープ。
  2. 前記第1のテープ基材の前記第1の粘着層が積層されていない面には第1の剥離層が形成され、前記第2の基材の前記第1の粘着剤層側の面には印刷層が形成されていることを特徴とする請求項1記載の積層粘着テープ。
  3. 前記第1の粘着剤層と前記印刷層の間には表面保護層が形成されていることを特徴とする請求項2記載の積層粘着テープ。
  4. 前記所定のパターンで打ち抜かれた形状は、互いに分離した複数の形状、前記第1の粘着テープの長手方向と直角方向の幅の半分以下の幅の狭幅部分を備えた形状、内側部分がくり抜かれた形状のいずれかの形状を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載した積層粘着テープ。
  5. 第1のテープ基材と、該第1のテープ基材の一方に面に積層された第1の粘着層とを備えた第1の粘着テープと、
    第2のテープ基材と、該第2のテープ基材の一方の面に積層された第2の粘着剤層を備えた第2の粘着テープと
    を備え、
    前記第2のテープ基材が前記第1の粘着層に積層されるように前記第1の粘着テープと前記第2の粘着テープが積層された積層粘着テープであって、
    前記第2の粘着テープの一部は転写粘着テープであり、
    前記転写粘着テープは、前記第2の粘着テープが所定のパターンで打ち抜かれた形状を備えた装飾シールとなっていること
    を特徴とする積層粘着テープ。
  6. 前記第1のテープ基材の前記第1の粘着層が積層されていない面には第1の剥離層が形成され、前記第2の基材の前記第1の粘着剤層側の面には印刷層が形成され、前記転写粘着テープの前記印刷層と前記第1の粘着層の間には第2の剥離層が形成されていることを特徴とする請求項5記載の積層粘着テープ。
  7. 第1のテープ基材と、該第1のテープ基材の一方に面に積層された第1の粘着層とを備えた第1の粘着テープを生成する工程と、
    第2のテープ基材と、該第2のテープ基材の一方の面に積層された第2の粘着層を備えた第2の粘着テープを、前記第2のテープ基材が前記第1の粘着層に積層されるように前記第1の粘着テープに積層した積層テープを生成する工程と、
    前記積層テープの前記第2の粘着テープを所定のパターンで打ち抜いて転写粘着テープを形成する工程と、
    前記積層テープから前記転写粘着テープを除く第2の粘着テープを剥離して、前記第1の粘着テープの前記第1の粘着層に前記転写粘着テープが積層された積層粘着テープを生成する工程と
    を備えたことを特徴とする積層粘着テープの製造方法。
  8. 第1のテープ基材と、該第1のテープ基材の一方に面に積層された第1の粘着層とを備えた第1の粘着テープを生成する工程と、
    第2のテープ基材と、該第2のテープ基材の一方の面に積層された第2の粘着層を備えた第2の粘着テープを、前記第2のテープ基材が前記第1の粘着層に積層されるように前記第1の粘着テープに積層した積層テープを生成する工程と、
    前記積層テープの前記第2の粘着テープを所定のパターンで打ち抜いて転写粘着テープを形成された積層粘着テープを生成する工程と
    を備えたことを特徴とする積層粘着テープの製造方法。
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